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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

NHKの嘘報道―福島のお魚から「放射性物質は殆ど検出されなくった」

 4月20日21時からのNHKの番組で(福島県産の魚から)「事故から3年、放射性物質は殆ど検出されなくった」と放送していました。本当かなと思い概ね事故から3年以降の2014年3月、4月捕れた福島県産お魚の検査結果(1)を調べたら検査1、296件中2割以上の264件で放射性セシウムが見つかっています。さらに漁師のコメントとして、ヒラメについて「ほとんどND(検出限界以下)なんだけど」とのコメントを紹介しています。
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    ※4月20日21時からのNHKの番組をキャプチャー
    図ー1 ヒラメについて「ほとんどND(検出限界以下)なんだけど」と放送するNHK

 同じく3月、4月について調べたら検査61件中24件から放射性セシウムが見つかっており、最大は基準値(5)の倍以上の1キログラム当たり230ベクレルです。
 「殆ど」の意味を間違えたと思い調べたら
  「全部とはいえないが、それに近い程度に。」(3)
でした。2割もあるのに放射性物質が見つかる割合が「0」に近いなんてあからさま嘘報道です。

<余談>
この番組では福島県の漁師さんについて「風評被害に苦しんできた漁師たち」と紹介していますが、「福島原発事故による海洋汚染の苦しんできた」が正解です。この番組を見た(=^・^=)の印象ですが、原子力村のPR番組って感じです。(=^・^=)から受信料と称してカツアゲしたお金で原子力村のPRは許せません。
 NHKはこれまでも数々の嘘報道を流しています(4)~(24)。社会悪です。
 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(3)ほとんど【殆ど/幾ど】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
(4)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-地下水バイパスのトリチウムが基準値超えでも、NHKは「目標」超え-
(5)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―間違って移送した汚染水は数百万ベクレル、実は数千万ベクレル―
(6)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道 ―福島県大熊町で桜咲く-(12)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島原発事故でも女性が残留―
(7)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島市の放射線量は0.14μSv/h―
(8)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―漏れた汚染水は「最大」2億4千万ベクレル
(9)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―あんぽ柿は一部から国の基準を超える放射性物質
(10)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―柏崎刈羽原発の効果は1兆1千億―
(11)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―原発の外の海水は国の基準値以下―
(12)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島産あんぽ柿は問題ない!
(13)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島県産米は国よりもさらに厳しい基準
(14)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-汚染水漏れの影響はなく福島の魚は安全!
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月1週)
(16)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-福島県沖の魚介類からは放射性物質は見つからない
(17)めげ猫「タマ」の日記 NHK嘘報道-福島汚水漏れで放射線の放射線量は100ミリシーベルト/時 実際は高すぎて測れない
(18)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-双葉町の住民は7,000人、でも実際は6,256人
(19)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-岡山は福島と並ぶモモの産地、生産量は3割
(20)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道 -ロボットがいるから原発は大丈夫―
(21)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道?-福島第一原発の新装置は放射性物質が除去できる。-
(22)めげ猫「タマ」の日記 福島原発の嘘報道を繰り返すNHK!―福島第一原発独占取材は東電のPR?―
(23)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島第一原発貯水槽汚水漏れは3重の層を破った―
(24)めげ猫「タマ」の日記 NHK嘘報道―福島第一原発で漏れた水は1万ベクレル/cc、でも実際は29万ベクレル/cc
  1. 2014/04/21(月) 20:09:19|
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内閣府の放射性線量の推計はSTAP細胞以上の偽発表―被ばく線量は7割、実は人が吸収―

 4月18日に内閣府は、既に避難指示を解除した田村市都路地区等の推定被ばく線量を発表しました(1)。その元とらしき文書が放医研のHP(2)に出ていたので、(=^・^=)なりにチェックしてみました。(=^・^=)の見た限りSTAP細胞以上の偽発表です。
 このレポートの目的は
  「帰還後を想定した代表的な生活パターンにおける個人線量レベルの推定」
です。このレポートのキーになるところは個人線量計で測ると、放射線量が7割になることです。
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  ※1 (2)を抜粋し加筆
  ※2  原文では積算線量の単位はmSV
 図―1 個人線量計で測ると放射線量が7割になるとする「放医研」

 この7割になるとの結果を使い、たとえば避難指示が4月1日解除されている田村市都路の林業Aさん場合は以下の表みたいなものを作り計算しています。
 表―1 田村市都路地区(4月1日に避難指示解除)の林業Aさんの被ばく線量推計例
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合計で年間3.5ミリシーベルトの被ばくになると試算しています。計算式は
 (空間放射線量―自然放射線量)×1日当たりの滞在時間×1年365日×0.7(個人線量計で減る分)
見たいです。自然放射線量は概ね1時間当たり0.04(屋外)マイクロシーベルト0.016マイクロシーベルト(屋内)、を使っていると思います(結果から逆算して)。
 福島の地は広く汚染されているので、放射線は全方向から飛んできます。個人線量計は概ね胸ポケットなどにつけるので、後ろから飛んでくる放射線は体に遮られ測れません。個人線量計は後ろからの放射線を評価できないので、その分だけ実際の被爆線量より低くでるのは明白です。
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合計で年間3.5ミリシーベルトの被ばくになると試算しています。計算式は
 (空間放射線量―自然放射線量)×1日当たりの滞在時間×1年365日×0.7(個人線量計で減る分)
見たいです。自然放射線量は概ね1時間当たり0.04(屋外)マイクロシーベルト0.016マイクロシーベルト(屋内)、を使っていると思います(結果から逆算して)。

<余談>
 福島の地は広く汚染されているので、放射線は全方向から飛んできます。個人線量計は概ね胸ポケットなどにつけるので、後ろから飛んでくる放射線は体に遮られ測れません。個人線量計は後ろからの放射線を評価できないので、その分だけ実際の被爆線量より低くでるのは明白です。
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  ※(4)を引用
 図―3 測定対象物の自己吸収で測定を誤っる「原理」

福島原発事故後の被爆線量として「個人線量計」の値で評価すべきの考えが行政機関によって広めれられています。原子力規制委員会では、被ばく線量は「個人線量計」で評価すべしの決定をしています(5)。あるいは福島県伊達市では、市民に個人線量計を配布し集計結果から概ね年間1mSv以下であると広報してます(6)。放医研の今回のレポートは、人体によって遮蔽されるので個人線量計では実際より低く測定されることを明確に示すデータを含んでいます。本来では個人線量計の測定では実際より3割程低い値が出る事を警鐘すべき内容です。でも放医研は空間線量より実際の被爆線量は3割低くなるとの意図的解釈をしました。
 このレポートは56ページの大部にわたっており、しかもあちこちに必要もない専門用語がちりばめてまります。(=^・^=)の読後感では、こんなことする必要はないと思います。これをこれだけ厚く、しかも意味もなく専門用語を散りばめたのは、多くの人に読まれ内容をチェックされたら困るためだと想像していまいます。
 また、調査は2012年9月になされていますが、公表は避難指示解除後の2013年4月です。調査から発表までに半年かけていますが、概ねExcel程度のソフトでように解析できる程度のものでそれ程には高度な解析を行った訳ではありません。精々2ヶ月もあれば十分だと思います。にも関わらず発表が避難指示解除後になった事に安倍出戻り内閣の強烈な意図を感じるのは(=^・^=)だけでしょうか?
 かかる非科学的なレポートを発表した放医研は研究機関の資格がないと思います。STAP細胞以上のねつ造です。調査委員会を立ち上げ、小保方さんみたいに「涙」の会見をすべきです。

 

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)農林業線量高く 年間被ばく政府推計 | 県内ニュース | 福島民報
(2)東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に係る個人線量の特性に関する調査
(3)除染特別教育(実技科目)動画教材8(個人線量計の取扱い)
(4)福島第一原子力発電所におけるガンマ線放出核種分析の評価について(PDF 25.3KB)
(4)原子力規制委員会|会議|原子力規制委員会中の「平成24年11月20日 第12回」
(5)だて復興・再生ニュース - 福島県伊達市ホームページ中の「 復興・再生ニュース(第11号)一括ダウンロード [PDFファイル/1.19MB]」
  1. 2014/04/20(日) 19:33:12|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月3週)―基準超の茨城県産シイタケが流出、これで前科3犯ー

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。4月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
  ①検査数1,904件中9件の基準値超え(全体の0.5%)
  ②平均は、1キログラム当たり8.2ベクレル、最大220ベクレル(栃木県産タラノメ)。
  ③基準超の食品が福島、茨城、栃木
で見つかっています。
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   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(4)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2014年3月2週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.基準超の茨城県産シイタケが流出、これで前科3犯
 市場で売っている茨城県産シイタケを国立医薬品食品衛生研究所が4月15日に4件の検査をしたら、そのうち3件から基準値(5)を超える放射性セシウム(1キログラム当たり110、120,130ベクレル)が見つかりました(6)。(=^・^=)なり原因を調べたら茨城県は全く検査をしていません。以下に茨城県産シイタケの検査結果を示します。
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  ※(1)を集計
  ※菌床・施設栽培を除く
  図―2 茨城県産シイタケの放射性セシウム濃度推移

 2012年4月からセシウムについて新基準が施行されました(5)。それ以前は検査していました。そして最大で1キログラム当たり960ベクレルの放射性セシウムが見つかっています。でも新基準の施行後は検査していません。まともに検査していなのでセシウム汚染シイタケが市場に流出するのは当たり前です。茨城県産セシウム汚染シイタケが市場に出たのはこれが初めてではありません。2013年8月にも見つかっています。しかし茨城県は放置しました(7)。
 茨城県がセシウム汚染食品を放置した例はほかにもあります。2012年1月に長野県の茨城県産干しシイタケから1キログラム当たり2,080ベクレルのセシウムが見つかりました。でも茨城県が検査したのは2012年4月です。その間に愛知県の幼稚園の給食に高濃度(1キログラム当たり1,400ベクレル)のセシウム汚染シイタケが出される事件が起きています(8)。
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  ※(1)を集計
  図―3 茨城県産干しシイタケの放射性セシウム濃度推移

 ここまで行くと茨城県は危険なセシウム汚染シイタケを放置しているとしか思えません。しかも、今回の件を含めると前科3犯です。
 茨城県の原木生シイタケの生産量は約千トンで全国、第3位です。
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 ※(8)にて作成
 図―4 原木生シイタケの生産量

毎年千トンものセシウム汚染食品が検査もされず市場に出荷されています。当然、安倍出戻り総理は茨城県産のシイタケを出荷禁止にすべきです。でも、何もしません。

2.基準超えなのに出荷制限が解除される宮城県丸森町の「タケノコ」
 宮城県丸森町は福島第一原発から60km程の場所に位置し、福島県外の場所としては最も福島県発に近く、放射性物質汚染の酷い場所です。
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  ※(9)(10)より作成
 図―5 宮城県丸森町と旧耕野村

 その丸森町の旧耕野村に対して、タケノコの出荷制限が解除されました(11)。検査の結果安全が確認されて出荷制限が解除されたら大変に嬉しい事です。でもそのような事はありません。
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  ※(1)を集計
 図―6 宮城県丸森町産タケノコの放射性セシウム濃度推移

 丸森町産の放射性セシウム濃度は下がっていません。今年(2014年)の検査結果もありません。とても安全とは言えない状態です。でも安倍出戻り総理は出荷制限を解除しました。

3.栃木県日光市のタラノメのセシウム濃度が急上昇
 日光市は、関東地方の北部、栃木県の北西部に位置する市で福島県とも境を接しています(12)。栃木県日光市のタラノメのセシウム濃度は1キログラム当たりで去年(2013年)は最大7ベクレルでしたが、今年(2014年)は220ベクレルに急上昇しました。
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  ※(1)を集計
  図ー7 栃木県日光市産タラノメの放射性セシウム濃度推移

 過去に基準値以下でも今年が基準値以下とは言えないみたいです。

<余談>
 ・検査をせずにセシウム汚染食品を垂れ流す産地
 ・安全とは言えないものの「出荷制限」を解除する安倍出戻り総理
 ・急に上がることもある食品中の放射性セシウム濃度
食品中の放射性セシウム検査を見ていると(=^・^=)は危険を感じ不安になります。(=^・^=)は怪しげな産地は避けています。これは(=^・^=)だけではないみたいです。
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 ※(13)を引用
 図―8 茨城県や福島県産が殆どない茨城県北茨城市のスーパーのちらし


―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―事故から3年超、新たな汚染食品がデビュー
(4)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(5)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(6)食品中の放射性物質の検査結果について(第868報) |報道発表資料|厚生労働省
(7)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月3週)―結局は汚染シイタケを放置した茨城県ー
(8)めげ猫「タマ」の日記 幼稚園の給食に1,400ベクレルの乾しシイタケ!-これは犯罪だ-(茨城県産
(9)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリングの測定結果 平成26年03月07日」
(10)伊具郡 - Wikipedia
(11)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の解除について |報道発表資料|厚生労働省
(12)日光市 - Wikipedia
(13)店舗案内(北茨城店)|トライアル ~毎日安い、暮らしやすい。

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  1. 2014/04/19(土) 20:07:03|
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トラブルいっぱい!福島原発(4月3週)―みんな頑張っている、でもトラブル続発-

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、今週(4月12日から18日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.汚染水トラブル連続
 福島第一原発では4月13日、14日と汚染水トラブルが連続しました。以下にその位置を示します。
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  ※(2)(3)(4)より作成
  図―1 汚染水トラブルマップ4月3週

①プラスチックタンクから「汚染水」もれ
 4月13日午前8時40分頃に本来は「汚染水」が入いいているはずのポリタンクの底に傷があり、タンクが空になっていいるのを下請けさんが見つけました。漏れた水を調べたら1リットル当たりで
・セシウム134:440 ベクレル
・セシウム137:1,200 ベクレル
・全ベータ:1,400 ベクレル
・ストロンチウム90:11 ベクレル
みつかっていますので、東京電力は「水」といってますが、(=^・^=)には立派な汚染水に見えます。
プラスチックタンク容量は約1000リットルの汚染水が入れられるそうですが、どれだけ入っていたかは不明です(3)(4)。原因はブルトーザのような重機がひかっけたみないです(5)。
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  ※(6)を引用
 図―2 重機(ブルトーザみたにな物)が引っ掛けて汚染水漏れを起こしたプラスチックタンク
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 ※(5)を引用
 図―3 「引っ掛けたら汚水漏れを起こすか?」再現実験の様子
 このようなプラスチックタンクは福島原発内に53個もあるそうです。また引っ掛けないといいですが…

②間違って(故意に?)汚染水を移送
  東京電力は4月14日、福島第一原発の汚染水処理で、使う予定のない仮設ポンプ4台が動き、本来移送されるはずのない焼却工作建屋や工作機械設備建屋の地下に合わせて汚染水約203トンが流れ込んだと発表した。汚染水には放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレル含まれています。以下に誤って汚染水が輸送されたルートを示します(7)(8)。
brg140418d.gif拡大⇒brg140418e.gif
※(8)とGoogle Mapで作成
 図ー4 誤って移送した汚染水ルート

 ポンプはプロセス主建屋や焼却工作建屋の電源盤のポンプのスイッチを入れた為におこったのですが、このスイッチは特にマークがついている訳ではなく、しかもポンプのスイッチだけが入れられえていました。
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※(9)を引用
 図ー5 何者かがONしたポンプのスイッチ

このため、「故意」によるものでないかとの見方が出ています(10)。
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 ※(10)をキャプチャー
 図―6 「故意」に稼働させた可能性が高いと報道する福島のローカルTV(FTV)

③多核種除去設備(ALPS)の容器から汚染水が溢れる
 多核種除去設備(ALPS)はセシウムやトリチウム以外の62種の放射性物質を汚染水から分離する装置です。汚染水から分離した放射性物質はHICと呼ばれる容器に保管します(11)。
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※(11)を引用
 図―7 多核種除去設備(ALPS)の概要

この容器に水を入れ洗っていたら、容器から放射性物質の混じった洗<浄水が溢れだしました。漏れた汚染水は1.1トンで、1リットル当たりで
 セシウム134 2,600ベクレル
 セシウム137 6,700ベクレル
 セシウム合計  9、300ベクレル
 全ベータ※1  380万ベクレル
の放射性物質を含んでいます(12)(13)(14)。
※1 全ベータはストロンチウム由来の放射性物質(15)。
以下に漏れた様子を示します。
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 ※(16)を引用
 図―8 多核種除去設備(ALPS)からの汚染水漏れの様子

 東京電力の東京の会見(17)には出てこない気がしたのですが、福島県のローカルTV局のTUFの報道やその後の発表(26)で、水を注いでいるとき容器から溢れないように見張る監視役がいなっかたそうです(18)。
 多核種除去設備(ALPS)は当初は2012年夏には「稼働」する予定でした。でも次々にトラブルが起こり(19)、未だ試運転中です(11)。原発事故から3年した経ってないのに2年遅れ!

④タンクを囲む堰から「水」漏れ
 4月18日午前1時50分頃に、タンク囲む堰に溜まった汚染水を汲み上げた水を保管していた仮設タンク周辺に溜まっていた放射性物質を含む水が、2カ所せ堰の外に漏れ出ていた事が分かりました。漏れた汚染水からは1リットル当たり150ベクレルの全ベータが見つかっています(20)。
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 ※(20)を引用
 図-9 堰から漏れた汚染水

 それにしてもタンクを囲む堰が貧弱ですね!

2.油漏れも
 4月14日午前9時25分頃、1,2号機取水口の止水対策工事で、水素ボンベ建屋の解体作業中に重機の油圧ホースより油が噴き出ので、消防署へ通報したそうです。現在止まっており、漏えいした油については吸着マットにて処理を行っており、海への油の流出はない。油圧ホースの劣化が漏えいの原因だそうでうすが。重機使用前には、このホースは瓦礫等で傷がつかないようにゴムにより被覆保護されていたことから、ホースそのもの点検はできない様態になっていたそうです。また消防署からは「危険物の漏えい事象」と判断されました(7)(8)。

3.汚染水対策の危機
 東京電力は福島第一原発で増え続ける汚染水対策として、原子炉建屋に入る前の地下水を汲み上げ流入を防止する地下水バイパスと汚染水源となっている原子炉建屋を氷の壁で囲み汚染水が漏れないようにする凍土壁です(21)。今週、この二つに問題が生じました。
①地下水バイパスから基準値超えの放射性物質
 地下水バイパス用に汚染水を汲み上げる井戸の一つから基準値の1リットル当たり1,500ベクレルを超える1リットル当たり1,600ベクレルのトリチウム(放射性の水素(22)が見つかりました。
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 ※(23)を転載
 図―9 放射性物質濃度の上昇が続く地下水バイパス井戸の「水」

このため基準を超えた井戸からの汲み上げを当面は中止するそうです(24)(25)。また、福島県関係者からは基準を超えた井戸ごとの停止を求める声も上っています。
 地下水バイパス用の井戸の山側(上流)には汚染水漏れを起こしたタンクがあります。
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  ※(1)を転載
  図―10 汚染水漏れタンクと地下水バイパス用井戸の位置関係

 これかもどんどん濃度は上昇します。そのうち別の井戸でも汲み上げ中止なんて事があると思います。
 東京電力は原子炉建屋にはいるまでの「水」は普通の「地下水」だと主張していますが(21)、(=^・^=)には汚染水漏れを起こしたタンクの傍を通過した時点で「汚染水」にると思います。
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 ※(27)をキャプチャ
 図ー11 地下水バイパスにつて基準を明確にするよう福島県が求めたことを報道する福島のテレビ局(FCT)

②凍土壁に待った
 4月18日の原子力規制委員会、第20回 特定原子力施設監視・評価検討会で(26)で凍土壁について話し合われました。議事を聞いた限りでは、たとえば凍土壁で建屋が壊れないかとか、安全性に多くの疑問が出されました。経産省の説明を聞いていると、結局は既に十分検討しているのでそのまま認めろみたいた言い方がでしたが、そうゆうのに限って何も検討してなかったりして・・。なんかドサクサに紛れて、危険な計画を認めさせようとしているみたいです。
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 ※(29)を引用
 図―12 凍土壁の遅延を一面トップで報じる福島県の地方紙福島民報の4月19日の朝刊
 
<余談>
 原子力規制委員会の議論(26)を聞いていたら、廃炉作業に携わる多くの下請けさんは福島県の方だそうです。だから福島県の方はどれだけ努力されているか知っていると思います。4月18日に福島原発難民と声として
「廃炉に向けてみんが頑張っている」
との発言が報道されました(28)。それでもトラブル続発です。
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 ※(26)をキャプチャー
 図-13 「廃炉に向けてみんが頑張っている」と発言する福島原発難民


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(4月2週)―地下水バイパスの「水」は基準を超えて汲み上げます-
(2)2014年4月13日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(3)福島第一原子力発電所H5タンクエリア脇プラスチックタンクからの水漏れについて(PDF1.74MB)
(5)2014年4月16日福島第一原子力発電所H5タンクエリア脇に設置したプラスチックタンクからの水漏れについて(PDF 83.8KB
(6)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所H5タンクエリア脇プラスチックタンクからの水漏れについて
(7)2014年4月14日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(8)2014年4月16日福島第一原子力発電所集中廃棄物処理施設焼却工作建屋への滞留水の誤った移送について(PDF 380KB)
(9)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所集中廃棄物処理施設焼却工作建屋への滞留水の誤った移送について
(10)福島のニュース 福島テレビ(4月16日放送)
(11)多核種除去設備 (ALPS)|東京電力
(12)2014年4月16日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(13)2014年4月17日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在
(14)2014年4月16日多核種除去設備(ALPS)におけるHICからの吸着材とろ過水の混合物のオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生について(PDF 46.1KB)PDF
(15)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(16)東京電力 写真・動画集| 多核種除去設備(ALPS)におけるHICからの吸着材とろ過水の混合物のオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生について
(17)映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
(18)TUFテレビユー福島
(19)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月4週)-福島第一原発で殉職者―
(20)2014年4月18日福島第一原子力発電所 C東タンクエリア海側 角型ノッチタンク仮堰からの水漏れについて(PDF 4.17MB) 
(21)動画解説 福島第一原子力発電所の状況について|東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況|東京電力
(22)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは放射性水素
(23)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-地下水バイパスのトリチウムが基準値超えでも、NHKは「目標」超え-
(24)基準超トリチウム検出 第一原発の地下水バイパスの井戸 | 県内ニュース | 福島民報
(25)くみ上げ用井戸で1600ベクレル 東電の基準超、再分析へ(福島民友ニュース)
(26)特定原子力施設監視・評価検討会|会議|原子力規制委員会 
(27)福島のニュース 福島テレビ(4月18日放送)
(28)福島中央テレビ [FCTニュース]
(29)福島民報

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2014/04/18(金) 20:15:02|
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緊急のお知らせ-マーケットに基準超の茨城産シイタケ-

 販売されている茨城県産シイタケから基準を超える放射性セシウムが国立医薬品衛生研究所の検査で見つかりました。見つかったのは3件で1キログラム当たり120,130、140ベクレルです(1)。過去にも同じような事があったので「再発」です(2)。茨城県は食品十分な検査がなされていないと思います。とりあえず一報まで・・・

-参考にしたサイト様-
(1)食品中の放射性物質の検査結果について(第868報) |報道発表資料|厚生労働省
(2)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月3週)―結局は汚染シイタケを放置した茨城県ー
  1. 2014/04/17(木) 21:17:17|
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NHKの嘘報道-地下水バイパスのトリチウムが基準値超えでも、NHKは「目標」超え-

 4月17日のNHKの19時からの番組にで、福島第一原発の地下水バイパス用の井戸から地元と約束した値である1リットル当たり1500ベクレルを超える(1)(2)、1リットル当たり1,600ベクレルを超えるトリチウムが見つかった問題でNHKは1リットル当たり1,500ベクレルを単なる「目標値」として報道しています。
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 ※NHKの19時からの番組をキャプチャ
 図―1 NHKは1リットル当たり1,500ベクレルを単なる「目標値」として報道するNHK

 この値は「地下水バイパスの排水基準について - 東京電力」との文書に「運用目標」と記載されている値であり、文書の題名からして基準値です。確かに名称は「運用目標」ですが、「福島第一原子力発電所の地下水バイパス水に関する全国漁業協同組合連合会からの要望書への回答について」との文章(3)で
「その都度、事前に水質分析を行い、運用目標未満であることを確認
のうえ排水いたします。さらに、運用目標の遵守に万全を期すために、」
と定義づけしており、福島の方とこれを超える値は絶対に「排出」しないと約束した「基準値」です。これを単なる「目標値」したNHKの報道は基準を超えても垂れ流しを許容できるようにすることを意図した悪質な「嘘報道」です。
  福島第一原発で稼働している地下水バイパスは、原子炉建屋に入る前の「地下水」を汲み上げ原子炉建屋への流入を防止し、福島第一原発の汚染水の増加を抑えようとするものです。
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 ※(4)を転載
 図―1 地下水バイパスの概要

だだし地下水バイパス用井戸の山側(地下水の流れで見れば上流)に、汚染水漏れを起こした汚染水タンク群があります。
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 ※(4)より転載
 図-2 汚水漏れを起こした汚水タンクと貯水槽位置と地下水バイパスの井戸の位置
 そして予想通り地下水バイパス用井戸からくみ上げた「水」のトリチウム(放射性水素(5))の濃度がどんどん上昇しています。
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 ※(6)を集計
 図―3 上昇を続ける地下水バイパス井戸の「水」

そしてとうとう地元漁師さんと約束した1リットル当たり1,500ベクレルを超える1,600ベクレルのトリチウムが見つかりました。

<余談>
 さすがのNHKも福島放送局の発信では「海への放出を判断する目標値」と配信しているみたいです。
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 ※(31)をキャプチャー
 図―4 福島では「海への放出を判断する目標値」と配信するNHK

福島の方は事情をしっているので単なる「目標値」とは配信していません。でも全国に向けては単に「目標値」です。ここにNHKの強烈な意図を感じます。他のマスコミも「基準超え」と報じています(32)~(39)。
 福島第一原発の汚染水対策の一つである地下水バイパス(4)に暗雲です。でも暗雲が漂うのは地下水バイパスだけでない見たいです。
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 ※(8)を引用
 図―5 凍土壁がやばいと報じる福島県の地方紙「福島民報」

東京電力はと福島第一原発1から4号機を「氷の壁」で取り囲む「凍土壁」も汚染水対策の柱としています(9)。凍土壁も問題がでてきそうです(10)。
  NHKはこれまでの数々の嘘報道を流しています(11)~(30)。はっきり言って社会悪です。さらにはテレビを持ってる(=^・^=)はそれを理由に「受信料」と称してNHKからカツアゲにあっています。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)2014年4月17日福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 122KB)
(2)地下水バイパスの排水基準について - 東京電力
(3)福島第一原子力発電所の地下水バイパス水に関する全国漁業協同組合連合会からの要望書への回答について|東京電力
(4)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス計画を福島の漁師さんが事実上容認-でもうまくいくの?
(5)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは放射性水素
(6)報道配布資料|東京電力中の「2014年4月17日福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果 」を集計
(7)福島民報を4月17日に閲覧
(8)凍土壁6月着工困難か 第一原発 経産省と規制委意見に溝 | 県内ニュース | 福島民報
(9)動画解説 福島第一原子力発電所の状況について|東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況|東京電力
(10)凍土壁6月着工困難か 第一原発 経産省と規制委意見に溝 | 県内ニュース | 福島民報
(11)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―間違って移送した汚染水は数百万ベクレル、実は数千万ベクレル―
(12)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道 ―福島県大熊町で桜咲く-(12)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島原発事故でも女性が残留―
(13)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島市の放射線量は0.14μSv/h―
(14)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―漏れた汚染水は「最大」2億4千万ベクレル
(15)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―あんぽ柿は一部から国の基準を超える放射性物質
(16)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―柏崎刈羽原発の効果は1兆1千億―
(17)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―原発の外の海水は国の基準値以下―
(18)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島産あんぽ柿は問題ない!
(19)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島県産米は国よりもさらに厳しい基準
(20)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-汚染水漏れの影響はなく福島の魚は安全!
(21)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月1週)
(22)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-福島県沖の魚介類からは放射性物質は見つからない
(23)めげ猫「タマ」の日記 NHK嘘報道-福島汚水漏れで放射線の放射線量は100ミリシーベルト/時 実際は高すぎて測れない
(24)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-双葉町の住民は7,000人、でも実際は6,256人
(25)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-岡山は福島と並ぶモモの産地、生産量は3割
(26)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道 -ロボットがいるから原発は大丈夫―
(27)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道?-福島第一原発の新装置は放射性物質が除去できる。-
(28)めげ猫「タマ」の日記 福島原発の嘘報道を繰り返すNHK!―福島第一原発独占取材は東電のPR?―
(29)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島第一原発貯水槽汚水漏れは3重の層を破った―
(30)めげ猫「タマ」の日記 NHK嘘報道―福島第一原発で漏れた水は1万ベクレル/cc、でも実際は29万ベクレル/cc
(31)地下水BP井戸 高放射性物質 - NHK福島県のニュース
(32)第1原発、井戸の水が基準値超え 地下水バイパス - 西日本新聞
(33)基準超えるトリチウム検出 福島第一バイパス計画の井戸:朝日新聞デジタル
(34)井戸1カ所でくみ上げ停止=地下水放出、基準値超—福島第1 - WSJ.com
(35)第1原発、井戸の水が基準値超え 地下水バイパス | ちばとぴ ちばの耳より情報満載 千葉日報ウェブ
(36)福島第1原発、井戸の水が基準値超え 地下水バイパス-北海道新聞[道外]
(37)第1原発、井戸の水が基準値超え 地下水バイパス - 山梨日日新聞 みるじゃん
(38)福島第1原発:井戸の水が基準超え…地下水バイパスで初 - 毎日新聞
(39)東京新聞:第1原発、井戸の水が基準値超え 地下水バイパス:社会(TOKYO Web)
  1. 2014/04/17(木) 20:28:22|
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福島第一原発汚染水(4月3週)―アンチモン125が12ベクレル-

福島第一原発の4月2週(4日10日から4月16日)の状況をまとめてみました。先週に続き高濃度の汚染水が見つかっています(1)。
 ①外洋からストロンチウム90由来(2)の全ベータやセシウム
 ②海岸近くの井戸から1リットル当たり55ベクレルのセシウムと1リットル当たり12ベクレルとアンチモン125(新記録)
 ③地下水バイパスの上流では、地下水の濃度が上昇中
 ④雨が降ると上昇する排水路の放射性物質濃度
brg140416a1.gif拡大⇒brg140416b.gif
 ※1 東京電力の発表(3)(4)を元に作成
 ※2 値は1リットル当たりのベクレル数
 図―1 4月3週発表分の最高値

1.外洋から放射性物質
 東京電力の発表によると、港湾外側の2カ所の海水から、ストロンチウム90に由来する全ベータなどの放射性物質が見つかりました。海水1リットル当たりで
 北側の5、6号機放水口北側
    全ベータ 14ベクレル(4月14日採取)
    トリチウム2.2ベクレル(4月7日採取)
 南側の南放水口付近
    全ベータ 14べクレル(4月14日)採取
です(4)(5)。以下に北側の5、6号機放水口北側の海水の放射性物質濃度の推移を示します。
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 ※1(4)(5)より作成
 ※2 NDは検査出限界未満を示す。
 図―2 北側の5、6号機放水口北側の海水の放射性物質濃度推移


2.海岸の井戸から12ベクレルのアンチモン125(新記録)
 アンチモンは「ヴァレンティヌス文書」などを始め古典的著作には毒性が認められてきた元素です。その一つにアンチモン125がありますが(6)、半減期約3年の放射性物質です。そのアンチモン125が福島第一原発の海岸近くに掘られたNo1-16井戸から、1リットル当たり12ベクレル見つかりました(7)(8)。新記録です。以下にNo1-16井戸のアンチモン125の濃度の推移を示します。
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  ※(7)(8)より作成
 図―3 No1-16井戸のアンチモン125の推移

どんどん上昇している感じです。そのまま海に流れ込でしまったりして・・・
 またNo1-17井戸や2-8井戸の全ベータを上昇しています。
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  (a)No1-17井戸               (b)No2-8井戸
  ※(7)(8)より作成
 図―4 上昇する海岸井戸のトリチウム濃度

一番心配なのがNo2-7井戸の全ベータ濃度が上がっていることです。
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  ※(7)(8)より作成
 図―5 No2-7井戸の全ベータ濃度推移

 福島第一原発では汚染水が海に流れ出さないように、海岸に「遮水壁」をつっています(9)。
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 ※(9)の図を加筆
 図ー6 福島第一原発の汚染水漏えい対策

図ー1(b)に示すようにNo2-7井戸は「遮水壁」より海側にあります。濃度が上昇するには汚染水が「遮水壁」を乗り越えることが必要です。せっかく作った遮水壁ですが効果はないような気がします。今も汚染水の海への垂れ流しが続いているような・・

3.地下水バイパス汲み上げ開始!上流では放射性物質濃度が上昇中
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(9)。4月9日にこれまで長らく止まっていたいた地下水バイパス用の井戸からの「地下水」の汲み上げが始まりました(10)(11)。
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 ※(13)をキャプチャー
 図―6 福島第一原発の地下水バイパスから「地下水」汲み上げ開始を報じる福島ローカル局(FCT)

 地下水バイパスより山側(西側)には汚染水を入れたタンクがあります(12)(13)
 福島第一原発では去年(2013年)8月に汚染水タンクから約300トン(12)、今年2月には約100トンの汚染水漏れが発覚しました(13)。そこで、汚水漏れを起こしたタンクの傍に井戸を掘って地下水の放射性物質濃度を監視しています(14)(15)。以下にその中の観測点E-1井戸の全ベータの濃度の推移を示します。
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 ※(14)を集計
 図ー7 E-3井戸のトリチウム濃度濃度推移

そして地下水バイパスのトリチウム濃度も上昇しています。
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 ※(16)を集計
 図ー8 地下水バイパス用井戸No12のトリチウム濃度推移


 トリチウムは放射性水素で実態としては放射性の「水」として存在します。これについて東京電力は1リットル当たり6万ベクレルまで問題ないとしています(17)。一方、トリチウムは放射性セシウムやストロンチウム90と異なり、DNAに取り込まれる危険があり、シーベルトで測った同じ被ばく線量でも影響が大きいとの意見もあります(18)(19)。
 また、別のE-10井戸では突然に全ベータが上昇しました。
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 ※(14)を集計
 図―9 E-10井戸の全ベータ濃度推移

地下水バイパス井戸からそのうち全ベータも見つかったりして?このまま地下水バイパスの用に汲み上げた福島第一原発からくみ上げた「水」を海に出していいか心配です。


4.まだ下がらい排水路の放射性物質濃度
 4月4日に福島第一原発では大雨が降りました。そしたら排水路の放射性物質濃度が急上昇しました。その後が気になったのでしらべら今も検出されています。
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 ※(20)(21)
 図―10 福島第一原発の排水路の放射性物質濃度と降水量

 雨が降った翌日の4日には全ベータがピークに達っしています。でも、この排水路は雨水が流れ込まないように「蓋」をしたんですが(1)。
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 ※(1)を引用
 図ー11 蓋がされた排水路

<余談>
 東電は福島第一原発から汚染水が漏れないように色々と対策をしているみたいです。でも、データをみると効果に疑問を持ちます。このまま「汚染水」の海への垂れ流しが続きそうな気がします。福島県漁連によると、いわき市沖で取れたシラウオから基準値を大幅に下回る放射性セシウムが見つかったそうです(22)。
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 ※(22)より作成
 図―12 いわき沖シラウオ(試験操業)の放射性セシウム濃度の推移

 セシウムだけ見ればまったく問題の無い値だと思います。でも図―2を見てください。福島原発側の海で見つかっているのは、セシウムでなくストロンチウム90由来の全ベータです。最近はシラウオのストロンチウム90の検査結果の発表はないいんですが?カレイは100g当たり43mgのカルシウム量ですが、シラウオは130mgとカルシウムがたっぷりのお魚です(23)。

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 ※(23)を転載
 図ー13 カルシウム濃度が上がるとストロンチウム90濃度も上がる福島県沖の魚


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(4月2週)―港湾外から21(Bq/L)の-
(2)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(3)報道配布資料|東京電力
(4)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果
(4)(4)の「1.海水(港湾外近傍)」の4月16日付発表(4月16日に閲覧)
(5)2014年3月14日タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 1.15MB)
(6)アンチモン - Wikipedia
(7)(3)の「3.地下水(1~4号機護岸)」の4月16日付発表(4月16日に閲覧)
(8)(4)の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発で実施されている汚染水流出防止対策
(10)地下水バイパス きょうくみ上げ開始 東電 来月放出へ水質分析 | 県内ニュース | 福島民報
(11)福島中央テレビ [FCTニュース](リンク切れ)
(12)第3回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ|会議|中の「資料1H4タンクエリアにおける漏えいについて」
(13)2014年2月20日福島第一原子力発電所H6エリアタンク上部天板部のフランジ部からの水の漏えいについて(再訂正版)(PDF 807KB)
(14)(3)中の「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)」
(15)(3)中の「福島第一原子力発電所構内H6エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H6エリア周辺)(PDF 37.9KB)」
(16)(3)中の「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井) 」
(17)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは放射性水素
(18)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多い福井県おおい町の子供達
(19)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムの放出量が多いほど男の子が少なくなる福井県
(20)(3)中の「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)」
(21)気象庁|過去の気象データ検索
(22)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(23)めげ猫「タマ」の日記 海水は検査してもお魚を検査しない福島県
  1. 2014/04/16(水) 20:51:43|
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福島民友さん特集記事「風に惑う」に反論する。

 福島県の地方紙の福島民友が「風に惑う」との表題の特集記事をHPに掲載しました(1)。内容は福島産品を恐れる行為は「風評」であって根拠のないような記載です。(=^・^=)は
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。これは、国や福島県そして1部の報道機関(2)が都合の良い情報だけを公表する、ないしは嘘報道をしている結果であり、詳細に検証すれば福島が「安心」、「安全」である根拠は一切ありません。でも福島民友さんは「風に惑う」のトップに「原発事故後、本県産品や本県観光などがさらされている「風評被害」を解消する手だてはあるのか。県内の生産者、流通業者、県内外の消費者の姿を通じて考える。」と福島産品を恐れる行為がまるで「風評」によるものように記載しています。
 
1.二極化 する消費者 県産「買う」7割近く、「拒否」は3割
 上記の記事で福島県伊達地区を統括するJA伊達みらいの全戸検査(3)を取り上げ
「店の中には所々に「検査を全戸実施。安全の確認されたもののみ販売」との注意書きがあるが、その下の野菜棚の「ご好評により売り切れ」の文字の方が目立つ」と記載しています。
 しかし、JA伊達みらいの全戸検査の実態が不明です。JA伊達みらいによるとニラは172人かたが栽培し、出荷時期は10月上~4月中だそうです(4)。もし全戸検査をしているなら172件の検査結果があっていいはずです。福島県内の自主検査結果を公表している「ふくしまの恵み安全対策協議会」のサイト(5)で調べたらJR伊達みらいが管轄する、伊達市、桑折町、国見町の検査は全て「0」件でした。実態が不明なJA伊達みらいの全戸検査をさも事実のように取り上げています。
当該の記事では、インタービューした内容として
「健康への影響が分からない以上、セシウムの基準値や検出限界値を下回っていることが安全の証明にはならない」と強調する。「農家の思いも分かるので複雑ではあるけれど、命が大切なのは誰も否定できない」
 とも記載していますが、これが「事実」だと(=^・^=)は思います。
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   ※(4)より引用
   図―1 検査の実態が不明な「伊達」のニラ

2.基準値超…消えぬ不安 全袋検査も苦悩続くコメ生産農家
 上記の記事で福島県産米の全袋検査を取りあげ
「 「全国一安くなった」
 基準値を超えるコメが出荷されないよう、本県が世界で初めて取り組んでいる「全量全袋検査」。県によると、全量全袋検査した2013年産米1095万点のうち、基準値を超えたのは28点で、0.0003%にとどまる。しかし、農家の苦悩はやまない。」
と記載しています。
 福島県産米の全袋検査は簡易検査であり、精密検査の比較データがあって初めて有効性が確認できます。しかし福島県はこのようなデータを公表していません(7)。福島県によれば全袋検査でスクリーニングレベル(1キログラム当たり75ベクレル(8))を超えたものが精密検査に掛けられます。以下に2013年産福島県産米の全袋検査を示します。
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 ※(6)より転載
 図―2 福島県産米精密検査結果の分布
検出限界未満の物があります。でも、全袋検査ではスクリーニングレベル(1キログラム当たり75ベクレル)を超えていたはずです。誤差は1キログラム当たり75ベクレル以上にたります。1キログラム当たり100ベクレルの基準(8)の検査で、誤差が75ベクレルもある検査装置の検査結果を持って「安全」「安心」と言われても信用できるものではありません。消費者に買い控えられ「全国一安くなった」になるのは仕方がないことです。

3.本県支援しぼむ機運 果樹農家、原発事故風化に危機感
 上記の記事で福島県産の果物を取りあげ
「負のイメージが心配事故の風化が進み復興支援の機運が薄れる一方で風評が改善しなければ、負のイメージが県外で定着してしまう恐れがある。」
と記載しています。福島県産果物は「負のイメージ」でなく「負の実態」があります。福島県の果物は多くが北部の福島市とそれに隣接する伊達地区(伊達市、桑折町、国見町)が主な産地です。以下に福島県の桃の生産シェアを示します。

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 ※(10)より転載
 図―3 福島県の桃の生産シャア
この場所は福島県内でも放射性物質汚染の酷い場所です。

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 ※(12)等で作成
 図―4 この記事で取り上げる福島県の場所

特に伊達地区の放射線量は高くなっています。もちろん、生産量に見合う検査が実施されていれ、確実に基準値を下回る値が出ていれば問題はありません。以下に伊達地区と福島県内では放射線量が比較的低く桃の生産量が伊達地区に比べ大幅に少ない会津地方の桃の検査数を示します。
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 ※(10)を転載
 図―5 福島県産桃の検査数比較

会津地方の検査数は増えていますが、伊達地区の検査数は減り2013年には会津地方の検査数が生産量が多くセシウム汚染リスクも高い伊達地区の検査数を超えています。福島県はセシウム汚染の低い場所を選んで検査しています。このような傾向は福島県を代表する野菜の胡瓜にも見られます。
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 (a)シェア                 (b)検査数
 ※(10)を転載
図―5 福島県産「胡瓜」のシャアと検査数
福島県は放射性物質汚染のリスクの高い場所の検査を避けています。このような実態があれば消費者が敬遠するは当然です。福島県産果物にあるのは「負のイメージ」でなく「負の実態」です。

4.「教育旅行」回復は遠く… “福島”しかない魅力づくり必要
上記の記事で福島県の就学旅行の減少をあげ
「民宿客が3分の1に
 猪苗代町の空間線量は測定地点の多くが毎時0.1マイクロシーベルト以下。だが町内の民宿客は震災後、3分の1まで落ち込んだ。スキー客だけでなく、毎年あった学生の夏休み合宿も「半分が県外に移った」と嘆く。」
 と記載しています。確かに福島県のデータを見ると福島県猪苗代町のモニタリグの計測値が毎時0.1マイクロシーベルト以下の所もあります。
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※(13)に加筆
 図―6 福島県猪苗代町の放射線量

 だだし、ここは2012年10月に除染が実施されています(14)。
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 ※(14)を引用
 図―7 除染で低減するモニタリングポストの放射線量

除染の進行に伴い福島県全体で放射線量が下がったのであれば非常に良い事です。しかし福島県の除染は進んでいません。
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※(15)を集計
 図―8 福島県の「住宅」の除染の進捗

福島県は7つのポイントを県を代表する放射線量観測点として扱っており、新聞などのではこの地点が福島県を代表する放射線量として紹介されます(16)。2013年4月1日に突然に7つのポイントの放射線量が下がりました。
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 ※(17)を転載
 図―9 突然下がる福島県各地の放射線量

原因は放射線の高い場所から低い場所への移動です。それでも福島市や郡山市の値はいのでさらに除染を実施しました。

 
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 (a)福島市                (b)郡山市
  ※(18)を転載
  図―10 人為的操作で下がった福島県の放射線量測定値

 でも除染は全く進んでいません。

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  (a)福島市              (b)郡山市
  ※(18)転載
 図―11 住宅除染の進捗状況 

 福島県はモニタリングポスト(放射線量の測定点)の周りは確り除染して放射線量は実態より低くなってしまい福島県の放射線量がいくらか分からない状態になっています。それでも福島県は人為的に下げた放射線測定値を引用し、福島県の放射線量は下がったと広報しています。
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  ※(19)を引用
 図―12 人為的に低く出るよう様に人為的に操作をした結果を使い、放射線量が下がったと広報する福島県

モニタリングポスト(放射線量の測定点)の値が毎時0.1マイクロシーベルト以下だとしても、人為的操作で低くでるようにされていては、放射線量の実態が分かりません。そのような場所へ近づかないのは当然です。

5.海外反応“悪循環”続く トラブルの度、本県への不安復活
上記記事の中で
「正確な実情伝わらず先進国日本で起きた原発事故は世界に衝撃を与えた。あれから3年。復興へ歩む本県の実情が他国に正確に伝わっているとはいえない。」
との記載があります。しかし既に記載したように、伝わらないのは福島県に都合よく人為的に操作された情報です。伝わらない方がいいと思います。

6.健康志向の顧客減少 自主避難で小売業にも客層の変化
上記記事の中で
「原発事故に伴い、中通りなどから県外へと住まいを移した自主避難者は3万人を超えるとされる。放射性物質による健康被害への懸念が強く、健康への関心が高い層が中心とみられている。この層の県外流出は、県内の小売業にも客層の変化という形で微妙な影を落としている。」
と記載しています。自主避難が福島県の経済にマイナスの影響を与えたような書き方ですが。真の原因は福島県が「自主避難」をしなければならない環境になってしまったことです。公式には福島県での健康被害は認定されていません。でも福島県の発表するデータを見るとおかしな点が多々あるます。
以下に福島県の合計特殊出生率の推移を示します。
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 ※(20)を引用
図―13 福島および隣県と全国の合計特殊出生率推移

 被災3県(岩手、宮城、福島)で原発事故後に合計特殊出生率が下がったのは福島県だけです。だから原因は地震や津波ではありません。福島県は福島原発事故の影響で安心して子ども生める環境が整っていなかった事が低下の要因としていますが(20)、それにしてはおかしな点があります。福島県の赤ちゃんの概ね6割は25歳から34歳のお母さんから生まれます(21)。そこで25歳から29歳の層と、30歳から34歳の層の終了率を妊娠時期が概ね原発事故前になる2012年と原発事故後となる13年で比較してみます。
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※(21)を引用
図―14 福島県における年齢別出生率(お母さんの年齢)

低くなっていのは30歳から34歳の層で、25歳から29歳の層の低下はありません。統計的な差もあります(22)。福島県の説明どおりなら「子ども生める環境が整って」いるのに30歳から34歳の層では「整っていない」ことになります。きわめて考えにくいことです。むしろ「卵子の老化」が加速したと考えるのが自然です(22)。福島県飯館村の女子高生が「将来結婚したとき、被ばくして子どもが産めなくなったら補償してくれますか」と東京電力に質問したそうです。この質問は現実味がありそうです。
計画的避難区域のため避難が比較的遅く比較的多くの被爆をした福島県飯館村や葛尾村では、男の子が生まれ難い不思議な現象が発生しています。
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※(22)を引用
図―15 飯舘村の赤ちゃん誕生数

 避難地域外の市では放射線汚染が酷い福島県二本松市では2011年3月以降に死者数が増えたままになっています。
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(a)福島県二本松市               (b)宮城県(震災犠牲者を除く)
 ※1 (23)を転載
 ※2  二本松市は震災犠牲者も関連死もありません(23)
 ※3  宮城県は震災犠牲者を除く
 図―16 二本松市と宮城県の死者数の推移(震災犠牲者を除く)

 子供が生まれ難くなり死者数が増えれば放射線の影響を心配する人も出てくると思います。だたら「自主避難」が福島県の経済にマイナスの影響を与えたのでなく、放射線の影響により「自主避難」が発生し福島県の経済にマイナスになったのが正しい情報です。

7.工業製品の敬遠…今も 風評根強く放射線検査やめられず
 上記記事の中で福島県産の工業製品の検査について
「自然界と同じレベル
原発事故直後、県内で製造された工業製品への不安が高まったことをきっかけに検査を開始。郡山市の同プラザといわき市のいわき技術支援センターで受け付け、検査結果を発行する。
 検査では、測定器に1分間に入ってきた放射線の数(cpm)を計測。事故直後は数千cpmという数値が出たことがあった。しかし、2012(平成24)年度以降は2桁台中心の数値で、自然界の放射線レベルと変わらない。」
との記載があります。記事では検査は福島県ハイテクプラザ(25)で実施されていることになっていますが、図―4に位置を示します。図―4に示す通り、福島原発事故の影響で空間放射線量が高くなっており「自然界と同じレベル」などありません。またcpmは「測定器に1分間に入ってきた放射線の数」ではなく、「1分間に検査器が数えた放射線の数」です(26)。測定器に入っても測定器に捕まらず、出て行く放射線もあるので、「測定器に1分間に入ってきた放射線の数」よりは少なくなります。福島原発事故から3年も経つのに福島の状況を発信すべ福島の記者の方が、正確な放射線の知識がないのは問題だと(=^・^=)は思います。

8.蔓延する“ネット中傷” 「情報発信、地道に続けるしか…」
 上記記事の中で
 「県外の児童、生徒が本県を訪れると、すかさず「危険なのになぜ連れていくのか」「安全神話に洗脳されている」といった書き込みが増加する。」と記載しています。このような記事を(=^・^=)も書きます。たとえば「食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月1週)―避難指示解除、新しい汚染源にならないと良いがー」(27)です。しかしこれは決して「ネット中傷」ではありません。記事中にも根拠は示していますがさらに言えば、福島産品の検査結果を福島県と福島県外で比較すると福島県外の検査で値が10倍程度に跳ね上がっています(28)。

 表―1 福島県の検査結果と県外の検査結果の比較
 ※1 2013年、14年1月17日までの厚労省の発表(1)を集計
 ※2 検査はゲルマニウム半導体検出器による精密検査について比較
 ※3 表中の全数NDは、全ての検査で放射性セシウムが見つからなかった事を示す。
 ※4 (28)より転載
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 福島県の農水産物の検査には疑義があります。現状でも基準値を超えるもが新たに見つかっており(29)、しかも検査に疑義があれば市場への流出を防止できるか疑問です。放射性物質汚染が他より酷い避難区域の避難指示が解除され農業が再開されれば新たな汚染源になり得ることは十分に根拠のあることです。
  また別の記事では「原発事故から1000日―拡大する福島安全神話」と題し、福島県が安全であるのは単なる安全神話でしかないと論じています(30)。すでに記載した通り、福島県には危険な兆候があるので充分に根拠があることです。
確かに根拠もなく福島県が危険であるようなネット発信もありますが、ネット発信を「“ネット中傷”」と決めつけるのは問題だと思います。むしろ、十分な根拠もなく福島は「安全」であると主張し、福島を恐れる行為を「風評」と断定する方が問題だと思います。

9. “安全の発信”具体的示すこと有効 パフォーマンスは裏目
上記記事の中で引用ですが
「流通している(福島)県産品は放射性物質が不検出であることや、例えば空間線量が毎時0.1マイクロシーベルトまで下がったという事実を伝えるべきだ」
と記載しています。しかしそのような事実はありません。厚生労働省の発表(31)を(=^・^=)が集計すると福島県産の流通品86件からセシウムが見つかっています。ベスト10を挙げると、1キログラム当たりの値ですが
① 原木シイタケ(2013/4/22採取)71ベクレル
② 梅干し(2013/7/10採取)43ベクレル
③ 打ち豆(2013/9/19採取)43ベクレル
④ サツマイモ(2013/8/23採取)40ベクレル
⑤ 梅干し(2013/10/14採取)40ベクレル
⑥ ブロッコリー(2014/1/21採取)37ベクレル
⑦ 干しぜんまい(2013/5/23採取)29ベクレル
⑧ シイタケ(2013/6/28採取)29ベクレル
⑨ 梅干し(2013/9/19採取)28ベクレル
⑩ アサツキ(2014/1/9採取)26ベクレル
 です。また図―4をみてわかる通り、空間線量が毎時0.1マイクロシーベルト以下の場所など会津を除き殆どありません。福島民友さんの報道を3年間見ていますが(3年前はそんな新聞があることすら知りませんでした)、一度も嘘の記載を見たことがないので残念です。これではどこかの御用報道機関と一緒です(32)。

10. 時間かかる「風評払拭」 現状をよく知り、伝える努力必要
上記記事の中で
「「水銀は水俣近海だけの汚染。でも放射性物質は海や山など、水俣の何倍もの範囲に広がった」。水俣病による差別や風評被害があった熊本県水俣市で甘夏ミカンを栽培する高倉史朗(62)は福島の現状を心配する。」
と記載し風評被害の先例として「水俣病」取り上げています。でも水俣病は福島県であった鹿瀬町(現阿賀町)でも起こっています(32)(33)。福島とは縁の薄い「水俣市」を取り上げるより、かつては福島県であった鹿瀬町を取り上げたほうがいいような気がします。(=^・^=)が調べた限りでは、鹿瀬町の水俣病で風評被害が起きた事実を見けることができませんでした。たぶん、起きてないと思います。これは水俣市の水俣病のお蔭で、「水俣病」に対する正しい知識が広まり風評被害の発生が防止されたと思います。
 福島原発事故から3年が経ちました。放射性物質汚染や放射線に対していろいろな報道がなされました。HPを見る限り福島県のマスコミ各社(福島民友、福島民報、FTV,FCT、TUF、KFB)は今も多くの放射線に関する報道を行っています。それなりに正しい知識が広まったと思います。それでも多くの福島県民の方が、福島産品を避けています(35)。福島民友さん特集記事「風に惑う」は福島産品を避ける行為を「風評」と断じています。でも「風評」ではありません。

<余談>
 本記事は(=^・^=)のようなネット発信を「“ネット中傷”」と断じているので反論が必要であると思い書きました。長くなってすいません(__)。この記事は福島産品を避ける行為を「風評」であるとの前提で記載されていますが、既に記載通り幾つかの矛盾点があります。これは福島産品を避ける行為を「風評」であるとの仮説が間違っている証明だと(=^・^=)は思います。(=^・^=)はこれからも
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を守ります。


 

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)みんゆうNet : 原発災害・「復興」の影--福島民友新聞社-
(2)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―間違って移送した汚染水は数百万ベクレル、実は数千万ベクレル―
(3)農作物放射性物質全戸調査の取り組み - JA伊達みらいのホームページ
(4)にら - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ
(5)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(6)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)―福島全袋検査はデタラメ満開ー
(7)水田畑作課 - 福島県ホームページ
(8)めげ猫「タマ」の日記 今年(2013年)もデタラメ―福島県産米全袋検査
(9)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(10)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月3週)―伊達市の検査を避ける福島県?
(11)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリングの測定結果 平成26年03月07日」
(12)うつくしま旬の野菜(きゅうり)
(13)酸川野集会所の測定値 ≪ 各地の定時測定 ≪ 福島県放射能測定マップ
(14)可搬型モニタリングポスト等の設置施設・設置場所における除染の実施状況 - 福島県ホームページ中の「見出しマーク可搬型モニタリングポスト等設置施設(572箇所)における除染作業の実施状況について (PDF:1,300KB)(平成25年5月8日更新)」
(15)除染実施区域の概要・進捗|除染情報サイト:環境省
(16)福島 - 毎日新聞
(17)めげ猫「タマ」の日記 移転してもまだ線量の高いモニタリングポスト(放射線線量測定点)を除染する福島県
(18)めげ猫「タマ」の日記 5月測定器の周りを除染で福島県の放射線量が激減!―補正式が必要
(19)ふくしま復興のあゆみ - 福島県ホームページ
(20)めげ猫「タマ」の日記 福島県の合計特殊出生率がダウン―福島原発事故の影響、福島テレビ!―
(21)福島第一原発事故報告―健康被害
(22)めげ猫「タマ」の日記 福島では卵子の老化が加速する!
(23)めげ猫「タマ」の日記 8月も男の子が生まれ難い・福島県飯館村
(24)めげ猫「タマ」の日記 3年経っても福島県二本松市の死者は増えたまま!
(25)アクセス|福島県ハイテクプラザ
(26)JNFL環境モニタリング 解説
(27)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月1週)―避難指示解除、新しい汚染源にならないと良いがー
(28)めげ猫「タマ」の日記 福島県のセシウム検査の値は他県の10分の1
(29)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―事故から3年超、新たな汚染食品がデビュー
(30)めげ猫「タマ」の日記 原発事故から1000日―拡大する福島安全神話
(31)報道発表資料 |厚生労働省
(32)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―間違って移送した汚染水は数百万ベクレル、実は数千万ベクレル―
(33)東蒲原郡 - Wikipedia
(34)第二水俣病 - Wikipedia
(35)みんゆうNet 原発災害・「復興」の影-【1】“二極化”する消費者 県産「買う」7割近く、「拒否」は3割(福島民友ニュース)
  1. 2014/04/15(火) 20:23:01|
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NHKの嘘報道―間違って移送した汚染水は数百万ベクレル、実は数千万ベクレル―

 4月14日に東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水240トンを誤って本来の移送先でない建屋に送ってしまうトラブルがありました。東京電力の発表では汚染水の放射性セシウムの濃度は1リットル当たり数千万ベクレルですが(1)、NHKは数百万ベクレルと一桁小さい数字を報道しました(2)。あからさまな嘘報道です。
 ※(2)をキャプチャー
brg140414a.gif
 図―1 数千万ベクレルなのに数百万ベクレルと嘘報道するNHK

 福島第一原発では、1号機から3号機の溶け落ちた核燃料を冷やした水が高濃度の汚染水となって原子炉建屋の地下に流出し続けているため、タービン建屋に溜まった汚染水を「プロセス主建屋」や「高温焼却炉建屋」にため、そこからセシウム吸着装置に送っています(3)。ところが間違えて、汚染水のルートでない
  プロセス主建屋⇒サイトバンカ建屋
  プロセス主建屋⇒焼却工作建屋
  焼却工作建屋⇒プロセス主建屋
に汚染水を流し込み、本来は汚染水を貯める場所でない「焼却工作建屋」に汚染水を送ってしまいました。以下に誤った汚染水ルートを示します.
brg140414b.gifを拡大⇒ brg140414c.gif
※(1)(3)(4)とgoogle mapから作成
 図―2 誤って汚染水を送ったルート
 
東京電力の発表では、汚染水からは従前の検査で1リットル当たり
 セシウム134が1、000万ベクレル
 セシウム137が2、700万ベクレル
 セシウム合計で3、700万ベクレル
の放射性物質が見つかっているそうです(1)。でもNHKはこれを「1リットル当たり数百万ベクレル」と一桁小さく報道しています。あからさまな嘘報道です。

<余談>
 他の報道機関は正しく報道しています(5)。
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 ※(5)をキャプチャ
 図―3 3,700万ベクレルと放送する福島ローカルTV局(FTV)
ここにNHKの強烈な意図を(=^・^=)は感じます。
 NHKはこれまでの数々の嘘報道を流しています(12)~(24)。はっきり言って社会悪です。さらにはテレビを持ってる(=^・^=)はそれを理由に「受信料」と称してNHKからカツアゲにあっています。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)2014年4月14日福島第一原子力発電所集中廃棄物処理施設 焼却工作建屋への滞留水の誤った移送について(PDF 16.3KB) 
(2)高濃度汚染水240トン 移送先でない建物に誤送 NHKニュース
(3)福島第一原子力発電所 集中廃棄物処理施設焼却工作建屋への意図しない滞留水の移送について|東京電力
(4)集中廃棄物処理施設配置図
(5)福島のニュース 福島テレビ(4月14日放送
(6)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道 ―福島県大熊町で桜咲く-(12)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島原発事故でも女性が残留―
(7)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島市の放射線量は0.14μSv/h―
(8)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―漏れた汚染水は「最大」2億4千万ベクレル
(9)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―あんぽ柿は一部から国の基準を超える放射性物質
(10)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―柏崎刈羽原発の効果は1兆1千億―
(11)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―原発の外の海水は国の基準値以下―
(12)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島産あんぽ柿は問題ない!
(13)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島県産米は国よりもさらに厳しい基準
(14)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-汚染水漏れの影響はなく福島の魚は安全!
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月1週)
(16)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-福島県沖の魚介類からは放射性物質は見つからない
(17)めげ猫「タマ」の日記 NHK嘘報道-福島汚水漏れで放射線の放射線量は100ミリシーベルト/時 実際は高すぎて測れない
(18)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-双葉町の住民は7,000人、でも実際は6,256人
(19)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-岡山は福島と並ぶモモの産地、生産量は3割
(20)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道 -ロボットがいるから原発は大丈夫―
(21)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道?-福島第一原発の新装置は放射性物質が除去できる。-
(22)めげ猫「タマ」の日記 福島原発の嘘報道を繰り返すNHK!―福島第一原発独占取材は東電のPR?―
(23)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島第一原発貯水槽汚水漏れは3重の層を破った―
(24)めげ猫「タマ」の日記 NHK嘘報道―福島第一原発で漏れた水は1万ベクレル/cc、でも実際は29万ベクレル/cc
  1. 2014/04/14(月) 20:09:13|
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解決済みの問題を再交渉する安倍出戻り内閣

 安倍出戻り内閣は既に日韓条約で解決済み(1)の「旧日本軍の慰安婦問題」に関する局長級協議を開催するそうです(2)。解決済みの問題をいちいち交渉しては日本は他の国にも無制限の要求を突き付けられます。安倍出戻り内閣は総理自身の靖国参拝(2)や安倍出戻り内閣の昨日(4月12日)の靖国参拝(3)で、アメリカの印象を悪くしています。日本では「靖国神社」ですが、海外メディアはね
"war shrine”(戦争神社)
とゆう表記を使っています。安倍出戻り内閣の国際的な立場は悪くなっていると思います。アメリカも印象を悪くしているはずです。4月23日には米国のオバマ大統領が来日します(5)。韓国メディアは
「オバマ米大統領のアジア歴訪を控え、韓日関係改善の可能性を模索する意味合いを帯びているとの見方も出ている。米国はオバマ大統領のアジア歴訪前に韓日関係を改善するという強い意思を表明してきた。」
と報道しています(2)。

<余談>
中国から見れば韓国は小国だと思います。日本が小国の韓国の不当な要求に妥協的な姿勢を見せれば、大国の中国はもっと妥協的と考え強行に出ると思います。そして、無用な混乱を引きす「遠因」になっていると思います。第一次安倍内閣(2006年から2007年)の時にきっちりとした対応を韓国に取っていれば避けられたかもしれません。国益(国民全体の利益)を考えるなら、韓国の不当な要求に対して毅然とた態度で臨むべきだと(=^・^=)は思います。また他国の信頼を得て、そのようにできるようにすべきです。でも安倍内閣は何もしません。
 安倍総理の大叔父は竹島問題を曖昧にしたま日韓条約を結んだ佐藤栄作元総理です。祖父は韓国大統領パク・クネ氏の父であるパク・チョンヒ元韓国大統領と親交のあった岸信介元総理です。父は1982年から86年まで外務大臣を務め韓国政界と太いパイプを持っていた安倍晋太郎元外務大臣です。安倍総理の家系は韓国と深い関係がありそうです。安倍総理も「韓国の現在のセヌリ党とは朴正煕軍事独裁政権だった頃から代々親しく、父・晋太郎も日本政界きっての親韓派だった。安倍も首相になってから「韓国はまさに日本と同じ価値観を持っております」と親韓的な発言をしていた。韓国に対しまともな対応を取るのは無理なような気がします。(=^・^=)は安倍総理の韓国の対応を見ていると、こんな図を想像します。
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 図―1 パク・クネさんの忠犬


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約 - Wikipedia
(2)慰安婦問題めぐる韓日局長級協議 16日にソウルで
(3)めげ猫「タマ」の日記 日本の首相が戦争神社訪問―海外メディア
(4)東京新聞:新藤総務相が靖国参拝 「私的な行為」強調:政治(TOKYO Web)
(5)オバマ大統領 訪日は今月23日 NHKニュース
(6)めげ猫「タマ」の日記 今日(2月22日)は竹島の日―大臣はだれも出席せず―
  1. 2014/04/13(日) 20:16:47|
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