原子力発電所のホームページを見ると、原子炉のその時々の出力をみることができます。今日、
柏崎刈羽原子力発電所/リアルタイムデータを見たら7号機の出力が、いつもより40万Kw近く低い100万Kw程度で、運転していました。同発電所内HPにある
定格熱出力一定運転によると、同原子力発電所では、原子炉が出す熱が一定になるように、運転しているようんです。そしたら、出力が一定なら、こんな変動はないはずです。なにか変です。
「猫」なりに調べてみました。
東京電力のプレス発表 - 柏崎原子力発電所7号機に関する記載はありませんでした。しかし、
柏崎刈羽原子力発電所内の
柏崎刈羽原子力発電所/リアルタイムデータに「おしらせ
7号機は制御棒パターン調整により平成23年8月5日から平成23年8月11日の間、発電機出力が変動いたします。(平成23年8月5日)」を見つけました。「制御棒パターン調整」とは東北電力ホームページ内の
制御棒パターン調整とは | 東北電力 によると
燃料が核分裂により熱を発生する能力は,運転を継続することにより変化します。そのため,原子炉の出力を一定に維持する目的で,原子炉に挿入している制御棒の本数および挿入位置を変更する操作のことを「制御棒パターン調整」といいます。
とありました。無理に解釈すれば、
原子炉の状態が変わるとなにもしなくても出力が変動するので、制御棒(原子炉の出力をコントロールするための棒)を調整しています。いったん、出力を下げてから徐々に出力が上がるように調整し、また元の一定の出力に戻します。
とゆうことになります。でも、なにも今日、わざわざと思いました。まえのプログ
今日(8/5)に50KHz地帯で福島原発事故後に初の原発停止があったで書きましたが、8月5日から柏崎刈羽原子力発電所では、1号機が定期点検のために停止作業を開始しています。この電力不足の時期に同じ日にわざわざ2機の原発の出力を下げることないと思います。
「猫」はなぜ、柏崎刈羽原子力発電所7号機の出力が下がったか、理解できませんでした。事故が起こっていないことを祈るばかりです。
- 2011/08/08(月) 21:10:08|
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今日、テレビを見ていたら基準値に近いお米を一年間食べたら時の被ばく量は0.3mSvとか言っていました。直感的におかしいと思いました。そこで、「猫」なりに計算してみました。結果は3.9mSvでした。
①日本人は1年間にどれだけ食べるか
米の1人1か月当たり消費量(平成20年3月分)(20.5.22)によると、おおむね一人年間60kgのお米を食べるそうです、
②1ベクレルの食品を食べるとどれだけ被ばくするか
緊急時における食品の放射能測定マニュアルによると
セシュウム137を1ベクレル摂取すると、1.3×10
-4Bq(1.3/10000Bq)被ばくするそうです。
③ではいくら被ばくする。
基準値は500Bq/kg(1キログラム当たり500ベクレル)ですので
500×1.3÷10000×60=3.9mSv
になりました。
余談ですが、3.9(約4mSv)被ばくしたら、いろいろ調べてみたのですが、なんだか4mSv程度の被ばくの影響はあまり解っていないみたいです。そこで福島市と郡山市の人口データから強引に計算することにしました
①放射性物質汚染前(去年)の3~6月平均の人口は、631,677人でした。
②放射性物質汚染前(去年)の3~6月の合計の死者は、1885人です。
③人口10万人当たりに直すと、298人が死んでいます。
④放射性物質汚染後(今年)の3~6月平均の人口は、630,407でした。
⑤放射性物質汚染後(今年)の3~6月の合計の死者は、2263人でした。
⑥人口10万人当たりに直すと、359人です。
⑦死者が人口10万人当たり61人(⑥-③)増加しています。放射性物質汚染のせいだと思います。
⑦前にこのプログ
福島市での積算放射線量が今日(7/27)に7mSv(ミリシーベルト)を超えたで書きましたが、6月末で福島市の積算線量は5mSvでした。4mSvでは、人口10万人当たり
61人×4÷5=49人
死者が増える事になります。
去年の国勢調査では、日本の総人口は12800万人だそうです。日本全体に直すと死者数は
6万2千7百20人
になります。
ここで、言葉を一つ引用したい思います。
全国消費者団体連絡会(略称:全国消団連)・事務局長の神田敏子は6月25日、NHKの取材に答え「(安全性に)疑いがあれば、<中略>消費者として買うことはできない。」
まったく正論だと思います。
- 2011/08/07(日) 21:45:28|
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今日(8/6)は、広島に原爆が投下されてから、66年目に当たるそうです。朝、テレビを見ていたら、総理大臣が広島の式典会場でスピーチしてました。ところで、福島第一原子力発電所によるセシュウム汚染と、広島原爆によるセシュウム汚染のどっちがひどいか「猫」なりに計算してみました。広島での平均値は、3.9μSv/hでした。一方、
環境放射能測定結果・検査結果関連情報を見ると、ピーク時は24μSv/hでした。この時点では空気中のダストや半減期(放射線の量が半分になるまでの時間)短いヨウ素135の影響が強かったと思いますが、3月末くらいになるとグラフの通り、放射線の減り方が弱まり、セシュウムが主因になったと思います。その時点での放射線量率も3~4μSv/h程度ですので、福島市のセシュウム汚染は、広島原爆と同じくらいだと思います。

福島市での放射線量と降雨量の変化
出展 放射線データ 福島県ホームページ内のデータ
降雨量 気象庁アメダス(過去の気象データ検索)
広島原爆でのセシュウム汚染量の計算は以下の通りです。基本は掛け算、割り算だけなのでよろしっかたら見てください。
a)広島原爆で発生したセシュウムの総量
①広島原爆では
広島市への原子爆弾投下 - Wikipediaによると、1kgのウラン235が核分裂を起こしました。
②
核分裂反応によると、ウラン235が分裂すると6.09%がセシュウム137になります。一方セシュウム134は、セシュウム133が中性子を吸収しないとできないので、原爆の核分裂の反応は一瞬ですので、ほとんどできないと思います。
③広島原爆でできた放射性セシュウムの量は
①×②÷100=0.0609Kg=60.9g
です。
④1gのセシュウム137から、3.2テラベクレル(3.2×10
12Bq)の放射線がでます。
⑤広島原爆でできた放射性セシュウムの総量は
③×④=195テラベクレル(1.95×10
14Bq)
になります。
b)広島原爆で放射性物質がばらまかれた面積
上のグラフの通り、福島市では3月15日に雨が降り、そのあと急に放射線量が増加し、24μSv/hを超えました。福島原子力発電所から出た放射性物質は雨ともに降下し、地上を汚染したと思います。
黒い雨 - Wikipediaによれば、広島に原爆が落ちた後に、広島市付近では雨がふりました。すると、この雨が降った辺りが同じようにセシュウムなどの放射性物質で汚染されたと思います。そして雨の範囲は、「南北19km、東西11Km」だそうです。ひし形と考える、面積は
19×11=104.5Km
2=104.5×10
6m
2です。
c)面積当たりのセシュウム濃度と放射線量
b)÷c)で、1m
2を求めると
195テラベクレル(1.95×10
14Bq)÷104.5×10
6m
2 =1.86メガベクレル/m
2 になります。一方
空間線量率の計算によると1メガベクレル/
2のセシュウム137は、2.1μSv/hの放射線量に相当するそうです。すると、広島原爆での放射性セシュウムによる放射線量は
2.1×1.86=3.9μSv/h
になります。
これは福島市街での計算です。福島県にはもっと放射線汚染のひどいところが沢山あります。そこはきっと広島原爆以上でしょう。
- 2011/08/06(土) 12:56:00|
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日本の電気は、新潟県糸魚川市と静岡県富士市を結ぶ線で、日本の電気は50KHz帯と60Hz帯に分けられます。あまり意識することはないかと思いますが、関東から関西に引っ越す(逆も)と使えない電気器具が出てきたりします。日本の電気は二つの地域でわかれています。今日(8/5)に二つ事件がありました。一つは、福島原発事故後に初の原子炉停止が起こりました。
ここで見たグラフを上に書きますが、今、だんだん出力が下がっています。明日には「0」になると思います。
もう一つ、まったニュースならなったのですが、東北電力の電力使用率が全国の電力会社の初めて97%を超えました。

97%を超えた時、大騒ぎするかと思って、東北電力から電気を買っている知り合いに聞いたら「へ!そんなことあったの」と言われました。「猫」は隠し玉があると直感しました。原子力発電所が止まりかけているのに、警報が出ないんです。
- 2011/08/05(金) 22:30:43|
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「猫」はこれまで
福島市や郡山市などの放射性物質汚染地帯では死とゆう最悪の健康被害が進行している。などで、福島第一原子力発電所の事故後、死者の数が増えていることを書いてきました。
では、福島県全体ではどうが?ずっと疑問に思ってきました。今日、福島県のホームページを見ていたら
福島県の推計人口 (福島県現住人口調査結果)に、福島県の各市町村の3月から4月末での死者数が出ていました。また、
環境放射能測定結果・検査結果関連情報には、過去分も含め福島県各市町村の放射線量も出ていました。そこで、放射線量と原発が放射線をばら撒く前の死者(去年)とばら撒いたあと(今年―ただし震災での死者数は除く)を4月1日の放射線量で比較してみました。なお、浜通りは4月1日での放射線量の測定値が見つからない所が多いので集計対象外にしました。
①0.2μSv/h以下の市町村 死者1名増加(原発事故前の死者350人、事故後351人)
福島県でも、放射性物質に汚染されていないとろではたいしたことないなー
②0.4μSv/h以上の市町村 死者303名増加(原発事故前の死者1968人、事故後2271人:震災による犠牲者は除く)
15%近い増加です。303人の方が原発から出た放射性物質で死亡した計算になります。
③放射線汚染が一番高く2.9μSv/hをを記録した
二本松市 死者39人増加(原発事故前125人、事故後164人)
死者が約1.5倍に増えています。暫定基準値の3.4μSv/hより低いのに…
- 2011/08/04(木) 21:49:04|
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福島県、栃木県などの多くの地域の放射線汚染食品はちゃんと検査されていない?で、福島県が実施する牛肉の検査が大丈夫か疑問をだしました。では、他の食品では思い調べてみました、あと、豚肉が福島県(正確には緊急モニタリング)、熊本県、新潟県で検査されていました。すべてが基準値以下ですが、結果をみると大きな違いがあります。
熊本県の検査結果 検出限界以下1 基準値以下1
新潟県の検査結果 検出限界以下3 基準値以下2
で、結構似通ています。で、
福島県の検査結果 検出限界以下8 基準値以下1
やっぱり、福島県の結果が低めです。熊本と新潟の検査がほほ同じなので、どうしてこっちを信じてしまいます。すると福島県の検査がおかしいことになります。
牛肉や豚肉は例外的で殆どの福島県産の食品の検査データは福島県は検査したものしかありません。
福島県産の食品って大丈夫?ふと思いました。
- 2011/08/03(水) 21:56:11|
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平成16年7月新潟・福島豪雨 - Wikipediaによると7年前にも同じ地域で豪雨がおこっています。
TEPCO : 柏崎刈羽原子力発電所 | 発電所の概要によると、柏崎刈羽原子力発電所は、1997年7月に7号機が発電を開始し、今あるすべての原子炉がすべて発電を始めました。
翌年の1998年8月に、水害が起こっています(
平成10年8月新潟豪雨による)。また、柏崎刈羽発電所は東京電力の不祥事で、停止あと、2003年5月に6号機運転再開しています(
柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipediaによる)。その翌年の2004年7月13日には、新潟県は大変な豪雨に見舞われています(。
平成16年7月新潟・福島豪雨 - Wikipediaによる)。そして、中越沖地震が起こり、すべての原子炉が停止あと、今年2月に5号機営業運転再開再開したあと、今年に大豪雨です。なんだか、柏崎刈羽原子力発電所が完成して以来、同じ事が3回も繰り返し起こってるような気がします。
「猫」は、
<今日(7月29日)の洪水は柏崎刈羽原子力から始まっていいるで、「まるで、煙突から煙が出ているようです。」と書きました。では、1998年8月の水害、2004年の水害ではどうかと思い、気象衛星の画像があるか調べてみました。
日本付近の雲写真(過去) - 気象情報頁 - 高知大学にある1998年8月に水害が起こった日の衛星画像
http://weather.is.kochi-u.ac.jp/sat/gms.fareast/1998/08/04/fe.98080414.jpgと
http://weather.is.kochi-u.ac.jp/sat/gms.fareast/2004/07/13/fe.04071312.jpgを見てみてください。どちらも、まるで柏崎刈羽原子力発電所の煙突から煙が出ているようです。
- 2011/08/02(火) 22:53:07|
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今日(8/1)、岩手県で牛の出荷が禁止になったとニュースが流れていました。生産県でちゃんと検査していれば、今回のセシュウム牛肉騒動は起こらなかったと思います。ところが、セシュウム牛肉が最初に見つかったの生産地の福島県でなく消費地の東京都です。言い方を変えると、福島県の検査から漏れ、東京で見つかったことになります。ちゃんと、生産地の福島、栃木、岩手などで検査ができるか心配になりました。そこで、各生産地別に、生産地が発表したセシュウム濃度と、消費地で検査結果を比べて、まとめてみました。すくなくとも、栃木県、福島県、岩手県、群馬県ではまともに検査できているとは思えません。

最悪なのが栃木県です。栃木県の栃木産の牛肉のセシュウムを検査していますが、その値は検出限界以下(ほとんど0)でした。しかし、栃木県以外で、すべて基準値の以上でした。それぞれの平均は、表の通りです。
次にひどいのが福島県です。福島県ではほとんどが検出限界以下で、詳しく書くと
検出限界以下 52件
検出限界~基準値未満 8件
基準値以上 0件
です。一方、東京都など消費地の検査では
検出限界以下 27件
検出限界~基準値未満 177件
基準値以上 31件
でとても同じものを検査しているように見えません。
岩手でも同じようなものでした。栃木、福島、岩手はあまりに消費地での検査とはまったく違う値が出ています。では、消費地との検査がおかしいのか?山形県、新潟県、茨城県では、消費値の検査より高い値が出ています。消費地の値がたぶん平均的な測定だと思います。栃木県、福島県、岩手県はちゃんと検査できているか心配です。全頭検査をするってニューズが流れていますが、全頭検査の結果は正しいものになるのでしょうか?もっと心配なのは、他の食品も正しく測定されているのでしょうか?
私のご主人はなぜか「かんぴょう巻」が大すきです。でも、「かんぴょう」は栃木県でしか測定されていません。ご主人様には、今年はかんぴょう巻を我慢して言おうかな!これから、お米のシーズンです。もうすぐ検査が始まります。大丈夫かな!
なを、データは
なお、セシュウム濃度のデータは
厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)で調べました。
- 2011/08/01(月) 21:51:47|
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