めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

南相馬市の特定避難勧奨地点解除ー3μSvは10年で100mSv、安倍は殺人鬼

 南相馬市の特定避難勧奨地点の解除を国は決めたそうです。でも放射線量は毎時3マイクロシーベルトあります(1)(2)。(=^・^=)なりに計算すると、10年で放射線の影響が確認されている被ばく線量の100ミリシーベルト(3)を超えます。
brg141019b.gif
 ※(4)にて計算
 図―1 南相馬市の特定避難勧奨地点の放射線量予測

 安倍出戻り内閣は殺人鬼内閣のような気がします。
 福島県南相馬市は福島県沿岸部(浜通り)北部にあり福島原発事故によってばら撒かれた放射性物質により市域が汚染され、市内には避難区域が設けられました。原発事故から3年半以上経過しても未だに1万3000人近い方が避難しています(5)。。
brg141009a.gif
 ※(6)を転載
 図―2 南相馬市

避難区域外にも放射線量の高い場所があるので、そこを「特定避難勧奨地点」に設定し(7)、そこからも約150世帯が避難されています(1)(2)。
brg141019c.gif
 ※1(8)(9)にて作成
 ※2 凡例は図―2に同じ
 図―3 南相馬市特定避難勧奨地点

 安倍出戻り内閣は放射線量が下がったとして来月(2014年11月)から解除する方針です。高い所でも放射線量は毎時1.08マイクロシーベルトとていました(10)。避難している方から不安の声が上がり、国は住民の立ち会いの元で放射線量を再測定しました(1)(2)。
brg141019d.gif
図―4 住民の立ち会いで再測定する環境省

そしたら除染後宅地で毎時約3マイクロシーベルト、敷地に近い林で毎時3.8マイクロシーベルトの放射線量が測定されたそうです。でも国は年間20ミリシーベルトの基準を下回っているとして解除の方針を変えないそうです(1)(2)。
 年間20ミリシーベルトの基準につて、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーの高村昇氏は福島県の地方紙の福島民報に
「これ(年間20ミリシーベルトの基準の事)は100ミリシーベルト以上の放射線を一度に被ばくすると、がん発症リスクが上昇することを踏まえた上で、放射線災害による被ばくを合理的、かつなるべく低い線量に抑えるために作られた基準です。」
と寄稿してます(12)。将来的に放射線量の低減が見込めるなら年間20ミリシーベルトの基準の基準もある程度の合理性はあると思います。でも放射線量が時間とともに下がり難くなります。図―1に示すように半減期の短いセシウム134由来の放射線は早くなくなりますが、半減期の長いセシウム137由来の放射線はなかな無くなりません。セシウム134の半減期は約2年ですので(13)2年で半分、4年で4分の1になりますが、半減期が約30年のセシウム137(12)からの放射線は30年でやっと半分です。福島原発事故から4年近くが経過しているので、セシウム134由来の放射線は当初の3割に減っていますが、セシウム137由来の放射線は殆ど減っていません。(=^・^=)の試算では、いま福島に残っている放射線の半分以上はなか減らないセシウム137由来の放射線です。以下に福島市の観光地(4)の花見山の放射線量の推移を示します。
brg141019e.gif
 ※(13)より作成
 図―5 花見山の放射線量推移

 事故直後は急激に低下していますが、その後はなかなな低下しなくなっています。
避難解除後に帰宅したときの長期の被ばく線量が心配です。(=^・^=)なりに計算すると図―1になりました。(=^・^=)の計算では約10年後の2025年5月には健康への影響が確認されているとされる(3)100ミリシーベルトを超え、28年後の2042年には倍の200ミリシーベルトに達します。およそ「安全」とは言えません。でも環境省の役人は
 「(年間)1ミリシーベルト以下にならないとやはり俯瞰だとゆう声はあるんだと思った」
とふざけたことを言っています。
brg141019f.gif
 ※(11)をキャプチャー
 図―6 「(年間)1ミリシーベルト以下にならないとやはり俯瞰だとゆう声はあるんだと思った」とふざけたことを言う役人
 計算の詳細は(=^・^=)のHP(4)をみていただきのですが、
 ①セシウム134の137に対する割合を32%としています。
brg141019g.gif
 ※(14)を集計
 図―7 セシウム134と137の相関(ベクレル数)
 ②被ばく線量は積算線量の6割としています(15)。

<余談>
 放射線の影響についてはさまざまな意見があると思いますが、100ミリシーベルトを超えると健康影響があるとの見解は多くの方が一致できることだと思います。そして100ミリシーベルトを超えるであろう放射線量の測定結果出ています。それでも避難解除を強行しようとする安倍出戻り総理は「殺人鬼」だと(=^・^=)は思います。

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)除染後宅地で約3マイクロシーベルト 南相馬の勧奨地点(福島民友ニュース)
(2)南相馬の避難勧奨地点解除へ 住民は再除染訴え | 河北新報オンラインニュース
(3)ICRP勧告 日本語版シリーズ PDF無償公開のお知らせ | 刊行物
(4)長期線量の計算方法
(5)みんゆうNet 避難区域再編・「帰還困難」「居住制限」「避難指示解除準備」区域
(6)めげ猫「タマ」の日記 南相馬市の特定避難勧奨地点1.8(μSv/h)で解除、2036年には100mSv超え
(7)特定避難勧奨地点とは - コトバンク
(8)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング (平成25年11月2日~19日測定) 平成26年03月07日 (KMZ)」
(9)過去の避難指示等について(METI/経済産業省)
(10)今の線量では不安 南相馬の特定避難勧奨地点で住民(福島民友ニュース)
(11)スイッチ20141017 TUFchannel
(12)放射線 放射性物質 Q&A 「1ミリシーベルトにこだわらない」の意味は | 東日本大震災 | 福島民報
(13)市内各支所等の環境放射線測定結果【市測定】(10月17日更新) - 福島市ホームページ中の「》市内各地区の環境放射線測定結果 【PDFファイル:617KB】」(下の方)
(14)報道発表資料 |厚生労働省
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
FC2 Management
  1. 2014/10/19(日) 19:31:46|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

トラブルいっぱい福島原発(10月3週)―下請けさんが右手小指の指先を切断―

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、10月3週(10月13日から18日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.福島第一は今週も「雨漏り」
 先週に続き、10月14日に台風19号が福島を襲い大荒れになりました(2)。
brg141019a.gif
  ※(3)をキャプチャ
 図―1 福島の大雨(10月14日)

以下に福島第一原発付近のアメダス観測点の浪江と富岡の降水量を示します。
brg141018b.gif
※(4)にて作成
 図―2 福島第一原発付近のアメダス観測点(浪江と富岡)の降水量

先週の10月6日に続き(1)、今週も雨漏りが起こりました。10月14日、台風19号の降雨の影響により1号機から4号機のタービン建屋で雨漏りが発生し漏えい検知器が動作しました(5)。、
①午前3時7分頃、1号機タービン建屋1階南側電気品室で雨漏りが発生し漏えい検知器が動作。
②午前1時59分頃、2号機タービン建屋1階搬入口付近で雨漏りが漏えい検知器が動作。
③午前3時13分頃、3号機原子炉建屋1階北東で雨漏りが発生し漏えい検知器が動作。
④午前1時30分頃、4号機タービン建屋1階搬入口付近で雨漏りが発生し漏えい検知器が動作。
図―2に示す通り先週より降雨量が少ないのですが、先週は2カ所なのに(1)今週は4か所です。
 以下に1号機タービン建屋の放射線量を示します。
brg141018c.gif
 ※(6)を抜粋
 図―3 1号機タービン建屋1階の放射線量(2011年4月~14年2月)

異常に高い放射線量です。毎時70ミリシーベルト(毎時7万マイクロシーベルト)なんて場所もあります。放射性物質に確り汚染されています。漏れた雨水は放射性物質で汚染された後に外にでそうです。タービン建屋の補修など放射線量が高いので不可能だと思います。ますます劣化が進み、福島を汚染していくと思います。

2.下請けさんが右手小指の指先を切断
 10月17日午後1時30分頃、港湾内海底土被覆工事をしていた、下請けさん(男性)が作業中に右手小指の指先を切断し救急車を呼んだそうです(7)。福島第一原発にはヤーさんが入りこんでいるようです(18)。まさか不義理をして小指を詰めたなんてことないですいね。
結局は10月もけが人をだしてしまいました。この所、下請けさんの事故が多発しています。
 5月 8日 下請けさんが、脳内出血。
 5月10日 下請けさんが、車に乗ろうとし、車のドアに右手薬指を挟み骨折。
 5月12日 下請けさんが、クレーン転倒の為ケガ(双葉郡楢葉町にある資材ヤード)。
 5月19日 下請けさんが、パトロール中に転んで右足を骨折。
 5月27日 下請けさんが、汚染水タンクの工事中に転んで骨折。
 5月28日 下請けさんが、体調不良になりドクターヘリ出動。 
 6月 6日 下請けさんが、体調不良になり救急車で搬送。
 6月28日 下請けさんが、足を滑らせ骨折
 7月25日 下請けさんが、熱中症で救急車で搬送。
 7月29日 下請けさんが、熱中症らしき症状で救急車で搬送
 8月 8日 下請けさんが、行き倒れて死亡。なを原因不明
 8月20日 下請けさんが、熱中症で救急車で搬送
 9月 6日 下請けさんが、体調不良になりドクターヘリ出動。
 9月20日 下請けさんが、落ちてきた鉄パイプに当たり重傷
 9月23日 下請けさんが、高性能多核種除去設備工事をしていて体調不良になり救急車で搬送
 9月26日 下請けさんが、追突事故にあいムチウチ
 9月30日 下請けさんが、感電事故で救急車で搬送(以上(8))
10月17日 下請けさんが、下請けさん(男性)が作業中に右手小指の指先を切断(本稿)
これだけ下請けさんがケガや体調不良を起こしているのに東電社員様からは出ていません。

3.モニタリングポスト(放射線測定器)が停止
 10月17日午前11時30分頃、西門のモニタリングポストによる測定が停止していることを東電社員様が見つけ、ました。午前11時30分および12時の測定ができななったそうです。

4.1号機建屋カバー撤去は1年半遅れ
 福島第一原発1号機は放射性物質が飛び散らないように建屋カーバーで覆われています。
brg141018d.gif
  ※(9)をキャプチャー
 図―4 カバーに覆われた福島第一原発1号機

1号機の核燃料プールから危険な核燃料を取り出すためには、建屋カバーを解体し取り出し装置を設置する必要があると東電は主張しています(10)(11)。当初の予定では昨年(2013年)10月位から開始する予定でした(10)。でも未だ開始していません(図―4参照)。10月15日に新たな日程が発表になりました(11)。それによると建屋カバー解体開始は1年半遅れの2015年3月です。
 福島第一原発事故から3年7ヶ月が経過しました。この間にいろいろな計画で大幅な遅れが出ています(12)。建屋カバー解体もその一つにでしかありませんが、このままずるずると遅れたら、40年で廃炉なんかできるんですかね!
 
<余談>
  東京電力は10月16日の会見で(13)、新増設の高性能ALPS(多核種除去設備、福島第一原発の汚染水からトリチウムを含まない62種の放射性物質を分離する設備(14))について、16日で原子力規制委員会の検査が終わたと発表しました。これを受けてでしょうか?福島県の地方紙の福島民報は10月17日に
「高性能ALPSは汚染水の前処理の工程を改善することで廃棄物量を大幅に低減できる。16日で原子力規制委員会の検査が終わり、近く試運転を開始する。」
と報じています(15)。しかし17日の原子規制庁の会見では「検査中」とのコメントがありました(16)。どちらが正しいかは(=^・^=)には分かりませんが、東電は焦っている感じがします。(=^・^=)は東電に言いたいのは、絶対に無理をしてはいけないことです。最悪でも汚染水が福島の海に流れだすだけです。だったら福島のお魚を食べなければいいんです。無理をしたら、下請けさんがケガをしたり、生き埋めで死んだり(17)しますし、取り返しのつかない事態が起こるかも知れません。



―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月2週)―パソコンがウイルスに感染しました―
(2)【台風19号】南相馬で床下浸水8棟、交通機関に乱れ(福島民友ニュース)
(3)福島・相馬市に接近 まもなく太平洋へ 台風19号(14/10/14) ANNnewsCH
(4)気象庁|過去の気象データ検索
(5)2014年10月14日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(6)2014年3月27日建屋内サーベイマップPDF
(7)2014年10月17日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(8)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月1週)―9月は5人のけが人・病人―
(9)福島第一ライブカメラ(1号機側)|東京電力
(10)諸計画の取り組み状況PDF (2014年9月25日)
(11)2014年10月15日福島第一原子力発電所1号機 建屋カバー解体に向けた飛散防止剤散布と調査の事前実施について(PDF 73.1KB)
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故から3年半、できた事とできない事
(13)映像|写真・映像ライブラリー|東京電力中の「定例会見⇒14/10/16(木)」
(14)多核種除去設備|東京電力
(15)新増設の高性能ALPS公開 東電福島第一原発 | 県内ニュース | 福島民報
(16)原子力規制庁 定例ブリーフィング (平成26年10月17日) NRAJapan
(17)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(4月1週)―雨が降れば汚染水タンク堰から汚水漏れ-
(18)福島県貸付金1800万円を詐取容疑 郡山の暴力団幹部逮捕 身分隠し契約申請 | 県内ニュース | 福島民報
  1. 2014/10/18(土) 19:36:34|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

柏崎刈羽が事故れば新潟は滅ぶ

 10月17日に柏火刈羽原子力発電所の津波の安全審査が始まりました(1)。そこで、もし2011年3月11日に福島並みの事故(同一の放射性物質放出)があったらどうなるか、(=^・^=)なりに見積もってみました。結果を以下に示します。
brg141017a.gif
 ※1(2)のアプリケーションによる((=^・^=)の自作)。
 ※2 放射性物質放射量は(3)と同じとした。
 ※3 気象データは(4)の「柏崎」の2011年3月11日からのデータを使用
 図―1 柏崎刈羽原発が福島並みに事故ったときの放射性物質の拡散予測

 新潟県は滅んでしまいそです。

<余談>
 ①この種の計算で議論になるのは、まずどの程度の精度があるかだと思います。そこで、福島第一原発事故を評価結果を以下にしまします。
brg140625b.gif
  ※(2)を引用
 図―2 福島第一原発事故の計算結果

 シュミレーションですので、完全な一致はしていません。ただし、福島原発北西60km当たりで発生した強烈な放射性物質汚染やそこから南西方向に延びる汚染などはある程度は再現できたと思っています。また、いわき市や会津地方の汚染が少ないことも再現できたと考えています。
 ② 福島のデータを柏崎刈羽に適応することに意味があるのか?福島原発事故の最大の教訓は原発も事故ることを証明したことだと思います。だったら、事故ったらどうなるかをある程度は見ておく必要があると思います。とりあえず見積もりの前提を福島事故並みにしています。前提条件の精査はすべきと思いますが、一次の見積もりとしてはある程度の合理性はあるとは思います。

 原発の再稼働の可否には色々な議論があると思います。図―1に示す通り、もし事故を起こしたのが福島第一でなく柏崎刈羽原発であれば新潟県は滅んでいたと思います。原発の再稼働にはいろいろな議論があると思います。でも柏崎刈羽原発は再稼働すべきではないと思います。第一に柏崎刈羽原発は東電の原発であり、所在する新潟県に電気を供給してません(5)。再稼働しても新潟県の電気の安定供給には貢献しません。でも事故が起こった場合のリスク負います。第二に事故を起こした東電の原発です。東電が何故事故を起こしたかは不明確です。(=^・^=)は未必の故意の可能性が高いと思います(6)(7)。疑義のある東電に原発の運用をさせるのは危険です。審査風景を見ていたのですが(8)、福島原発事故の反省が感じられません(この件については別の機会に記事にしたいと思います)。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 審査状況|政策課題|原子力規制委員会中の「平成26年10月17日第147回 開催案内 会議資料 会議映像」
(2)放射性物質拡散予測
(3)【120524】東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原子力発電所の事故に伴う大気および海洋への放射性物質の放出量の推定について|TEPCOニュース|東京電力
(4)気象庁|過去の気象データ検索
(5)東京電力 - Wikipedia
(6)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は吉田所長の自作自演?
(7)めげ猫「タマ」の日記 原子力ムラは津波想定を低くしていた?―島崎委員退任会見―
(8)第149回 原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 (平成26年10月17日) NRAJapan
  1. 2014/10/17(金) 19:38:05|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

東電想定より2割多い福島第一原発汚染水増加量

 福島第一原発では日々、汚染水が増えています。2013年10月に東電が発表した計画(2)では、福島第一原発のタンク内の汚染水は2013年9月時点で35万トン、14年9月時点で50万トンで15万トンの増加を見込んでいましたが、東京電力の発表(4)を集計すると、2014年9月3日時点で53万トンで18万トン増で2割増えています。想定の2割増です。以下に東電想定と実績を示します。
brg141016a.gif
 ※(2)(4)より作成
 図―1 タンク内汚染水量の想定と実績

 汚染水は原子炉建屋、タービン建屋などのタンク外にもあります。これを合わせると10月15日現在で約64万トンあります(5)。そしてこれからも増え続けます。
brg141016b.gif
 ※(4)で作成
 図―2 汚染水の総量

<余談>
 東京電力は汚染水対策として凍土壁、地下水バイパスあるいはフェシングなどいろいろと対策を発表しています(5)(6)。このうち地下水バイパスは実施してから5ヶ月近くになりますが効果が見えません(7)。凍土壁も実際に実行してみないと分からないと思います(8)(9)。フェシングだって!
 汚染水増加防止対策で(=^・^=)が確実に効果があると思うのは原発建屋の側の井戸から汚染水を汲み上げ海に流す「サブドレイン」だと思います(9)(10)。でも福島の漁師さんは「風評被害」を招くと反対しているようです(10)。福島県の漁師さんたちが実施するセシウム「検査の情報を見る限り(11)、検査も確りしているし、セシウム濃度も高くないので食べてもまず問題ないと思います。でもストロンチウム90も含めれば安全とは確信が持てません(12)。「風評被害」でなく「正当な自己防衛」です。

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)中長期ロードマップ|東京電力
(2)(1)中の「廃炉・汚染水対策現地調整会議⇒2013年10月9日(第2回)⇒【資料2】東京電力福島第一原子力発電所汚染水対策の対応表(3.68MB)」
(3)プレスリリース|東京電力
(4)(3)中の「2014年10月15日福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(5)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第172報)|東京電力
(5)(1)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2014年9月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第10回事務局会議)⇒【資料3-2】滞留水処理(4.84MB)」
(6)汚染水対策|東京電力
(7)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス効果無し!3mの水位低下のはずが30cm
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の凍土壁は税金の無駄遣い?
(9)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月3週)―凍結止水断念?―
(10)【福島第1原発の現状】(2014年10月14日) 「浄化確認」もめど立たず サブドレンの地下水放出 : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)
(11)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島県沖シラス漁再開―ストロンチウム90は9ベクレル?―
  1. 2014/10/16(木) 19:34:13|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月2週)―福島県三春町のタバコのセシウムが13倍、565ベクレルー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。10月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(4)、をまとめてみましたお買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(5)。
  ①検査数2,013 件中6件の基準値超え(全体の0.3%)
  ②平均は、1キログラム当たり4ベクレル、最大770ベクレル(山梨県産ショウゲンジ)。
  ③基準超の食品が福島、栃木、山梨で見つかっています。
brg141015a.gif
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(6)を参照
   ※3 ショウゲンジ、キハツタケはキノコ
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2014年10月2週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値(7)超えの食品が見つかった県

1.福島県三春町のタバコのセシウムが13倍、565ベクレル
 JTがタバコの検査結果を10月9日発表しました。それによると検査128点中の以下の2点が基準超えです。値は1キログラム当たりで
 ①福島県三春町産  565ベクレル
 ②栃木県那須塩原市 101ベクレル
です。昨年(2013年)の値は1キログラム当たりで
 ①福島県三春町産   45ベクレル
 ②栃木県那須塩原市  80ベクレル
ですので(8)、栃木県那須塩原市の値は僅かな増加ですが、福島県三春町産は13倍になりました。原発事故から3年半以上経過しましたが、福島県のセシウムはなかなか落ち着かないみたいです。

2.国立医薬品食品衛生研究所のおかしな検査結果
 「国立医薬品食品衛生研究所 (National Institute of Health Sciences) は、医薬品や食品のほか、生活環境中に存在する多くの化学物質について、その品質、安全性及び有効性を正しく評価するための試験・研究や調査を行っています。」
を使命としています(9)。このためでしょうか、流通品のセシウム検査を時々実施しています。各産地に検査が漏れがっても検査数が少ないですが、一応は各産地の検査をけん制する役割があると思います。いわば、各産地の検査の監視役でしょうか。
 10月15日に国立医薬品食品衛生研究所の検査で岩手県産コウタケについて1キログラム当たりで
   セシウム134  2.2ベクレル未満(ND)
   セシウム137 76ベクレル
と厚生労働省は発表しました(4)。
 セシウム134と137は共に同位体なので(10)、化学的な性質はほぼ同じです(11)。どこでも割合は一緒だと思います。以下に10月5日厚生労働省の発表(4)から集計したセシウム137と134の値の関係を示します。
brg141015b.gif
※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―2 セシウム137と134の関係

 概ねセシウム134は137の17%程度だと思います。セシウム137が76ベクレルなら、13ベクレルです。測定誤差を考慮しても2.2ベクレル未満になると思えません。どちらかの測定が間違っています。こんなおかしな検査をするようでは「監視役」として機能しません。
 福島県はおかしな検査を続けています(5)(12)。でも「監視役」が機能しなくては福島県はやりたい放題です。

3.茨城県日立市や北茨城市より低い福島県いわき市のお魚の検査結果
 以前、(=^・^=)は茨城県日立市や北茨城市より福島県いわき市のお魚のセシウム濃度が検査結果では低くなっている旨を書きました(4)。
 福島県によれば、福島第一原発から離れるほどお魚の放射性セシウム濃度は下がるそうです。
brg141003g.gif
 ※(5)を転載
 図-3 福島第一原発から南方向の距離とセシウム濃度
 
以下に福島第一原発、福島県いわき市、茨城県北茨木市、茨城県日立市の位置を示します。
brg141007e.gif
 ※(6)で作成
 図―4 福島県いわき市、茨城県北茨木市、茨城県日立市

 正しい検査であれば、福島県いわき市のお魚は北茨城市に比べ高くなるはずです。福島県県漁連はいわき市沖で「マガレイ」の試験操業を始めた。福島県漁連では採ったお魚は自主検査してから出荷し、検査結果を公表しています(13)。以下にマガレイについて
 ①福島県いわき市産の福島県の検査
 ②福島県いわき市産の福島県漁連の検査
 ③北茨城市産の茨木市産の検査
を比較してみました。
brg141015c.gif
 ※1(1)(13)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 ※3 福島県 ―福島県よる福島県いわき市産マガレイの検査
 ※4 県漁連 ―福島県漁連による福島県いわき市産マガレイの検査
 ※5 北茨城市―
 図―5 福島、茨城県境付近での8月以降(採取日)のマガレイの検査結果

 福島県の検査では16個全数が検出限界未満で低く出ています。茨城県の検査は2件中1件でセシウム、福島県漁連は5件中3件でセシウムが見つかってます。また値も1キログラム当たりの最高値で
 北茨城市産(茨城県検査)で3.6ベクレル
 いわき市産(福島県漁連検査)で5ベクレル
で福島県漁連の検査が高く出ています。
 茨城県の検査と福島県漁連の検査は整合性が採れていますが、福島県の検査は整合性がなく、低く出ています。福島県の検査は実態より低くでます。福島産品は確り検査されていて安全だと福島県は主張していますが(14)、検査そのものに問題があるので(12)、このような主張は成立しません。
 なお、北茨城市のいわき市にマガレイの名誉の為に書くならこの程度のセシウムは問題ないと思います。でもストロンチウム90は知りません(15)。

<余談>
・原発事故から3年半を過ぎてもセシウム濃度が安定せず高くなることもある福島産
・「監視役」が機能しなくなり好き放題が可能な検査で出荷される福島産
・他とは合わない低い値しか出ない検査で出荷される福島産
これでは「食べて応援 あの世行き」です(16)。(=^・^=)は
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれは(=^・^=)だけではないみたいです。
brg141015d.gif
 ※(17)をキャプチャー
 図―6 福島も実りの秋(18)、でも福島産がない福島県いわき市のスーパーのチラシ



―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)中の「在来・バーレー種 葉たばこ(乾燥済)の放射性物質 検査結果(2014年産)」
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(第900報) |報道発表資料|厚生労働省
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月1週)―伊達のあんぽ柿から基準の2倍超のセシウム、で
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省 
(8)2013年 国産葉たばこに関する放射性物質の購買前検査完了について | JT ウェブサイト中の「在来・バーレー種 葉たばこ(乾燥済)の放射性物質 検査結果(2013年産)」
(9)国立医薬品食品衛生研究所
(10)セシウム - Wikipedia
(11)同位体 - Wikipedia
(12)めげ猫「タマ」の日記 フクシマは食べませんが19.6%に増加―当然です―
(13)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(14)県産食品の安全・安心を確保する取組み | ふくしま 新発売。
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島県沖シラス漁再開―ストロンチウム90は9ベクレル?―
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(17)ヨークベニマル/お店ガイド
(18)ミスピーチキャンペーンクルーのブログ 実りの秋
  1. 2014/10/15(水) 21:19:55|
  2. -
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:1
次のページ