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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島からノロウイルスが見つかった。新型でないといいが・・

福島第一原子力発電所に勤務している54名の方から、ノロウイルスに感染したと東京電力から発表が昨日(12/17)にありました(1)。国立感染症研究所によれば12月6日までは、福島ではノロウイルスの感染症は見つかっていません(2)。そして今日は、「東京電力は18日、福島第二原発(楢葉町)に勤務する30歳代の男性社員がノロウイルスと診断されたと発表した。」そうです(3)。福島県では、原子力発電所に集中しています。
 放射線は突然変異を起こします(4)。だがら、放射線レベルが高い福島原発付近では、他よりウイルスの突然変異が起きやすいと思います。それだけ、新種のウイルスが生まれ易いと思います。福島で見つかったノロウイルスが新種でないことを心から祈ります。でも、放射性物質汚染地帯でしか見つからないウイルスは、ひょっとして・・・

<余談>
放射線で、DNAが切れます。そのあとつなぎ合わすはずですが、必ずしも元のDNAと繋がらい場合があると思います。つながるのが感染しやすい遺伝情報をもったDNAと、強い毒素をもったDNAがつながったら最悪です。感染力の強く、毒素の強い新型ウイルスが誕生します。感染しても、高齢者や子供にしか症状が出なかったウイルスが、30代の男性でも感染したら症状がでるウイルスに変わってないか――
 多くの微生物やウイルスが長期にこれだけ高い放射線に晒された例はないと思います。どのような遺伝子変異が起こるか猫は心配です。福島から新型ができませんように!
 放射線物質汚染地帯から出荷された食品に、新種の病原体が付いていませんように!

―参考させていただいたサイト様―
(1)111217 東電会見 午前
(2)ノロウイルス検出速報  2011/12シーズン
(3)東電福島第二の30代社員がノロウイルスと診断
(4)放射線と突然変異 (09-02-06-02)
  1. 2011/12/18(日) 19:28:50|
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電気の使用量が震災前と近くなった―節電はもう限界!

 今日(12/17)に東北電力のホームページを見ていたら、この年のピーク電力が更新させれていました。昨日までは1246万KW(8月9日)でしたが、今日(12/17)見たら、1307万kW(12月16日)に代わっていました。東京電力では、過去の電力消費量の実績を公表しています(2)。そこで、東京電力が放射性物質をばら撒いいた後の2011年度とばら撒く前の2010年度の比較をしてみました。以下の図になりました。

borg20111217f02.gif

図-1 放射性物質ばら撒き前後での東京電力管内での電力消費量比較

電力消費量はだんだん、ばら撒き前に近づいき、最近はほとんど変わらなくなっています。ばら撒きから、9か月がたち節電も我慢の限界にきていると思います。幸い、冬場の電力需要は夏場に比べ少ないので停電は回避できています。
 でも東北電力は違います。この冬のピーク電力は、夏場を超えました。

borg20111217f01.gif


図-1 放射性物質ばら撒き前後での東北電力管内での電力消費量比較
東京電力に放射性物質をばら撒かれ、しかも節電なんて9か月程度が限度だと思います。そして、電力不足の東北から今も、東京に電力が送らいることを、東北の人は知っていると思います。
①JR信濃川発電所 ―中越地震や中越沖地震の東京電力柏崎刈羽原子力発電所の放射性漏れ事故の風評被害(東京電力は補償してませんが)を受けた新潟県の中越地区にあり、「首都圏や上越線、新幹線の電車や鉄道施設などに送られており」とある通り、地元では使われず首都圏に送られています。
②電源開発
 電源開発(Jパワー)は、福島県や新潟県に多くの水力発電所を運転しています(4)。でも、作られた電気を送る送電線は、只見幹線で首都圏につながっています(5)。その図を以下に示します。
prog20111217f03.gif
(5)による

図-3 電源開発(Jパワー)の送電網と発電所

東北で作られた電気は、首都圏に送られています。これは福島第一と同じです。

「猫」の結論
 東北電力管内にある発電所(除く柏崎刈羽原子力発電所)を、地元の為に使えば、東北電力管内(東北地方・新潟県)の電力不足は解消する。

 
(1)支店別最大電力実績 | 東北電力
(2)でんき予報|東京電力
(3)JR東日本:信濃川発電所について
(4)J-POWER | 電源開発株式会社 | 事業・サービス | 水力・送変電事業
(5)map_suiryoku_1108.gif
  1. 2011/12/17(土) 21:10:15|
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明日(12/16)は福島原発ステップ2の完了予定日ですが達成できてるかな?

ニュースによると明日(12/16)に東京電力福島第一原子力発電所のステップ2の完了が発表させるそうです(1)。本当にステップ2は完了できるのかなと心配になり、「猫」なりに調べてみました。ステップ2の目標は

「<ステップ2(年内)>:放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている」

だそうです。(2)それには、以下の三つの条件が必要だと思います。
①放射性物質の漏えいがない。
②水素爆発のなどにより大量の放射性物質が漏れる可能性がつぶされている。
③放射性物質があらたに作られていない。

①放射性物質は漏れている。
 東京電力では蒸発濃縮装置などから、放射線漏れを起こしています。(3)
 福島市は11月の空間法線量率が10月のより上昇しています(4)。とこからか、放射性物質が流れてこなれればこんな事は起こらないと猫は思います。

福島市の空間線量率の推移(10月末から)

図1 福島市の放射線量の推移

★「猫」の結論 ―放射性物質の漏えいは止まっていない。

②水素爆発の危険がある
東京電力は11月24日に、福島第一原子力発電所2号機では、水素爆発を防ぐために、温度を上げる必要があると発表しています(5)。そこで2号機の温度推移をみたら、以下の図になりました。

brog2011121501.gif
図2 福島第一原子力発電所2号機の温度推移

11月24日の圧力容器下部の温度は67.4℃、今日(12月15日)は67.8℃
で殆ど変っていません。水素爆発の危険は残っていると猫は思います。
★「猫」の結論 ―水素爆発でまた放射性物質が漏れることも十分にある。

③新たな放射性物質はまだ作られている。
 「ヨウ素131の検知は核実験や原子炉事故を意味する。」そうです(6)。でも、11月にも食品からヨウ素131が見つかっています(7)。核分裂反応が起こり、あたらなたヨウ素131が作られ、しかも外に漏れなければこんな事は起こりません。

I131suiii

図3 野菜等のヨウ素131の推移
★「猫」の結論 ―核分裂反応は止まらず今も続いており、新しい放射性物質が出来ている。

今日(12/15)に東京電力から新しい発表がありました(8)。その56ページ目に「、海洋への放出は、関係省庁の了解なくしては行わないものとする。」と書いてありました。言い方をかえると、関係省庁の了解があれば、放射性物質に汚染された水をまた海に垂れ流さすそうです。
明日の発表までまだ、時間があります。それまでに是非とも
「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている」
状態にしていただきたいと思います。頑張れ東京電力!


-参考にしたサイト様および過去の記事―
(1)「ステップ2達成」16日発表へ
(2)東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋当面の取組のロードマップ(改訂版)
(3)蒸発濃縮装置漏えい水のサンプリング結果について
(4)福島市の放射線(線量率)が上がった
(5)福島第一原子力発電所1~3号機の原子炉圧力容器内の水素濃度の管理について
(6)ヨウ素131 - Wikipedia
(7)福島第一原発、止める、閉じ込める、冷やすは出来ていない
(8)福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(その3)
  1. 2011/12/15(木) 20:57:53|
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長期の空間放射線量の計算方法

過去の記事で、長期の放射線量率の計算方法を書くといってながら、書かなかったので今日は書きたいと思います。
計算式は12月1日の空間線量率をSとして、12月1日よりt年後の空間線量率S(t)は
 S(t) ≒S×(0.67×0.5(t/2.06)+0.33×0.5(t/30.2)
です。

導き方は以下の通りです。
 現在(2011年12月)現在の主要な放射線源はセシウム134と137だと思います。セシウム134と137の空間線量率にたいする換算係数があります。値は以下の通りです(1)

Cs-134 半減期2.06年 換算係数 5.4[μSv/h]/[MBq/m2]
Cs-137 半減期30.2 年 換算係数2.1[μSv/h]/[MBq/m2]

セシウム134換算係数5.4とは、1平方メートル当たり100万ベクレルのセシウム134があると5.4μSv/hの放射線量率になります。現在のセシウム134、137の濃度を、D4およびD7とすると、t年後の放射性セシウム134および137の濃度は、半減期から
 D4(t)=D4×0.5(t/2.06)
 D7(t)=D7×0.5(t/30.2)
になります。するとt年後の空間線量率はS(t)は
 S(t)=5.4×D4(t)+2.1×D7(t)
     =5.4×D4×0.5(t/2.06)+2.1×D7×0.5(t/30.2)
になります。ところで、D4とD7はどう決めれば良いでしょうか。セシウム134と137の割合は場所によらず一定しています。セシウム134も137も同じセシウムの同位体です。「同位体<略>の電子状態はほぼ同じであり、化学的性質は似ている。」そうです(2)だから、割合はそれほど変わりません。たとえば、横浜市の北部下水道センターで汚泥焼却灰はら、12月1日にセシウム134が1、242ベクレル/kg,セシウム137が1571ベクレル/kg見つかっています。セシウム137を1とするとセシウム134の割合は0.79です。一方、12月5日に発表された群馬県産の干しシイタケのセシウム134の濃度は1259ベクレル/kg,セシウム137の濃度は1608ベクレル/kgで、セシウム137を1とするとセシウム134の割合は約0.78で、横浜の焼却灰と殆ど変りありません。12月1日では、ほぼ
  D4=0.8×D7
です。したがって12月1日を基準にすれば
 S(t)=5.4×0.8×D7×0.5(t/2.06)+2.1×D7×0.5(t/30.2)
    =4.3×D7×0.5(t/2.06)+2.1×D7×0.5(t/30.2)
    =D7×(4.3×0.5(t/2.06)+2.1×0.5(t/30.2)
になります。12月1日の空間線量率をSとすれば
S=D7×(4.3+2.1)=D7×6.4
になります。すなわち
 D7=S/6.4
です。以上より
 S(t)=(S÷6.4)×(4.3×0.5(t/2.06)+2.1×0.5(t/30.2)
    ≒S×(0.67×0.5(t/2.06)+0.33×0.5(t/30.2)
です。Sは場所によって違いますが2011年12月1日の放射線量がわかれば計算できます。今後の空間放射線量率は、以下の表の値をかければ計算できると思います。

 ―表 今後の空間線線量率減衰表ー
prog20111210fig1.gif

 もし、あたの住む場所の12月1日の空間放射線量率が1.2マイクロシーベルト/時なら、2021年1月の空間放射線量率は、1.2マイクロシーベルト/時×0.299(表の2021年1月の値)=0.36マイクロシーベルト/時になります。


-参考にしたサイト様―
(1)空間線量率の計算
(2)横浜市 環境創造局 放射性物質を含有する下水汚泥
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第264報)
  1. 2011/12/10(土) 21:49:58|
  2. -
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NHKは2時間もたってから福島原発吉田前所長の癌の発病を報道した


 今日、午前の東京電力の記者会見で、福島原発吉田前所長が癌であるとの発表がありました。なんと70ミリシーベルトも被ばくしたそうです。やっぱりなと「猫」は思いました。東京電力の説明では「病気の潜伏期間を考えると被ばくとの関連性は極めて低いとい」と説明していますが、このデータは広島や長崎の被爆者からとられたデータで、比較的若い人のデータです(1)。吉田前所長は56歳で、それなりに高齢であり癌が出やすい体質になっていたと思います。そこに70ミリシーベルトも被ばくしたら、癌になってもおかしくないと思います。
  NHKは、お昼ニュースにでも報道するかと思ったら、発表から2時間近く過ぎた13時47分にやっと流しました(2)。たぶん、最初はニュースにする気が無かったのですが、他のテレビ局(朝日とFNN)が流したので仕方なし流したとしか思えません。
 NHKは存在意義を「いつでも、どこでも、誰にでも、確かな情報や豊かな文化を分け隔てなく伝える」ため(3)と言っていますが、吉田前所長の報道が遅れたことを見れば、逆にNHKこそが、その機能を失っていると思います。NHKが存在する意義は今の日本にはないと思います。東京電力の放射性ばら撒き事件のNHKの報道を見ていると、事実を伝えるよりも、「安心」を「宣伝」するとしか思えません、だから、発電所の前所長が癌になったなどゆう不安を煽る報道はあまりしないと思います。なぜか、NHKは存在意義を失っています。NHKの最重要課題はNHKを守ることだと思います。NHKが存在できるのは法律(放送法)で受信料をとることが認められているからです。お国の機嫌を損ね、放送法を改正されたらNHKは生きて行けません。当然ながらお国にスリスリすると思います。「いつでも、どこでも、誰にでも、確かな情報や豊かな文化を分け隔てなく伝える」のような放送はできないと思います。逆にお国もNHKの機嫌を損ねたら、パッシングされて困るのでNHKの解体は言い出せないと思います。
 なのに私たちは衛星契約を含むと、月に2千円以上もNHKに取られています。携帯が980円の時代にテレビが2千円も するなんて異常です。だんだんテレビを見なくなっていませんか?テレビはともかく雑誌は発行部数を大幅に減らしているみたいです(4)。そして新聞も新聞離も少しずつ進んでいます。1999年には一世帯あたり1.15部の新聞を取っていましたが、2009年には0.95部です(5)。新聞離れ確実に進んでいます。お金のかかるマスメディアは衰退しているみたいです。止めることはできないと思います。お金のかかるマスメディアは、嫌われているように思います。テレビもNHKの受信料がある限りお金のかかるメディアです。このままだと、次はテレビ離れが起こります。その兆候は出ています。アナログ放送終了のとき10万人近い人がテレビとバイバイしたみたいです。これから、独立する人がどれだけテレビを買って受信契約を結ぶか「猫」には疑問です。
 でも、テレビ離れはNHKだけの問題ではありません。日本にはお金をとらない放送局がたくさんあります。放送局を支えているのが広告収入です。でも、テレビを見る人がいなくなったら、お金をとらない放送局も立ち行かなくなります。
 民主主義が多様な言論があって初めて機能すると思います。テレビ離れが進み、お金を取らない放送局がたちゆかなくなり、NHKだけになったら多様な言論が立ち行かなくなり、民主主義は滅びます。でも、たとえNHKが滅んでもお金をとらない放送局が複数残れば多様な言論は残ります。
「猫」の結論-NHKは存在意義がないばかりか、日本にとっては危険な存在である。

<余談>
 昔、引っ越しするときは、引っ越しするので口座引き落と止めるようにNHKに言いました。口座には、電気料金などを清算する程のお金しか残していませんでした。でも、NHKは勝手に口座引き落としを続けました。危うく電気料等を滞納しそうになりました。



-参考にさせて頂いたサイト様および引用した過去記事-
(1)1mSvの積算線量で、寿命が3日、縮む
(2)東電 吉田前所長は“食道がん”12月9日 13時47分
(3)民放は無料なのに、なぜNHKは受信料をとるのか
(4)主要50雑誌の「部数激減(秘)データ」
(5)新聞の発行部数と世帯数の推移
  1. 2011/12/09(金) 21:37:07|
  2. -
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福島県産汚染米は、検査より買い上げの方が安くつくのでは

 厚生労働省の発表によると、12/7にも暫定基準値を超えた放射性セシウムが福島県産のお米から見つかっています(1)。また、最初に基準値を超えるお米が見つかった、福島市の旧小国村では、4,693点検査し、そのうち263点から基準値超えの放射性セシウムが見つかっています(1)。4,693件の検査でいくらかかるか、「猫」なりに調べてみました。厚生労働省は検査機関のリストを掲載しています(2)。ここから、各検査機関の料金表を見てみました。最低で15,000円で、だいたい2万円前後でした(料金表が見つけられない所もありました)。仮に、15,000円として、4,693件検査するには
  4,693件×15.000≒7、000万円
です。お米の卸価格は、今年10月で、60kgあたり15,154円(全銘柄、全国平均)です(3)。福島県の発表によると、福島市の旧小国村の米の集収穫量は192トンです。これが売れたとして、販売金額の総計は
 192トン×(1000/60)×15.154≒4,800万
です。はっきり言って検査費用の方が高くつきます。それだったら検査せず、全量を東京電力に買ってもらった方がいいと思います。
 2,200万円ほど安くつきます。また、福島県は基準値以下のお米から見つかった放射性セシウムの濃度は発表されていません。基準値超えした割合から結構高い値だと思います。たとえ、基準値以下でも安心して食べられ.なません。もし、この費用、東京電力が負担しないと、福島県ですが、福島県が負担を拒否すれば、私たちの税金です。「猫」は税金を取られています。少しでも安くしてほしいと思います。でも、こんな無駄な使い方がされて1います。 
 もちろん、東京電力が電気料金を値上げして全部負担してくれるなら「猫」は文句を言いません!



<余談>
最近、怖くて外食ができません。食材の中に、まともに放射性物質の検査されていない食材が使わていないかと?
当店では「xx産の食材は使っていません」なんて、キャッチコピーを使ったらマスコミの結構のターゲットなると思うので絶対にできないと思います。


-参考したURL-
(1)食品中の放射性物質の検査結果について(第266報)
(2)輸出食品等に対する放射性物質に関する検査の実施機関について
(3)平成23年産米の相対取引価格(速報)(平成23年10月)(PDF:132KB)
  1. 2011/12/08(木) 22:21:05|
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今日(12/7)はまた原子力発電所がトラブルを起こした。

 今日(12/7)に、関西電力美浜原子力発電所2号機で、トラブルがありました(1)。関西電力のプレスリリース(1)を見たのですが、分かりにくかったので「猫」なりに書き換えてみました。
――
 本日、弊社の美浜原子力発電所の加圧機の弁(A-加圧器スプレ弁)から漏れた水が容器(冷却材ドレンタンク)から溢れそうになったので、明日(12/8)までに原子炉を停止することにしました。美浜2号機のこの弁のあたりは、平成23年11月9日頃から、弁の温度が温度が若干高め(数値はありませんが)であることから監視しながら運転してきましたが、耐えきれないと判断し停止することにしました。
 本原子炉は、もともと12月18日に定期点検のため停止する予定でした。そこまで耐えられれば公表する必要もなく、知らんぷりを決めこうとしいたが失敗したなどとゆうことは絶対にありません。合わせて言えば、12月2日の「原子力発電所の運営状況について」(3)にて「トラブル等情報について」 は「(3)保全品質情報等 」も含めすべの項目で「なし」とご報告させていただいています。
 高浜原子力発電所は、放射性漏ればら撒き事件を起こした福島第一原子力発電所は違う構造の「加圧水型」原子炉です。皆様の周りにあるすれば、圧力鍋ににていると思います。水は圧力が高くなると沸点が100℃以上になると性質があります。圧力鍋も美浜の原子炉も熱を加え圧力を高していますので100℃では沸騰せず、100℃以上の温度が実現できます。美浜2号では原子炉で熱を取り出すための高温の水を沸騰させないように今回トラブルを起こした加圧器で高圧(約157気圧)(3)にて、350℃に近い水温(「猫」の計算)を実現し、その熱で蒸気を発生させ、タービンを回し電気を起こしています。以下に加圧水型原子炉と今回のトラブルの図を示します。
brog20111207Fig01.gif
 加圧機と原子炉は配管でつながっていますが、「運転パラメータに変化はなく、格納容器内の監視カメラによる当該弁付近や床面の点検で漏えいが認められていないことから」(2)原子炉の水が漏れたわけではありません。
原子炉と加圧機は配管でつながっていますが、加圧機からの水漏れで、原子炉の水位や圧力が下がり、原子炉が空焚きになり、(5)にあるような燃料棒の破損など起こりえません。
 美浜原子力発電所は我が国最初(日本で最も老朽化した)原子力発電所で、軽微なトラブル(たとえば福島で起こったような、燃料棒の破損など(6))はありましたが、これまで安全に運転されてきました。
-―――
 こなな風になってしまいました。

 


―参考にしたサイト様―
(1)美浜発電所2号機の原子炉手動停止について
(2)関電原発2月20日停止、節電開始時は稼動1基
(3)原子力発電所の運営状況について
(4)原子力発電所のしくみ
(5)動画で見る炉心溶融 求められる実態の解明:地球温暖化:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-
(6)美浜発電所 - Wikipedia
  1. 2011/12/07(水) 21:38:56|
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今日(12/6)もまた放射性物質汚染食品が見つかった。

 今日、また放射性セシウムに汚染された見つかりました。一つは、群馬県産の干しシイタケです(1)。暫定基準値をはるかにオーバーした最高2,867(ベクレル/kg) です。もう一つは、メーカーが直接発表した粉ミルク(乳児用)です(2)。メーカーさんの発表をみると、最大30.8ベクレル/kgです。賞味期限が2010年10月分は、メーカーは返品をお願いしているように見えますが、この分を平均すると13~15ベクレル/kgです。(検出検出限界未満を5ベクレル/kgとしているので、これを0~5ベクレル/kgで「猫」が計算するとこの値になります)。まったく心配いならない値です。
 「緊急時における食品の放射能測定マニアル」(3)によると、乳児は一日1kgの食品を摂取するそうです。そのうち600グラムが牛乳みたいです。計算を簡単にするために、6倍に薄めるとすると100g(0.1kg)
の粉ミルクを使います。また1ベクレルの吸収すると、0.000021mSvの被ばくするそうです。1年間、このミルクを飲み続けるしても
 0.000021×15(平均値)×0.1(kg)×365日=0.0007665mSv=0.77μSvです。
です。福島市役所の今日(12/6)の午前の福島市役所の放射線量率は、1.19μSv/hです(4)。46分間福島市役所にいたら、同じ量の被ばくをしまます。
 もし、粉ミルクの放射性セシウムが気になるなら、子供同伴で福島市役所にはいかないでください。


―参考にしたサイト様―
(1)食品中の放射性物質の検査結果について(第264報)|報道発表資料|厚生労働省
(2)「明治ステップ(850g缶)」のお取り替えに関するお詫びとお知らせ
(3)緊急時における食品の放射能測定マニアル
(4)http://www.pref.fukushima.jp/j/zenken275.pdf
  1. 2011/12/06(火) 22:53:53|
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新しい原子原子力発電所が今日、日本のすぐそばで完成した!大丈夫?

 今日(12/5)に韓国で新しい原子力発電所が動き出したそうです(1)。でも、大丈夫か心配になりました。韓国は、お隣の国で、近いところ(対馬の北部とプサン)だったら100kmを切っていると思います。東京と熱海程度の距離でしょうか?そこで、韓国の原子力発電所がどこにあるか調べてみました。
borg20111205fig1.gif

図 韓国の原子力発電所所在地

 全部で4か所あり、そのうち3箇所が日本海側です。しかも、古里原子力発電所は対馬から100kmもないような位置にりました。なにかあれば日本も無事では済まないと思います。だったら安全かなと思い、googleで、古里原子力発電所の航空写真を見てみました。
 
prog20111205fig2.jpg

図 古里原子力発電所航空写真(Googleより)

びっくりしました。日本の原子力発電所と比較して、
①原子炉格納容器がむき出しです。
②海に対する港ような堤防がありません。
③排気塔がありません。
ずいぶんシンプルなつくりです。
原子力発電所や航空機にはフェールセーフと概念があります。分かりやすいのは飛行機のエンジンです。エンジンが一つの中・大型飛行機はありません。エンジンが止まったら、飛行機は失速して落っこちます。そこで、エンジンを複数つけて、一つが止まっても残りのエンジンで飛べる設計になっているみたいだす。それと同じで、日本の原子力発電所も多重の防護がありると思います(でも、福島では全部一緒に壊れましたが・・・)
 古里原子力では
「古里(コリ)原子力発電所2号が<中略>中断した。 <中略>送電線路<中略>に農作業用ビニールがくっついて<中略>送電線路3線のうちビニールがついた1線の電気の流れに異常が生じ、残り2線と電力の均衡がとれず、原子炉を保護する継電器が作動して発電が中断したと、古里原発側は明らかにした。」
 3系統ある送電線のうち一系統が故障し、発電所が止まったことになります。普通の設計でれば3系統あれば、1系統だけでも残れば、動作が継続できるようにするのがフェールセーフの設計思想です。3系統のうち1系統が止まれアウトなど、とても安全重視の設計とは思えません。
 以下の図と通り原子力発電所は、1機当たりなおすと3000年の稼働で1回の大事故を起こしています(4)。

原子力発電所の累計稼働年数と事故数

図 原子力発電所の累積稼働年数と事故
福島の事故はちょうど1,5000年目で累積5機の事故でした。2020年頃には1,8000年目を迎えます。次の事故が起こるころです。それが、韓国の原子力発電所でない保障はありません。
 もし韓国の原発で事故が起こったら・・・、日本も大変なことになると思います。


―参考にさせて頂いたURL-
(1)韓国原子力安全委員会、原発2基の新設を許可
(2)韓国の原子力発電所 - Wikipedia
(3)古里原発2号機ストップの原因は…“ビニール”
(4)原子力発電所を考える(「猫」のHP)
  1. 2011/12/05(月) 21:45:26|
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福島市の放射線(線量率)が上がった

福島県は、県内各地の空間放射線量率を公表しています(1)。そこで、福島市の11月までの空間放射線率の平均値を計算してみました。
 8月 1.059 μSv/h
 9月 0.965 μSv/h
10月 0.962 μSv/h
11月 0.983 μSv/h

驚いたことに、10月より11月が高くなっています。放射性物質は、時間がたつと放射線を出す能力が衰えていきます。半減期(放射線を出す能力が半分になる時間)から計算すれば0.02μSv/h程度は下がる計算です(計算方法は別の機会に書きたいと思います)。でも10月0.962μSv/h,11月は0.983μSv/hと逆に0.02μSv/h増えています。何があったのだろうと、福島市の10月末からの空間放射線線量率の変化を調べていました。

福島市の空間線量率の推移(10月末から)

 図 福島市の10月末より空間線量率推移

10月31日に突然跳ね上がり、そのままの状態が続いています。10月31日になにがあったか知りたくなり、10月31日の変化を調べてみました。

図 福島市の10月31日の空間放射線線量率の推移

図 10月31日の福島市の空間放射線量率の推移

8時から11時にかけて急に上がっています。福島第一原子力発電所は、福島市の南東の方角にあります。そこで、10月31日の8時から11時までの風向きと風速の気象庁のデータ(2)を調べてみました。
10月31日 
午前 8時 東南東の風1.1m/s
午前 9時 南の風  1.4m/s
午前10時 南南東の風3.7m/s
午前11時 南の風  2.2m/s
福島第一原子力発電所の方から風が吹いていました。この日、福島第一原子力発電所に何があったか知りません。でも、風に乗って放射性物質が流れてきて空間放射線量が増えたとしか「猫」には思いえません。
今(12月4日21時)に福島第一原子力発電所で水漏れがあり、放射性物質が漏れ出たとニュースをテレビで見いました。

―参考にさせて頂いたURL―
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 環境放射能測定結果・検査結果関連情報
(2)気象庁 | 過去の気象データ検索
  1. 2011/12/04(日) 20:12:30|
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