めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島甲状腺、新規発生者 被ばく線量1mSv以上は58%、全体では38%

 今日(2月20日)に福島県県民健康管理調査26回検討委員会がに開かれました(1)。原発事故当時の0-19歳の方のうち、事故後4ヶ月の被ばく線量が
 1ミリシーベルト未満の方 92,490人 
 1ミリシーベルト以上の方 55,709人
で(2)、被ばく線量1ミリシーベルト以上は38%で1ミリシーベルト以下が大半です。一方で、2順目の検査で新たに甲状腺がんについて悪性ないし悪性の疑いの方の人数は
 1ミリシーベルト未満の方 15人
 1ミリシーベルト以上の方 21人
で(3)、被ばく線量1ミリシーベルト以上は58%で1ミリシーベルト以上が多くなっており、数字が逆です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら1%で、統計的に差がるとされる5%以下です(4)。
 チェルノブイリ原発事故後に明らかになった健康被害として、放射性ヨウ素の内部被ばくによる小児の甲状腺がんがあります(5)。
 福島県では、東京電力福島第一原発事故を踏まえ、子どもたち(事故当時18歳以下)の健康を長期に見守るために、甲状腺(超音波)検査を実施しています(6)。当初の見込みは100万人に1,2名の想定でしたが(7)、最新の結果を集計すると(2)(8)では
  約30万人を検査して169人
の悪性ないし悪性の疑いの方が見つかっています。およそ1万に6人と当初の想定に比べ極めて高い割合です。
どんどん増える福島甲状腺癌ないしは疑いの方
 ※(6)を集計
 図―1 どんどん増える福島の甲状腺癌

 これについて福島原発事故の為とも(9)、そうでないとも主張があります(10)。現時点の公式見解は
「事故当時5 歳以下からの発見はないこと、地域別の発見率に大きな差がないことから、総合的に判断して、放射線の影響とは考えにくいと評価する。」
です(11)。
福島県甲状腺検査の区分分け
 ※1(12)の数値データを元に(13)に示す手法で2月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(14)による
 ※3 区分は(3)による。
 ※4 原資料(3)は「平成」で記載されているが、西暦に変更
 図-2 福島甲状せん・先行調査の区分

 図に示す通り先行調査は2013年に完了し、2014年から本格調査が始まりました。
1990年位から増えたチェルノブイリの甲状腺癌
 ※1(5)を集計
 ※2 年齢は発症時の年齢
 ※3 チェルノブイリ原発事故は1986年
 図―3 チェルノブイリ原発事故での甲状腺癌発生率

 チェルノブイリ原発事故では事故の2~3年後から急な増加が見られます(5)。チェルノブイリ原発事故で発生した甲状腺がんは晩発性なので、本格調査の結果がより重要だと思います。
 福島県県民健康管理調査では、甲状腺検査とは別に、原発事故後に4ヶ月間の外部被ばく線量の推計調査をしています(1)。この結果を踏まえ、事故後4ヶ月間の被ばく線量別の人数を発表しています(2)。以下に示します。
被ばく線量1mSv未満の方が多い全体の被ばく線量
 ※(2)を集計
 図―4 事故後4ヶ月間の被ばく線量分布(0-19歳)

図に示す通り1ミリシーベル未満の方が半分以上です。以下に本格調査の被ばく線量別の悪性ないし悪性の疑いかたの人数を示します。
被ばく線量1mSv以上の方が多い本格調査で見つかった甲状腺癌または疑いの方
 ※(3)による
 図―5 被ばく線量別も悪性ないし悪性の疑いの人数(本格調査)

 図に示す通り、1ミリシーベル以上の方が半分以上です。先行調査は2013年度に終了しているので(9)、2013年以前に見つかった悪性ないし悪性の疑いの方の人数です。人数でみると全体では
 1ミリシーベルト未満の方 92,490人 
 1ミリシーベルト以上の方 55,709人
で(2)、被ばく線量1ミリシーベルト以上は38%で1ミリシーベルト以下が大半です。一方で、2順目の検査で新たに甲状腺がんについて悪性ないし悪性の疑いの方の人数は
 1ミリシーベルト未満の方 15人
 1ミリシーベルト以上の方 21人
で(3)、被ばく線量1ミリシーベルト以上は58%で1ミリシーベルト以上が多くなっており、数字が逆です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら1%で、統計的に差がるとされる5%以下です(4)。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果(基本調査との比較)
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(15)による。
有意差検定表(対全体の被ばく線量分布)

 以下に先行検査で甲状腺癌ないし疑いと診断された方の被ばく線量分布を示します。
被ばく線量1mSv未満の方が多い先行調査で見つかった甲状腺癌または疑いの方
 ※(16)による
 図―6 被ばく線量別も悪性ないし悪性の疑いの人数(先行調査)

 チェルノブイリ事故では影響は出でていない事故直後に行われた先行調査では図―4との比較において、全体の被ばく線量の分布と同じく1ミリシーベルト未満の方が全体の半分以上です。一方で図-5に示す様にチェルノブイリ事故では影響が確認された事故後2~3年目に行われた本格調査では1ミリシーベルト以上の方が大半です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら4.2%で、統計的に差がるとされる5%以下です(4)。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―2 偶然に起こる確率の計算結果(先行調査との比較)
 ※1 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(15)による。
 ※2 ③=①+②
 ※3 ⑥=④+⑤
 ※4 ⑦=①+④
 ※5 ⑧=②+⑤
 ※6 ⑨=⑦+⑧
 ※7 ⑩=⑦÷⑨
 ※8 ①(期待値)=③×⑩
 ※9 ②(期待値)=③×(1-⑩)
 ※10④(期待値)=⑥×⑩
 ※11⑤(期待値)=⑥×(1-⑩)
有意差検定表(対先検査)

 以下に本格調査における市町村別の罹患率を示します。
福島県三春町では見つかっていない本格調査の甲状腺癌
 ※(3)にて作成
 図-7 市町村別罹患率(本格調査)

 よこれば図―2と見比べてください。ヨウ素剤は甲状腺被ばくの影響を抑えられるかもしれないと言われています(17)。福島県三春町はヨウ素剤の町民への服用を実施しました(18)。統計的な差はありませんが、図に示す様に三春町の周囲(全て市)の市では悪性ないし悪性の疑いの方がも使っていません。
 以上を纏めると
 ①全体の被ばく線量に比べ、本格調査で見つかった悪性ないし悪性の疑い方は高線量側にシフトしている。
 ②事故直後の先行調査にくらべ、事故後2~3年後に実施された本格調査では高線量側にシフトしている。
になります。(=^・^=)は黒に近いグレーだと思っています。
 2017年度の新潟県新潟県予算に「健康委員会を設置し、福島第一原発事故による健康への影響を徹底的に検証」するとして健康委員会の費用926万円が計上されています(19)。今日(2月20日)から新潟県議会が開かれ(20)、予算案が審議されます。このまま通れば新潟県に「健康委員会」が設置され福島の甲状腺も審議の対象になると思います。この辺りから結論が出てくるかもすれません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 増え続ける甲状腺患者、福島の皆様は不安だと思います。
 福島県いわき市では今、各所でイチゴ狩りが楽しめます(21)。福島県いわき市はイチゴのシーズンです。いわき市のイチゴは美味しいそうです(22)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(23)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―8 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)第26回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成29年2月20日)の資料について - 福島県ホームページ
(2)(1)中の「資料1 県民健康調査「基本調査」の実施状況について [PDFファイル/777KB]
(3)(1)中の「資料2-1 県民健康調査「甲状腺検査【本格検査(検査2回目)】」結果概要 [PDFファイル/1MB]
(4)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(5)放射線被曝とがんとの関連性3 | トピックス | 日本臨床検査薬協会
(6)「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ
(7)第3回「県民健康調査」検討委員会(平成23年7月24日開催) - 福島県ホームページ中の「当日配布資料 」
(8)第23回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成28年6月6日)の資料について - 福島県ホームページ
(9)福島原発事故「がん無関係」に反論 神戸の医師が論考発表 2015/7/25 07:02 神戸新聞
(10)福島県における小児甲状腺超音波検査について
(11)県民健康調査における中間取りまとめ - 福島県ホームページ
(12)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(13)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(14)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(15)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(16)(8)中の「 資料2-2 県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【平成27年度追補版】 [PDFファイル/2.91MB]
(17)ヨウ素剤 - Wikipedia
(18)【ヨウ素剤配布】国指示前に避難拡大 いわき、三春 独自決断 | 東日本大震災 | 福島民報
(19)新潟県:平成29年度新潟県当初予算(案)の概要中の平成29年度当初予算(案)の概要(PDF形式 1096 キロバイト)
(20)新潟県:平成29年2月定例会
(21)いわき市総合観光案内所 スタッフブログ もぎたてのいちごは格別です ...
(22)甘くて大きくておいしい苺!! - 田人観光いちご園の口コミ - じゃらんnet
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(24)平尼子店 | マルト - 店舗情報
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  1. 2017/02/20(月) 19:45:53|
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福島第一汚染水(2月3週)―外洋から3週連続でトリチウム―

福島第一原発汚染水の2月2週(2月12日から18日)の状況を纏めてました。先週(1)に続き各所で放射性物質が見つかっています、
 ①外洋から3週連続でトリチウム
 ②排水路からはWHOガイドラインを超える放射性物質
 ③港湾内各所で見つかるストンチウム90
 ④地下水バイパス山側井戸のトリチウムの上昇が止まらない
 ⑤海岸付近で見つかる高濃度汚染地下水
 ⑥サブドレン排水のトリチウムの上昇が止まらない

1.外洋から2週連続でトリチウム
 以下に福島第一の外洋の汚染状況を纏めます。
事故から6年経って、放射性物質が見つかり続ける福島第一沖外洋
 ※1(4)(5)(6)(7)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりまたは1キログラム当たりのベクレル数
 ※3 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(8)
 ※4 集計期間内の最大値
 図―1 福島第一原発の放射性物質濃度

 図に示す通り南放水口付近でトリチウムが見つかっています。これで3週連続です。以下に1リットル当たりの値をしめします。
  1月30日 5,6号機放水口北側 1.7ベクレル
  2月 7日 南放水口付近   1.7ベクレル
  2月14日 南放水口付近   2.8ベクレル
です(5)(7)。
以下に外洋2地点の5,6号機放水口北側と南放水口付近のトリチウム濃度の推移を示します。
3週連続でトリチウムが見つかった福島第一沖外洋
 ※1(5)(7)にて作成
 ※2 NDは検出限未満(見つからい事)を示す。
 図―2 外洋2地点(5,6号機放水口北側と南放水口付近)のトリチウム濃度

 図に示す通り、1時はトリチウムが見つからない時期もあったとですが、昨年5月以降は再び見つかるようになりました。事故から6年近く経ちましたが、外洋からは放射性物質が見つかり続けています。

2.排水路からはWHOガイドラインを超える放射性物質
 福島第一原発構内には幾つもの排水路が走っています(9)。以下に排水路の汚染状況を示します。
WHOガイドラインを超える汚染排水が流れる福島第一排水路
 ※1(9)を集計
 ※2 値は1リットル当たりで集計期間の最高値
 ※3 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※4 セシウム134はCs-134と137はCs-137と略す。
 ※5 赤丸()はサンプリング地点
 図-3 福島第一原発排水路の放射性物質濃度

 WHOのガイドラインはセシウム134、137、ストロンチウム90共に1リットル当たり10ベクレルです(3)。全ベータの半分がストロンチウム90なので(8)、全ベータは1リットル当たり20ベクレルです。図に示す通り、A排水路のセシウム137の全ベータがWHOのガイドラインを超えています。以下にA排水路の放射性物質濃度の推移をしめします。
上昇しWHOガイドラインを超えたA排水路
 ※1(9)を集計
 ※2 セシウム134はCs-134と137はCs-137と略す。
 ※3 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 図―4 A排水路の放射性物質濃度

 図に示すとおり今年に入りセシウム137がじわじわと上昇しWHOのガイドラインを時々超るようになりました。今週は全ベータもこえました。事故から6年近くが経ちますが、排水路から福島の海へ汚染排水が流れています。

3.港湾内各所で見つかるストンチウム90
  以下に今週の港湾内の汚染状況を纏めます。
各所でストロンチウム90が見つかる福島第一港湾内
  ※1 (4)を集計
  ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3 集計期間内の最大値
  ※4 ストロンチウム90はSR90と略し、採取日は1月10日
 図―5 福島第一港湾内の放射性物質濃度


 図に示す通り多くの地点でストロンチウム90が見つかっています。以下に港湾口ストロンチウム90濃度を示します。
突然に上昇した港湾口のストロンチウム90
 ※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 図―6 港湾口ストロンチウム90濃度

 図に示す通り今週は突然に上昇しています。この先が心配です。港湾口は外洋と港湾の境界です。ここからストロンチウム90が外洋に漏れ出しているのは間違いありません。

4.地下水バイパス山側井戸のトリチウムの上昇が止まらない
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(10)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(11)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(12)。以下に放射性物質濃度を示します。
排水基準を超えた汚染地下水が見つかる地下水バイパスと山側井戸
 ※1 (11)(12)にて作成。
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―7 地下水バイパスと山側(上流)井戸の放射性物質濃度

地下水バイパスやサブドレンの排水基準は1リットル当たりで
  全ベータ  5ベクレル
  トリチウム 1500ベクレル
ですので(3)、排水基準を超えた放射性物質が見つかっています。
 この中でE-10が気になります。以下に推移を示します。
乱高下ながら上昇するE-10井戸のトリチウム
 ※1(12)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 図―8 E-10井戸の放射性物質濃度

 図に示す様に昨年の10月から上昇傾向になり、今年も乱高下したがらも上昇傾向を継続しています。この先が心配です。

5.海岸付近で見つかる高濃度汚染地下水
 以下に海岸付近の地下水の放射性物質汚染の状況を示します。
高濃度の汚染地下水が見つかる福島第一の海岸
  ※1 (4)を集計
  ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3 集計期間内の最大値
  ※4 ストロンチウム90はSR90と略し、採取日は1月3日
 図―9 海岸付近の地下水の放射性物質汚染の状況
 
1リットル当たりでセシウム137の法定限度は90ベクレル、ストロンチウム90は30ベクレルですので(3)、全ベータの半分をストロンチウム90として(7)、全ベータ換算で60ベクレルです。図に示す様に法定限度を大きく超えた汚染地下水が見つかっています。この中で気になったのがNo0-1のトリチウムです。以下に推移を示します。
上昇が続くNo0-1井戸のトリチウム
 ※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す
 図―10 No0-1井戸のトリチウム濃度

どんどん上昇しています。この先が心配です。



6.サブドレン排水のトリチウムの上昇が止まらない
 サブドレンは、原子炉やタービン建屋の直ぐ傍の井戸から汚染地下水を汲み上げ、直接にタービン建屋周囲の水位を下げ汚染水の増加量を抑えるものです(13)。サブドレンの運用は2015年9月3日から始り、同月13日より排水を開始しました(14)。以下にサブドレン排水のトリチウム濃度を示します。
上昇が続くサブドレン排水のトリチウム
 ※(15)を集計
 図―10 サブドレン排水のトリチウム濃度

 図に示す通り上昇が止まりません。福島の海をトリチウムで汚すことは間違いありません。外洋から3週連続でトリチウムが見つかった事は1項に記載の通りです。
 東京電力はサブドレン廃水の放射性物質濃度も排出量も公表しているので(14)、濃度×排出量で累積のトリチウム排出量を求めてみました。
1400億ベクレルを超えたサブドレントリチウムの累積排出量
 ※(14)(15)を集計
 図―11 サブドレン累積のトリチウム排出量

 どんどん増えています。2017年2月17日時点で累積で約1,400億ベクレルを超えました。



<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 事故から6年近く経って、収まる気配の無い福島第一原発からの汚染水漏れ、福島の皆様は不安だとおもいます。
 福島では福島第一原発10~20km範囲でコウナゴ(イカナゴの東日本での呼び名(16))の漁が再開されるそいうです(17)。以下に福島第一原発から地図で見ると南10km程の福島第二沖でのお魚のカルシウムとストロンチウム90濃度の相関を示します。
上昇傾向にも見える今年の福島産魚のストロンチウム90
 ※(18)を転載
 図-12 福島原発沖20km圏内の魚のストロンチウム90検査結果

 イカナゴのカルシウム含有量は生で500mg、煮干しで740mg(19)でストロンチウム90汚染が心配です。東京電力の発表を見ると(4)、ストロンチウム90の検査はサンプリングがら発表まで1ヶ月程度かかっています。それなりに時間がかかる検査のようです。それでも6年近く休漁したのですから、漁再開の前に1回位は検査しててもいいと思いますが、(=^・^=)は検査結果を知りません。検査して低い値が出れば消費者の信頼につながるはずですが。それとも不味い検査結果がでそうな物は検査しない?読者の想像にお任せしたいと思います。福島第一の汚染水漏れは続いています。福島の皆様は不安だと思います。
 福島県が力をいれている農畜産物に牛肉があります(19)。福島県郡山市の肉用牛の飼育頭数は6,106頭で福島随一です(20)。福島牛は、鮮やかな色合いと良質の霜降りをもつ絶品の牛肉だそうです(21)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(22)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―13 福島産牛肉が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一汚染水(2月2週)―外洋から2週連続でトリチウム―
(2)報道配布資料|東京電力
週)―外洋2地点からトリチウム―
(3)サンプリングによる監視|東京電力
(4)(2)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(5)(3)中の「1.海水(港湾外近傍)」を2月12日に閲覧
(6)(3)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング」⇒「南放水口・排水路」
(7)(3)中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果 (南放水口付近)(PDF 118KB)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(9)(2)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(11)(3)中の「H4エリア周辺観測孔」
(12)(2)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果
(13)(コメント)福島第一原子力発電所におけるサブドレン他水処理施設の運用開始について|東京電力
(14)集水タンク・一時貯水タンクの運用状況|東京電力
(15)(2)中の「サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果」
(16)イカナゴ - Wikipedia
(17)試験操業 原発から10~20キロ対象 コウナゴ漁6年ぶり再開へ | 県内ニュース | 福島民報
(18)めげ猫「タマ」の日記 ストロンチウムほぼ影響なし 福島沿岸魚類(福島民報)、実は一桁以上上昇
(19)五訂増補日本食品標準成分表 [第2章]中の「10 魚介類(PDF:283KB) ⇒10033」
(20)届出情報の統計-目的別索引-牛の個体識別情報検索サービス中の「飼養頭数・牛の種別・市区町村別・平成28年9月末時点⇒Excel(500KB)」を交雑種
(肉専用種
×乳用種)および黒毛和種を集計
(21)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(22)(21)中の福島牛
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(24)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2017/02/19(日) 19:45:38|
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トラブルいっぱい東電原発(2月3週)―福島第一2号機の格納機内調査は「失敗」―

 東京電力の原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、2月3週(2月12日から18日)もしっかりトラブルが起こっています。
 ①福島第一2号機の格納機内調査は「失敗」
 ②メガフロートは「浸水」
 ③福島第一・海水放射線モニタが欠測
 ④汚染水タンク増設できず
 ⑤ALPSから水漏れ
 ⑥柏崎刈羽の「免震重要棟」で虚偽報告発覚
 福島第一トラブルマップ(2月3週)
 図―1 福島第一トラブルマップ(2月3週)

1.福島第一2号機の格納機内調査は「失敗」
 福島第一原発2号機の格納容器内の調査が2月16日に試みられました(2)。結論からいえば「失敗」です(3)。以下に調査に係る場所を示します。
2号機格納容器調査位置
 ※1(5)の図に(2)、(6)~(13)を参考に加筆
 ※2 ペデスタルは原子炉圧力容器を支える土台、デブリは溶け落ちた核燃料(14)
 ※3 「ペネ」の名称は「格納容器貫通孔(X-6ペネトレーション)」で、原子炉格納容器の壁の横に空いている点検に使うための穴。なおx-6は今回の調査で使用する固有名称(9)
 ※4 「レール」の名称は「制御棒駆動機構(CRD)交換用レール」で「ペネ」と「ペデスタル開口部」間の移動用の足場。「ペネ」と「ペデスタル開口部」間を結ぶ「橋」ような物である(9)。
 ※5 プラットホーム(platform)には、(人が働いたり見張ったりする)高い足場との意味がる(15)
 ※6 呼び名は東京電力による(2)(6)~(13)
 図―2 2号機格納容器内の調査箇所の名称と位置

 2月16日に福島第一2号機の格納機内に自走式ロボットを入れました。ところが経路にあるレールにある「異物」に捕まってしまい動けなくなり、圧力容器の下に進む事ができず、デブリを確認できませんでした(2)。
「炉心直下に到達できず」と報じる福島県の地方紙・福島民友
 ※(16)を2月17日に閲覧
 図―3 「炉心直下に到達できず」と報じる福島県の地方紙・福島民友

さらに、ロボットの回収をあきらめ、レール上に放置することになりました。以下に過去の調査結果を含め概要を示します。
福島第一2号機格納容器内調査結果
 ※1 (2)、(5)~(13)にて作成
 ※2 名称は図―1に同じ
 図―3 福島第一2号機格納容器内調査結果

 これについて共同通信は
「炉心溶融で溶けた核燃料(デブリ)の実態把握には至らず、本格調査は失敗した。」
と報じています(3)。
 現状のデブリの取り出し計画は
  今年6月頃までに「号機毎の燃料デブリ取り出し方針の決定」
  2018年10月までに「初号機の燃料デブリ取り出し方法の確定」
  2021年12月までに「初号機の燃料デブリ取り出しの開始」
となっています(17)。これについて福島県の地方紙・福島民報は福島県の原子力対策監の話として、
「今回のロボット調査では作業用足場の下を見ることができず、燃料デブリも確認できなかった。東電が強調する世界初の快挙とは言い難い。夏の方針決定も不透明と言わざるを得ない」
と伝えています(18)。でもNHKは違うようです。2月16日21時台の番組で本件を報じていました。
「きょう得られたデータ分析・今後の調査計画を検討へ」と報じるNHK
 ※ NHKの2月16日21時台の番組をキャプチャー
 図―4 「きょう得られたデータ分析・今後の調査計画を検討へ」と報じるNHK

 図に示す様にきょう得られたデータ分析し今後の調査計画を検討を進めると報じていました。確かに事実ですが、福島第一のデブリ取り出し計画の見直しが迫られる可能性が高い事には触れていませんでした。(=^・^=)はこっちが重要だと思います。
 以下に回収されず「遭難」したロボットを示します。
回収されず見捨てられた調査用ロボット
 ※(19)を引用
 図-5 回収されず見捨てられた調査用ロボット

 先週にも2号機格納容器内調査の結果を報告しましたが(1)、新たに分かった事を記載します。
 先週までの調査で得られた映像を解析した結果で、プレート(足場)に新たな「大穴」が見つかったそうです。
プレート(足場)に見つかった「大穴
 ※(20)を引用
 図―6 プレート(足場)に見つかった「大穴」

 以下に「穴」や「異物」の位置を示します。
「穴」や「異物」の位置
 ※(15)にて作成
 図―7 「穴」や「異物」の位置

 格納容器内の温度は16.5℃、新たに毎時210シーベルトの放射線を観測(2)、従前に毎時最大で毎時650シーベルトも観測されており(1)、高い放射線量が再確認されただけです。あらたに映像もこうかいされましたが、目新しいものはない気がします。以下に2月16日の調査結果として公開されたペデスタル開口部の画像を示します。
2月16日の調査結果として公開されたペデスタル開口部の画像
 ※(19)を引用
 図―8 2月16日の調査結果として公開されたペデスタル開口部の画像

ペデスタル開口部の画像は従前の調査でも公開されています。
従前の調査で公開されたペデスタル開口部の画像
 ※(21)を引用
 図―9 従前の調査で公開されたペデスタル開口部の画像

 こちらの方が鮮明です。
 2月16日の調査はあらた事実の発見は殆ど無かったようです。それでも下請けさんは被爆します。下請けさんが作業された場所では毎時6ミリシーベルトの放射線量があるそうです(22)。10分でICRPが公衆の被ばく限度としている年間1ミリシーベルト(23)を超えてしまいます。
 この調査の下請けさんは東芝です(23)。
 格納容器内部調査、第二段階(1月30日実施)の作業風景
 ※ (21)を引用
 図―10 「Toshiba」のロゴ入り作業服で作業する下請けさん(1月30日調査)

 東芝は今、それなりに「話題」になっています。会見を聞いていると(26)、今回の内部調査の費用は東京電力の負担でなく、国((=^・^=)も支払う税金)の負担だそうです。微力ですが東芝救済には役だったようです。

2.メガフロートは「浸水」
 メガフロートは福島第一原発事故直後に汚染水を一時的に貯蔵するのに使われました。その後に汚染水タンクができ移されて役目を終えたのですが、事故から6年近くたった今も福島第一港湾内に放置されています(27)。
放置されたままのメガフロート
 ※ Google Mapを引用
 図―11 放置され続ける「メガフロート」

 中を空にすると流されてしまうので、福島第一港湾内から海水を汲みあげ「バラスト水」として入れられているようです(28)。東京電力の発表によればメガフロート内のバラスト水は1リットル当たりで
 セシウム137 2.72ベクレル
の放射能で汚染されています。なをストロンチウム90は分析中です(29)。
 メガフロートの中は幾つかの「区画」に分けられています。
区画に区切らているメガフロート
 ※(30)より作成
 図―12 メガフロート内の区画

 2月16日に水位を測定したら、一番北側の「No5VIOD」の水位が先月より45cm上昇し「海水面」と同じになったそうです(28)(30)。原因は海水が流れ込んだようです(30)。「穴」でも他にも「穴」が空けば「沈没」なんて事もあるかもしれません。

3.福島第一・海水放射線モニタが欠測
 福島第一の港湾口には「海水放射線モニタ」が設けられています(31)。今週の測定状況を示します。
欠測した福島第一海水放射線モニタ
 ※(31)より作成
 図―13 海水放射線モニタの計測状況

 図に示すように2月13日夕刻に突然に全ベータが上昇し1リットル当たりで20ベクレルを超えました。そして突然の欠測です。これについて東京電力は
「2月9日午後5時頃から設備の不具合によりデータが欠測しておりましたが、点検作業が完了し2月13日午後3時26分に復旧しております。なお、他の海水測定結果等に異常ありません。」
と説明していますが(31)、「設備の不具合」の内容は説明していません。まさか全ベータの数値が高くなったのが「不具合」でないでしょうね?そうなら福島第一に異常があって一時的に海洋汚染が酷くなっても分かりません。

4.汚染水タンク増設できず
 福島第一では日々汚染水が増え続けています。放置すると溢れるので、これを汲みあげ汚染水処理設備を通したあと汚染水タンクに保管しています。
増え続ける福島第一原発汚染水
 ※(32)を集計
 図―14 増え続ける福島第一原発汚染水

東京電力の発表を(=^・^=)なりに集計すると約103万トンです。増える汚染水に合わせ汚染水タンクを作り続けなくてはならないのですが(33)、タンクの増設が間に合わない場合は汚染水処理を止めることになります。これですと溢れ出す危険が増します。汚染水は最終的に多核種除去設備(ALPS)を通り「処理水タンク」に貯められます(34)。以下に1月末に発表された汚染水タンク増設計画と実績を示します。
計画に比べ少ない処理水タンクの増設実績
 ※(32)(実績)と(33)(計画)
 図―15 汚染水タンクの増設計画と実績

 図に示すように最新の汚染水増設計画が発表された1月26日(33)から汚染水タンクの増設が止まっています。そして計画に対して遅れが生じました。
 ALPSには多核種除去設備、増設多核種除去設備、高性能多核種除去設備がありますが(26)、今週の運転状況を示します。
 表―1 多核種除去設備等の運転状況
 ※1(35)で作成
 ※2 APLSは多核種除去設備、増設は増設多核種除去設備、高性能は高性能多核種除去設備
 ※3 〇―運転中、×―停止
2月16日に止まったALPS

 表に示す通り2月16日に止まっています。汚染水タンクの増設が間に合わず、汚染水処理を止めたようです。

5.ALPSから水漏れ
 増設多核種除去装置はA、B、Cの3系統から成っています。処理系の途中にはいくつかの「ブースターポンプ」が配置されています(36)。最終段の処理設備ですが、汚染水から全ての放射性物質を分離できる訳ではありません(37)。処理が終わった「水」も立派な汚染水です。2月17日14時過ぎに、増設多核種除去装置A系のブースターポンプ付近から1秒に1滴程度で「水」が垂れ落ちているのが見つかりました(29)。東京電力は「水」と表現していますが、装置の構造からして「汚染水」です。漏れた「水」は2リットル程度だそうです(38)。

5.柏崎刈羽の「免震重要棟」で虚偽報告発覚
 東京電力は全機が廃炉となった福島第一(39)も含め3箇所に原子力発電所を所有しえいます(40)。その3つ全てで地震や地震に伴う津波で事故を起こし大変な被害を出しています。福島第一は特段のリファレスは必要ないと思います。2011年3月の地震やこれに伴う津波で福島第二も、原子炉温度が100℃を超えたため、原子力災害対策特別措置法に基づく緊急通報(いわゆる15条通報)が行なわれ、原子力緊急事態宣言が発令され(41)、半径10km以内に避難指示がだされました(42)。2007年に柏崎刈羽原子力発電所は想定外の地震に見舞われ
 ①火災をおこした(43)。
 ②放射能漏れ事故を起こし(44)、新潟県の海水浴客が半減するなどの(45)大変な被害をだした。
等を引き起こしました。
煙もくもくの柏崎刈羽原子力発電所
 ※(46)を引用
 図―15 煙もくもくの柏崎刈羽原子力発電所  

 この地震の時に
「スクラム((緊急停止)後の対応に全力を傾けるべきとして緊急時対策室のある事務所建物へ移動。ところが緊急時対策室入口ドアの枠が歪んでドアが開かなくなったために室内に入れず、駐車場にホワイトボード4~5枚を引き出して構内PHSで連絡を取り続けた。」
との事態に陥り(44)、こうした反省から事故時の対応拠点となる「免震重要棟」が設けられました(47)。
 東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を目指し、「新規制基準適合性審査」(安全審査ではありません)を受けています(48)。適合性審査では起こり得る地震のパターンを想定し(49)、当然ながらその全て「免震重要棟」が耐えられなくてはなりません。報道では7つの「地震」のパターンが想定されたようです(50)。東京電力の建築分門は2014年に7つ全ての「地震」のパターンで耐えらないと試算していたのですが(51)、東京電力の審査担当は耐えられないのは5つのパターンで、二つには耐えられると原子力規制委に説明してきました(50)(51)。2月14日に開かれた原子力規制委の第442回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合でその事が発覚しました(50)(51)(52)。東京電力は原子力規制委に対して「嘘」の説明をして来ました。
 関係者の東京電力に対する不信感はましたようです。
 2月16日に原子力規制委による柏崎刈羽原子力発電所の現地調査が行われました(53)。そのあとのインタービューで原子力規制委の担当委員は
「東電の信頼性や組織文化を何らかの形で確認する必要がある」
と発言したそうです(54)。原子力規制委委員長は2月15日の会見で
「要するに、皆さんも含めて、免震棟神話みたいなのがあったのだけれども、実際には今の地震動には耐えられないということだと、まさかそんなことはないと思っていたのだと思いますよ、皆さんは。それが今になって、実際に新しい地震動が設定されて、再評価したのが3年ぐらい前ですか。それで耐えられないということがわかったら、その時点できちっと報告すべきですね。そのことをずっと、事、ここに至るまで何も言わなかったというのが問題ですね。」
と発言しています(55)。柏崎刈羽原子力発電所が立地する新潟県知事は2月15日の会見で「そもそもきちんと造っておくべきというところから始まって、(耐震不足であるという)事態を(東京電力が)把握したのが平成26年であると。私はあまりそういうことを言うのは好きではないのですが、そうすると今までの話し合いは何だったのかと。昨年10月に私が知事になった時点で知っていたわけですし、1月に(会長や社長が挨拶に)来られたときも知っていたわけですし、つい最近、(私が)柏崎刈羽原発に行ったときにも知っていたわけです。<中略>基本的には説明を信じるということが全てのベースになっていると思います。その全てが疑わしくなってしまうと、対話していきましょうという話が根底から覆ってしまう」と発言しています(56)。新潟県はこの件について「要請書」を東京電力に送ったそうです。その中には「(原子力規制委の適合性)審査において、事実と異なる説明をしていたのでは、安全は確保できません。
 今後、対話を続けていく上では、信頼関係が前提になります。」
との記載があります(57)。
 東京電力は
「建築部門は14年に7ケース全てで耐震性に問題があるとの試算をしていたが、その情報が審査担当者に伝わらず、従来の誤った説明を続けていたという」
との(51)言い訳をしているうですが、本当ですかね。
 2015年2月24日に福島第一の排水路から高濃度に汚染された排水が海に流れていると突然に発表しました。前年の14年4月から観測されていたのことです(58)(59)。10ヶ月近く、汚染排水の存在を知りながら隠し続けていました。福島はかなり怒ったようです(59)。
 2016年2月24日に東京電力は福島島第一事故でメルトダウンが遅れた問題について、誤った説明をしてきたと発表しました(60)(61)。この時は福島と新潟を同時に怒らせました(61)。
 2017年2月15日には既に述べたように「免震重要棟」で全ての地震のパターンが耐えられない可能性が発覚しました。ネットで調べる限りでは福島の反応は見つけれませんが、新潟は不信感を持ったはずです。
 3年連続で毎年2月に東京電力の重大な「嘘」が発覚しています。東京電力は「隠ぺい体質」でなく「嘘つき体質」だと(=^・^=)は理解しています。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 これまで「トラブルいっぱい福島原発」で報告してたのですが、柏崎刈羽も怪しくなったので、今週より「東電原発」に変更させていただきます。「嘘つき体質」と東京電力、事故から6年経っても無くなる気配がない原発のトラブル、福島の皆さんは「不安」たと思います。
 福島を代表す冬野菜にニラがあります(62)。福島のニラは、品質が良く棚持ちも良いそうです(63)。福島県は福島産ニラは「安全」だと主張しています(64)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産ニラはありません。
 他県産はあっても福島産ニラが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(65)を引用
 図―16 福島産ニラが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(2月2週)―福島第一2号機格納容器内調査、650Sv/h、2時間でお掃除ロボットダウン―
(2)2017年2月16日2号機原子炉格納容器内部調査について ~自走式調査装置による調査結果~(PDF 473KB)
(3)福島第1原発2号機ロボ調査失敗 溶融核燃料確認できず - 共同通信 47NEWS
(4)中長期ロードマップ|東京電力
(5)(3)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2017年1月26日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第38回事務局会議)⇒【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(8.63MB)
(6)2017年1月23日2号機原子炉格納容器内部調査(A2調査)計画について(PDF 1.49MB)
(7)2017年1月26日2号機原子炉格納容器内部調査における格納容器貫通部(X-6ペネトレーション)内の事前調査の実施結果について(PDF 2.51MB
(8)2017年1月30日2号機 原子炉格納容器内部調査におけるペデスタル内事前調査の実施結果(PDF 2.03MB)PDF
(9)2017年2月2日2号機 原子炉格納容器内部調査におけるペデスタル内事前調査の実施結果(画像処理の結果)(PDF 3.99MB)
(10)2017年2月6日2号機 原子炉格納容器内部調査について~堆積物除去作業の実施~(PDF 1.00MB)
(11)2017年2月7日2号機 原子炉格納容器内部調査における堆積物除去作業の実施状況について(訂正版)(PDF 314KB
(12)2017年2月9日2号機 原子炉格納容器内部調査における堆積物除去作業の実施結果(PDF 321KB)
(13)2017年2月15日2号機PCV内部調査について~自走式調査装置による調査~(PDF 1.05MB)
(14)[PDF]用語集
(15)platformの意味 - 英和辞典 Weblio辞書
(16)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(17)(3)中の「中長期ロードマップ⇒2015年6月12日(廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議第2回)⇒(資料1)中長期ロードマップ改訂案について(133KB)
(18)圧力容器下、到達せず 第一原発2号機 ロボ調査 | 県内ニュース | 福島民報
(19)東京電力ホールディングス 写真・動画集| 2号機原子炉格納容器内部調査について ~自走式調査装置による調査結果~
(20)東京電力ホールディングス 写真・動画集| 2号機PCV内部調査について~自走式調査装置による調査~
(21)東京電力ホールディングス 写真・動画集| 2号機 原子炉格納容器内部調査におけるペデスタル内の事前調査の実施結果について
(22)2017年2月15日2号機格納容器内部調査(放射線防護について・推定された線量について)(PDF 110KB)
(23)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(24)調査ロボ「回収断念」...炉心直下に到達できず 第1原発2号機:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(25)東芝株、一時11%下落 経営再建へ消えぬ不安感  :日本経済新聞
(26)2017/2/16(木) 福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器内部調査(自走式調査装置)の作業状況について
(27)[PDF]東京電力福島第一原子力発電所における メガフロート ... - 原子力規制
(28)017年02月16日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】 
(29)2017年02月17日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】 
(30)2017年2月16日福島第一原子力発電所 メガフロートNo.5VOID(北側)水位上昇について(PDF 73.6KB)
(31)福島第一原子力発電所付近での海水放射線モニタ計測状況|東京電力
(32)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(33)(3)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2017年1月26日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第38回事務局会議)⇒【資料3-1】汚染水対策(31.1MB)PDF
(34)原子炉の安定化|東京電力
(35)福島原子力事故に関する更新|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社
(36)[PDF]増設多核種除去設備/高性能多核種除去設備 の設置について - 経済
(37)汚染水の浄化処理|東京電力
(38)2017年02月18日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(39)福島第一原子力発電所の現況|東京電力
(40)東京電力ホールディングス - Wikipedia
(41)福島第二原子力発電所 - Wikipedia
(42)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(43)柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia
(44)柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて|TEPCOニュース|東京電力
(45)[PDF]PDF形式 858 キロバイト - 新潟県
(46)博多っ子の元気通信:次々と明るみに出る柏崎刈羽原発の被害状況 - livedoor Blog(ブログ)
(47)免震重要棟|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(48)柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の新規制基準適合性審査への対応状況|東京電力ホールディングス株式会社
(49)柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の新規制基準適合性審査への対応状況|東京電力ホールディングス株式会社
(50)柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の新規制基準適合性審査への対応状況|東京電力ホールディングス株式会社
(51)柏崎刈羽原発、免震棟が性能不足か 東電14年に把握  :日本経済新聞
(52)耐震性審査で誤った説明=柏崎刈羽の事故対応拠点-東電:時事ドットコム
(53)第442回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 | 原子力規制委員会
(54)【現地調査】東京電力ホールディングス(株)柏崎刈羽原子力発電所の新規制基準適合性審査に係る現地調査 | 原子力規制委員会
(55)原子力規制委員会記者会見 | 原子力規制委員会中の平成29年02月15日 速記録【PDF:115KB】
(56)新潟県:平成29年2月15日 新潟県知事 定例記者会見
(57)新潟県:本日、柏崎刈羽原子力発電所の免震重要棟の耐震不足について東京電力に要請しました
(58)2015年2月24日2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部の溜まり水調査結果(PDF 960KB)
(59)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(2月4週)―高濃度の汚染水漏れは1年間隠します―
(60)福島第一原子力発電所事故当時における通報・報告状況について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(61)めげ猫「タマ」の日記 東京電力第三者報告書―5年間嘘を続けて事は解明されていない―
(62)冬 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(63)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(64)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(65)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2017/02/18(土) 19:45:03|
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広範囲で放射線量が増加した事故6年目の福島

 原子力規制委員会は2016年11月18日時点の航空機モニタリング結果を発表しました(2)。前年の発表(3)比較したら放射線量が増えている場所が各所にありました。増加している場所が集中しており、広範囲にあるので測定ノイズよるものでなく実際に放射線量が増大しています。このような現象は放射性物質が降り注いことを示します。事故から6年目の福島も放射性物質が降り注いでいます。
 モニタリングポストの測定他に(4)、航空機を飛ばし面的に放射線量を測定する航空機モニタリングを原子力規制委員会が実施しています。この測定はモニタリングポストによる測定と異なり、測定器を放射線量の低い場所(例えば道路際に移す)とか測定器周りだけを除染する等の人為的操作で放射線量の測定値を下げる(5)ことが難しいので(=^・^=)はモニタリングポストの測定結果に比べて確かだと考えています。
 2016年11月の測定結果が2月13日に発表になりました(2)。そこで前年の測定結果(3)と比較して、放射線量の増減を求めてみました。以下に結果を示します。
各所で放射線量が上昇している福島
 ※1(2)の値(2016年11月18日時点)―(3)の値(2015年4日時点)で計算
 ※2 集計は公表されたCSVデータを元に自作のアプリケーションで集計
 ※3 山の位置は地図で確認
 図―1 2015年11月から12年11月までの1年間の放射線量量の増減

 図に示す通り山形、新潟、群馬と福島県県境付近でここには飯豊山、浅草岳、会津朝日岳、燧ヶ岳等の福島を代表する高い山がります(6)。何処からか飛んで来た放射性物質が山を飛び越えることができず、降って落ち放射線量を上昇させと考えるの自然です。
 (=^・^=)が気になったのは会津坂下町です。以下に放射線量の増減を示します。
街の中心部で放射線量が上昇した会津坂下町
 ※1(2)の値(2016年11月18日時点)―(3)の値(2015年4日時点)で計算
 ※2 集計は公表されたCSVデータを元に自作のアプリケーションで集計
 ※3 凡例は図-1に同じ
 図―2 福島県会津坂下町の放射線量量の増減 

 同町では利用者が多い会津坂下駅(7)を中心の放射線量が増加した地域が広がっています。ここは国道49号線や磐越道などの主要な道路(8)も通っています。来年度も福島から避難された方の高速道路の無料処置がとられるようです(9)。せっかく避難してもたまに戻る時に放射性物質に降られてはたまりません。
 以下に会津坂下町産ゼンマイの検査結果を示します。
上昇する会津坂下町産ゼンマイのセシウム濃度
 ※1(10)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す
 図―3 会津坂下町産ゼンマイのセシウム濃度

 図に示す様に2013年にはセシウムは見つからなかったのですが、2016年には基準値(11)ギリギリの1キログラム当たり97ベクレルのセシウムが見つかっています。福島で飛び交う放射能は福島産を確り汚染しているようです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 事故6年目も放射能が飛び交う福島では福島の皆様は心配だと思います。
 福島県でも「納豆」が作られています(12)(13)。福島市産の納豆は「平成15年度農林水産省総合食料局長賞受賞」だそうです。原料の大豆は福島産ではありません(14)。でも福島県福島市のスーパーのチラシには福島産納豆はありません。 
他県産はあっても福島産納豆が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※1(15)を引用
 ※2 産地は(16)による
 図―4 福島産納豆が無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(2)(1)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(3)(1)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(4)福島県放射能測定マップ
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島市の放射線量激減―測定器をいじっただけ―
(6)うつくしま百名山
(7)会津坂下駅 - Wikipedia
(8)会津 - Wikipedia
(9)避難者の高速無料延長 来年3月まで1年間 | 東日本大震災 | 福島民報
(10)報道発表資料 |厚生労働省
(11)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(12)だいもんじ食品が「納豆」製造終了 売り上げ回復...見込めず:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(13)都道府県別納豆一覧 【東北】 - 納豆
(14)だいもんじ大粒/だいもんじ食品
(15)イトーヨーカドー 福島店
(16)タカノフーズ - Wikipedia
  1. 2017/02/17(金) 19:45:29|
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福島産を許容する福島県郡山市の事故6年目の3月から翌年1月の葬式は12%増(対事故前年)、相馬・南相馬は別

 福島県のひらた中央病院が発表したアンケート結果(1)を(=^・^=)なりに集計すると、福島産米や野菜を共に許容する割合は
  福島県郡山市  46%
  福島県相馬市・南相馬市 7%
で、郡山市が断然に多くなっています。郡山市の2016年中の人口動態(2)が全て発表になったので(=^・^=)なりに集計してみました。郡山市の事故6年目の3月から翌年1月の葬式(死者数)は
 事故前年(2010年3月~11年1月) 2,569人
 事故6年目(2016年3月~17年1月)2,972人
で12%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら殆ど「0」です。
方で福島県が発表している相馬市・南相馬市の各年3月から12月の人口動態(3)を集計したら
 事故前年(2010年3月~12月) 1,052人
 事故6年目(2016年3月~12月)1,049人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。思わず
 事故6年目も福島産、食べて応援、あの世行
って思ってしまいました。
 福島原発事故によって福島は汚染されました。
事故から6年近く経て汚染されたままの福島
 ※1 (4)のデータを(5)に示す手法で1月1日に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図-1 郡山市・相馬市・南相馬市といわき市

 事故から6年近くになりますが、図に示す通り福島では 国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(7)地域が広がっています。それでも安倍出戻り総理、福島県、東京電力は「福島産」は「安全」であり(8)(9)(10)、これを避ける行為は「風評被害」だと主張しています(11)。でもこの方達は事故前には原発は「安全」であると主張していました(12)(13)(14)。
 安倍出戻り総理は事故前に
「(原発の安全について)御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」と言っています(12)。でもその後の事故報告書で万全期していない事が明らかになりました(15)(16)。
 福島県は2011年1月に、福島第一原発3号で進められているプルサーマル計画について「安全」だと発表しました(9)。でも2にヶ月後には「大爆発」です。
爆発する福島第一原発3号機
 ※(17)を引用
 図―2 大爆発する福島第一3号機

 この方達の言い分を信じて良いか疑問です。そこで(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。福島産を避けている地域とあまり避けていない地域を比較し、両者に差が無ければ福島産は「安全」、避けていない地域に「異常」あるのに、避けている地域では「異常」がなければ安全とは言えないです。
 福島県内でも福島産に対しては温度差がるようです。福島県郡山市は事故があった2011年度産米すら「安全」だとして学校給食に使い(18)、子供達に強制的に食べさせました。一方で福島県南相馬市では事故から6年近くが過ぎましたが、地元産や近隣の米を使っていません(19)。
 福島県のひらた中央病院が福島産米や野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(1)。以下に結果を示します。

 表ー1 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (1)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市

 表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では福島産米と野菜を共に許容する方は7%ですが、郡山市では46%の方が共に許容しています。いわき市はその中間です。そこで郡山市と相馬・南相馬市の葬式(死者)数を比較してみました。
 各年3月から翌年1月の福島県郡山市の葬式数を示します。
事故前年に比べ12%増えた事故6年目の郡山市の葬式
 ※1(2)を各年3月~翌年1月について集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―3 福島県郡山市の各年3月から翌年1月の葬式(死者)数

郡山市の事故6年目の3月から翌年1月の葬式(死者数)は
 事故前年(2010年3月~11年1月) 2,569人
 事故6年目(2016年3月~17年1月)2,972人
で12%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら殆ど「0」です。
 以下に相馬・南相馬市の各年3月~12月までの葬式数を示します。
事故前年に比べ増えていない事故6年目の相馬・南相馬市の葬式
 ※1 (3)を各年1月~12月で集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 ※3 相馬市・南相馬市の合計
 図―4 福島県相馬市・南相馬市の各年3月~12月の葬式(死者)数

 この集計は福島県発表のデータ(3)を元にしていますが、今の所(2月16日時点)で今年1月中の発表がないので12月までとしました。相馬市・南相馬市の各年3月から12月の葬式(死者)数は
 事故前年(2010年3月~12月) 1,052人
 事故6年目(2016年3月~12月)1,049人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。
 各年3月から翌年1月の福島県いわき市の葬式数を示します。
事故前年に比べそこそこに増えた事故6年目のいわき市の葬式
 ※1(21)を各年3月~翌年1月について集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―5 福島県いわき市の各年3月から翌年1月の葬式(死者)数

 いわき市の事故6年目の3月から翌年1月の葬式(死者数)は
 事故前年(2010年3月~11年1月) 3,559人
 事故6年目(2016年3月~17年1月)3,851人
で8%増えています。
福島産を許容する地域程に増えている福島の葬式
 ※表―1と本文で作成
 図―6 葬式(死亡)増加率と福島産を許容する割合

 図に示すように福島産を許容する地域程、葬式が増えています。以下に相関図を示します。
 一直線上に並ぶ福島産を許容する割合と葬式増加率の相関
※表―1と本文で作成
 図―7 葬式(死亡)増加率と福島産を許容する割合の相関

 綺麗に直線状に並んでいます。なんか
  福島産、食べて応援、あの世行
って感じです。
 以下に郡山市について偶然に起こる確率の計算結果をしめします。
 
 表―2 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(17)による。
有意差検定表

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 この記事に対し反論があるとしすれば「福島産」は確り検査されている(9)。福島産の野菜・果物は2,998件、福島産米は890万件の検査をして1件も基準超は見つかっていない(23)だと思います。でも(=^・^=)には疑問があります。
 福島県を代表する農産物にキュウリがあります(24)。須賀川市が有名です。同市のキュウリは夏場の露地栽培が中心です(25)。ところが厚生労働省の発表(26)を見ると昨年(2016年)に福島県が実施した同市産のキュウリは全て「施設栽培」で、露地栽培はありません。同市産キュウリは事実上は無検査のまま出荷されています。福島産米の検査は概ね簡易検査ですが、検査精度に疑義があります(27)。
 よしんば検査されていてもおよそ「安全」は担保されません。以下にスズキの検査結果を示します。
 宮城・茨城・千葉産から見つかっても福島産からは見つからないスズキのセシウム
 ※1(28)を転載
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―8 スズキの検査結果

 茨城、宮城、千葉産のスズキからもそこそこセシウムが見つかっています。一方で、福島産スズキは53件連続で検出限界未満(ND)です(28)。海は繋がっているのに汚染源がある福島産が宮城、茨城、千葉より低くでるなどおかしな話です。スズキを含めふ福島産の農水産物を検査しているのは福島県農林水産部に所属する「福島県農業総合センター」です(29)。中立性に疑問があります。
 これでは福島の皆様は不安だと思います。福島県を代表する農畜産物に牛肉があります(24)。福島県相馬市・南相馬市辺りも牛肉の産地です。この辺りの牛肉は福島県内の枝肉共励会などで優秀な成績を収めているそうです(30)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(31)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産があっても福島産牛肉が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(32)を引用
 図―9 福島産牛肉が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(2)郡山市の現住人口/郡山市
(3)福島県の推計人口(平成29年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(9)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(10)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(11)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(12)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(13)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(14)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(15)日本政府、事故調、東京電力発表報告書
(16)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(17)3号機核爆発 - YouTube
(18)JA郡山市|事業PR
(19)学校給食食材等放射能分析結果(平成28年12月) - 南相馬市中の•学校給食食材等放射能分析結果 グループD [36KB pdfファイル]No2
(20)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(21)地区別世帯数・男女別人口 | いわき市役所
(22)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(23)「ふくしま復興のあゆみ」を更新しました。 - 福島県ホームページ中の「・第18版 平成28年12月5日発行
(24)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(25)福島県 すかがわ岩瀬農業協同組合 (きゅうり)~「パリッと新鮮でおいしい 岩瀬きゅうり」~ 月報 野菜情報-産地紹介-2010年9月
(26)報道発表資料 |厚生労働省
(27)めげ猫「タマ」の日記 福島産米全数・全袋検査の測定誤差は75ベクレル以上
(28)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月2週)―茨城産スズキからセシウム、福島産は53件連続ND―
(29)農林水産部 - 福島県ホームページ
(30)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(31)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(32)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
  1. 2017/02/16(木) 19:44:45|
  2. -
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