めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

新潟県知事選、告示まで1ヶ月、政党は候補者を決められず

 新潟県知事選挙が9月29に公示されます(1)。今日(8月29日)で、告示まで1ヶ月を切りましたが、各政党とも推薦候補者を決めていません(2)。そこには柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題が影響していると思います。
 東京電力柏崎刈羽原子力発伝所は新潟県柏崎市に立地しています(3)。だたし
東京電力は新潟県に電気を供給していません(4)。原子力発電が「燃料の安定供給が可能」とか「電気料金の安定に役立つ」とか言われても(5)、新潟の皆さんには関係ありません。柏崎刈羽原発が立地する新潟では再稼働してもリスクは残りますが、メリットはありません。これに対する東京電力の主張は下請けさん、東電社員様を合わせ6,000人以上の方は柏崎刈羽で働いており(6)、地元の雇用に貢献しているようなデータを公表しています。効果が及ぶのは柏崎市や刈羽村だけだと思います。
 東京電力の原子力発電所が無害かと言えば、(=^・^=)の知る限り過去2回程、新潟県に被害を与えています。
①2007年 7月16日の中越沖地震で、柏崎刈羽原子力発電所のある刈羽村の震度は6強で、マグニチュードは6.8でした(7)。この時は、柏崎刈羽原子力発電所が止まっています。また、放射能漏れ事故が起き(8)、大変な被害が出しました(7)。
煙もくもくの柏崎刈羽原子力発電所
 ※(9)を引用
 図―1 煙もくもくの柏崎刈羽原子力発電所  

②福島から新潟に阿賀野川が流れています。流量は日本有数だそうです(10)。福島原発事故の時に福島から阿賀野川を通じ大量の放射性物質が流れ込んでいました。回収された放射性物質は事故から5年5ヶ月が経過しましたが、未だに処分される事無く仮置きのままです(11)。このうち1キログラム当たり8,000ベクレル以上のセシウムに汚染された物だけで約1,000トンが新潟県内に放置されています(12)。指定廃棄物の定義は1キログラム当たり8,000ベクレル以上ですが(12)、放射性廃棄物の定義は1キログラム当たりセシウム137で100ベクレルです(13)。
 当然ながら行政として対応しなくてはいけないのですが、東京電力が確りしていたならこのような余計な事は発生しなかったはずです。少なくとも東京電力の原子力発電所は新潟県では良い印象はないと思います。
 福島原発事故後に原子力発電所が次々に停止し、これを理由に電気料金の値上げが実施されました(14)(15)。仮に原子力発電所の再稼働が実現すれば、電気料金は下がる可能性があります。柏崎刈羽原子力発電所が再稼働した場合には首都圏の電気料金が下がる可能性があります。ただし新潟の電気代は下がりません。これは企業立地を進める新潟県にとってマイナス材料です。新潟や福島は首都圏と隣接していますが、電気代が高い隣県に企業立地する企業はないと思います。それでなくても新潟や福島の企業競争力が首都圏に対して低下します。
 柏崎刈羽原子力発電所が再稼働した場合に立地するメリットとデメリットを纏めると以下の通りになります。
 ①再稼働しても地元の電気の安定供給に寄与しない。
 ②再稼働した場合には、事故リスクを負う。新潟県の場合は東京電力の原発事故で、過去に被害を受けている。
 ③再稼働した場合には、首都圏に比べ電気代が相対的に高くなり新潟県内企業の競争力が低下する。
 新潟県益だけを考えるなら、柏崎刈羽原発は再稼働が先延ばしすべきです。でも安倍出戻り総理は
 「世界で最も厳しいレベルの新規制基準に適合すると判断した原発のみ再稼働を進めるのが政府の一貫した方針であり、変わりはない」
と述べる通り、原発推進の立場です(16)。福島第一原発事故では東京電力は多額の賠償を支払っています。その額は2016年8月26日時点で6兆3100億円を超えました(17)。
どんどん増え続ける福島第一の賠償金額
※(17)を過去分も含め集計
 図―2 増え続ける福島第一賠償金

 東京電力にはそのようなお金はないので、国や国が作った認可法人(18)を経由し、今年(2016年)7月末で6兆3873億円のお金を受け取っています(17)。最終的には国民負担との見方がありますが(18)、現状では将来に東京電力が利益を出せるようになったら、利益から弁済し、あるいは国が認可法人を通じ間接的に所有する東京電力の株式を売却し、売却益で賄う計画です(19)。こうした国策を実現するには柏崎刈羽原発を一日も早く再稼働させて、東京電力の経営を改善し、利益が多く出て株価が上がるようにする必要があります。幸い、適合性審査中の柏崎刈羽原子力発電所(20)は来年3月までには「合格」しそうな見込みがあります(21)。
 柏崎刈羽原子力発電所が「合格」になれば再稼働の判断を知事が行うことになります。地方行政において地域の利益を優先するか、国の政策との整合性を取るべきは色々と議論があると思います。普天間基地問題の安倍出戻り総理の対応(22)を見ていると、地方行政といえどもある程度は国の政策と整合性を取るべきとゆうの自民党や与党の基本的な考えだと思います。一方で、新潟県知事は国の政策との整合性よりも県益を優先する立場だと思います。2014年3月に北陸新幹線が新潟県内で開業しましたが(23)、それに先立ち新潟県知事は分担金の支払いを一時的に拒み(24)、開通を遅らせようとしました。北陸新幹線は優等列車は新潟県内には停車せず、新潟県内で北陸新幹線が通る最大の市である上越市の新駅は市の南外れでき、逆に不便になります。当然ならが上越市の地価は下落しました。おまけに長い赤字三セクを背負い込むことになりした(25)。北陸新幹線は新潟県益を損ねました。県益を考えるならゴネるが当然ですが、国策とは対立します。
 現・新潟県知事の任期が10月24日に切れるのに伴い、9月29日に新潟県知事選が告示されます(1)。今のところ現職の知事と新潟県第二の市の長岡市の市長が立候補を表明しています(2)。現知事は既に述べたように新潟県益を優先する政策をとっていますが、対立候補の現長岡市長(以下新人と記載します)は「市町村と連携し、良い取り組みや施策を全県に広め、国に提言する」と訴えており(27)、国の政策との整合性を重視する立場です。来年3月までには柏崎刈羽原発の適合性審査が合格になりそうなので、再稼働慎重な現知事(28)、がどちらかと言えば積極的な新人(29)の知事選になりそうです。
 両候補とも主要な政党に推薦の依頼を出していますが(2)、公示から一ヶ月になりましたが、現時点では(=^・^=)が調べた限りどの政党もどちらにも推薦を出していません。政党の皆さんは模様眺めのようです。
 安倍出戻り内閣は7月10日の鹿児島知事選(30)、7月31日の東京都知事選(31)と支援した候補の落選が続いています。本音は柏崎刈羽再稼働にどちらかと言えば積極的な新人を支援したいでしょうが、負けたら困ります。最新の新潟県全域を対象とした選挙は7月10日の参院選挙ですが、どちらかと言えば反原発色の強い野党統一候補の森裕子さん(32)が当選しました(33)。現職知事は知名度があり、それなりの人気もあるようです(28)。自民党等の与党が全力を挙げても当選させる自信が安倍出戻り総理にあるか不明です。野党は自民党の様子をみているって所でしょうか?
 今回の新潟知事選挙をみていると2年前の福島知事選挙を思い出します。2014年7月13日の滋賀知事選挙で与党候補が負けた後の(34)、2014年11月11日の福島県知事選挙では当初は自民党は独自候補を出す予定でしたが、ひっこめました(35)。候補となった方は日本銀行を退職されそれなりの準備をしたのですが(36)、自民党に裏切られた形です。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 次の新潟知事選挙は東京電力にとって重要な選挙です。最良の結果は新人が当選し、柏崎刈羽の適合性審査合格後に再稼働です。最悪のシナリオは与党が新人を応援し、野党が現職を応援する形で選挙になり現職が再選される形です。この場合は柏崎刈羽の再稼働は厳しくなると思います。中間としては2年前の福島の様に与党が新人を裏切り、現職を応援することでしょうか?
 新潟の皆さんへ
 次の知事選には必ず投票にいって下さい。誰にいれればいいか?東京電力や関係者の皆さんは新人に入れるべきです。会社のそして自分の職場の未来がかかっています。ご参考になるかは分かりませんが福島のスーパーのチラシを紹介します。
 新潟では流れていませんが、福島では福島産夏野菜のテレビCMが流れています。そこにはトマトが登場します(37)。福島のトマトは適度な酸味とあふれる甘みが自慢だそうです(39)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(40)。福島県郡山市は福島の主要産地の一つです(38)、でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産あっても福島産トマトが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(41)を引用
 図―3 福島産トマトが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 福島の皆様は不安なようです。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)新潟県:平成28年 選挙執行一覧
(2)新潟知事選、各党とも有力2候補への対応保留 推薦が当落左右産経ニュース-2016/08/15
(3)発電所の概要|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(4)「東京電力 新潟 進出」のストーリーの画像(産経ニュース)【経済インサイド】電力自由化、仁義なき戦い 東京電力が東北電力エリア ...産経ニュース-2016/02/21
(5)原子力発電の特徴 - 原子力発電の現状 | 電気事業連合会
(6)発電所データ集|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力中の「発電所で働く人たち」(http://www.tepco.co.jp/kk-np/data/collection/pdf/2010/06jugyoin.pdf
(7)新潟県中越沖地震 - Wikipedia
(8)柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia
(9)博多っ子の元気通信:次々と明るみに出る柏崎刈羽原発の被害状況 - livedoor Blog(ブログ)
(10)阿賀野川 - Wikipedia
(11)放射性汚泥処理 政治で解決を|県関連ニュース|参院選 2016|特集|新潟日報モア
(12)指定廃棄物について|放射性物質汚染廃棄物とは|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(13)日本のクリアランス制度 (11-03-04-10) - ATOMICA -
(14)電気料金の値上げの実施について [関西電力]
(15)電気料金値上げの申請理由について |東北電力
(16)東京新聞:高浜再稼働は変わらず 首相、原発の必要性強調:政治(TOKYO Web)
(17)賠償金のお支払い状況|東京電力
(18)原子力損害賠償・廃炉等支援機構 - Wikipedia
(19)新総合特別事業計画|会社情報|東京電力ホールディングス株式会社
(20)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 審査状況 | 原子力規制委員会
(21)柏崎刈羽原発を優先審査、規制委 福島第1と同型、年度内合格も - 共同通信 47NEWS
(22)普天間移設問題・辺野古新基地の記事一覧 | 沖縄タイムス+プラス
(23)北陸新幹線 - Wikipedia
(24)北陸新幹線負担金、国・新潟県の攻防ヤマ場 並行在来線補助も  :日本経済新聞
(25)めげ猫「タマ」の日記 北陸新幹線、開業まで半年
(26)長岡市 - Wikipedia
(27)森氏 長岡で事務所開き|政治・行政|新潟県内のニュース|新潟日報モア
(28)泉田裕彦 - Wikipedia
(29)新潟知事選に長岡市長出馬へ…原発前向き派支援読売新聞-2016/08/04
(30)2016年鹿児島県知事選挙 - Wikipedia
(31)2016年東京都知事選挙 - Wikipedia
(32)森裕子 - Wikipedia
(33)新潟県選挙区 - Wikipedia
(34)2014年滋賀県知事選挙 - Wikipedia
(35)2014年福島県知事選挙 - Wikipedia
(36)鉢村健 - Wikipedia
(37)TVCM(ふくしまプライド。「野菜」篇) | ふくしま 新発売。
(38)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(39)(38)中の「トマト」(https://www.pref.fukushima.lg.jp/download/1/tomakyu1.5.pdf
(40)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(41)イトーヨーカドー 郡山店
スポンサーサイト
  1. 2016/08/29(月) 19:43:30|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

福島第一汚染水(8月4週)―排水路から2,300ベクレルの全ベータ―

福島第一原発汚染水の8月4週(8月22日から28日)の状況を纏めてました。
 ①排水路から2,300ベクレルの全ベータ
 ②港湾内各所で、過去最高のセシウム137
 ③福島・マコガレイ出荷制限解除、港湾口からは1,190ベクレルのセシウム
 ④地下貯水槽周辺の観測井戸は急上昇
 ⑤地下水バイパス山側井戸の全ベータが急上昇
 ⑥サブドレン・トリチウムの累積排出量は約860億ベクレル
等が確認されました。福島は台風が襲いました(1)。雨が降り、汚染水漏れは先週(2)より酷くなった感じです。今週も台風10号が福島を直撃しそうです(3)。来週はもっと悲惨な記事になりそうです。
台風10号接近を伝える福島県の地方紙・福島民友
 ※(4)を引用
 図―1 台風10号の福島接近の可能性を報じる福島県の地方紙の福島民友

1.排水路から2,300ベクレルの全ベータ
 8月22日に福島を台風22号が襲いました。福島第一では雨で地下水位が上昇し汚染水が溢れだす寸前までいったそうです(1)。
台風9号襲来を報じる福島県のローカルTV局(TUF)
 ※(5)をキャプチャー
 図―2 台風9号の襲来を報じる福島県のローカルTV(TUF)

 以下の福島第一の降水量を示します。
降雨が続く福島第一
 ※(7)を集計
 図―3 福島第一の降水量

 福島では7月末に梅雨が明け(8)、雨が少ない状態が続いていましたが台風シーズンが到来したようです。8月17日と22日には台風が福島を襲い雨を降らしました(1)(9)。一日当たりの降雨量を見ると
 8月17日 11mm
 8月18日 86mm
 8月19日  0mm
 8月20日 22.5mm
 8月21日  0.5mm
 8月22日 66mm
です(7)。
 この大雨で、福島第一原発内の放射性物質が大量に流されました。
 福島第一原発構内には幾つもの排水路が走っています(7)。以下に今週観測された各排水路の放射性物質濃度を示します。
法令限度をはるかに超えた汚染水が流れる福島第一原発排水路
 ※1(7)(10)(12)を集計
 ※2 値は1リットル当たりで集計期間の最高値
 ※3 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(13)
 ※4 赤丸()はサンプリング地点
 図-4 福島第一原発排水路の放射性物質濃度

 放射性物質の法定限度は1リットル当たりで、セシウム137が90ベクレル、ストロンチウム90が30ベクレルです(11)。全ベータのおよそ半分がストロンチウム90なので(13)、全ベータでは60ベクレルになります。K排水路の8月22日の測定結果を見ると(10)、1リットル当たりで
 セシウム134   200ベクレル
 セシウム137 1,100ベクレル
 セシウム合計  1,300ベクレル
 全ベータ    2,300ベクレル
で全てが法令限度を大きく超えています。
 8月22日以前の最高記録は
 セシウム134   280ベクレル
 セシウム137   910ベクレル
 全ベータ    1,500ベクレル
ですので(14)、セシウム137と全ベータで過去最高記録を更新しました。事故から5年5ヶ月過ぎて過去最高(新記録)を出す様では福島第一の汚染水流出防止対策は進んでいません。
 以下にK排水路の汚染水濃度の推移を示します。
法定限度を超えた汚染水が流れ続けるK排水路
 ※(7)(10)を集計
 図-5 福島第一K排水路の放射性物質濃度

 図に示す通りこの所、法令限度を超えた状態が継続しています。全ベータ濃度を1リットル当たりで示すと
 8月17日   540ベクレル
 8月18日   540ベクレル
 8月19日   140ベクレル
 8月20日   490ベクレル
 8月21日   230ベクレル
 8月22日    77ベクレル(1回目)
 8月22日 2,300ベクレル(2回目)
 8月23日   300ベクレル
 8月24日   160ベクレル
 8月25日    88ベクレル
 8月26日    82ベクレル
 8月27日   420 ベクレル
で8月17日から27日の11日間に渡り法定限度を超えた汚染水が流れ続けています。

2.港湾内各所で、過去最高のセシウム137
  排水路から汚染水が流れればその先の海洋汚染が心配です。以下に今週の港湾内の汚染状況を纏めます。
事故から5年5ヶ月経て高濃度の放射性物質が見つかる福島第一港湾内
  ※1 (15)を集計
  ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3 集計期間内の最大値
  ※4 SR90はストロンチウム90を示し、採取日は7月18日
  ※5 サブドレン排水口の位置は(16)による。
 図―6 福島第一港湾内の放射性物質濃度

 このうち港湾口、港湾内東側、港湾内南側のセシウム137濃度は過去最高です(17)。図―4に示すように排水路の出口は港湾内に繋がっています。そして港湾内の海水を確実に汚染しています。港湾内で過去最高が記録されたのはいずれもK排水路から高濃度の汚染排水が見つかった翌日の8月23日です。
 以下に港湾口の放射性物質濃度の推移を示します。
事故から5年5ヶ月経て過去最高のセシウム137が見つかった港湾口
 ※1(15)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないこと)を示す。
 図―7 港湾口の放射性物質濃度

 図に示す通り事故から5年5ヶ月以上が経過しましましたが下がる気配がありません。そして「過去最高」です。東京電力は1項で取り上げたK排水路排水の放射能汚染について
「K排水路の水は、発電所港湾内へ排水する経路となっており、直接外洋へ流出することはない。」
と主張していす(18)。でも図―7に示す様に港湾口のセシウム濃度は確り上昇しています。港湾口は外洋との境界に位置します。間違いなく外洋に漏れ出しています。

3.福島・マコガレイ出荷制限解除、港湾口からは1,190ベクレルのセシウム
 事故から5年5ヶ月以上経過しましたが、外洋からは放射性物質が見つかっています。外洋の境界の港湾口では汚染魚も見つかっています。
事故から5年5ヶ月以上が過ぎて汚染魚が見つかる福島第一外洋近辺
  ※1 (15)(19)(20)で作成
  ※2  数値は1リットルまたは1キログラム当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
 図―8 福島第一原発外洋の放射性物質濃度

 図に示す通りそれ程には高い濃度の放射性物質は海水からは見つかっていませんが、気になることがあります。外洋の海水のサンプリング日は8月22日と24日で、港湾内で過去最高のセシウムが見つかった8月23日のサンプリングデータがありません(19)。福島第一では高い濃度が出ると直ぐに再測定され、高いのは1時的と説明されますが(18)、高い濃度が出る可能性がある時に追加で検査する事は無いようです。
 そして気になるのが港湾口のマコガレイのセシウム濃度です。福島県沖のマコガレイの出荷制限が8月24日に解除になりました(21)。以下に港湾口で採れたマコガレイの昨年9月以降のセシウム濃度を示します。
上昇傾向を示す後湾口のマコガレイのセシウム濃度
 ※1(22)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 ※3 日付は捕獲日
 図―9 港湾口マコガレイのセシウム濃度

 確り上昇しています。港湾口は外洋のと境です。外洋のマコガレイもそれなりに汚染されています。9月1日からは福島県沖のヒラメ漁が再開されます(23)。以下に港湾口のヒラメのセシウム濃度を示します。
上昇傾向を示す港湾口ヒラメのセシウム濃度
 ※1(22)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 ※3 日付は捕獲日
 図―10 港湾口ヒラメのセシウム濃度

 こちらも確り上昇しています。


4.地下貯水槽周辺の観測井戸は急上昇
 地下貯水槽は一時期、汚染水の保管に利用されていましたが、汚染水漏れををお越し使われなくなりました(24)。ただし、一時は高濃度の汚染水が貯められていたので、周囲に観測井戸を掘り地下水の汚染の有無を観測してます(25)。以下に今週の以下に地下貯水槽周囲の全ベータ濃度を示します。
大部分の観測孔から全ベータが見つかる地下兆水槽周囲
 ※1(25)を集計
 ※2 位置は(24)による。
 ※3 NDは検出限界未満を示す
 図-11 下貯水槽周囲の全ベータ濃度

 図に示す通り殆どの観測孔(19本中17本)で全ベータが見つかっています。この中で最も気になるのがA16です。以下に推移を示します。
上昇傾向が続く観測孔NoA16の全ベータ
 ※1(25)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図-12 下貯水槽周囲の全ベータ濃度 

 図に示すように乱高下していますが、全体として上昇傾向にあり7,8月は1リットル当たり300ベクレルを超える値を示しています。この先が心配です。


5.地下水バイパス山側井戸の全ベータが急上昇
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(26)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(27)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(28)。以下に放射性物質濃度を示します。
排水基準を超えた放射性物質が見つかる地下水バイパス山側井戸
 ※1 (27)(28)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―13 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

地下水バイパスやサブドレンの排水基準は1リットル当たりで
  全ベータ  5ベクレル
  トリチウム 1500ベクレル
ですので(11)、排水基準を超えた放射性物質が見つかっています。この中で気になったのはE-9井戸の全ベータ濃度です。以下に推移を示します。
全ベータが上昇しだしたE-9井戸
 ※1 (27)(28)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―13 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

地下水バイパスやサブドレンの排水基準は1リットル当たりで
  全ベータ  5ベクレル
  トリチウム 1500ベクレル
ですので(11)、排水基準を超えた放射性物質が見つかっています。この中で気になったのはE-9井戸の全ベータ濃度です。以下に推移を示します。
 ※(27)を集計
 図―14 E-9井戸のトリチウム濃度

 今週に入り突然に上昇傾向に転じました。東京電力は日報で(19)
「今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。」
等の表現(18)を良く使います。この表現では傾向を持って上昇する変動は無視するようです。

6.サブドレン・トリチウムの累積排出量は約860億ベクレル
 サブドレンは、原子炉やタービン建屋の直ぐ傍の井戸から汚染地下水を汲み上げ、直接にタービン建屋周囲の水位を下げ汚染水の増加量を抑えるものです(30)。サブドレンの運用は2015年9月3日から始まったので(31)まもなく1年です。東京電力はサブドレン廃水の放射性物質濃度も排出量も公表しているので(32)(33)、濃度×排出量で累積のトリチウム排出量を求めてみました。
トリチウム累積排出量が860億ベクレルとなったサブドレン
 ※(32)(33)を集計
 図―15 サブドレンの累積のトリチウム排出量

 図に示す通り運用開始後からトリチウムの排出量が増え続け、累積で約860億ベクレルになりました。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 事故から5年5ヶ月以上が過ぎましたが、福島第一原発の汚染水漏れは止まる気配がありません。東京電力は今回の放射性物質漏れについて
「K排水路の水の全ベータ放射能が上昇した原因は、降雨の影響に伴う一時的な上昇と推定。」
と主張していますが、福島では台風7号(9)、9号(1)と続けて遅い、間もなく10号もやって来そうです(3)。福島の降雨は一次的なものでなく「断続的」なものです。しばらくは台風の降雨による断続的な放射性物質漏れが続きます。特に不安なのが全ベータです。4項、5項に示すように福島第一ではセシウムが見つからないのに全ベータが見つかる場合があります。全ベータはセシウムとは独立で海に漏れています。でも福島産はセシウムが見つからければ「安全」とされます(34)。福島の皆様は不安だと思います。
 福島県が力をいれている畜産物に鶏肉(地鶏)があります。産地の一つに福島県川俣町があります(35)。福島県川俣町産の鶏肉は。高タンパク・低カロリー・低脂肪の肉は、噛めば噛むほど鶏本来の旨みが口いっぱいに広がるそうです(36)。福島県は福島産鶏肉は「安全」だと主張しています(37)。福島県川俣町ではこの週末に「川俣シャモまつり」が開かれ(38)、世界一長い焼き鳥を成功させたそうです(39)。でも福島県川俣町のスーパーのチラシには福島産鶏肉はありません。
他県産はあっても福島産鶏肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ
 ※(40)を引用
 図―16 福島産鶏肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県川俣町の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島第1原発、汚染地下水あふれる恐れ 台風9号の降雨影響:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)めげ猫「タマ」の日記 福島第一汚染水(8月3週)―港湾内から法令限度を超える汚染海水―
(3)台風、30日にも上陸の恐れ | 国内外ニュース | 福島民報
(4)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-を8月29日に閲覧
(5)20160822スイッチ TUFchannel
(6)報道配布資料|東京電力
(7)(6)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」
(8)気象庁|平成28年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
(9)道が崩落、台風7号で福島県内大雨 列車一時運転見合わせ、浸水被害も:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(10)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況」⇒2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「2016年7月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第32回事務局会議)」⇒「【資料3-1】汚染水対策(31.5MB)PDF」(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160728_06-j.pdf
(11)サンプリングによる監視|東京電力
(12)(11)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング」⇒「南放水口・排水路」
(13)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(14)"http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2016/images3/drainage_160823-j.pdf" target="_blank" title="2016年8月23日福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 224KB)
(15)(6)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(16)2015年9月2日 海洋汚染をより確実に防止するための取り組み(PDF 3.53MB)
(17)2016年8月24日福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 637KB)
(18)2016年08月23日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(19)(11)中の「1.海水(港湾外近傍)」を8月28日に閲覧(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2016/images3/seawater_map-j.pdf
(20)2016年8月24日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 120KB)
(21)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の解除 |報道発表資料|厚生労働省
(22)(6)中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>」
(23)「安全な常磐もの届けたい」読売新聞-
(24)[PDF]地下貯水槽からの汚染水漏えい 及び 対応状況 ... - 東京電力
(25)(11)中の「地下貯水槽に関する分析結果」
(26)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(27)(11)中の「H4エリア周辺観測孔」および「H6エリア周辺観測孔」
(28)(6)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果 」
(29)福島原子力事故に関する更新|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社
(30)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(31)(コメント)福島第一原子力発電所におけるサブドレン他水処理施設の運用開始について|東京電力
(32)(6)中の「サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果」
(33)集水タンク・一時貯水タンクの運用状況|東京電力
(34)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(35)(34)中の「地鶏兄弟」(https://www.pref.fukushima.lg.jp/download/1/jidori6.pdf
(36)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(37)第14回川俣シャモまつりin川俣2016開催 - 川俣町公式ホームページ
(39)世界一長~い丸焼きに挑戦! 103羽成功、川俣シャモまつり:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(40)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
  1. 2016/08/28(日) 19:41:42|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

トラブルいっぱい福島原発(8月4週)―ダストモニタ警報2回―

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、8月3週(8月21日から8月27日)もしっかりトラブルが起こっています。
 ①ダストモニタ警報2回
 ②海側遮水壁内側汚染水が漏れ出す寸前に 
 ③今週の汚染水増加量は1日当たり757トン、凍土壁凍結開始後の最高記録
 ④地下水ドレンからタービン建屋への移送量が突然の増加
 ⑤凍土壁の大穴は塞がらず
 ⑥ALPSは今週も停止
 ⑦鉄塔に亀裂見つかる
 ⑧2号機デブリ取り出し、除染は止めて遮蔽のみにします。
 ⑨焼却炉停止、原因は単純計算ミス
あちらこちらでトラブルが発生する福島第一構内
※出典は本文による
 図―1 8月4週トラブルマップ

1.ダストモニタ警報2回
 ダストモニタは空気中の放射性物質濃度を連続的に測る装置です(2)。
ダストモニタの原理
※(3)を引用・加筆
 図-2 ダストモニタの原理

①真空ポンプで吸い込み空気中のダスト(ほこり)をろ紙で集める。
②ほこりを集めたろ紙を、シリコン半導体検出器にて放射能量を測定する。
③流量計で測定した空気流量で放射能量を割って、濃度を算出する。
との原理で空気中の放射性物質濃度を測定します(3)。以下に福島第一原発のダストモニタの配置をしめします。
敷地南側を中心に頻発するダストモニタの警報
 ※1(4)とGoogle Mapにて作成
 ※2 風向き警報発生日は後述による
 ※3 名称は北から順にMP-1、MP-2・・MP-8であるが、警報発生以外省略
 図-3 ダストモニタと警報発生時の風向き(2016年)

 先週の記事で、福島第一の空気中の放射性物質が高めの旨を記載しましたが、今週は2回、ダストモニタから警報がでました。
①8月22日
 午前3時44分、福島第一原子力発電所敷地境界付近のモニタリングポストNo.8近傍に設置されているダストモニタで、空気中の放射能濃度の上昇を示す「高警報」が発生しました。1立方メートル当たり14ベクレルの放射性物質が見つかったそうです。警報発生時風向きは南、風速は毎秒2.4メートルです(5)(6)。

②8月25日
 12時48分、福島第一原子力発電所敷地境界付近のモニタリングポストNo.8近傍に設置されているダストモニタで、空気中の放射能濃度の上昇を示す「高警報」が発生しました。1立方メートル当たり181ベクレルの放射性物質が見つかったそうです。警報発生時風向きは南東、風速は毎秒6.2メートルです(7)(8)。
警報発生後の当該ダストモニタ近くで空気を採取し分析したら、ウラン238からの生成物である鉛210(Pb-210)(9)が1立方メートル当たり14ベクレル見つかったそうです(7)(8)。

以下に今年のダストモニタの警報の発生状況を示します。
 ①1月13日 MP-7付近のダストモニタが警報発生、風向きは南南東(10)(11)。
 ②6月1日 MP-2付近のダストモニタが警報発生、東京電力推定原因は機器の故障、風向きは西(4)(12)。
 ③7月3日 MP-8付近のダストモニタが警報発生、東京電力推定原因はウラン238生成物のビスマス214、風向きは南南西(13)。
 ④8月2日 MP-8付近のダストモニタが警報発生、ウラン238生成物の鉛214が見つかる。1回目の警報時の風向きは南東(14)(15)。
 ⑤8月22日  MP-8付近のダストモニタが警報発生、警報時の風向きは南(16)(7)。
 ⑥8月25日  MP-8付近のダストモニタが警報発生、警報時の風向きは南東(8)(9)。
 8月22日の警報発生の原因を東京電力は機器の異常動作と説明していますが(17)、8月22日の警報発生後に機器は交換しています(7)。その後8月22日に交換しているのに3日後の8月25日に警報が発生しています。機器異常で同じ場所で僅か3日後に警報が出るのはおかしな話です。東京電力は「濾紙」を調べたが放射性物質は見つからかったと説明していまいますが、警報が出たにが語源3時44分ですが、分析をしたのが約2時間40分後の午前6時20分です(7)。仮に原因がビスマス214とすると、半減期は約20分なので、この間に約256(2(160分÷20分))分の1になっています。減衰して見つからない可能性が高いと思います。
今年の特徴を纏めると
 ①今年発生した6回の警報が発生していますが、6,7,8月と3ヶ月連続して発生しており、8月が3回、しかも2回が今週(8月22日と25日)で、発生頻度が増しています。
 ②図―2に示す様に警報発生時の風向きは福島第一敷地外から敷地内に吹いている風です。
 ③警報発生後に鉛214、ビスマス214あるいは鉛210が見つかっていますが、これらは全てウラン238からの生成物です(10)。
2011年3月12日と14日に福島第一は爆発を起こしました。
水素爆発する福島第一1号機
  ※(18)を転載
 図-4 水素爆発する福島第一原発1号機

 この時に粒子状に細かくなった放射性物質だけでなく、ウラン238を含む核燃料も吹き飛ばされたはずです。一部が福島第一の外に飛び出た可能性も否定できません。実際に福島第一原発から20km弱離れた福島県楢葉町からは、高濃度の放射性物質に汚染された瓦礫が見つかっています(19)。図―2を見るとMP-7,8の間の南側に何かがありそうです。
 以下にビスマス214の増加の計算結果を示します。
時間が経つと急激に増えるビスマス214(線形) 時間が経つと急激に増えるビスマス214(対数)
 (a)線形表示               (b)対数表示
 ※1 最初の警報が出た6月1日を1とした相対値
 ※2 (20)を転載
 図―5 ビスマス214の見積もり(相対値)

 図に示す通り、今後は大幅な増加が見込まれます。
 爆発しており十数キロ離れた楢葉町でも破片が見つかっているので、核燃料の破片も敷地外に吹き飛ばされた可能性があります。福島第一等の軽水炉で使用される核燃料は低濃縮ウランであり(21)、多量のウラン238を含みます(22)。図-4に示す通りウラン238から生成される放射性物質は、今後は大幅な増加が見込まれます。いまは月数回程度(先月までは月1回、今年前半は半年に1回)のダストモニタの警報ですが、やがて週1回になり、そのうちに毎日になるかも知れません。福島の復興の大きな障害になると思います。
 ①福島第一で働く下請けさんの内部被ばくのリスクが増大し、廃炉作業の妨げとなる。
 ②福島第一原発の周囲に計画されている中間貯蔵施設(23)の建設や運営の障害になる。
 2020年までには福島第一原発の近くの常磐線の再開が計画されています(24)。再開することにはウラン238から生成された放射性物質だらけになりそうです。

2.海側遮水壁内側汚染水が漏れ出す寸前に
 福島第一では海岸に水を通さない「壁」を作り海岸から海への汚染水の防止する「海側遮水壁」を完成させました(25)。それまでは「海」に流れていた汚染水が「海側遮水壁」の内側に溜まり放置すると溢れるので、これを汲みあげています。東京電力はこれを「地下水ドレン」と呼んでいます(26)。
 8月22日に台風9号が福島を直撃し大変な雨が降りました(27)。
8月17日から22日かけて大雨が降った福島第一原発
 ※(29)を集計
 図―6 福島第一の降水量

 海側遮水壁の内側にも大量の雨水が流れ込み、水位が上昇しました。22日午後4時50分現在、海抜約4メートルの護岸地上に対し、観測用井戸で測定された地下水位は約3メートル50で余裕は約50センチとのことです(27)(30)。溢れる寸前までいったようです。
 以下に海側遮水壁内側から汲み上げた汚染水のうち、中継タンクAの放射性物質濃度の推移を示します。
5000(Bq/l)程度の全ベータとトリチウムが見つかる地下水ドレン汲み上げt水
 ※(31)を集計
 図―7 地下水ドレン汲み上げ水、中継タンクAの放射性物質濃度

 図に示す通り全ベータやトリチウムは1リットル当たり数千ベクレルで推移しています。溢れたら大変な事になりそうですが、それ以前に排水路からは1リットル当たりで2,300ベクレルの全ベータを含む汚染排水が海に流れ出し(32)福島の海を汚したようです。詳しくは別に記載します。

3.今週の汚染水増加量は1日当たり757トン、凍土壁凍結開始後の最高記録
 凍土壁は福島第一原発の原子炉やタービン建屋の回りを氷の壁で囲い汚染水の増加を抑えようとするものです(33)。当初の見込みでは凍土壁は一ヶ月半程度で効果が出てくるとされていました(34)。3月31日に凍結が始まったので(35)なので、効果が出ていなければならない時期を大幅に過ぎました。以下に福島第一の汚染水の増加量の推移を示します。
凍土壁凍結開始後で最高を記録した汚染水増加量
※(36)を集計
 図ー8 福島第一の汚染水増加量

 今週(2016年8月19日から25日)の汚染水増加量は1日当たり757トンで、凍土壁凍結開始後の最大を記録しました。凍土壁の効果は無いようです。
 東京電力は先月には8月15日から汚染水の増加量が抑えられるとしています(37)が、8月25日に発表した計画では9月15日に変更になっていました(38)。東京電力は月に1回のベースで汚染水増加抑制の見込みを発表しているのですが、月1回の発表の度に抑制効果が現れる日付が1ヶ月先になっています(39)。

4.地下水ドレンからタービン建屋への移送量が突然の増加
 福島第一では、タービン建屋や原子炉建屋への地下水流入(40)、雨漏り(1)、海側遮水壁内側等(地下水ドレン、サブドレン)から汲み上げた汚染地下水をタービン建屋に移送する事(41)で汚染水が増加しています。このうち海側遮水壁内側等から汲み上げた汚染地下水は海側遮水壁とタービン建屋の間に氷の壁(凍土壁)を作ることで地下水の流れが阻止できるので減少が見込めると主張しています(42)。以下に海側遮水壁内側等(地下水ドレン、サブドレン)から汲み上げた汚染地下水をタービン建屋に移送した量の推移を示します。
突然に増加した地下水ドレン等からタービン建屋への汚染水の移送量
 ※(41)を集計
 図―9 地下水ドレン等からタービン建屋に移送した汚染水量

 図に示す通り、突然の増加を示しています。1日当たりの移送量は
  8月13日  102トン
  8月14日  100トン
  8月15日  141トン
  8月16日  219トン
  8月17日  343トン
です(43)。図に示す通り雨が降ると移送量も増えています。現時点(2016年8月27日)では8月17日までしか発表がありませんが、図―6に示す様に今週も多量の雨が降っているので、移送量は増加は続いているはずです。これにつてはまだ記載したいと思います。

5.凍土壁の大穴は塞がらず
 先週の記事で凍土壁に大穴が空いている旨を記載しましたが、今週も空いたままです。凍土壁の両側には地下水位を観測する井戸RWとCoが設けられています。以下に東京電力が「海1-①」と呼んでいる場所のSD(サブドレン),RW,Coおよび地中温度の観測点の水平位置を示します。
凍土遮水壁・海1-①付近
 ※(44)にて作成
 図―10 海1-①付近の配置

 流量は落差に依存し、落差が大きいと大きく、小さいと小さくなります。そして落差が無くなれば水は流れなくなります(45)。凍土壁から漏れ出た地下水は海側遮水壁の内側に到達します。以下に海側遮水壁内側と海1-①付近の凍土壁近辺の地下水位を示します。
縮まらない凍土壁海側と海側遮水壁内側の水位差
 ※1(44)(37)にて作成
 ※2「海側遮水壁内側」の色違いは観測点の差による
 図―11 海側遮水壁内側と海1-①付近の凍土壁近辺の地下水位

 図に示す通り海側遮水壁内側と海1-①付近の観測点のうち、海側遮水壁側にあるCo-15の水位差は縮まっていません。凍土壁凍結開始後も汚染水は凍土壁をする抜け海に流れ続けています。
 以下に海1-①付近の地下の温度部分布を示します。
凍土壁にあいた大穴
 ※1(44)にて作成
 ※2 出典がOPで記載しているが、(=^・^=)がTPに換算
 図―12 海1-①地下の温度分布

 図に示す通り水位観測点Co15の北側の海抜0~3m付近(地下-9m)に0℃を超える「大穴」が開いています。
 東京電力は「大穴」を塞ぐために「補助工法」と称し、「大穴」のあたりにセメントを流し込み塞ぐ試みをしています(38)。以下に図―12に示す「温度測定」部分の温度の推移を示します。
0℃に届きそうもない大穴付近の地中温度
 ※1(44)にて作成
 ※2 図中の数値は「海抜」(原資料はO.P.を(=^・^=)が換算)
 図―13 海1-①「大穴」付近の地中温度の推移

 会見(45)で東京電力は温度は下がったと主張していますが、水が凍りだす0℃に届く見込みがありません。大穴が空いている海抜0m付近で最新のデータ(図中右側)では上昇しています。
 図―10に示す様に凍土壁によって山側の地下水位が上昇しました。これによって水を流す圧力が増し、大穴の当たりではそれなりの流速で水が流れているはずです。流れる水は凍りません(46)。凍土壁によって水の流れを悪くしても、山側の地下水位が上がるだけで弱い部分に流れが集中し、流速が早くなるので、結果として流量は変りません。結果、遮水(水の流れを遮る)効果はでません。

6.ALPSは今週も停止
放置すると溢れてしまうので、タービン建屋から汚染水を汲みあげ
  タービン建屋⇒SARRY⇒淡水化装置⇒ALPS⇒処理水タンク
の順で汚染水を処理しています。最終段の処理装置はALPSになります。先週に続き、8月22日に東京電力はALPSが停止したと発表しました(5)。最終段の処理水タンクについて
  満水率=汚染水量÷タンク容量
で、「満水率」を規定しその推移を示します。
満タン状態が続く処理水タンク
 ※(36)を集計
 図―14 処理水タンクの満水率

 図に示す通り98%を超える状態が続いています。液体のタンクでは容器内の液体が地震などで外部からの比較的長周期な振動によって揺動すると(スロッシング)、この揺動により、構造が破壊されたり、液体が容器から溢れ出ることがあります(47)。福島第一は度々、地震に襲われています(48)。タンクを満タンにするわけには行きません。この辺りが限界だと思います。
 福島第一では汚染水タンクに余裕が無く、タンクの増設が止まれば汚染水処理も止まってしまう状態が続いています。そして今週はタンクの増設が止まり、汚染水処理も止まってしまいました。
 以下にタービン建屋の水位を示します。
急に上昇したタービン建屋水位
 以下にタービン建屋の水位を示します。
 ※(36)を集計
 図―15 タービン建屋の水位

 図に示す通り8月18日から15日にかけて急上昇しています。このまま処理できなければ溢れてしまわないか心配です。

7.鉄塔に亀裂見つかる
 2016年8⽉22⽇ 5,6号開閉所屋上に設置されている引留鉄構※の鋼材の⼀部に損傷があることが確認されたと発表しました。この鉄塔は送電線を5,6号開閉所に引き込むために,送電線等を⽀持するために開閉所屋上に設置されている構造物(3本の支柱により支持)とのことで「引留鉄構」なる名前だそうです(48)。
5,6号開閉所屋上の引留鉄構」
 ※(48)を引用
 図―16 5,6号開閉所屋上の引留鉄構」

以下に亀裂の一例を示します。
鉄塔で見つかった亀裂
※(48)を引用
 図―17 5,6号開閉所屋上の引留鉄構」の亀裂

原因は2011年3月の地震によると推定されており、会見(45)では事故以降はこれまで点検されていなかったと説明がありました。
 福島第一では5年半近くも地震で傷ついた鉄塔が放置され点検される事はなかったようです。


8.2号機デブリ取り出し、除染は止めて遮蔽のみにします。
 福島第一原発では溶け落ちた核燃料(デブリ)が放置されていますが(49)、デブリを取り出す為に作業スーペースの放射線量を下げる計画がなされています。2号機では「除染」した後に「遮蔽」をして放射線量を下げる計画でしたが。除染を止め「遮蔽」だけにするそうです(50)。
 東京電力の説明(50)はその方が放射線量が下がるとのことですが、説明をみると遮蔽が「強化」されています。以下に変更の様子を示します。
2号機遮蔽構造(変更前)  2号機遮蔽構造(変更後)
(a) 変更前           (b)変更後
 ※(50)を引用
 図―18 変更前後の遮蔽の比較

 図に示すように遮蔽が強化されています。
 (=^・^=)は除染した後で、遮蔽を強化すればもっと放射線量は下がると思うのですが、その点の説明はありませんでした(45)。

9.焼却炉停止、原因は単純計算ミスか
 福島第一構内に「焼却炉」がありますが、配管に「穴」が空いたり、継手に亀裂が生じ、8月初めに停止しました(51)。単純が計算ミスが原因のようです。以下に詳細を記載します。
 焼却炉は幾つかのユニットからできていますが、その中に廃ガス冷却器とバグフィルタがあります。この二つは配管で繋がっています。
焼却炉の設計ミスの部分
 ※(52)より作成
 図―19 焼却炉の廃ガス冷却器とバグフィルタ

 この二つを繋ぐ配管は廃ガス冷却器側は固定点より下で、バグフィルタ側は上で繋がっています。焼却炉ですので「熱」で膨張します。図で①の部分は下に、②の部分は上に変位します。変位量は①と②の変位量の合計になりますが、設計をミススリ①と②の差で計算したそうです。①の変位量は2.7mm、②の変位量は4,3mmとの事なので、熱による変位量は合計の7.0mmです。設計段階で②+①で設計すべきところを②―①で計算し1.6mmとのことです。
 東京電力はこれを「推定原因」とし
「①の熱による変位方向を②の変位方向と同一と扱って評価」
としています(52)。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 長くなってすいません(__)。でも長い言い訳を書きます。ダストモニタの警報が多発している問題は、あまり大きな問題にはなっていませんがウラン238から生成される放射性物質はこれからも増えるので大きな問題になる可能性が高いと思います。汚染水増加問題は既に大きな問題になっていると思います。この2つの問題の解決には福島の皆様の協力が必要ですし、協力があれば解決できると思います。その為には安倍出戻り内閣は福島の方に「事実」を率直に話す必要がありますが、政治的に無理です。
 ダストモニタの警報が多発している問題は、福島第一原発の外(例えばMP7,8の南500m)にもダストモニタを設置し観測すれば、既存のダストモニタと組み合わせ警報が出た時の風向きから、汚染源の位置が特定できるはずです。汚染源の位置が特定できればそれを取り除けば対策完了です。福島第一原発外での作業が必要なので、福島の方の理解と協力が必須です。福島の皆様に「事実」を話す必要があります。でも以下の理由で政治的に無理です。
 第一にウラン238破片が飛び散り、これからこれに由来する放射性物質が増えるなどと説明したら、放射線量は下がった、福島を避けるには風評被害、福島差別との主張に矛盾します。第二にアメリカはウラン238を使った劣化ウラン弾を実戦で使用していますが(53)、放置された破片が今後に放射性物質を多量に出すなどと話になったら、国際問題になりかねません。
 汚染水の増加問題は汚染水の増加を抑えるか、汚染水の増加に負けないスピードで汚染水タンクを増設すれば良いと思います。5項に記載したように「凍土壁」は当てになりません。別の方策として現状はタービン建屋に移送している汚染水を別の場所(例えばサブドレンと同じく海に流す)に移送すれば汚染水の増加は抑えられます。6項に記載のように汚染水の増加にタンクの増設が間に合わず最終段の処理装置ALPSが停止に追い込まれました。東京電力はタンクの増設に苦労しています。だったら福島第一原発外の近傍(たとえば中間貯蔵施設予定地)に汚染水タンク用の敷地を確保してタンクを増設すればできます。大熊町は中間貯蔵施設予定地の町有地を提供する事を決めたそうです(54)。東京電力にタンクを増設する余力が無ければ「国」が作ればいいと思います。
 これにも福島の皆様の協力が必要です。そのためには「凍土壁」が当てにならない事実を率直に説明する必要があります。これは政治的にできません。凍土壁は安倍出戻り内閣が提案し、税金で作った施設です(55)。これが当てにならないとなれば、安倍出戻り内閣の失敗です。安倍出戻り内閣はこれまでいくつも失政をしてきました(56)。この4~6月の年金運用で5.2兆円の赤字もだしたそうです(57)。でも安倍出戻り内閣は「失政」を認めません。凍土壁の失敗もみとめるはずがありません。
 (=^・^=)は福島第一の廃炉作業の優先順位は
 ①廃炉作業で働く下請けさんの「安全」確保
 ②福島に暮らす皆様の「安全」確保
 ③福島第一原発周囲の「安全」確保
 ④福島産の「安全」確保
 ⑤福島の皆様の安心の実現
 ⑥日本や世界の方々の安心の実現
だと思います。でも実態は安倍出戻り総理の保身が第一優先です。この記事はそして言い訳が長くなったのは、そうした実態を明確にし、福島の皆様の為になる「廃炉」を願うからです。でもやっぱりすいません(__)。
 自分の保身を最優先に廃炉を進める安倍出戻り総理では、福島の皆様は不安だと思います。福島県が力をいれている農畜産物に「牛肉」があります(58)。福島の牛肉は、鮮やかな色合いと良質の霜降りをもつ絶品の牛肉です(59)。福島県は福島産牛肉は安全だと主張しています(60)。福島県郡山市の肉牛の飼育頭数は6,676頭で福島県随一です(61)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(62)を引用
 図―20 福島産牛肉が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月3週)―凍土壁 規制委「効果見られず」―
(2)空気汚染モニタ (09-04-03-09) - ATOMICA -
(3)連続ダストモニタの警報発生について - 東京電力
(4)2016年6月1日福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポスト2近傍)(PDF 1.46MB)
(5)2016年08月22日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(6)2016年8月22日福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポスト8近傍)(PDF 453KB)
(7)2016年08月26日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(8)2016年8月26日福島第一原子力発電所 敷地境界連続ダストモニタ警報発生について(モニタリングポストNo.8近傍)(PDF 559KB)
(9)ウラン238壊変系列
(10)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社
(11)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(1月3週)―汚染水タンク工事で下請けさんが骨折―
(12)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(6月1週)―凍土遮水壁に大穴―
(13)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月2週)―汚染水増加470トン/日、250トン/日になる予定でした―
(14)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月1週)―3ヶ月連続でダストモニタ警報!原因は爆発で飛び散た核燃料?―
(15)"2016年08月03日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(16)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況」
(17)(16)中の「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料3-6】環境線量低減対策(8.86MB)」(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_11-j.pdf
(18)めげ猫「タマ」の日記 2015年、セシウム汚染食品の拡販に貢献した方々
(19)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(2月2週)―福島原発も凍えます-
(20)めげ猫「タマ」の日記 南相馬市小高、避難指示解除、ウラン238生成物は大丈夫?
(21)軽水炉 - Wikipedia
(22)低濃縮ウラン燃料 - Wikipedia
(23)中間貯蔵施設について|除染で取り除いた土壌等の管理|除染情報サイト:環境省
(24)常磐線の全線運転再開の見通しについて” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道
(25)海側遮水壁|東京電力
(26)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(27)福島第1原発、汚染地下水あふれる恐れ 台風9号の降雨影響:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(28)報道配布資料|東京電力
(29)(28)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」
(30)2016/08/22(月) 原子力定例記者会見
(31)X.地下水|東京電力中の「地下水ドレンポンド中継タンク通常水質分析(H28年度分)」⇒「CSV」
(32)"2016年08月22日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】 "
(33)陸側遮水壁|東京電力
(34)第45回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(35)2016年3月31日 福島第一原子力発電所 陸側遮水壁の凍結運転開始についてPDF
(36)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(37)(16)中の「2016年7月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第32回事務局会議)」⇒「【資料3-1】汚染水対策(31.5MB)PDF」(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160728_06-j.pdf
(38)(16)中の「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料3-1】汚染水対策(21.7MB)」(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_06-j.pdf
(39)<めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月5週)―下請けさんが亡くなりました―/a>
(40)
[PDF]参考資料補足2 福島第一原子力発電所の汚染水の状況と対策について
(41)(28)中の「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移 」
(42)第45回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(43)2016年8月22日建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 230KB)
(44)2016年8月25日陸側遮水壁の状況(第一段階 フェーズ2)(PDF 8.29MB)
(45)水力発電所の出力と有効落差の関係
(46)2016/8/25(木) 中長期ロードマップ進捗状況について
(47)スロッシング - Wikipedia
(48)2016年8月15日地震情報(福島第一・福島第二原子力発電所関連)(続報)|報道関係各位一斉メール|東京電力ホールディングス株式会社
(48)(16)中の「「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料4-1】66kV双葉線引留鉄構の一部損傷について(2.16MB)」(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_13-j.pdf
(49)(16)中の「「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(9.44MB)http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_05-j.pdf
(50)(16)中の「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(3.94MB)」(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_08-j.pdf
(51)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月2週)―焼却炉が停止―
(52)(16)中の「2016年8月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第33回事務局会議)」⇒「【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(1.61MB)」(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images1/images2/d160825_09-j.pdf
(53)劣化ウラン弾 - Wikipedia
(54)大熊、全町有地提供方針 除染廃棄物早期搬入へ | 県内ニュース | 福島民報
(55)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の凍土壁は税金の無駄遣い?
(56)めげ猫「タマ」の日記 嘘つき安倍出戻り総理(2016)
(57)年金運用損5・2兆円 4―6月期、円高・株安響く意見-中国新聞-
(58)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(59)(58)中の「福島牛」https://www.pref.fukushima.lg.jp/download/1/ushishi.pdf
(60)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(61)届出情報の統計-目的別索引-牛の個体識別情報検索サービス中の「【平成27年10月31日公表】  (毎年10月31日頃更新)」中の「飼養頭数 牛の種別 市区町村別」
(62)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
  1. 2016/08/27(土) 19:47:50|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

福島の7月のモモ価格、今年も低迷、今後の回復も見込めません

 福島の今年(2016年)7月と事故前年の2010年7月と山梨産との価格差を見ると
 2010年7月 △119円安
 2017年7月 △191円安
で価格差が開いています。新たな産地が参入しそうな動きもあり、今後も回復は見込めません。当然の結果です。
 (=^・^=)は各種データの解析から福島産果物には以下の特徴を見出しています(1)(2)。
 ①避難地域を除けば福島でも汚染が酷い福島盆地で主に作られている。
 ②原発事故以降、6年連続でセシウム入り
 ③他県より低く出る検査で「安全」とされる。
 ④果物作りが盛んで、汚染の酷い福島島盆地では葬式が増えている。
以下に福島産果物の主産地の福島盆地(1)を示します。
事故から5年5ヶ月経て、除染が必要な福島
 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で8月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(5)による
 ※3 福島盆地の範囲は(6)による。
 図-1 福島盆地

 図に示す通り事故から5年5ヶ月以上が経過しましたが、国が除染が必要などする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(7)地域が広がっています。
 福島県は今、モモのテレビCMを流しています(8)。モモは福島を代表する果物です(9)。 生産量は山梨県に次いで全国第二位です(10)。以下に福島盆地が属する中通り(8)で販売された幾つかの果実を混ぜ合わせ試料を作りストロンチウム90検査した結果を示します。
過去最高を記録した福島中通り産果実のストロンチウム90検査結果
 ※(11)を集計
 図ー2 福島・中通りで販売されて果実を混合したサンプルのストロンチウム90検査結果

 厚生労働省は8月19日に最新の結果を発表しました(12)。これを過去のデータ(11)と比較すると、中通りの果物としては過去最高でした。このデータで厚生労働省は福島・中通りで売られている果物のストロンチウム90は心配ないと主張したいようですが、後で記載するように福島のモモのピークは8月で、サンプリングが行われたのは9,10月です。このデータから言える事は福島産果物はストロンチウム90入りであることだけです。
 もっと心配な事がなります。モモの栽培にはカルシウムが欠かせないようです(13)。そして放射性ストロンチウムは生体内ではカルシウムと同じような挙動とります(14)。以下に東京電力が発表した今年・福島県沖で採取された魚のストロンチウム90濃度とカルシウム含有量の関係を示します。
カルシウム含有量が増えるとストロンチウム90汚染が進む福島県沖の魚
※1 ストロンチウム90濃度は(15)による。
 ※2 カルシウム含有量は(16)による。
 図―3 福島県沖魚のストロンチウム90濃度とカルシウム含有量

 図に示す通りカルシウムが豊富なほどストロンチウム90汚染が酷くなっています。福島のモモはストロンチウム90入りの可能性が高いのですが、単品の測定結果が無いので、どれ程に汚染されているかは不明です。
 福島産モモからは今年もセシウムが見つかっています(17)。そして汚染の度合いは不明ですが、ストロンチウム90もそれなりに含まれていると推定されます。消費者が福島産モモを受け入れるか興味があります。
そこで、福島産と全国首位の山梨産の7月中の東京中央卸売市場の取引価格を比べてみました。
原発事故後に山梨産と価格差が開いた福島産モモ
 ※ 東京中央卸売市場の取引価格(18)を集計
 図―4 福島産と山梨産の各年7月のモモ価格

  原発事故前から市場の評価は山梨県産より低く、安く取引されていたのですが、原発事故後にさらに評価が低くなり価格差が広がりました。
原発事故後拡大したか価格差が縮まらない福島産モモ
 ※(18)を集計
 図―5 福島産モモの山梨産に対する価格差

 図に示す通り原発事故前は100円前後の価格差でしたが、原発事故後は200年前後に拡大しました。今年の価格差は△191円安で回復の兆しがありません。福島のモモの産地は汚染されているのに、福島県が発表するデータでは福島産モモの放射能汚染の可能性を払拭できないので当然の結果です。
 以下にモモの2015年の東京中央卸売市場へのモモの出荷量を示します。
山梨は7月、福島は8月のモモの出荷ピーク時期
 ※(18)を集計
 図―6 2015年のモモの月別出荷量 

 山梨産は7月が中心ですが、福島産は8月が中心です。ここにある程度の住み分けができていたと思います。8月にモモが食べたいと思うと、放射能汚染の心配がある福島産に手を出さないといけません。これではモモ好きな方は困ります。以下に新潟産モモの東京中央卸売り市場への7月の出荷量を示します。
2015年から急増した新潟産モモの都内への出荷量
 ※(18)を集計
 図―7 新潟産モモの東京中央卸売り市場への7月の出荷量

 図に示すように2015年、16年と上昇しています。桃栗3年柿8年といいます(19)。新潟の生産者が2011年の福島を見て、代替え供給地をめざし翌年当たりからモモ畑を増やしとしたら2015年当たりから収穫ができます。
 新潟県の農業は米作が主流です(20)。でも、お米の消費量は低下傾向にあります(21)。農業を維持するには新たな転作作物が必要です。以下に2015年の新潟産モモの東京中央卸売り市場への月別出荷量を示します。
8月が都内出荷がピークの新潟のモモ
 ※(18)を集計
 図―8 2015年の新潟産モモの東京中央卸売市場へのモモの出荷量

 福島と同様に8月がピークです。8月の主力品種は福島と同じく「あかつき」です(22)(23)。そして福島が絶対にできないことがあります。放射能汚染が無い場所で作ることです。福島原発事故によって消費者の福島離れが進めば、代替えの産地が育って行きます。福島のモモ価格は今後も回復が見込めません。
 新潟のモモが美味しいかと言えば(=^・^=)の食べた限りでは美味しいと思います。福島産と比べてどうかと言えば、6年間も福島産モモは食べていないので福島産のモモの味は忘れました。以下に福島産と新潟産の7月のモモ価格を示します。
原発事故後に逆転した福島と新潟のモモ価格
  ※(18)を集計
 図―9 福島産と新潟産の各年7月のモモ価格

 原発事故前は新潟産は福島産より安く取引されていたのですが、事故後は逆転しています。これが福島産に対する市場の評価です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 図―1に示す様に事故から5年5ヶ月以上経て、福島は汚染されています。福島産は今も汚染された台地で作られています。その事をもっともよく知るのは福島の皆様だと思います。福島では福島産離れが進んでいると思います。
 福島県は夏野菜ののテレビCMも流しています。そこにはトマトも登場します(24)。福島県会津地方も福島のトマトの産地です。今がシーズンです(9)(25)。福島・会津のトマトは「日本一の味と品質」だそうです(25)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(26)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図―10 福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 果物作りが盛んな、汚染された福島盆地
(2)めげ猫「タマ」の日記 今年(2016年)も、福島産果物はセシウム入り
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)福島盆地 - Wikipedia
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)TVCM(ふくしまプライド。「果物」篇) | ふくしま 新発売。
(9)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(10)都道府県別桃(もも)収穫量ランキング | 日本一・ランキング 2014
(11)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(12)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成27年9~10月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(13)桃畑の土壌分析
(14)ストロンチウム - Wikipedia
(15)2016年6月7日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2015年度第4四半期採取分
(16)五訂増補日本食品標準成分表 [第2章]中の「10 魚介類(PDF:283KB) 」(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802/002/010.pdf
(17)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月3週)―福島・モモはセシウム入り―
(18)東京都中央卸売市場-統計情報検索を「大分類・果実」、「中分類・もも類」、「品目(小分類)・もも」で検索
(19)収穫まで「桃栗三年柿八年」?|JAグループ福岡
(20)めげ猫「タマ」の日記 福島県について
(21)米をめぐる状況について - 農林水産省
(22)食べ頃カレンダー
(23)新潟の桃が最盛期!!|JA全農にいがた -- 365日、新潟産。
(24)TVCM(ふくしまプライド。「野菜」篇) | ふくしま 新発売。
(25)南郷トマト ~雪室予冷だから環境にやさしい~
(26)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(27)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2016/08/26(金) 19:42:53|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

農業を守った福島・安達の葬式は15.3%増、守れなかった相馬は減、過去1年、対事故前

 2013年には原発事故前(2010年)より3%一次産業生産を増やした福島県安達地区では過去1年間の葬式(死者数)が事故前に15.3%増えていますが、△67減らしたままの相馬地方では逆に減っています。農業等の1次産業をを守った安達では葬式が増え、守れなかった相馬では葬式が減っています。
 (=^・^=)は検査データの解析から福島産について
 ①福島産のセシウム検査は他より低い値が出る。
 ②福島産のセシウム検査は汚染が酷い場所が避けられている。
 ③福島産はストロンチウム90の検査も必要であるが、検査されていない。
 ④福島産は栽培中や飼育中の放射線照射がなされるが安全性は確認されていない。

との特徴を見出しています(1)(2)。それでも福島県、東京電力、安倍出戻り総理等は福島産は安全であり、福島産を避ける行為は風評被害だとしています(3)(4)(5)。でもこの方達は福島原発事故前には原発は安全だと言っていた方々です(6)(7)(8)。およそ信じる事が出来ません。
 福島は原発事故によって膨大な放射性物質がばら撒かれ事故から5年5ヶ月を経た今も国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超(9)える地域が広がっています。
 事故から5年5ヶ月が過ぎて汚染が広がたままの福島
※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で8月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(12)による
 ※3 相馬地方の範囲は(13)、安達地区の範囲は(14)による。
 図-1 相馬地方と安達地区

 図に示す通り福島は原発事故後も汚染されています。以下に安達地区(二本松市、本宮市、大玉村)(14)の各年8月から翌年7月までの葬式(死者)数を示します。
他県産はあっても福島産ナシが無しの福島県相馬地方のスーパーのチラシ
 ※(15)を集計
 図―2 安達地区の各年8月から1年間の葬式の推移

 図に示し通り原発事故前の2009年8月から10年7月の葬式(死者)数は1,064人ですが、それ以降は6年連続で1,200人を超えています。そして2015年8月から16年7月までの死者数は1,227人で15.3%増えています。偶然に起こる確率を(=^・^=)なりに計算すると0.07%で偶然を主張するには無理があります。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(16)による。
有意差検定表
 以下に飯舘村を除く相馬地方(新地町、相馬市、南相馬市(13))の葬式(死者)数、を示します。飯舘村を除いたのは同村が今も避難区域にしていされ(12)、飯舘村村民は村には住んでいなきからです(17)。
原発事故後も葬式が増えていない相馬地方
 ※1 (15)を集計
 ※2 飯舘村を除く
 図―3 飯舘村を除く相馬地方の葬式(死者)数

 2010年8月からの1年間では増加していますが、後はそれ程には増えていません。原発事故前の2009年8月からの葬式(死者)数は1,411人で、最近1年間(2015年8月からの1年間)は1,379人で少し減っていますが、統計的な差はありません。2010年8月からの1年では増えていますが、この間に震災があり飯舘村を除く相馬地方は大変な津波被害にあいました(18)(19)(20)。津波による死者や生活環境の悪化で葬式は増えたと思います。一方で安達地区は図―1に示す通り内陸にあり津波被害はありません。
 同じ福島でも安達地区では増えているのに相馬地方では増えていません。安達と相馬にどんな違いがあるか気になります。以下に安達と相馬の1次産業の生産額の推移をしめします。
福島安達は3%増、相馬地区は67%減の1次産業生産額
 ※1(21)を集計
 ※2 相馬は飯舘村を除く
 図―4 安達地区と飯舘村を除く相馬地方の1次産業生産額

 図に示す通り安達地区でも原発事故のあった2011年は少し落ち込みましたが、その後は徐々に増やし、
 事故前の2010年   94.7億円
 事故後3年目2013年 97.9億円
で事故後3年目で事故前を3%上回っています。
 一方飯舘村除くを相馬地方では
 事故前の2010年  104.8億円
 事故後3年目2013年 45.1億円
で△67%減です。農業等の1次産業をを守った安達では葬式が増え、守れなかった相馬では葬式が減っています。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産を野菜や米を許容する方が45.7%を占める福島県郡山市では14%葬式(死者数)が増えています。相馬地方の人口の大部分を占める相馬市や南相馬市ではこれを許容する割合は7.1%です。福島産、食べて応援 あの世行きって感じです(22)。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県が力をいれている果物にナシがあります(23)。8月17日に福島県相馬地方でもナシの収穫が始まりました(24)。そして福島ではナシの「幸水」が収穫のピークを迎えたそうです(25)。福島はナシのシーズンです。福島県相馬地方のナシは風味豊かで甘みたっぷりのジューシーなナシだそうです(26)。福島県は福島産ナシは「安全」だと主張しています。でも福島県相馬地方のスーパーのチラシには福島産ナシはありません。
原発事故後に葬式(死者数)が増えた福島安達地区
 ※(26)を引用
 図―5 福島産乳*が無い福島県*のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬地方の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島産について
(2)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月4週)―クロダイは宮城も茨城もセシウム入り、でも福島は全数ND―
(3)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(4)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(5)平成28年6月3日 福島県下訪問 | 平成28年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(6)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(7)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(8)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(12)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(13)相馬地方とは | 相馬広域観光案内
(14)安達地方広域行政組合
(15)福島県の推計人口(平成28年8月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(16)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(17)平成28年8月1日現在の村民の避難状況について | 飯舘村災害情報サイト
(18)[PDF]新地町 調査総括表(1/14) 1.被害の状況等 2.復興計画の策定状況
(19)相馬市 調査総括表(1/8) 1.被害の状況等 2.復興計画の策定状況
(20)南相馬市 調査総括表(1/8) 1.被害の状況等 2.復興計画の策定状況
(21)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(22)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の過去1年の葬式は14%増(対原発事故前)―相馬・南相馬は減―
(23)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(24)トピックス | JAふくしま未来
(25)トピックス | JAふくしま未来
(26)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)"https://www.aeonsupercenter.co.jp/shop/netchirashi.php#minamisouma中の「南相馬店」
  1. 2016/08/25(木) 19:45:45|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ