めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

今年(2014年)に活躍した福島県の十人の女性

 福島県は59もの市町村がありながらな、女性首長も副首長も女性知事も居ません(1)。お隣の仙台市長(2)、山形県知事(3)、新潟県魚沼市長(4)、群馬県安中市長(5)、茨城県高萩市長(6)などのは「女性」です。でも女性は活躍しています。そこで今年(2014年)に活躍した福島県の女性を紹介したいともいます。

1位 渡辺菜央さん(農協職員)
 福島原発事故のヒロインを選ぶなんら彼女しかいないと思います。彼女は原発事故当時は福島県飯舘村に住んでいました(1)。飯館村は福島原発から50km程度は離れているので、直ぐには避難地域はならなかったのですが、放射線量が高く原発事故から1ヶ月以上も経過した2011年4月22日に計画的避難区域に指定されました。それまで彼女は高い放射線量の中で暮らしたようです。
放射能まみれの飯舘村
 ※(7)を抜粋・加筆
 図-1 2011年4月29日時点の飯舘村

そして避難の説明会で
 「産めなくなったら」
と質問を発しそれが報道され(8)名前が知れ渡る結果になったと思います。
産めなくなったらと質問する飯舘村の綺麗な女性
 ※(9)を引用
 図―2 「産めなくなったら・・」と質問する渡辺菜央さん

 その後、福島県では合計特殊出生率が低下し、彼女のいらした飯館村の女性からは男の子が殆ど生まれない奇妙なことが起こりました(10)。彼女の言った通りになってしましたみたいです。今年、久々にマスコミに登場しました。そこで
 「放射線の影響は分からないが家族と離れるのは放射線より不安だった」
と語っています(10)。今年、避難先から通った高校(川俣高校)を卒業されJAに就職されたそうです(11)。結局は高校生活3年間の大部分を避難暮らしで過ごしたみたいです。
 家族と暮らすための放射線におびえなければならない福島は「異常」だと(=^・^=)は思います。

2位 秋元千果さん(小学生)
 川内村の小学6年生は秋元千果さん一人しかいないそうです(12)。村にとっては大切な存在でしょうだと思います。彼女がいなれば来年は中学校の入学式が開けません。でも、彼女は中学の3年間も同級生なしの学校生活を送ることになります。
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 ※(12)を抜粋
 図―3 川内村のたった一人の6年生

 彼女の存在は帰村した川内村村民や安倍出戻り総理にの助けんのなったと思います。でも彼女にとってそれが良いのか(=^・^=)には分かりません。

3位 菅野瑞穂さん(きぼうのたねカンパニー株式会社 代表取締役)
 彼女は原発事故1年前に東京の大学を出て、福島県二本松市実家に戻り農業を始めたそうです。でも1年後に福島原発事故が起こり彼女の実家の農地も放射性物質で汚染されました(13)。福島県二本松市は避難区域には指定されませんでしたが(14)、福島県二本松市は避難区域を除けば放射性物質汚染のもっとも酷い市になってしまいした。
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 ※(15)を転載
 図―4 福島県二本松市

 従来と同じ農業をやっていっては「販路」はないと考えたのでしょうか?農業を続けるためでしょうか、新たなトライを行いました。農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動を行うグリーンツーリズムです(16)(13)。そして2013年3月に農業法人である「きぼうのたねカンパニー」を設立しました(17)。
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 ※(18)を転載
 図―5 菅野瑞穂さん(きぼうのたねカンパニー株式会社 代表取締役)

報道(13)を見る限り非常に綺麗な女性だと思います。でも場所は二本松市の中でも避難区域に近く放射性物質汚染の酷い場所だと思います。
放射能汚染物の中にある農場
 ※(19)(20)で作成
 図―6 きぼうのたねカンパニー所在地

 彼女の農場は二本松市の交通の要衝の二本松ICや二本松駅から遠く離れているので、(=^・^=)はこれだけで住みたくありません。さらに福島原発事故によってまわりの土壌は放射能汚染物とそうでないもんを識別するクリアランスレベル(セシウム137で1キログラム当たり100ベクレル)(51)を大きく超える1キログラム当たり数千ベクレルのセシウムに汚染されてしました。彼女の頑張りは凄いと思います。
次に実施したのが農産物の通信販売です。かなり強気の価格設定をしています。例えば
 棚田米 20kg 1万円(送料別)
なんてものがあります(21)。福島県の西部(会津地方)にある湯川村は3万円を寄付すると湯川産コシヒカリ1俵(60㎏)を送るとしています(22)。60kg3万円なので、20kgで1万円です。贈呈なので送料は湯川村負担だと思います。しかも控除が受けられます。もっとも大きな違いは福島県の西部(会津地方)は、二本松市がある福島県中部(中通り)の米に比べて評価が高いことです。農協の買い取り価格を見れば明らかです。同じ福島産コシヒカリでも
 福島県の西部(会津地方) 60kg当たり10、000円
 福島県の中部(中通り)  60kg当たり 7、200円
で40%近い価格差があります。当然です。会津の米は福島県産米の中では放射性物質汚染の心配が最も少なく、福島県産米の中でも美味しいお米だそうです(24)。(=^・^=)の会津産米はたまに食べますが、美味しいと思います。評価の低い放射性物質汚染地帯の米の価格設定としては常識的な無理があると思います。でもHPもあるので(19)、つぶれずに頑張っていると思います。
 放射性物質汚染とゆう凄まじい「逆境」の中で、農業を守り続ける彼女の活躍は尋常ではないと思います。でも福島原 発事故がなかれば普通の農村女性としての生活があったはずです

4位 福島県内の小学生(小学生)
  今年も福島県でも海水浴場はオープンしました(24)。でも、福島のTV局のインタビューに「福島」の海でなく「新潟」と答えた方がいます。福島県や安倍出戻り内閣が推奨する模範解答は「いわき」です。
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  ※(24)を転載
 図―7 福島の海でなく「新潟」の海に行くと答えた福島県の小学生

 たとえ事実でも(=^・^=)のブログは山のような誹謗中傷を受けます(25)。彼女もそのようなリスクを冒し、行政とは異なり福島の「事実」を明確に発信した彼女の勇気を(=^・^=)たたえたいと思います。

5位 鈴木真奈美さん(サンシャインガイド)
  福島県いわき市では今年も海開きがありました。でも上流の福島第一原発は相変わらず、放射性物質の垂れ流しって感じです(24)。
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 ※(26)を転載
 図―8 7月20日海開きした福島県の海水浴場

しかも海開きをした2つの海水浴場の一つの「四倉」の近くでは、1キログラム当たり1万2400ベクレルのクロダイが見つかっています。それでも海開きを宣言し、海に入りました。でも彼女の努力は報われることがありませんでした。海水浴客は去年の3割減となりました。ひょっとして、4位に挙げた小学生の「新潟」の一言のほうが、綺麗な彼女の海開き宣言より説得力があったりして?たとえ小学生に負けても「活躍」したのは事実であり、彼女の活躍をたたえたいと思います。
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  ※(25)を転載
 図―9 小学生との勝負に完敗した鈴木真奈美さん

 5位にしたのは、彼女も頑張ったのに福島の小学生に負けて海水浴客が減ってしまったことです。

 6位 松井愛莉さん(モデル)
福島からの若い女性の流出が止まる気配がなく、このまま行けな未来の福島は「男」と老人だけの県になってしまいます。これを阻止するには若い女性に魅力ある福島を作る必要があります。そんな訳でしょうか、若い女性に人気のある東京ガールズコレクションが4月に福島県郡山市で開かれました(28)。このイベントは福島復興の為には失敗が許されないイベントだと思います。行政も、県知事や復興大臣が挨拶するなど相当な力の入れたようです(29)。そんなイベントを盛り上げた方に福島出身の松井愛莉さん(30)がいます。
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 ※(31)をキャプチャー
 図―10 福島県郡山市で開かれたTGCに登壇する松井愛莉さん

でも効果は薄いようです。以下に福島県の20代前半社会的増減を示します。

若い女性の転出が止まらない福島県
 ※(31)を転載
 図―11 福島県の20代前半社会的増減(各年1月から10月の累計)

 男性の社会減は減っていますが、女性の減少は止まりません。しかたが無い事です。福島県では福島原発事故後に自然死産率が増え全国平均の1.5倍になるなど(33)「異常」が続いています。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(33)を転載
 図―12 福島県の自然死産率の推移

 それでも福島復興に尽力した彼女の努力をたたえたいと思います。

 7位 阿部彩さん(主婦)
  福島原発事故後に福島産農産物は売れなくなりまりました(34)。
回復しない福島の農業出荷額
 福島原発事故後に福島産農産物は売れなくなりまりました(34)。
   ※(34)に加筆
 図―13 低迷する福島県の農産物出荷額

 これについて福島県は「風評被害」を主張していますが、(=^・^=)は正当な自己防衛だと思います(35)(36)。福島県もこれまで以上に農産物のPRに力を入れていると思います。そんな農産物のPRの一助のなるのに果物を中心にPRするミスピーチがあります。すでに半世紀以上の歴史があり(37)、福島のキャンペーンクルーとしては最も伝統があるクルーだと(=^・^=)は思います。今年のミスピーチには「ミセス」が登場しました(37)(38)。
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 ※(38)を転載
 図―14 2014ミスピーチ(福島産果物のキャンペーンクルー)に選ばれた阿部彩さん(主婦)

 案外、福島の美味しさをPRするなら、料理を作ることの多い主婦の方が適任かもしれません。でも彼女の努力が報われることはなかったと思います。以下に築地市場の「桃」の平均価格の推移を示します。
回復しない福島の桃の価格
 ※(39)にて作成
 図―15 桃の平均価格(築地市場)

 福島原発以降に低迷した桃の価格は今年も回復することはありませんせんした。でも、既婚、未婚であろうとも幅広く活躍できる道を開いたのは確かです。彼女の活躍をたたえたいと思います。

 8位 野木 泉(電車運転手)
  阿武隈急行は福島県の福島駅(福島市)と宮城県槻木駅(柴田町)を結ぶ3セクの鉄道です(40)。名前は「急行」ですが、時刻表を見ると全列車が各駅停車で急行どころか快速もない不思議な名前の鉄道会社です。
放射能汚染地帯を走る阿武隈急行
 ※(7)と地図にて作成
  図―16 阿武隈急行線

 今年、阿武隈急行に初の女性運転手が誕生しました(41)。野木 泉さんです。
阿武隈急行の女性運転手
 ※(42)を引用
  図ー17 車掌時代の野木 泉さん

 リファレンス(41)を見ていただきたいのですが、制服のスカート丈がやたら短くなっています。

 9位 長船加奈(サッカー選手)
  福島原発事故前までは、福島のサッカーチームTEPCOマリーゼの一員でした(43)(44)。でも福島原発事故によってチームか活動中止に追い込まれ(43)、本拠地のJヴィレッジは福島第一原発事故の拠点になってしまいました(45)。それでも新しいチーム移り、その後もなでしこJapanのメンバーとしてがっぱています(46)。
来年も優勝をお願いします。
  ※(46)を引用
  図ー18 長船加奈さん

男子が予選落ちするなか、なでしこJapanはサッカー好きの(=^・^=)の希望の星です。来年のはワールドカップがあります(47)。是非とも連覇をお願いしたいと思います。2011年のワールドカップの優勝は(48)、福島の方にも大きな希望を与えたのは確かだと思います。
 
10位 森雅子(元大臣)
 福島の活躍した女性としてこの方を取り上げない訳にはいかないと思います。たぶん福島の女性の中では最もマスコミに出た方だと思います。だた(=^・^=)的には活躍して欲しくなかった唯一の福島の女性です。悪名高い「秘密保護法案」の担当大臣をやったのですから(49)。
福島の悪女、森雅子
 ※(50)を抜粋
 図ー19 森雅子氏

 (=^・^=)が彼女に求めるのはだだ一つです。とっと政界から出ていって欲しい!


<余談>
 秘密保護法担当し、安全とは言えない福島を安全と強弁した森雅子元大臣以外の方の活躍は素晴らしいと(=^・^=)は思います。だた、活躍したくて活躍したと云うよりは、福島原発事故の為に活躍せざるを得なくなって活躍したような気がします。福島県にとって、彼女たちは大いにプラスになったと思います。でも、男性も含めててですが、たとえアビリティがあるにしても「活躍」するか否かは本人の価値観によるのもで、自分で決めるのが本来の姿です。福島原発事故によって、彼女達(森雅子元大臣を除く)から「活躍しない」との選択肢が奪われた感じがします。女性が活躍できる福島は当たり前です。女性が活躍したくなる福島なら最高です。でも、女性も活躍しなければならない福島は最悪です。今年の福島は女性も男性も活躍しなければならない「最悪」の福島だと(=^・^=)は思います。
 今年1年、めげ猫「タマ」の日記を応援いただきありがとうございました。来年も宜しくお願いします。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)市町村長任期一覧 - 福島県ホームページ
(2)奥山恵美子 - Wikipedia
(3)吉村美栄子 - Wikipedia
(4)大平悦子 - Wikipedia
(5)茂木英子 - Wikipedia
(6)ようこそ市長室へ|高萩市公式ホームページ
(7)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「第1次航空機モニタリング (平成23年4月6日~29日測定) 」
(8)写真ニュース:「産めなくなったら...」 友人と話し合う渡辺さん - 47NEWS(よんななニュース)
(9)承太郎のブログ: 飯舘村の女子高生「子供が産めない体になるのではないかと不安」
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島民友さん特集記事「風に惑う」に反論する。
(11)みんゆうNet 原発災害・「復興」の影-【10】“放射線と向き合う” 固執すると別のリスクが高まる恐れも(福島民友ニュース)
(12)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―川内村は生活に不安があるから帰れない、本当は放射線が怖いから―
(13)それでも希望のタネをまく ~福島農家2年めの試練~TUFchannel
(14)みんゆうNet 避難区域再編・「帰還困難」「居住制限」「避難指示解除準備」区域
(15)めげ猫「タマ」の日記 いまだに死者数が増えたままの福島県二本松市-原発事故からまもなく3年―
(16)農林水産省/「グリーン・ツーリズム」とは
(17)きぼうのたねカンパニー設立|農家娘の日々。?福島の大地にきぼうのたねをまく?
(18)めげ猫「タマ」の日記 男の子が生まれ難い福島県県北地域
(19)きぼうのたねカンパニー
(20)農林水産技術会議/農地土壌の放射性物質濃度分布図等のデータについて農林水産技術会議/農地土壌の放射性物質濃度分布図等のデータについて中の「 二本松市(PDF:582KB) 」
(21)きぼうのたねカンパニー
(22)福島県湯川村公式WEBサイト 湯川村への寄付(ふるさと納税)のご案内
(23)14年産米概算金、暴落 東北まとめ 河北新報
(24)福島でも有数の米の産地、会津地方。その品質は折り紙付きです! | ふくしま 新発売。
(24)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(7月3週)―福島いわきは海開き、上流の福島第一は垂れ流し-
(25)福島は安全だと主張する人の「本音」 - inu*pot*のブログ - Yahoo!ブログ
(26)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(6月4週)―地下水バイパスは2週連続新記録-
(27)めげ猫「タマ」の日記 川内村のキノコは12万5000ベクレル、でも福島県の検査は3,200ベクレル
(28)めげ猫「タマ」の日記 福島を去っていく若い女性達―TGCも効果なし-
(29)復興庁 | 東京ガールズコレクションin福島(福島県郡山市)[平成26年4月29日]
(30)松井愛莉 - Wikipedia
(31)めげ猫「タマ」の日記 原発事故から3年半―若い女性が逃げ続ける福島県
(32)めげ猫「タマ」の日記 TGCも効果無し―福島を去って行く若い女性達―
(33)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(34)ふくしま復興のあゆみ - 福島県ホームページ中の「   平成26年10月27日発行  [PDFファイル/7.13MB]」
(35)めげ猫「タマ」の日記 福島民友さん特集記事「風に惑う」に反論する。
(36)めげ猫「タマ」の日記 非科学的な「美味しんぼ」に対する福島県の見解
(37)ミスピーチキャンペーンクルーについて
(38)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月4週)―福島マダラはセシウム見つからず、でも茨城・宮城は別ー
(39)東京都中央卸売市場-統計情報検索
(40)阿武隈急行線 - Wikipedia
(41)阿武急に初の「女性運転士」誕生 野木さん“1月デビュー”:ホッとニュース - 47NEWS(よんななニュース)
(42)平成21年度版福島県男女共同参画高校生副読本から「県内で活躍する先輩たち(車掌)」を紹介します - 福島県ホームページ
(43)長船加奈 - Wikipedia
(44)東京電力女子サッカー部マリーゼ - Wikipedia
(45)Jヴィレッジ - Wikipedia
(46)日本代表|JFA|日本サッカー協会
(47)2015 FIFA女子ワールドカップ - Wikipedia
(48)2011 FIFA女子ワールドカップ - Wikipedia
(49)森まさこ - Wikipedia
(50)【速報】森まさこvs福島みずほ「とんでもない」 秘密保護法11/18
(51)日本のクリアランス制度 (11-03-04-10) - ATOMICA
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  1. 2014/12/31(水) 19:28:18|
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2014年に放射性セシウム汚染食品の拡販に貢献した方々

 今年(2014)もあとわずか。そこでセシウム汚染食品を正しく恐れる人に「風評被害」とのレッテルを貼る等、色々な努力をしてセシウム汚染食品の拡販に貢献された企業、団体、個人に敬意を表したいと思います。


大賞 安倍出戻り総理殿
 貴殿は総理大臣として数々の悪行を行い(1)放射性セシウム汚染食品の流通・販売の数々の実績に敬意を表します。
 ①福島産は安全と云えるものではないのに(2)(3)、福島産を避ける行為を「風評被害」と決めつけ、これは福島差別である主張しました。その裏には「安全な原発」の再稼働に反対する行為は「原子力差別」なんてロジックが見えてきます(4)
 ②基準超へが見つかっても出荷制限はしません(5)
 ③福島原発事故では飽き足らず、第2のフクシマができるかもしれない「原発再稼働」尽力しました(6)
 ④基準超えのセシウム汚染食品がマーケットで見つかっても、直ぐに公表することなく放置し、故意にセシウム汚染食品を流通させました(7)
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※(8)を転載
 図―1 恐怖のあまり?目をつむって福島産メヒカリを食べる安倍出戻り総理


優秀賞 東京電力株式会社殿
 貴殿は福島原発事故を起こし、福島を始め多くの地域に放射性物質をばら撒きました。それでも飽き足らず原発事故4年目の2014年も海へ、陸へ放射性物質をまき散らす努力を怠っていません。係る行為は驚嘆に値するのでこれを表します。
 ①今年も汚染水漏れを引き起こしました(9)。
 ②今年も原発敷地からフォールアウト引き起こしました(10)。
 ③今年も海への汚染水の垂れ流しを継続しています(11)
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 ※(12)を転載
 図-2 水素爆発する福島第一原発1号機


技能賞 福島県殿
 貴県は食べたら「あの世行き」や(2)「不幸な子供」が出来そうな福島産を(3)、数々のテクニックを駆使し安全であるかのように見せる努力をしました このような努力は驚嘆に値するので、これを表彰します。

 ①他よりもかなり低く出る検査結果(13)(14)を放置し、基準値以下で安全だと主張しました。
 ②基準値超えが見つかっても、HPに載せなかったり(15)、出荷制限をしないだとの数々の不作為を行いました。
 ③精度不明の怪しげな簡易検査を導入し(16)、検査しているから「安全」と強弁しました。
 ④未検査のサクランボを安倍出戻り総理に試食させました(16)。
 ⑤福島市の果樹園は未検査のまま開園しました(17)。
 ⑥基準超えが見つかっても出荷制限はしません(5)。
 ⑦基準内でも高いセシウム濃度が見つかると、その後の検査は中止しました(18)
 ⑧放射性物質汚染が酷い場所が主産地の果物は、主産地を検査せずに「安全宣言」を出しました(19)。
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 ※1(19)を転載
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―3 北茨城産(茨城県)に比べ、いわき市産(福島県)のマダラが大幅に低くでる福島県のセシウム濃度検査結果


殊勲賞 NHK殿
 貴殿はTVも持っているだけで受信料を請求するなど、泥棒同然の行為はもとより、報道機関ではなく安倍のプロパガンダ機関(20)としての任務を忠実に果たされました。この努力に敬意を表します。
 ①除染は限定的であるにも係らず(21)、除染が終われば安全なような嘘報道を行いました(22)。
 ②福島産のお魚からはセシウムが見つかっているのに)「事故から3年、放射性物質は殆ど検出されなくった」なんて嘘報道を行いました(23)。
 ③福島県喜多方市のソバからセシウムが見つかっているのに、見つかっていないと嘘報道しました(24)
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    ※(23)を転載
   図ー4 ヒラメについてセシウムが見つかっているのに「ほとんどND(検出限界以下)なんだけど」と放送するNHK

敢闘(関東)賞 茨城県殿
 貴県は怪しげなものは例え市場で基準超えがみつかろうともこれを放置し、セシウム汚染食品を継続して供給しました。確信犯的なこの行為は、貴県の敢闘精神の表れであり驚嘆に値します。よってこれを表します。
 ①基準値超えのシイタケが幾度も流通しているのが見つかってもこれを放置しました(25)
 ②基準超えのチチタケがマーケットに流出しても、なにも対策を取りませんでした(7)
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  ※1(25)を転載
  ※2 菌床・施設栽培を除く
  図―5 茨城県の検査がしばらく実施されていない茨城産シイタケ

新人賞 内堀雅夫殿
 内堀雅夫氏は2014年11月12日に福島県知事に就任されました(26)。知事選では 「あらゆる場面でトップセールスを行う」と(27)、まるで安全とは言えない福島産は福島県外で売りさばき、福島県民のリスクを低減するような公約をしています。知事になってからは、福島県外に出かけ「安全」とは言えない福島産のPRをしています(28)。
 福島産米は美味しい?福島県知事
 ※(28)を転載
 図―5 福島産を福島県外でPRする福島県 内堀知事

ただ、福島県内への福島産品普及の動きを(=^・^=)は知りません。

<講評>
 大賞は、安倍出戻り総理、東京電力および福島県との争いでしたが安倍出戻り総理がやはり目立ったので「大賞」としました。東京電力と福島県ですが、やはりセシウム汚染食品の主要材料である放射性セシウムを大量に生産した東京電力を「優秀賞」に、デタラメな検査で「安全」と言い張りセシウム汚染物を全国に出荷した福島県は「技能賞」に回って貰うことにしました。
 NHKは報道機関でなく安倍のプロパガンダ機関として(=^・^=)等から巻き上げた受信料を使い誤った事実を流布し「安全」「安心」を繰り返し、福島産を正しく恐れる人に「風評被害」のレッテルを貼り、側面からセシウム汚染食品の流通を支援したので「殊勲賞」が最適と考えました。
 敢闘(関東)賞は関東各都県から選びました。候補なったとのはシイタケ、チチタケを市場に流出させた茨城県、コシアブラ、タラノメの流出させた栃木県(29)、シイタケ粉末を流出させた群馬県です。また、群馬県では昨年末か今年初頭にかけて農薬入り冷凍食品(30)や、ゴキブリ入りカップ焼そばが(31)が出荷されましたが、セシウム汚染食品に比べれば「安全」であると(=^・^=)は思います。このなかで全く対応を取らなかった茨城県を敢闘賞としました。
 新人賞は今年からセシウム汚染食品の流通に尽力を始めた方で、福島県の新知事の内堀雅夫さんと今年から福島県産米の給食使用を決めた福島県いわき市(32)を候補に挙げましたが、全国的な波及効果のある福島県の新知事の内堀雅夫さんにしました。
 福島農産物のCMキャラクターのTOKIO(33)、セシウム入り果物のキャンペーンクルーをおこなったミスピーチの皆さん(34)、福島産を避ける行為を「風評被害」と報じる福島県内のマスコミ各社(35)(36)などは、インパクトが弱く選外とさせていただきまいた。

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 安倍出戻り総理7つの大罪
(2)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(3)めげ猫「タマ」の日記 食べて応援、不幸な子供
(4)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その2―いじめが起こった―
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月3週)―福島県産「大豆粕」基準超!でも出荷制限なしー
(6)めげ猫「タマ」の日記 選挙が終われば原発合格
(7)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月2週)―汚染食品がマーケットの流出!12日間も秘匿する安倍出戻り内閣ー
(8)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月1週)―カレイから1.3ベクレルのストロンチウム90、シラウオは?ー
(9)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(2月3週)―汚染水対策で汚染水100トン流出-
(10)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月3週)―汚染水対策の要のはずが 放射性物質取り除けず-
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(6月2週)―福島梅雨入り、放射性物質は海に流れ出す-
(12)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(10月1週)―汚水漏れが大盛況―
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島県のセシウム検査の値は他県の10分の1
(14)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月3週)―仙台湾(宮城)より低い双葉町(福島原発沖)のマダラのセシウムー
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月)―ユメカサゴは基準超え、でも福島県は公表せずー
(16)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月2週)―怪しげな検査装置を導入する福島県ー
(17)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月4週)―福島マダラはセシウム見つからず、でも茨城・宮城は別ー
(18)めげ猫「タマ」の日記 福島市の果樹園開園、でも検査はされていません
(19)めげ猫「タマ」の日記 原発事故から3年半―「安全」を偽装する福島県―
(20)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―川内村は生活に不安があるから帰れない、本当は放射線が怖いから―
(21)福島第一原発事故報告
(22)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道 ―福島県大熊町で桜咲く-
(23)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島のお魚から「放射性物質は殆ど検出されなくった」
(24)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月1週)―NHKは嘘報道「福島県喜多方市のソバからセシウムが見つからない」ー
茨城県、
(25)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月3週)―基準超の茨城県産シイタケが流出、これで前科3犯
(26)内堀雅雄 - Wikipedia
(27)
(28)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(12月1週)―福島沖のセシウムは上昇中―
(29)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月3週)―基準値の4倍の栃木県産セシウム汚染食品が流出ー
(30)アクリフーズ農薬混入事件 - Wikipedia
(31)まるか食品 - Wikipedia
(32)学校給食等における放射性物質検査の結果について|いわき市
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  1. 2014/12/30(火) 18:55:13|
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勝手に福島原発十大トラブル2014

 今年もあと僅です。そこで2014年中に発生した福島原発で起こったトラブルのうち、(=^・^=)が勝手に選んだ十大トラブルを纏めてみました。

1.謎の汚染水漏れ
  福島第一原発のトラブルは汚染水漏れに始まり、汚染水漏れに終わった感じがあります。(=^・^=)の集計では東電が今年最初に発表した汚染水漏れは1月12日に起きた、下請けさんが汚染水タンクを囲む「堰」ないに張ってあった防水シールをはがして、堰内の汚染水を外に漏らしたことだと思います(1)。最後は12月17日に発生し、汚染水タンクに繋がっておらず出口がオープンになっている配管に汚染水を流し、配管の出口から外に出たというものです(2)。どりらも、一見では単純な人為的なミスの様に見えますが、(=^・^=)には福島第一原発には人のミスを起こさせる構造的な要因があり、これを無くさない限り今後も起こると思います。
 こうした汚染水漏れのなかで、今年の最大規模のものは2月20日に起こった汚染水タンクからの汚染水漏れです。
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 ※(3)を転載
 図ー1 100トンの汚染水漏れをトップで報道する福島県の地元紙(福島民報)

 経緯は以下の通りです。
  ①2月19日午前、何者か、弁の設定を変え汚染水が「空」タンクでなく「満タン」のタンクに流れるようになった。以後に「満タン」のタンクの汚染水がさらに増加
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 ※(4)を転載
 図―2 汚染水漏れを起こしたときの弁の状態

  ②2月19日14時過ぎ 汚染水漏れを起こしたタンクに取り付けられていた「水位計」が異常を示す「警報」を出すが、東電社員様は装置の異常と断定
  ③2月19日23時過ぎ タンクパトロールをしていた下請けさんが汚染水がタンクの上から漏れているのを発見
  ④2月20日午前0時過ぎ 汚染水が汚染水対策のために設置した雨どいを伝って堰の外へ漏れいるのを確認
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 ※(3)を転載
 図―3 汚染水漏れの様子

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 (3)を転載
 図―4 漏れた汚染水の様子

 漏れた汚染水量は100トン(3)、1リットル当たり全ベータ濃度が2億3千万ベクレルだったそうです。


2.けが人、病人続発
  今年の福島第一原発は1から12月で全月で下請けんさんの事故や体調不良が発生しました。以下にリストを示します。
 1月21日 下請けさんが、トラック運転中にハンドルを取られ水道管に衝突
 2月25日 ガソリンをトラム管から給油機に移す作業をしていた方の作業服に火がついてしまいました。
 3月28日 下請けさんが、生き埋めになって死亡
 4月24日 下請けさんが、指を挟み骨折
 5月 8日 下請けさんが、脳内出血。
 5月10日 下請けさんが、車に乗ろうとし、車のドアに右手薬指を挟み骨折。
 5月12日 下請けさんが、クレーン転倒の為ケガ(双葉郡楢葉町にある資材ヤード)。
 5月19日 下請けさんが、パトロール中に転んで右足を骨折。
 5月27日 下請けさんが、汚染水タンクの工事中に転んで骨折。
 5月28日 下請けさんが、体調不良になりドクターヘリ出動。 
 6月 6日 下請けさんが、体調不良になり救急車で搬送。
 6月28日 下請けさんが、足を滑らせ骨折
 7月25日 下請けさんが、熱中症で救急車で搬送。
 7月29日 下請けさんが、熱中症らしき症状で救急車で搬送
 8月 8日 下請けさんが、行き倒れて死亡。なを原因不明
 8月20日 下請けさんが、熱中症で救急車で搬送
 9月 6日 下請けさんが、体調不良になりドクターヘリ出動。
 9月20日 下請けさんが、落ちてきた鉄パイプに当たり重傷
 9月23日 下請けさんが、高性能多核種除去設備工事をしていて体調不良になり救急車で搬送
 9月26日 下請けさんが、追突事故にあいムチウチ
 9月30日 下請けさんが、感電事故で救急車で搬送
10月17日 下請けさんが、下請けさん(男性)が作業中に右手小指の指先を切断
11月 7日 下請けさん3名が、鋼材落下しケガ、一人は意識不明の重症
12月11日 下請けさんが、体調不良になり救急車で運ばれる。

これだけ下請けさんがケガや体調不良を起こしているのに東電社員様からは出ていません(5)。
 この中で一番悲惨だったのが、3月28日に発生した下請けさんが生き埋めになって死亡した事件です(6)(7)。
地中に掘った横穴で掘削作業をしていたら、天井が崩落し生き埋めになって死亡したそうです。
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 ※(7)を転載
 図―5 横穴で作業する下請けさん

この事故で実効性のある安全対策をとるかと思ったら、その後も事故続きです。東電は実効性のある対策がとれなかったみたいです。(=^・^=)が酷いと思ったのは、9月20日に落下物にあたって下請けさんが重傷を負う事故がありました(7)。ところが同じような事故が11月7日も起こっています(8)。落下物がありそうな所では作業しない。もし必要なら「落下物」が生じないようにしてから作業する。これを徹底せずに同じような事故を2回も起こしてしまいました。
 以下に福島第一原発で働く人数を示します。
下請けさんは増えても東電社員様は増えない福島第一原発
 ※(5)を集計
 図―6 福島第一原発で働く人数

 下請けさんは大幅に増えていますが、安全も含め全体をコントロールする東電社員様は増えていません。これでは「安全管理」などできません。


3.地下水バイパスから3,080億ベクレル、でも効果無し
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです。
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  ※(9)を転載
  図―7 地下水バイパスの概要

 地下水バイパスは、地下から地下水を汲み上げる12本の井戸、汲み上げた地下水を一時的に保管するタンク、井戸からタンクに送るため配管、タンクから海に捨てるための配管等からなります。また、山側(上流)には汚染水を保管するタンク群や汚染水漏れを起こしたタンクがあります。
 12本の井戸は北から南に向かってNo1からNo12の番号が割り振られています。これをNo1~4をA系統、No5~10をB系統、No11,12をC系統の3つに分けています。
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  ※(9)を転載
  図―8 地下水バイパスの平面図

 以下に地下水バイパス稼働前の地下の水位の東電の見積もりを示します。
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  ※(9)を転載
  図―9 地下水バイパス稼働前の水位の東電見積もり

井戸で地下水を汲み上げるので、井戸の周囲で地下水位が低下します。東電の稼働後の地下水位見積もりを示します。
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  ※(10)を転載
  図―10 地下水バイパス稼働前に提示した地下水位低下予測

 地下水バイパス稼働前は原子炉・タービン建屋付近での地下水位は9m程度を見込んでいましたが、地下水バイパスを稼働することにより5m程度まで下がると東電は想定していました。これだったら、タービン建屋の水位を示します。
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  ※(11)を転載
  図―11 福島第一原発タービン建屋の水位

 概ね3m程度で推移しているでしょうか。水位差が小さくなれば圧力差を小さくなり、原子炉やタービン建屋に流れ込む汚染水の量も少なくなるはずでした。
 4月9日に地下水バイパスは稼働しました(9)。それから8ヶ月以上が経過しました。東電はタービン・原子炉建屋の近くに地下水位を観測するための観測孔A,B,Cを運用しています。以下に観測孔A,B,Cの水位を示します。
殆んど下がらない地下水バイパス観測井戸の水位
  ※1(10)より作成
  ※2 OPは小名浜港を基準とした海抜
 図―12 地下水バイパス井戸観測井戸水位

殆ど下がっていません。以下に1日当たりの汚染水の増加量の推移を示します。
減る気配すらない福島第一原発汚染水増加量
  ※(12)を転載
 図-13 福島第一汚染水増加量

 当然ながら減っている様子がありません。汚染水はどんどん増え続けます。
増え続ける福島第一汚染水
  ※(12)を転載
 図―14 福島第一原発の汚染水総量

 12月23日現在で約67万トンに達しました。
 効果が見えない地下水バイパスですが、トリチウムだけは確り海洋放出しているようです。(=^・^=)なりに集計したら累積排出量は約3,100億ベクレルに達しました(13)。
3080億ベクレルに達した地下水バイパスの累積のトリチウム方出量
 ※(13)を転載
 図―15 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量


4.トレンチの止水は失敗
 福島第一原発にはタービン建屋から海に向かって地下道(トレンチ)が伸びています。
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 ※(14)を転載
 図-15 海側に延びる地下道(トレンチ)

 そこには高濃度の放射性物質に汚染された地下水が詰まっています。放っておくと海に流れ出す危険があるので、根本の部分を凍結して水の流れを止め汚染水を抜く計画を進めました(13)。
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  ※(14)を転載
 図―16 氷の「壁」の当初のイメージ

氷点下に温度が下がらない部分あり、当初の方法は7月に正式に断念しました(15)。
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 ※(16)を転載
 図―17 2号機立坑A 特定地点(S2)地点地下3mの温度推移

そこで、氷やドライアイスを投入して温度を下げて凍らすことを考えました(16)。
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 ※(16)を転載
 図―18 凍らされるようと「氷」が投入される「凍土壁」工事現場

 これもあえなく失敗しました。
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 ※1 (14)を抜粋
 ※2 白い部分が凍っているところ
 図―19 凍らかった氷の壁

次に、氷の壁の代わりにコンクリートの壁を作って、止水を試みることにしました。
次々に失敗するトレンチ止水
 ※(17)を転載
 図―20 地下道(トレンチ)止水の失敗履歴

11月にコンクリートの壁が完成したので、、試験的に地下道(トレンチ)からの水を汲み上げてみました。そしたら、地下道(トレンチ)の水位も下がったのですが、タービン建屋の水位も下がりました。汲み上げを止めたら、地下道(トレンチ)の水位は上がり、タービン建屋の水位も下がりました。以下に2号機タービン建屋とそれに繋がる地下道(トレンチ)の水位を示します。
トレンチと連動するタービン建屋の水位
 ※1(17)を転載
 ※2 水位はO.P(小名浜港を基準とした海抜)
 図―21 2号機タービン建屋とそれに繋がる地下道(トレンチ)の水位

結局はタービン建屋と地下道(トレンチ)は繋がっており、タービン建屋の汚染水を地下道(トレンチ)の流れないように堰き止めることに失敗しました。
 仕方がないので地下道(トレンチ)をセメントで埋めることにしました。
複雑でセメントで埋めきれないかもしれないトレント
 ※(17)を転載
 図―21 地下道(トレンチ)にセメントを詰める様子

12月に2号機から延びる地下道(トレンチ)のトンネル部分をセメントで埋める工事が完了しました。
タービン建屋とづながったままの地下道(トレンチ)
 ※(12)を転載
 図―22 トンネルと立坑の位置関係

 そこで、立坑から水を汲み上げテストしたそうです。以下に水位を示します。
セメントで埋めたのに、水を抜くと他でも下がる水位
 ※1(17)を転載
 ※2 OPは小名浜港を基準とした海抜
 ※3 立坑C,Dは二個の水位計があり
 図―23 水抜き試験時の「水位」

 汚染水は立坑AとCから抜いたのですが、離れている立坑B,Dの水位も下がっています。セメントでトンネルを埋めても、埋めきれず一部が繋がっている感じです。結局は
 1回目 汚染水を凍らせて、水の流れを止めようとしましが、上手く凍らず失敗
 2回目 ドライアイスや氷を投入して凍らせようとしましたしたが、上手く凍らず失敗
 3回目 タービン建屋と地下道(トレンチ)の間にセメントの「壁」を作り水の流れを止めようとしたが、失敗
 4回目 トンネルをセメントで埋めて、水の流れを止めようとしたが、失敗
のようです。
 5回目のトライとして、まだセメントで埋めていない「立坑」を埋めて、そこで水の流れを止めようしていますが(18)、上手くくんですかね。何しろ4回も失敗しています。

5.燃料取り出し大幅遅れ
 福島第一原子力発電所4号機からの燃料棒を取り出しは2014年12月22日に終わりました(19)。これについて東電は自らから称賛するような社長コメントを発表していますが(20)、結局は事故を起こした危険な福島第一原発を放置しなければこのような作業は不要でした。東電にはその点の反省はせず、4号機の核燃料取り出しができて素晴らしいと居直っている感じが(=^・^=)にはします。
事故を起こしたのに4号機の核燃料が取り出せたと居直る東電社長
  ※(20)をキャプチャ
  図ー24 4号機核燃料取り出しは「これまでにない経験のない作業」だが達成できたと居直りコメントを発表する東電社長
 1~3号機の燃料取り出しは大幅に遅れそうです。福島第一原発の廃炉計画が見直されることになりました。1号機の燃料取り出しの開始時期が
  核燃料プール 2017年から2020年に(3年遅延)
  デブリ(溶け落ちた核燃料) 2019年から2024年(5年遅延)
に変更されました(13)。
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 (21)を転載
 図―25 福島第一原発の核燃料の取り出しが当初予定より5年遅れると1面トップで報じる福島民報

 福島県は予定の遅れに怒ったみたいで、工程の見直しを求めたそうです。でも(=^・^=)は思います。できないことはできないんです。これが福島の現実です(22)。



6.ALPS稼働大幅遅れ
多核種除去設備(ALPS)はAdvanced Liquid Processing Systemの略語で、トリチウムやウラン235以外の62種類の放射性物質を汚染水を分離する装置です。以下に福島第一原発の汚染水の処理系を記載します(23)。
福島第一汚染水処理系統図
 ※1(23)を転載
 ※2 12月1日現在
 図―26 多核種除去設備(ALPS)の役割

 当初は2012年夏くらいには完成するよていでしが、最新の計画では今年12月から本格稼働の予定です(24)。
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 ※(24)を転載
 図―27 多核種除去設備(ALPS)の近々点の計画

 でも12月も終わりなので、この計画も無理です。今年の12月に多核種除去設備(ALPS)で処理した汚染水が漏れだす事故がおきました。漏れた汚染水のを調べたら1リットル当たりで
 セシウム134  4.3ベクレル
 セシウム137 14ベクレル
 全ベータ    47ベクレル
 トリチウム   50万ベクレル
の放射性物質が見つかりました(12)。当初のふれこみとは違い、相当な放射性物質が残っています。いつ「本格稼働」するかはわ分かりませんが大幅に遅れるのは間違いないと思います。


7.油漏れ続発
 今年の福島第一では油漏れが続発しています。東電発表から今年の油漏れを(=^・^=)なりに集計すると17回ありました。以下に(=^・^=)が集計した月別の油漏れ回数を示します。
月別の油漏れ回数
 ※(25)を転載
 図―28 福島第一原発の月毎の油漏れ回数

 ただしこの数字は東電発表を(=^・^=)が集計したものなので、数え落しや未発表があればもっと多いかもしれません。

8.火災も続発
 油漏れだけならいいのですが、火災も起こっています。(=^・^=)が東電の発表を集計すると
  福島第一で4回
  福島第二で2回
の計6回起こっています。以下に履歴を示します。
 ①1月29日午前6時50分頃に福島第二原発の構外進入路の跨線橋の橋げた巻いてある電熱用シートから煙や火と思われるものが出ていた(26)。
 ②2月6日午前8時50分頃、福島第一原子力発電所の下請けんさが休憩に使用している登録センターの1階の機械室から水が、2階で煙が出でました。火災報知器が鳴り出したそうです(27)。
 ③2014年6月11日 午後3時21分頃、福島第二原子力発電所事務本館の動力制御盤から煙が出ました。火災警報も動作したそうです(28)。
 ④7月15日午前7時18分頃、福島第一原子力発電所構内東側南放水口付近において、遮水壁工事を行っている作業員が付近の仮設休憩所の冷房等に使用している発電機が出火しました(29)。
 ⑤7月25日午前8時50分頃、構内地下貯水槽No.1北東側に設置されている仮設の発電機が煙がでました(16)。
 ⑥11月12日午前5時23分頃、福島第一原発のタンクエリアに設置されているエンジン発電機から火の粉が出ていました。

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 ※(16)を転載
 図-29 7月25日(⑤)に煙を出した発電機

 一寸、多くないですかね?火事で下請けんさが「焼死」なんて事が起きませんように!

9.雨漏りも続発
 福島第一では「雨漏り」もいっぱい起こりました。原発事故から3年目になって建屋の劣化がすすんだんでしょうか?だた放射線量が高いので修理はできないと思います。今後もますます酷くなると思います。
①1月6日午前11時50分頃、福島第一原発も第二セシウム吸着装置(サリー)の配管付け根部からの「にじみ」が見つかりました。原因を東電は「遮へい容器の隙間部から浸入した雨水」と「雨漏り」だと主張しています(30)。
②3月14日午前11時15分頃、福島第一原子力発電所1号機タービン建屋1階通路南側付近で、約2m×約10m範囲の水たまりがが見つかりました。、天井から水が壁を伝って流れ込んでいるそうです。福島第一原発付近のアメダス観測点の浪江では3月13日に24mmの雨が降っているおり、東電は雨漏りとしています(31)。
③4月4日4時15分頃、福島第一原発3号機タービン建屋1階西側廊下エリアの建屋内漏で雨漏りがおきましまた(7)。
④5月1日午前11時7分頃、福島第一原発3号機タービン建屋1階西側廊下エリアで雨漏りが起こりました(32)。
⑤5月1日午前11時22分頃、福島第一原発5号機タービン建屋地下1階南西側の立溝ピット内で雨漏りが起こりました(32)
⑥10月6日午前10時59分頃、1号機廃棄物処理建屋入口上部にあるダクト貫通部から雨水が流れ込み、1号機タービン建屋1階南側電気品室に到達しました(33)。
⑦10月6日午前11時7分頃、3号機原子炉建屋に雨水が流れ込みました(33)。
⑧10月14日午前3時7分頃、1号機タービン建屋1階南側電気品室で雨漏りが起こりました(34)
⑨10月14日午前1時59分頃、2号機タービン建屋1階搬入口付近で雨漏りが起こりました(34)
⑩10月14日午前3時13分頃、3号機原子炉建屋1階北東で雨漏りが起こりました(34)。
⑪10月14日午前1時30分頃、4号機タービン建屋1階搬入口付近で雨漏りがおこりました(34)
⑫1月26日午後5時51分頃に、福島第一原発3号機廃棄物処理建屋中央操作室の天井部で雨漏りが起こり、タービン建屋1階通路に流入し、約3m×約20m×深さ約3cmの水溜まりが出来ていみました(35)。

 (=^・^=)が福島第一原発の建屋内は高濃度の放射性物質に汚染されているので、建屋内に雨水が入ればそれは、ただの雨水でなく立派な汚染水です。たとえば③の4月4日に雨漏りをした汚染水からは1リットル当たりで
・全ベータ:29,000 ベクレル
・全放射能:31,000 ベクレル
・セシウム134:8,100 ベクレル
・セシウム137:22,000 ベクレル
の放射性物質が見つかっています。今年の5月以降の東電の発表を見ていると、漏れた雨水をどう処理したか明示がありません(32)~(35)。まさか、そのまま放置して無くなるのを待っていたして!無くなった水は福島に広がるような気がします。


10.謎の湯気、そしてフォールアウト?
 昨年7月から今年4月まで、福島第一原発3号機から蒸気が上がっているが度々見つかりました。
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 ※(36)を転載
 図ー30 3号機原子炉建屋の湯気

以下にこれまでの湯気の月別発生回数を示します。
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 ※(7)を転載
 図―31 福島第一原発3号機の月別湯気発生回数

  これについて東京電力は「シールドプラグ(コンクリート製の蓋)の下部に滞留していた雨水などの湿分が、原子炉格納容器(PCV)上部からの放熱により温められるなどしてシールドプラグの隙間からオペレーティングフロア上に放出される際に、冷たい空気によって冷やされて湯気のように見えるものと推定しております。」と説明をHPに載せました(1)。
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 ※(1)より転載
 図―32 東電の「湯気」の苦しい言い訳

 でも福島第一原発近くのアメダス観測点(浪江)のデータを見ると、湯気が出た日に雨が降っているとは限りません。(=^・^=)には雨が降らないのに雨水が溜るメカニズムが分かりません。むしろ原子炉内に局所的に温度の高い場所があって、そこの水が沸騰し外に出て「湯気」なったと考えるのが素直な気がします(1)。
 そして3月20日にダストモニターが空気中の放射性物質の濃度が高いとの警報をだしました。
午前11時 9分 A系から警報
 午前11時11分 B系から警報
です。東京電力はダストモニタ近くを、高線量を発する瓦礫が通過し為に装置が誤って警報をだしたと説明しています(10)。だったらそのような事が無いようにダストモニタに外部から放射線が入らないように「遮蔽」すればいいと(=^・^=)は思うのですが、「遮蔽」しない理由の説明はありません。
 そしてもう一つ不思議な事があります。警報がなった3月20日の11時10分頃は北風でした(11)。もし空気に放射性物質が混じり異常がでるとしたら福島第一原発南側のMP-8と呼ばれるモニタリングポストで異常が出るはずですが、ダストモニタが警報を発した時間はMP-8はなぜか欠測しています(11)(12)。
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  (a)モニタリングポストの位置            (b)モニタリングポストの値
  ※(37)を転載
  図-33 欠測するMP-8

 福島第一原発から南南西43kmにあるいわき市平ではダストモニタの警報がなった3月20日11時から1時的に空間放射線量が上昇しています。
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 ※(37)を転載
  図―34 いわき市平の空間放射線量(3月20日)

(=^・^=)は関連があると確信しています。

<余談>
 今年の福島原発もトラブルで始まり、トラブルで終わったような気がします。原子力規制委員会の議論を聞いていたら、廃炉作業に携わる多くの下請けさんは福島県の方だそうです。だから福島県の方はどれだけ現場の下請けさんが努力されているか知っていると思います。4月18日に福島原発難民と声として
「廃炉に向けてみんが頑張っている」
との発言が報道されました。それでもトラブル続発です。
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 ※(38)を点差う
 図-35 「廃炉に向けてみんが頑張っている」と発言する福島原発難民

 トラブル連続の福島原発はコントロールを失った原発は簡単には(ひょっとしたら永遠には)元に戻せない事を示していると思います。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(1月3週)―シールをはがして汚水漏れ―
(2)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(12月3週)―お漏らしが大好きな東電―
(3)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―漏れた汚染水は「最大」2億4千万ベクレル
(4)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月1週)―ALPSまた停止-
(5)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(12月2週)―2014年は1年12ヶ月、下請けさんに「トラブル」
(6)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月4週)-福島第一原発で殉職者―
(7)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(9月4週)―9月は4人のけが人・病人―
(8)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(11月1週)―鋼材落下し、下請けさん3名がケガ―
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(10)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス効果無し!3mの水位低下のはずが30cm
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故から3年半、できた事とできない事
(12)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発―トレンチの止水失敗―
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(12月4週)―3週連続で外洋からトリチウム―
(14)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月1週)―9月は5人のけが人・病人―
(15)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月2週)―台風でもトラブルが無い事がニュースに!
(16)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月4週)―地下水バイパスで地下水位は下がらず―
(17)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発 ―トレンチの止水失敗―
(18)第30回特定原子力施設監視・評価検討会|会議|特定原子力施設監視・評価検討会中の「資料1海水配管トレンチ建屋接続部止水工事の進捗について[東京電力]【PDF:1.3MB】」
(19)福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの全ての燃料取り出し作業完了について|東京電力
(20)映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
(21)めげ猫「タマ」の日記 大熊町60周年―でも未来は暗い。
(22)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月5週)―1号機デブリ取り出しは5年遅れ―
(23)めげ猫「タマ」の日記 多核種除去設備(ALPS)について
(24)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月1週)―ALPSは2年半遅れ―
(25)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(11月2週)-セメント投入も トレンチ止水せずの可能性-
(26)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(1月5週)―福島第二原発で火事―
(27)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(2月1週)―測定を間違えました-
(28)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(6月2週)―今週も汚染水漏れ-
(29)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月3週)―福島第一で火事―
(30)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(1月2週)―雨が降らないのに雨漏り-
(31)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月2週)―3年たってもトラブルだらけ!-
(32)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(5月1週)―増え続ける焼却建屋の水位―
(33)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月2週)―パソコンがウイルスに感染しました―
(34)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月3週)―下請けさんが右手小指の指先を切断―
(35)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(11月4週)-2号機核燃料プールの冷却停止-
(36)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(7月3週)―原子炉建屋から湯気
(37)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月3週)―汚染水対策の要のはずが 放射性物質取り除けず-
(38)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(4月3週)―みんな頑張っている、でもトラブル続発-
  1. 2014/12/29(月) 23:08:28|
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福島第一原発汚染水(12月4週)―3週連続で外洋からトリチウム―

 福島第一原発の12月2週(12月22日から12月28日12時)の状況を纏めてました。先週に続き高濃度の汚染水が見つかっています(1)。
 ①外洋からセシウム、トリチウム等の放射性物質(4)(5)。
 ②地下すバイパスからのトリチウム排出量が累計約3,100億ベクレル
 ③海岸付近の井戸のからは高濃度の放射性物質(5)

1.3週連続で外洋からトリチウム
 今週も先週に続き、外洋から放射性物質が見つかっています。また排水路からも放射性物質が見つかっているので、海に流れ込み汚染を酷くすると思います(4)(5)。
外洋から放射性物質が見つる福島第一原発近海
  ※1  (4)(5)(6)にて作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(7)
 図―1 福島第一原発近傍の海および排水路での放射性物質濃度

採取日と1リットル当たりの値は以下の通りです(4)(5)。
 ①5,6号機放水口北側(12月22日採取)
   全ベータ    14ベクレル
   トリチウム    1.6ベクレル
 ②南放水口(12月22日採取)
   全ベータ  12ベクレル
 ③排水溝出口(C-2-1)(12月26日採取)
   全ベータ    17ベクレル   
以下に5,6号機放水口北側の放射性物質濃度の推移を示します。
放射性物質濃度が低下しない5,6号機放水口北側
  ※1(5)を集計
  ※2 NDは検出限界未満を示します。
 図―2 5,6号機放水口北側の放射性物質濃

 さがっている様子がありません。もっと気になるのはトリチウム濃度です。以下にトリチウム濃度の推移を示します。

3週連続トリチウムが見つかる5,6号機放水口北側
  ※1(5)を集計
  ※2 NDは検出限界未満を示します。
 図―3 5,6号機放水口北側のトリチウム濃度推移

トリチウムは見つかったり、見つからなかったりしているのですが少なくとも3週連続で見つかっています。トリチウムについては色々な議論があると思います(8)。(=^・^=)は「安全」と言えないものは、「危険」だとして対応するのがリスク管理の基本だと思います。

2.地下バイパスからのトリチウム排出量が累計で約3,100億ベクレル突破
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(9)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。
 地下水バイパスから放流されたトリチウムの総量を濃度×排出量の合計で計算したら約3、080億ベクレルになりました。
3080億ベクレルに達した地下水バイパスの累積のトリチウム方出量
※(10)を集計
 図―4 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量

 (=^・^=)には心配なことがあります。地下水バイパスより山側(上流)の井戸から高濃度の放射性物質が見つかっています。
高濃度の放射性物質が見つかる地下水バイパス井戸の上流(山側)
 ※1 (11)(12)を集計
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―5 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

この中で最も気になったのがE-3井戸です。
上昇傾向に転じたE-3井戸のトリチウム濃度
 ※(11)を集計
 図―6 E-3井戸のトリチウム濃度推移

まだ濃度は低いのですが、徐々に上昇中です。そのうち海に流れたり、地下水バイパスの井戸に混入するかもしれません。もっと不安なののは水蒸気のなって福島の台地に至り、トリチウム農作物の材料になることです。

3.海岸付近の井戸の放射性物質濃度が急上昇
 東京電力は福島第一原発の海岸付近やタービン建屋周りの井戸の地下水の放射性物質濃度を調べています(5)。以下にそこでの放射性物質濃度を示します。
高濃度の放射性物質で汚染水が見つかる海岸の地下水
 ※1(5)を集計
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―7 海岸付近の放射性物質濃度

 この中で(=^・^=)が一番気になったのはNo0-4井戸のトリチウムです。
上昇を続けるNo0-4井戸のトリチウム濃度
 ※(5)を集計
 図―8 No0-4井戸のトリチウム

 どんどん上昇しています。やがて海に流れ出していくと思います。

<余談>
 トリチウムの厄介な所は、性質は「水」と同じなので海に流れても蒸発し陸にトリチウム雨になることだと思います(10)。福島で採れた農作物がトリチウム入りだったり、飼料を食べた牛さんの肉もトリチウム入りだったりするかもしれません。(=^・^=)は検査結果を探しているのですが、まだ見たことがありません。(=^・^=)は不安なので
  「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないみたいです。もうすぐ大晦日、年越しそばを楽しみしている人も多いと思います。福島県喜多方市「山郡」では大変に美味しいソバができるそうです(13)。しかも、NHKの嘘報道によればセシウムは見つかってないそうです(14)。でも福島市のスーパーのチラシには他産地の3分1程度の超安値で投げ売りされていました(15)。
投げ売りされる福島・山都のソバ
  ※(15)を抜粋
 図ー9 山郡ソバが他産地の3分1の価格になっている福島市のスーパーのチラシ

福島県の方は「福島産」を避けているようです。



―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(12月3週)―2週連続で外洋からトリチウム―
(2)サンプリングによる監視|東京電力
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(2)中の「1.海水(港湾外近傍)」を11月30日に閲覧
(5)(3)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(6)(2)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング⇒南放水口・排水路」
(7)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(8)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(10)一時貯留タンクの運用状況|東京電力
(11)(3)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング⇒H4エリア周辺観測孔」
(12)(4)中の「揚水井の分析結果」
(13)喜多方市ホームページ そばの郷喜多方
(14)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月1週)―NHKは嘘報道「福島県喜多方市のソバからセシウムが見つからない」ー
(15)イトーヨーカドー 福島店
  1. 2014/12/28(日) 19:54:03|
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トラブルいっぱい福島原発―トレンチの止水失敗―

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、12月4週(12月21日から27日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.トレンチの止水失敗
福島第一原発にはタービン建屋から海に向かって地下道(トレンチ)が伸びています。
brg141004a.gif
 ※(2)を転載
 図-1 海側に延びる地下道(トレンチ)

 タービン建屋の汚染水がこの地下道(トレンチ)を通り外にでると危険なので、過去の3回程、水の流れを止めようとしていましたが、全て失敗しました(3)。
 1回目 汚染水を凍らせて、水の流れを止めようとしましが、上手く凍らず失敗
 2回目 ドライアイスや氷を投入して凍らせようとしましたしたが、上手く凍らず失敗
 3回目 タービン建屋と地下道(トレンチ)の間にセメントの「壁」を作り水の流れを止めようとしたが、失敗
そして4回目のトライとして、トンネルをセメントで埋めて水の流れを止める計画を立てました(3)。
複雑でセメントで埋めきれないかもしれないトレント
 ※(3)を抜粋・加筆
 図―2 地下道(トレンチ)にセメントを詰める様子

12月26日の「第30回特定原子力施設監視・評価検討会」で結果が明らかになりました。結論から言えば今回も失敗です。今回、セメントで埋めようとしたのは2号機のより海側に延びる3本の地下道(トレンチ)で、仮に北からトンネルA、B、Cとしています。それぞれのトンネルの両端には立坑(地下道に延びる垂直の穴:図―2参照)があり、これもA,B,C,Dとします。以下にトンネルと立坑の位置関係を示します。
タービン建屋とづながったままの地下道(トレンチ)
※(4)とGoogle Mapから作成
 図―3 トンネルと立坑の位置関係

 トンネルがセメントで埋まったので水が流れが止まったかを、立坑から水を汲み上げテストしたそうです。以下に水位を示します。
セメントで埋めたのに、水を抜くと他でも下がる水位
 ※1(5)を抜粋、加筆
 ※2 OPは小名浜港を基準とした海抜
 ※3 立坑C,Dは二個の水位計があり
 図―4 水抜き試験時の「水位」

 最初に(12月24日10時過ぎ)に立坑Cの汚染水を汲みあげを開始しました。すると立坑Cの二つの水位計の水位が下がり、トンネルBで繋がっている立坑Bの水位が急激に、トンネルCで繋がっている立坑Dの二つの水位計の一つが徐々に下がりました。この事から東電は「トンネルB,C」は繋がっているとしています。ただし、トンネルAで立坑Bと繋がっている立坑Aの水位は下がっていないので、トンネルAは止水できたと主張しています(5)。
 次に11時半前に立坑Cからの汚染水の汲み上げを止めて、11時半過ぎに立坑Aからの水の汲み上げをはじめました。その間も、立坑Bの水位が下がっています。そして12時半頃に立坑Aの汲みあげを中止すると、立坑Aの水位が上昇しています。これは立坑Aには、別の汚染水の供給源(たぶん2号機タービン建屋)があり、そこから汚染水が流れ込んで上昇しています。
 立坑Bの水位は立坑Aから汚染水を汲みあげている時も低下しているので、立坑Aと立坑Bを繋ぐトンネルAも繋がっているとも解釈できます。立坑Cから汚染水を汲みあげて立坑Bの水位が下がったのに、立坑Aの水位が下がらなかったのは、別の所(たとえば2号機タービン建屋)から、減った分だけ汚染水が流れ込み水位が下がらくなったとの解釈も可能です。
 結局、明らかになったのは、トンネルB、Cの水の流れは止まっていない事だけで、トンネルAの状態は分からいだと思います。
 この件、福島県の地方紙の福島民報は
 作業によりトレンチにたまっていた高濃度汚染水約5000トンのうち約2500トンの抜き取りが完了したと報告した。更田豊志委員長代理は『滞留していた汚染水を減らせたのは前進だ』と一定の評価を示した。」
(7)と割と好意的に報じています。東電の失敗はあまり見たくたいとゆう福島の方の気持ちでしょうか?
 

2.本格稼働7ヶ月たっても地下水バイパス効果なし
 地下水バイパスは福島第一原発の放射性物質汚染があまり進んでいない地下水が原子炉建屋に流入し、汚染の酷い水になる前に、山側で地下水を汲み上げ、その流れを変えて地下水位を下げることにより、原子炉建屋への流入量を減少させるものです。
brg140609a.gif
   ※(9)を転載
 図―5 地下水バイパスの概要
 
 東京電力は2014年5月21日に福島第一原発の地下水バイパスの本格運用を始めました。東京電力は1日100トンの低減効果があったと主張していますが、(=^・^=)なりに調べると効果は見えません(8)。
 東京電力が従前に地下水バイパス稼働後の地下水位のシュミレーション結果を示します。
  brg140829d.gif
 ※1(9)を転載
 ※2 小名浜港を基準とした海抜(OP)で示す
 図-6 地下水バイパス稼働後の水位予測
観測孔付近では現在より3m近く下がり6m程度になる予想でした(9)。この結果として1日当たり100トン程の汚染水増加が抑えられるとしていたのですが、なかなか水位が下がりません。以下に地下水バイパス用水位観測孔A,B,Cの地下水位を示します。
殆んど下がらない地下水バイパス観測井戸の水位
  ※1(10)より作成
  ※2 OPは小名浜港を基準とした海抜
 図ー7 地下水バイパス井戸観測井戸水位

殆ど下がっていません。以下に1日当たりの汚染水の増加量の推移を示します。
減る気配すらない福島第一原発汚染水増加量
  ※(11)を集計
 図-8 福島第一汚染水増加量

 当然ながら減っている様子がありません。当然ながら汚染水はどんどん増え続けます。
増え続ける福島第一汚染水
  ※(11)を集計
 図―9 福島第一原発の汚染水総量

 12月23日現在で約67万トンに達しました。


3.福島第一原発汚染水、5年以内に
 2項に記載した通り、増え続ける汚染水をどうするかは福島原発廃炉の重要な課題です。12月23日の原子力委員会で、5程度先までのマイルストーン案が議題になり、その中で
 「貯蔵液体廃棄物の総量削減」
との項目がのりました。
汚染水は海に捨て処分を示し原子力規制委の資料
 ※(12)を抜粋
 図ー10 「貯蔵液体廃棄物の総量削減」をかかげるマイルストーン(案)

 12月26日に開催された「第30回 特定原子力施設監視・評価検討会」で原子力規制委から東電に対し、具体的な説明がなされました(13)。それによると、可能な限り放射性物質を取り除き、必要なら薄めて海に流すとの内容です。現在の最終段の汚染水処理設備は多核種除去設備ですが、この装置にはウランやトリチウムを取り除く機能はありません(14)。トリチウムが「安全」か「危険」については色々な議論があると思います。(=^・^=)は安全と言い切るにはあまりもデータが無さすぎると思います(14)。(=^・^=)が心配しているのはトリチウム米、トリチウム桃やトリチウム胡瓜などのトリチウム農作物です。トリチウムは、性質は「水」と同じなので海流れても蒸発し陸にトリチウム雨になることだと思います(10)。
brg140819d.gif
 ※ (=^・^=)の想像図
 図―11 トリチウム入り農作物の想像図

 福島で採れた農作物がトリチウム入りだったり、飼料を食べた牛さんの肉もトリチウム入りだったりするかもしれません。(=^・^=)は検査結果を探しているのですが、まだ見たことがありません。最近の測定でも福島第一原発内の汚染水には1リットル当たり31万ベクレルのトリチウムが含まれています(16)。
 地下水バイパスも今の所は効果がないので、このまま行けば汚染水はどんどん増えて行きます(図ー8参照)。タンクに収容できなくなれば、何処か別の場所に持って行くかマシな汚染水から順番に廃棄するか手がありません。そうしないと汚染水が溢れ出てしまいます。確かに汚染水を溢れさすよりは、可能な限り処理して海に捨てるほうがマシですが、(=^・^=)は形態がどうあれ、福島第一原発の放射能漏れは「安全」とは言えないと思います。


4.トリチウムも漏らしている福島第一原発
 東京電力は12月26日開催の「第30回 特定原子力施設監視・評価検討会」で福島第一原発敷地内にトリチウムがフォールアウトしていると説明しました(17)。
 トリチウムがフォールアウトしたとする東京電力
※1(17)を抜粋、加筆
 ※2 H3はトリチウムの事(18)
 図―12 トリチウムがフォールアウトしたとする東電資料

 トリチウムは概ね「水」して存在すると(18)、図ー11に示す通り蒸発して、トリチウム雲からトリチウム雨になり、最後は福島の農作物に取り込まれると思います。

5.福島第二原発で電源喪失時の対策に不備?
 原子力規制委員会は12月、福島第二原発で事故が起きた際の安全対策について、抜き打ち検査を行った。その結果、事故で電源が失われ燃料を冷やせなくなった際の対応で、東京電力は電源車や移動式の発電機などの機材は揃えたものの、どこに配備して誰が使うかといった手順や計画を作っていませんでした(19)。
機材はあっても手順書がなく緊急時対応ができなかもと報じるFCT
 ※(20)をキャプチャー
 図―13 「福島第二原発で電源喪失時の対策に不備?」を報じる福島のローカルTV(FCT)

 東電は柏崎刈羽は「安全」だと主張しています。特に「万一の場合でも、あらゆる手段で対応し、周辺への影響を低減させます。」と主張しています(21)。こんなで本当に実現できるんですかね?

<余談>
 福島第一原発の汚染水対策はトレンチに止水も地下水バイパスも上手くいってないようです。その一方で放射性物質もれは収まってない気がします。福島の方は大変に心配されてると思います。福島市のお隣の川俣町は鶏肉生産が盛んな町だそうです(22)。でも福島市のスーパーのチラシに載っていたのは福島産の鶏肉はありませんでした(23)。
他県産の鶏肉はあっても福島産が載っていない福島市のスーパーのチラシ
 ※(23)をキャプチャー
 図―14 福島産鶏肉が載っていない福島市のスーパーのチラシ

 

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(12月3週)―お漏らしが大好きな東電―
(2)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月1週)―9月は5人のけが人・病人―
(3)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発 ―トレンチの止水失敗―
(4)第30回特定原子力施設監視・評価検討会|会議|特定原子力施設監視・評価検討会
(5)(3)中の「資料1海水配管トレンチ建屋接続部止水工事の進捗について[東京電力]【PDF:1.3MB】」
(6)汚染水の流れほぼ遮断 第一原発2号機海側トレンチ 特殊セメント充填で | 県内ニュース | 福島民報
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(8)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス本格運用半年―効果なし―
(9)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス効果無し!3mの水位低下のはずが30cm
(10)中長期ロードマップ|東京電力中の「2014年12月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第13回事務局会議)⇒【資料3-2】滞留水処理(11.9MB」
(11)プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(12)第47回 原子力規制委員会|会議|原子力規制委員会中の「資料4東京電力株式会社福島第一原子力発電所の中期的リスク低減目標マップ(仮称)について【PDF:321KB】」
(13)第30回 特定原子力施設監視・評価検討会 (平成26年12月26日) NRA Japan
(14)めげ猫「タマ」の日記 多核種除去設備(ALPS)について
(15)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(16)2014年12月12日水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 9.95KB)
(17)(3)中の「資料3福島第一原子力発電所における廃炉作業に伴い追加的に上昇する敷地境界実効線量(評価値)の制限達成に向けた対策について[東京電力]【PDF:2.6MB】」
(18)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは放射性水素
(19)ニュース|福島中央テレビ
(20)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の2012年12日22日分(現時点では削除)
(21)トップページ|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(22)川俣シャモ - 川俣町公式ホームページ
(23)イトーヨーカドー 福島店
  1. 2014/12/27(土) 20:29:17|
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普天間と福島、どっちが危険

  12月14日の総選挙では「普天間基地」の辺野古移設を主張した沖縄県の議員は全員が小選挙区で合落選しました(1)。11月の沖縄知事選に続く辺野古移設反対派の勝利です。沖縄県民は「普天間」を嫌がっているようです。そのリスクを福島と比較したら、福島の方が遥かに危険でした。
 福島が「安全」につては議論があると思います。ひとつの判断基準は危険のされているもと「福島」のリスクを比較し「福島」が大きければ「安全ではない」との結論になると思います。沖縄県の最近の選挙結果(1)(2)を見ると、普天間の辺野古移設に反対する候補が勝利しており、沖縄の方は普天間にリスクを感じいていると思います。もし普天間より福島のリスクが大きなら、福島を安全と云うのは無理です。
 普天間基地は沖縄県宜野湾市にあるアメリカ合衆国軍海兵隊の飛行場で(3)、普天間市の中央を占拠しています。
福島より安全な普天間基地
  ※google map等で作成
 図―1 普天間基地

 過去に何度も墜落事故を起こしており、周りに住宅地が密集している状況にあり、朝日新聞社発行の『知恵蔵2009』では「世界一危険な基地」とされています(3)。こんな「基地」はどっか遠い所にいって欲しいと思うには当然です。でも、飛行機事故によって住民の犠牲者は出ていません(3)。ただし、1973年12月5日 に 第36海兵航空群第164ヘリ中隊所属のCH-46の内1機が、沖縄県外の熊本県西原村字小那覇の社屋新築現場付近に墜落し、乗員4人死亡。1人重傷おいました。この時に救難活動に当たった社員1人が軽傷を負っているので(3)、犠牲者を1人とします。一方、福島ではICRPが提唱するLNTモデルで計算すると外部被ばくによる癌だけで230人の方が死ぬ計算になります。
brg141006b.gif
 ※(4)を転載
 図―2 福島県の外部被ばくによる癌での死者数(推計値)と交通事故での死者数

福島県の人口はおよそ194万人なので(5)、1万人に1人の割合です。普天間事故で1人の犠牲者が出たとしても、95,396人なので、10万人に1人の犠牲です。福島の発癌リスクだけでも福島は普天間より10倍危険です。それでも安倍出戻り総理は
「米軍の抑止力維持と普天間の危険性除去を考え合わせたときに唯一の解決策だ。引き続き日米合意に従って進めていきたい」
とインタビューに答え、普天間の危険性を認めています。普天間より100倍は危険な「福島」が安全である訳がありません。
<余談>
 1995年に沖縄に駐留するアメリカ軍人3名が、12歳の女子小学生を拉致した上、集団強姦した事件が起きました。沖縄の方は大変に怒ったみたいです(8)。当然です。でも沖縄には約5万人の女子小学生がいます(9)。米兵の強姦に合う確率は5万分の1です。
 福島の放射線リスクは社会的に許容される程度に小さいと主張する方がいます(10)。そのような主張をするか方には是非に沖縄に行って
 「沖縄の基地リスクは福島の放射線リスクよりはるかに少なく、社会的に十分許容されると、小学生が米兵の強姦される確率は多い年(1995年)でも5万分1だと」
と沖縄県民を説得して欲しいと思います。(=^・^=)はどんなに確率が低くても小学生が国策の犠牲になるなどあってはならないこと思います。福島県いわき市ではこれまで学校給食には放射性物質汚染の少ない北海道産米をつかっていました(12)。でも今月(12月)から安全とは言えない地元産米になりました(13)(14)(15)。福島県いわき市の児童・生徒の皆さんも国策の犠牲になりそうです。
 福島県は「風評被害」を主張します(16)。でも沖縄県に基地があり危険との噂が流れ観光客が減る「風評被害」など聞いたことがありません。多くの観光客も沖縄の米軍基地より福島の放射能が危険だと思っています。
回復しない福島県の観光客数
以下に福島県の観光客数を示します
 ※(17)にて作成
 図―3 福島県の観光客(入込)数

 福島第一原発事故後3年目の2013年でもおよそ16%減のままです。以下に沖縄県の観光数を示します。
順調に伸びる沖縄の観光客数
 ※(18)にて作成
 図―4 沖縄県の(入域)観光客数

 沖縄では2011年に少し落ち込みましたが、その後は順調に増加しています。観光客の判断も福島の放射能は沖縄の基地よりリスクが高いだと思います。ゆうまでもなく本文に記載した通り「観光客」の判断は正しいと思います。
 それでも安倍出戻り総理は福島は「安全」であり(19)、復興は進んでいると(20)と主張しています。でも福島は普天間に比べてはるかに危険です。(=^・^=)は
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないみたいです。福島県伊達市は「あんぽ柿」のシーズンです。とっても美味しいそうです(21)。でも福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産の柿はありませんでした。
福島産でなく他県産の「柿」が載っている福島県伊達市のスーパーのチラシ
 ※(22)をキャプチャー
 図―5 福島産の柿が載っていない福島県伊達市のスーパーのチラシ

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)社説[移設反対派全勝]揺るがぬ民意を示した | 沖縄タイムス+プラス
(2)沖縄県知事選挙2014に関するニュース [1/16ページ] | 沖縄タイムス+プラス
(3)普天間飛行場 - Wikipedia
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島の放射線の癌リスクは交通事故程度?
(5)福島県の推計人口(平成26年11月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(6)辺野古「唯一の解決策」普天間移設で首相 | 沖縄タイムス+プラス
野湾市公式ホームページ">宜野湾市人口統計 | 宜野湾市公式ホームページ
(8)沖縄米兵少女暴行事件 - Wikipedia
(9)学校基本調査報告書 - 沖縄県
(10)リスクを選択し受容する生き方を考える――著者インタビュー『原発事故と放射線のリスク学』 | WEB第三文明
(11)学校給食等における放射性物質検査の結果について|いわき市
(12)(11)中の「PDF形式白米(平成26年11月まで【簡易型放射能測定器で検査】)(PDF形式 67.4KB) 」
(13)(11)中の「PDF形式白米(平成26年12月~【ゲルマニウム半導体検出器で検査】)(PDF形式 73.5KB)」および「PDF形式白米(平成26年12月~【簡易型放射能測定器で検査】)(PDF形式 88.1KB) 」
(14)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)―福島全袋検査はデタラメ満開ー
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(16)風評・風化対策で新役職 県、機構改革に合わせ来年度新設 | 県内ニュース | 福島民報
(17)福島県観光ホームページ 統計資料一覧 - 福島県ホームページ中の「25年観光客入込状況調査 [PDFファイル/942KB] 」
(18)入域観光客数/沖縄県
(19)東電福島原発 放射能関連情報 | みなさまの安全確保
(20)安倍首相、須賀川で演説 復興や雇用成果強調 山口公明代表、福島で演説 | 県内ニュース | 福島民報
(20)安倍首相、須賀川で演説 復興や雇用成果強調 山口公明代表、福島で演説 | 県内ニュース | 福島民報
(21)あんぽ柿 - みらいのフルーツ - JA伊達みらいのホームページ
(22)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2014/12/26(金) 19:44:36|
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福島甲状腺 Bランク 65%増

 12月25日の福島県県民健康仮調査第17回検討委員会が開かれました(1)。その中で2巡目の検査である本調査との結果が発表されました。この検査では受検者60,505人中457人で(2)全体の0.76%がBランクでしたが、2012年3月末付の集計では受検者40、763人中の187人で(3)全体の0.46%がBランクでした。65%程度の増加が見られます。もし福島県に質問したら「時間がったて対象者の加齢による増加」と回答されそうですが、気になるデータがあります。
福島甲状腺 急増するBランク
  ※1(2)(3)を集計
  ※2 年齢は原発事故時
  ※3 12年先行調査は2012年3月末の時点のデータ
  ※4 14年本調査は2014年10月31日時点のデータ
 図―1 年齢別のBランク以上の割合(全体)

 福島県の年齢区分は5歳毎なので、
  原発事故時11-15歳の方は2014年時点で14~18歳
  原発事故時16-18歳の方は2012年時点で17~19歳
ですので、2012年時点で原発事故時16-18歳の方より、2014年時点で原発事故時11-15歳の方まだ若いので、加齢によるものなら2012年調査の発事故時16-18歳の方のBランクの割合が2014年調査の発事故時11-15歳の方の割合より大きくなっていなくてはなりません。でも図に示す通り2014年調査の発事故時11-15歳の方の割合の方が大きくなっています。以下に数値を示します。
 2012年調査の発事故時16-18歳の方のBランクの割合 1.08%(8,733人中94人がBランク)(3)
 2014年調査の発事故時11-15歳の方のBランクの割合 1.27%(17、473人中221人がBランク)(2)。

 福島原発事故後に福島の子供達の甲状腺は危険に曝されるようになりました。
 福島県県民健康管理調査は
 「東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散や避難等を踏まえ、(福島)県民の被ばく線量の評価を行うとともに、県民の健康状態を把握し、疾病の予防、早期発見、早期治療につなげ、もって、将来にわたる県民の健康の維持、増進を図る」
 ことを目的としている実施されている調査です。その一つに原発事故時に概ね18歳以下の福島県民を対象に、甲状腺(超音波)検査があります(4)。甲状せん検査は、チェルノブイリで、放射性ヨウ素の内部被ばくによる小児の甲状腺がんの増加であったので実施されることになりました。当初は
 「小児甲状腺がんは年間 100 万人あたり1、2名程度」
と極めて少ないと考えていました(5)。ところが、検査を重ねるごとに「悪性ないし悪性の疑い」のある福島島の子供さんの数はどんどん増えていきました。
どんどん増える福島県の子供の甲状腺癌
 最新のデータでは
  先行調査 98人(7)
  本格調査  4人(2)
です。福島県の資料(2)(7)を集計すると約30万人近い福島の子供さんが対象になっているので。当初想定されていた100万人に1.2名でなく1万人に4人で程度になっています。当然ながら多くの方が福島原発事故との関連を疑っています。
福島甲状腺癌と原発事故関連の「疑い」を放送するテレビ朝日系列
 でも会見(8)を聞いていると、今までにない大規模な精密検査なので普通では見つからい「癌」が見つかるようになったとの可能性を強調しているようです(いわゆるスクリーニング効果)。
原発事故との関係は考え難いと、安倍が喜ぶ放送をするNHK
  ※NHKの12月25日19時台の番組をキャプチャー
 図―4 福島甲状腺は放射線の影響は考えにくいと放送するNHK

でも、全ての現象が「スクリーニング効果」で説明できるのか(=^・^=)なりに検討してみたら、二つの疑問が湧きました。福島県の甲状せん検査は1次検査と2次検査があり、1次検査で悪性の疑いがまずないAランクと、悪性の疑いが濃いB,Cランクに分けB,Cになった方を対象により精度の高い2次検査を実施します(9)。先行検査は始まったばかりで(2)、2次検査が終了していないので、1次検査に注目しました。以下に女性のB,Cランク以上の割合を年齢別、検査時期別に示します。
福島甲状腺 急増するBランク(女の子)
 ※ 注記は図―1に同じ
 図―5 年齢別のBランク以上の割合(女性)
でも図に示す通り2014年調査の発事故時11-15歳の方の割合の方が大きくなっています。以下に数値を示します。
 2012年調査の発事故時16-18歳の方のBランクの割合 1.47%(4、289人中63人がBランク)(3)
 2014年調査の発事故時11-15歳の方のBランクの割合 1.76%(8.285人中146人がBランク)(2)。
以下に男性のB,Cランク以上の割合を年齢別、検査時期別に示します。
福島甲状腺 急増するBランク(男の子)
 ※ 注記は図―1に同じ
 図―6 年齢別のBランク以上の割合(男性)

 2012年調査の発事故時16-18歳の方のBランクの割合 0.67%(4、444人中31人がBランク)(3)
 2014年調査の発事故時11-15歳の方のBランクの割合 0.82%(9,188人中75人がBランク)(2)。
 図に示す通り、加齢するに従いBランク以上の割合は検査時期によらず上がっています。時点で原発事故時16-18歳の方より、2014年時点で原発事故時11-15歳の方まだ若いので、2012年調査の発事故時16-18歳の方のBランクの割合が2014年調査の発事故時11-15歳の方の割合より大きくなっていなくてはなりません。でも結果は逆です。少なくとも福島の子供の甲状腺には2011~12年を境にそれ以前にはあまり存在しなかった大きなストレスが加わったはずです。そんなものは一つしかないと思います。
 以下に市町村別の「悪性ないし悪性の疑い」の割合を示します。
西部では「0」の甲状腺癌発生率
 ※(2)(7)を集計
 図―7 市町村別の「悪性ないし悪性の疑い」(2014年10月31日時点)

 NHKは25日19台の番組で地域差がないと放送していましが、(=^・^=)は地域的な方よりがあるように見えます。ただ単純な比較ができません。以下に示すように福島県の甲状腺検査の1巡目は2011年度から13年度まで3年掛けて行われました。
3年掛けて行われた1巡目検査
 ※(7)に加筆
 図―7 甲状せん検査実施時期

 時期によって検査の進み方も、検査時の年齢も違います。検査が遅ければそれだけ罹患する人が増えるので、従前の検査と比較しても意味がないと思います。福島県は大きく東から「浜通り」「中通り」「会津」分けられます(10)。会津だけでが全て2013年度の検査ですので会津で比較してみました。会津を福島第一原発から比較的近い中通りに隣接する地域(磐梯町、猪苗代町、会津若松市、下郷町)とそれ以外に分けます。悪性ないし悪性の疑いの割合は
 中通りに隣接する地域  0.048%(検査17671人中8人)
 中通りに隣接しない地域 0.007%(検査14995人中1人)
でした。偶然に起こる確率を計算したら3.6%でした。およそ偶然とは思えません。

<余談>
 会見(8)や検討委員会(9)の様子を見ていると、福島県の子供の甲状腺の問題を見ていると、原発事故の影響か否かにはあまり興味が無い気がします。彼らにとって大事なのは福島の子供達です。たとえ原因が「原発事故」と判明しても、福島の子供達は救われません。福島の子供達が救う唯一の手段は、徹底的な検査と適切な治療です。それ以外にパワーを割く気はなさそうな感じです。検査と治療が最優先みたいです。お医者さんとしては妥当な判断だと(=^・^=)は思います。でも、真相が解明されないのも事実です。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。計算方法は(=^・^=)の過去の記事(12)を見てください。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
有意差検定表
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)第17回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成26年12月25日開催) - 福島県ホームページ
(2)(1)中の「 資料3-2 県民健康調査「甲状腺検査(本格検査)」実施状況 [PDFファイル/842KB]」
(3)第7回「県民健康調査」検討委員会(平成24年6月12日開催) - 福島県ホームページ中の「第7回「県民健康調査」検討委員会(平成24年6月12日開催) - 福島県ホームページ」
(4)県民健康調査について - 福島県ホームページ
(5)第3回「県民健康調査」検討委員会(平成23年7月24日開催) - 福島県ホームページ
(6)「県民健康調査」 検討委員会について - 福島県ホームページ
(7)(1)中の「 資料3-1 県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【暫定版】 [PDFファイル/913KB]」
(8)2014/05/19 【福島】第15回 福島県「県民健康管理調査」検討委員会 Movie Iwj
(9)甲状腺検査について - 福島県ホームページ
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島県について
(11)第17回「県民健康調査」検討委員会 OPTVstaff
(12)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
  1. 2014/12/25(木) 22:18:37|
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福島県二本松市の2014年11月の死者数1.4倍(対2010年)―でも増えていない所もある―

 福島県の10月中の人口動態が発表されました(1)。二本松市の死者数は
 原発事故前の2010年11月は52人
 原発事故後の2014年11月は72人
で1.4倍に増えています。でも同じ福島県内でも福島第一原発から遠く放射能汚染の少ない南会津郡では
 原発事故前の2010年11月は57人
 原発事故後の2014年11月は43人
で逆に減っています。
 福島県二本松市(にほんまつし)は、福島県を代表する城下町のひとつに数えられ、観光の市として特色を出しています。一方、福島原発の避難区域に隣接し二本松市自体も放射性物質に汚染され、人が住む場所としては最も放射性物質汚染の酷い市の一つです(2)。福島県南会津郡は福島県の南西の外れにあり、福島第一原発からは100km以上は離れており、福島県内では最も放射性物質汚染の低い場所です。
brg141024c.gif
 ※(2)を転載
 図ー2 二本松市と南会津郡
 1ヶ月の統計では分からないので、各年3月からの死者数を集計してみました。
死者数が20%増えた二本松市
※(1)を集計
 図―3  福島県二本松市の各年3~11月の死者数

 原発事故前の2010年3月から11月の死者数    499名
 原発事故後4年目の2014年3月から11月の死者数 597名

で20%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.3%なので、偶然とは考えにくいと思います。一方、南会津郡は
 原発事故前の2010年3月から11月の死者数    368名
 原発事故後4年目の2014年3月から11月の死者数 344名
で統計誤差の範囲ですが、死者数が減っています。
 死者が有意に増えていない地域は他にもあります。福島県いわき市や西郷村は地元産2013年度米の学校給食への使用をしていません(3)。学校給食に福島産を使うには保護者の理解が必要なので、保護者も含め福島産に抵抗感の強い場所です。
brg140827c.gif
  ※(4)を転載
 図―4 福島県各市町村の給食での地元産米利用状況(会津地方を除く)

以下に学校給食に2013年産米を使用しなかった市村(いわき市、西郷村)の各年3~11月の死者数の推移を示します。
死者数の有意な増加のない地元産米未使用地域
 ※(1)を集計
 図―5 2013年地元産米を使用していない市や町の死者数の推移(各年3-11月)

 原発事故前の2010年3月から11月の死者数 3,036人
 原発事故後4年目の2014年3月から11月の死者数 3,134人

で3%増ですが、偶然に起こる確率を計算したら21%ですので、偶然といっても構わないと思います。
 一方、二本松市をはじめ、福島市、郡山市、伊達市、本宮市および川俣町の5市1町では、2013年の地元産米を使用している旨を市や町のホームページで公表しています(3)。それでも学校給食が成立しているので、保護者も含め福島産に抵抗感が少ない地域だと思います。家でも福島産を食べる機会が多いと思います。
 以下に学校給食に2013年産米を使用した市や町の各年3~11月の死者数の推移を示します。
有意な増加が認められる地元産米使用地域
 ※(1)を集計
 図―6 2013年地元産米を使用している市や町の死者数の推移(各年1-11月)

 原発事故前の2010年3月から11月の死者数 5,690 人
 原発事故後4年目の2014年3月から11月の死者数 6,082人

で約7%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.03%なので、およそ偶然とは思えません。
2010年と14年の3から11月を比較して
 ①2013年産地元産米を使用する市や町では有意に死者数が増えている。
 ②福島県内では放射性物質汚染が比較的少ない南会津や、学校給食に2013年産地元産米を使用していない地域では有意な死者数の増加は認められない。これは明確な事実です。

<余談>
 残念ながら福島県いわき市の学校給食の米は今年(2014年)12月から放射性物質の心配のいらない北海道産米は福島県いわき市産米に代わっていました(5)。でも、いわき市にお住いの方は今も福島産を避けているようです。福島県いわき市のスーパーのチラシには、「福島産米」はありません。
他県産米はあっても「福島産」はない福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(6)を抜粋
 図―7 福島産が載っていない福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果だと(=^・^=)は思います。福島県が「安全」の根拠にしている福島県が発表した検査データには大変な疑問があります(7)。(=^・^=)もいわき市の皆さんを見習い
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。

以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。計算方法は(=^・^=)の過去の記事(8)に書いた通りです。
 表―1 二本松市の死者数の増加が偶然に起こる確率の計算結果
 有意差検定表(二本松市)

 表―2 2013年地元産米を未使用の市や村の死者数の増加が偶然に起こる確率の計算結果
有意差検定表(福島県産米未使用)

 表―3 2013年地元産米を使用した市や町の死者数の増加が偶然に起こる確率の計算結果
有意差検定表(福島県産米使用)

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(2)めげ猫「タマ」の日記 福島県二本松市の2014年9月の死者数20%増(対2010年)―でも増えていない所もある
(3)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島県の死者数は増(1-8月、対2010比)-でも増えていると場所と増えていない場所がある。
(5)学校給食等における放射性物質検査の結果について|いわき市中の「白米の検査結果(ゲルマニウム半導体検出器及び簡易型放射能測定器で検査)」
(6)AEON | 店舗情報 | イオンいわき店
(7)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月4週)―福島からは新たなセシウム汚染食品ー
(8)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
  1. 2014/12/24(水) 19:45:12|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月4週)―福島からは新たなセシウム汚染食品ー

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。12月週4中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1,933件中4件の基準値超え(全体の0.2%)
  ②平均は、1キログラム当たり2.23ベクレル、最大290ベクレル(岩手県産ヤマドリ)。
  ③基準超の食品が岩手、福島で見つかっています。
食品中の放射性セシウムまとめ12月4週

   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2014年12月4週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.原発事故から3年9ヶ月、福島からは今週も新たなセシウム汚染食品
 福島県本宮市は市のほぼ中央部には東北地方を代表する名川・阿武隈川が北流し、東部には阿武隈山系の岩角山、高松山、岳山などの山並みや丘陵地、農地が広がり、西部には安達太良山から連なる大名倉山を中心とした山並みを有し、水と緑の豊かな自然に恵まれています(7)。
本記事で取り上げる地域
 ※(8)等で作成
 図―2 本宮市等の本記事で取り上げる地域

 一方、福島原発事故によって大量の放射性物質が降り注ぎ、市内の土壌は放射能汚染物を規定するクリアランスレベル(セシウム137で1キログラム当たり100ベクレル)(9)の数十倍の1キログラム当たり数千ベクレルの放射性セシウムで汚染されてしまいました(10)。
1キロ当たり数千ベクレルのセシウムに汚染されている本宮市の土
 ※(10)(11)にて作成
 図―3 本宮市の土壌中のセシウム濃度

 本宮市の旧白岩村産の大豆から基準値(6)を超える1キログラム当たり110ベクレルの放射性セシウムが見つかりました。以下にこれまでの推移を示します。
突然上がる本宮市の大豆のセシウム濃度
  ※1(1)を集計
  ※2 日付は収穫日
  ※3 NDは検出限界未満を示す。
  図―4 本宮市・旧白岩村産の大豆のセシウム濃度推移

 従前(2013年)の最大値は1キログラム当たり19ベクレルですので、突然の上昇です。福島産はたとえ基準値より大幅に低いセシウム濃度であっても、基準値以下は担保されないと思います。

2.宮城県亘理・荒浜沖は9ベクレル、福島県相馬地方は4ベクレルのスズキ
 宮城県亘理町は宮城県の南東部、仙台市から南へ26キロメートルほどのところにあり(12)、直ぐ南は福島県の相馬地方です(図―2参照)。今週、亘理町のスズキのセシウム濃度が発表になりました(3)。そこで、福島県沿岸部北部の相馬地方(相馬市、南相馬市、新地町、飯舘村)沿岸部のスズキの検査結果と比較してみました。
宮城より低い、福島産スズキの検査結果
  ※1(1)を集計
  ※2 日付は厚生労働省発表日
  ※3 NDは検出限界未満を示す。
  図―4 福島・宮城県境付近のスズキのセシウム濃度推移

 (=^・^=)目には、福島第一原発から離れている宮城県・亘理町沖のセシウム濃度が高くなっているように見えます。平均を取ると1キログラム当たりの値で
 宮城県亘理・荒浜沖は9ベクレル
 福島県相馬地方は4ベクレル
で倍以上も宮城県側が高くなっています。福島県の検査が低く出るか、どちらかです。宮城県の検査は(公財)海洋生物環境研究所と(株)静環検査センターで実施されおり、検査結果は1キログラム当たりで
 (公財)海洋生物環境研究所
   平均 8.9ベクレル 最大20ベクレル 検査数4
 (株)静環検査センター
   平均 10ベクレル  最大10ベクレル 検査数1
でほぼ同じ値です。別の検査機関で同じような値がでれば「正しい」と考えます。福島県の検査は福島農業総合センターのみでこのような比較ができません。以下に福島県いわき市沖のヒラツメガニのセシウム濃度を示します。
福島県漁連より低い福島県のヒラツメガニの検査結果
 ※(12)を転載
 図―5 福島県いわき市沖のヒラツメガニのセシウム濃度

 福島県漁連の検査ではそこそこセシウムが見つかっていますが、福島県の検査では19件全て検出限界未満(ND:セシウムが見つからない事)です。福島県の検査結果は宮城県とも福島県漁連とも整合性がありません。福島産の検査結果が低いので「安全」などと主張する人がいますが(13)、検査そのものが実態より値が低くでるので、このような主張は成立しません。

3.伊達の「ニラ」はシーズン入り、でも検査はたった2件
 福島県伊達市は福島県で最もニラの出荷量が多いしです。
福島のニラは、放射能汚染の酷い伊達が第一位
※(14)より作成
 図―6 福島県産ニラの生産量

 図―2に示すように東側は避難地域に隣接し、人が住む(農業が行われている)場所としては最も放射性物質汚染が酷い市です。福島県伊達市も活動範囲とするJA伊達みらいによると、12月から「ニラ」の出荷が本格化するそうです(15)。
12月に始まる伊達のニラのシーズン
 ※(15)を抜粋
 図―7 伊達(福島)の野菜の出荷時期

確り検査されているか心配です。以下に福島県各市町村の2014年6月以降のニラの検査数を示します。
異常に少ない放射能汚染地帯の伊達市産ニラの検査数
 ※(1)を集計
 図―8 福島県各市町村

 生産量トップでしかも主産地の中で放射線汚染が酷い福島県伊達市の検査はたった2件でしかも、厚生労働省の発表(1)を見ると検査したのは2ヶ月以上も前の10月8日に採取したサンプルです。でも新地町は違います。近々では12月8日に採取したサンプルを検査しています。
 以下に新地町と伊達市の土壌中のセシウム濃度を示します。
新地町に比べかなり酷い伊達市の土壌のセシウム汚染
  ※(10)にて作成
 図―9 新地町と伊達市土壌中のセシウム濃度比較

 1キログラム当たりですが、新地町では1000ベクレル以下ですが、伊達市では5000ベクレルを超えるところもあります。福島県は放射性物質汚染が酷い主産地の伊達市を避け、伊達市程には酷くない新地町の検査を多くしています。福島県は福島県産の野菜について
「放射性物質の測定は、県内の主な産地において定期的にサンプリングし行っています。」
と主張しています(16)。でも主産地の検査数は少なく、しかも2ヶ月以上も放置しています。実態は
 「放射能汚染の酷い産地は避けて検査しています。」
だと(=^・^=)は思います。


<余談>
 ・突然にセシウム濃度が上がる福島産
 ・低くでるデタラメ検査で出荷される福島産
 ・放射性汚染の酷い場所の検査が避けられる福島産
これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」です(17)。(=^・^=)は怖いので
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないみたいです。福島県福島市は福島県最大の西洋ナシの産地です。
福島市の洋ナシ生産量は福島県の過半数
  ※(14)より作成
  図―10 福島県の西洋ナシ生産量

そして今がシーズンです(18)。
11,12月は福島市の洋ナシ(ラ・フランス)のシーズン
  ※(18)を抜粋・加筆
  図―11 福島市の西洋ナシシーズン

しかも今年は天候に恵まれて順調に生育し、大きな実ができたそうです(19)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシに載っていたのは他県産の西洋ナシです。
他県産の洋ナシは載っていても、福島産がない福島市のスーパーのチラシ
 ※(20)を抜粋
  図―12 福島産西洋ナシが載っていない福島県福島市のスーパーのチラシ


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第910報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月3週)―3年9ヶ月たってもセシウム濃度は新記録ー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)位置・地勢 - 本宮市公式サイト
(8)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング (平成25年11月2日~19日測定) 平成26年03月07日 」
(9)日本のクリアランス制度 (11-03-04-10) - ATOMICA -
(10)農林水産技術会議/農地土壌の放射性物質濃度分布図等のデータについて
(11)安達郡 - Wikipedia
(12)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月2週)―福島県の大豆は基準超、出荷制限はありませんー
(13)福島県産の食品の安全性について -首相官邸ホームページ-
(14)統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103
(15)ベジフルカレンダー - JA伊達みらいのホームページ
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料)
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(18)フルーツを食す - 福島市ホームページ
(19)香り高く秋の実り ラ・フランス福島で収穫開始 | 県内ニュース | 福島民報
(20)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2014/12/23(火) 17:29:16|
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南相馬市の特定避難勧奨地点強制解除―本当に安全なの?―

 政府の原子力災害現地対策本部は、東京電力福島第一原発事故に伴い放射線量が局所的に高いために指定した南相馬市の特定避難勧奨地点を12月28日の解除を、12月21日、同市で説明会を開き、住民に方針を伝えたそうです(1)~(6)。
 ・現線量でも健康影響は考えにくい(2)(6)
 ・(指定を解除することで)線量が下がっている事実を全国に伝えることが、風評被害からの脱却、復興本格化のために重要(1)
との理由ですが、(=^・^=)の試算では100ミリシーベルト以上の被ばくが予想され、およそ「安全」とは言えません。
南相馬市の特定避難勧奨地点の解除を1面トップで報じる福島県の地方紙、福島民報
 ※(3)をキャプチャー
 図―1 南相馬市の特定避難勧奨地点の解除を1面トップで報じる福島県の地方紙、福島民報

 
 福島県南相馬市は福島県沿岸部(浜通り)北部にあり福島原発事故によってばら撒かれた放射性物質により市域が汚染され、市内には避難区域が設けられました。原発事故から3年半以上経過しても未だに1万3000人近い方が避難しています(7)。。
brg141009a.gif
 ※(7)を転載
 図―2 南相馬市

避難区域外にも放射線量の高い場所があるので、そこを「特定避難勧奨地点」に設定し(7)、そこからも約152世帯が避難されています(1)~(6)。
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 ※1(8)を転載
 ※2 凡例は図―2に同じ
 図―3 南相馬市特定避難勧奨地点

でも国は住民や市の意向を無視して避難指示解除を決めました(1)。
理由は
「モニタリング調査で、年間積算線量が20ミリシーベルトを下回ることが確実となったため、解除を決めた。」
との事です(1)。これについて「国」は
 「現線量でも健康影響は考えにくい」(2)(6)
と主張しいます。でも「年間積算線量が20ミリシーベルト」で健康への影響って本当に考えらないんでしょうか?
年間20ミリシーベルトの基準につて、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーの高村昇氏は福島県の地方紙の福島民報に
「これ(年間20ミリシーベルトの基準の事)は100ミリシーベルト以上の放射線を一度に被ばくすると、がん発症リスクが上昇することを踏まえた上で、放射線災害による被ばくを合理的、かつなるべく低い線量に抑えるために作られた基準です。」
と寄稿してます(8)。将来的に放射線量の低減が見込めるなら年間20ミリシーベルトの基準の基準もある程度の合理性はあると思います。でも放射線量が時間とともに下がり難くなります。半減期の短いセシウム134由来の放射線は早くなくなりますが、半減期の長いセシウム137由来の放射線はなかなか無くなりません。セシウム134の半減期は約2年ですので2年で半分、4年で4分の1になりますが、半減期が約30年のセシウム137(10)からの放射線は30年でやっと半分です。福島原発事故から4年近くが経過しているので、セシウム134由来の放射線は当初の3割に減っていますが、セシウム137由来の放射線は殆ど減っていません。これからはなかな下がらいセシウム137由来の放射線が主力になります。
 そこで(=^・^=)なりに積算線量が年間20ミリシーベルトの場合にどれだけ被ばくするか見積もってみました。積算線量が年間20ミリシーベルトだとすると1日当たりの被ばく線量は0.055ミリシーベルト(20÷365)になります。1時間当たりでは2.3マイクロシーベルトです(0.055÷24×1000)。
 以下に今年(2014年)11,12月のセシウム137に対するセシウム134の割合を示します。
セシウム137に対する134の割合
 ※(12)を集計
 図―4 セシウム137に対する134の割合

1平方メートり当たりで100万ベクレルの
  セシウム134があると、毎時5.4マイクロシーベルト
  セシウム137があると、毎時2.1マイクロシーベルト
の放射線量になるそうです(13)。もしセシウム137が1平方メートル当たり59万ベクレルあるとすると。セシウム137由来の放射線量は1時間当たりで
  1.2マイクロシーベルト(59×2.1÷100)
になります。図―4よりセシウム134は20万ベクレルになるので
  1,1マイクロシーベルト(20×5.4÷100)
になります。半減期(10)と被ばく線量が積算線量の60%程度になること(13)を考慮すると、今後の放射線量は以下の通り見積もれます。
2030年には100ミリシーベルトを突破する被ばく線量
 ※(=^・^=)の見積もり
 図―5 積算線量が年間20ミリシーベルト地点の放射線量

 2030年には、ICRPが発癌リスクが確認されているとする100ミリシーベルト(14)を超えます。高木陽介経済産業副大臣は、「現線量でも健康影響は考えにくい」と言っていますが(2)、健康影響は十分にあり得ます。安倍出戻り内閣は「嘘」をついています。安倍出戻り内閣は国民の安全より原子力ムラの利益が大事みたいです。。
 住民の一部からは「宅地の外にまだ線量が高い場所がある」と不安の声が出たそうです。これに対し国は「宅地の中の線量が基準を下回れば指定を解除する」としているそうです(4)。一日中、家の中にいる訳には行きません。これでは外に出たらどれだけ被ばくするか分かりません。安倍出戻り内閣は住民の安全などどうでも良く、避難解除ありきの姿勢です。


<余談>
 国は「(指定を解除することで)線量が下がっている事実を全国に伝えることが、風評被害からの脱却、復興本格化のために重要」とも言っているようですが(1)、福島で起こっていることは「風評被害」ではありません。例えば、福島では自然死産率が原発事故後に増加し全国平均の1.5倍に達しました(15)。
 全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(15)を転載
 図―6 福島県の自然死産率の推移

 このほかにも死者数の有意な増加(16)、生まれてくる赤ちゃんの男女の割合の異常(17)など不可解なことが起こっています。それでも「安全」だと強弁する安倍出戻り総理を信用できません。だから(=^・^=)は
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないみたいです。福島米は大変おいしいそうです(18)。今年はお安くなっています(19)。さらに全袋検査を実施しているので「安全」だと安倍出戻り内閣は主張しています(20)(21)。でも南相馬市のスーパーのチラシには福島産精米は載っていません(22)。
他県産はあっても福島産精米がない福島県南相馬市のスーパーのチラシ
※(22)をキャプチャー
 図-7 福島産精米がない福島県南相馬市のスーパーのチラシ

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)南相馬の避難勧奨地点28日解除 | 県内ニュース | 福島民報
(2)南相馬の避難勧奨、28日解除へ 最後の指定地点:朝日新聞デジタル
(3)福島民報を2014年12月22日に閲覧
(4)ニュース|福島中央テレビ
(5)福島原発>避難勧奨地点 南相馬28日解除へ 河北新報
(6)南相馬の避難勧奨地点、28日解除 政府「健康影響ない」(福島民友ニュース)
(7)めげ猫「タマ」の日記 南相馬市の特定避難勧奨地点1.8(μSv/h)で解除、2036年には100mSv超え
(8)めげ猫「タマ」の日記 南相馬市の特定避難勧奨地点解除ー3μSvは10年で100mSv、安倍は殺人鬼
(9)放射線 放射性物質 Q&A 「1ミリシーベルトにこだわらない」の意味は | 東日本大震災 | 福島民報
(10)セシウム - Wikipediaセシウム - Wikipedia
(11)報道発表資料 |厚生労働省
(12)空間線量率の計算
(13)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(14)ICRP勧告 日本語版シリーズ PDF無償公開のお知らせ | 刊行物
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(17)めげ猫「タマ」の日記 食べて応援、不幸な子供
(18)相馬で作る世界一の米(相馬市) | ふくしま 新発売。
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島県知事選―「風評被害の根絶」は殆ど公約していません。
(20)福島県産の食品の安全性について -首相官邸ホームページ-
(21)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)―福島全袋検査はデタラメ満開ー
(22)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
  1. 2014/12/22(月) 19:42:28|
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