統計情報 に、福島市の5月分の人口統計がでるのに気づきました。死亡者数は230人でした。前年の5月は226人ですので、4人増えたことにあります。原発事故前後の月別の死者の推移を以下に書きますが、3月、4月、5月と3ヶ月連続して、原発事故後に死者が増えています。
福島市の死亡者数推移
原発事故前後での死亡者数
原発事故前 原発事故後
(前年) (今年)
3月 280人 289人
4月 239人 281人
5月 226人 230人
合計 745人 800人
ところで、
郡山市内各地方環境放射能測定結果のお知らせ(福島県発表) によれば郡山市役所前で、一時間あたり1.02μシーベルトの放射線量を観測しておりますので、郡山市も立派な放射性物質汚染地帯です。郡山市の死亡者数は既に発表されており、福島市と同じく3ヶ月連続して増えています。
郡山市の死者数推移
原発事故前後での死亡者数
原発事故前 原発事故後
(前年) (今年)
3月 247人 296人
4月 258人 272人
5月 231人 267人
合計 736人 835 人
です。福島市と郡山市を合計すると
放射性物質汚染前後での死亡者数比較
放射性物質汚染前(前年) 1481人
放射性物質汚染後(今年) 1635人
です。
統計的に有意(明確に違うか)を計算してみました。危険率0.6%(χ自乗検定)で、明らかに差があります。放射性物質汚染地帯では、明らかに健康被害(それも最悪の死亡)が出ていると思います。
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2011/06/29(水) 21:33:15 |
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気仙沼漁業協同組合 によりますと、本日(6月23日)より、気仙沼漁港に魚が水揚げされるそうです。震災から100日が立ちまた復興の足音が聞こえてよいことだと思います。ただし、当面はカツオのみになるみたいです。
そこで、カツオについて調べてみました。
平成23年度カツオ長期来遊資源動向予測(6月~11月)によりますと、カツオは回遊魚で、6月から8月にかけてのカツオは福島県沖を通り、三陸沖にたどり着くみたいです。福島県沖をたっぷり泳いだカツオさんが三陸沖に到達することになります。福島県沖を泳いでる時にカツオさんが放射性物質をいっぱい吸わないか心配になり、
魚介類についてのご質問と回答 で、三陸沖のカツオさんの放射性物質を調べてみました。茨城県沖、千葉県沖、福島県沖のカツオさんのデータはありましたが、三陸沖の宮城県や岩手県沖のデータはありませんでした。なんだか不安になりました。でも「魚介類についてのご質問と回答」には
「Q.
カツオ 、サバ、サンマ等
の広く回遊する魚の安全はどのように確保するのですか A
福島県の沖合海域を含めて広く回遊するカツオ、サバ、サンマ等についても、週1回程度主要水揚港においてサンプリング調査を実施し、速やかに分析結果をお知らせします。
特に福島県の沖合海域にこれらの魚が回遊することが予測される場合には、事前に試験的な漁獲を行って放射性物質の調査を実施し、その結果が暫定規制値を超えていないことを確認した後に漁業を開始することとしており 、その後も主要水揚港で週1回程度の定期的な調査を行います。」
とも書いてありました。
だったら安心?でも、「魚介類についてのご質問と回答」では今日(2011年6月23日)の引用資料には
「放射性物質は、水銀や有機塩素化合物などと異なり、食物連鎖を通じて魚体内で
蓄積しつづけるわけではない 。」
と書いていますが、5月11日以前は
「蓄積するわけではない 。」
と書いてあったような気もします。-----
2011/06/24(金) 20:57:19 |
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電力の使用状況グラフ(当社サービスエリア内) では、毎時間毎の東京電力サービスエリアでの電力消費量を乗せています。今日も原発事故後の記録を更新し4225万KWになりました。ピーク時供給力は、4780万KWとのことですので90%近い電力が使われています。
ところで、新潟県では、6月21日に「節電の社会実験」を実施しました。夏に備えてみんなが努力したら、どれくらい電気が節約できるか確認するためと思います。
新潟県における電力使用量について で、6月14日以降の新潟県の最大電力使用量が確認できます。では、節電実験でどれだけ、最大電力量が減ったか調べてみました。
最大電力使用量は
① 土日より平日が多い
② 最高気温が上がると高くなる
との話をききましので、最高気温と最大電力使用量のグラフを書いてみました。下のようになりました。
最高気温が上がると直線的に電力使用量は上がりますが、節電実験の日の電力消費量が特に低くなってはいません。節電実験はとても成功したとは言えないと思います。
他の県でも、節電実験を行っています。どの県も、前年に比べれば「減った」といっているようです。当たり前です。節電を毎日しているからです。でも、さらに節電となると…….
2011/06/23(木) 21:27:40 |
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【原発】静岡から仏に輸出された緑茶からセシウム などによると、日本からフランスに運ばれたお茶から、日本の基準を倍以上の1キログラム当たり1000ベクレルを超える放射線物質が見つかったそうです。
食品はちゃんと検査しているはずです。基準を超えたら出荷できなくなります。でも、フランスで見つかったとゆうことはたぶん、検査をすり抜けたと思います。私はお魚さんが大好きです。でも、心配です。お魚さんにも同じことがなんて考えました。ひょっとして、私のエサのお魚にも高い濃度の放射性物質が混じっていたりして・・・
下水の汚泥から大量の放射性物質見つかっているそうです。水で運ばれた放射性物質が処理場で濃縮されて見つかったと思います。阿武隈川は下水から高い濃度の放射性物資が見つかった郡山市や福島市を流れ、仙台湾の南で海に流れます。下水と同じように阿武隈川にも放射性物質が流れ込み濃縮されているのではと心配になり
水産物についてのご質問と回答(放射性物質調査)~6月15日更新~ で仙台湾の魚を調べてみました。でも、放射性物質が検査されたのは、
マコガレイ
ヒラメ
マガレイ
クロメバル
スズキ
で、川の河口あたりに住むお魚はいないみたいです。やっぱり不安です。
2011/06/18(土) 22:16:33 |
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東京電力のホームページ では、福島原子力発電所のデータがいろいろ発表されています。その内の原子力圧力容器下部の温度データをグラフにしてみました。3号機では5月23日の98.3℃から、6月11日の188.2℃まで、ずっと上がり続けていたのですが、それから急に下がりだし今日(6月15日)では、156℃でした。ひとまず安心です。
ところで、どうしてこんな事がおこるのか「めげ猫」なりに考えてみました。
ここ また核分裂が始まり温度が上がりだすと思います。
によれば、福島第一原子力発電所3号機の崩壊熱は2MW以下です。ところで、6月11日の3号機の注水量は1時間あたり、11.2トンで、毎秒に直すと3.111リットル(11.2×1000(1トンは1000リットル)/(3600秒))です。真水の温度が25度とし、188.2℃に上げるには、153.2度だけ温める必要があります。ところで、水1リットルを1度温度を上げるのに4200J(ジュール)必要です。毎秒3.111リットルの水を153.2度上がるには、3.111×153.2×4200=2、000、000J=2MJです。ワット(W)は、1秒当たりのエネルギーです。毎秒2MJとは2MWのことです。でも崩壊熱2MW以下ですので、崩壊熱以外の別の熱源が3号機にあったのは確かです。 また図を見てください。3号機はメルトダウン後に2回、明らかな温度上昇を経験しています。1回目は、4月28日で、この時の温度は109.6度でした。2回目は、5月23日で、98.3℃です。ともにほぼ100℃から温度が急に上がり出しています。100℃は水の沸点です。いいかえれば、100℃を超えると蒸気が発生し水がなくなりますが、100℃を切れば蒸発が止まり水浸しになります。別の言い方をすれば水浸しになると急に温度が上がりだします。ところで、水は核分裂を促進する機能があります。そこで考えられるのは、水びたしになると核分裂が促進され、再び核分裂が始まり、エネルギーが発生し、温度が上がったと思います。すなわち、再臨界がおこると思います。こんどは温度が上がると、水が蒸発しなくなるので、核分裂が止まりエネルギーがなくなるので温度が下がりだすと思います。でも、温度が下がるとまた水びたしになるので、 ひょっとして、東京電力の人が、注水量を微妙に調整し、温度を100℃より少し高く保つようにするかもしれませんが。。。。注水量も東京電力のホームページで公開されていますので、見守っていきたいと思います。
2011/06/15(水) 21:41:13 |
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遺伝子には優性遺伝子と劣性遺伝子があるそうです。遺伝子はほとんどがペアで存在し、ペアの一方にあれば現れる遺伝子が「優性遺伝子」で、両方が揃わないとあらわれない遺伝子が「劣性遺伝子」だそうです。ところで、遺伝子が突然変わることを突然変異と呼ぶらしいですが、
人為突然変異 – Wikipedia によれば、放射線で突然変異が起こるそうです。ついでにゆうと、これでノーベル賞をもらった人もいるそうです。ところで、放射線で劣性遺伝子の突然変異は、
放射線と突然変異 (09-02-06-02) - ATOMICA によれば全く分かっていないそうです。
いろいろな病気の遺伝性が
遺伝性腫瘍・家族性腫瘍:[がん情報サービス] や
劣性遺伝病 にのっています。放射線の劣性遺伝に対する影響は全く、判っていません。劣性遺伝はすぐに現れませんが、世代を重ねると現れます。未来の福島で急に変な病気が増えたりして・・・。そんなことにはらないことを祈るばかりです。
2011/06/14(火) 21:19:03 |
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放射能の人への影響を見積もるのに「生物学的半減期」が使われます。ところで今日
水産物についてのご質問と回答(放射性物質調査) に、私の大好きな茨城県北茨城市地先でとれたキタムラサキウニの放射能の濃度が載っていました。
6月8日で、370ベクレル/kg
でした。ついでですが、15日前の5月24日のキタムラサキウニの放射能の濃度も載っています。
371ベクレル/Kg
です。ところで「水産物についてのご質問と回答」には、こんなことも書いてあります。
「海水中の放射性物質の濃度が上がれば高くなり、逆に、下がれば徐々に排出されて50日程度で半分程度に減少することが分かっています。」書いてありました。そして、茨城県沖の海水の放射能の濃度は
東京電力による東京電力株式会社福島第1原子力発電所周辺の海水中の放射能濃度分布 にありました。茨城県沖では見つかっていない<未検出>そうです。だったら、減ってもいいと思います。体に取り込まれた放射能は、代謝作用で体の外に出るそうです。外に半分がでりまでの日地数を生物学的半減期だそうです。これが50日だとすると、どれだけ減るかご飼い主様に聞いてみました。15日後の放射能は
371×0.5
(15/50) =301ベクレル/kg
だそうです。70キログラム/ベクレルも違います。そのことをご主人様に聞いたのですが、。。。
放射能や放射線のデータは毎日いっぱい発表されています。でも、飼い主様は何も答えてくれません。
2011/06/10(金) 22:03:16 |
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IAEAへの政府の報告書が
”>原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書 -首相 ... にあったので、読んでみました。とても世界に出せるものでは、ないと思いました。
① 嘘書くな!
「Ⅹ 今後の事故収束への取組み」この報告書で、一番重要な部分であると思います。最新の事実を確認し慎重に書かいと!こんなところにデタラメが書いてあったら、信用を無くします。
1頁に「温度は、圧力容器下部温度等で100℃から120℃付近で推移している。」なんて記述をしています。このデータは東京電力が毎日は発表しています。今日(6月9日)は、185℃でした。100℃~120℃ではありません。ちなみに昨日は、181.2℃でした。
3頁に「ステップ2 : 放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている。」と書いてありました。放射線物質の放出が管理され、抑えられても漏れてしまった放射性物質が減るわけではありません。放射線は放射性物質から出るわけですか、放射性物質の量が変わらなければ、放射線は減りません。たとえ方出を抑えても「放射線量を大幅に抑える」ことなどできません!
② ごまかすな!
「Ⅲ 東北地方太平洋沖地震とそれによる津波の被害」の目的は、原子力発電所を襲った津波や地震がどれほどのものかを理解してもらう為に書いたと思います。ですから、原子力発電所を襲った津波について書くのが正しいと思います。
ところで2~3頁には「図III-1-6中に示すように宮城県沖地震の30年以内の発
生確率を99%、地震規模をマグニチュード(M)7.5と評価し、<中略>評価通りであった。しかしながら、震源域の範囲が、三陸沖中部、宮城県沖、福島県沖、茨城県沖の広範囲に連動したこと、及び地震規模がM9に達したことは、想定外であったとしている」と書いてあります。しかし図Ⅲ-1-6を見ると「福島県沖<中略>7%程度以下」と地震発生確率を表記しています。つまり「想定外」でなく予想が外れたのです。ごまかすな!と言いたくなります。
また、6頁に「、岩手県山田町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、宮城県单三陸町、気仙沼市の例を表III-1-3に整理した。」とあります。岩手県と宮城県のデータでしかも、宮城県のデータは、福島と反対側の岩手県境ではないですか!そして、こちらの方が被害もでかいのです。ある種のごまかしを感じます。
③ 津波対策だけ!
ⅩⅡ「現在までに得られた事故の教訓 」で、「教訓第1のグループは、今回の事故がシビアアクシデントであることを踏まえて、シビアアクシデントの防止策が十分であったかをみて、そこから得られる教訓群である。(1)地震・津波への対策の強化」
を挙げているが、それ以外は、事故を起こす要因はないのでしょうか?また、Ⅲ 3頁に「ダムの崩壊などの外部人為事象、火災等に対する安全設計上の要求事項も規定されている。」との記述があります。まことに奇妙な記述であると思いました。ダムの崩壊とありますが、ダムが崩壊して被害がでるのは、ダム下流の川沿いですが、ダムは山にあり原発は海沿いにありますので、ダムが崩壊しても途中の平地で水があふれ、原発を壊すことがありません。無理して読むと、テロ見たいなことを考えているのでしょうか。そこで、その可能性を考えてみました。
原発侵入容疑で逮捕 20代男、街宣車で走り回る に事故直後の福島第二原子力発電所に侵入者があったそうです。結構、原発って簡単に入れるみたいです。テロをやりたい人も同じだと思います。
では、テロをやりたい人がいるかって?これは架空の話ですが、どこかに「将軍様」とその子供がいたとします。「将軍様」は高齢で、死後は子供に権力を譲る準備をしています。しかし、「将軍様」の国は、「将軍様」のせいでとっても貧しくなってしまいました。人々は「将軍様」を憎むようになり地位が怪しくなりました。「将軍様」はやけくそで、日本の原発を攻撃することにしたさ・・・。なんてことはありえないことでしょうか?
下の図を見てください。拉致事件の地図に〇で原子力発電所をマーキングしてみました。
日本海側のほとんど原子力発電所のそばで拉致事件が発生しています。北朝鮮は、多くの原子力発電所のそばに「工作員」を送り込むことに成功しています。また、全員無事に帰国できたのは、柏崎の方と、若狭湾近くの方で、どちらにも原発があります。もっと言えば、
”>Wikipedia によれば、柏崎の方のお兄さんは、「東京電力原子燃料サイクル部部長」を務められたそうです。無事帰国された方は、北朝鮮にお住まいになっていたのでそれなりに知り合いもいると思います。私が将軍様なら、原子力発電所の情報を得るためにわざと帰国させるかもしれません。
④ 女川原子力発電所は無事なのに福島第一原子力発電所はメルトダウンを起こした。なぜ?
この地震で、大きな津波に襲われたのは、福島第一原発、第二原発の他に女川原発があります。女川原発に襲った津波は福島第一原発に比べ低いので助かったと思ったら、津波の高さは、福島第一原発ではⅢ-32頁に「山側エリアではO.P.約+14~15mであった。」と記述があり、女川原発ではⅢ-46頁に「、O.P.約13m(O.P.:女川原子力発電所工事用基準面)であり」あり、14mと13mでほとんど変わりありません。ところが、設計上想定された津波の高さは、福島第一原発ではⅢ-29頁に「設計津波水位を3.1mとしている。」あり3.1mです。一方の女川原発ではⅢ-46頁に「最大水位は、敷地高さO.P.13.8m」とあり、福島第一原子力発電所より10m(4倍)以上高くなっています。福島第一原子力発電所と、女川原子力発電所とは100Km程度しか離れていません。それで、こんなにも想定が違います。なぜ、と思います。福島第一原発は、Ⅲ-29頁に「設置許可申請書では、図III-2-6に示すようにチリ地震(M9.5、1960年)を対象波源とし、設計津波水位を3.1mとしている。」とあります。一方、女川原発はⅢ-40頁に「設計津波水位は、設置許可申請書では慶長三陸地震(M8.6、1611年)での9.1m<略>13.6mとなっている。」と記載しています。これを見れば、福島第一原発の津波の想定がいかに甘かったかわかります。わずか100Kmほどしか離れていない原発でこんなにも違うのです。もっといえば、チリ地震津波は、女川町にも被害をもたらしています。でも、女川原発では、チリ地震津波でなく、400年前の「慶長三陸地震」を想定しています。一方、福島第一原発の着工は1967年ですので、たった7年前の津波で評価しています。40年もたてば想定を超える津波など来るのが当たり前です。こんなお粗末な情報を世界に公開して恥をかいても良いのでしょうか?
⑤ WASH-1400など引用するな!
Ⅳ-7頁に「シビアアクシデント3については、原子力発電所の安全性を確率論的に評価した「原子炉安全研究」報告書(WASH-1400)[IV2-5]が1975年に米国で公表されて以来注目されるようになった。」なんて記載を見っけました。そこで、WASH-1400かなにか調べてみました。
WASH-1400 を見つけました。英語です。日本語が見つからないので、あまり評価が高くないと思います。で、何が書いてあったとゆうと「原子炉1基当たりメルトダウンする可能性は2万年1回で、原子炉事故で特定の人が1年間に死ぬ可能性は50億分の1」なんてことが書いてありました。メルトダウンが2万年に1回など、スリーマイル事故で、否定されています。こんな文書を無批判に引用するなら、原子力の馬鹿文書になるかもしれません。
⑥ 保安院を独立させてどうする!
ⅩⅠ-10頁に「原子力安全・保安院を経済産業省から独立させ、原子力安全委員会や各省も含めて原子力安全規制行政や環境モニタリングの実施体制の見直しの検討に着手する。」とありました。保安院を内閣府に移してもいいことがあるのでしょうか。いま、保安院の記者会見は
髪がふさふさ の人が出てきています。
”>wiki によると、事故直後3月12日午後には、担当者の原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官(原子力安全基盤担当)[3]が記者会見を行っていたが、「(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい」との発言内容を官邸側が問題視した[こともあり、翌13日午前5時の会見では、根井寿規審議官(原子力安全担当、核燃料サイクル担当)が担当したが、最初の会見で「(会見を)やりたかないんですけれども、(中略)幹部からの指示で私が会見させていただきます」などと発言したことが問題視され即座に交代させられた。そこで、西山が本省の審議官級では数少ない保安院経験者であること、本省の報道室長を歴任したことなどから、広報担当として同日午後から会見した 」
とありました。メルトダウン(炉心の中の燃料が溶けているとみてよい)が直後に発表されていれば事態は変わったかもと、思います。
2011/06/09(木) 22:39:17 |
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福島県内各地方環境放射能測定結果のお知らせ(福島県発表) に郡山市放射線量が出ていましいた。1.3マイクロシーベルト/時間(μSv/h)でした。また、
郡山市の現住人口 にに5月までの死者数や人口が出ていました。そして、
福島県の推計人口 に前年の福島県各市町村の死者数や人口(人口動態)が出ていました。そこで、郡山市の死者数も調べてみました。
本年3月から5月の郡山市の死者数は、合計835人でした。
福島原子力発電所事故前の去年の3~5月の死者数は、合計736人でした。
99人(13.5%)も増えています。むろん、3月だけでなく4月も5月も死者数が増えています。震災のせいならそろそろ止まるはずです。考えられる原因は・・・・
以下に詳細なデータを示します。
郡山市の人口と死者数
福島事故前(2010年) 福島事故後(2011年)
月 人口 死者数 人口 死者数
3月 337,906 247 337,453 296
4月 338,280 258 338,918 272
5月 338,439 231 335,449 267
前のプログでも書きましたが、福島市も死者数が増えています。
2011/06/05(日) 20:49:13 |
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東京電力のホームページ では色々なデータが公開されれています。このデータを見ると、5月末から3号機で新しい放射能とエネルギーが生まれているとしか思えません。放射能とエネルギーが新しく生まれるには、核反応しかないと思います。すなわち、新しい核反応(再臨界)が起こったとしか思えません。
各原子炉のタービン建屋付近のサブドレイン(地下水)の放射濃度を時々発表しています。新しい放射能は半減期の短いヨウ素131(約8日)が多く、古い放射能は半減期の長い(約30年)セシュウム137ここで、ヨウ素131とセシュウム137の割合から、そこの放射能の「歳」が計算できます。そして、「歳」が若返れば、あらたな放射能ができたことになります。では、放射能の「歳」の時間経過を見てみます。下の図のようになりました。1号機と3号機で、ここ数日は大幅に若返っています。どこかで、新しい放射能が生まれています。
下の図は、各原子炉のタービン建屋付近のサブドレイン(地下水)のヨウ素131濃度の時間経過を示します。ところで、ヨウ素131は新しい放射能にいっぱい含まれます。生まれたての放射能では私の計算ではセシュウム137の700倍程度です。でも、半減期が短いので私の計算では、76日程度で、セシュウム137と同じくらいになります。すでに、あの事故はら80程度経過しているので、多くの放射能の歳は80日を超え、ヨウ素137の濃度はセシュウム137の濃度より低くなっていると思います。ですから、あらなた放射能が生まれれば、ヨウ素131の濃度は大きく増えると思います。3号機ではヨウ素131の濃度が大きく増えています。
東京電力のホームページでは原子炉格納容器の温度も公開しています。下の図にまとめました。3号機の温度が上がっています。温度が上がるとにはあらなたなエネルギーが必要です。3号機から新しいエネルギーが生まれています。
すなわち、3号機からは
①新しい放射能が生まれた。
②新しいエネルギーが生まれた。
ことになります。これを可能にするのは核分裂反応だと思います。すなわち、再臨界です。
再臨界とはなんでしょうか。私なりに勉強したことをまとめてみました。ウラン235にしろ、プルトニュウム239にしろ、中性子を捕まえると核分裂を起こします。核分裂を起こすとおおむね2~3個の中性子をだします。このうち1個以上がほかのウラン235やプルトニュウム239に捕まれば、また次の核分裂がおき中性子が発生し、この反応が延々と続きます。これが臨界だそうです。
でも、核分裂で発生した中性子がすべてウラン235やプルトニュウム239に捕まる訳がありません。塊が小さいと、捕まる前に外に逃げてしまいます。この反応を連続的にするにはある程度の大きさが必要です。塊が大きければ、外に出る前に中性子はたくさんのウラン235やプルトニュウム239に出会いますから、次の核分裂を起こしやすくなります。そこで、核分裂が連続的に起こる最少の量があります。これを臨界量とよび
ここ によれば、
ウラン235 56kg
プルトニュウム239 11kg
です。でも、原子力発電所で使うウランはほとんどがウラン238で、
wikipedia によると、ウラン235の割合は2.5%程度だそうです。また、原子炉内では分散して配置されていますし、燃料と燃料の間に制御棒が入れてあれば、ウラン235から出た中性子は制御棒に吸収され、核分裂の連鎖反応は起こらないと思います。でも、メルトダウンして一つの塊になればウラン235やプルトニュウム239がぐっと集まるので、再び核分裂反応の連鎖が始まることもあるような気がします。
福島第一原子力発電所の場合、メルトダウンした核分裂物質(ウラン238やプルトニュウム239)のまわりが水で覆われています。私が勉強した限りでは、水は中性子を冷やす機能があります。冷えた中性子はより核分裂物質に吸収され易くなり、核分裂反応をお越し易くなります。ところが核分裂反応が起こると、メルトダウンしたかたまりの周囲の温度が上がり、蒸気が発生し周りの水が薄くなり、中性子が冷やさなれなくなり、核分裂反応が弱くなり臨界が停止するような気がします。もっといえば、今、水にはホウ酸が混ぜてあるらしいです。ホウ酸は中性子を吸収するそうです。温度が上がれば、ホウ酸がいっぱい水に溶けるので、いっぱい中性子を吸収します。そして、核分裂が抑えられます。
今度は、核分裂が収まると、まわりの水の温度が下がり、水蒸気がなくなり水の中性子を冷やす能力がまし、ホウ酸も水に溶けにくくなるので、核分裂の連鎖が始まります。再臨界が起こると再臨界が止まり、再臨界が止まると再臨界が起こるそんな感じがします。
2011/06/05(日) 00:01:51 |
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