めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

トラブルいっぱい福島原発(5月4週)―汚染水漏れ容器に不良部品―

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、5月3週(5月17日から22日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.汚染水漏れ容器に不良部品
福島第一では汚染水中の一部の放射性物質を分離し東電がHIC(High Integnty Container)(2)と名ずけた容器に保管しています(3)。
汚染水処理系-全体-
 ※(3)を転載
 図―1 福島第一原発汚染水処理系

 汚染水を処理装置の一つに多核種除去設備(ALPS)があります。多核種除去設備で汚染水を処理すれば、汚染水のカスがどんどん出て来ます。これをHICと呼ばれる容器に保管しています(4)。HICに入れられた「カス」の放射線は非常に高くなります。放射線は分子を分解し、例えば水に当てると水素などのガスが出てくるそうです(5)。HIC内のカスは汚染水から分離したものですから「水分」を含んで居ます。実際にHIC内では水素が発生しています(7)。このままだとHIC内に水素が溜り「水素爆発」なんてことも想定されます。
 このような事を避けるためだと思いますが、HICの蓋はガス抜き用の穴(ベント孔)を開ける設計になっているそうです(7)。5月22日に原子力規制委で「第35回特定原子力施設監視・評価検討会」が開かれました(6)。その場で東京電力は福島第一原発で使用されているHIC(放射性物質を入れる容器)の蓋の中にガス抜き用の穴が無い物があったと発表しました。
 4月2日に、HIC(容器)のガス抜き穴から放射性物質を含む廃液が漏れていたことが発覚しました(8)。これを受けて点検作業をしていた協力企業の作業員が、4月下旬にふたに穴のない容器を発見したそうです(7)。でも東電が発表したのは約1か月後の5月22日です(7)。福島第一原発の排水路から高濃度の放射性物質が流れ出しているを東電社員様は2014年4月から気づいていたのに、公表は2015年2月なんて似たような話が最近あったばかりです。この件では漁師さんを始め福島の方を大変に怒らせました(8)。福島のマスコミ各社(10)(11)(12)(13)(14)とプロパガンダ機関(15)(16)のネット発信を見ると本件は扱っていないので、余りしられることはないとおもいまが、知れ渡れば東電は信用を失う気がします。蓋に「穴」ないHIC(容器)が出た原因を東電は
 ①製造工程で「穴」をあけ忘れた。
 ②出荷時の「穴」があるか検査しなかった。
 ③受け入れ時にも「穴」の検査をしなかった。
としています。HIC(容器)は下請けさんが外国の企業から購入したもで、東電様が直接に調達したもではないそうです。なをHIC(容器)約1400基のうち、穴の有無を検査していなかった容器は未使用分も含め334基とのことです(7)。

2.今漏れたいない容器(HIC)も今後は汚染水漏れを起こします。
 4月2日に容器(HIC)の蓋から汚染水が噴き出していることが発覚しました(8)。この原因について東京電力は
  放射線によって水などが分解し、ガスが発生し容器内の汚染水が押し出された
にのが主原因であると原子力規制委に報告しました(6)(7)。この考えのから導かれる結論として、線量が低く今漏れていない物も日が経てばガスが増え汚染水が漏れ出すとしています。そして以下のような図を出してきました。
 時期が来ればすべての容器から汚染水が漏れ出すとする東京電力
 ※1(7)を加筆、修正
 ※2青線の右上では汚染水漏れが起こる
 図―2 表面線量と保管日数により漏れ出す閾値

 図に示す通りこれから保管日数はどんどん増えます。図―2全体が上の方にシフトしていきます。当然ながら汚染水漏れを起こすHIC(容器)はこれからもどんどん増えています。汚染水が漏れ出した容器(HIC)は先週は20基でしたが(1)、今週は28基になったそうです(28)。
 (=^・^=)にはもっと心配な事があります。いま汚染水が漏れている容器(HIC)の放射線が無くなる訳がないので、これかも「ガス」は発生し続けます。ガスがでれば汚染水は押し出され外に漏れ続けます。東電によると揺すると汚染水漏れは止まるそうですが、一時的な効果しかないと思います。現状でも約1400基でこれからも増える容器(HIC)の全てを定期的に点検する必要がありそうです。いつまでかと言えば、現状では抜本的な対策がないので「永遠」にです。
 そしてもう一つ心配な事があります。容器(HIC)から「水素」が見つかっています。水素は軽いので(17)、上空へ舞い上がり風に流され福島第一原発の外に出ていくと思います。福島第一の「水素」は普通の水素とは違います。放射線を出す「トリチウム」を多く含んでいます(18)。やがて酸素と反応し「トリチウム水」になり福島の台地に「トリチウム雨」となって降りそうです。「トリチウム雨」は植物を育みトリチウム米やトリチウム牧草が出来そうです。それを牛さんが食べたらトリチウム牛もできそうです。


3.汚染水タンクの「堰」完成までに9ヶ月
 福島第一原発の汚染水タンクには概ね4種類の汚染水が保管されています(19)(20)。
  ①RO濃縮水(ストロンチウム90が1リットル当たり1600万ベクレル)
    タービン建屋からくみ上げた汚染水のセシウムを荒どりし、原子炉を冷やすための「淡水」を取り出したあとの絞りカス
  ②濃縮廃液(ストロンチウム90が1リットル当たり2億8000万ベクレル)
   ①のRO濃縮水を煮詰めて濃くした汚染水(21)
  ③SR処理水(ストロンチウム90が1リットル当たり44,000~21万ベクレル)
   タービン建屋からくみ上げた汚染水のセシウムとストロンチウム90が1リットル当たりを荒どりし、原子炉を冷やすための「淡水」を取り出したあとの絞りカス。あるいは①のRO濃縮水からストロンチウム90を荒どりした汚染水(3)。
  ④処理水(ストロンチウム90が1リットル当たり0.1~1000ベクレル)
   ①のRO濃縮水からストロンチウム90の他、色々な(ただしトリチウムとウランは別)放射性物質を荒どりした汚染水(22)

 汚染水の形態でストロンチウム90濃度が大幅に違います。最も濃い濃縮廃液と薄い処理水では10万倍違います。福島第一原発の汚染水タンクは過去に重大な汚染水漏れを起こしています(23)。そこでタンクから「汚染水」漏れても外に流れでないようにタンクの周りに「堰」を設けることになっています。ただし汚染水が日々増え続けているので、まずタンクを作り使い始めた後で、「堰」をつくる工程になっています(19)。
 東電は福島第一の汚染水タンクにHとかJとか名前を付けています。その一つのDエリア付近の汚染水の保管状況を示します。
高濃度の汚染水が集中的に保管されているDエリア
  ※(19)にて作成
 図―3 Dエリア付近の汚染水保管状況

 Dエリアには福島第一の汚染水の中でも汚染が凄まじい濃縮廃液やRO濃縮水が集まっています。以下にDエリアの堰の設置に日程をしめします。
汚染水タンク運用開始から堰完成までに9ヶ月のDエリア
※(19)を抜粋加筆
 図―4 Dエリアのタンク・堰の工事の状況


 Dエリアの汚染水タンクは2014年8月末から使い始めましたが、堰が完成するのは9ヶ月後の2015年5月末です。福島第一原発では、高濃度の汚染水が入ったタンクを「堰」なしで9ヶ月も運用していました。

4.覆いが動いた
 福島第一原発1号機は現在時点(2015年5月23日)ではカーバーに覆われています。
カバーで覆われている1号機
※(24)をキャプチャー
 図―5 カバーに覆われた福島第一原発1号機

 5月15日からカバーを取り除く工事を始めましたが(25)、早速トラブルです。カバーを取り外す前に、カーバー内の放射性物質が飛び出ないように東電がバルーンと命名した覆いを取り付けました。以下に取り付けた時の覆いの状態を示します。
ちゃんと取り付けられた覆い
 ところが5月21日に確認いたらカバーずれていたそうです。
ずれてしまった覆い
 ※1(27)を引用
 ※2 源図が暗いので、明るさを調整
 図―7 5月21日のバルーンの状態

 建屋カーバーの解体工事を一時、停止するそうです(28)。

5.凍土壁の「安全審査」の結論は「海側遮水壁」をまず最初に
  福島第一原発では日々、汚染水が増えています。
日々増え続ける福島第一汚染水
  ※(29)を転載
 図―8 日々増え続ける福島第一の汚染水
 汚染水の増加を抑える事が急務です。福島第一原発で汚染水対策として
  ①原子炉建屋間近の地下水を海あげて海に流し、原子炉タービン建屋への地下水の流入を抑えるサブドレイン
  ②海側の壁をと閉じて汚染水の海への流れを止め、海に流れる汚染水は溢れ出ないように汲み上げやはり海に流す海側遮水壁と地下水ドレイン
  ③原子炉やタービン建屋の山側に氷の壁を作り、地下水の侵入を抑える陸側遮水壁(山側)
  ④原子炉やタービン建屋の海側に氷の壁を作り、地下水の侵入を抑える陸側遮水壁(海側)
行先不透明な福島第一汚染水抑制策
 ※(29)を転載
 図ー9 東電が実施を計画している汚染水抑制対策

 これまでの東電と原子力規制委のやり取りを聞いていると(6)(29)(30)、東電は場合によって③④を先行させたい意向をもっているのに対し、原子力規制委は①②③④の順で実施することを求めているようです。5月22日に開かれた「第35回特定原子力施設監視・評価検討会」は①から④までの説明をしました(31)。そしたら、原子力規制委の担当委員は
 「ずいぶん先まで答えていただいているけど、やっぱり最初の段階でしょ」
とコメントし順序が変えられない旨を明言しました。
 ①②を実施する場合、福島第一原発の敷地からくみ上げた汚染水を海に流すことになるのですが、排水路から海洋への汚染水流出を東電が隠していたことが発覚し、福島の漁師さんを怒らせてしまい汚染水を汲みあげて海に流すことに了解が得られなくなったためです(9)。来週に東電は福島の漁師さんにサブドレインについて説明する予定になっています(33)。上手くいくかどうかは福島第一原発の汚染水対策にとって重要なので、来週に報告したいと思います。

4.温度計の配線を間違えました。
 福島第一原発では凍土壁の試験凍結を4月30日より実施しています(34)。途中経過が5月14日(35)と5月21日(36)に発表になりました。地中の温度がどのように変化するか調べる為に地中に温度計を入れ温度を測定しています(34)(35)。以下に温度計No15の温度推移を示します。
温度表示が大幅に変更となった凍土壁No15温度計
 ※1(34)(35)で作成
 ※2 切り貼りと縦横比をいじってます。
 図―10 凍土壁試験凍結No15の温度計の温度の比較

 図に示す通り、性状が全く違います。東電は5月21日の会見(37)で、No15の温度計の配線を間違えて測定したため、修正してデータも修正したと説明していました。東電は凍土壁の試験で配線間違いを起こしたこれに気づかず試験に突入したみたいです。
 この試験の最大の関心事は確り凍らすことができるかです。以下に凍結管(冷たい液体を流す地中に置かれたパイプ)と温度計の温度を示します。
500先では0℃を超えるものをある凍土壁試験凍結の地中温度
※1(36)で作成
 ※2 の線は(=^・^=)のデータから求めた近似曲線
 図―11 凍結管の距離に依存する地中温度(5月21日発表分)

 ばらつきはありますが、概ね地中温度は凍結管からの距離で決まります。凍結管の平均間隔は516mmなので(1)、500mmを超えた範囲で最低でも0℃以下になる必要がありますが、ばらつきも含めると無理な気がします。東電は会見で(37)、先週に比べ温度が下がったと説明したので、(=^・^=)がデータから求めた近似曲線を比較してみました。
殆んど温度変化の無い凍土壁試験凍結
 ※1(35)(36)より作成
 ※2 5月14日発表分は温度計No15のデータを使用せず
 図―12 5月14日と5月21日発表の地中温度(近似曲線)の比較

 あまり下がっていないようです。これからどんどん下がらなくなります。

5.福島第一2号機のベントは失敗していた
 東京電力は2011年の福島第一原発事故時に実施した2号機のベント(圧力容器に繋がる配管を開いて、圧力容器内の気体を外にだし、圧力を下げる操作)が失敗していたと発表しました(38)。圧力容器から排気塔に繋がる配管の途中にラプチャーディスクとフィルターがあるのですが、ラプチャーディスクは放射性物質に汚染されていな事
排気塔と圧力容器の間にフィルタとラプチャディスクがある配管系統
※(39)をキャプチャー
 図―13 ラプチャーディスクが汚染されていなかったとする東電

 そしてフィルタは入口より出口の方が放射性物質汚染が酷いことです。
入口に比べ出口が高いフィルタの汚染
※(39)をキャプチャー
 図ー14 フィルタは出口の方が放射性物質汚染が酷いとする東電

 ベントが成功していればフィルタの入口の汚染が酷いはずだと説明します。
 これについて原子力規制委の田中委員長は5月20日の会見で疑問を呈していました(40)。(=^・^=)も会見(41)を聞いていたのですが、全て納得できたわけではありません。
 東電では柏崎刈羽原発ではこのような事が無いように対策とった事を強調していました(38)(41)。福島ではベントに失敗したので、大変な放射能汚染を引き起こしたが、柏崎刈羽はベントが確り動くので万が一に事故が発生しても福島の様にならないと主張しているようでした。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 トラブルが続発する福島原発、これでは福島の方も心配だと思います。福島牛は美味しいそうです(42)。生産者も福島県も福島牛は安全だと主張しています(43)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産牛肉はあっても福島産がない福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(43)を引用
 図―15 福島産牛肉が載っていない福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発―凍土壁って凍るの?―
(2)放射性液体廃棄物処理施設及び関連 - 東京電力
(3)めげ猫「タマ」の日記 SR処理水について
(4)めげ猫「タマ」の日記 多核種除去設備(ALPS)について
(5)放射線分解(ホウシャセンブンカイ)とは - コトバンク
(6)第35回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(7)(6)中の「資料2 HIC上のたまり水発生の原因と対策の検討・実施状況【PDF:2MB】」
(8)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(4月1週)-2週連続火事-
(9)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(2月4週)―高濃度の汚染水漏れは1年間隠します―
(10)福島民報
(11)みんゆうNet : 福島民友新聞社-福島県のニュース・スポーツ-
(11)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ
(12)TUFchannel - YouTube
(13)FTV8 - YouTube
(14)福島県内ニュース|KFB福島放送
(15)めげ猫「タマ」の日記 2014年に放射性セシウム汚染食品の拡販に貢献した方々
(16)NHK福島放送局
(17)水素 - Wikipedia
(18)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(19)(6)中の「資料3 滞留水貯留タンクエリアの堰設置状況【PDF:4MB】」
(20)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第202報)|東京電力
(21)
(22)めげ猫「タマ」の日記 多核種除去設備(ALPS)について
(23)福島第一原発事故報告
(24)福島第一ライブカメラ(1号機側)|東京電力
(25)廃炉プロジェクト|東京電力
(26)2015年5月22日福島第一原子力発電所 1号機 原子炉建屋3階機器ハッチ開口部バルーンのずれについて(PDF 1.14MB)PDF
(27)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋3階機器ハッチ開口部バルーンのずれについて
(28)2015年5月23日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(29)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(4月4週)-汚染水1万m3が行方不明-
(30)第34回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(31)(30)中の「資料4 建屋への地下水流入抑制策について-基本シナリオにおける陸側遮水壁閉合の進め方-【PDF:2MB】別ウインドウで開きます」
(32)(30)中の「会議映像別ウインドウで開きます YouTube」中の2:51頃
(33)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(5月2週)―汚染水漏れタンクを再利用して汚染水漏れ―
(34)陸側遮水壁|東京電力
(35)2015年5月14日福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 1.09MB)
(36)2015年5月21日福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 1.42MB)PDF
(37)【5月21日】東京電力 Jヴィレッジ原子力定例会見 - 2015/05/21 18:30開始 - ニコニコ生放送
(38)福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果「第3回進捗報告」について|東京電力
(39)映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
(40)原子力規制委員会 定例記者会見 (平成27年5月20日) NRAJapan
(41)東京電力 福島原子力事故 未確認・未解明事項の調査結果(第3回) 記者会見 - 2015/05/20 10:30開始 - ニコニコ生放送
(42)JA全農福島/JA全農福島オンラインショッピング
(43)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
  1. 2015/05/23(土) 20:48:39|
  2. -
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ミスピーチ頑張る

  福島の綺麗な女性を代表するとしたら、ミスピーチの皆さんか、スパリゾートハワイアンズのフラガールの皆様かと思います。ミスピーチは年が明けると活動を中止するのが通例ですが、昨年度は事情が違うようです。
 福島盆地(福島市、伊達市、桑折町、国見町)は元来は水の便が悪く(1)、稲作には不向きな場所のような気がします。昔は養蚕が盛んだようですが、斜陽になり桃を栽培するようになったそうです(1)(2)。桃は福島を代表する果物のようですが、その大半は福島盆地で作られています。
brg130817b.gif
 ※(3)を転載
 図―1 福島県のモモの生産量

 1963年に福島県の果物の消費拡大を勤めることを目指しミスピーチが結成されました(3)。今年で53年目でしょうか?
綺麗な福島のミスピーチのみなさん
図―2 綺麗な福島のミスピーチの皆さん

 2011年の福島原発事故で福島のモモは大変な事になりました。福島県域に放射能が降り注いだのですが、福島でもばらつきがあります。避難地域を除けば福島のモモの産地の福島盆地は最も放射能汚染に酷い場所になりました。
福島の中でも放射能汚染が酷い福島の果物産地
 ※(5)の数値データを2015年5月時点に換算
 図ー3 福島のモモの主産地の放射線量

 厚生労働省の発表(6)を集計すると、2014年産の福島のモモは、福島県の検査では福島盆地のモモは77件全てセシウムが見つかっていません。一方、福島県外の消費地の精密検査によれば、福島産のモモを7件検査して基準値(7)以下ですが2件でセシウムが見つかっています。
 放射能を正しく恐れる方は福島産のモモの購入を控えると思います。その結果、福島産のモモの価格は低迷を続けています。
低迷する福島産モモの価格
 ※(8)を引用
 図―4 低迷する福島県産のモモの価格

福島市は福島県随一のの農業出荷額を誇っていまます(9)。
福島県随一を誇る福島市の農業生産額
 ※(9)にて作成
 図―5 福島県各市(上位5市)の農業出荷額

 主力は「果物」です。
果樹中心の福島市の農業
 ※(10)を引用
 図―6 福島市の農業の出荷額構成

 福島盆地の果物は6月のサクランボ、7,8月のモモ、9,10月、ナシ、10~12月のリンゴと続きます(11)。福島市にとって「果物」は大事な産業です。福島県くだもの消費拡大委員会は福島盆地の果物をキャペーンの為にミスピーチを組織しています。
 ミスピーチの皆さんは活動報告をブログにアップしています(12)。これをみると2014年度のミスピーチの皆さんは頑張った気がします。例年なら年末で終わるキャンペーンが年を越し、次期のミスピーチの皆さんが決まった後の5月まで続いていました(12)(13)。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 本来であれば新鮮な地元産は何処の物より美味しいと思います。リンゴが終わって、サクランボが始まるまでの2~5月の間に伊達市などを中心にいちごが生産されています(14)(15)。お役所はイチゴを「野菜」に区分していますが(16)、福島県最大のイチゴ産地の伊達市の農協は「果物」を主張しています。福島のイチゴは美味しいそうです(17)。福島県は福島産イチゴは検査されているので「安全」だと主張しています(18)。
 厚生労働省の発表(6)を見ていると、福島県の農水産物および山菜・きのこ類の全ての検査が、福島県農林水産部に所属し、福島県郡山市日和田にある福島県農業総合センター(19)で実施されています。福島県郡山市日和田の皆さんが地元の農業総合センターの検査を信じるなら、ミスピーチの皆さんの微笑につられ「福島産」イチゴを買いそうな気がします。でも福島県郡山市日和田のスーパーの福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県郡山市日和田のスーパーのチラシ
※(20)を引用
 図―7 福島産イチゴがない郡山市日和田のスーパーのチラシ

 ミスピーチの皆様の努力は報われなかったようです。(=^・^=)も福島県郡山市日和田の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
 昨年に続き(21)、今年もミスピーチのミセスが選ばれたそうです(15)。
ミスピーチに混入したミセス
  ※(22)を引用
 図―8 ミスピーチに選ばれたミセス

 ミスピーチにミセスが混入しても何の問題もありませんが、果物に放射能が混入するのは困ります。
福島盆地ではハウスものですが、桃の収穫が始まったそうです(23)。そして6月はサクランボです。まもなくフクシマの果樹(木になる果物)のシーズンです。でも(=^・^=)が食べることはありません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島盆地 - Wikipedia
(2)選果作業の真っ最中!おいしいモモの現場より【モモ その2】 | ふくしま 新発売。
(3)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月3週)―伊達市の検査を避ける福島県?
(4)ミスピーチ - Wikipedia
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(6)報道発表資料 |厚生労働省
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(8)ふくしま復興のあゆみ - 福島県ホームページ中の「・ 第11版 平成27年4月21日発行 [PDFファイル/8.2MB]」
(9)福島県 - Wikipedia
(10)統計データ
(11)福島 果物狩り | 一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式ページ こらんしょふくしま
(12)ミスピーチキャンペーンクルーのブログ
(13)ミスピーチ12人決まる 福島の果物、全国PRへ | 県内ニュース | 福島民報
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島県の危険な広報
(15)いちご - みらいのフルーツ - JA伊達みらいのホームページ
(16)北陸農政局/すいか、メロン、いちごは野菜か果実か
(17)福島 いちご狩り特集 | 一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式ページ こらんしょふくしま
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(19)農林水産部 - 福島県ホームページ
(20)ヨークベニマル/お店ガイドを2015年5月20日に閲覧
(21)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月4週)―福島マダラはセシウム見つからず、でも茨城・宮城は別ー
(22)2015ミスピーチキャンペーンクルー決定
(23)取れたてモモいかが 梁川 ハウスで収穫開始 | 県内ニュース | 福島民報
  1. 2015/05/22(金) 19:41:57|
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福島産新酒3年連続日本一、放射線の為?

 (=^・^=)はお酒等の放射線を当てると、美味しくなるとゆう都市伝説を聞いた事があります。福島県産新酒が3年連続日本一になったとのニュースが流れてきました(1)。時期が原発事故後に符合するので、(=^・^=)はこの都市伝説を信じたくなりました。
(原発事後に)福島県新酒3年連続日本一を報じる福島民報
※(2)をキャプチャー
 図―1 「福島産新酒3年連続日本一」を1面トップで報じる福島県の地方紙「福島民報」

 放射線には「分解」作用があるそうです(3)。そんなためでしょうか?(=^・^=)はお酒等に放射線を当てると「まろやか」になるとの都市伝説を聞いた事があります。そのような商品もネット上に出ているので(4)、ある程度は「都市伝説」として拡散していると思います。
 福島県産の新酒が3年連続の日本一になったそうです(1)。すると2012,13,14年産新酒なので原発事故後3年連続になります。さらには福島市水道局が製造・販売しているペットボトル入り水道水「ふくしまの水」が国際的な品質評価コンテスト「モンドセレクション2015」で金賞を受賞したとのニュースもあります(5)(6)。福島市の水道水は美味しいみたいです。福島市の水道水は摺上川ダム(すりかみがわダム)⇒すりかみ浄水場を経由し、福島市内の送水されているそうです(7)。
摺上川ダムを水源とする福島市の水道網
 ※(8)を抜粋、加筆
 図―2 福島市の水道網

 福島市の水道水からセシウムは見つかっていませんが(だたし他の放射性物質は検査結果がないので分かりません)(8)、水源の摺上川ダムの湖底からは1キログラム当たり259ベクレル(セシウム134が127ベクレル、セシウム137が132ベクレル、2011年6月時点)見つかっています(9)。すりかみ浄水場の浄水発生土からは2015年4、5月でも1キログラム当たり132から201ベクレルのセシウムが見つかっています(10)。福島市の水道水は間違いなく放射線に曝されています。そして美味しなって、「モンドセレクション2015」で金賞なんて想像をしてしまいます。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 これだけのデータでは福島のお酒や水道水が放射線で変質し美味しくなったと言い切るのは無理があると思いますが、可能性は示唆していると思います。たとえ「美味しくなる」にしても放射線で変質した可能性を考えると(=^・^=)は不安を感じます。でもこれは(=^・^=)だけではないみたいです。
 5月に入り福島のブロッコリーも出荷のピークを迎えました(11)。ブロッコリーは鮮度が大事みたいです。だから福島で食べるなら福島産ブロッコリーが美味しいそうです(12)。福島県は福島産ブロッコリーは安全だと主張しています(13)。ブロッコリーの産地に田村があります(14)。でも福島県田村市のスーパーのチラシには「福島産ブロコッリー」はありません。
他県産はあっても福島産ブロッコリーが無い福島県田村市のスーパーのチラシ
 ※(15)を抜粋
 図―3 福島産ブロッコリーが無い福島県田村市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県田村市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)本県24銘柄「金」3年連続日本一 全国新酒鑑評会 | 県内ニュース | 福島民報
(2)福島民報を2015年5月21日に閲覧
(3)放射線分解 - Wikipedia
(4)ラジウム鉱石を含む器「マイナスイオンボトル」で水・お酒などの味がまろやかに!
(5)モンドセレクション金賞受賞 福島市の水道水 | 県内ニュース | 福島民報
(6)モンド金賞 一定の評価…福島の水道水 2015年05月21日読売新聞-
(7)施設の概要 -福島地方水道用水供給企業団ウェブサイト-
(8)福島市水道局中の「放射線関連情報」
(9)[PDF]湖沼の底質の放射性セシウム濃度の推移(福島県
(10)すりかみ浄水場 浄水発生土の放射性物質測定結果について(最新) -福島地方水道用水供給企業団ウェブサイト-
(11)管内農畜産物 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(12)春の畑を鮮やかな緑に染めるブロッコリー | ふくしま 新発売。
(13)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/141KB]」
(14)農業協同組合 JAたむら 福島県田村 [農産物情報]
(15)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
  1. 2015/05/21(木) 19:50:24|
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福島産、ストロンチウム90の割合が想定外の10%超え―福島産は安全?―

 厚生労働省が発表したMB方式によるストロンチウム90の検査結果によると、福島・会津の果物からセシウム含有量の10%を超えるストロンチウム90が見つかりました(1)。フクシマ産のストロンチウム検査は殆ど実施されていませんが、これについて国は「基準値ではセシウムと他の核種との比率を用いて、<中略>すべてを含めても被ばく線量がに設定しています。」と主張しています(3)。想定は10%のようです(4)。想定を超えるストロンチウム90が福島産から見つかったので基準を見直さなければ「フクシマ産」は「安全」とは言えなくなりました。
 福島第一原発からは、セシウムの他にストロンチウム90に由来する全ベータ(5)の環境中への漏えいが続いています。以下に福島第一原発構内の排水路の一つのK排水路中の汚染水の放射性物質濃度を示します。
法令限度超えのストロンチウム90由来の全ベータが流れる福島第一原発排水路
  ※(6)を集計
 図―1 福島第一原発K排水路の汚染水の放射性物質濃度

 セシウムも出ていますが、それよりも全ベータの濃度が高くなっています。この排水路は「海」に繋がってますので(6)、そのまま環境中に放出されます。ストロンチウム90の法令限度は1リットル当たり30ベクレルです(7)。一方、全ベータの約半分はストロンチウム90ですので、全ベータが1リットル当たり60ベクレルを超えれば法令限度を超えた汚染水になります。図―1に示すようきこれを超える全ベータが度々見つかっています。今も福島第一からは法令限度を超えるストロンチウム90が環境中に垂れ流しされています。
 これでは福島産のストロンチウムが心配になります。ところが(=^・^=)の知る限り定期的に検査されているのは極わずかです。(=^・^=)が知る限りでは、東京電力が概ね3ヶ月に1回(3,6,9,12月)に発表している福島第一原発20km圏内のお魚のストロンチウム90の検査結果(8)と厚生労働省が半年に一回発表しているMB方式によるストロンチウム90の検査結果(9)のみです。
 (=^・^=)はでは心配なのですが、厚生労働省は
「Q1 セシウム以外の放射性物質は対象にしていないの?

A1 今回の新たな基準値では、福島原発事故で放出された放射性物質のうち、半減期が1年以上のすべての放射性核種※(セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム、ルテニウム106)を考慮しています セシウム以外は 測定に時間がかかるため、新たな基準値ではセシウムと他の核種の比率を用いて、すべてを含めても被ばく線量が1ミリシーベルトを超えないように設定しています。
※核種とは、元素の同位体を区別するための呼称です。核種のうち放射線を発するものを放射性核種といいます。」
と説明しています(3)。
 だたし「比率」といっていますが、具体的な数値やその根拠の記載がありません。そこで(=^・^=)なりに調べると
「暫定規制値には、放射性セシウム対放射性ストロンチウムが10対1で含まれていると仮定して、規制値を決めています。放射性ストロンチウムの比率は、1. でみたように数%であるため、この値は安全側に考慮した値となっています。」(4)
などの記載があります。ストロンチウム90のセシウムに対する割合は10%以下を想定して「基準値」は決められています。もしストロンチウム90のセシウムに対する割合が10%を超える事があれば基準値の前提が崩れるので、基準値を下回っているから「安全」とは言えなくなります。
 5月15日に厚生労働省はMB方式で測定した福島産の検査結果を発表しました。以下に結果を示します。
  表―1 MB方式による福島産のストロンチウム90の検査結果
  ※1(1)を引用
  ※2「野菜等」は「芋、豆、有色野菜を除くその他の野菜・漬物・きのこ・海藻」
  10%を超えたストロンチウム(対セシウム)
  
  会津産の「豆」のストロンチウム90濃度のセシウム濃度に対する割合は13%で、「基準」策定時に想定した10%を超えました。基準の前提が崩れたので基準を見直さない限り、現行の「基準」を満たしたからと言っても「安全」とは言えなくなります。
 なを、福島県の地域分けをする言葉で浜通り、中通り、会津なる物がありますので以下に地図を示します。
福島県の地域分け
  ※1(10)(11)にて作成
  ※2 放射線量(11)の数値データを2015年5月1日時点に補正
  ※3 補正方法は(12)による。
  図―2 浜通り、中通り、会津

 MB方式は
  ①食品を以下の13群に分ける
 (1群)米、(2群)雑穀・芋、(3群)砂糖・菓子、(4群)油脂、(5群)豆、(6群)果実、(7群)有色野菜、(8群)その他の野菜・漬物・きのこ・海藻、(9群)嗜好飲料、(10 群)魚介、(11 群)肉・卵、(12 群)乳、(13 群)調味料、
  ②各調査対象地域のスーパーマーケット等で市販された食品を購入する。なお、購入に当たっては、可能な限り地元産品あるいは近隣産品等となるよう配慮する。
  ③各食品群毎にごちゃまぜにして13の試料を作り、セシウムを測定する。
  ④セシウムの値が高い(Ex1キログラム当たり0.53ベクレル)ものを選びストロンチウム90の検査する
との手順になります(1)。
 以下に東京電力が福島第一原発20km圏内のお魚の測定結果から集計したセシウム137とストロンチウム90の相関を示します。

  セシウム相関がないお魚のストロンチウム90
  ※1(13)を転載
  ※2 元データは(8)
  図―3 福島第一原発20km圏内のお魚のセシウム137とストロンチウム90の相関

 セシウム濃度が高いからと言ってストロンチウム90濃度が高いわけではありません。ある一定の地域を限ればセシウムが高いからといってもストロンチウム90が高いととは言えないと思います。MB方式のストロンチウム90の検査は無作為抽出(14)と見るべきです。平均を取ってみればストロンチウム90の傾向が分かると思います。
上昇する福島産のストロンチウム90濃度
  ※1(9)にて作成
  ※2 NDは検出限界未満を示す
  図―4 MB方式のストロンチウム90濃度(平均値)

 福島産のストロンチウム90は上昇傾向になります。以下にストロンチウム90のセシウムに対する割合(平均値)を示します。
上昇するセシウムに対するストロンチウム90の割合(福島産)
 ※1(9)にて作成
  ※2 検出限界未満は「0」として扱った。
  図―5 MB方式のストロンチウム90濃度(平均値)に対するセシウム(平均値)に対する割合  

 こちらはもっと上昇しています。今の基準を決めた2011年当時に想定した「基準値ではセシウムと他の核種との比率を用い」という前提(3)が崩れています。福島産で基準値を想定した時点の前提が崩れている以上は「基準値以下」だから「安全」とは言えません。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 国民の「安全」を守るべき安倍出戻り内閣なら(15)、福島産のストロンチウム90の調査を実施し基準値を見直すべきだと(=^・^=)は思います。このところの報道を見ると安倍出戻り内閣の政策目標は国民の「安全」でなく、美しい日本(16)や世界に冠たる日本といった崇高な国家目標であり、そのためには「わが軍」が(17)、戦地にいって戦死しても仕方がない(18)と考えてるとしか思えません。当然、「フクシマ復興」の為なら福島産の毒に当たり多少の犠牲者が出ても構わないと思っているはずです。
 (=^・^=)は安倍出戻り総理の崇高な国家目標の為にリスクを曝す気はありません。これは(=^・^=)だけではないみたいです。5月に入り福島でもキュウリの出荷が始まったようです(19)。福島県須賀川市は日本一のキュウリの産地です(20)。福島県は福島県産キュウリは「安全」だと主張います(21)。でも福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島県産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 ※(22)をキャプチャー
 図-6 福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ

  当然の結果です。台湾が日本産食品の輸入を禁止したそうです。これについて「根拠がない」との報道もなされていますが(23)、(=^・^=)は十分に根拠があると思います。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成26年2・3月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(2)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(3)(2)中の「食品中の放射性物質の対策と現状について(概要)(PDF,別ウィンドウで開く)[1,858KB]」
(4)牛乳のストロンチウム測定について - 専門家が答える 暮らしの放射線Q&A
(5)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(6)報道配布資料|東京電力中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」を集計
(7)サンプリングによる監視|東京電力
(8)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果|アーカイブ|東京電力中の「2013年12月⇒2013年12月4日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>PDF」、「2014年3月⇒ 2014年3月7日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(訂正版) 」、「2014年6,9,12、2015年3月⇒魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>平成2*年度第*四半期採取分」
(9)(2)中の「トピックス⇒(2015年05月15日掲載、2014年08月22日掲載、2014年05月23日掲載、2013年11月08日掲載)⇒食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果」
(10)気候 - 福島県ホームページ
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(13)めげ猫「タマ」の日記 セシウムだけの検査で安全?
(14)無作為抽出 - Wikipedia
(15)めげ猫「タマ」の日記 集団的自衛権、守るのは「韓国」?
(16)衆議院議員 安倍晋三 公式サイト
(17)平成27年1月1日 安倍内閣総理大臣 平成27年 年頭所感 | 平成27年 | 総理の演説・記者会見など | 記者会見 | 首相官邸ホームページ
(18)社説[「わが軍」「八紘一宇」]緊張欠く慢心発言次々 | 沖縄タイムス+プラス
(19)安保法案国会提出 - Miyanichi e-press
(20)東京都 JA全農東京-月報 野菜情報−産地紹介−2014年5月
(21)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(22)ヨークベニマル/お店ガイド
(23)日本産食品輸入 台湾の規制強化に根拠はない : 社説 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  1. 2015/05/20(水) 19:39:30|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月3週)―汚染食品・ぞくぞく新登場ー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。5月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1,390件中8件の基準値超え(全体の1%)
  ②平均は、1キログラム当たり4.3ベクレル、最大360ベクレル(岩手県産コシアブラ)。
  ③基準超の食品が岩手、宮城、福島、千葉、長野で見つかっています。
5月3週も新たなセシウム汚染食品が見つかった福島県
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年5月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.3週連続汚染食品・新登場
 福島県広野町産のゴゴミから基準値(6)を超える1キログラム当たり160ベクレルのセシウムが見つかりました(3)。以下に広野町産コゴミのセシウム濃度の推移を示します。
検査の度に値が上昇し基準値超えを起こした福島県広野町産コゴミ
  ※(1)を集計
  図―2 広野町産コゴミのセシウム濃度

 基準値(1キログラム当たり100ベクレル)が続いていたのですが、突然の基準値超えをお越し、セシウム汚染食品にか仲間入りしました。福島も「春」になり新芽の季節です。それと同期するように次々とセシウム汚染食品が見つかっています。

 ①4月30日 南相馬市産コゴミ出荷制限 1キログラム当たり120ベクレル(7)
 ②5月11日 田村市産ワラビ出荷制限  1キログラム当たり200ベクレル(8)
 ③5月13日 楢葉町産ウド出荷制限   1キログラム当たり260ベクレル(9)
 ④5月18日 広野町産コゴミ出荷制限  1キログラム当たり160ベクレル(10)

2.福島県・西郷村のブロッコリーは検査されていません。
 5月に入り福島産のブロッコリーの出荷のピークの季節を迎えました(11)。福島産ブロッコリーの主産地は白河市を中心とした県南地方。福島県全体の収穫量の7割以上を占める大産地だそうです(12)。白河市には農協が2つありますが(13)(14)、ブロッコリーを主要な生産物としているのはJAしらかわだけす(15)(16)。JAしらかわのHPで確認すると(16)、白河市、西郷村、中島村がブロッコリーの産地です。
白河市とその周囲のブロッコリー産地
 ※(16)に加筆
 図―3 福島県白河市周辺のブロッコリーの産地

 検査されているか心配です。そこで西郷村のブロッコリーの検査結果を福島県が運営する検査結果を検索するデータベース(17)で調べてみました。以下に結果を示します。
検査結果が出てこない西郷村産ブロッコリー
  ※1(17)を「冬春ブロッコリー、ブロッコリー 、ブロッコリー(施設) 」および「西郷村」にチェックを入れ検索
 ※2 2015年5月19日に検索
 図―4 西郷村産ブロッコリーの検査結果

 検査結果が出て来ません。西郷村産ブロッコリーは検査されていません。それでも福島県は福島産ブロッコリーにつて、検査していて安全を確認したと主張しています(18)。
主産地の検査結果はなくても「検査されて安全」と主張される福島産ブロッコリー
 ※(18)の「野菜編」を抜粋・加筆
 図ー5 福島産ブロッコリーは検査で安全が確認されたと主張する福島県

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・新たなセシウム汚染食品が続々と見つかる福島産
 ・主産地を検査しなくとも「検査して安全」が主張される福島産
これでは「福島産 食べて応援、あの世行」です(19)。福島県白河市のお米の全袋検査数は約60万袋で福島59市町村中第5位です(20)。
白河市は福島県第5位の米の産地
※(20)より作成
 図―6 福島県各市町村の全袋検査数ベスト5(2014年度産米)

 1位の郡山市(全袋検査数約150万)の4割ですが、白河市の人口は約6万人で郡山市(人口約33万人)(21)の2割程度などで米作が盛んな市だと思います。福島県白河市やその近隣(たとえば西郷村)のお米は「ゆっくりと籾殻に栄養が届き美味しい」そうです(22)。福島県は福島産米は安全だと主張しています(23)。でも福島県白河市に隣接する西郷村のスーパーのチラシには福島県産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県西郷村のスーパーのチラシ
 ※(24)をキャプチャー
 図―7 福島県産米が載っていない福島県西郷村のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県白河市や西郷村の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第930報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月2週)―基準超え福島産は出荷制限無しー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 |報道発表資料|厚生労働省
(8)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 |報道発表資料|厚生労働省
(9)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 |報道発表資料|厚生労働省
(10)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 |報道発表資料|厚生労働省
(11)管内農畜産物 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(12)春の畑を鮮やかな緑に染めるブロッコリー | ふくしま 新発売。
(13)JAしらかわ(白河農業協同組合)
(14)JA東西しらかわ l 東西しらかわ農業協同組合
(15)みりょく満点ブランド l JA東西しらかわ
(16)管内農畜産物 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(17)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(20)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(21)福島県の推計人口(平成27年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(22)管内農畜産物 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(23)県産食品の安全・安心を確保する取組み | ふくしま 新発売。
(24)AEON | 店舗情報 | イオン白河西郷店
  1. 2015/05/19(火) 19:43:20|
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