めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月)―今年も福島県産米からセシウム―

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。8月週中の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。7月(3)に続き先週に続きしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
  ①検査数7,035件中70件の基準値超え(全体の1%)
  ②平均は、1キログラム当たり11ベクレル、最大20,000ベクレル(福島県産イノシシ)。
  ③基準超の食品が宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉
で見つかっています。
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   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(4)を参照
   ※3 野生動物:イノシシ、クマ等
   ※4 海の魚:海で取れる魚(アイナメ、ウスメバル、エゾアイナメ、カサゴ、キツネメ

バル、コモンカスベ、シロメバル、ヒラメ、マコガレイ等)
   ※5 淡水魚:川や湖沼で取れる魚(イワナ、ウナギ、ヤマメ等)
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2013年8月)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.今年も福島県産米からセシウム
  福島県でも2013年度産米の収穫が始まり(6)、これに伴いあやしげなお米の「全袋検査」も開始しました(7)。福島市産のお米も検査されましたが、8月28日時点で全体の13%以上から放射性セシウムが見つかっています。
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   ※(7)より作成
 図―2 福島市産米全袋検査結果

 今年も福島県からは放射性セシウム入りのお米が出荷されるみたいです。


2.汚染食品を流失させても何もしない茨城県
 8月22日に流通している茨城県産シイタケから基準値を超える1キログラム当たり110ベクレルの放射性セシウムが見つかりました(8)。追加の検査をして汚染源を突き止め出荷制限をするはずです。でも茨城県が検査を始めたのが8日後の8月30日でした(1)。しかも検査はたった2件です。当然ながら汚染源を特定されず今も市場への出荷がづづいています。恐ろしいことに茨城県常陸大宮市産シイタケは今も放射性セシウム濃度が上がり続けている気がします。
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 ※(1)を集計
 図―3 茨城県常陸大宮市産シイタケの放射性セシウム濃度 


3.消費地とは違う福島県の桃の検査結果
 8月も終わりなので、桃のシーズンもそろそろ終わりだと思います。そこで福島県の桃の精密検査結果について纏めてみました。
  ①福島県の検査結果
    検査数 103 うちセシウムを検出 8
    平均 1キログラム当たり 0.3ベクレル
  ②福島以外の検査結果
    検査数 4 うちセシウムを検出 3
    平均  1キログラム当たり 1.1ベクレル
 福島県の検査では、放射性セシウムが見つかるのは13個に1個ですが、福島以外の検査では4個中3個から放射性セシウムが見つかっています。こんなことが偶然に起こる確率を(=^・^=)なりに計算したら0.004%でした。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(9)による。
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 福島県では
 「緊急時環境放射線モニタリングにより、出荷前に農林水産物の放射性物質を検査し、基準値を下回っていることを確認しております。」
と言っていますが(10)、福島県以外の検査と検査結果が合わないようでは(=^・^=)は福島県の検査そのものを信用できません。

<余談>
 ①市場から放射性セシウム汚染食品が見つかったのに殆どなにもしない産地
 ②福島原発事故から2年半近くたっても未だ上昇する食品中の放射性セシウム濃度
 ③消費地の検査結果と合わない産地の検査
食品中の放射性セシウムの検査を見ていると(=^・^=)は危険を感じ不安になります。結局、怪しげな産地は避けるしかないような気がします。これは風評被害でなく、正当な自己防衛だと(=^・^=)は思います。

―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)福島県ホームページ - 組織別 - 公表日ごとのモニタリング検査結果
(3)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月)―福島県の夏きゅうりは大丈夫?―
(4)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(5)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(6)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月4週) -基準超えの茨城産シイタケがマーケットに流出
(7)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(8)食品中の放射性物質の検査結果について(第711報)
(9)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(10)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2013/08/31(土) 20:41:46|
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トラブルいっぱい!福島原発(8月5週)―陸へも放射性物質漏れ-

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、今週(8月24日から29日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.下請けさんが汚水を浴びる?
 8月28日午前10時35分頃、汚水漏れを起こしたタンクの水を移送する作業をしていた下請けさんの頭部、顔面および胸部に放射性物質が着いているのが見つかりました(2)。汚水でも浴びたんせしょうか?

2.陸へも放射性物質もれ
 双葉町のモニタリングポスト(放射線量観測点)で8月19日に計測した空間線量が、午前8時の毎時1.09マイクロシーベルトから午後1時50分には毎時1.19マイクロシーベルトに上昇しましたが、当時雨は降っていなかった。原発方向から毎秒1~2メートルの風も吹いてました(4)。また、当日は福島原発内でダストモニタ(空気中の放射性物質を測る機械)から警報も出ています(1)。
 これについて福島県は8gつ27日、当時の気象条件から「(放射性セシウムの)放出源は福島第1原発」との推定を発表したそうです。
 福島原発では海への高い濃度の放射性物質を含む汚水もれが継続中ですが、海ばかりでなく陸への放射性物質漏れも起こったみたいです。

3.汚水漏れに1ヶ月以上気づかず
 福島第一原発の汚水タンクから高濃度(1リットル当たり8000万ベクレル)の放射性セシウムの汚水漏れが8月19日にはっかくしましたが(5)、8月27日にパトロールの東電社員様の放射線量が7月初めより、時々ですが異常な値を示していることが分かったとしています。
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 ※東京電力の発表(5)より作成
 図―1 汚水タンクパトロール員(東電社員様)のパトロール毎の被ばく線量(ベータ線)

 そのため7月にはタンクからの汚水漏れが始まっている可能性を示しました。だとすると汚水漏れがみつかって1ヶ月以上も気づかなったことになります。

4.ころころ変わるタンクのリプレース
 福島第一原発で汚水漏れを起したタンクは何枚かの鉄板をつなぎ合わせてつくったものです。鉄板と鉄板の間にパッキンをいれボルトで締めて汚水が出ないようにしています(5)。
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※東京電力の発表(5)(6)より引用
 図―2 汚水漏れを起したタンクの鉄板と鉄板のつなぎ目

 このタイプのタンクは汚染漏れが発覚する以前から、東電の下請けさんなどは恐れていました。原子力規制庁が5月23日に下請けさんからおこなったヒヤリングに
「溶接ではないボルト式のタンクがあり、いつまで持つか不安を持っている」なんて記述があります(7)。この情報は東京電力に伝わっていないはずがありません。でもリプレースはできなかったと思います。実際、8月27日の特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループでは(8)ではリプレースを求めていません。
 でも福島県のマスコミの報道によると、東京電力の石崎芳行副社長(福島復興本社代表)は8月29日、県庁で記者会見し、汚染水漏れが確認されたボルト型タンクについて「できるだけ早く替えたい」との考えを示したそうです(9)。本当にできるならいいですが、「できるだけ早く」は「遠い未来」になると思いますが、これって騙してませんかね。

5.今度は水位計が故障
 福島第一原発の海岸では地下水を測っています。そのうちNo1-4の井戸の水位が突然あがり、地表すれすれになる現象がでています。
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 データを見ていると地上すれすれまで水位が上昇し今にも汚水が地面から吹き出しそうです。これまで東京電力は会見(10)で地盤を薬液で固め汚水もれを防ぐ工事の影響としていましたが、突然に
 地盤を固める薬液で井戸が埋まってしまい、No1-4の水位が正確に測れなくなった
と見解を変えました。以下に薬液で一杯になったNo1-4井戸を示します。
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 ※特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ(8)の8月30日付資料
 図ー4 工事用の薬液が溢れそうになったNo1-4井戸

以下に工事個所とNo1-4井戸の位置を示しますが、目分量ですが10mは離れているような気がします。
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 ※特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ(8)の8月30日付資料
 図―5 工事個所とNo1-4位置の位置

 10mも先に薬液が漏れ出すなんて、福島第一原発の地下はスカスカですかね。

7.いまだ汚水漏れの原因は分からず
 7月22日に東電が福島第一原発からの汚水漏れを認め、8月20日に300トンの汚水漏れがみつかったのですが(8)、今日(8月30日)に原子力規制委員会が開かれましたが、原因の説明はありませんでした。原因が分からなければ効果的な対策もとれないので、再発すると思います。

<余談>
 政府や東京電力はいろいろな対策を打ち出しています。地下水バイパスとか(11)、「多核種除去設備(ALPS)」の増設とかですが(12)、問題がないと言えないと思います。8月30日の東京電力の会見(10)で「現場の人は目の前の仕事の処理に追われている」と発言がありました。これが福島第一原発の実態!

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(8月4週)―原子力規制委、東電に怒る-
(2)東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について|東京電力 平成25年8月28日
(3)河北新報 内外のニュース/大気中のセシウム濃度一時上昇 福島県「放出源は原発」
(4)双葉の放射線量上昇、放出源は福島第1原発か(福島民友ニュース)
(5)2013年8月27日(汚染水対策検討WG第4回資料)H4タンクエリアにおける汚染水の漏えいについて(PDF 4.61MB)
(6)東京電力 写真・動画集| H4タンクエリアにおける漏えいに関する調査状況について
(7)協力企業責任者との意見交換会について
(8)特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ|会議|原子力規制委員会
(9)「タンク早く替えたい」 東電石崎副社長が汚染水問題で認識 | 県内ニュース | 福島民報
(10)映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
(11)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス計画を福島の漁師さんが事実上容認-でもうまくいくの?
(12)めげ猫「タマ」の日記 国責任でALPS増設 経産相ーでも何処に作るの?
  1. 2013/08/30(金) 21:18:10|
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国責任でALPS増設 経産相ーでも何処に作るの?

 東京電力福島第一原発の汚染水流出問題を受け、茂木敏充経済産業相は28日、くみ上げた汚染水から約60種の放射性物質を取り除くことができる「多核種除去設備(ALPS)」の増設を国の責任で進める考えを明らかにしたそうです(1)。でも何処につくりのでしょうか?福島第一原発の敷地はいっぱいです。現有の「多核種除去設備(ALPS)」ですら、駐車場をつぶして作っています。
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 ※(2)を抜粋
 図―1 敷地が一杯の福島第一原発

 福島第一原発では毎日400トン程度の汚水が増えていますが(3)、汚水を処理したあとタンクに保管しています(4)。
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 ※(3)(4)より作成
 図―2 福島第一原発の汚水処理ブロック図

この中で最も危険なののが、「濃色塩水」だと思います。この水は原子炉からくみ揚げた汚水から「淡水」を取り出したあとの「カス」です。1リットル当たり1億ベクレルの放射性物質を含んでいます(5)。
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 ※(5)などのを元に作成
 図―3 濃縮塩水の放射性物質濃度の推移

 福島第一原発内に保管されている汚水では「濃縮塩水」が大部分です。
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 ※(4)を元に作成
 図―4 福島第一原発に保管されている種類別汚染水

 「多核種除去設備(ALPS)」はトリチウム(放射性の水素:概ねトリチウム水として存在)を除くことはできませんが、たの放射性物質は水とカスに分離できます。「多核種除去設備(ALPS)」を増設し処理を進めると汚水の放射性物質濃度が低下するので、今後もあるであろう汚水漏れのリスクを下げることができいます。
 そのためでしょうか?茂木敏充経済産業相は8月28日、くみ上げた汚染水から約60種の放射性物質を取り除くことができる「多核種除去設備(ALPS)」の増設を国の責任で進める考えを明らかにした(1)と思います。
 でも(=^・^=)は大臣の苦し紛れの無責任な発言だと思います。図―1に示すとおり、福島第一原発の敷地は汚水タンクや放射性物質に汚染された瓦礫でいっぱいです。このたとタンクも増設もするみたですし、核燃料を取り出せ(7)ば保管場所も用意しておく必要があります。
 「多核種除去設備(ALPS)」はすでに福島第一原発内に設置されていますが、GooleMapでみると元々は駐車場として使われていました。
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 (a)「多核種除去設備(ALPS)」の位置        (b)従前の状態
 ※(2)とGoogle mapで作成
 図―5 「多核種除去設備(ALPS)」の設置位置と従前の状態

 福島第一原発の復旧作業に向かには「車」しか手段がないと思います。福島第一原発の始末には多くの人手が必要ですので、駐車場は絶対に必要な設備ですが、潰されてしまいました。それだけ土地がたりないと思います。

<余談>
 福島原発事故直後に今年度(2013年度)までに完了する計画でしたが、安倍出戻り内閣はギブアップみたいです(9)。「多核種除去設備(ALPS)」の増設もリップサービスだったりして。報道を見る限り「予備費」を使う(1)以外は、具体的な案はないような気がします。


-参考にしたサイト様および引用した過去の記事-
(1)国責任でALPS増設 経産相、来月解決策を公表 第一原発汚染水対策 | 県内ニュース | 福島民報
(2)【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(2.30MB)
(3)クローズアップ2013:汚染水対策、赤信号 「最後のとりで」地上タンク漏れ 「経営最大の危機」- 毎日jp(毎日新聞)
(4)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第114報)|東京電力
(5)水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 56.7KB)
(6)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道?-福島第一原発の新装置は放射性物質が除去できる。-
(7)福島第一原子力発電所1~4号機の廃炉措置等に向けた中長期ロードマップ|東京電力
(8)「森林除染」範囲拡大へ 除染、がれき計画は遅延(福島民友ニュース)
  1. 2013/08/29(木) 22:41:22|
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地下水バイパス計画を福島の漁師さんが事実上容認-でもうまくいくの?

 福島県いわき市の漁師さんが福島第一原発で東電が計画している地下水バイパス計画について「反対だがやむなし」判断し(1)、事実上の容認しました。でも(=^・^=)はうまくいくか心配です。
 ①地盤沈下で近くの貯水タンク壊れないか?
 ②相次ぐ汚水漏れで地下水が汚染されいいないか?
 ③運用を開始して東電に分析する能力があるのか?
です。
 福島第一原子力発電所の原子炉建屋には地下水が流れ込んでいます。その地下水はメルトダウンを起こした核燃料からの放射性物質で汚染され汚水になってしまいます。ほっておくと海に溢れ出すので、汲み上げていますが、汲み上げた汚水の行き場なく福島第一原発内のタンクに保管しています(2)。その汚染水が増え続けて、43万㎥近くになっていいます(3)。
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 ※東京電力の発表(3)等を元に作成
 図―1 増え続ける福島第一原発内の汚染水

東京電力は原子炉建屋への地下水の侵入を防止する為に、事前に地下水をくみ上げてしまうことを計画しています。これを地下水バイパスと言っています(3)。
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  ※(3)を引用。
 図―2 地下水バイパスの概要

ただ汲み上げた水は保管できないので、海に流す予定にしています。東京電力は福島県の漁師さんを対象に説明が開いていますが、報道を見る限り、出席した漁師の方が「漁業者が納得しても、消費者の理解は得られないのでは」とコメントしたり、説明会に出席した東京電力の常務さん「今後も丁寧な説明を尽くしたい」コメントするなど、不調みたいです。このまま行けばどんどん汚水は増えていきます(3)。
 2013年8月20日、東電は福島第一原発から300トンの高い濃度で放射性物質を含む汚水が洩れたと発表しました(4)。28日の原子力規制委の会合で「「レベル3」(重大な異常事象)」の事故に認定されました(5)。たまりかねた福島県漁業協同組合連合会の野崎哲会長は8月20日、
 「汚染水の流出を止めるという漁業者の要求実現の一助になる」
とし、放射性物質に汚染される前の地下水を海に流すことを容認する意向を明らかにしました(6)。そして今日(8月28日)に、福島県いわき市漁協はきょう、臨時の理事会を開き、原則「反対」の立場は崩さないものの、国の責任で放流するのは「やむを得ない」との考えをまとめました(1)。事実上の容認です。あとは相馬双葉漁協の了解があれば東京電力による地下水バイパスの運転が再開できます。
 
 不安1. 地下水をくみ上げると地盤沈下が起こる
 地下水をくみ上げると地盤沈下を起こすことがしられています(7)。
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 ※(7)を引用
 図―3 地下水を汲み上げで地盤沈下をお越し倒壊するタンクの模式図

 東京電力は地下水バイパスでどれだけ水位が下がるか発表しています(8)。以下に結果を示します。
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 ※(8)とGoogle mapで作成
 図―4 地下水バイパスによる地下水位の低下

 東電の発表はなぜか汚水タンクの前で急にやめていめていますが、汚水タンクのすぐ傍で2~3mの地下水水位の低下があります。タンクの真下の地下水位も相当な低下するとので、相当な地盤沈下が起こると思います。福島第一原発ではダンクの重みで地盤沈下が起こり、コンクリートにひび割れが起こっています(10)。
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 ※(9)より引用
 図―5 地盤沈下を起こしひび割れが起きた汚水下のコンクリート

 (=^・^=)は地下水バイパスが稼働したら、汚水タンクの地下水位が低下して地盤沈下してタンクがやばくなったりして(=^・^=)は心配です。

心配2. 汚水漏れで汚染されてないの
 今年(2013年)4月から地下水バイパスの食い上げ井戸の山側の地下貯水槽や汚水タンクから汚水漏れが発覚しています(10)。
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 ※(4)、(11)とGoogleMapから作成
 図-6 汚水漏れを起こした汚水タンクと貯水槽位置と地下水バイパスの井戸の位置

でも東京電力の発表をみると、地下水バイパス用の井戸からくみ上げ井戸の放射性物質測定結果は汚水漏れが発覚する2013年4月以前の物しかありません。
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 ※(12)より抜粋
 図ー7 福島第一原発の地下水バイパス井戸水の放射性物質測定結果
 
 汚水漏れが起こった後の検査結果がありません。再測定しない限り汚染されていないとは言えないと思います。

心配3. 検査できるの?
 東京電力は汚水漏れ後の地下水バイパスの検査結果を(=^・^=)は知りません。でも大事な課題だと思います。汚水漏れがいっぱい起こり検査が必要がましました。どれも緊急です。地下水バイパスが動き出したとして、検査が継続できるか(=^・^=)には不安があります。


-参考にしたサイト様-
(1)福島中央テレビ [FCTニュース]
(2)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(5月5週)―今週も油漏れ-
(3)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第114報)|東京電力
(4)2013年8月20日福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報)(再訂正版) (PDF 771KB
(5)朝日新聞デジタル:福島第一の汚染水漏れ、「レベル3」に 規制委 - 社会
(6)地下水の海洋放出、福島県漁連会長は容認 :日本経済新聞
(7)地盤沈下 - Wikipedia
(8)【資料2】汚染水問題に関する各対策の実施状況(1.27MB)PDF
(9)2013年8月24日 H4タンクエリアにおける漏えいに関する調査状況について
(10)めげ猫「タマ」の日記 東電が説明すると操業中止を決める、福島県の漁師さん
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発、貯水槽汚染水漏れ―漏れたストロンチウム90は広島原爆の5%―
(12)2013年8月20日
(いわき市漁協説明会資料)汚染水の現状と現在の対策について(PDF 625KB)PDF

  1. 2013/08/28(水) 23:40:28|
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福島第一原発汚染水漏れ暫定対策決定-でも大丈夫?

 今日(8月27日)に原子力規制委員会で「第4回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ」なるものが開かれ、福島第一原発の汚水タンクから汚水が300トン漏れだした問題について幾つかの暫定対策がきまりました(1)(2)。でも(=^・^=)は心配です。今年(2013年)の4月から福島第一原発は大トラブルの連続です。その度に対策を打ちましたが、必ず弊害が生じています。

 ①2013年4月8日に地下貯水槽から汚水漏れが見つかり、あわてて地下貯水槽のあった汚水を福島第一原発の敷地境界に近いエリアにタンクを新設し移しました(3)(4)(5)。そしたら、汚水からの放射線が高く過ぎて敷地の外にまで漏れてしまいました(6)。
 ②2013年6月19日に海に近い井戸水で高濃度放射性物質が見つかり(3)、あわてて海側に遮水壁をつくりました。しかし汚水の流れが止まらず地下水位がどんどん上昇し、ついには地下水位が遮水壁より高くなり、遮水壁が意味をなさなくなりました。
 ③そこで汚水を汲み上げを2013年8月9日から開始しました(7)。そのためでしょうか。汚水の発生量が東電想定の日量400トンから600トンに増えてしまいました(8)。
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 ※(8)を引用
 図―1 福島第一原発の週当たりの汚水増加量と東電想定量

東京電力は問題点は事前に分かっていたような気がします。でも対策をとると別の問題がでるので対策を小出しにかできなかったと思います。東京電力には福島のマスコミを中心に批判する報道が流れています(3)が、(=^・^=)はある意味東京電力の判断は正しかったと思います。
 8月19日に発覚した福島第一原発の汚水漏れについて幾つか対策がきまりました。
  ・パトロールの強化
  ・放射性物質のサンプリングの充実
  ・タンクのまわりにもうけれた堰の弁は占めて運用する
などです(1)(2)。でも東京電力はタンクの危険性は従前から認識していたはずです。原子力規制庁が5月23日に下請けさんからおこなったヒヤリングに
「溶接ではないボルト式のタンクがあり、いつまで持つか不安を持っている」なんて記述があります(9)。この情報は東京電力に伝わっていないはずがありません。東京電力の8月26日の会見を聞いていたら
 「(汚水漏れを起したのににも係らず)タンクを作ってくれた下請けさんに感謝している」
旨の発言がありました(10)。暗にタンクからの汚水漏れの責任は東電に全てあり下請けさんにミスはないと言っているような気がしました。それでも東京電力は対策をとりませんでした。正確には取れなかったと思います。そんなことしたら別の問題が発生するからです。たとえば「放射性物質のサンプリングの充実」ですが、福島第一原発施設内にある放射性物質の分析施設には限りがあります(2)。タンクからの汚水漏れの分析を優先すれば、他がおろそかになります。他に異常があっても気づく時間が遅くなります。他の場所で分析すればいいと意見もありますが、それでは時間がかかりトラブルが見つかった時にはしでに証拠が消えていて十分な対応が取れない危険があると思います。
 今回の暫定対策で別の問題がでないか(=^・^=)は心配です。

<余談>
 8月19日に漏れた汚染水は「濃縮塩水」(原子力規制委はRO水と呼んでました(2))と呼ばれるタイプで、原子炉冷却に使う「真水」を取り除いたカスです(11)。
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 ※(11)(12)を元に作成
 図―2 福島第一原発の水処理系統図と汚水漏れ箇所

それだけにリスクの高い場所です。このような汚水は28万トンも溜まっています(13)。
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 ※(13)等を元に作成
 図―3 増え続ける「濃縮塩水」の量

 この水は次の装置である「多核種除去設備」でより安全な(といいてもトリチウムがいっぱいですが)処理済み水にしすべきとのこと(2)ですが、多核種除去設備の処理能力は毎週3500トン(日量500トン)みたい(2)なので、毎週4200トンづつ増える汚水(図―1参照)には対応できません。当初は毎週2800トンなので(8)で対応できたはずですが・・・


-参考にしたサイト様および引用した過去の記事-
(1)第4回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ|会議|
(2)第4回 汚染水対策検討ワーキ​ンググループ (平成25年8​月27日) - YouTube
(3)めげ猫「タマ」の日記 東電が説明すると操業中止を決める、福島県の漁師さん
(4)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(4月3週)―汚水もれは継続中?-
(5)2013年4月10日社長会見配布資料(PDF 702KB)
(6)[PDF]地下貯水槽からのRO濃縮水移送に伴う タンク類からの直接 ...
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発―地下水汲み上げ開始!1日100トンのはずが24トン
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の汚水は一日600トン―東電想定の50%増し-
(9)協力企業責任者との意見交換会について
(10)映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の「溜り水の処理」について
(12)多核種除去設備 (ALPS)|東京電力
(13)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第113報)|東京電力
  1. 2013/08/27(火) 22:45:11|
  2. -
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福島県の死者数はいまだ10%増―2013年7月末集計

福島県の7月末までの人口動態が福島県のHP(1)にアップされていました。ここで過去1年間の死者数を集計してみました。
 2012年8月~本年7月の死者数は23、586人
ですが、福島第一原発事故前の
 2009年8月―翌7月死者数は21,416人
で10%増えています。
以下に各年7月からの福島県の死者数の推移を示します。
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 ※震災犠牲者は福島県の発表(2)中の直接死および行方不明者を合計
 図―1 福島県の各年8月から1年間の死者数の推移

福島原発事故後に死者数が急に増えて、いまだに収束していない感じです。

<余談>
(=^・^=)は福島には健康問題が起こっているとおもいます。死亡者の増加以外にもの他にも
 ①30代の女性の顕著な出生率の低下(3)
 ②自然流産の増加(4)
 ③葛尾村などの出生性比(女の赤ちゃんに対する男の赤ちゃんの割合)(5)
 ④甲状腺検査で18人の方から「癌」が見つかった(6)
などがあります。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(2)福島県ホームページ - 組織別 - 地震災害情報
(3)めげ猫「タマ」の日記 福島では卵子の老化が加速する!
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島県の自然死産率が25%増
(5)めげ猫「タマ」の日記 7月も女の子しか生まれない・福島県葛尾村
(6)めげ猫「タマ」の日記 福島県の甲状腺癌は18人に―原発事故との関連は否定、本当?
  1. 2013/08/26(月) 21:44:34|
  2. -
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トラブルいっぱい!福島原発(8月4週)―原子力規制委、東電に怒る-

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、今週(8月17日から8月23日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.掘削機が壊れた
 7月22日に福島第一原発からの海への汚水漏れを発表(2)してから1ヶ月がたちました。東京電力は対策として海側に遮水壁をつくったのですが、地下水位が遮水壁の高さ(地下1.8m)(3)を超えてしまい、海への汚水漏れを防ぐことができませんでした(4)。
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 ※(5)より引用
 図―1 福島第一原発地下の水の状況((=^・^=)の想像を含む)
 
 そこで東京電力は地下水を汲み上げ、地下水位を下げる工事をしています(5)。ところが、8月15日午前11時35分、1・2号機タービン建屋東側に設置したウェルポイント(バキュームによる強制的な揚水設備)の1箇所(最終的に28箇所設置予定)から地下水をくみ上げ用の井戸の工事をしていたら、8月17日に掘削機器が固い岩盤にあったて壊れてしまい工事が中断してしまいました(6)。

2.ダストモニタから警報
 8月19日の午前に、福島第一原発で、放射能の濃度が高いことを示す警報が鳴りました。下請けさん2人に放射性物質の付着が確認されています。警報が鳴ったのは、敷地の放射能の濃度を連続して測定している「ダストモニター」1台で、8月19日午前10時過ぎ、「放射能濃度が高い」ことを示したということです(7)(8)。
 10日前の8月12日にも同じような事があり、東電社員様10名に放射性物質がくっついています。(=^・^=)にはもっと気になることがあります。同じ8月19日に東京電力福島第1原発から北北西約3キロ地点の双葉町内に設置したモニタリングポストで空間放射線量値が1時間当たり0.09マイクロシーベルト、一時的に上昇したそうです。風向きは原発方向から毎秒1.3メートルです(9)。海だけでなく陸にも放射性物質漏れが再発していたりして・・・。すくなくと会津地方が福島島第一原発の風下になったとき、放射線量が急上昇しています(10)。
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(a)放射線量                        (b)会津田島と会津若松の位置と風向き
 ※(10)を加筆修正
 図―1 南会津町田島、会津若松の放射線量と福島第一原発付近の風向き
 
3.タンクからもレベル3の水漏れ
8月19日に福島第一原発で汚水を保管してあるタンクから汚水漏れが見つかりました。漏れた汚水は
 1リットル当たり8000万ベクレル
の放射性物質を含み
 漏れた量は確認されただけで305トン
で、しかも1ヶ月前から漏れていなのに気付かなかったみたいです(11)(12)。原子力規制庁はレベル4の事故と認定したそうです。S/C(サプレッションンチェンバー:圧力抑制室)の温度が100℃を超え、原子力災害対策特別措置法に基づく緊急通報(いわゆる15条通報)が行なわれ原子力緊急事態宣言が発令された福島第二原発事故と同じレベルです(13)。
以下に汚水漏れの様子を示します。
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 (a)原子力規制庁撮影          (b)東京電力撮影
 ※(12)より引用
 図―2 福島第一原発のタンクから漏れた水
(=^・^=)の見る限り、原子力規制庁の方の写真に比べ東電の写真は写っている水の量が少ないように見えます。まさかと思いますが、東電が漏れた汚水が少なく見えるように撮影はしてないですよね!
 以下に漏れた汚水の種類をしめします。
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 ※(14)に加筆
 ※「多核種除去装置」があるが現在は停止中である(15)ので記載せず
 図―3 福島第一原発の汚水処理システムと水漏れ箇所

 東京電力は原子炉建屋やタービン建屋に入り汚水になる前の地下水を事前に汲み上げ、海に流し汚水の発生量を防止する地下水バイパスを計画していますが(16)、福島の漁師さんの了解が得られず実施できないでいます(17)。以下に漏れたタンクの位置を示します。
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※(11)(12)(16)
図―4 汚水漏れのタンク位置と汚水が流れた「跡」

 直ぐに東側に地下水バイパス用の汲み上げ井戸があります。汚水はその方向に流れています。(=^・^=)は井戸の当たりの地下水が汚染されているのではないかと思います。でも東京電力は地下水バイパス用の井戸の汚水漏れ発覚後には発表していません。地下水バイパス計画は頓挫するとおもいますが、地下水バイパス計画以外に確実性のある計画はないと(=^・^=)は思います。
今回の汚水漏れ東京電力は当初は海への汚水漏れを否定していました(18)。でもその後の会見では、海に(しかも外洋に)直接漏れた可能性を認めています(19)。での調査が進んだら可能性がでるのはおかしいと(=^・^=)は思います。普通なら色々な可能性を想定し、調査が進むにつれ可能性を絞り込んでいくのが普通の調査方法だと思います。東電は調査が進むと可能性がでてくるなんてなんか嘘をついている気がしてなりません。
 もっと心配なのは、今の検査体制ではお魚の汚染を見つけることはできません。厚生労働省はセシウムを検査していれば大丈夫としており、食品ではセシウム以外の基準がありませんし(20)、セシウム以外の検査は殆どありません(21)。でも漏れた汚水の放射性物質濃度は
 放射性セシウム以外の放射性物質 1リットル当たり8000万ベクレル
 放射性セシウム(134と137)1リットル当たり  15万ベクレル
で、放射性セシウムの量は全体量にたいし僅か0.18%です。いくら放射性セシウムを検査してもお魚の安全性は担保されないと思います。
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 ※(22)を引用
 図―5 福島原発沖の海流

 福島原発近くの海流は北から南に流れています。以下に北茨城市沖と宮城県南部(仙台湾より南)のマコガレイの放射性セシウム濃度の推移を示します。
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 ※(21)を集計
 図―6 北茨城市と宮城県南部(仙台湾より南)のマコガレイの放射性セシウム濃度推移

 北茨城市沖では2011年9月には既にピークに達してますが、宮城県南部では翌12年4月にピークがありました。

4.他のタンクからも汚水漏れ
 福島第一原発には汚水漏れを起こした同型タンクが他にもたくさんあります。東京電力は今回のタンクの汚水漏れを受けて他のタンクも点検したら、H-3のNo4とNo10の周辺から高い放射線量(No4で100mSv/h、No10で90mSv/h)が見つかりこの辺りのタンクからも汚水漏れを起こしている可能性がでてきました(23)。

5.遮水壁外側の地下水位は下がらず
 東京電力は福島第一原発の海側に作った遮水壁の効果や地下水汲み上げの効果を見る為に地下水観測用の井戸を掘っています。地下水位が上がったので8月19日から井戸水を汲み上げています。遮水壁より陸側の井戸(No1、1-3,1-8)の水位は下がっているのですが、外側の井戸(No1-9)の水位が下がっていません。
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図ー7 福島第一原発海側の地下水水位

 遮水壁が効果を発揮し、汚水が流れ込まなくなれば、遮水壁より海側の地下水は流れる一方なので水位が下がるはずですがその様子がありません。横から回り込んで海に漏れている可能性が否定できないと思います。以下に各井戸の位置を示します。
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 ※(23)とGoogle Mapで作成
 図―9 遮水壁を周辺の井戸の位置

6.原子力規制委員会を怒らす
 8月23日にトラブルが続きの福島第一原発に原子力規制委委員会のメンバーが調査にはいりました(24)(25)。そしたら
 ①高濃度の汚染水を貯蔵している施設にしては、漏えいを前提とした対策を取っていたとは考えにくい
 ②日常の点検記録が残されていない
などのことがあり
 「ずさんであったと言わざるを得ない」
といわれてしまいました。心のなかでは「マーライオン」と叫んでいたりして(26)。
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 ※(25)をキャプチャー
 図―10 東電に怒っている原子力規制委員会委員

7.規制庁の指示に従わず汚水漏れを拡大した東京電力
 福島のローカルテレビ局FTVの報道によると、福島第一原発の汚水漏れで、福島第一原発の保安検査官が、汚水漏れを起こしたタンクに設けられている「弁」閉めるように再三要請したにも関わらず、作業員が足りないことなどを理由に実施しなかったそうです(27)。
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※(27)をキャプチャー
 図―11 規制庁の指示に従わず東京電力が「弁」を占めなったと報道するFTV

 東京電力の会見を聞いていると(28)、汚水漏れを起こしたタンクのまわりには汚水が漏れても汚水が外に流れるのを防ぐ堰が設けられています。ただ、雨が降ったりすると汚水漏れがなくても堰の内側に雨水がたまるので、雨水を外に流す「弁」が付いています。
brg130825m.jpg「弁」部拡大brg130825n.jpg
 ※東京電力のデータ(29)による。
 図―12 汚水漏れを起こしたタンクの周りの「堰」と「弁」

ただし、雨水が堰の内側に溜まると汚水が漏れてもわからなくなるので、通常は弁を空けたままにし、雨水が外に漏れる運用をしていました(27)(28)。これに対し、汚水漏れが発生したら流出が防げなくなることを心配した原子力規制庁の職員さんは、東京電力に「弁」を閉にするよう要請したのですが、東京電力は「(弁を閉める)作業員が足りない」として拒否したそうです。東京電力の説明では1日2回もパトロールしてるそうです(28)。パトロールを1回カットして弁を閉める作業すれば十分にできたような気が(=^・^=)はします。そしたら汚水が外に出ることもなく、今ほど重大事態にはならなかったと思います。この報道はFTVだけでみたのですが、その後に東京電力は「旧原子力安全・保安院の承認を受けていた」と説明している(30)ので事実だと思います。
 東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を目論んでいます。でも事故ったら福島の比ではありません(31)。規制当局の指示を無視する東京電力に原発を運転する資格はないと思います。

<余談>
 東京電力は8月24日に臨時会見を開き(28)、8月19日に見つかった汚水漏れの原因は、汚水漏れを起こしたタンクは元々は別の場所で設置したが、そこで地盤沈下が起こり使えなくなったので、今のエリアに移したが地盤沈下で歪が生じそれが原因で水漏れを起こしたとも取れる発表をしました(28)(31)。タンク全体の問題でなく、汚水漏れを起こしたタンクを含むごく一部のタンクの問題であるかのような発表です。それでいいんですかね?NHKは汚染水漏れのタンク 試験で沈み込む(8月24日 19:10更新)」(33)と確り提灯記事(34)を出してしています。
 福島はこの件に大変に怒っているような気がします。福島県には地元紙として福島民報、福島民友と東北のブロック紙の河北新報(35)がありますが、8月22日から23日に掛けて社説はほぼ同じ内容の社説を掲載しました。
 福島民報―「【汚染水対策】「政府主導」はまだか(8月23日)」(36)
 福島民友―「汚染水大量漏えい/首相主導で悪循環断ち切れ(8月23日付)」(37)
 河北新報―「福島原発汚染水/破綻回避へ必死の努力を」(38)
各社が同じ内容の社説を掲載したのは今回の汚水漏れのインパクトが強かったためのと思います。
 東京電力の会見を聞いていると、東京電力が「汚水」を管理するのは無理があります。「国」は東京電力から汚水を引き取り確り管理するべきと思います。このためにはどこかに汚水の保管場所を作る必要がありますが、(=^・^=)の近くに作るのは絶対反対です。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(8月3週)―いまだ続く海への汚水漏れ-
(2)2013年7月22日海側地下水および海水中放射性物質濃度上昇問題の現状と対策(PDF 1.43MB)
(3)福島第1原発:東電、週内にも流出汚染水で地下水くみ上げへ - 毎日jp(毎日新聞)
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の海側地下水は原子炉建屋と繋がっている?
(5)2013年8月15日福島第一原子力発電所 1-2号機取水口間の ウェルポイント(一部)からの地下水汲み上げ開始について(PDF 180KB)
(6)東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について【午後3時現在】平成25年8月18日
(7)東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について【午後4時現在】平成25年8月19日
(8)2013年8月16日福島第一原子力発電所 免震重要棟前における連続ダストモニタ警報の発生、および汚染確認者の発生についての調査状況(PDF 70.4KB)PDF
(9)双葉の線量、一時上昇 0.09マイクロシーベルト上がる(福島民友ニュース)
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から陸への放射性物漏れも再発した?
(11)2013年8月20日福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報)(訂正版) (PDF 770KB)PDF
(12)資料4東京電力株式会社福島第一原子力発電所における汚染水貯留タンクからの漏えいについて(案)【PDF:4.3MB】別ウインドウで開きます
(13)福島第二原子力発電所 - Wikipedia
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の「溜り水の処理」について
(15)福島第1、多核種除去設備1カ月半停止 :日本経済新聞
(16)2013年8月20日(いわき市漁協説明会資料)汚染水対策ならびに地下水バイパスについて(PDF 442KB)PDF
(17)漁業者憤り「信用できぬ」 タンク汚染水漏れ300トン(福島民友ニュース)
(18)漏えい対策急務 同型タンク350基 接合部分劣化の恐れ | 県内ニュース | 福島民報
(19)福島中央テレビ [FCTニュース]
(20)食品中の放射性物質の新たな基準値
(21)報道発表資料 |厚生労働省
(22)日本海洋学会 ? The Oceanographic Society of Japan
(21)2013年8月22日福島第一原子力発電所構内におけるボルト締めタンクの総点検結果について(PDF 428KB)
(22)2013年8月23日福島第一原子力発電所地下水観測孔の地下水位について(PDF 89.2KB)PDF
(23)【資料2】汚染水問題に関する各対策の実施状況(1.27MB)PDF
(24)漏えい対策不備指摘 規制委、第一原発のタンク調査 | 県内ニュース | 福島民報
(25)福島中央テレビ [FCTニュース]
(26)汚染水流出を「マーライオン」 原子力規制委の更田氏、不適切発言で謝罪 - MSN産経ニュース
(27)福島のニュース 福島テレビ(8月23日放送) - YouTube
(28)映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
(29)東京電力 写真・動画集| H4タンクエリアにおける漏えいについて
(30)「旧保安院が開口承認」 排水弁運用で東電が謝罪(福島民友ニュース)
(31)めげ猫「タマ」の日記 リスクが大きすぎる柏崎刈羽原子力発電所再稼働!
(32)2013年8月24日H4タンクエリアにおける漏えいに関する調査状況について(PDF 709KB)
(33)東電福島第一原発ニュース
(34)提灯記事 - Wikipedia
(35)河北新報 - Wikipedia
(36)【汚染水対策】「政府主導」はまだか(8月23日) | 県内ニュース | 福島民報
(37)みんゆうNet -社説・福島民友新聞社-
(38)河北新報 コルネット 社説 福島原発汚染水/破綻回避へ必死の努力を
  1. 2013/08/25(日) 20:36:31|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月4週) -基準超えの茨城産シイタケがマーケットに流出

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。8月4週中の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。7月2週も続き先週に続きしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
  ①検査数1,721件中27件の基準値超え(全体の1.6%)
  ②平均は、1キログラム当たり15.6ベクレル、最大1000ベクレル(栃木県産シカ)。
  ③基準超の食品が福島、茨城、栃木、群馬
で見つかっています。
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   ※牛肉を除く
   ※単位については(4)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2013年8月4週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.基準超えの茨城産シイタケがマーケットに流出―原因は検査をせず放置―
 厚生労働省の発表(5)によると、市場に流通している茨城県産のシイタケから基準値(5)を以上の1kg当たり
   110ベクレルと100ベクレル
の放射性セシウムが見つかりました。以下に茨城県産のシイタケの放射性セシウム濃度の推移を示します。
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  ※(1)を集計
 図―2 茨城県産シイタケ(菌床、施設栽培を除く)の放射性セシウム濃度(Geでの検査分)の推移

 最近は上昇傾向にあります。もっとおどろたのは、2012年4月以降1年4ヶ月以上も茨城県が検査していないことです。さらに以下に茨城県の原木シイタケ(露地栽培)の検査状況を示しますが、現基準施行前は多くの市町村で現基準を超えれるシイタケが見つかっているのに、現基準実施後は全く検査していません。
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 ※(1)を集計
 図―3 茨城県の検査状況
でも茨城県は
 「徹底的に検査を行い安全であることを確認しております。」
と広報しています。
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 図―4 「徹底的に検査を行い安全であることを確認しております。」と広報する茨城県

これって茨城産しいたけだけでしょうか?他県や多品目は大丈夫でしょうか?

2.セシウム汚染の発表を止めた農林水産省
 先週(2013年8月17日)までは、農林水産省は
  http://www.maff.go.jp/noutiku_eikyo/mhlw3.html
  農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)
で、食品の放射性セシウム濃度の検査結果についてまとめて公表していました。今日(2013年8月24日)にアクセスしたら、消えていました。そろそろセシウムのことも忘れたので、知らんぷりなんて思いたくなります。福島県産の桃の売り上げが回復しているそうです(8)。
 (=^・^=)が福島県の発表データを見る限り、放射性物質の高い所の検査を避け、生産量に関係なく放射性物質汚染の低い場所の物を検査しているように見えます(3)(9)。福島第一原発から陸側に新たな放射性物質漏れが起こっている兆候もありますし(10)、避難区域の農業再開にともない新たなセシウム汚染食品が生まれる危険もあると思います(11)。今も放射性物質汚染は続いていると思います。消費者が警戒を怠ると国や産地はそれに便乗し、セシウム汚染食品問題をウヤムヤにすると思います。

3.今年もデタラメナな福島県産米全袋検査が始動
 福島県でも、二本松市渋川で早場米の収穫が始まりました(12)。
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 ※(13)をキャプチャー
 図―4 福島県二本松市渋川での収穫風景

 収穫された米は簡易的な全袋検査に回された結果、「測定下限値は、1キログラムあたり10ベクレルで、結果はすべて国の基準値以下でした。」だそうです。検査はJAみちのく安達杉田駄子内で実施されたそうです(13)(14)。(=^・^=)はきななったので、どんな場所で検査されたか調べてみました。
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 ※(15)をキャプチャーの上、加筆
 図―5 福島県二本松市杉田の農協施設付近

 JAさんの施設のから100mくらいの杉田住民センターの放射線量は1時間当たり0.37マイクロシーベルトです(15)。1キログラム当たり8000ベクレルの放射性セシウムのある場所では1000時間で1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)に相当するそうです(16)。1時間当たり1マイクロシーベルトです。0.37マイクロシーベルトですと、1キログラム当たり約3000ベクレルになります。収穫されたお米は全袋検査に回されますが、そんな環境下で基準値の1グラム当たり100ベクレルを満たす精度で測れるとは(=^・^=)にはとても思えません。
  福島県産米全袋検査は最終的な精度を担保するには精密な検査との比較が必要です。(=^・^=)はずっとこのデータを探しているのですが、福島県のデータを見たことがありません。仕方なく、全袋検査で1キログラム当たり60~75ベクレルの米が精密検査でどの程度の値になる調べれみました(17)。結果は以下の通りです。
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 ※(17)を引用
 図―6 全袋検査で60~75(Bq/kg)と推定される福島県産米の精密検査結果

全袋検査では、1キログラム当たり60~75ベクレルなのに精密検査をすると検出限界以下から基準値(5)の3倍以上の300ベクレルまでばらついています。全袋検査は現行の基準に対し、十分な精度がないと思います。
 東京電力ですら高線量下の測定で放射性物質濃度の測定をミスっています(18)。にわか検査員がミスらずに検査がせきるとは(=^・^=)には思えません。
 福島県のマスコミは農家さんが
「安全が証明された、おいしいコメを多くの人に味わってほしい」
と報じていますが、(=^・^=)には「安全が証明された」とは思えません。

<余談>
 ①一年以上も検査しておらずセシウム汚染食品を流失させたにも関わらず「徹底的に検査を行い安全であることを確認しております。」と広報する産地
 ②危険があるのに情報提供を止めてしまう行政
 ③いい加減な全袋検査を根拠に「安全・安心」を主張する産地
 食品中の放射性セシウムの検査を見ていると(=^・^=)は危険を感じ不安になります。結局、怪しげな産地は避けるしかないような気がします。これは風評被害でなく、正当な自己防衛だと(=^・^=)は思います。


―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)福島県ホームページ - 組織別 - 公表日ごとのモニタリング検査結果
(3)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月3週)―伊達市の検査を避ける福島県?
(4)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(5)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(6)食品中の放射性物質の検査結果について(第711報)
(7)■ 消費者の皆様へ
(8)モモ:福島の売り上げ回復「震災前より忙しい」 - 毎日jp(毎日新聞)
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島県伊達市の農作物は1部しか放射性物質検査されていない?
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から陸への放射性物漏れも再発した?
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島原発・避難区域再編完了―農業再開で、新たなセシウム汚染食品の産地誕生?
(12)「安心」を収穫 二本松で早場米刈り取り | 県内ニュース | 福島民報
(13)福島中央テレビ [FCTニュース]
(14)全袋検査 二本松トップに始まる 25年産米の放射性物質 | 県内ニュース | 福島民報
(15)福島県放射能測定マップ
(16)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月)-デタラメな放射性セシウム検査は「福島産=汚物」にする。
(17)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月)-デタラメな放射性セシウム検査は「福島産=汚物」にする。
(18)福島第一原子力発電所におけるガンマ線放出核種分析の評価について(PDF 25.3KB)

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2013/08/24(土) 20:57:29|
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7月も女の子しか生まれない・福島県葛尾村

福島県が発表している2013年7月中の人口動態(1)を見たら、福島県葛尾村で生まれた赤ちゃん2人全員が女の子で、男の子は0です。原発事故で福島県飯館村は全村が計画的避難区域に指定され(2)ましたが、計画的避難区域は他の避難区域に比べ避難が遅く、それだけ多くの被ばくをしたと思います。
 以下に葛尾村の男女別の赤ちゃん誕生数を示します。
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図―1 福島県飯館村の赤ちゃん誕生数

 福島原発事故後の飯館村の赤ちゃん誕生数を見ると福島原発事故前後に妊娠した赤ちゃんが生まれてくる時期にあたる2011年末あたりから、男の子の誕生が女の子に比べ少なくなっています。

 2011年12月~2013年6月末までに生まれた赤ちゃんは
  男の子  4人
  女の子 12人
 です。(=^・^=)が計算した限りでは偶然の起こる確率は4.3%なので統計的に差がありうるともいます。

 福島原発事故によって福島県葛尾村は大部分が計画的避難区域に設定されました(2)。

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 図―2 計画的避難区域(2)

計画的避難区域では1ヶ月かけて避難するとしているので(3)警戒区域に比べ避難が遅れた分だけ事故直後に大量の被ばくをしたともいます。チェルノブイリ原発事故の後にも男の赤ちゃんの女の赤ちゃんの割合の異常が観測されたそうです(4)。同じような現象は、全域が計画的避難区域に指定された飯館村でも起こっています。以下に飯館村・葛尾村の合計の男女別の赤ちゃん誕生数を示します。
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 図―3 飯館村・葛尾村合計の赤ちゃん誕生数
 2011年12月~2013年6月末までに生まれた赤ちゃんは
  男の子 30人
  女の子 66人
 です。(=^・^=)が計算した限りでは偶然の起こる確率は0.02%なので統計的に差があるともいます。
 

<余談>
 男の子が生まれなくても、女の子が生まれれば問題ないと多くの方が考えると思います。まして、福島県の女性は隣の宮城や茨城の女性に比べ綺麗ですし・・・
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 ※(5)よりキャプチャー
 図―3 福島県葛尾村の綺麗な女性(5)
 
 でも他に影響が無いか(=^・^=)は心配です。福島県では合計特殊出生率が低下しています(6)。自然死産も増えています(7)。なぜ、このような事が起こった諸説がありみたいです(8)。(=^・^=)がもっとらしいと思ったのは「放影研」のHP(9)に乗っていた
「In the past, lethal recessive mutations of the X chromosome were thought to alter the birth sex ratio in favor of females if mothers were exposed to radiation, since the single X chromosome in males is derived from mothers <略> A-bomb survivors <略>Further data <略> did not support any radiation effect on sex ratios.」
(=^・^=)の意訳
「男の子のX染色体は、お母さんしからしか伝わりません。だから、お母さんが被爆してX染色体が傷つくことで、男の子の生まれる割合に影響すると、過去に思われていました。でも、原爆の調査結果では、男の子の生まれる割合への影響は認められませんでした。」
との記述です。
 この記述では、「原爆の調査結果では、男の子の生まれる割合への影響は認められませんでした。」としていますが、福島原発事故で東京電力は広島原爆120個分の放射性セシウムをばら撒き、10個分が福島県内に落下しました(10)。広島や長崎で見つからなかったことが、福島に出てもおかしくないと思います。
 この考えの恐ろしいのは、影響が次世代に続くことです。女の子が将来大きくなって、男の子を産んだとして、男の子に「お母さんの被爆して傷ついたX染色体」が伝わると、男の子に異常がでます。放射線による劣性遺伝の影響は分かっていないそうです(11)(12)
なお、偶然に起こる結果の計算結果を記載します。計算方法は(13)を見てください。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
(a)葛尾村分                  (b)飯館・葛尾村合計
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-参考にしたサイト様および引用した過去の記事‐
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(2)過去の避難指示等について(METI/経済産業省)
(3)福島第一原子力発電所事故の影響 - Wikipedia
(4)Chernobyl: Relationship between the Number of Missing Newborn Boys and the Level of Radiation in the Czech Regions
(5)「被災者の希望に」葛尾村、避難先で成人式 | 日テレNEWS24
(6)めげ猫「タマ」の日記 福島県の合計特殊出生率がダウン―福島原発事故の影響、福島テレビ!―
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島県の自然死産率が25%増
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島では男の子が生まれ難くなっている?
(9)Sex ratio among the children of atomic-bomb survivors (1948-1962) - Radiation Effects Research Foundation
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島を襲った放射線セシウムは広島原爆10個分!でも全体の12分の1
(11)放射線と突然変異 (09-02-06-02) - ATOMICA -
(12)めげ猫「タマ」の日記 放射線による劣性遺伝の突然変異はまったくわかっていない!
(13)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
  1. 2013/08/23(金) 20:55:25|
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緊急のお知らせ-基準超えの茨城県産シイタケがマーケットに

 2013年8月22日の厚生労働省の発表によると(1)、市場に流通している茨城県産シイタケから基準値の1kg当たり100ベクレル(110ベクレルと100ベクレル)を超えるシイタケが見つかりました。値は以下の通りです。
① 産地 茨城県 、流通品、品名 シイタケ、 検査機関 国立医薬品食品衛生研究所、検査方法 Ge、購入日 H25.8.20、検査日 H25.8.22、CS134濃度 37(Bq/kg)、CS137濃度 77(Bq/kg)、合計のセシウム濃度 110(Bq/kg)
② 産地 茨城県 、 流通品 、品名 シイタケ、 検査機関 国立医薬品食品衛生研究所、検査方法 Ge、購入日 H25.8.20、検査日 H25.8.22 、CS134濃度 36(Bq/kg)、CS137濃度 66(Bq/kG)、合計のセシウム濃度 100(Bq/kg)

とりあえずはお知らせまで

-参考にしたサイト様-
(1)食品中の放射性物質の検査結果について(第711報)
  1. 2013/08/23(金) 09:58:35|
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