今日(7/31)のアメダスをみると、昨日、豪雨が襲来した、新潟県柏崎市、長岡市、魚沼市あるいは三条市でも雨はあがり、晴れ間もあったみたいです。少しはいいことだと思います。今日は日曜日で暇でしたので、柏崎刈羽原子力発電所はどうして雨を降らすのか、「猫」なりに調べGIFアニメを作ってみました。

流れはこんな感じです。
①原子力発電所から原子炉を冷やすのに使われ温まった水(温排水)が海にたくさん流れる。
②流れこんだ温まった水から湯気がでる(水の量にするとたった1秒で2トンです)
③湯気は上空で「雲」に変わる。
④上空の西風に「雲」が流され、東の山へ向かう
⑤やがて東の山にぶつかり、山にそって高度を上げる。
⑥高度があると冷たくなるので、雲の中の蒸気が雨になり、地上に雨が降る
ところで、柏崎刈羽原子力発電所所データや止まっている期間(東京電力は定期点検の期間と言っていますが)は、
TEPCO : 柏崎刈羽原子力発電所 | トップページから見ることができます。そこで、毎年、どれだけの熱を柏崎刈羽原子力発電所が平均して出していたかを計算して、したのグラフを作ってみました。よく見ると、2004年の豪雨と今年の豪雨ではまったく同じことが起こっていました。前の年に比べ、どちらも500Kw程度の原子炉出力の上昇がありました。
東京電力原発トラブル隠し事件 - Wikipediaによると、2002年に検査のごまかしが発覚し、そのため2003年は柏崎刈羽原子力発電所も含め、東京電力さんの原子力発電所がとっまたそうです。そして、翌2004年には今回の豪雨と同じ三条市などで、大水害が起こりました。前の年までは、中越沖地震のため止まっていた柏崎刈羽原子力発電所がことし復活し、すごいエネルギー(1秒に2トンもの水を蒸発できる)を出すようになり、同じように大豪雨が発生しました。
★アメダスは年毎のデータで今年のデータは完成していません。
でもって、柏崎刈羽原子力発電所が出した熱と降雨量の関係を図にしてみました。

なんか柏崎刈羽原子力発電所がいっぱい熱を出すと、いっぱい雨が降るような気がしてきました。グラフの点がいっぱいあってわかり難いので、毎年の降雨量と柏崎刈羽原子力発電所の出力とこの豪雨でいっぱい雨降った場所(柏崎、長岡、魚沼、三条)の雨量の合計と柏崎刈羽原子力発電所の出力の関係をグラフにしてみました。

ご主人に聞いたら「雨の降った量の変動の74%は柏崎刈羽原子力発電所の出力で説明できるって...」
「猫」は思いましたこの豪雨は柏崎刈羽原子力発電所がなければ起こらかったと!
そして心配なことがまた一つ増えました。
海抜ゼロメートル地帯 - Wikipediaによると、今回、豪雨が襲った場所の下流域は、184km
2もの海抜0m地帯(陸地が海面よ低い場所)があるそうです。上流の水が流れ込んだらと思いニュース調べたら、
冠水した小須戸橋付近(時事通信) - 写真 - Yahoo!ニュースを見ると、越後平野の小須戸橋がちゃんと冠水してました。
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- 2011/07/31(日) 22:22:39|
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今年は牛肉受難の年でしょうか?4月に食中毒騒動があったと思ったら、今度はセシュウム汚染牛肉騒動です。基準値を超えた牛さんもいるでしょうけど、基準値以下でもやっぱり心配です。
そこで、牛肉どれだけセシュウムが含まれているか調べてみました。
食品中の放射性物質の検査結果(厚生労働省報道発表資料)に、牛に番号(個体識別番号―牛のナンバープレートにたいなものだと思います)とセシュウム濃度が載っていました。次に、
牛の個体識別情報検索サービスでは、牛の誕生日や命日(お肉になった日)を番号を入力すると調べることができます。本当はセシュウム藁を与えた肥育農場もわかるはずでしたが、消えています。そこで命日(と畜日)が出ています。そこで、牛さんの命日別に、セシ\ュウムの平均値を出してみました。なお、集計したのは7月27日~29日の掲載分のみです。
4月命日の牛さんのセシュウム 55.2 Bq/Kg(一キログラム当たり55.2ベクレル)
5月命日の牛さんのセシュウム 124.3 Bq/Kg
6月命日の牛さんのセシュウム 157.8 Bq/Kg
7月命日の牛さんのセシュウム 188.5 Bq/kg
でした。どんどん上がっているのが気になりました。188.5Bq/Kgって、基準値の40%です。普通の人はいいかもしれません。テレビや新聞そしてネットの記事を見ていると放射線の健康被害は、合計の放射線量が大事なような気がします。牛肉が好きな人は普通の人の3倍は食べるかもしれません。そしたら、牛肉好きな人は普通の人の3倍の565.5Bq/Kgと同じ事になったりして
10年ほど前、牛肉で
BSE問題とゆう大騒動があったそうです。その時、全国消費者団体連絡会(略称:全国消団連)・事務局長の神田敏子さんは、「(安全性に)疑いがあれば、<中略>消費者として買うことはできない」と言ったそうです。「猫」が思うには正論だと思います。だって、「猫」は肉食動物ですからお肉が大すきです。普通の人よりいっぱい食べます―――。
- 2011/07/30(土) 22:42:01|
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今日(7月29日)の新潟県の降雨は、昨日よりひどくなっています。ところが、昨日は全国各地で見られた大雨も今日はなぜか、新潟県のみです。ひょっとしてと思い、レーダー・ナウキャストを見たら、この雨は柏崎刈羽原子力発電所付近から始まっています。

雨は確かに、柏崎刈羽原子力からですが、海から来た雨雲が陸に上がり山や丘にぶつかって柏崎刈羽原子力発電所から降雨がと思い衛星画像も調べてみました。雨雲も原子力発電所からは始まっています。まるで、煙突から煙が出ているようです。

ところで、ニュースでな、7年前(2004年)の7月13日の豪雨と同じようだといっていました。7年前と同じことが起こっています。そして、その後の6年間はないことです。2004年には、柏崎刈羽原子力発電所は動いていました。そして、2007年7月16日中越沖地震で、停止し、今年の3月に6号機の運転が再開するまでは、半分以上の原子炉が停止していました。半分以上の原子炉が再稼働した初めての夏が今日ですが、今日、柏崎刈羽原子力発電所が停止しているとき、まったく起こらなかった大豪雨が発生しました。
昨日の予報では新潟地方は、今日、午後から雨は止むはすでした。でも、実際は豪雨が続いています。気象を自然現象としてとらえる気象理論では説明できないことが、今、起こっています。
- 2011/07/29(金) 22:35:37|
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今日、7月28日、新潟県は大変な豪雨に見舞われました。信越線、越後線、ほくほく線など、新潟県の代表的な在来線はほとんど運休しました。また、今(21:06分)ニュースを見たら柏崎市で洪水の危険こんなと、中越沖地震以降はは初めてなよう気がします。ところが、中越沖地震で、変わったこといえば、柏崎刈羽原子力発電所が止まったことです。
柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipediaによると、去年8月に1号機、今年2月に2号が運転が再開し4機の原子炉がそろいました。今年の夏は4機が全部運転しいる初めての夏になります。原発で洪水が?まさかと思いましたが、今日ダウロードした気象庁のレーダー・ナウキャスト(降水)を見てみました。下の画像です。柏崎刈羽原子力から強烈な雨雲が発生しています。まさか、原発が雨を降らせるなんて…

そこで、
過去の気象データ検索 - Japan Meteorological Agencyで過去の気象データを調べてみました。まず、柏崎市の原発再起動前後の年間降雨量です。
2009年(原発再起動前) 年間2164.5mm
2010年(原発再起動後) 年間2774.5mm
で、年間610mm増えています。1年のデータは一寸と思い、今年の6月までのデータと比較してみました。
2009年1~6月(原発再起動前)742.5mm
2011年1~6月(原発再起動後)1125.5mm
で、383mm増えています。でも、これってただ単に去年と今年が多雨で、2009年が少雨だったりして、とも思いました。福島の原子力発電所は3月にすべて止まりました。だったら、福島原発近くでは、3月からは降雨量は減っているはずです。そこで、福島第一原子力に近い広野で、3~6月の降雨量を比較してみました。
去年3~6月(原発稼働中)の合計860mm
今年3~6月(原発停止中)の合計392.5mm
で、原発が止まってると福島でも、原発停止中は降雨量が減り稼働中は高くなっています。
まさか、偶然とは思い、計算をしてみました。原子力発電所で発生したエネルギーのすべて(100%)が電気になる訳ではありません。大部分のエネルギーは電気にならず海に捨てられます。そこで、原子量発電所の出すエネルギーには、二つの値があります。
1 熱出力-原子炉が出す全エネルギー
2 電気出力-電気として取り出されたエネルギー
熱出力と電気出力の差はおおむね、冷却水によって排水口から海に捨てられます。
発電所の概要のデータを集計すると、今日の柏崎刈羽原子力発電所の熱出力は、329.3万Kw,電気出力は245.6万Kwで、差の476.3万Kwは、
排熱として排水口から海に捨てられています。ところでWは、1秒当たりのエネルギーを表します。水が蒸発するには、1リットルあたり2258KJ(キロジュール)が必要なので、1秒当たりの水の蒸発量に換算すると
245.6万÷2258=2109.38884l(リットル)=2.10938884m3(立方メートル)になります。1年にではと、2.10938884m
3×3600x24×365=66521686.45m
3になります。これが100km
2(100,000,000m
2)にばらまかれたとすると、その降雨量は年間665.2168645mm(0.6652168645m=665.2168645mm)
になります。柏崎で、原発稼働後増えた雨量は610mm/年です。なんなく近い値です。これって偶然の一致?
なお、「猫」が調べたアメダスのデータを以下に書きます。
柏崎
月 2009年 2010年 2011年
1 211.5 516 394.5
2 155.5 223.5 119
3 148.5 197 119.5
4 96 158 133.5
5 54.5 87 109.5
6 76.5 151 249.5
7 351 85
8 160.5 31
9 89.5 355
10 125.5 176.5
11 331 398
12 364.5 396.5
広野
月 2010年 2011年
1 3.5 7
2 81 115.5
3 115.5 48
4 278 142
5 245.5 129
6 221 73.5
- 2011/07/28(木) 23:46:32|
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福島県は
環境放射能測定結果・検査結果関連情報 で、3号機爆発事故があった3月14日からこれまでのほぼ一時間毎の放射線量を公表しています。このデータを元に積算線量(放射線量の合計)を計算してみました。福島市では、午前8時に7mSvを超えました。下のグラフを見てください。

で、犠牲者が出なかったといえば、前のプログ(
福島市や郡山市では181人が放射線汚染で死んだ)で書いた通りです。
なお、これまでの福島市での経緯をまとめてみました。
3月14日11時:3号機爆発 天気 西風 8m/s 降雨 なし
3月15日16時:0.82μSv/hを観測 天気 北東の風3.2m/s 雨
3月15日19時:24.24μSv/hを観測 天気 北北東の風2.1m/s 雨
3月18日08時;積算線量が1mSvを超えた
3月23日05時:積算線量が2mSvを超えた
4月04日06時:積算線量が3mSvを超えた
4月26日12時:積算線量が4mSvを超えた
5月24日00時:積算線量が5mSvを超えた
6月23日18時:積算線量が6mSvを超えた
7月27日08時:積算線量が7mSvを超えた
4月末からは、ほほ1か月で1mSvづつ積算線量が上がっているように思えます。
- 2011/07/27(水) 21:18:21|
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福島市は
統計情報で、毎月の人口を発表しています。そこには毎月の死亡者数も出ています。今日(7月25日)6月分が掲載されているのを見つけました。郡山市にも同じデータを発表しているので、これを元に放射線物質汚染により死亡した人数を試算してみました。福島市と郡山市の合計で181名でした。
以下は詳細です
県内7方部 環境放射能測定結果(第252報)(暫定値)について(PDF:73KB)によると、放射線量は本日(7月25日)午前8時現在、福島市で1.22μSv/h(マイクロシーベルト/時)、郡山市で1.07μSv/hで、ともに立派な放射線物質汚染地帯だと思います。放射性物質汚染があった3月以降の福島市の死者は、汚染前の前年にくらべ、3月から6月の4ヶ月間ずっと増え続けています。
福島市の死亡者数推移
汚染前 汚染後 増加数
3月 280 289 9
4月 239 281 42
5月 226 230 4
6月 192 202 10
合計 937 1002 65
郡山市の死者数は
統計情報 郡山市の現住人口(№564)
で、見ることができます。郡山市の放射線物質に汚染された3月以降は、ずっと死亡者が増え続けています。
郡山市の死亡者数推移
汚染前 汚染後 増加数
3月 247 296 49
4月 258 272 14
5月 231 267 36
6月 212 233 21
合計 948 1068 120
で、郡山市でも死亡者が増えています。合計すると
放射線物質汚染前(前年)の3月~6月 1、885人
放射線物質汚染後(今年)の3月~6月 2,070人
で、185人死亡者が増えています。考えられる増加の原因は、震災による死亡か、放射性物質汚染で浴びた放射線です。
平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(第305報)(Excel:359KB)(23.7.25更新)に震災による死者数が出ていました。福島市3名、郡山市1名の合計4名です。残り181名は、東京電力がまき散らした放射性物質の放射線で死んだことになります。
- 2011/07/25(月) 21:30:58|
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セシュウム牛肉がここのところ、ニュースを賑わしている。福島県だけでなく、全国各地で発生しています。近所のスーパーにいって見たのですが、国産牛肉はほとんど置いていませんでした。少しおいてあっても、大幅な値引き販売です。しばらくは、国産牛肉の買い控えが続くと思います。しばらく買い控えればセシュウム牛肉は食べずに済むのでしょうか?ちょっと心配なので「猫」なりに考えてみました。
放射性セシュウムに汚染された藁を食べた牛さんを全部調べたのでしょうか?
畜産統計(平成22年2月1日現在)によると、牛肉用の牛さんを飼っている農家さんは、7万4,400戸あるそうです。ここ2、3日で全部の農家さんの稲わらをすべて調べることができたのでしょうか?
売れ残った牛肉はどうなるのでしょうか?
牛肉 - Wikipediaによると結構長い期間、冷蔵庫で保管できるそうです。売れ残った牛肉は、廃却されることはないと思います。そして、みんながセシュウム牛肉を忘れた頃、冷蔵庫を出てス―パーやお肉屋さんの店先に並ぶと思います。けっよく、セシュウム牛肉も誰かに食べられることになると思います。
そのときセシュウムは?ご主人様に聞いたら、半年でみんながセシュウム牛肉を忘れたとすると、85%のセシュウムが残ったままだそうです。いろいろなデータをみると、電力会社が垂れ流したセシュウムはセシュウム134と137がほほ1:1です。セシュウム134は、2年で半分(すなわち半年では70%)に減るそうですが、セシュウム137はほとんどへらないそうです。するとセシュウム134は30%減りますが、セシュウム137は減らないので、間をとって15%減になるとのことです。
ご主人様にお願いしました。セシュウム牛肉を回りより長く覚えていて!そして、みんな食べられてしまってからエサに出してね。それまで国内産牛肉は我慢します。
- 2011/07/24(日) 21:09:01|
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今日、東北電力から計画停電が回避できると発表がありました。詳しくは
計画停電を実施する場合の新たな運用についてを見てください。ところで東北電力は、地震で一番被害を受けた電力会社です。地震被害のほとんどは東北電力管内(東北電力の領地)で起きています。しかも、OLが殺人事件にまきこれ、たくさんの放射性物質をばらまいたたどこかの電力会社と違い発電設備は「猫」の知る限り管外(領地ー独占的に電療を売れる場所の外)にはありません。また、電力各社の中で電力使用率が一番高いのも東北電力です。一番電力事情がひっ迫した電力会社が計買停電はないといっています。ほかの電力会社もないと思います。ただし、すべての人がこれまで通りの節電をすればですが・・・
- 2011/07/21(木) 21:42:28|
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昨日(7月19日夜)東京電力福島第1原発事故の収束に向けた工程表が発表されました。工程表の内容は東京電力のホームページ内の
「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」の進捗状況について(7月19日)で見ることができるし、記者会見の内容も
iwakamiyasumiで動画でみれるので見てみました。そしたらわからないことがいっぱい出てきました。わからないことがいっぱいあるのですが、わからないことの1,2番を書きたいと思います。
1番目 循環冷却だけで、冷温停止ができるの?
工程表(資料1-③1頁))には原子炉のSTEP2の目標を「冷温停止」と書いてあり、その方法はただ一つ「循環注水冷却」と書いてあります。また、冷温停止とは圧力容器底部温度が100℃以下だそうです。そして資料1-③3頁に、各原子炉のこれまでの温度変化があります。たしかに1,2号機は温度が100℃付近で推移していますが、3号機は2回ほど急に温度が上がり下がっています。この原因や対策はないも語られていませんでした。また起こると考えるのが自然だと思います。なお、「猫」は、
福島第一原子力発電所3号機で再臨界が起きた?にある通りだと思っています。

2 福島市もステップ2したら計画的避難区域になるの?
記者会見の中で、年間の被ばく量が1mSv(ミリシーベルト)以下になったら、避難した人が順次、戻れるようになるとのことです。だったら、逆に1mSv住んでいる人は避難しなくてはなりません。例えば屋内で外の半分になるとしても、1mSv以下になる線量率は0.171μSv/hです。すなわち、昼間8時間外で活動し、16時間は家にいるとして
昼間の被ばく量 0.171×8(時間)×365(日)=499μSv≒0.5mSv
夜間の被ばく量 0.171×16(時間)×365(日)÷2(半分)=499μSv≒0.5mSv
合計 1mSv
です。福島市の放射線量は福島市のホームページ内の
市内各地の環境放射線測定結果 【市測定】によれば、市役所前で1.27μSv/hでした。ステップ2が完了するのは遅くとも半年後です。とても、0.171μSv/h以下になるとは思えません。ひょっとして、福島市が、計画的避難区域と同じ放射線が残ったりして!
- 2011/07/20(水) 21:43:49|
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今(7月19日午後10時頃)、福島第一原子力発電所の収束へのあたたな工程表を発表した記者会見のハイライトが終わった気がします。また、新しい工程表が東京電力のホームページにアップされていました。「猫」的に気づいたのは、1号機から3号機に空いた穴を塞ぐ工程が無くなっていました。工程表では3年後くらいに、燃料を取り出すまで穴の空いた原子炉に放置されることになります。なにかあって、原子炉の「穴」から放射性物質が出たりしたらと思うと心配になります。そこでどれだけの放射性物質が「穴」の空いた容器(原子炉)に3年も放置されるのか「猫」なりに計算してみました。結果は広島原爆1332個分でした。また、チェルノブイリの数倍です。
以下は計算です。ほとんどが、掛け算なので、よろしかった見てください。原発はウラン235の核分裂で、エネルギーを発生させます。当然、燃費があります。燃費は
核分裂反応 - Wikipediaによると、1gのウラン235の出すエネルギーは、8.2×10
10Jだそうです。1kg当たりに直すと82TJ(テラジュール)になります。燃費が分かればあとの計算は簡単です。
「総エネルギー÷燃費」
が核分裂を起こし放射性物質に変わったウランの総量です。
総エネルギー=稼働時間×出力
そして
稼働時間=終了日時分秒-開始時期分秒
です。出力は
福島第一原子力発電所に出ていますのので、ここの熱出力をTW(テラワット)に変換して使いました。終了日時(分秒)は地震のあったとき、2011年3月11日14時26分です。開始時期は、各原子炉が定期点検を終え、原子炉の運転を開始した日ですが、これは東京電力のホームページ内にあります。1、2,3号機はそれぞれ
1号機の原子炉起動について,
2号機の原子炉起動について,
当所3号機の原子炉起動操作実績についてです。そして、下のような表を作りました。放射性物質に変わったウラン235は全部で1332.43kgです。ところで、広島原爆で核分裂を起こし放射性物質に変わったウラン235は
広島市への原子爆弾投下 - Wikipediaによれば1kgだそうです。福島第一原子力発電所の1、2、3号機には、広島原爆にして1000個分以上の放射性物質が溜まっています。そして原子炉格納容器に空いた「穴」から今も漏れ出しています。
- 2011/07/19(火) 22:12:40|
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