めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県楢葉町の被ばく線量は1mSv以上!でもモニタリングポストの値はからは0.5mSv

 「東京電力福島第1原発事故に伴う避難が続き、ほぼ全域が避難指示解除準備区域の楢葉町は9月16日、今夏に特例宿泊した町民の個人線量計の数値を基にした年間被ばく線量の推計結果を示した。125人のうち、国が長期的な目標としている年間1ミリシーベルト未満は約25%にとどまった」と発表したそうです。殆どんp方が年間1ミリシーベル以上の被爆をしています。でも楢葉町に設置してあるモニタリングポストの値をきると年間1ミリシーベルトを超えるような放射線量です。なぜこのような事が起こったかと言えば、モニタリングポストの運用がおかしいためしか(=^・^=)には考えられません。
 福島県楢葉町は福島県浜通り地方の中程に位置する楢葉町は、103.45平方キロの面積を持ち、西は緑豊な阿武隈山地、東には太平洋の大海原が広がり、町を木戸川と井出川が流れサケの溯上や鮎などが生息する恵まれた自然を有し、東日本型海洋性の太平洋岸式気候で比較的寒暖の差も少なく、積雪も年に1~3回程度と一年を通して過ごしやすい環境を有しているそうです(2)。しかし福島原発事故により避難区域になり(3)、全町民が避難しています(4)。
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 ※(3)(5)等で作成
 図-1 福島県楢葉町

 一方、来年(2015年)の避難指示解除に向け準備もすすでいます(4)。常磐線、常磐道あるいは国道6号などの主要な交通路も復旧しています(6)(7)(8)。
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 ※(3)(6)(7)(8)で作成
 図―2 既に復旧している楢葉町内の交通網

福島県がモニタリングポストの測定値を見ると2014年9月17日の測定では全ての測定点で毎時0.5マイクロシーベルト以下で平均は毎時0.2マイクロシーベルトです。
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 ※(9)を集計
 図ー3 楢葉町内のモニタリングポストの測定値分布(9月以降の測定)

 従前に福島県伊達市は空間線量と個人線量計で集計した被ばく線量の関係を発表しています。
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 ※(10)を抜粋・加筆
 図―4 空間線量と個人線量計による被ばく線量(伊達市)

 個人線量計では自分自身の体で放射線が遮られるので(11)、30%程度は低くでます(12)。
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 ※(12)を転載
 図―5 被ばく線量が低く出る個人線量計

 楢葉町内の測定値を見る限るおよそ年間1ミリシーベルトの被ばく等は考えられません。モニタリングポストの値が正しければ、個人線量計は年間0.5ミリシーベルト程度の値を出すはずです。ところが、7月31日~8月16日の16日間行われた特例宿泊には、町民209世帯538人が申請。国から個人線量計の数値の報告を受けた130人から、機器の不具合などと思われる数値だった5人を除き、住民が身に着けた個人線量計の数値と実際に町内で生活した日数を基準に推計したら、7割以上の方が1ミリシーベルト以上の被爆をしたそうです(1)。(=^・^=)にはモニタリングポストの値がおかしいとしか考えらません。

<余談>
 以下に2013年2月8日時点の楢葉中学校付近の放射線量を示します。
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 ※(9)を集計
 図―6 2013年2月8日時点の楢葉中学校付近の放射線量

 概ね300×200mの範囲でも1時間当たりで、0.17マイクロシーベルトから0.76マイクロシーベルトまで大きくばらついています。現在、このエリアで観測しているモニタリングポストは1点ですので(9)、低い場所に設置すればある程度は低く見せることができます。後は福島県のお役人は「安全」を発信するのは熱心ですが「正確な情報」を発信するのは、熱心ではありません(13)(14)。以下に福島県桑折町産のウメの放射性セシウム濃度の推移を示します。

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  ※(15)を転載
  図―11 福島県桑折町産「ウメ」のセシウム濃度推移(2011年)

 測定者が日本分析センターから福島農業総合センターに移ってから、突然の低下がみられます。日本分析センターは環境放射能、放射線を中心に幅広く各種分析を行う分析専門機関として設立されているので(16)、そこそのスキルがあると思います。一方、福島県農業総合センターは役割を
「福島県農業総合センターは、農業関係の試験研究機関を再編統合した技術開発機能を核に、安全・安心な農業を推進する機能、農業教育機能を兼ね備えた本県農業振興の新たな拠点です。」
としており(17)、放射性物質の分析は本来は専門外です。どちらが正しいかは明らかです。福島県はこのよう状況を直すべきだと思いますが、福島県農業総合センターの放射性セシウム濃度が低くでる現象はいまも続いています(15)。再度の記載になりますが、福島県のお役人は「安心」「安全」データの発表には熱心ですが、正確なデータには興味がないようです。その結果、本記事のようなことが起こったと思います。(=^・^=)は
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。これは(=^・^=)だけではないみたいです。
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 ※(18)を抜粋
 図―12 福島はブドウのシーズン(19)、でも他県産が載っている福島県会津若松市のスーパーのチラシ

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)7割超が1ミリシーベルト以上 楢葉町の年間被ばく線量(福島民友ニュース)
(2)町勢要覧|楢葉町公式ホームページ
(3)みんゆうNet 避難区域再編・「帰還困難」「居住制限」「避難指示解除準備」区域
(4)楢葉町、帰町は来春以降 来月1日、準備室新設 町長表明 | 河北新報オンラインニュース
(5)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング (平成25年11月2日~19日測定)」
(6)東北復興に向けた常磐自動車道の整備|特集2 東北復興に向けた取り組み|CSR|NEXCO 東日本
(7)流れる車 戻らぬ時間・国道6号通行規制解除 | 河北新報オンラインニュース
(8)広野-竜田間あす再開 JR東 常磐線、楢葉乗り入れ | 河北新報オンラインニュース
(9)福島県放射能測定マップ
(10)だて復興・再生ニュース - 福島県伊達市ホームページ中の「だて復興・再生ニュース(第8号)(11月28日発行)」
(11)放射線Q&A15:環境放射線量から計算した年間被ばく量と個人積算線量計の違いは? | 会津若松市
(12)めげ猫「タマ」の日記 除染後の目標値 約2倍に引き上げを協議―事実なら(=^・^=)は伊達の桃は食べません!-
(13)福島は安全だと主張する人の「本音」 - inu*pot*のブログ - Yahoo!ブログ
(14)福島が安全だと主張する方の本音その2 - inu*pot*のブログ - Yahoo!ブログ
(15)めげ猫「タマ」の日記 原発事故から3年半―「安全」を偽装する福島県―
(16)日本分析センター - Wikipedia
(17)農業総合センターの機能と沿革
(18)リオン・ドール 会津アピオ店
(19)福島 果物狩り | 一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式ページ こらんしょふくしま
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  1. 2014/09/17(水) 19:44:59|
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フクシマ産のストロンチウム90が半年で倍増

国では福島県産食材などをごちゃまぜにして放射性物質を検査するMB方式の検査を実施しています。8月22日にほぼ1年前の昨年(2013年)8月、9月のストロンチウム90の検査結果がようやく発表されました(2)。福島県浜通りでは1キログラム当たりのストロンチウム90濃度は
 前々回(2012年8・9月) 検出限界値未満(2)
 前回(2013年2・3月)  0.033ベクレル(2)
 今回(2013年8・9月)  0.065ベクレル(3)
で急増です。検査は1年前までしかないので不安です。以下に初回検査も含めこれまでの経緯を示します。
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図-1 MB検査によるストロンチウム90濃度推移(福島県)

ただ1年前の値なので、現在はもっと高いと思います。

<余談>
 もし値が検出限界値未満であれば多くの食品でストロンチウム90は少ないとみれるのですが、いろいろな食品をごちゃまぜにして測定するMB方式でそれなりの値がでると、特定の食品で高濃度のストロンチウム90が含まれており高濃度含まれている可能性があります。嗜好は人間によってまちまちので、MB方式による調査は平均的なリスクを示せても最大のリスクを示すものではありません。MB方式の検査は購入した食品を12のグループに分け、セシウム濃度を測ったあとセシウム濃度が1キログラム当たり0.5ベクレル以上のものについてのみストロンチウム90濃度を測るそうです(3)。ストロンチウム90とセシウム濃度に相関があることを前提にしているようです。でも相関などはありません。
 以下に東京電力が測定した福島第一原発沖合2km(T-S7)のお魚の放射性セシウム濃度とストロンチウム90濃度の相関を示します。
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 ※(5)を転載
 図-2 セシウム137とストロンチウム90の相関

 でもカルシウム濃度とは関係ありそうです。
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 ※1 (5)を転載
 ※2  カルシウム含有量は100g当たりのmg
 ※3 「クロソイ」はメバル族である。
 図―3 カルシウム含有量とストロンチウム90濃度(T-S7地点)

明らかにカルシウムが多くなると、ストロンチウム90濃度が高くなっています。2013年8月、9月で中通りで検査されたのは食品群7の有色野菜と食品群5の豆類です。中通り(福島県中部)の有色野菜群では1キログラム当たり0.067ベクレルストロンチウム90が見つかっています(3)。有色野菜はトマト・カボチャ・ホウレンソウ・ニンジン等みたいです。これらの食品のカルシウム含有量はそれ程は多くありません(13)。
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 ※ (6)より作成
 図―5 色々な食品のカルシウム含有量
牛乳が心配です。以下に年代別、男女別の1日あたりの牛乳の消費量を示します。
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※(4)より作成
 図―6 牛乳の年齢別、男女別摂取量

 中学生の摂取量が多く、主因が牛乳にあるなら「中学生」は他の3倍のリスクを負うことになります。
 そしてもうひとつ心配な事は福島第一原発事故後はフクシマ産の家畜飼料は利用が制限されましたが(9)、その後は解除しています。
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※(8)で作成
 図―7 福島県産畜産飼料の自粛状況(2014年9月時点)

 福島県域の大部分で制限付きながら利用可能になっています。驚いたことに福島第一原発から30km圏内の場所でも全ての制限がいつのまにか解除されています。いったい何を基準しているか分かりません。これでは放射性物質濃度が増えても不思議ではありません。
 福島産牛乳は高濃度のストロンチウム90を含んでいる可能性があり検査すべきだと思います。でも(=^・^=)は検査結果を知りません。そんな事としたらフクシマ産牛乳が売れなくなる?人の健康より、福島原発事故の影響を小さく見せる方が大事みたいです。これでは食べて応援あの世行って感じです(9)。(=^・^=)は
「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないみたいです。
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 ※(10)を引用
 図―8 福島県はきゅうりやブドウのシーズン(11)(12)、でも福島産でなく他県産が載っている福島市のスーパーのチラシ
  
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(2)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成24年9・10月、平成25年2・3月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(3)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成25年9・10月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(4)畜産の情報-調査・報告-牛乳・乳製品の消費動向に関する調査等について -2009年2月
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島県沖シラス漁再開―ストロンチウム90は9ベクレル?―
(6)五訂増補日本食品標準成分表 [第2章]
(7)安全な畜産物の生産に向けて[PDF:3.48MB]
(8)平成26年度 牧草・飼料作物モニタリング検査結果 - 福島県ホームページ中の「平成26年産牧草・飼料作物の利用判断状況 [PDFファイル/77KB]」
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(10)ヨークベニマル/お店ガイド
(11)東京都 JA全農東京-月報 野菜情報?産地紹介?2014年5月
(12)食べ頃カレンダー
(13)有色野菜 とは - コトバンク
  1. 2014/09/16(火) 19:56:01|
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福島原発事故から3年半、できた事とできない事

 東京電力等は2011年12月に、福島第一原発の廃炉計画を発表しました(1)。福島第一原発事故から3年半が経過したので、計画通り行っているか(=^・^=)なりに確認したら、現時点(2014年9月)である程度は動きが見ているはずの11項目中、計画通り実施できたもは3項目だけで、多核種除去設備等は当初の2年半遅れになってます。廃炉まで30~40年と東京電力は主張していますが(2)、このペースで遅れれば倍の80年はかかりそうです。もっとも廃炉を廃棄物を処分場に移して放射性物質が殆ど無い状態すると定義したら、永遠にできません。(=^・^=)の住む街も含め、福島第一原発ゴミを引き受ける街などないと思います。
1.格納容器内の部分的な観察
 当初の計画では、2013年度末(今年3月)に終えることになっていましたが、最新の計画(3)を見たら
いつのまいか、2年遅れの2015年度末に延びていました。

2.汚染水対策関連
 東京電力では汚染水対策を福島第一事故処理の重要なテーマにあげています。以下に2011年12月当時と現状の状態を示します。
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  ※(5)(6)(7)(8)より作成
  図―1 福島第一原発の汚染水処理の流れ

 2011年12月時点と変わったことは「多核種除去設備(ALPS)」の試験運転が開始されたことと、これにともない「処理水タンク」なるものができたことでしょうか。

 ①現行処理施設による処理
  2012年度末を目途に信頼性を向上させた水処理設備を導入するはずでした(1)。でも現在も3年まからあった第二セシウム吸着装置や淡水化装置が使われていますので(7)(9)、この項目はいつのまにか消えてしまったと思います。

 ②循環ループの縮小
 福島第一原発には全長4kmにもなるループ状に引きまわれた汚染水の配管があります(10)
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 ※(11)を転載
 図―2 原子炉冷却のための配管引き回し

 このような長大な仮設配管はそれ自体が汚染水漏れの危険がありますし、実際に汚染水漏れを起こしています(12)。そこでループを小さくし配管そのもを減らし汚染水漏れのリスクを減らそうとするののですが、当初の予定では2012年12月頃までには完了するはずでしたが(1)、最新の計画表では2015年3月頃になっています(13)。ただし、工事が始まったとのニュースを(=^・^=)は知りませんので、もっと遅れると思います。2年以上の遅れです。
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 ※(13)を引用
 図―3 循環ループの縮小

 ③滞留水の減少
  原子炉建屋やタービン建屋に溜まっている汚染水を徐々に減らす計画ですが、この計画はいつの間にか消えたみたいです。そしてタービン建屋の水位は殆ど変化していません。
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  ※(14)を集計
 図―4 福島第一原発タービン建屋の水位

 ④多核種除去設備(ALPS)
  多核種除去設備(ALPS)は色々な種類の放射性物質を汚染水から分離する設備ですが、少なくともトリチウムは分離できません(15)。当初は2012年夏くらいには完成予定でした、最新の日程では2014年12月になっています(16)。2年半程度の遅れです。

 ⑤遮水壁構築
  海側遮水壁構築は福島第一原発の海側に壁を作って、海への汚染水の流出を食い止めようとるものです(17)。
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   図―5 海側遮水壁

 東電は今年(2014年)9月に完成すると主張していますが(17)、完成していません。汚染水の流れを止めれば汚染水が「壁」の内側に溜まるので、そのうち地面から吹き出しそうです。防止するには汚染水を汲み上げればいいのですが、汲み上げた汚染水の行先が無いみたいです。(=^・^=)の評価は見通し立たずです。

 ⑥港湾内の被覆
  放射性物質で汚染された福島第一原発の港湾内の土がそのに流れないように覆う工事です(18)。いまのところ当初予定の2014年中に完成しそうです(18)。 

3.核燃料プールからの燃料取り出し
 ①1号機瓦礫撤去
  核燃料を取り出すには邪魔な瓦礫を撤去する必要があります。当初の計画では瓦礫撤去を2014年中に始める予定でした。1号機から瓦礫を撤去するにはカバーで覆われているので、カバーの解体が必要です(19)。ところが、放射性物質が飛散する心配があるので地元(南相馬市等)の了解が得られません(20)。(=^・^=)の評価は「見通し立たず」です。

 ②2号機除染開始
  福島第一原発2号機は「爆発」しなかったので(21)燃料取り出し装置がそのまま使える可能性があります。ただ放射性物質に汚染されているので、除染が必要です。当初は2014年度の初めに除染を開始する予定でしたが、未だに始まっていません。除染装置の試験完了予定が2015年度末なので(22)、速くて2016年度初めの開始になります。2年遅れは確定したと思います。

 ③3号瓦礫撤去
 3号機の瓦礫撤去完了予定は2014年末に終わる当初予定と変わりません(24)。ただ瓦礫撤去作業中に燃料プールに「物」を落としてしまったので、少し遅れるかもしれません。

 ④4号機
 予定より少し早い2013年末から核燃料の取り出しが始まり、2014年中に終わる見込みだそうです(25)

<余談>
 現時点(2014年9月)で当初予定では動きが見えていなければならない11項目を点検すると
  ①2年以上の遅れがあるもの4項目
  ②見通しが立たないも、あるは計画が実施されていないもの4項目
  ③ほぼ予定通りに実施されているのも3項目
で、全体としては大幅な遅れです。廃炉の30~40年を東電は主張していますが(1)、このペースでいったら70~80年かかりそうです。ただし廃炉を廃棄物を処分場に移して放射性物質が殆ど無い状態すると定義したら、永遠にできません。(=^・^=)の住む街も含め、福島第一原発ゴミを引き受ける街などないと思います。
 廃炉廃棄物の処理計画も含めた計画の見直しをする時期にきていると思います。でも関係者は絶対にしないと思います。まともな計画を立てれば、相当な長期間の設定せざるをえなくなり政治問題化しそうです。原発が大好きな安倍出戻り総理が騒ぎそうです。



 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京電力福島第一原子力発電所1〜4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ|TEPCOニュース|東京電力
(2)福島第一原子力発電所1~4号機の廃炉措置等に向けた中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況 2014年8月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第9回事務局会議)」
(3)(2)中の「【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(7.58MB)」の12ページ目
(4)汚染水対策|東京電力
(5)2011年12月21日 福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(23.4KB)
(6)12月21日福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第26報)
(7)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第167報)|東京電力
(8)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月3週)―汚染水対策の要のはずが 放射性物質取り除けず-
(9)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第12報)|TEPCOニュース|東京電力
(10)福島第一原子力発電所の現況|東京電力
(11)めげ猫「タマ」の日記 遅れが目立つ福島原発事故処理-原子炉冷却改善は2年遅れ決定!
(12)めげ猫「タマ」の日記 今日(1/29)に福島第一原発で14か所で水漏れ-低温による凍結だと言ってるけど-
(13)(2)中の「【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(7.58MB)」の20ページ目
(14)プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(15)多核種除去設備|東京電力
(16)(2)中の「【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(7.58MB)」の12ページ目
(17)海側遮水壁|東京電力
(18)2014年9月11日海水放射線モニタの設置と海底土被覆工事につい(PDF 622KB)
(19)1号機原子炉建屋カバー解体作業|東京電力
(20)第一原発1号機 建屋カバー】解体開始時期見えず 粉じん飛散懸念 地元市町村と調整難航 | 東日本大震災 | 福島民報
(21)2号機の事故の経過|福島第一原子力発電所事故の経過と教訓
(22)(2)中の「【資料3-6】燃料デブリ取り出し準備(6.27MB」の15ページ
(23)(2)中の「【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(7.58MB)」の1ページ目
(24)(2)中の「【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(7.58MB)」の12ページ目
(25)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月5週)―核燃料プールに落し物
(26)燃料取り出し|東京電力
  1. 2014/09/15(月) 19:54:19|
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福島第一原発汚染水(9月2週)―外洋から1.2ベクレルのストロンチウム90―

 福島第一原発の9月2週(9月8日から9月14日)の状況を纏めてました。先週に続き高濃度の汚染水が見つかっています(1)。
 ①外洋からはストロンチウム90、しかも上昇中
 ②地下水バイパスに迫る全ベータ
 ③止まらない海岸付近の井戸水の放射性物質濃度上昇

1.外洋から1.2ベクレルのストロンチウム90
 今週も外洋からセシウムなどの放射性物質が見つかっています。以下に1リットル当たりの値を示します。
 ①5,6号機放水口北側(4)(5)
  全ベータ       11ベクレル(9月8日採取)
  トリチウム       3.7ベクレル
  ストロンチウム90 1.2ベクレル(5月12日採取)
 ②南放水口(4)(5)
  セシウム134   0.94ベクレル(9月8日採取)
  セシウム137   3.7ベクレル
  全ベータ     13ベクレル(9月1日採取)
  ストロンチウム90 0.018ベクレル(5月12日採取)
 ③排水路出口(T-2)(6)
  セシウム  1.7ベクレル(9月7日採取)    
  全ベータ 12ベクレル(9月7日採取)
 以下に外洋の観測点位置と放射性物質濃度を示します。
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 ※1(4)(5)(6)にて作成
 図ー1 福島第一原発近傍の外洋での放射性物質濃度

また5,6号機放水口北側の放射性物質濃度推移を示します。
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  ※1(4)(5)を集計
  ※2 NDは検出限界未満(放射性物質が見つからない事)を示す。
 図―2 5,6号機放水口北側の放射性物質濃度の推移

低下している様子がありません。もっと心配なことがあります。以下にストロンチウム90の濃度を示します。
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  ※(4)にて作成
 図―3 5,6号機放水口北側のストロンチウム90の推移

分析に時間が係るためか(7)、4ヶ月前のデータしかありませんが上昇中です。ストロンチウム90はカルシウムに似た性質があるそうですが、20km南の海ではカルシウムたっぷりのシラス漁がおこなわれています。(=^・^=)なりに推定するとシラスは1キログラム当たり9ベクレルのストロンチウム90に汚染されていそうです(8)。大丈夫ですかね。

2.地下水バイパスに迫る全ベータ
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(9)。地下水バイパスからくみ上げた水からは、トリチウムは見つかっていますが、今の所はストロンチウム90由来の全ベータ(10)は見つかって居ません。
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 ※(11)を集計
 図―4 地下水バイパス井戸No12のトリチウム濃度推移

以下に地下水バイパス井戸とそれより山側にある井戸の地下水中の放射性物質濃度を示します。
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 ※1 (11)(12)(13)で作成
  ※2 集計期間(9月8日から14日)発表分の最高値を記載
 図―5 地下水バイパスと山側の放射性物質濃度

 地下水バイパスの山側にある井戸の地下水からは、地下水バイパス井戸以上の高濃度の放射性物質が見つかっています。やがて地下水バイパス井戸に流れ込みそうです。
  地下水バイパスからくみ上げた汚染水にはそれなりのトリチウムが含まれており、いまも福島の海に流されています。地下水バイパスから放流されたトリチウムの総量を濃度×排出量の合計で計算したら1900億ベクレルを超えました。
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 ※(11)を集計
 図―6 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量

 トリチウムどの程度まで安全か危険かよくわかっていないと(=^・^=)は思います(14)。(=^・^=)は不安です。もっと不安なのは上流の井戸の全ベータです。E-1井戸からは1リットル当たりで5万ベクレルの全ベータが見つかっています。地下水バイパス側のE-6井戸から1リットル当たりで68ベクレルの全ベータが見つかっています。以下にE-6井戸の全ベータ濃度の推移を示します。
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 ※2 NDは検出限界未満(放射性物質が見つからない事)を示す。
 図―7 E-6井戸のトリチウム濃度推移

 8月に入り急上昇を初めています。そのうち地下水バイパス井戸からも出てきそうです。

3.止まらない海岸付近の井戸水の放射性物質濃度上昇
東京電力は福島第一原発の海岸付近にも井戸を掘り地下水の放射性物質濃度を調べています(5)。以下に示すように高濃度の汚染水が見つかっています。以下にそのうち1,2号機タービン建屋間の井戸の汚染水濃度を示します。
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  ※1 (5)で作成
  ※2 集計期間(9月8日から14日)発表分の最高値を記載
  ※3 SR90はストロンチウム90を示す
 図-8 1,2号機タービン建屋間の海岸付近の井戸の放射性物質濃度

 東京電力は昨年(2013年)海側の一部に汚染水が通らないような地盤改良工事をしました(15)。そこに外れにあるNo1-6井戸やNo1-12井戸からも高濃度の放射性物質が見つかっています。地盤改良部分をスルーして海に流れ込みそうです。以下にNo1-12井戸のトリチウム濃度を示します。
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 ※(5)を集計
 図―9 No1-12井戸のトリチウム濃度推移

どんどん上昇しています。やがて海に流れ蒸発し、雨となってフクシマに降り注ぐような気がします。以下に河川のトリチウム濃度を示します。
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※1(16)より作成
 ※2 (Bq/L)は1リットル当たりのベクレル数
 図ー10 福島県トリチウムの分布

 沿岸部からは相対的に高い濃度のトリチウムが見つかっています。やがてトリチウム野菜やトリチウム米ができそうです。

<余談>
 福島第一原発の海への汚染水の流れを止めるには、福島第一原発の汚れた地下水を汲み上げ海に流れないようにすればいいはずです。でもそれはできません。汲み上げた水はどこかに保管しなくてはなりません。それは不可能だと思います。保管スペースがありません。汲み上げたとしても「海」に流すしか手はないと思います。だったら浄化して流せばとの考えもあると思います。でもトリチウムの除去は極めて困難(できないと言ってもいい)です(17)。結局は海に垂れ流すしか方法はないと思います。海に垂れ流されたトリチウムはトリチウム雲になり、トリチウム雨を降らし田畑を潤し、トリチウム米やトリチウム野菜ができると思います。もし、トリチウム米やトリチウム野菜を食べたくないなら、すくなくともフクシマ(特に沿岸部)産は避けるべきだと思います。
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 ※ (14)を転載
 図―11 トリチウム米ができるまで
 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(9月1週)―地下水バイパスは汲み上げ再開、トリチウム濃度は上昇します―
(2)報道配布資料|東京電力
(3)サンプリングによる監視|東京電力
(4)(2)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(5)(3)中の「1~4号機タービン建屋東側および港湾のモニタリング」
(6)(2)中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付)」
(7)放射性ストロンチウムの測定
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島県沖シラス漁再開―ストロンチウム90は9ベクレル?―
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(10)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(11)(2)中の「揚水井の分析結果」
(12)(3)中の「H4エリア周辺観測孔」
(13)(2)中の「福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H6エリア周辺 」
(14)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(15)福島第一原子力発電所1・2号機取水口間の護岸における地盤改良工事(薬液注入)について(PDF 609KB)
(16)公共用水域、港湾・海面漁場モニタリング結果 - 福島県ホームページ中の「河川(トリチウム調査)見出しマーク平成25年12月2日~12月26日調査分(トリチウム) (PDF:703KB)(平成26年3月28日更新)」
(17)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは放射性水素
  1. 2014/09/14(日) 19:45:41|
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トラブルいっぱい福島原発(9月2週)―二週連続汚水漏れ―

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、9月2週(9月7日から13日)もしっかりトラブルが起こっています。

1二週連続の汚水漏れ
 先週の9月4日にタンクからの汚水漏れがありましたが今週も確り起こっています。
 9月9日午前10時30分頃、Dエリア内D5タンクに設置されている止め弁の当たりから1秒に3滴程度、水が滴下してるのを東電社員様が見つけました。弁を閉めなおしたら漏れは止まったそうです。漏れた水は約0.7Lと推定され、1リットル当たりで
 セシウム134 1,700ベクレル
 セシウム137 4,200ベクレル
 セシウム号機江 5,900ベクレル
 全ベータ    4,500万ベクレル
の放射性物質が見つかったそうです。弁を確り締めていないのが原因だそうです(2)(3)(4)。以下に汚水漏れを起こしたタンクを示します。
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※(5)を引用
 図-1 汚染水漏れを起こしたタンク

以下に汚水漏れを起こしたタンクのある「Dエリア」の位置を示します。
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※(6)を転載、加筆
 図―2 汚染水漏れタンク位置

 google mapでみるとタンクがまだないので比較的新しいタンクだと思います。先週、汚染水漏れを起こしたタンクも比較的新しいものでした(1)。古いタンクは大丈夫ですかね?

2.この夏の熱中症は32人
 福島第一原発の夏の名物の一つに「熱中症」があります。この夏の熱中症は32人で過去3年間で最大です。
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 ※(7)より作成
 図―3 福島第一原発の熱中症者数
 
 これについて東京電力は作業員が増えたので、割合はそれ程には変っていないと主張しています(7)。でも東京電力は色々と熱中症対策に取り組んでいるはずです(8)。割合が変わっていので効果がないみたいです。対策を取っても効果が出ない。これ「熱中症」だけではないような・・・
 不思議なことに今年の8月の福島第一原発付近の気温は過去3年間で最低でした。
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 ※(9)より作成
 図―4 福島第一原発近くのアメダス観測点(浪江)の8月の平均気温と最高気温

 本当は減っていないといけないような?


3.福島第一原発の「給食」は安全とは言えないフクシマ産品
 これトラブルではないのですが、気になるので記事にます。東京電力は来年4月の稼働をめざし、福島県大熊町に福島給食センターの建設を行っています。そこの食材について
 「福島給食センターの運用開始に向けて、地元の方々の採用や地元食材の優先調達を通じて、地域の復興に貢献してまいります。」
なんて発表をしました(10)。
 安全とは言えないフクシマ産品(11)を給食に使うそうです。大丈夫ですかね?
 福島県産農林水産物の検査は、原発事故直後は「日本分析センター」がその後は「福島農業総合センター」が実施しています。
 この検査機関が測定を開始してから福島産品のセシウム濃度が激減したような印象を(=^・^=)はもっています。
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 ※(12)を転載
  図―5 福島産果物のセシウム濃度の推移(2011年6月)

ただ種類や産地によっても違いがでるので、比較的検査数の多い福島県桑折町産の「ウメ」について纏めてみました。
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  ※(12)を転載
  図―6 福島県桑折町産「ウメ」のセシウム濃度推移(2011年)

やっぱり激減していました。どう見ても連続性がありません(12)。福島県の検査(福島農業総合センター)の検査はおかしいと思います。おかしな検査で「安全」とされても「安全」であるわけがありません。
 学校給食でも地元産米を使用しているところは死者数が増えていますが、他産地米を使用しているとこは死者数が増えていません(13)(14)。原発事故処理で危険な放射線に曝らせている福島第一原発の下請けさん!食事までの放射能では(=^・^=)はとっても心配です。

<余談>
 小渕経産大臣が9月7日に福島第一原発を訪れ、
「廃炉や汚染水対策につい全体としてコントロールされている」という認識を示した。」
そうです(15)。
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 ※(16)を引用
  図―7 福島第一原発を訪れた小渕経産大臣

でも、熱中症はコントロールできていないみたいです。福島原発沖のお魚からなは事故から3年過ぎても高濃度のストロンチウム90も見つかっています(15)。
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 ※1 (17)を転載
 ※2  カルシウム含有量は100g当たりのmg数
 ※3 「クロソイ」はメバル族である。
 図―8 カルシウム含有量とストロンチウム90濃度(T-S7地点)

汚染水漏れもコントロールできているとは(=^・^=)には思えません。


 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(9月1週)―タンクの継ぎ目から汚染水漏れ―
(2)2014年9月9日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(3)2014年9月10日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(4)2014年9月9日福島第一原子力発電所DエリアD5タンク止め弁の閉止フランジからの滴下について(PDF 192KB)
(5)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所DエリアD5タンク止め弁の閉止フランジからの滴下について
(6)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月4週)-福島第一原発で殉職者―
(7)2014年9月11日福島第一原子力発電所における熱中症の発生状況と対策について(PDF 910KB)
(8)福島第一原子力発電所1~4号機の廃炉措置等に向けた中長期ロードマップ|東京電力中の「
中長期ロードマップの進捗状況 2014年8月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第9回事務局会議)⇒【資料3-4】労働環境改善(2.41MB)」
(9)気象庁|過去の気象データ検索
(10)福島第一原子力発電所で働く社員や作業員の食生活の充実について|東京電力
(11)めげ猫「タマ」の日記 原発事故から3年半―「安全」を偽装する福島県―
(12)めげ猫「タマ」の日記 原発事故から3年半―「安全」を偽装する福島県―
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の3-8月の死者数は7.4%増、対2010年、いわきは別
(15)「全体としてコントロール」 小渕経産相、福島第一原発視察 | 県内ニュース | 福島民報
(16)東京電力 写真・動画集| 小渕優子経済産業大臣の福島第一原子力発電所ご視察
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島県沖シラス漁再開―ストロンチウム90は9ベクレル?―
  1. 2014/09/13(土) 19:35:26|
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