めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

グリーンコープ連合は今年も福島外し、当然です。

 九州や中国地方など西日本の14生活協同組合でつくるグリーンコープ連合がホームページに掲載している東日本大震災の復興応援企画に、被災3県のうち福島県の商品のみが掲載しません(2)。これについて福島県の地方紙・福島民友は
「インターネット上などでは福島県の除外について『批判を聞く気がないのではないか』などの声が上がっている。」
と報じていました(3)。でも他の被災2県に比べ福島の汚染は酷く当然の事です。
 2011年3月11日に震災と原発事故を東日本太平洋岸を襲いました(4)。この中で被害のおおきかった岩手、宮城、福島を安倍出戻り総理はまとめて「被災3県」とよんでいるようです(5)。以下に示します。
 被災3県中で特異的に汚染が酷い福島
※ (6)の数値データを元に(7)に示す手法で9月1日時点に換算
 図―1 被災3県

 図に示す様に福島は他の2県と大きく異なります。福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)エリアが事故から6年半を経て広がっています。でも他の2県(宮城、岩手)ではこのようなエリアはありせん。福島は汚染されています。
福島県が実施したアンケート調査中で
 「あなたは福島県の農産物についてどのように感じておりますか。」
との設問の回答結果を以下にしめします。
福島産美味しいとする福島の皆様
 ※1(9)を集計
 ※2 解析方法は(=^・^=)の過去の記事による(10)
 ※3 凡例では「そう思う」は「思う」に、「ややそう思う」は「やや思う」に、「あまりそう思わない」は「あまり思わない」に、「そう思わない」に「思わない」に省略
 図―2 福島産は「おいしい」のアンケート結果

 福島では50人中49人が福島産を美味しいかやや美味しいと思っていいます。
 福島産が美味しいなら福島の皆様は産地にこだわると思います。以下に野菜や果物について
「あなたが農林水産物を購入する際に重視する点として、当てはまるものをすべてお知らせください。」
との設問に対し「産地」と答えた割合を示します。
野菜や果物の産地にこだわらない福島の皆様 
 ※1(9)を集計
 ※2 解析方法は(=^・^=)の過去の記事による(10)
 図―3 「産地」にこだわる割合

 図に示すように野菜や果物について産地を気にする方は50人中19人(38%)です。この中には福島産以外の産地にこだわる方が入ってりので、福島では殆ど方が福島産は美味しいと認識してるのに、福島産にこだわる方は小数です。
 国内の生産量はモモは山梨県が第一位、福島県が二位です。福島のモモのピークは7、8月なので(10)以下に7、8月の東京中央卸売り市場の取引価格を示します。
事後に低迷が続く福島産モモ価格
 ※(11)を転載
 図―4 山梨・福島のモモ価格

 事故後に首位の山梨産の価格差が開き事故7年目の今年も回復していません。福島のモモは福島県外でも避けられています。
 福島産は福島でも福島県外でも避けられています。福島は汚染されており当然の事です。
 これを受けてでしょうか。昨年の夏に 福岡市に本部を置く生活協同組合連合会のグリーンコープ連合が、「東日本大震災復興応援」と題したギフト用カタログに、福島県を除いた東北地方の地図と「東北5県」との説明文を掲載しました(12)。
福島が抜けている震災応援のカタログ
 ※(12)を引用
 図―5 福島が抜けている震災応援のカタログ

 既に記載した通り福島産は汚染されています。「ギフト」などとんでもない話です。それでも福島県の地方紙・福島民友は今年3月に「怒り、悔しさは一緒」と報じていました(13)。
「怒り、悔しさは一緒 福島県、風評払拭へ工夫」と報じる福島県の地方紙・福島民友
 ※ (13)を転載
 図-6 「怒り、悔しさは一緒 福島県、風評払拭へ工夫」と報じる福島県の地方紙・福島民友

 すでに述べた通り福島の皆様も福島産を避けているので、福島県内でどれ程の共感がえらたか疑問です。
 今年8月7日からグリーンコープ連合は東日本大震災の復興応援企画で、被災3県のうち福島県を外し、岩手県、宮城県のみの商品を載せました(2)。
福島産が無い復興応援カタログ   福島産が無い復興応援カタログ(部分拡大)
 ※(a)全体                              (b)□部拡大
 図―7 災3県のうち福島県を外し、岩手県、宮城県のみの商品を掲載したグリーンコープ連合のパンフレット
 
 これについて福島県の地方紙・福島民友は
「特集が掲載されたのは同連合の公式ホームページで、『被災地でがんばっている生産者・メーカーを応援しましょう』と銘打ち、同連合が取り扱う宮城、岩手両県の事業者の商品を紹介しているが福島県の商品は一切掲載されておらず、インターネット上などでは福島県の除外について『批判を聞く気がないのではないか』などの声が上がっている。」
と報じていました。
「『復興応援』今年も本県外し」と報じる福島県の地方紙・福島民友
 ※(14)を9月24日に閲覧
 図―8 「『復興応援』今年も本県外し」と報じる福島県の地方紙・福島民友

とんでもない言いがかりです。 
 福島原発事故があった2011年に福島県の検査では基準値を超える物はないのに、消費地で検査すると基準値を大幅に超える牛肉が見つかる「稲わら牛」問題が起こりました。以下に福島産牛肉の検査結果を示します(15)。
消費地の検査でのみ基準超が見つかった福島産牛肉
 ※1(15)を転載
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 ※3 日付は牛さんがお肉になった日
 図―9 福島産牛肉の検査結果

 図に示す通り消費地の検査に比べ福島県の検査が低く出ています。この体質は今も変わっていません。地図でみると福島県相馬地方は福島県沿岸部北部の宮城・福島県境付近に位置します。以下に福島県が検査した福島県相馬地方、宮城と新潟両県が検査した宮城県産スズキの検査結果を示します。
宮城産からは見つかっても福島・相馬産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(16)を転載
 ※2 ()内は検査先を示す。
 ※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※4 日付けは捕獲日
 ※5 「海」で採れたもの
 図―10 スズキの検査結果

 図では検査先を()内に示しますが、宮城県と新潟県どちらの検査からもセシウムが見つかっており宮城県と新潟県の検査は一致しているので正しいと言えます。一方で、福島県が実施した相馬地方産では図に示す様に全てが検出限界未満(ND)です。
 福島県の検査は宮城や新潟県の検査に比べ低くでる怪しげな検査です。福島産農水産物の出荷前検査は福島県農林水産部に所属する福島県農業総合センター(17)が実施しています。
 以下に福島産を許容している割合と葬式増加率を示します。
福島産を許容する程に増える葬式
 ※1 (17)を転載
 ※2 葬式増加率={事故7年目(2017年3-8月の死者数)÷事故前年(2010年3-8月の死者数)-1}×100で計算。ただし相馬・南相馬7月まで
 図―11 葬式(死亡)増加率と福島産を許容する割合

 図に示す通り同じ福島県内であっても福島産を許容する地域程に葬式が増えています。
 当該記事では
「インターネット上などでは福島県の除外について『批判を聞く気がないのではないか』などの声が上がっている。」
と報じていたので(3)、記事が掲載された前日の9月23日以前にこのような内容がネットじょうでで回ったか調べたのですが見つけることはできませんでした。みつかったのは当該記事を引用した24日以降の記事です。無いとは主張できませんがあまり有力な所からの発信は無いようです。
 福島が抱えている問題は放射能汚染です。図―4に示すようにモモの価格等が低迷しています。これを補償するとは「東京電力」の責任のと判決が既に出ています(18)。東京電力は「出荷制限指示等による損害及び風評被害」の賠償として既に1兆6681億円を支払っています(19)。福島産を買って応援しても、応援先は福島の皆様でなく「東京電力」です。これでは多くの消費者の共感はえられません。
 グリーンコープ連合がホームページに掲載している東日本大震災の復興応援企画に、被災3県のうち福島県の商品のみが掲載しません(2)。これについて福島県の地方紙・福島民友は
「インターネット上などでは福島県の除外について『批判を聞く気がないのではないか』などの声が上がっている。」
と批判していますが
①福島は他の被災2県に比べと汚染がかなり酷い。
②福島産は福島をはじめ多くの皆様に避けられている。
③福島県の検査は怪しげであり、福島産を許容する地域は葬式が増えているが、そうでない地域では増えていない。
④福島産を買って応援する応援先は福島の皆様でなく、「東京電力」であり消費者の共感がえらるか分からい。
などの事情があり、復興応援カタログから福島産を外すのは当然の事です。
 

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 グリーンコープの皆様もまた福島復興応援をしています。同生協は今夏、子どもひまわり大使は、プロジェクトに協力してくれた熊本と島根を訪問し、昨年熊本地震で被災して仮設住宅で暮らす住民のみなさんや、島根で民泊をさせていただいた農家のみなさんと交流をしたそうです。福島の子ども達ののびのびとした姿が紹介されていました(20)。福島発の報道を見ていると、(=^・^=)が知る限り全く報じられない事があります。福島の子どもたちが汚染の心配の無い他の都道府県に出かけた時に見せるのびのびとした姿です。福島の報道は多様な事実を取り上げるのでなく、ある一つの方向に向かっている気がします。これでは福島の皆様は報道そのものを信用できなくなるのではないでしょうか。福島では連日のように「風評被害」報道がなされています。昨日もありました(21)。でも、福島の皆様は福島産を避けることを「風評被害」と思ってない気がします。
 福島を代表する農産物にトマトがあります(22)。今日、スーパーに買い物にいったら店頭に福島産トマトが並べてあり大変に不愉快な気分になりました。福島はトマトの季節です(22)。福島県会津若松市辺りのトマトの味は格別だそうです(23)。福島県は福島産トマトを「安全」だと主張しています(24)。でも、今日(=^・^=)が買い物にいったスーパーチェーンの福島県会津若松市の店舗のチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマト類が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―12 福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「福島産」は食べません。

 当該スーパーのご担当者様
 福島ではチラシに載せられない福島産トマトを(=^・^=)の街で売らないでください。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東日本大震災 グリーンコープの支援活動
(2)(1)中の「復興応援商品・利用して応援しよう。
(3)復興応援なのに...今年も福島県外し グリーンコープ連合:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(4)東日本大震災 - Wikipedia
(5)安倍総理、被災3県を訪問 | 首相官邸ホームページ
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)平成28年度 消費者定量調査・生産者アンケート調査の概要について - 福島県ホームページ
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島は産地を気にしない!進行する福島の福島産離れ
(11)めげ猫「タマ」の日記 2年連続で拡大する福島のモモの価格差、ミスピーチ同窓会も効果無し
(12)グリーンコープ
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島は産地を気にしない!進行する福島の福島産離れ
(14)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島県140周年、未来は暗い
(16)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月1週)―山形から基準超のセシウム汚染食品、出荷制限はありません。―
(17)農林水産部 - 福島県ホームページ
(18)原発事故、国の責任認めず=前橋地裁と判断分かれる-避難者訴訟判決・千葉地裁:時事ドットコム
(19)賠償金のお支払い状況|東京電力
(20)東日本大震災 グリーンコープの支援活動
(21)風評の現場【集荷業者】値引き 苦渋の決断 | 県内ニュース | 福島民報
(22)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(23)トマト | JA会津よつば
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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  1. 2017/09/24(日) 19:54:01|
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双葉町復興拠点、住む人いるの?

 福島県双葉町が国に申請していた「特定復興再生拠点区域復興再生計画」が9月15日に安倍出戻り総理から認定を受けました。同計画では町内の避難指示解除準備区域とJR双葉駅周辺の一部区域について、平成31年度末頃までの先行的な避難指示解除準を目指して取り組むとしています(1)。でも避難指示解除準は津波浸水域になっており、住居地はJR双葉駅周辺の一部区域にならざるを得ません。
 福島県双葉町は福島県沿岸部中部にある町で、福島第一5,6号機があります。先の事故では放射性物質が飛散し町中が汚染されました。事故から6年半以上が経過しましたが今も全域が避難区域です。
事故から6年半経て汚染されたままの福島
 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(5)による
 図-1 双葉町と周辺市町村

 事故から6年半が経過しましたが、図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(6)地域が広がっています。
 双葉町は福島第一原発が立地しており(2)、汚染が酷く今も全町が避難区域です。それでも双葉町は「特定復興再生拠点区域復興再生計画」を申請し、9月15日に安倍出戻り総理から認定を受けました。以下に概要を示します。
年20mSvは被ばくししそうな福島県双葉町の復興拠点
 ※1 (2)より作成
 ※2(3)の数値データを元に(4)に示す手法で(6)に示された手法に従い9月1日より1年間の被ばく線量に換算
 ※3 避難区域の区分は(5)による
 ※4 津波浸水区域は(7)による
 ※ 新市街地ゾーンは「新市街地」と、耕作再開モデルゾーンは「耕作再開」と略す。
 図―2 双葉町の「特定復興再生拠点区域復興再生計画」

 同計画では町内の避難指示解除準備区域とJR双葉駅周辺の一部区域について、平成31年度末頃までの先行的な避難指示解除準を目指して取り組むとしています(1)。
 同計画では復興拠点を幾つかに分けています。
 ①帰還する町民や新たな町民の受け皿となる住宅団地の整備する新市街地ゾーン(約0.6km
 ②帰還住民のみならず新住民も加えたコミュニティーの再生・創出を図るまちなか再生ゾーン(約2.1km
 ③中間貯蔵施設等により住居を失った住民等の住宅・農地その他失われた都市機能の代替機能の確保を図る新産業創出ゾーン(約0.55km
 ④整備中の共同墓地周辺において従来の農地を再生することで、墓参した住民に周辺の山林と合わせ古き良き双葉町の風景を感じてもらうことを目指す再生可能エネルギー活用・農業再生ゾーン(約0.9km
 ⑤双葉町の玄関口となる道路の修景という観点を踏まえながら、花きの栽培その他営農再開に向けた取組み等を段階的に推進する耕作再開モデルゾーン(約1.4km
 2年半先の2020年3月末までに常磐道の双葉ICの供用開始と常磐線双葉駅の再開を前提に、避難指示解除準備区域及びJR双葉駅周辺の一部区域については平成31年度末(2020年3月末)頃までの避難指示解除を目指すとしています(1)。図に示す通り「避難指示解除準備区域」は津波震災域と重なっており、ここに人が住む施設は作れません。町の西側は福島全域で出た除染廃棄物を集め保管する「中間貯蔵施設」です(8)。この側に住みたい人はいないと思います。双葉ICと双葉駅は共に双葉町の玄関口ですが、双葉IC方が放射線量が高くなっています。最初に新市街地ゾーンが整備され、ここと双葉ICを繋ぐ耕作再開モデルゾーンが整備されそうです。ここの放射線量について双葉町は
「自然減衰等により5mSv/年以下まで空間線量が低下しているJR双葉駅周辺をはじめ、区域内のほとんどのエリアが空間線量20mSv/年を下回っている。」
と説明していますが図―2に示す様に年間で5ミリシーベルトを超えています。高いどころでは年間20ミリシーベルトの場所もあります。
 4年半後の2022年春頃に復興拠点全域の避難指示解除し、さらに5年後(今から9年半後)には

・居住人口 約2,000人(うち帰還者約1,400人)
・昼間人口 約5,000人(避難指示解除準備区域を含む)
を目指すとしています。根拠は意向調査です(1)。
 以下に意向調査の結果を示します。
帰還するは200世帯ほどの双葉町の意向調査結果
 ※(9)を集計
 ※ 調査は「世帯」単位で実施
 図―3 双葉町意向調査結果

 図に示す通り、帰還すると答えた方は最新の調査で218世帯、帰還について判断がつかないと答えた方が370世帯で合計で590世帯です(10)。双葉町は人口6,113人で世帯数2,305世帯で(11)1世帯あたりは2.65人(6,113÷2,305)です。これを掛け合わせれば1,565人になり、双葉町が見込む帰還者1,400人を少し超えます。双葉町の計画は帰還するか判断できない方の大部分は将来は帰還する前提で作られています。
 双葉町は4,055人の町民が福島県内の他の市町村に避難しているとしています(12)。一方で福島県は936人としています(13)。福島県の集計では仮設や見做し仮設などの仮の住居に住まわれている方を集計対象し、持ち家や災害公営住宅等の恒久的な住居に移られた方は避難者として集計していません。持ち家や災害公営住宅等の恒久的な住居に移られた方が避難指示が解除されたからと言って、双葉町に戻るとは思えず936人が現時点で見込める最大限の人数です。ただこれからももっと減って行きます。2年半後に避難指示が部分的に解除されたとしてどれだけの方が戻るかは不明です。
 北隣の浪江町では今年の3月末に避難指示が部分的に解除されました。以下に浪江町の居住者数を示します。
200人にも満たない浪江町の帰還者
 ※1 帰還者数は(14)による。
 ※2 (15)に掲載の居住者数がら帰還者数を減じ、新規居住者数を算出
 ※3 各月の月末
 ※4 8月末の居住者数が未発表のため、新規居住者数は7月末まで
 図―4 浪江町の居住者数

 図に示す通りあまり帰還が進んでいません。8月末までに帰還したのは浪江町からの全避難者20,722人中の167人で、0.81%です。双葉町はもっと厳しいと思います。避難指示を解除して住む人がいるのでしょうか。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県双葉町の「特定復興再生拠点区域復興再生計画」を見ていると、まったく実効性が無い計画です。これは福島が厳しい状況に直面している事を示しています。福島の皆様は不安だと思います。
 福島県いわき市に双葉町から避難されている小学生の皆さんが稲刈り体験をしたそうです(16)。福島県いわき市はお米の季節です。同市のお米は「Iwaki Laiki」なるブランド米です(17)。福島県は福島産米は全量・全袋検査実施しており「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(19)を引用
 図―5 福島産米が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「福島産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)双葉町復興ポータルサイト
(2)双葉町 - Wikipedia
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)双葉町津波浸水地域のマップ(PDF形式:253KB)
(8)中間貯蔵施設について|除染で取り除いた土壌等の管理|除染情報サイト:環境省
(9)双葉町復興ポータルサイト
(10)平成28年度「住民意向調査」調査結果の公表について| 双葉町公式ホームページ
(11)ホーム| 双葉町公式ホームページ
(12)避難状況(平成27年9月1日現在)| 双葉町公式ホームページ
(13)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(14)町民の避難状況 - 震災・原発事故からの復興 - 浪江町ホームページ
(15)広報なみえ - 浪江町ホームページ
(16)双葉町立双葉南北小(双葉南小・双葉北小)
(17)いわき市産ブランド米「Iwaki Laiki」好評販売中 | いわき市 観光情報サイト
(18)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(19)イオンいわき店
  1. 2017/09/23(土) 19:42:33|
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来年春学校再開の福島県飯舘村、村内からの通学は2人

 原発事故で避難地域になり来年春の学校再開を予定している福島県飯舘村が「学校再開に係る保護者説明会資料」を公表しました(1)。それによると村内から学校に通学する児童・生徒は2人だけです。
 福島県飯舘村は福島県北部の山村です。原発事故によって村は汚染され、全域が避難地域になりました(2)。
事故から6年半を経て汚染されたままの福島県飯舘村
 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(5)による
 図-1 飯舘村と周辺市町村

 事故から6年半が経ちましたが、図に示す様に国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えて(6)います。同村は汚染されたままです。
 以下に年度毎の飯舘村の赤ちゃん誕生数を示します。
事故後に女の子が多く生まれる福島県飯舘村
 ※1(7)を集計
 ※2 2017年度は8月まで
 図―2 飯舘村の赤ちゃん誕生数

 図に示すよに事故後に女の子が多く生まれるようになりました。事故翌月の2011年4月以降を集計すると
 男の子 135人
 女の子 177人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら統計的に差がるとされる5%(8)を下回る1・7%です。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(9)による。
有意差検定表

 普通は男の子が多く生まれるので(10)異常な事態です。それでも安倍出戻り内閣は「安全」だとして今年3月31日に避難指示を解除しました(1)。しかし村にはなかなか戻りません。以下に飯舘村村民の居住地別人数を示します。
帰還が進まない福島県飯舘村
 ※(11)を集計
 図―3 飯舘村民の居住地別人数

 図に示す様に帰還はすすでいません。9月1日時点で(12)
  対象 5,964人 村内在住者 466人(全体の8%)
です。
 それでも村は来年4月からの村内での学校再開を決めています(13)。9月9日に学校再開に係る保護者説明会が開催され資料が公開されました(1)。そこで保護者へのアンケート結果が公表されていました。それによると
 対象 736人中406人が回答しうち就学する52人、迷っている38人で合計90人
です。このアンケートを元に90人を運ぶための通学バスの運行計画が示されました。11のルートにうち村内発着は1ルートで、後は周辺の福島市、伊達市、川俣町、相馬市からのルートです。村内から乗車するは中学生2名のみです。この他に幼稚園児1名が迷っているとのことです。
 飯舘村で学校は再開しますが子供は戻りません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 新しい制服の試作品が9月14日に飯舘中仮設校舎で生徒らに披露されました(13)。
飯舘村の学校の新しい制服
 ※(14)をキャプチャー
 図―4 飯舘村の学校の新しい制服

 飯舘村は制服等の教育費は「無償」としているので(15)、村が支給する形になると思います。なんとか子どもの関心を引き帰村につなげたい思惑が見えます。村域の復興の為には子ども達の帰村が不可欠と思います。飯舘村は現在は村外で学校を運営しています(2)。スクーバスの時刻をみると1時間程度はかかるようです(1)。多くの子ども達が村外から通うので、子ども達の通学の負担が増えます。なんか村民の復興でなく村域の復興を優先している気がします。この6年半をみていると福島県民の復興でなく福島県域の復興が優先されている気がします。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県が力を入れている農作物にトマトがあります。今が季節です(16)。福島県相馬市あたりのトマトはしっかりとした甘味とほんのりとした酸味が特徴だそうです(17)。福島県は福島産トマトを「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(19)を引用
 図―5 福島産トマトが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様を見習い「福島産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)学校再開に係る保護者説明会資料 - 飯舘村ホームページ
(2)飯舘村 - Wikipedia
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)福島県の推計人口(平成29年8月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(8)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(9)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(10)出生性比
(11)平成29年9月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ
(12)(11)中の「平成29年9月1日現在の村民の避難状況 [PDFファイル/60KB]
(13)新制服の試作 披露 飯舘で来春開校の小中一貫校 | 県内ニュース | 福島民報
(14)ローカルTime FNN被災地発...
(15)新学校、全て無料化 飯舘村教委 | 東日本大震災 | 福島民報
(16)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(17)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(19)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
  1. 2017/09/22(金) 19:43:40|
  2. -
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2年連続で拡大する福島のモモの価格差、ミスピーチ同窓会も効果無し

 福島の7.8月のモモの価格は山梨産と比べ
  2015年 △159円安
  2016年 △211円安
  2017年 △242円安
で2年連続で価格差が広がっています。今年は福島でミスピーチの同窓会が開かれ、元ミスピーチの3歳の御嬢さんも参加しました。この後で福島駅でモモのPRが行われたのですが(1)報われなかったようです。
 福島は果物王国を主張していますが(2)、福島全域で生産されている訳ではありません。概ね福島盆地と呼ばれる狭い範囲に集中しています(3)。
事故6年半を経て汚染されたままの福島盆地
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 ※3 福島盆地の範囲は(7)による。
 ※4 相馬地方の範囲は(8)による。
 図-1 福島盆地と相馬地方

 図に示す様に福島盆地は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(9)エリアが広がっています。事故から6年半が経過しましたが福島の果物は汚染された台地で作られています。
 以下に福島盆地を構成する福島市・伊達市・桑折町・国見町の各年8月から1年間の合計の葬式数を示します。
事故後に葬式が増えた福島盆地の市や町
 ※1(10)を集計
 ※2 震災犠牲者数は(11)により、死者・行方不明者の合計であり関連死を含まず
 図―2 福島盆地を構成する市町の葬式(死者数)

 図に示す通り事故後に葬式が増えています。葬式(死者)数は
  事故前年(2009年8月~10年7月)3,909人
  近々1年(2016年8月~17年7月)4,411人
で、13%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約3,000万分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(12)による。
有意差検定表

 以下に果物の主要産地ではない飯舘村を除く福島県相馬地方の葬式数をしめします。 
事故後も葬式が増えていない福島県相馬地方
 ※1(10)を集計
 ※2 震災犠牲者数は(11)により、死者・行方不明者の合計であり関連死を含まず
 図―3 飯舘村を除く相馬地方の葬式(死者数)

 図に示す通り
  事故前年(2009年8月~10年7月)1,411人
  近々1年(2016年8月~17年7月)1,441人
で、少し増えていますが統計的な差があるとは言えません。飯舘村は避難指示が解除されたばかりであり(6)、帰還が進んでいない(13)で除外しました。
 福島の果物は汚染され葬式が増えた地で作られています。それでも福島県は福島産果物は「安全」だと主張し(14)、これを避ける行為を風評被害(15)と主張しています。
 今年は福島産果物のキャペーンを行うミスピーチの皆さんの「同窓会」が開かれました。元ミスピーチの3歳の御嬢さんも参加しました。この後で福島駅でモモのPRが行われました(1)。
福島出身の綺麗な女性と御嬢さん
 ※(16)を転載
 図―4 福島産モモをPRするとっても可愛い女の子

 彼女の努力が報われたか興味があります。以下に東京中央卸売市場への福島産モモの月別の出荷量をしめします。
7・8月が出荷のピークの福島産モモ
 ※1(17)を集計
 ※2 2008年から17年の平均、ただし17年は8月まで
 図―5 福島産モモの出荷量(東京中央卸売市場)

 図に示しように7・8月がピークです。モモの生産量は山梨が1位で福島は2位です(18)。そこで山梨産と福島産のモモ価格を比べてみました。
事後に低迷が続く福島産モモ価格
 ※(17)を集計
 図―6 山梨・福島のモモ価格

 図に示す様に事故後に福島産モモは山梨産に比べ大幅に安くなりました。価格差を見ると  
  2015年 △159円安
  2016年 △211円安
  2017年 △242円安
で2年連続で価格差が広がっています。これが消費者の福島産に対する理解が進んだ結果であり当然の事です。

 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産を避けているのは福島の皆様も同じだと思います。
 福島県いわき市は福島県最大のネギの産地です。同市のネギは年間を通じて楽しめます(19)。同市のネギはおいしいそうです(20)。福島県は福島産ネギを「安全」だと主張しています(21)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産ネギはありません。
他県産はあっても福島産ネギが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―7 福島産ネギが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「福島産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)Miss Peaches hold reunion to promote fruit(ミスピーチ「同窓会」 世代超え名産PR):英語で読む福島民友ニュース(English):福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)福島県くだもの消費拡大委員会ホームページ
(3)くだものづくりがさかんな福島盆地
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(6)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)福島盆地 - Wikipedia
(8)相馬地方広域市町村圏組合
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)福島県の推計人口(平成29年8月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(11)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(12)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(13)平成29年9月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ
(14)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(15)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(16)めげ猫「タマ」の日記 避難指示解除の飯舘村、道の駅オープン、未来は暗い
(17)東京都中央卸売市場-統計情報検索を「大分類⇒果物、中分類⇒もも類、品目(小分類)⇒もも」で検索
(18)もも(モモ/桃)の収穫量ランキング: 教えて!全国ランキング 2017  ~都道府県ランキング 日本の統計~
(19)いわき市 健康情報サイト
(20)ねぎ | 野菜から探す | いわき野菜Navi
(21)(14)中の「やさい編 [PDFファイル/178KB]
(22)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2017/09/21(木) 19:37:20|
  2. -
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月3週)―岩手県でセシウム汚染食品が市場流出、安倍出戻り内閣は8日間発表しません―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。9月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,323件中1件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大280ベクレル(山梨県産ショウゲンジ(キノコ))。
事故6年半を経ても市場流出が続くセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2017年9月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 事故から6年半以上が過ぎましたが、今もセシウム汚染食品が市場に出回っています。
 今週は福島産からは基準超はありませんが、データを解析すると
 ・岩手県でセシウム汚染食品が市場流出、安倍出戻り内閣は8日間発表しません。
 ・青森県産マダラからセシウム、福島産は280件連続ND
 ・汚染が酷い主産地の福島市産を避けた検査で「安全」される福島産ナシ
 ・上昇する福島県喜多方市産ナメコのセシウム
等の特徴があり福島産は「安全」とは言えません。

1.岩手県でセシウム汚染食品が市場流出、安倍出戻り内閣は8日間発表しません
 岩手県の久慈農業改良普及センターはキノコの一種であるコウタケ(7)をつかった香茸ごはんを紹介しています(8)。
香茸ごはん
 ※(8)を引用
 図―2 香茸ごはん

 厚生労働省は基準値を超える1キログラム当たり120ベクレルのセシウムに汚染されたコウタケが売られていたと発表しました。検査は9月12日に終ったのですが、発表は8日後の9月20日です(9)。安倍出戻り内閣は8日間発表しません。この間に新たな出荷制限は出ていないので(10)、このまま放置することを決め込んだようです。先々週の記事で山形県産チチタケから基準超のセシウムが見つかった旨を書きましたが(11)、こちらも出荷制限の様子がありません、
厚生労働省は
 「食品の安全・安心を確保するため、放射性物質についての新しい基準値を設定し、安全な食品が流通するよう、検査を続けています。」
と主張していましが(6)、基準超が出てもなにも対応を取らなければ「安全・安心を確保」することはできません。安倍出戻り内閣は北朝鮮のミサイルからアメリカを守ることには熱心なようですが(12)、国民を守る気はないようです。

2.青森県産マダラからセシウム、福島産は280件連続ND
 青森県産マダラからセシウムが見つかったと発表がありました(13)。福島産が気になります。以下に検査結果を示します。
青森、岩手、宮城産からは見つかっても福島産マダラからは見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 図―3 マダラの検査結果

 図に示す通り青森産だけでなく、岩手、宮城産マダラからもセシウムが見つかっています。でも福島産からは見つかっていません。厚生労働省の発表(1)を数えると、280件連続で検出限界未満です。隣県では見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つから無いなどはおかしな話です。厚生労働省の発表を見るとマダラなどの福島産農水産物は福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(14)が、全てを行っています。中立性に疑問があります。
 福島産は他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

3.汚染が酷い主産地の福島市産を避けた検査で「安全」される福島産ナシ
 福島を代表する果物にナシがあります。今がシーズンです(15)。以下に生産量を示します。
福島産ナシの半分以上を生産する福島市
 ※(16)を集計
 図―4 福島県のナシの生産量

 図に示す通り共に福島市がトップで、福島県全体の半分以上を生産しています。一方で相馬市の生産量は福島県4位で、ナシの産地としてはそれ程はありません。以下に福島市と相馬市の位置を示します。
事故6年半を経て汚染されたままの福島
 ※1(17)のデータを元に(18)に示す手法で9月1日に換算
 ※2 避難地域は(19)による。 
 図―5 福島県福島市と相馬市

 図に示す様に福島県福島市は国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(20)エリアが広がっています。福島のナシは汚染された福島市で栽培されます。一方で相馬市の汚染は福島市程ではありません。以下に福島産ナシの検査件数を示します。
相馬市産に比べ大幅に少ない福島産ナシの検査件数
 ※(1)を集計
 図―6 福島市産と相馬市産ナシの検査件数

 図に示す様に事故後に福島市産ナシの検査件数はどんどん減らされ、2年目からは逆転しました。ことしは相馬市産16件、福島市産3件の相馬市産は福島市産の検査は相馬市産の5分1以下です。
 福島産汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。


4.上昇する福島県喜多方市産ナメコのセシウム
 福島県が力を力を入れている農林水産物にナメコがあります。まもなくシーズンです(15)。汚染が気になります。以下に福島県喜多方市産ナメコの検査結果をしめします。
上昇する福島県喜多方市産ナメコのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは収穫日
 図―7 喜多方市産ナメコの検査結果

 図に示す様に昨シーズンに比べ大幅に高くなっています。最大値は1キログラム当たりで
  2016年シーズン 14ベクレル
  2017年シーズン 34ベクレル
です。
 福島産はセシウムが上昇する事があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・事故から6年半を経て市場流出が止まらないセシウム汚染食品
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・汚染された主産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県石川町ではリンゴの出荷が始まりました(21)。福島はリンゴのシーズンです。福島のリンゴは美味しいそうです(22)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(23)。でも福島県石川町のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県石川町のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―8 福島産リンゴが無い福島県石川町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県石川町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1051報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月2週)―2年間検査されない最大産地の福島県須賀川市産露地栽培キュウリ―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)きのこ-コウタケ(香茸)岩手県産 わらび、山うど、行者にんにくなど、新鮮な山菜をお届けします!!|商品詳細
(8)岩手県 - 香茸ごはん(洋野町大野)
(9)(3)中の「3 国立医薬品食品衛生研究所の検査結果⇒検査結果(PDF:149KB) No55」
(10)報道発表資料 2017年9月 |厚生労働省
(11)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月1週)―山形から基準超のセシウム汚染食品、出荷制限はありません。―
(12)めげ猫「タマ」の日記 「地上型イージス導入」では日本は守れない。
(13)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:7,130KB) No1264」
(14)農林水産部 - 福島県ホームページ
(15)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(16)作物統計調査>市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の「10 果樹 ⇒福島県⇒Excel」
(17)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(18)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(19)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(20)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(21)トピックス | JA夢みなみ
(22)蜜たっぷり福島県の美味なるリンゴ(ふじ)! | ふくしま 新発売。
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(24)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2017/09/20(水) 19:51:20|
  2. -
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