Q.福島で実施されてる放射性物質低減対策ってなんですか?
A.放射性物質低減対策でなく「セシウム低減策」です。こてによって放射性物質全体の影響が分からくなります。
福島県の農協は「放射性物質低減対策」を実施していると主張しています(1)。福島の農協はこれについて
「放射性セシウムはカリウムと科学的性質がよくにているため、十分なカリウムを散布し吸収を抑制します」
と説明しています(2)。説明の通り「放射性物質低減対策」はセシウムの低減には効果がありますが、他の放射性物質には効果がありません。
一方で、原発を運転すれば核分裂反応によってセシウム以外にもストロンチウム90等の色々な放射性物質が生成されます(3)。原発が事故ればセシウム以外の放射性物質も環境中にばら撒かれます。ところ厚生労働省はセシウムだけを検査すればよいとしています。理由は
「放射性セシウム以外の核種(ストロンチウム90、プルトニウム、ルテニウム106)は、測定に時間がかかるため、
移行経路ごとに各放射性核種の移行濃度を解析し、産物・年齢区分に応じた
放射性セシウムの寄与率を算出し、合計して1mSvを超えないように放射性セシウムの基準値を設定する。」
と説明しています(4)。福島で実施されてる「放射性物質低減対策」によって「セシウム」の「移行」だけが特異的に抑えらた新たな「移行経路」が生じ「放射性セシウムの寄与率」が大幅に低下します。したがってセシウムだけを測れば安全が確保でいるとの厚生労働省の説明を無効にするものです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。福島に対する疑問を「
福島Q&A 」にまとめました(5)。よかったら他のQ&Aも見て下さい。
福島で実施されている「放射性物質低減対策」はセシウム以外の放射性物質の影響を分からなくするもで、危険性が高い行為です。ところがこれを福島の農協は「安全・安心の取り組み」と主張しています(2)。これでは(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」
の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
福島を代表する野菜にトマトがあります(6)。今がシーズンです。TOKIOの皆様は福島のトマトが美味しと言っています(7)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(8)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。

図―1 福島産トマトが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
放射性物質農作物モニタリング情報 | 農業 | JAふくしま未来(2)
安全・安心の取り組み | 農業 | JAふくしま未来中の
安全・安心の取り組み(3)
核分裂反応 - Wikipedia(4)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省中の「
食品中の放射性物質の対策と現状について [1,434KB] 」
(5)
福島Q&A (6)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(7)
ふくしまプライド。(8)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(9)
Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
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- 2018/08/16(木) 21:18:51|
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分かりました。
計測しやすい放射能だけ吸収しないようにして(セシウム)、それを指標とする。
そうすれば、指標の数値が小さいから、汚染は減ったと言い逃れられる、という訳ですね。
フムフム。
- 2019/07/02(火) 13:52:37 |
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