めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

NHKの嘘報道―排水路の放射性物質の濃度は上昇⇒実は「高い」

 NHKは2月17日の19時からの番組で、福島第一原発の排水路から外洋に汚染水が流れた問題で「排水路の放射性物質の濃度は上昇を把握しながら公表ぜず」と放送していますが、「排水路の放射性物質の濃度は高い事を把握しながら公表ぜず」です。あからさまな嘘報道です。
上昇と嘘報道するNHK
※NHKの19時からの番組をキャプチャー
 図―1 「排水路の放射性物質の濃度は高い事を把握しながら公表ぜず」と嘘を報じるNHK

 2月24日に福島第一原発の排水路から、セシウム、全ベータ、トリチウム等の放射性物質が1リットル当たりで1000ベクレル近く放射性物質を含んだ汚染水が「外洋」に排出されていたと東電が発表しました(1)(2)。これについてNHKは
 排水路の放射性物質の濃度は上昇を把握しながら公表ぜず」
と報じていました。以下に東電が発表した問題となった排水路の放射性物質濃度の推移を示します。
1リットル当たり1000ベクレル程度に汚染されていたK排水路の汚染水
 ※(2)を転載
 図―2 排水路の放射性物質濃度

 図を見てわかる通り、変動していますが一方向的な上昇などしていません。東電の資料(1)や会見(3)を見る限り事実関係は以下の通りです。
 ①福島原発事故直後から雨が降る度にフォールアウトした放射性物質が雨水と混じり、高濃度の汚染水となって海にに流れ出していた(3)(4)。
 ②東京電力はそれを2014年4月に気づいたが、公表しなかった(2)(3)。
「上昇」した事実などどこにもありません。でも「上昇」とゆう言葉によって、2014年4月前は、排水路の水は「汚染水」でないような印象を与える嘘報道です。

<余談>
 NHKの放送を見ていると、(=^・^=)は報道機関でなく安倍のプロパガンダ機関としか思えません(5)。一番、思うが大河ドラマの舞台です。
 2012年―安倍出戻り内閣発足
 2013年―福島県を舞台としたドラマ(6)
 2014年―麻生副総理の選挙区の福岡県(7)の黒田家(8)を舞台としたドラマ(9)
 2015年―安倍出戻り総理の選挙区の山口県(10)を舞台としたドラマ(11)

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)2015年2月24日2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部の溜まり水調査結果(PDF 960KB
(2)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(2月4週)―高濃度の汚染水漏れは1年間隠します―
(3)【2月26日】東京電力 「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見 - 2015/02/26 18:30開始 - ニコニコ生放送
(4)汚染雨水、原発事故直後から流出 東電認識、現場を放置(福島民友ニュース)
(5)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―新潟県・長岡の雪は重くなった―
(6)八重の桜 - Wikipedia
(7)麻生太郎 - Wikipedia
(8)福岡藩 - Wikipedia
(9)軍師官兵衛 - Wikipedia
(10)安倍晋三 - Wikipedia
(11)花燃ゆ - Wikipedia
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  1. 2015/02/28(土) 21:08:29|
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トラブルいっぱい福島原発(2月4週)―高濃度の汚染水漏れは1年間隠します―

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、2月4週(2月21日から27日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.高濃度汚染水が排水路を流れた
 福島第一原発構内には排水路がめぐらされています。名前がついていて、その中にC排水路やK排水路との名称の物があります。
高濃度の汚染水が流れた排水路
 ※1 (2)(3)(4)にて作成
  ※2  数値は1リットル当たりの放射性物質濃度
  図―1 福島第一原発の排水路と放射性物質濃度

 東京電力の会見(5)を聞いていると、タンクからの汚染水漏れで排水路に汚染水が流れ込んでも分かるように、排水路に流れる「汚染水」の放射性物質濃度を連続的に測定する「放射線モニタ」が取り付けれれています(2)。
 2月22日午前10時頃に、その構内側溝排水放射線モニタが高い濃度の放射性物質を検出し、「高」警報をだしました。最大で1リットル当たり7,230ベクレルのストロンチウム90由来の全ベータが見つかりました(2)(6)(7)。以下に放射性物質濃度の推移を示します。
7230ベクレルが観測された放射線モニタ
 ※1 (2)にて作成
 ※2 測定装置はA系、B系の二つある。
 図―2 構内側溝排水放射線モニタが測定した汚染水濃度

 排水路を高濃度の汚染水が流れたので、「海」の汚染が心配です。これについて東京電力は排水路の出口のある福島第一原発港湾内の海水の放射性物質濃度が上昇していないと主張しています(8)。でも(=^・^=)は心配なことがあります。図―1で示すNo2-7井戸は海のすぐそばにかり、地下を海水が行き来しているはずです。
海のすぐそばにあるNo2-7井戸
※(2)(8)で作成
 図―3 No2-7井戸の位置

そしてNo2-7井戸から汲み上げた地下水の全ベータ濃度が1リットル当たりの値で
 2月22日  620ベクレル
 2月25日 1000ベクレル
上昇しています(4)。以下にNo2-7井戸の全ベータ濃度の推移を示します。
急に上がったNo2-7井戸の全べーた濃度
※(4)にて作成
 図ー4 No2-7井戸の全ベータ濃度推移
 
 東京電力の発表(9)や会見(4)を聞いている限りでは、今の所、原因は分かっていないようです。


2.高濃度の汚染水漏れは1年間隠します
 東京電力1月24日にK排水路(図―1参照)から高濃度の汚染水が海に流れ続けていることを発表しました。1年も前から分かっていたそうです(3)。
汚染雨水が流出したと1面で報じる福島の地方紙
 ※(10)を抜粋
 図―5 排水路から高濃度の汚染水が漏れていると1面で報じる福島県の地方紙福島民報

以下に放射性物質濃度の推移を示します。
1リットル当たり1000ベクレル程度に汚染されていたK排水路の汚染水
 ※(3)を抜粋・加筆
 図―6 K排水路の放射性物質濃度

 種類によって異なりますが概ねリットル当たり1000ベクレル程度でしょうか?このような高濃度の汚染水が海に流されながら、東電は対策を取らず、また発表もしてませんでした。
 ※(11)をキャプチャー
気づいていたけど発表しなかったと説明する東電社員様
図―7 「データは公開していない」と説明する東電社員様

 図―1に示す通りK排水路は「外洋」に繋がっています。その昔に福島第一原発の汚染水について「状況はコントロールされている」なんて言った人がいます(12)。でもK排水路の「汚染水」はコントロールされてませんでした。
 2号機原子炉建屋に大型機器などを運び込む大物搬入口の屋上に高い濃度に汚染された雨水が溜まり、それが雨は降ると流され、排水路に流れ込むためだそうです。2号機建屋の大物搬入口の屋上の雨水から、1リットル当たり
 セシウム  29、400ベクレル(セシウム134 6,400ベクレル、137 23、000ベクレル)
 全ベータ  53,000ベクレル
 トリチウム    600ベクレル
の放射性物質が見つかったそうです(3)。
高濃度の汚染水が放置された2号機建屋の大物搬入口の屋上
 ※(3)を抜粋
 図―8 高濃度の放射性物質が見つかった2号機建屋の大物搬入口の屋上の雨水

 この件について福島は相当怒っているみたいです。福島県知事は「極めて遺憾」とコメントしたそうです(13)。福島県議会は「東京電力福島第一原子力発電所の汚染水流出に断固抗議する決議」 を可決しました(14)。
満場一致で抗議を決議する福島県議会
 ※(15)をキャプチャー
 図―9 満場一致で可決される「東京電力福島第一原子力発電所の汚染水流出に断固抗議する決議」 [PDFファイル/60KB]

 福島の地方紙の福島民報は2月25日の社説の冒頭を
「東京電力がまた、県民を裏切った。福島第一原発2号機原子炉建屋屋上の一部にたまる高濃度の放射性物質を含む雨水が、構内の排水路を通じて港湾外の海に流れ出た。東電は汚染水の海洋流出を昨年4月までに把握、原因を調べていたが公表しなかった。
 県漁連の関係者からは東電の説明に「信頼関係が崩れた」「漁業者を甘く見ているのか」と怒りの声が相次いだ。内堀雅雄知事は「極めて遺憾」と批判、汚染源の除去など早急な対策を求めた。東電の情報隠しは初めてでない。反省がない。」
で始めています(16)。もう一つの地方紙の福島民友は2月25日付の社説を
「原因を調査してから結果を公表するつもりだった―。この何度となく聞かされた言い訳がまた繰り返された。」
と書き始めています(17)。
 

3.サブドレイン頓挫
 東京電力は福島第一の原子炉建屋やタービン建屋の直ぐ近くの井戸から汚染水を汲みあげ海に流す計画を進めています。この計画が実現すれば福島第一の汚染水の増加を減らす事ができるそうです(18)。
brg150122d.gif
 ※(18)を転載
 図―10 サブドレインの断面図

 これには福島の漁師さんの了解が必要です。2月25日に福島県漁業協同組合連合会は福島県いわき市で組合長会議を開き、東京電力福島第1原発2号機の原子炉建屋屋上から汚染雨水が排水路を通じて外洋に流出していた問題について、東電と国から説明を受けた。東電が問題を把握しながら対策を講じなかったことに、出席者からは「信頼関係が崩れた」「漁業者を甘く見ているのか」と怒りの声が相次いだそうです(19)。
東電が信頼できなくなったと発言する福島の漁師さん
 ※(11)をキャプチャー
 図―11 (東電を)「これからは信用できなくなった」と話す福島の漁師さん

これではサブドレインの了解はかなり先になりそうです。でも福島第一の汚染水は増え続けています。
増え続ける福島第一汚染水
 ※(20)を集計
 図―12 増え続ける福島第一原発汚染水

 いつかは溢れさすかマシな汚染水を海に流す日の選択をせまられそうです。

4.地下水バイパス
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです。2014年4月9日に地下水の汲み上げを開始してから(21)、10ヶ月がたちましたが効果が見えません。
 東京電力は地下水バイパスを開始するまえに、地下水バイパス稼働後の地下水位の見積もりを出しています(22)
brg140829d.gif
 ※1(22)を転載
 ※2 小名浜港を基準とした海抜(OP)で示す
 図-13 地下水バイパス稼働後の水位予測

 それによると地下水バイパスの効果を観測するために水位を観測する3本の井戸(観測孔A,B,C)の当たりでは6メートル位に低下するはずでした。
 東京電力は近々の観測孔の水位を1月29日に発表しました(13)。そこで各観測孔水位を調べてみました。
下がらないタービン・原子炉建屋近くの観測井戸の水位

 ※1(23)より作成
 ※2小名浜港を基準とした海抜(OP)で示す
 図―14 地下水バイパス用観測孔の水位

 ほとんど下がっている様子がありません。以下に福島第一原発内の汚染水の増加量を示します。
地下水バイパス稼働後も減らない汚染水の増加量
※(23)より作成
 図-15 福島第一原発汚染水の増加量

 減っている様子がありません。それでも東電は地下水バイパスは効果があったと主張しています(22)。

5.作業で水をこぼしました。
 タービン建屋の装置の冷却系の水抜き作業で水をこぼし、4号機タービン建屋1階の南側にある漏えい検知器から警報がでました(24)。東電は汚染水でないような事を言っていますが、床は汚染されているのでこぼした瞬間に汚染水になると思うのですが、回収したの内容はありませんでした。


<余談>
 ・汚染水漏れが続く福島第一原発
 ・汚染水流出を1年近く隠し続けられた福島第一原発
 ・汚染水対策に先が見えない福島第一原発
 ・効果の無い地下水バイパスは効果ありと強弁される福島第一原発
これでは福島の皆さんも不安だと思います。牛の全頭検査数を厚労省の発表(25)でみると福島県郡山市が第一位です。福島牛は美味しいそうです。福島牛は「福島牛は、徹底した安全管理体制のもとで飼育されて」いるそうです(26)。福島県は「安全」だと主張しています(27)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島牛はありません(28)。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(28)を抜粋
 図―16 福島産牛肉が載っていない福島県のスーパーのチラシ

当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆さんを見習い「フクシマ産」は食べません。 

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(2月3週)―屋根が吹っ飛んだ―
(2)第58回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会中の「資料5 東京電力株式会社福島第一原子力発電所における排水路からの管理区域外への漏えいについて【PDF:516KB】」
(3)2015年2月24日2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部の溜まり水調査結果(PDF 960KB
(4)報道配布資料|東京電力中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 」
(5)【2月26日】東京電力 「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見 - 2015/02/26 18:30開始 - ニコニコ生放送
(6)2015年2月23日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】

(7)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(8)2015年2月25日福島県漁連組合長会議説明資料(PDF 4.91MB)
(9)東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について|東京電力
(10)福島民報を2月25日に閲覧
(11)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2015年2月25日(水)放送」
(12)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(9月2週)―安倍出戻り総理が世界に向かって「嘘」をつく-
(13)知事「極めて遺憾」 福島第一原発の汚染雨水流出で 東電の対応批判、対策要求 | 東日本大震災 | 福島民報
(14)福島県議会 - 福島県ホームページ
(15)スイッチ20150226 TUFchannel
(16)【汚染水港湾外流出】国は東電任せにするな(2月27日) | 県内ニュース | 福島民報
(17)みんゆうNet -社説・福島民友新聞社-
(18)めげ猫「タマ」の日記 福島第一サブドレイン汲み上げについて
(19)福島県漁連「信頼関係が崩れた」 | 国内外ニュース | 福島民報
(20)プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(22)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス効果無し!3mの水位低下のはずが30cm
(23)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2015年2月26日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第15回事務局会議)⇒【資料3-2】滞留水処理(3.12MB)」
(24)2015年2月27日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(25)報道発表資料 |厚生労働省中の「食品中の放射性物質の検査結果について 」
(26)JA全農福島/JA全農福島オンラインショッピング
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)イトーヨーカドー 郡山店
  1. 2015/02/27(金) 19:45:29|
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福島の災害復興住宅は仮置き場付

 福島県の災害復興住宅の図面を見たら「仮置き場」が付属していました(1)。
 福島第一原発事故で福島県は放射能に汚染されたので、汚染物を集めてまとめる作業(除染)が行われています(2)。福島県郡山市には除染で出た放射性廃棄物を保管する仮置き場(2)が、福島県産農水産物をセシウム検査を実施っしている福島県農業総合センターの近くに一箇所しかありません(3)(4)。そこで除染で出た廃棄物は現地に集めて置きっぱなしにしています(5)。
 福島県は福島県原発難民用の復興公営住宅を計画していますが、土地を用意して民間事業者に住宅を建設してもらい、その後で買い取る方法も採用しています(1)。福島県郡山市内の復興公営住宅の土地図面が公表されていました(6)。確り「仮置き場」ありました。
復興住宅中の仮置き場
 ※1 google mapと(5)で作成
 ※2 除染ゴミは地下埋めているとの事
 図―1 復興公営住宅予定地と仮置き場

<余談>
 考えれば当たり前の事です。人が住む前に除染は必要です。建物を建てる前に除染した方が効率的だし、建築に携わる方の被ばくも防げます。除染ゴミ(放射性廃棄物)の行き場が無ければ敷地に置きっぱなしにするしかありません。今回は図面が公表されたら気づいたのですが、福島の復興公営住宅は「基本」は仮置き場が付です。原発が再稼働しそうです(7)(8)。原発が事故って、災害復興住宅に入ったら、そこは「仮置き場」付です。


 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)買取型復興公営住宅整備事業(安積町荒井地区)事業者の募集について - 福島県ホームページ
(2)除染で取り除いた土壌等の管理|除染情報サイト:環境省
(3)仮置場について/郡山市
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月)―福島の検査場に除染ゴミー
(5)郡山市ふるさと再生除染実施計画について/郡山市
(6)(1)中の「【別図2】敷地測量図 [PDFファイル/115KB] 」
(7)鹿児島の情報は南日本新聞 - 特集・川内原発
(8)原発再稼働問題 福井のニュース|福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト
  1. 2015/02/26(木) 20:40:11|
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福島県二本松市の2014年3月から11ヶ月の死者数16%増(対2010年)―でも増えていない所もある―

福島県の1月中の人口動態が発表されました(1)。二本松市の死者数各年3月から翌年1月までの11ヶ月間の死者数を集計してみました。
  原発事故前の2010年3月から11年1月の死者数 634名
  原発事故後の2014年3月から15年1月の死者数 657名
で16%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.7%なので偶然とは思えません。同じ福島県内であっても、南会津郡では
  原発事故前の2010年3月から11年1月の死者数 466人
  原発事故後の2014年3月から15年1月の死者数 435人
では増えていません。福島県民管理調査(3)を集計すると、二本松市の被ばく線量は福島県59市町村3位です。
放射能汚染の酷い福島・二本松、マシな南会津
 ※(4)で作成
 図―1 二本松市、福島市、南会津郡

 福島県二本松市は福島県内でも農業の盛んな市です。以下に福島県上位7市の農業生産額を示します。
福島県第4位の農業生産額の二本松市
 ※(5)より作成
 図―2 福島県の市町村別農業生産額(上位7市町村)

福島県二本松市の農業生産額は約64億円で第4位ですが、上位の3市(いわき、郡山、福島)は人口30万人規模の東北では比較的大きな市ですが(6)、二本松市は人口約5万6千人(1)の中規模の市ですので、農業が非常に盛んなん市です。
  一方、福島第一原発事故によって市内は放射能に酷く汚染されました。福島県県民健康管理調査・基本調査(3)を集計すると、福島原発後わずか4ヶ月でICRPが1年間の公衆の被ばく限度として定める1ミリシーベルト(7)以上の被ばくを75%の市民がしています。平均の被ばく線量を計算すると原発事故後4ヶ月で1.44ミリシーベルトで福島県の59市町村中第3位です。
以下にこのデータを元に(=^・^=)が計算した平均の被ばく線量が上位にランクする市町村と、南会津郡の値を示します。
被ばく線量第3位の二本松市
 ※(3)にて作成
 図―3 福島県各町村の平均の被ばく線量(原発事故後4ヶ月)

 1位の飯舘村は全村避難しており酷い被ばく状況は改善しましたが、二本松市は避難指示が出ることなく(8)そのままの被ばくが続きました。
 福島県二本松市は「放射能」と「農業」の市です。一方、福島県南会津郡は福島県の南西の外れにあり(9)、原発事故後4ヶ月の被ばく線量は99%以上の方が1ミリシーベルト以下です。福島県南会津郡は、福島県内では「放射能」汚染がマシな地域です。
 福島県の1月中の人口動態が発表されたので(1)、二本松市の死者数各年3月から翌年1月までの11ヶ月間の死者数を集計してみました。
原発事故後に死者数が増えたままの二本松市
 ※(1)を集計
 図―4 福島県二本松市の各年3月から翌年1月までの死者数推移

福島県二本松市の死者数は
  原発事故前の2010年3月から11年1月の死者数 634名
  原発事故後の2014年3月から15年1月の死者数 657名
で16%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.7%なので偶然とは思えません。同じ福島県内であっても、放放射能汚染のましな南会津郡では
  原発事故前の2010年3月から11年1月の死者数 466人
  原発事故後の2014年3月から15年1月の死者数 435人
で増えていません。
 (=^・^=)は以前に福島市の死者数の増加率を集計しています(10)。以下に平均の被ばく線量と死者数の増加率を示します。
被ばく線量が多い程、死者数が増えている福島県
 ※1 (1)(10)で作成
 ※2 2010年3-14年1月と2014年3-14年1月の比較
 ※3 二本松市、福島市、郡山市は統計的な差があり、いわきは統計的な差なし。
 図―5 平均の被ばく線量(原発事故後4ヶ月)と死者数増加率(2011年と14年)の比較


被ばく線量が大きい所ほど死者数が増加してます。これは明確な事実です。
そして気になるデータもあります。平均の被ばく線量が1位、2位の飯舘村と川俣町では生まれてくる赤ちゃんの男女のンバランスに異常が生じまいした(11)。統計的には差がありませんが、福島県県民健康管理調査(12)によれば原発事故当時18歳以下の子供を対象とした甲状せん検査で、福島県二本松市では8857人方が検査を受け5人の方が「悪性ないし悪性の疑い」と判定されました。全体の0.06%で福島県の平均0.04%の1.5倍です。

<余談>
  こんなデータが出て来ると「福島産 食べて応援 あの世行き」なんて気になります(13)。福島県では2320トンの大豆が取れます(14)。セシウム入りですが(15)、安全だそうです(16)。でも福島県南会津郡のスーパーのチラシには福島を含む「国産大豆」の納豆はありません(17)。
納豆は北海道産大豆のみ載っている福島県南会津郡のスーパーのチラシ
 ※(16)を抜粋
 図―6 北海道大豆の納豆しか載っていない福島県南会津郡のスーパーのチラシ

当然です。(=^・^=)も福島県南会津郡の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。計算方法は(=^・^=)の過去の記事(18)によります。
 
 表ー1 偶然に起こる確率の計算結果
有意差検定表

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(2)第18回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成27年2月12日開催) - 福島県ホームページ
(3)(2)中の「 資料1 県民健康調査「基本調査」の実施状況について [PDFファイル/282KB]」
(4)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 」
(5)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(6)めげ猫「タマ」の日記 福島県について
(7)ICRP勧告 日本語版シリーズ PDF無償公開のお知らせ | 刊行物
(8)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)南会津郡 - Wikipedia
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島市の1月の死者数は32%増(対2011年)―でも増えていないところもある―
(11)めげ猫「タマ」の日記 2015年も女の子が多く生まれる福島県川俣町
(12)(2)中の「 資料3-1 県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【暫定版】 [PDFファイル/1.43MB]pdfおよび 資料3-2 県民健康調査「甲状腺検査(本格検査)」実施状況 [PDFファイル/1.02MB]pdf」
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(14)福島県の大豆・麦・そば - 福島県ホームページ
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月4週)―ワカサギは福島で17ベクレル、群馬で81ベクレルー
(16)ふくしま大豆の会 | f-daizunokai.com
(17)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
(18)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
  1. 2015/02/25(水) 19:44:30|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月4週)―ワカサギは福島で17ベクレル、群馬で81ベクレルー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。厚労省以外の発表もあります(2)。2月4週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先々週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1,299件中23件の基準値超え(全体の2%)
  ②平均は、1キログラム当たり7.3ベクレル、最大580ベクレル(群馬県産シカ)。
  ③基準超の食品が宮城、栃木、群馬、千葉で見つかっていまが、不思議な事に先週に続き福島では見つかっていません(5)。
2月4週も基準超のセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(6)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年12月4週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(7)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.ワカサギは福島で17ベクレル、群馬で81ベクレル
福島県天栄村にある羽鳥湖
のワカサギ釣りが今年(2015年)再開されました(8)。一方、群馬県にある赤城大沼のワカサギ釣りでは釣ったワカサギは全て「回収」されます(9)。以下に羽鳥湖(福島県)と赤城大沼(群馬県)の位置を示します。
羽鳥湖と赤城大沼
 ※(10)と地図で作成
 図―2 羽鳥湖(福島県)と赤城大沼(群馬県)

どちらも福島第一原発の南西方向にありますが、羽鳥湖(福島県)は福島第一原発から80km程ですが、赤城大沼(群馬県)は200km程度離れています。でもワカサギのセシウム濃度は赤城大沼の方が高くなっています。
福島より群馬のセシウム濃度が高い不思議な魚、ワカサギ
 ※(1)を集計
 ※(2)日付は捕獲日
 図―3 羽鳥湖(福島県)と赤城大沼(群馬県)セシウム濃度

羽鳥湖のワカサギの方が大幅に低くなっています。今シーズン(2014年8月から翌年2月)のセシウム濃度の平均値は1キログラム当たりで
  赤城大沼(検査・群馬県) 81ベクレル
  羽鳥湖(検査・福島県)  17ベクレル
で福島県が検査した羽鳥湖の値が群馬県が検査した赤城大沼の値に比べ大幅に低くなっています。
 福島県が検査した福島産と茨城県が検査した茨城産のビンナガフグのセシウム濃度の推移を示します。
福島ではセシウムが見つからないのに、茨城で見つかる不思議な魚、ビンナガフグ
※(1)を集計
 ※(2)日付は捕獲日
 ※(3)NDは検出限界未満を示す
 図―4 ビンナガフグのセシウム濃度

 茨城県が検査した茨城産からは1キログラム当たり22ベクレルのセシウムが見つかっています。一方、福島県が検査した福島産は9件全てで検出限界未満(ND:セシウムが見つからない)です。普通に考えれば汚染源の福島第一原発がある福島沖で高い値になっていいはずです。
 福島県の検査は、群馬県とも茨城県とも整合性が取れない値が低く出るデタラメな検査です。

2.不都合なデータは1ヶ月は秘匿する福島県
 県民健康健康調査の基本調査の値を集計すると福島原発事故後4ヶ月の二本松市民の平均の被ばく線量は1.42ミリシーベルトで、福島県第2位ですが1位の飯舘村が全村避難したので、人の住む場所としては最も放射能汚染の酷い市です。そして2014年3月から12月の死者数が原発事故直前の同時期に比べ16%増えています(11)。放射能汚染が心配される市です。
放射能汚染の酷い飯舘村と二本松市
 ※(10)で作成
 図―5 放射能汚染が酷い二本松市と飯舘村

2月23日の厚生労働省の2月23日の発表(2)で、二本松市(旧渋川村)産大豆の246件の大豆の検査結果が発表になりました。以下に概要を記載します。
 ①検査数 245件、うち55件がセシウム入り(最大は1キログラム当たり36ベクレル)
 ②検査日・採取日
   1月23日 139件(採取日2014年11月26日~15年1月14日)
   1月26日  74件(採取日2014年11月26日~15年1月13日)
   1月27日  32件(採取日2015年11月26日~15年1月 8日)
です。基準値以下とは言え、セシウム入り大豆の公表は検査完了から1ヶ月後です。
もっと不思議なことががります。サンプル早いものは前年の11月26日に実施してますが、検査開始は2ヶ月後の1月23日です。だいぶ間が開いています。この検査は「福島県農業総合センター」で実施されています(2)。福島農業総合センターは10台のゲルマニウム半導体検出器が稼働しているそうです(12)。福島県の検査映像を見ると(13)40分程装置にいれているので、前処理や装置の設定を考えれば1件1時間、1台当たり10日10時間稼働として10件、10台で1日100件が検査能力だと推定されます。以下に福島県農業総合センターの日々の検査数を示します。
福島県農業総合センターの不可解な検査件数
 ※(1)を集計
 図―6 福島県農業総合センターの検査数

 通常は多い日で1日100件程度です。でも1月23,26,27日は100件を超え、もっと多い1月26日の検査数は190件になっています。サンプリング日と検査日の間が開いてます。実際の検査はもっと前に実施されている可能性が否定できないと思います。発表が遅れたので「検査日」を後ろにずらした?
 少なくともセシウム入りなどの不都合な検査結果は直ぐに公表しません。

3.福島県飯舘村のイチゴは検査しません。
 福島県飯舘村は2011年6月22日に避難が完了したにも関わらず(14)、県民健康健康調査の基本調査の値を集計すると福島原発事故後4ヶ月の飯館村民の平均の被ばく線量は3.59ミリシーベルトでダントツの一位です(11)。原発事故直後に懐妊した赤ちゃんが生まれる2011年12月位から女の子が多く生まれるとゆ不可解な現象も起こりました(15)。
 2014年8月からイチゴの生産が再開され(16)、今も生産が続いています(17)。福島県飯舘村はイチゴの産地としては最も放射能汚染が酷い場所です。検査されているか福島県の検索サイトで調べたら(18)、検査結果が出て来ませんでした。
検査結果が表示されない放射能汚染の酷い飯舘村産イチゴ
 ※(18)を「野菜⇒イチゴ、イチゴ(施設)」、「相双⇒飯舘村」で検索
 図―7 検査結果が表示されない飯舘村産イチゴ

 厚生労働省の発表(1)を過去半年間(2014年9月以降)見たのですが、飯舘村産イチゴの検査結果はありません。
福島県はそれでも福島県産のイチゴは定期的検査されており「安全」だと主張しています(19)。でも実態は放射能汚染の酷い産地の検査を半年以上もしていません。福島県は放射能汚染の酷い場所の検査を避けています。

<余談>
・他より低く出るデタラメな検査で「安全」とされる福島産
・不都合なデータの公表が遅れる福島産
・放射能汚染の酷い産地を避けた検査で「安全」とされる福島産
これでは「福島産 食べて応援、あの世行き」です(20)。福島の方も心配されていと思います。
 福島県郡山市産米の全袋検査数は約150万袋で、最多です(21)。福島県郡山市は福島県最大のお米の産地です。福島県郡山市のお米は「あさか舞」と言って美味しいそうです(22)。福島県も農協も安全だとも主張しています(23)(24)(25)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません(26)。
他県産は福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(26)を抜粋
 図―8 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

(=^・^=)も福島県郡山市の皆さんを見習い「フクシマ産」は食べません!


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第918報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月2週)―福島産アサズキから27ベクレル、でも福島県の検査は全数NDー
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月3週)―北茨城のムラソイは32ベクレル、福島いわきは9.7ベクレルー
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(8)天栄の羽鳥湖で4年ぶりにワカサギ釣り解禁 | 県内ニュース | 福島民報
(9)群馬県前橋市|赤城大沼 氷上ワカサギ釣り 解禁中!
(10)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 「
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島県二本松市の2014年3-12月の死者数16%増(対2010年)―でも増えていない所もある―
(12)組織・主な業務と連絡先中の「県内農林水産物の緊急時モニタリング検査業務」
(13)県産食品の安全・安心を確保する取組み | ふくしま 新発売。中の「ゲルマニウム半導体検出器によるモニタリング検査」
(14)飯舘村 - Wikipedia
(15)めげ猫「タマ」の日記 6月も女の子しか生まれない・福島県飯館村
(16)復興庁 | イチゴの出荷再開(福島県飯舘村)[平成26年7月31日]
(17)飯舘村の真っ赤ないちごをご紹介します(飯舘村) | ふくしま 新発売
(18)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「いちご [PDFファイル/104KB]」
(20)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(21)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(22)商品紹介 | JA郡山市の米「あさか舞」(コシヒカリ・ひとめぼれ)
(23)新着情報 | JA郡山市の米「あさか舞」(コシヒカリ・ひとめぼれ)
(24)福島県産食品の安全性を確保する取組みについて | キビタン市場 | 福島県公式ネットショッピングモール
(25)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)―福島全袋検査はデタラメ満開ー
(26)AEON | 店舗情報 | イオン郡山フェスタ店
  1. 2015/02/24(火) 19:46:03|
  2. -
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