めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

2014年度も福島を逃げていく若い女性達

 福島県の地方紙の福島民報は「県人口192万6961人 42年ぶり193万人下回る 社会動態減少最少」で転入者から転出者を差し引いた「社会動態」が大幅に改善したと報じていました(1)。でも、増えたのは中年男で若い女性の福島脱出は止まっていません。
 福島県のHPに2015年3月中の人口動態が公表されていました(2)。社会動態を2014年度について集計すると以下のようになりました。
2014年度も20代前半女性の社会減が多い福島県
 ※(2)を集計
 図―1 福島県の年代別、男女別社会的増減

 35歳から64歳の男性(中年男)は増えていますが、15歳~24歳の若年層の流出が顕著です。特に20代前半の女性が多くなっています。以下に各年度(4月から翌年3月)の20代前半の男女別の社会的増減を示します。
20代前半女性の県外移動が止まらない福島県

 ※(2)を集計
 図―2 福島県の20代前半の社会的増減

 男性の減少はおさまりつつありますが、女性の減少は収まる気配がありません。
 福島民報社は全体について「震災後、人口流出が顕著となった24年3月の8203人減に比べ、3795人少なかった。」と報じていますが20代前半の女性に限って言えば
 2012年3月 △1165人
 2015年3月 △1153人
で殆ど減っていません。このままでは、福島県は男と老人の県になり、次世代を担う子供が生まれなくなります。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 若い女性の福島脱出を食い止めることは福島県域復興には欠かせないと(=^・^=)は思います。でも有効な施策は無いようです。福島県の女性はお隣の茨城や宮城に比べても綺麗だと思います。
福島県の綺麗な女性
 ※(3)をキャプチャー
 図―3 福島県の綺麗な女性

 (=^・^=)の住む街にも多くの方が福島から避難してきました。これは女性に限ったことではないのですが、彼らは(=^・^=)住む街では歓迎すべき方であり、大切な隣人です。福島の方は何処へ移住しても歓迎されると思います。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)県人口192万6961人 42年ぶり193万人下回る 社会動態減少最少 | 県内ニュース | 福島民報
(2)
(3)スイッチ20150424 TUFchannel
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  1. 2015/04/30(木) 19:49:04|
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GW本番―福島・東北道SAは0.3(μv/h)以上

福島県内の東北道のサービスエリア(SA)の放射線量を調べたら1時間当たり0.3マイクロシーベルト以上りました。
 GWが本番になりました(1)。東北にドライブを考えている方も多いと思います。一つ厄介な問題は車で東北に行くには、概ね福島県内の放射能汚染地帯の高速道路を走らなくては行けません。
福島の放射能汚染地帯を縦断する東北道
※(2)等の作成
 図―1 福島県内の高速道路

 福島県内は無休憩で走り抜けるか、途中で休むかは悩ましい問題です。東北道のサービスエリアは多くの人が集まる場所だと思います。でも福島県のHPを見る限り放射線量の公表はありません(3)。たぶん、モニタリングポスト(放射線量の測定点)が設置されてないと思います。でも放射線量は気になります。
 原子力規制委は航空機で面的に測定した放射線量の数値データを公表しています(2)。そくで福島県内にある東北道の二つのサービスエリア(安達太良SA、国見SA)(4)の5月1日時点の放射線量を調べてみました。
毎時0.3マイクロシーベルと以上ある安達太良SA
 ※1(2)とGoogle Mapで集計
 ※2 半減期を考慮し5月1日時点に補正
 ※3 補正方法は(5)による。
 図―2 安達太良SAの放射線量(5月1日時点)

毎時0.3マイクロシーベルと以上ある国見SA
※注記は図―2に同じ
 図―3 国見SAの放射線量(5月1日時点)

 どちらも国が除染が必要だとする1時間当たり0.23マイクロシーベルト(6)を超えています。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
放射線被ばくはすくなれば少ない程良いと思います。そのためには高速道路のサービスエリア等の多くの人が集まる場所の放射線量の公表は必須だと(=^・^=)は思います。でも福島県はそのような事はしません。ここに福島県の強烈な意図を感じます。福島発の情報には「安全」を喧伝するものはあっても(7)、判断材料して使える情報は皆無に思えます。これでは福島の方は大変に不安だと思います。
 福島県郡山市の牛の飼育頭数は8904頭で福島県最大です(8)。福島の牛肉は美味しいそうです(9)。福島県も福島の農協も福島の牛肉は「安全」だと主張しています(9)(10)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(11)を引用
 図―4 福島産牛肉が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)残雪と新緑の安達太良山 登山客魅了 ゴールデンウイーク本番 | 県内ニュース | 福島民報
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(3)福島県放射能測定マップ
(4)東北自動車道 - Wikipedia
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)ふくしま復興のあゆみ - 福島県ホームページ
(8)届出情報の統計-目的別索引-牛の個体識別情報検索サービス中の「■市区町村別飼養頭数・飼養施設数(平成26年10月31日公表) ⇒ ・市区町村別の牛の種別の飼養頭数(平成26年9月末時点) 」
(9)JA全農福島/JA全農福島オンラインショッピング
(10)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(11)2015年4月25日(土)〜30日(木)までの鎌倉屋折込チラシをチェックしよう!

  1. 2015/04/29(水) 19:41:46|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月4週)―フルーティアふくしま出発、主産地の検査はありませんー

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。4月4週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1764件中1件の基準値超え(全体の*%)
  ②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大130ベクレル(群馬県産イワナ)。
  ③基準超の食品が群馬で見つかっています。
今週も見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年4月4週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.フルーティア出発、主産地の検査はありません
 福島県で実施されている大型観光キャペーンに併せ(7)、福島県産果物(イチゴ)を使ったケーキや飲み物が味わえる観光列車「フルーティアふくしま」(8)の出発式が4月25日、郡山市のJR郡山駅で行われたそうです(9)。
福島産イチゴタルト
 ※(8)を引用
 図―2 「フルーティアふくしま」で出されるイチゴタルト

 メインのイチゴが検査されているか心配です。以下に福島県の市町村別のイチゴの生産量を示します。
福島県のイチゴの生産量
 ※(10)を転載
 図―3 福島県のイチゴの生産量

 福島県伊達市がトップです。そこで伊達市のイチゴの検査結果を福島県が運営する農産物のセシウム検査を調べるサイトで検索してみました。以下に結果を示します。
検査結果が出てこない伊達市のイチゴ
 ※(11)をキャプチャー
 図―4 福島県伊達市産のイチゴの検査結果の検索結果

 図―4に示すように検査結果が出て来ません。福島県伊達市の位置を以下に示します。
福島の中でも放射能汚染の酷い伊達市
 ※(12)を元に作成
 図―5 福島県伊達市といわき市

 図に示す通り、福島県伊達市は福島県の北部にあり福島県内でも放射能汚染の酷い市です。それでも福島県は福島産イチゴについて定期的に検査されており「安全」だと主張してます(13)。
 福島県は検査されていない物を検査されていると「安全」を主張しています。

2.福島のイワナは10ベクレル、群馬のイワナは37ベクレル
 群馬県産のイワナから基準値を超える1キログラムたたり130ベクレルのセシウムが見つかりました。福島産が気になる所です。以下に群馬県産と福島県産のイワナの2015年中の検査結果を示します。
群馬に比べ大幅に低い福島のイワナの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付は捕獲日
 ※3 「養殖」は除く
 ※4 NDは検出限界未満を示す。
 図―6 群馬県と福島県のイワナの検査結果

  どう見ても群馬県より福島県が低くなっています。平均をとると1キログラム当たりの値で
    群馬県 37ベクレル
    福島県 10ベクレル
です。福島県の方が放射能汚染が酷いはずなのにおかしな結果です。整合性が取れません。でもこれはイワナだけではありません。2015年中に捕獲されたマダラの検査結果(1)を纏めると
  宮城県 検査28件中4件がセシウム入り(全体の14%)
  茨城県 検査17件中4件がセシウム入り(全体の24%)
  福島県 検査78件中3件がセシウム入り(全体の 4%)
で福島産でセシウムが見つかる割合が極端に少なくなっています。マダラでも他県との検査結果に整合性がありません。
 福島県は他に比べて低くでるデタラメな検査で「安全」を主張しています。

3.福島県いわき市のババガレイは急上昇
 福島県いわき市産のババガレイから1キログラム当たり78ベクレルのセシウムが見つかりました(3)。以下に推移を示します。
急上昇する福島県いわき市のババガレイのセシウム濃度
※1 (1)を集計
 ※2 日付は捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満を示す。 
 図―7 福島県いわき市産のババガレイのセシウム濃度

 いったんは、低い値が出たのですが再上昇しています。福島産は一度、低い値が出ても再上昇をある得るので「安全」とは言えません。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
・必要な検査がされず「安全」が主張される福島産
・他より低くでるデタラメな検査で「安全」が主張される福島産
・低い値が出ても、上昇することがある福島産
これでは福島の方も心配だと思います。
 福島県須賀川市は福島最大のキュウリの産地です。今年もキュウリの出荷が始まりました(14)。福島県は福島産キュウリもイチゴも安全だと主張しています(13)。でも福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産イチゴもキュウリもありません。
他県産はあっても福島産イチゴもキュウリも無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
※(15)を抜粋
 図―8 福島産イチゴもキュウリも無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県須賀川市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第927報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月3週)―福島のマダラは全数ND,でも青森、岩手は別ー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)ふくしまデスティネーションキャンペーン 2015.04.01(水)~6.30(火)開催
(8)東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社
(9)観光列車「フルーティアふくしま」運行開始 | 県内ニュース | 福島民報
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島県の危険な広報
(11)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。で「イチゴおよびイチゴ(施設)、伊達市」で検索
(12)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(13)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(14)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―福島・須賀川市はキュウリの出荷開始、でも検査はありませんー
(15)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2015/04/28(火) 19:45:33|
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福島第一原発汚染水(4月4週)―港湾から過去最高のトリチウム―

福島第一原発汚染水の4月4週(4月20日から27日)の状況を纏めてました。
 ①港湾から過去最高のトリチウム
 ②地下水バイパス井戸から先週に続き過去最高のトリチウム
 ③海岸近くの井戸で高濃度のトリチウム
 ④外洋に繋がる排水路から法令限度を超える全ベータ
 ⑤タービン建屋海側の放水路の放射性物質濃度が再上昇
先週に続きのあっちこちで過去最高濃度の放射性物質が見つかっています(1)。

1.港湾から過去最高のトリチウム
 福島第一原発沖の外洋や境界の港湾口からトリチウム等の放射性物質やセシウム汚染魚が見つかっています。
高濃度の放射性物質が見つかる福島第一周辺海域
 ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(7)
  ※5  魚は1キログラム当たりの値
 図―1 福島第一原発近傍外洋の放射性物質濃度

数値は図―1を見てください。この中で気になったのは「港湾中央」のトリチウム濃度です。
過去最高を記録した港湾中央のトリチウム濃度
 ※1(4)(5)にて作成
 ※2 NDは検出限界未満を表す
図―2 港湾中央のトリチウム濃度

 この場所のトリチウム濃度が、今週は過去最高を記録しました。福島第一原発による海洋汚染は確実にに広がっています。


2.地下水バイパス井戸から先週に続き過去最高のトリチウム
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(8)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。さらに、地下水バイパスのNo10井戸から2週連続で過去最高濃度のトリチウムが見つかっています。
高濃度の放射性物質が見つかる地下水バイパスや山側井戸
 ※1 (9)(10)(11)を集計
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―3 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

 このうち地下水バイパスNo10井戸のトリチウムが過去最高を記録しました。以下に推移を示します。

  ※(9)(11)を集計
 図―4 地下水バイパスNo10井戸のトリチウム濃度

地下水バイパスNo10井戸のトリチウムはこれからも上昇しそうです。
 地下水バイパスから放流されたトリチウムの総量を濃度×排出量の合計で計算したら約4、200億ベクレルに達しました。
過去最高を記録いた地下水バイパスNo10井戸のトリチウム
※(12)(13)を集計
 図―5 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量


3.海岸近くの井戸で高濃度のトリチウム
 東京電力は福島第一原発の海岸付近やタービン建屋周りの井戸の地下水の放射性物質濃度を調べています(5)。以下にそこでの放射性物質濃度を示します。
 高濃度の放射性物質が見つかる福島第一護岸の井戸
 ※1 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※2 集計期間内の最大値
 図―6 海岸付近の井戸と海水の放射性物質濃度

 このうちNo0-4井戸のトリチウム濃度が上昇しています。
上がり続けるNo0-4井戸のトリチウム濃度
 ※1(5)にて作成
 ※2 NDは検出限界未満を表す
 図―7 No0-4井戸のトリチウム濃度

4.外洋に繋がる排水路から法令限度を超える放射性物質
 福島第一原発には外洋に通じる2本の排水路があります(14)。
  放射能が流れる福島第一構内排水路
 ※(15)を転載
  図―8 福島第一原発排水路

 今年の2月から3月にかけて、二つの排水路(A,K)から法令の定める値を超える高濃度に汚染された汚染水が直接に外洋に廃棄されていたことが分かりました(16)。ポンプでくみ上げて港湾内に流そうとしたのですが、ポンプが一時故障してしまいました(17)。
東京電力が排水路の新たなサンプリングデータを発表しました(14)。相変わらず法令超えの汚染水を直接外洋に流しています。以下にK排水路の放射性物質濃度を示します。
法令限度超えを繰り返すK排水路の汚染水
  ※1 (18)を集計
  ※2 NDは検出限界以下を示す。
  図―9 K排水路の放射性物質濃度

 セシウム137の法令限度は1リットル当たり90ベクレルで、ストロンチウム90の法令限度(告示濃度限度)は1リットル当たり30ベクレルですが(3)、全ベータの約半分がストロンチウム90ですので、全ベータに換算すると1リットル当たり60ベクレルです。
K排水路を流れ外洋に排出される汚染水から4月15日に1リットル当たりで
  セシウム137 120ベクレル
  全ベータ    210ベクレル
の放射性物質が見つかっています。基準を超えのままの汚染水が直接外洋に流されています。

5.タービン建屋海側の放水路の放射性物質濃度が再上昇
 福島第一原発のタービン建屋の海の間には地下に埋設された放水路があります。
高濃度の汚染水が溜まる排水路
 ※(19)を転載
 図―10 タービン建屋と海の間の排水路

 ここにも確り汚染水が詰まっています。この汚染水濃度が2月下旬くらいから急上昇し、いったん下がったのですが再び再上昇をはいじめました。
再上昇した海側の排水路の放射性物質濃度
 ※(20)で作成
 図-11 タービン建屋と海の間の排水路の放射性物質濃度

 一度は下降しているので、何処に放射性物質が流れ出したのは確かです。名前が「排水路」なので海に繋がっているような気がします。東京電力はタービン建屋と海を繋ぐみずみち(水路)を塞ごうとしていますが上手くいっていません(17)。そして再上昇しているので、何処からか放射性物質が流れ込んでいるのも確かです。この放射性物質も何処かに流れだすのは確かです。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 トリチウムの安全性については色々と議論があるとおもいます(21)。福島第一原発内では概ね水として存在します(22)。水ですので蒸発し、トリチウム雲となりフクシマの台地にトリチウム雨を降らせそうです。降ったトリチウム雨は農作物を育みトリチウム米やトリチウム野菜ができそうです。東京電力はトリチウムは飲んでも安全だと主張していますが、食べても「安全」だとは主張していません。これでは福島の方は大変に心配されると思います。
 福島県最大のキュウリの産地の須賀川市のキュウリの出荷が始まりました(23)。福島県は福島産キュウリは確り検査されており「安全」を主張しています(24)。でも福島県福島市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図ー12 福島産キュウリが載っていない福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(4月3週)―外洋から過去最高の全ベータ―
(2)サンプリングによる監視|東京電力
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(2)中の「1.海水(港湾外近傍)」を4月5日に閲覧
(5)(3)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(6)(2)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング⇒南放水口・排水路」
(7)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(9)(2)中の「H4エリア周辺観測孔」
(10)(2)中の「H6エリア周辺観測孔」
(11)(3)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果
(12)一時貯留タンクの運用状況|東京電力
(13)報道関係各位一斉メール|東京電力中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr*)からの排水について 」
(14)2015年4月24日福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 322KB)
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(3月5週)―今週も過去最高―
(16)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(2月4週)―高濃度の汚染水漏れは1年間隠します―
(17)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(4月4週)-汚染水1万m3が行方不明-
(18)(3)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて」
(19)
(20)(3)中の「福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果」
(21)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(22)[PDF]福島第一原子力発電所でのトリチウムについて 平成 ... - 東
(23)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―福島・須賀川市はキュウリの出荷開始、でも検査はありませんー
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
  1. 2015/04/27(月) 19:49:50|
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トラブルいっぱい福島原発(4月4週)-汚染水1万m3が行方不明-

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、4月4週(4月20日から26日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.2台目ロボットも置き去り
 先週、福島第一原発1号機の圧力容器(PCV)の中にロボットを入れて中を調査しました。ところが東電が「グレーチング」と呼ぶ格子上の床に捕まって動けなくなりました(1)。
グレーテイングにつかまり圧力容器内で動けなくなったロボット
 ※(2)をキャプチャ
 図―1 圧力容器内で動けなくなったロボット

 先週末から新たなロボットを入れて別の場所を調査しています(3)。4月20日に東京電力は2台目のロボットの回収を断念し、圧力容器内に置き去りする事にしました(3)。ロボットを圧力容器内に入れたり、出したりするには東電が「ペネ」呼んでいる監視用の「穴」を通す必要があります。
放射能で壊れた監視カメラとロボットの位置
 ※(3)に加筆
 図―2 監視用の「穴」と監視カメラ

 「穴」を通すにはロボットの様子をロボット外の監視用カメラで確認しる必要があるそうですが、監視用カメラが放射線の影響で壊れてしまいロボットの回収をあきらめたとの事です(3)。


2.汚染雨水移送ポンプが停止
 福島第一原発にはK排水路と呼ばれる排水路があります。この排水路を流れる水には高濃度の放射性物質が含まれており、明らかな汚染水です。
高濃度の放射性物質に汚染された水が流れるK排水路
 図―3 K排水路の汚染水の放射性物質濃度

 この排水路は外洋に繋がっているのですが、高濃度の汚染水を外洋に直接出すのはまずいので、途中で汲み上げて港湾内に流すような処置が取られました(6)。
止まってしまったK排水路揚水ポンプ位置
 ※(6)とGoogle Mapから作成
 図―4 K排水路に取り付けられた揚水ポンプ位置

 4月21日に揚水ポンプの電源が故障し、ポンプが全て止まり汚染水の汲みあげができなくなり、外洋に汚染水が流れる事態になりました(6)。


3.トレンチ(地下道)の止水に失敗
 福島第一原発では、原子炉やタービン建屋から東電が「トレンチ」と呼ぶ地下道が伸びています。
タービン建屋から海に伸びるトレンチ(地下道)
  ※(8)とGoogle Mapで作成
 図―5 福島第一のトレンチ(地下道)

 以下に2号機タービン建屋から延びるのトレンチ(地下道)の鳥瞰図を示します。
トンネルと立坑で構成されるトレンチ(地下道)
  ※(8)を抜粋・加筆
 図―6 2号機タービン建屋海側のトレンチ(地下道)

 このトレンチ(地下道)は3本のトンネル(トンネルA,B,C)と地上とトレンチを繋ぐ4つの立坑(立坑A,B,C,D)からなります。タービン建屋の汚染水がこの地下道(トレンチ)を通り外にでると危険なので、過去の4回程、水の流れを止めようとしていましたが、全て失敗しました(9)(10)。
 1回目 汚染水を凍らせて、水の流れを止めようとしましが、上手く凍らず失敗
 2回目 ドライアイスや氷を投入して凍らせようとしましたしたが、上手く凍らず失敗
 3回目 タービン建屋と地下道(トレンチ)の間にセメントの「壁」を作り水の流れを止めようとしたが、失敗
 4回目 トンネルをセメントで埋めて、汚染水の流れを止めようとしたが、失敗
そこで、立坑をセメントで埋めて汚染水の流れを止めようとしました。その工事がある程度進み、 4月22日に開かれた「第34回特定原子力施設監視・評価検討会 」で結果が発表になりました。立坑を埋めたあと、立坑Dから汚染水を抜いたそうです。もし、止水に成功していれば他の立坑の水位は変らないはずですが、確り下がりました。
立坑から汚染水を引くと他の立坑の水位も下がるとの試験結果
 ※1(8)より作成
 ※2 立坑Cおよび立坑Dは中で南北二つに分かれている
 ※3 O.P.は小名浜港を基準とした海抜
 図―7 トレンチを結ぶ立坑の水位変化

 立坑Cは中で仕切られていて南北の二つに分かれています。立坑C北から汚染水を抜いたそうです。そしたら仕切らている立坑C南の水位も同期して下がり、トンネルBで繋がっている立坑Bの水位も下がりました。そしてトンネルCで繋がっている立坑Dの水位も、トンネルAで立坑Bと繋がっている立坑Aの水位もゆっくりですが下がりました。結局は全部が繋がっているみたいです。止水は失敗しました。



4.容器(HIC)からは汚水漏れ続々
 福島第一原発では、原子炉やタービン建屋に日々、地下水が流れ込み汚染水が生まれています。放置すると溢れるのでこれを汲みあげ、汚染水から放射性物質を荒どりし、汚染水タンクに保管しています(11)。汚染水から分けられた放射性物質は東電がHICと呼ぶ容器にいれられ福島第一原発内に保管されています(12)。4月2日にHICから汚染水が漏れ出ているのが見つかりました(13)。東電がその後も調査を続けていたのですが、途中集計が「第34回特定原子力施設監視・評価検討会 」で結果が発表になりました。
 それによると103基を調査しうち12基から汚染水漏れがみつったそうです(14)。その後、新たに3基のHICから汚染水漏れが見つかり(15)(16)、合計で103基中15基になりました。
 ※(17)をキャプター
 図―8 HICからの汚染水漏れを報じる福島のローカルTV(FCT)

以下にHICから漏れた汚染水の放射性物質の濃度を示します。
 表―1 HICから漏れた汚染水濃度
  ※1 (14)にて作成
  ※2 値は1リットル当たりの
数百万ベクレルの放射能が見つかるHIC漏えい水
 濃度がきわめて高いので1リットル当たりの万ベクレル数で記載したことに注意してください。平均は1リットル当たりで全ベータは173万、トリチウムが142万、セシウムが5300ベクレルになります。
  東電はHICはボックスカルバートと呼ばれる容器の中に収めているので、汚染水は外に漏れていないと主張していまが(15)、蒸発しないか心配です。特にトリチウムは水として存在します(19)。蒸発してトリチウム雲になり、トリチウム雨を福島の台地に降らせそうです。降ったトリチウム雨は福島の農作物や飼料に吸収されトリチウム米やトリチウム牛肉、牛乳が出来そうです。


5.汚染水対策新提案は門前払い
 福島第一原発では日々、汚染水が増えています。
日々増え続ける福島第一汚染水
  ※(20)を集計
 図―9 日々増え続ける福島第一の汚染水

 汚染水の増加を抑えるのは急務です。そこで東京電力は5つの汚染水対策を実行しようとしています。以下にその様子を示します。
行先不透明な福島第一汚染水抑制策
 ※(21)を抜粋・加筆
 図ー10 東電が実施を計画している汚染水抑制対策

 ①サブドレイン
サブドレンは、原子炉建屋とタービン建屋近傍にある井戸のことです。サブドレンで地下水をくみ上げることにより、原子炉建屋およびタービン建屋へ流入する地下水が大幅に低減することが期待できます。ただし汲み上げた地下水は保管できないので海に流す事になります(22)。

 ②海側遮壁および地下水ドレイン
 海側に流れ込む地下水についても、海側遮水壁を設置してせき止め、護岸に設置した井戸(地下水ドレン)によりくみ上げます。地下水ドレンよりも地下水の流れの上流側にあるサブドレンでくみ上げを行うことで、海側に流れる地下水を低減することができます。ただし、汲み上げた地下水は海に流す事になります(22)。

 ③陸側遮水壁(山側)
  原子炉やタービン建屋の山側に氷の壁を作り、地下水が原子炉やタービン建屋に侵入しないようにするものです(21)(23)。

 ④陸側遮水壁(海側)
  最後に海側にも氷の壁を作り、原子炉やタービン建屋を氷の壁で取り囲み、地下水をシャットアウトすると共に、汚染水が漏れ出ないようにするものです(21)(23)。

 東電の計画では①②③④の順に進めて行く予定です。
 ところが今年の2月末に東京電力が福島第一原発の排水路から高濃度の放射性物質が外洋に直接に流れ出ている事実を知りながら、秘匿していた事が発覚し福島の漁師さんを怒らせてしまいました(23)。
東電に怒る福島の漁師さん
※(24)をキャプチャー
 図―11 怒りをあらわにする福島の漁師さん

海に汚染水を流すサブドレイン計画をあきらめた形の案を提案しました(21)。陸側遮水壁の「山側」最初に凍結し、その後で陸側遮水壁の「海側」を凍結し、氷の壁で原子炉やタービン建屋を囲み汚染水をシャットアウトする案です。(=^・^=)なりに会議を聞いていたのですが(25)、会議を主催する原子力規制委の更田豊志委員が「基本シナリオを着実に進められるよう努力してほしい」と述べ、サブドレンの稼働に向けて地元の理解を得るよう強調してました(26)。当初の予想と合うか確認しながら進めることを主張していていました(25)。
 東電は原子炉建屋より少し山側の井戸から地下水を汲み上げ、原子炉建屋に侵入する前に海流す地下水バイパスを実施していますが(27)、稼働前の予想では3つの観測点(A,B,C)で2~3m程の水位低下し、5~7m程度の水位になるはずでした。
brg140829d.gif
 ※1(28)を転載
 ※2 小名浜港を基準とした海抜(OP)で示す
 図-12 地下水バイパス稼働後の水位予測

 地下水バイパスを稼働して1年程度になりますが、このような水位低下はありません。
 地下水バイパス稼働後の下がらない観測孔の地下水位
 ※1(29)を転載
 ※2小名浜港を基準とした海抜(OP)で示す
 図―13 地下水バイパス用観測孔の水位

 東電の予測って、当てにならないみたいです。福島の漁師さんを説得し早く始めるしかないと思います。そのうち汚染水タンクで敷地が埋まり、タービン建屋からくみ上げた汚染水を海に直接すてるか溢れさすしかない日がやってきます。(=^・^=)は今のままだと1年程度と思っています。

6.福島第一で油漏れ
 4月25日午前10時40分頃、福島第一原発構内の駐車場で、停車中のタンクローリー車(10トン)から燃料(軽油)が漏れているのを下請けさんが見つけました。漏れた油は約1m×約2mに広がったそうです。その後、消防署に通報し「油漏れ事象」判定されたそうです(31)。
 以下に(=^・^=)が集計した福島第一原発の油漏れ回数を示します。
油漏れが頻発する福島第一原発
 ※(32)に本件を追加
 図ー14 福島第一原発の月別の油漏れ回数
 
 頻発している感じです。

7.汚染水1万m3が行方不明
  東京電力は福島第一原発の汚染水総量を毎週発表しています(20)。以下に4月16日時点と4月23日時点の東電が発表した汚染水量を示します。
 表―2 福島第一原発汚染水量
 ※(33)(34)にて作成
1万立方メートル程合わない東電の汚染水量集計
 東電発表によると濃縮塩水は
  2015年4月16日時点  63,810立方メートル(33)
  2015年4月23日時点  46,501立方メートル(34)
  増減           ―17,309立方メートル
になるはずですが、東電は
  増減を―6、403立方メートル(34)
と10,908立方メートル合いません。このような差が何故に生じるかは発表が無い気がしますが、これだけの汚染水を東電は管理できなくなった見たいです。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 2項で取り上げたK排水路の汚染水が直接に外洋に流れた翌日の4月22日に福島の漁師さんが福島第一原発を視察したそうです(30)。そしたら、下請けさんは頑張っていたそうです。
頑張っていると話す福島の漁師さん
  ※(24)をキャプチャー
 図―15 「多くの作業員は必死になって」と話す視察後の漁師さん

でも、トラブルは起きるそうです。
トラブルは起きると話す福島の漁師さん
 ※(24)をキャプチャー
 図―16 「トラブルは起きる」と話す視察後の漁師さん

 頑張っても、頑張ってもトラブルが起こる。これが福島第一原発の現実だと思います。これでは福島の方も大変に心配だと思います。4月25日に福島県郡山駅と会津若松駅の間に「観光列車」の「フルーティアふくしま」の運転が始まったそうです(34)。この列車は福島産果物をつかったスイーツが2品でるのですが、これについて福島県産の果物を使います。4、5月は「イチゴ」だそうです(36)。福島県知事は出発式で「極上のスイーツをですね、皆さんに食べていただきたいと思っております」とあいさつしていました(37)。

十発式であいさつする福島県知事
 ※(37)をキャプチャー
 図―17 「フルーティアふくしま」の出発式であいさつする福島県知事

 でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(38)を抜粋
 図ー18 福島産イチゴが載っていない福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
 

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(4月3週)-ロボット回収諦めた-
(2)東京電力 写真・動画集| 「原子炉格納容器内部調査技術の開発」ペデスタル外側_1階グレーチング上調査(B1調査)現地実証試験後の追加確認結果について【4月18日、4月19日実施分】
(3)2015年4月20日「原子炉格納容器内部調査技術の開発」ペデスタル外側_1階グレーチング上調査(B1調査)現地実証試験後の追加確認結果について【4月18日、4月19日実施分】(PDF 1.39MB)
(4)報道配布資料|東京電力
(5)(4)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」を集計
(6)2015年4月21日福島第一原子力発電所におけるK排水路からC排水路への移送ポンプの停止について(PDF 746KB
(7)第34回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(8)(7)中の「資料1 海水配管トレンチ汚染水対策工事の進捗について【PDF:4MB】」
(9)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発 ―トレンチの止水失敗―
(10)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発―トレンチの止水失敗―
(11)原子炉の安定化|東京電力
(12)多核種除去設備|東京電力
(13)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(4月1週)-2週連続火事-
(14)(7)中の「資料2 ボックスカルバート内の高性能容器蓋外周部のたまり水について【PDF:2MB】」
(15)2015年4月23日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(16)2015年4月24日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(17)ニュース|福島中央テレビ
(18)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(19)プレスリリース|東京電力
(20)(19)中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(21)(7)中の「資料3 建屋への地下水流入抑制策について-各対策の実施手順と水位管理-【PDF:11MB】」
(22)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ(計画)|東京電力
(23)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(2月4週)―高濃度の汚染水漏れは1年間隠します―
(24)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2015年4月22日(水)放送」
(25)第34回 特定原子力施設監視・評価検討会 (平成27年4月22日) NRAJapan
(26)第一原発で遮水壁を稼働 東電汚染水抑制へ代替案 | 県内ニュース | 福島民報
(27)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(28)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス効果無し!3mの水位低下のはずが30cm
(29)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(3月4週)-消火訓練したら火事-
(30)ニュース|福島中央テレビ
(31)2015年4月25日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(32)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(3月1週)―安全総点検してもけが人―
(33)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第197報)|東京電力
(34)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第198報)|東京電力
(35)県産果物のスイーツ楽しんで 郡山でフルーティア出発式(福島民友ニュース)
(36)東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社
(37)スイーツ特別列車が運行開始 - NHK福島県のニュース
(38)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2015/04/26(日) 19:44:44|
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福島県二本松市の2014年度の死者数15%増(対2009年度年)―でも南会津は別―

 福島県のホームページを見たら、3月中の人口動態が発表になっていました(1)。これで2014年度の人口動態が揃ったので集計してみました。
 2014年度(原発事故4年目) 780人
 2009年度(原発事故前年度) 681人
で15%増えていました。偶然に起こる確率を計算したら1%なので、偶然とは思えません。同じ福島県内でも放射能汚染が比較的マシな南会津郡を集計すると
 2014年度(原発事故4年目) 484人
 2009年度(原発事故前年度) 476人
で少し増えていますが、統計誤差の範囲です。(=^・^=)なりに違いを調べたら、福島第一原発事故後4ヶ月の被ばく線量を福島県は調査しています(3)。それを(=^・^=)なりに集計すると調査対象者の推定の平均で
  二本松市 1.67ミリシーベルト
  南会津郡 0.51ミリシーベルト
でした。
 福島県二本松市は福島県中部にある市で、避難地域に隣接しています。福島原発事故によってそれなりの放射能が飛んできたのですが、避難区域になることはありませんでした(4)。一方、南会津郡は福島県の南西の外れにあり、放射性物質の飛散は福島県内の中では少ないほうです。実際に「除染」の対象地域はありません(5)。
 放射能汚染の酷い二本松市
  ※(4)(6)で作成
 図―1 二本松市と南会津郡および福島市、郡山市、いわき市

 以下に福島県各市と南会津郡の農業生産額を示します。
農業が盛んな二本松市
 ※(7)で作成
 図―2 福島県各市(上位4市)および南会津郡の農業生産額

 二本松市は62億円で3位ですが、上位2市とそれほど変わりません。上位の郡山市や福島市、あるいは4位のいわき市が人口約30万規模の市である(8)のに対し、二本松市の人口は約5万6千人の中規模の市なので農業生産が福島県内でも盛んな市です。南会津郡の農業生産額は約35億円ですが、人口は約2万7千人(1)ですので農業の盛んな地域と思います。
 以下に福島県各市の製造業の生産額を示します。
 製造業がさえない二本松市
 ※(7)で作成
 図―3 福島県各市(上位4市と二本松市)および会津郡の製造業生産額

 二本松市の製造業の生産額は461億円と日本松市の半分程度の人口規模の本宮市(人口約3万人)の半分以下です。二本松市は農業は盛んですが、製造業はそれ程でもありません。
 一方、福島第一原発事故によって市内は放射能に酷く汚染されました。福島県県民健康管理調査・基本調査(6)を集計すると、福島原発後わずか4ヶ月でICRPが1年間の公衆の被ばく限度として定める1ミリシーベルト(9)以上の被ばくを8割の市民がしています。平均の被ばく線量を計算すると原発事故後4ヶ月で1.4ミリシーベルトで福島県の59市町村中でも2位に位置します。
被ばく線量が高いの二本松市
※(3)を集計
 図―4 福島県各市町村の平均被ばく線量(原発事故4ヶ月)
 
 飯舘村は全村避難区域なので(4)、避難しなかった場所としては最も放射能汚染の酷い市です。福島県二本松市は「農業」と「放射能」の市です。福島県の2015年3月中の人口動態を発表しました(1)。これで2014年度の人口動態が揃ったので各年度(4月~翌年3月)の死者数を集計してみました。以下に二本松市の年度別の死者数を示します。
原発事故後に死者数が増えた二本松市
 ※(1)を集計
 図―5 各年度(4月から翌3月)までの二本松市の死者数

福島県二本松市の死者数は
 2014年度(原発事故4年目) 780人
 2009年度(原発事故前年度) 681人
で15%増えていました。同じ福島県内でも放射能汚染が比較的マシな南会津郡を集計すると
 2014年度(原発事故4年目) 484人
 2009年度(原発事故前年度) 476人
で少し増えていますが、統計誤差の範囲です。なお、福島原発事故は2011年3月に発生したので、発生したのは2010年度です。
 (=^・^=)は以前に福島市、郡山市、いわき市について原発事故前の2009年度に対する2014年度の死者数の増加を集計していまます(10)(11)。これを纏めると以下のグラフができます。
被ばく線量が高いと死者数が増えている福島県
 ※本稿と(10)(11)で作成
 図―6 原発事故後4ヶ月の被ばく線量(平均)と2014年度の事故前の2009年度の死者数増加率

なんか放射能汚染の酷い場所程、死者数が増えている感じです。以下に相関図も示します。
被ばく線量と死者数増加率の相関
 ※ 注記は図―6に同じ
 図―7 原発事故後4ヶ月の被ばく線量(平均)と2014年度の事故前の2009年度の死者数増加率(相関図)

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
フクシマの砂をドローンで飛ばすと「凶器」になるみたいです(12)。しかも、こんなデータが出て来ると(=^・^=)は不安になります。福島県の方はもっと不安だと思います。福島県ではキュウリの出荷が始まりました(13)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張してます(14)。でも福島県南会津郡南会津町のスーパーのチラシには福島産キュウリはまりません。
他県産はあっても福島産キュウリの無い福島県南会津町のスーパーのチラシ
 ※(15)を引用
 図―8 福島産キュウリが載っていない福島県南会津郡南会津町のスーパーのチラシ

 今、福島では大型観光キャペーンを実施しています(16)。福島県内の温泉街は、GW後半の日程を中心に多くの予約で好調に推移そうです(17)。(=^・^=)は心配です。福島でなく沖縄がいいと思います(22)。

 以下に偶然に起る確率の計算結果を示します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(18)による。
有意差検定表


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(2)第18回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成27年2月12日開催) - 福島県ホームページ
(3)(2)中の「 資料1 県民健康調査「基本調査」の実施状況について [PDFファイル/282KB]」
(4)区域見直し等について - 福島県ホームページ中の「避難指示区域の推移」
(5)除染実施区域の概要・進捗|除染情報サイト:環境省
(6)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 」
(7)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島県について
(9)ICRP勧告 日本語版シリーズ PDF無償公開のお知らせ | 刊行物
(10)めげ猫「タマ」の日記 2014年度の福島市の死者数は16%増(対2009年度)
(11)めげ猫「タマ」の日記 2014年度の福島県郡山市の死者数は11%増(対2009年度)-でも南会津は別―
(12)ゲリラブログ参
(13)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―福島・須賀川市はキュウリの出荷開始、でも検査はありませんー
(14)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(15)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
(16)ふくしまデスティネーションキャンペーン 2015.04.01(水)~6.30(火)開催
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島大型観光キャンペーン開幕―でも同じ行くなら「沖縄」の方が良い―
(18)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
  1. 2015/04/25(土) 19:46:59|
  2. -
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女の子が多く生まれる福島県川俣町(2015年3月)

 福島県が発表している2015年3月中の人口動態(1)を見たら、福島県川俣町で生まれた赤ちゃんは
  男の子 3人
  女の子 4人
女の子が多くなっています。川俣町に隣接する飯館村、浪江町など全域が避難区域になった村と隣接していますが、川俣町は一部は避難区域になり(2)避難区域から避難された方も含め大部分の方が福島原発事故後も町に残りました(3)
 以下に川俣町の男女別の赤ちゃん誕生数を示します。
女の子が多く生まれる川俣町

 ※(1)より集計
 図―1 福島県川俣町の赤ちゃん誕生数

2013年7月くらいから女の子の誕生数が男の子の誕生数を上回るようになりました。2013年7月から15年1月で集計すると
  男の子 41人
  女の子 68人
で女の子が多くなっています。通常は男の子が多く生まれるので(4)、異常な事態です。偶然に起こる確率を計算したら1%ですのでおよそ偶然とは思えません。
放射能汚染の酷い川俣町
※(5)より作成
 図―2 福島県川俣町と南相馬市

 川俣町は避難区域を含みますので、人が住む場所としては放射性物質汚染がもっとも酷い所です。
 このような現象は川俣町だけではありません。避難区域の中で避難完了が福島原発事故後3ヶ月過ぎの6月22日となった福島県飯館村(6)では、原発事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれる2011年12月頃から男の赤ちゃんが少なくなっています。
brg140224c.gif
 ※(7)を転載
 図―3 福島県飯舘村の赤ちゃん誕生数

一方、同じく避難区域を抱える南相馬市ではこのような現象は起こっていません。
女の子も男の子も生まれる南相馬市
※(1)を集計
 図―4 福島県南相馬市の赤ちゃん誕生数

 南相馬市と川俣町の違いを調べたら、南相馬市は学校給食の食材の産地を公表していますが(8)、今年の結果を見ると福島産1件はありません(9)。それは白河市産のイチゴですが(10)、福島県のイチゴの主産地は川俣町に隣接する伊達市です(11)。そこは確り避けています。保護者の間に福島産に対する抵抗感が強いと思います。ご家庭でも保護者を含め、福島産は避けていると思います。
 川俣町産の米の2013年、14年の精密検査はありませんが2012年に8件の米が精密検査にかけられいます(12)。うち6件は基準値の1キログラム当たり100ベクレルを超えており、最大は平均で1キログラム当たり160ベクレルでした。川俣町も給食の食材の産地を公表していますが(13)、それを見ると過去に基準超えのセシウムが見つかった「地元産米」を平気で使っています。保護者の間に福島産に対する抵抗感が弱く、ご家庭でも保護者を含め、福島産は食べていると思います。
 ①1部が避難区域になっていて、福島産に対する抵抗感が弱い川俣町では、生まれてくる赤ちゃんの男女のバランスが狂っている。
 ②1部が避難区域になっていても、福島産に対する抵抗感が強い南相馬市では、生まれてくる赤ちゃんの男女のバランスは正常である。
これは事実です。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください
 男の子が生まれなくても、女の子が生まれれば問題ないと多くの方が考えると思います。まして、福島県の女性は隣の宮城や茨城の女性に比べても綺麗です。
brg130719b.gif
 ※(14)を転載
 図―5 「産めなくなったら・・」と質問する福島県の綺麗な女性

でも他に影響がないか心配です。放射線影響研究所は、放射線による遺伝的欠陥が生じてないことの根拠の一つとして、広島・長崎では赤ちゃんの男女の比率(出生性比)や自然死産率に異常が認められなかったことを挙げています(15)。通常は男の子の方が多く生まれます(4)。でも福島産に抵抗感の弱い福島県川俣町は逆転現象が起こっています。福島県全体でも自然死産率も福島では有意に上昇しています(16)。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(16)を転載
 図―6 福島県の自然死産率の推移

放射線による遺伝的欠陥が生じてないことの根拠の一部が崩れたのは間違いないと思いまいます。このような事があると「福島産 食べて応援、不幸な子供」なんて事になりそうです(17)。
 これでは福島の方も大変心配だと思います。福島県ではキュウリの出荷が始まりました(18)。アスパラガスもシーズン入りです(19)。でも福島県南相馬市のスーパーのチラシには福島産キュウリもアスパラガスをまりません。
他県産はあっても福島産キュウリやアスパラガスが無い福島県南相馬市のスーパーのチラシ
 ※(20)をキャプチャー
 図―6 福島産キュウリもアスパラガスも載っていない福島県南相馬市のスーパーのチラシ

 今、福島では大型観光キャペーンを実施しています(21)。宿の食事の原産地表示を(=^・^=)は見たことがないので、福島にいったら地元スーパーのチラシすら載らない「フクシマ産」を食べてしまう覚悟が必要だと思います。だったら、福島でなく沖縄がいいと思います(22)。
当然の結果です。(=^・^=)も福島県南相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
 以下に偶然に起る確率の計算結果を示します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(22)による。
有意差検定表
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(2)過去の避難指示等について(METI/経済産業省)
(3)福島県ホームページ - 組織別 - 地震災害情報中の「平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(第1134報)」
(4)出生性比
(5)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 」
(6)飯舘村 - Wikipedia
(7)めげ猫「タマ」の日記 女の子しか生まれない福島県川俣町
(8)学校給食食材放射能分析の取り組み - 南相馬市
(9)学校給食食材等放射能分析結果(平成27年1月) - 南相馬市
(10)(9)中の「学校給食食材等放射能分析結果 4月 第2週⇒学校給食食材等放射能分析結果 グループA [57KB pdfファイル]のNo14」
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島県の危険な広報
(12)食品中の放射性物質の検査結果について(第528報) |報道発表資料|厚生労働省中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果
⇒No109~No117」
(13)学校給食 - 川俣町公式ホームページ
(14)めげ猫「タマ」の日記 6月も女の子しか生まれない・福島県飯館村
(15)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(17)めげ猫「タマ」の日記 食べて応援、不幸な子供
(18)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―福島・須賀川市はキュウリの出荷開始、でも検査はありませんー
(19)アスパラ JA全農福島県 野菜 産地 栽培 出荷
(20)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
(21)ふくしまデスティネーションキャンペーン 2015.04.01(水)~6.30(火)開催
(22)めげ猫「タマ」の日記 福島大型観光キャンペーン開幕―でも同じ行くなら「沖縄」の方が良い―
(23)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
  1. 2015/04/24(金) 19:51:51|
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福島・飯舘村2017年春に避難解除―大丈夫?―

福島県の地方紙の福島民報の報道によると、福島原発事故の放射能汚染で全村が避難している福島県飯舘村が2年後の2017春までに危難解除を目指すそうです。村長は村長は「村民の心身は避難生活に耐えられる限界に近づいている。帰還目標を決めることは、住民の希望につながる」としています(1)。
飯舘村の避難解除は2年以内と報じる福島民報
 ※(2)をキャプチャ
 図―1 2017年春の避難解除を報じる福島県の地方紙の福島民報

 福島県飯舘村は福島県の北部にある村で、福島第一原発事故により放射能に汚染され、全村が避難しました。
今も放射能汚染が酷い福島県飯舘村
 ※1(4)にて作成
 ※2 半減期を考慮し2015年4月時点に換算、換算方法は(5)
 図―2 福島県飯舘村


ところが避難が完了したのが原発事故から3ヶ月過ぎた2011年6月22日と遅く、他の原発難民に比べ多くの被ばくをしました。
被ばく線量の高い福島市、相対的に低いいわき市
 ※1(6)を転載
 ※2 元データは(7)
 図―3 福島県各市町村の平均被ばく線量(原発事故4ヶ月)

 そして原発事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれる2011年12月頃から女の子が特異的に生まれる奇妙な現象が発生しました(8)。以下に福島第一原発事故後の赤ちゃんの累計誕生数を示します。
原発事故後に女の子の赤ちゃんが多い飯舘村
 ※(8)を集計
 図―4 福島原発事故後の赤ちゃんの累計誕生数(福島県飯舘村)

ただ、最近は女の子と男の子の赤ちゃんの誕生数に大きな変化はなく図―4でも平行線をだどっていいます。避難との関係を否定できないと思います。
 飯舘村の復興計画をみると、以下の5点を目標にしています(9)。
  ①命(いのち)をまもる。
  ②子どもたちの未来をつくる。
  ③人と人とがつながる。
  ④原子力災害をのりこえる。
  ⑤いでいブランドを再生する。
多分、③④⑤を実現するには①②が絶対条件だと(=^・^=)は思います。そのためには帰還時点の放射線量が十分に低くなくてはなりません。以下に航空機モニタリングから作成した2017年4月時点の放射線量を示します。
避難指示解除予定時期も放射能汚染の酷い飯舘村
※1(4)(10)にて作成
 ※2 換算方法は(5)
 図―5 避難解除予定時期(2017年4月)での飯舘村の放射線量

 原発事故当初は「積算線量」を重要視する広報がなされました(11)。放射線量率が1時的に高くても、直ぐに低下すればトータルとしての被ばく線量はそれ程には大きな値にならないので問題がないとする考えです。そこで積算線量で考えて見たいと思います。国の被ばく線量の考えかたは、
 1日8時間を屋外で過ごす。この時期はそのまま放射線を浴びる
 1日16時間は屋内で過ごす。この時は放射線量は建物で減衰し40%程度に下がる
です(12)。また100ミリシーベルトの被ばくまでは健康影響は確認されていないそうです(13)。逆に言えば積算の被ばく線量で100ミリシーベルトを超えると健康影響の危険が明確にあります。そこで、100ミリシーベルトを基準に積算の被ばく線量を見積もってみました。
帰還後10年で100ミリシーベルト超えが出そうな飯舘村
 ※1(10)のデータより計算
 ※2 換算方法は(5)による。
 図―6 避難解除10年目(2027年4月)の積算の被ばく線量

10年で1部の地域で100ミリシーベルトを超えます。
帰還後30年で大方が100ミリシーベルト超えをしそうな飯舘村
 ※1(10)のデータより計算
 ※2 換算方法は(5)による。
 図―7 避難解除30年目(2047年4月)の積算の被ばく線量


30年で大方の地域で100ミリシーベルトを超えます。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
福島第一原発事故直後は100ミリシーベルト以下なら「安全」と言われたような気がします(たとえば(14))。でも最近はあまり耳にすることがありません。飯舘村に限らす100ミリシーベルトを基準したら、多くの場所で累積で超えます。
今後50年で多くの場所で100ミリシーベルト以上の被ばくがありそうな福島県
 ※1(10)のデータより計算
 ※2 換算方法は(5)による。
 図―8 今後50年間(2067年4月まで)の積算の被ばく線量  

 安倍出戻り内閣は早く避難指示を解除して福島原発賠償を減らし、原発事故を風化させたいと思っています。一方、地方行政は避難生活が長期化すると住民が避難先に馴染んでしまい避難解除しても戻らない事態を恐れているとおもいます。どちらも無理をしても避難解除する事では利害が一致しているともいます。
 こんな行政の対応では福島の方はは大変に心配だと思います。福島県ではキュウリの出荷が始まりました(15)。アスパラガスもシーズン入りです(16)。でも福島県福島市のスーパーのチラシには福島産キュウリもアスパラガスをまりません。
他県産はあっても福島産キュウリもアスパラも無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(17)をキャプチャー
 図―8 福島産キュウリもアスパラガスも載っていない福島県福島市のスーパーのチラシ

 今、福島では大型観光キャペーンを実施しています(18)。宿の食事の原産地表示を(=^・^=)は見たことがないので、福島にいったら地元スーパーのチラシすら載らない「フクシマ産」を食べてしまう覚悟が必要だと思います。だったら、福島でなく沖縄がいいと思います(19)。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)29年春までに避難解除 飯舘村が新目標 役場は来春にも帰還 | 県内ニュース | 福島民報
(2)福島民報を4月21日閲覧
(3)飯舘村 - Wikipedia
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(6)めげ猫「タマ」の日記 2014年度の福島市の死者数は16%増(対2009年度)
(7)第18 回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成27年2月12日開催) - 福島県ホームページ中の「 資料1 県民健康調査「基本調査」の実施状況について [PDFファイル/282KB]」
(8)福島県の推計人口(平成27年3月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(9)飯舘村復興整備計画 | 飯舘村災害情報サイト
(10)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(11)放射線の健康への影響は積算線量が決める
(12)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(13)放射線 放射性物質 Q&A 「ICRP」の役割は | 東日本大震災 | 福島民報
(14)「 福島復興を妨げる『1ミリシーベルト神話』 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―福島・須賀川市はキュウリの出荷開始、でも検査はありませんー
(16)アスパラ JA全農福島県 野菜 産地 栽培 出荷
(17)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
(18)ふくしまデスティネーションキャンペーン 2015.04.01(水)~6.30(火)開催
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島大型観光キャンペーン開幕―でも同じ行くなら「沖縄」の方が良い―
  1. 2015/04/23(木) 19:43:43|
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NHKの嘘放送―広島原爆投下は核実験でない―

広島、長崎の原爆投下についてはその経緯をみると「人体実験」の側面があるのは「事実」であり、核実験でないと断言するのは無理です(1)。でも4月21日19時からのNHKの放送は、広島原爆ドームの近くのGoogle Map上に「核実験場」との書き込みがあるのを事を報道し、これを「いたずらと」と断じています。これは広島・長崎の原爆投下は人体実験でない旨を明示的に示すものでありあからさまま「嘘放送」です。
原爆投下の実験目的を否定するNHK
 ※2015年4月21日19時台のNHKの番組をキャプチャー
 図―1 原爆ドームの「核実験場」はいたずらと断定的に報じるNHK
 
 広島・長崎の原爆投下の目的について
「放射線障害の人体実験を行うためであったという説があり、広島にはウラン型、長崎へはプルトニウム型とそれぞれ違うタイプの原子爆弾が使用された。豊田利幸はウランの核爆発が実験で確認できなかったためと推測している。」
も目的に含まれていたとの考えがあるそうです(1)。目的は当事者の「意図」によるものでありこれを厳密に検証するのは70年が過ぎた今日では無理だと思いますが、「実験」をうかがわせる兆候はいくらでもあります。(=^・^=)が知る範囲では
 ①広島と長崎では別タイプの原爆が落とされた(広島はウラン原爆(2)、長崎はプルトニウム原爆(3))。
 ②広島に落とされたタイプの原爆は事前に「実験」がなされていない(2)。
 ③原爆投下翌月の9月にはアメリカは調査を始め、1947年には原爆の影響を調査するABCCを設立しています(4)。
などの事実はあります。
 しかしNHKは前述の通り、広島・長崎の原爆投下に実験目的が含まれていることを全面的否定しています。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 (=^・^=)はこの放送にNHKの強烈な意図を感じます。NHKはアメリカの原爆投下を正当化し、原子力に対する反感を和らげることを狙っているとしか思えません。たぶん先に結論があって、そのあとに適当な事実を出った上げるみたいな感じです。
 物事を判断するとき「事実」の積み重ねが重要であり、結論が先きありそれに合わせて事実をでっち上げたらりするのはあってはならない事だと(=^・^=)は思います。でも最近のNHK放送には結論があってそれを嘘で補う番組を多く放送しています(5)。NHKは危険な「存在」です。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)日本への原子爆弾投下 - Wikipedia
(2)リトルボーイ - Wikipedia
(3)ファットマン - Wikipedia
(4)原爆傷害調査委員会 - Wikipedia
(5)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘放送―地球温暖化でお魚が取れなくなった―
  1. 2015/04/22(水) 19:48:12|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月3週)―福島のマダラは全数ND,でも青森、岩手は別ー

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。4月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1,050件中12件の基準値超え(全体の1.1%)
  ②平均は、1キログラム当たり30.4ベクレル、最大9,800ベクレル(福島産イノシシ)。
  ③基準超の食品が福島のみで見つかっています。
4月3週のセシウム汚染食品

   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年4月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県
1.福島のマダラは全数ND,でも青森、岩手は別
  今週の厚労省の発表(3)のマダラの検査結果を集計すると
   福島県(検査・福島県農業総合センター)―検査11件全てで検出限界未満(ND:セシウムが見つからないこと)
   青森県(検査・東北緑化環境保全(株))―検査6件中2件でセシウムを検出
   宮城県(検査・宮城県他)       ―検査6件中2件でセシウムを検出
です。福島では見つからないマダラのセシウムは青森県や宮城県で見つかる不思議な現象が起きています。普通に考えれば、青森・宮城の方が見つかり難いと思うのですが・・・
 考えられるのは、福島の検査が低くでるか、青森・宮城の検査が高く出るかですが、青森と宮城が同じように検査を間違え高くでるは考えらません。福島県の検査は他より低くでるデタラメな検査です。福島産はデタラメな検査で「安全」とされています。

2.喜多方の切干大根は検査しても、福島市を検査しない福島県
  福島県喜多方市は福島県の西部の市で、福島県内では放射能汚染が比較的低い市です。また福島県13市中で子供の甲状腺検査で悪性または悪性の疑いが見つかっていない唯一の市です(7)。一方、福島県福島市は福島県の北部にあり、福島県内でも放射能汚染の酷い場所です(8)。
フクシマの中でも放射能汚染の酷い福島市
 ※(9)にて作成
 図―2 本記事で取り上げる地域

 2012年12月23日に厚生労働省は福島市産切干大根から1キログラム当たり3、000ベクレルの放射性セシウムが見つかったと発表しました(10)。出荷制限もありません(1)(3)。その後に、福島県産の切干大根の検査結果が発表になるですが、福島市産はありません(1)。以下に、喜多方市の福島市の切干大根の検査結果をしめします。
高濃度のセシウムが見つかった後は検査結果が無い福島市産の切干大根
※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―3 喜多方市と福島市の切干大根の検査結果

 喜多方市産の切干大根は継続的に検査されていますが、福島市産は1キログラム当たり3000ベクレルのセシウムが見つかったあとは検査がありません。
 先週の記事で福島県のキュウリの主産地の須賀川市のキュウリの出荷が始まったのに検査結果の発表が無い旨を記載しましたが(4)、今週も須賀川市産のキュウリの検査結果はありませんでした。
 福島産はリスクのありそうな物や主産地を避けた検査で「安全」とされています。


3.沼沢湖・ヒメマスのセシウムは急上昇
  沼沢湖は福島県西部にあるカルデラ湖で(11)、ヒメマス釣りができる場所だったのですが、福島原発事故によって放射能で汚染され「禁漁」になってしまいました(12)。
福島原発事故で基準値を超えた福島・沼沢湖のヒメマス
  ※(1)を集計
 図―4 福島県沼沢湖ヒメマスのセシウム濃度の推移

以下に、今年(2015年)に入ってからの検査結果を示します。
一度下がっても急上昇した沼沢湖のヒメマスのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付は捕獲日
 図―5 沼沢湖産ヒメマスのセシウム濃度(2015年)

以下に数値を示すと1キログラム当たりの値で
 3月13日に採取した物 6ベクレル
 3月20日に採取した物 2ベクレル
と低い値をキープしましたが
 4月 9日に採取した物65ベクレル
突然の上昇です。福島産はたとえ低い値が出ても、いつ上昇するか分かりません。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
・低く値が出るデタラメな検査で「安全」とされる福島産
・主産地やリスクのありそうな物の避けた検査で「安全」とされる福島産
・セシウムの急上昇をあり得る福島産
これでは福島の方は大変に心配だと思います。
 福島県郡山市のお米の生産量は45,800トンで福島県内最大です(13)。福島県郡山市産のお米は「あさか舞」とって美味しいと郡山市は主張しています(14)。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(16)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米がない福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(16)を引用
 図―6 福島産米が載っていない福島県郡山市のスーパーのチラシ

 今、福島では大型観光キャンペーンを実施しています(17)。額面の半額で「旅行券」を発売するそうです(18)。(=^・^=)は宿の食事で食材の「産地表示」を見た事はありません。観光キャーペンに乗せられ福島にいったら、チラシに載せて特売もできない「フクシマ産」を食べてしまう覚悟が必要だと思います。だったら(=^・^=)は沖縄の方がいいと思います(17)。

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第926報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月2週)―福島・須賀川市はキュウリの出荷開始、でも検査はありませんー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)「県民健康調査」 検討委員会・甲状腺検査評価部会について - 福島県ホームページ
(8)めげ猫「タマ」の日記 2014年度の福島市の死者数は16%増(対2009年度)
(9)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(10)食品中の放射性物質の検査結果について(第322報) |報道発表資料|厚生労働省中の「福島県での緊急時モニタリング等の結果(野菜類)(PDF:42KB) ⇒No1」
(11)沼沢湖 - Wikipedia
(12)ヒメマスは、今年も解禁を見送ります。 - 金山町ホームページ
(13)水稲・大豆・麦・そばの生産に関する資料 - 福島県ホームページ中の「1 水稲の部(P5~P45) [PDFファイル/285KB] 」
(14)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(15)県産食品の安全・安心を確保する取組み | ふくしま 新発売。
(16)AEON | 店舗情報 | イオン郡山フェスタ店
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島大型観光キャンペーン開幕―でも同じ行くなら「沖縄」の方が良い―
(18)平成27年6月1日より「福が満開、福のしま。」旅行券を販売いたします。 - 福島県ホームページ
  1. 2015/04/21(火) 19:50:53|
  2. -
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