めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月5週)―福島主産地で桃の収穫始まる・検査結果はありませんー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。6月5週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数2,376件中24件の基準値超え(全体の1.0%)
  ②平均は、1キログラム当たり5.1ベクレル、最大830ベクレル(福島産イノシシ)。
  ③基準超の食品が岩手、宮城、福島、群馬で見つかっています。
いまだに汚染食材が見つかる福島県
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年6月5週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.危険なセシウム汚染フクシマ産を2ヶ月以上は二ヶ月以上も秘匿
 福島県が調べている原発事故後4ヶ月間の被ばく線量(7)を(=^・^=)なりに集計すると、福島県本宮市の平均の被ばく線量は1.56ミリシーベルトで福島県(もちろん全世界)第3位です。
被ばく線量が高い本宮市や福島盆地の市や町
 ※(7)を集計
  図―2 福島県上位8市町村の原発事故後4ヶ月(2011年3月11日から7月10日)の被ばく線量

 福島県には59の市町村があるので福島県内でもセシウム汚染が酷い市です。以下に本宮市の位置を示します。
セシウム汚染の酷い福島盆地や本宮市
 ※1(8)の数値データを元に(9)に示す手法で6月1日時点に換算
  ※2 放射線量は2015年6月1日時点
  図―3 本記事で取り上げる地域

 図―3に示す通り、福島県本宮市の大部分は未だに国が除染が必要している毎時0.23マイクロシーベルト(10)を超えています。
 本宮市産大豆から基準値を超える1キログラム当たり120ベクレルのセシウムが見つかりました。検査は4月10日に終わっていたのですが、公表されたのは2ヶ月も後の6月29日です(3)。基準値超えの危険な福島セシウム汚染食品が長期に渡り秘匿されていました。
 
2.福島主産地で桃の収穫始まる・検査結果はありません
 福島盆地は福島県の北部に位置し、福島市・伊達市・国見町・桑折町からなります(11)。図―1に示すように福島市、伊達市、桑折町の住民の被ばく線量は上位にランクしていますし、図―3に示すように大部分が国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えており、福島県内でもセシウム汚染の酷い場所です。
 以下に福島県のモモの生産量を示します。
福島のモモは大部分が福島盆地産
 ※(12)を集計
 図―4 福島県のモモの生産量(2007年)

 図に示す通り福島盆地の市や町が生産量の上位を示しています。福島県を果樹王国とみる向きもありますが(13)、福島県の果物の生産は避難地域を除けば福島県内でもセシウム汚染の酷い福島盆地に集中しています。
 福島盆地の北部を占める伊達地区でモモの収穫が始まったそうです(14)。福島県が運営する福島産のセシウムの検査結果を検索するサイトで(15)、福島盆地のモモの検査結果を調べたら、検査結果が出て来ません。検索は「果物⇒モモにチェック⇒福島市、伊達市、桑折町、国見町にチェック」で実施しました。それでも福島産果物も公式キャンペーンクルーのミスピーチを(16)、ミセスでありながら務める井上幸さん(17)はミスピーチのブログで
「福島に未だに残る風評被害…
ですが!きちんと検査を行っていますので、安心して『くだもの王国福島』の美味しさを堪能して頂きたいです。」
と主張しています(18)。福島って検査していなくても「きちんと検査を行っています」と主張し、福島産を正しく恐れる方を「風評被害」と非難しているようです。
 蛇足ですが福島市のサクランボも検査結果のままで出荷が始まりました(19)。

3.福島・国見町のイノシシのセシウム濃度は上昇中
 福島県国見町は、福島県の最北端に位置し、農業を主な産業にしています(20)。町の花は「モモ」ですが、図―4に示す通り福島県内4位のモモの生産量がありモモの栽培が盛んな町です。厚生労働省の6月29日の発表によると国見町のイノシシから1キログラム当たり480ベクレルのセシウムが見つかったそうです(3)。昔は低かったような気がしたので国見町のイノシシのセシウム濃度を纏めてみました。
上昇傾向を示す福島県国見町のイノシシのセシウム濃度
 ※(1)を集計
 図―5 国見町のイノシシのセシウム濃度推移

 確り上昇傾向です。でも上昇がみられたのはイノシシだけでは無いようです。以下に国見町産のサクランボのセシウム濃度を示します。
去年に比べて上昇した国見町のサクランボのセシウム濃度
 ※(1)を集計
 図―6 国見町産サクランボのセシウム濃度

 去年(2015年)は全数が検出限界未満ですが、今年は検査2件中1件でセシウム入りです。国見町などの福島盆地は間もなく「モモ」のシーズン(21)、大丈夫ですかね?


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・基準超えが見つかってもしばらくは秘匿される福島産
 ・検査をして無くても検査して安全と主張される福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
これでは福島の方は心配だと思います。図―4に示すように福島県福島市は福島県最大のモモの産地ですが、モモの一人当たりの消費額も全国一位だそうです(22)。福島ではモモの収穫が始まりました。ほぼ10ヶ月ぶりの「地元」の新鮮なモモです。でも福島県福島市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―7 他県産はあっても福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第936報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月4週)―福島のスズキは全数ND、茨城は僅か13%がNDー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)第19回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成27年5月18日開催) - 福島県ホームページ中の「 資料1 県民健康調査「基本調査」の実施状況について [PDFファイル/1022KB]」
(8)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(10)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(11)福島盆地 - Wikipedia
(12)統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103
(13)果樹王国 - Wikipedia
(14)「早生種モモ」収穫始まる JA伊達みらい、糖度・着色十分(福島民友トピックス)
(15)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。
(16)ミスピーチキャンペーンクルーについて
(17)ミスピーチ12人決まる 福島の果物、全国PRへ | 県内ニュース | 福島民報
(18)ミスピーチキャンペーンクルーのブログ 2015ミスピーチキャンペーンクルー 井上 幸
(19)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月2週)―マーケットからセシウム汚染食品、でも5日間公表ぜずー
(20)町の概要 | 国見町ホームページ
(21)もも - みらいのフルーツ - JA伊達みらいのホームページ
(22)福島市の「納豆」「もも」「ラー メン」の消費額は日本一
(23)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2015/06/30(火) 19:45:56|
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福島第一原発汚染水(6月4週)―港湾内の海水からは過去最高の全ベータやセシウム―

福島第一原発汚染水の6月4週(6月22日から28日時発表)の状況を纏めてました。
 ①外洋4地点から全ベータ
 ②港湾内の海水からは過去最高の全ベータやセシウム
 ③地下水バイパス井戸から過去最高のトリチウム
 ④護岸付近の井戸からは過去最高のトリチウム
 ⑤排水路から法令限度を超える全ベータ

1.外洋4地点から全ベータ
 外洋から相変わらず放射性物質が見つかっています。今週は4地点で全ベータが見つかりました。
いまも外洋で見つかる放射性物質
  ※1 (4)(5)(6)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(7)
 図―1 福島第一原発近傍外洋の放射性物質濃度

このうち福島第一港湾口北東側、福島第一港湾口東側、福島第一港湾口南東側の3地点はこれまで全ベータが検出されることはありませんでしたが、最近は見つかるようになりました。
 突然に放射性物質が見つかるようになった外洋3地点
 ※1(5)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示します。
 図―2 福島第一原発沖外洋の全ベータ濃度

 福島の海洋汚染は着実に進行しているようです。


2.港湾内の海水からは過去最高の全ベータやセシウム
  港湾内ではもっと高い濃度の放射性物質が見つかっています。
過去最高濃度が見つかった港湾内の海水
  ※1 (5)(9)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
 図―3 福島第一原発港湾内の放射性物質濃度

 このうち1リットル当たりで物揚場前の全ベータ52ベクレルと1号機取水口のセシウム56ベクレルは過去最高です(9)。以下に物揚場前の放射性物質濃度を示します。
 過去最高を記録した物揚場前の全ベータ濃度
 ※1(5)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示します。
 図―4 物揚場前の放射性物質濃度

 港湾口でも全ベータやトリチウムが見つかっているので、港湾内の高濃度の汚染水は確実に外洋に流れ出ており、港湾内でブロックされている事などありません。

3.地下水バイパス井戸から過去最高のトリチウム
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(10)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(11)(12)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(13)。以下に放射性物質濃度を示します
過去最高を記録した地下水バイパス井戸のトリチウム
 ※1 (11)(12)(13)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―5 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

 このうち地下水バイパス用井戸のNo10で過去最高のトリチウムが見つかりました。以下に推移を示します。
過去最高のトリチウム濃度となった地下水バイパスNo10井戸
 ※(13)にて作成
 図―6 地下水バイパスNo10井戸のトリチウム濃度

  今後も上昇が続きそうで心配です。
 地下水バイパスから放流されたトリチウムの総量を濃度×排出量の合計で計算できますので、(=^・^=)なりに計算したら約176億ベクレルになりました。
brg150729h.gif
※(14)(15)(16)を集計
 図―7 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量

 トリチウムの厄介な所は概ね「水」として存在すので、蒸発しトリチウム雲となりトリチウム雨を降らせ、福島の台地では野菜や果物が育ちそうです。トリチウムの安全性には色々と議論があるとおもいます(17)。東京電力は飲んでも安全と主張していますが、食べても安全とは主張していません(18)。

4.護岸付近の井戸からは過去最高のトリチウム
 東京電力は福島第一原発の海岸付近やタービン建屋周りの井戸の地下水の放射性物質濃度を調べています(5)。以下にそこでの放射性物質濃度を示します。
過去最高濃度のトリチウムも見つかった護岸部
 ※1(5)を集計
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―8 海岸付近の井戸の放射性物質濃度

 この中でNo3井戸のトリチウム濃度の1リットル当たり8、400ベクレルは過去最高です。
No3井戸は過去最高のトリチウム
 ※(5)を集計
 図―9 No3井戸のトリチウム濃度

 ずっと上昇傾向が続いています。この先が心配です。


5.排水路から法令限度を超える全ベータ
 福島第一原発構内にには幾つもの排水路があります。
福島第一原発排水路
 ※(19)を転載
 図―10 福島第一原発内の排水路

 当然ながら福島第一構内は放射性物質で汚染されており、排水路に流れ込みそうです。全ベータ濃度のおよそ半分がストロンチウム90で(21)、ストロンチウム90の法令限度は1リットル当たり30ベクレルですので(3)、全ベータでみれば1リットル当たり60ベクレルになります。以下に汚染水が流れ出たK排水路の放射性物質濃度を示します。
法令限度を超えた放射性物質を流し続けるK排水路
※(22)を集計
 図―11 K排水路の放射性物質濃度

法令限度に相当する1リットル当たり60ベクレルを殆どの日で確り超えています。高い濃度の放射性物質が見つかると東電は「雨」の為と言い訳をしていますが(22)、福島も梅雨入りしました(23)。これから大量の放射性物質が海に流れ込みそうです。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
  先週も幾つかの過去最高汚染水濃度が見つかりましたが(1)今週もです。福島第一原発の汚染水漏れは収束するどころか酷くなってる気がします。福島の方も心配だと思います。6月28日に福島産をPRするイベントが千葉県習志野市で開かれ福島産「トマト」がPRされたそうです(24)。福島はトマトの季節のようです。福島県は福島産トマトは安全だと主張しています(25)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―12 福島産トマトの無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(6月3週)―外洋6地点から全ベータ、3地点は過去最高―
(2)サンプリングによる監視|東京電力
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(2)中の「.海水(港湾外近傍)」を6月28日に閲覧
(5)(3)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(6)(2)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング⇒南放水口・排水路」
(7)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(8)(2)中の「2.海水(港湾内)」を6月21日に閲覧
(9)2015年6月28日福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 263KB)
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(11)(2)中の「H4エリア周辺観測孔」
(12)(2)中の「H6エリア周辺観測孔」
(13)(3)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果 」
(14)(3)中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果 」
(15)一時貯留タンクの運用状況|東京電力
(16)報道関係各位一斉メール|東京電力中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr*)からの排水について 」
(17)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(18)福島第一原子力発電所でのトリチウムについて
(19)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発―2週連続で下請けさんがケガ―
(20)(2)中の「地下水バイパスに関するサンプリング」
(21)(3)中の「福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果 」
(22)2015年6月28日福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 63.6KB)
(23)気象庁|平成27年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
(24)県産の夏野菜、首都圏でPR | 県内ニュース | 福島民報
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(26)平尼子店 | マルト - 店舗情報
  1. 2015/06/29(月) 19:47:59|
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トラブルいっぱい福島原発―2週連続で下請けさんがケガ―

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、6月4週(6月21日から28日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.福島第一建屋内タンクに歪み
 3号機廃棄物地下貯蔵設備建屋(FSTR建屋)に残っている汚染水を、5月25日より3号機廃棄物処理建屋へ移送をしているのですが、6月18日の移送作業時に、ここに設置してある廃スラッジ貯蔵タンク(A)の側板に変形(歪み)がのが見つかりました。ここの汚染水からは1リットル当たりでコバルト60が1.6~6万ベクレル見つかっています(2)(3)。
 以下に変形したタンクの壁を示します。
変形した福島第一汚染水タンク
 ※(3)を引用
 図―1 変形が見つかった3号機廃棄物地下貯蔵設備建屋内の汚染水タンク

 地下汚染水タンクの位置は以下の通りです。
変形汚染水タンク設置個所
 ※(3)とGoogle Mapで作成
 図-2 変形した汚染水タンクのおおよそ場所

 なお、タンクの変形の原因調査の為にタンク内汚染水の移送が中断したそうです(4)。再開したとも、いつ再開するとも東電からの発表(5)を(=^・^=)は知りません。

2.採水器が壊れました
 排水路から汚染水を汲みあげる採水器が故障して、2015年6月16日、17日のC排水路からの汚染水の採取ができなくなりました。採水器を直して6月18日に汚染水を採取し分析したら1リットル当たりで
  トリチウム 2,500ベクレル
見つかったそうです。これについて東電は測定ミスの可能性を主張しています(6)。どっちにしてもトラブルです。以下に福島第一原発内の排水路の位置を示します。
福島第一原発排水路
 ※(7)とgoogle mapで作成
 図―3 福島第一原発内の排水路

3.二週連続で下請けさんが「ケガ」
 先週も下請けさんが「ケガ」をしましたが、今週も「ケガ」をしました。
 6月27日午前7時40分頃、福島第一原子力発電所構内、Dタンクエリア付近で、雨水カバー他設置工事を行っていた下請けさんが、トラックに荷物を積み込む際に荷物とトラックの荷台で右手を挟み骨折しました(8)。全治6週間とのことです(9)。

(=^・^=)の集計では今年で9件目です。
 ①1月13日、下請さんが福島第一原発で除染作業をしていたらの頭に、吊り上げ作業中の鉛板が当たり「頭部打撲」、救急車で運ばれました(10)。
 ②1月15日、下請へさんが福島第一原発で汚染水タンク雨水抑制対策工事をしていたら、グラインダーで左手をケガを負い、救急車で運れ、全治2ヶ月のケガ(10)。
 ③1月19日に下請けさんが福島第一の空の汚染水タンクの中に転落し、翌日の20日未明に死亡しました(10)。
 ④1月20日、下請けさんが福島第二の機器を点検中に、機器が動き出し頭を挟まれ死亡しました(11)。
この後で「安全総点検」の為に作業が止まりました(8)。
 ⑤3月 2日、福島第一の化学分析棟で、下請けさん(男性)が作業中につまずいて転び、手首を骨折(10)。
 ⑥4月13日、下請けさんが福島第一で草刈り中にケガをし、ドクターヘリで病院に運ばれ、、入院(10)。
 ⑦4月13日、下請けさんの男性が手足の痺れを訴え、救急車で病院に(10)
 ⑧6月16日、福島第一の多核種除去設備建屋内で、下請けさんが作業中につまずいて転倒し全治3ヶ月のケガ(1)。
 ⑨6月27日、福島第一原発で雨水カバー他設置工事を行っていた下請けさんが指を骨折(本稿)
この他に6月24日までに4人の方が熱中症になり1人に疑いがあったそうです(13)。
 (=^・^=)の主張はただ一つです。汚染水漏れより下請けさんのケガの方が重大です。

4.汚染水ホースを点検したら大部分で「対策必要」
 5月29日に汚染水を流しているホースに穴が開き、汚染水が漏れ排水路を伝って海に流れ出すトラブルがおきました(14)。穴の開いたホースの写真が公開されたので、以下に掲載します。
汚染水もれホースに空いた「穴」
※1(15)を引用
 ※2 「穴」をはっきりさせるため、ホースを曲げています。
 図―4 汚染水漏れを起こしたホースに空いた「穴」

 他に異常がないか汚染水ホースの再点検を実施したそうです。159件の点検をしたら全体の約90%の141件で、何らかの問題が見つかったそうです。なかには茅の中に放置され茅でホースが壊れそうな物もあったそうです(15)。福島第一原発事故後の最初の「冬」に茅によってホースが破壊され、度々の汚染水漏れを起こしているんですが(16)。
茅の中に放置される汚染水移送用ホース
 ※(15)を引用
 図―5 茅(ちがや)の中に放置され汚染水漏れを起こしそうなホース

 3年経っても東電って進歩が無いみたいです。

5.地下水バイパス効果無し
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(17)。2014年5月21日に本格運用を開始してから(18)、1年以上がたちましたが効果が見えません。
 東京電力は地下水バイパスを開始するまえに、地下水バイパス稼働後の地下水位の見積もりを出しています(17)
brg140829d.gif
 ※1(19)を転載
 ※2 小名浜港を基準とした海抜(OP)で示す
 図-6 地下水バイパス稼働後の水位予測

それによると地下水バイパスの効果を観測するために水位を観測する3本の井戸(観測孔A,B,C)の当たりでは6メートル位に低下するはずでした。
 東京電力は近々の観測孔の水位を6月25日に発表しました(15)。そこで各観測孔水位を調べてみました。
下がらない地下水バイパス観測孔の水位
 ※1(14)より作成
 ※2小名浜港を基準とした海抜(OP)で示す
 図―7 地下水バイパス用観測孔の水位

 観測孔B、Cでは約2m下がって5mと7mになる試算でしたが、ほとんど下がっている様子がありません。以下に福島第一原発内の汚染水の増加量を示します。
減らない汚染水増加量
 ※(20)より作成
 図-8 福島第一原発汚染水の増加量

 減っている様子がありません。それでも東電は地下水バイパスは効果があったと主張しています(15)。

7.瓦礫処理が遅れます
 2011年12月21日に東京電力は福島第一原発の廃炉に向けた最初のスケジュールを発表しました(21)。それによると今年(2015)年4月位からは福島第一の「瓦礫」を安定的に保管することになていました。
現時点で大幅遅れの当初の瓦礫処理スケジュール
 ※(21)を抜粋・編集
 図―9 瓦礫処理の当初スケジュール

 このためには、瓦礫を処理する設備の完成が必須だと思います。そうした設備に「雑固体廃棄物焼却設備」があります。この設備は燃やせるものを燃やして容量を減らして保管しやくするものです(22)。この設備の完成が2016年2月以降になると発表がありました(23)。少なくとも2年の遅れです。核燃料プールからの燃料取り出しも遅れました(24)。でも不思議な事に廃炉まで30~40年は変っていません。


8.下請けさんへの食事提供は3ヶ月遅れます
 6月1日に福島県域をエリアとするマスコミは福島第一での「給食提供」が本格的に始まった旨を報道していました(25)(26)。ところが6月9日には「給食」は中止されたそうです(27)。6月25日の会見を聞いていたら「保健所」から指導があったそうです(28)。給食センターの回収工事を進めるようですが、終わるのは8月末の計画です。給食は7月の終わりまで「中止」です(28)。
給食が中止になった福島給食センター
 ※(28)を引用・編集(縦横比)
 図―10 福島第一の給食と給食センターの改修計画

 この件は東電が週2回実施する会見では(29)、発表していないそうです。ただし福島のマスコミ各社や原子力規制庁で説明したそうです(28)。(=^・^=)は福島マスコミ各社の電子版(36)~(36)およびプロパガンダ機関(37)(38)のチェックを入れているのですが、福島第一の給食が中止になったなんんで報道は見ていません。いい事(給食の開始)はそれなりに報じ悪い事(給食が10日で中止)は報じない福島の発の情報に不信感を持ちました。そうえば昨日(6月27日)は福島民友さんが「原発事故前と同程度推定 魚のストロンチウム濃度」なんでおよそあり得ないことを報じていました(39)。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。そして長くなってすいません(__)。でも福島第一はそれだけトラブルが多いんです。これでは福島の方も心配だと思います。
 6月に入り福島はトマトのシーズンになりました(40)(41)(42)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(43)。でも福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(44)を引用
 図―11 福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(6月3週)―下請けさんがケガ―
(2)2015年6月23日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(3)2015年6月23日3号機地下貯蔵設備(FSTR)廃スラッジ貯蔵タンク(A)側板の変形について(PDF 1.33MB)PDF
(4)2015年6月26日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(5)東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について|東京電力
(6)2015年6月24日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(7)2015年6月23日福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて (PDF 309KB)
(8)2015年6月27日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(9)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力
(10)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(4月3週)-ロボット回収諦めた-
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島原発で死んだ下請けさんは「国策」の犠牲者―でも何もしない安倍出戻り総理―
(12)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2015年6月25日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第19回事務局会議)」
(13)(12)中の「【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(8.88MB)」
(14)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発―ホースの穴から汚染水漏れ―
(15)(12)中の「【資料3-1】汚染水対策(16.1MB)」
(16)2012年2月9日耐圧ホースの破損事象に関する原因調査について(943KB)
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(18)(コメント)福島第一原子力発電所における地下水バイパスの実施について|東京電力
(19)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス効果無し!3mの水位低下のはずが30cm
(20)プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(21)東京電力福島第一原子力発電所1〜4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ|TEPCOニュース|東京電力
(22)[PDF]資料5-2 福島第一原子力発電所雑固体廃棄物焼却設備の設
(23)(12)中の「【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(626KB」
(24)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(6月2週)―核燃料取り出しは3年遅れ―
(25)第一原発大型休憩所が完成 | 県内ニュース | 福島民報
(26)<福島第1>9階建て休憩所 廃炉へ環境改善 河北新報
(27)(12)中の「【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(626KB」
(28)【6月25日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見 - 2015/06/25 18:00開始 - ニコニコ生放送
(29)東京電力記者会見|TEPCOニュース|東京電力
(30)福島民報
(31)みんゆうNet : 福島民友新聞社-福島県のニュース・スポーツ-
(32)河北新報
(33)県内ニュース:ニュース天気|FTV 福島テレビ
(34)福島中央テレビ
(35)TUFテレビユー福島
(36)福島県内ニュース|KFB福島放送
(37)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―新潟県・長岡の雪は重くなった―
(38)NHK福島県のニュース
(39)めげ猫「タマ」の日記 福島の魚のストロンチウムは原発事故前と同じと福島民友―でも一桁高い―
(40)とまと - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ
(41)チェリートマト - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合
(42)日本農業新聞:詳細 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(43)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(44)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2015/06/28(日) 19:51:22|
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福島の魚のストロンチウムは原発事故前と同じと福島民友―でも一桁高い―

 福島県の地方紙の福島民友は「原発事故前と同程度推定 魚のストロンチウム濃度」との表題で、福島の魚のストロンチウム90濃度が福島原発事故前と同程度であるとの報告を水産総合研究センターからあったと報じていました(1)。でも(=^・^=)なりに調べると、一桁高い値です。
一桁高い原発事故後のストロンチウム90濃度
 ※(2)~(10)(11)にて作成
 図―1 海のお魚のストロンチウム90濃度推移

 福島第一から海へは今も汚染水が漏れています。外洋からはストロンチウム由来の全ベータ(12)が見つかっています(13)。図―2に示すようにこれまで見つからなかった地点でも全ベータが見つかるようになりました。
外洋から見つかるストロンチウム90由利の全ベータ
 ※2 NDは検出限界未満を示します。
 図―2 福島第一原発沖外洋の全ベータ濃度

 福島のお魚にストロンチウムが心配です。これについて、福島県の地方紙の福島民友は6月27日に「水産総合研究センター」の報告として
 ①福島の魚のストロンチウム90濃度が福島原発事故前と同程度である
 ②シロメバルから検出された1キロ当たり1.2ベクレルがストロンチウムの最大値
 ③仮定されているセシウムの約1割の値を大きく下回ることが推定される
との報告がなさたと報じています(1)。「水産総合研究センター」のHP(15)には現時点(2015年6月27日)報告内容が掲載がなく詳細を確認していませんが、東京電力の発表(2)~(10)や厚生労働省の発表(16)を元に検証してみました。
 東京電力は3ヶ月に1回ほど福島第一原発20km圏内のストロンチウム90濃度の測定結果を発表しています。これと原発事故前から測定されていたストロンチウム90濃度の合わせたのが図―1です。どう見ても、原発事故後の福島のお魚のストロンチウム90濃度は一桁大きくなっています。東電のデータを照合する限りおよそ福島の魚のストロンチウム90濃度が福島原発事故前と同程度であるとは言えません。
 「シロメバルから検出された1キロ当たり1.2ベクレルがストロンチウムの最大値」と報じていますが、東京電力の発表を調べてると2012年12月13日に福島第一原発沖3kmでとれたマコガレイから1キログラム当たり6ベクレルのストロンチウム90が見つかっています(9)。
 東京電力の発表をみると(2)~(10)(17)、ストロンチウム90の測定は高濃度のセシウムが見つかったもを選んで測定しています。ところがセシウム濃度が高いからと言ってストロンチウム90濃度が高いわけではありません。以下に福島第二原発沖でとれたお魚のセシウム137とストロンチウム90の相関を示します。
相関が無いセシウム137とストロンチウム90
 ※1(2)~(10)(17)にて作成
 ※2 場所は福島第二原発沖
 図―3 セシウム137とストロンチウム90の相関

 相関がありません。セシウム濃度の高いサンプルを選びストロンチウム90を測定すれば、セシウムに対するストロンチウム90の割合を操作することが可能です。魚ではありませんが、以下に厚生労働省が福島県内で販売されている食品(野菜、穀類、肉等)を対象に実施したMB方式での食品の検査結果を示します(16)。
上昇する福島産のストロンチウム90濃度
  ※1(18)を転載
  ※2 NDは検出限界未満を示す
  図―4 MB方式のストロンチウム90濃度(平均値)

ストロンチウムとセシウムに相関がないので、MB方式のストロンチウム90の検査は無作為抽出と見るべきです。平均を取ってみればストロンチウム90の傾向が分かると思います。
 福島産のストロンチウム90は上昇傾向になります。以下にストロンチウム90のセシウムに対する割合(平均値)を示します。
上昇するセシウムに対するストロンチウム90の割合(福島産)
  ※1(18)を転載
  ※2 検出限界未満は「0」として扱った。
  図―5 MB方式のストロンチウム90濃度(平均値)に対するセシウム(平均値)に対する割合  

こちらはもっと上昇し、普通の食品でもストロンチウム90がセシウムの10%以上に達しています。放射性ストロンチウムは生体内ではカルシウムと同じような挙動をとるそうです(19)。カルシュウムの多い食品には多くのお魚や加工品がランクインしています(20)。従前のデータを見る限り「仮定されているセシウムの約1割の値を大きく下回ることが推定される」との結論は無理があると思います。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
福島民友の報道に
 「今年4月にいわき、相馬双葉両地区沖で実施したコウナゴの調査では、ストロンチウムはいずれも検出限界値未満だった。」
なんて記載がありました。相馬双葉両地区は福島県沿岸部の北側に位置します。
原発事故で2分された福島県沿岸部
  ※(21)を転載
  図―6 福島県沿岸部の地域分け

 ところが海流は北から南に流れます。福島第一原発から漏れた放射性物質は南のいわき方面に流れるはずです。調査するならいわきが優先されるべきです。以下に東京電力が実施したストロンチウム90の検査結果を福島第一原発の北側と南側に分けて示します。
福島第一の南で高く北は低いお魚のストロンチウム90濃度
  ※(2)~(10)で作成
 図―7 福島第一原発の北側と南側でのストロンチウム90違い

 北側は低く、南側は高くなっています。
 福島民友さんの報道(1)は福島のお魚のストロンチウム90は心配無用な内容ですが、従前のデータと比較すれば矛盾が多くおよそ信用できる内容ではありません。福島民友さんは何の根拠も示さずに福島産を避ける行為を「風評被害」と決めてつています(21)。このような報道が流れては福島の方は不安だと思います。
 6月に入り福島はトマトの季節です(22)(23)。福島県二本松市のトマトは特徴果肉が厚く、糖度の高く、さわやかな味はサラダにぴったりでだそうです(23)。福島県は福島産トマトは安全だと主張しています(24)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシに福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―8 他県産はあっても福島産トマトが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)原発事故前と同程度推定 魚のストロンチウム濃度(福島民友ニュース)
(2)2015年6月11日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2014年度 第4四半期採取分
(3)2015年3月6日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 8.31KB)
(4)2014年12月5日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 8.28KB)
(5)2014年9月5日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>平成26年度第1四半期採取分(PDF 75.7KB)
(6)2014年3月7日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(訂正版)(PDF 13.8KB)
(7)2013年12月4日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>
(8)2013年8月28日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>PDF
(9)2013年5月31日魚介類の核種分析結果(港湾内のデータも含む)
(10)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の核種分析結果(2013年2月)|東京電力
(11)海水魚中のSr-90の経年変化
(12)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(13)報道配布資料|東京電力
(14)(13)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 285KB) 」
(15)プレスリリース|水産総合研究センター
(16)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(17)(13)中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く) 」
(18)めげ猫「タマ」の日記 福島産、ストロンチウム90の割合が想定外の10%超え―福島産は安全?―
(19)ストロンチウム - Wikipedia
(20)カルシウムの多い食品と、含有量一覧表 | 簡単!栄養andカロリー計算
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島民友さん特集記事「風に惑う」に反論する。
(22)とまと - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ
(23)チェリートマト - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)2015年6月25日(木)〜30日(火)までの鎌倉屋折込チラシをチェックしよう!
  1. 2015/06/27(土) 19:44:36|
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福島・スモモもセシウム入り

 福島県伊達市産のスモモからセシウムが見つかりました(2)。サクランボに続き2品種目です。しかたがないことです。福島県の果物の主産地は福島県内でもセシウム汚染の酷い「福島盆地」です。
 福島盆地は福島県の福島市、伊達市、桑折町および国見町から成ります(3)。
福島県内でもセシウム汚染の酷い福島盆地
  ※(3)を転載
 図―1 福島盆地

 図―1に示す通り、福島盆地は避難区域に隣接し避難地域を除けばセシウム汚染が酷い場所です。原発事故から4年以上経過した現時点でも、大部分が国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(6)を超えています。
 以下に福島のモモの出荷量を示します。
brg130817b.gif
 ※(4)にて作成
 図―2 福島県のモモの生産量(2007年)

 福島盆地を構成する福島市、伊達市、国見町、桑折町が上位を占めます。以下にスモモの生産量を示します。
福島のスモモの主産地はセシウム汚染の酷い福島盆地
 ※(4)にて作成
 図―3 福島県のスモモの生産量(2007年)

 福島盆地を構成する伊達市、国見町、桑折町が上位を占めます。福島県を果樹王国とみる向きもありますが(5)、福島産果物は福島県全域で取れるのでなくセシウム汚染が酷い福島盆地を中心に生産されています。それだけに注意が必要です。
 福島県内でスモモの生産がトップの福島県伊達市では6月19日にスモモの出荷が始まったそうです(6)。 検査結果が心配です。6月26日に福島県の地方紙福島民報は福島盆地内のスモモの検査結果を報じていました。
サクランボに続きスモモをセシウムが見つかったことを報じる福島民報※(7)を6月12日閲覧
 図―4 伊達市産スモモからセシウムが見つかったことを報じる福島県の地方紙・福島民報

伊達市産からセシウムが見つかっています。以下に福島県伊達市産のセシウム濃度を示します。
福島のスモモは5年連続セシウム入り
 ※(8)を集計
 図―5 福島県伊達市のサクランボのセシウム

 基準値以下ですが福島原発事故以降は毎年セシウムが見つかっています。
 伊達市では、2013年に、ブルーベリーから基準値を超える
  1キログラム当たり150ベクレル
の放射性セシウムが見つかっています。この時の検査数は9件で、大部分は検出限界以下です。
brg130727d.gif
 ※(9)を転載
 図―6 福島県伊達市産のブルーベリーの放射性セシウム濃度分布(2013年)

もし8件で検査を止めていたらセシウム汚染ブルーベリーは市場に流れたと思います。およそ4件の検査で基準値以下を担保することはできません。さらに、厚生労働省の発表を見ると福島県の検査は福島県の機関が(福島県農業総合センター、原子力センター、衛生研究所)が実施して、他県のように外部の機関が実施することはまれです。それでも原発事故直後は外部機関(たとえば(財)日本分析センター、(財)日本食品分析センター等)が実施していました。以下に原発事故直後の福島盆地産の源乳のセシウム濃度を示します。
福島県が検査すると突然NDになる福島盆地の源乳検査
 ※1(3)を転載
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―7 福島盆地産原乳のセシウム濃度(2011年)

 外部機関が検査しているときはそれなりにセシウムが見つかっていました。それが福島県が直接に検査をするようになる突然にすべてが「検出限界未満」です。福島県の検査は外部機関にくれべ低く出ています。このような例は多々あります(10)(11)。
 ①低いセシウム濃度が多くても、突然に基準値超えが見つかる例が過去にある。
 ②福島の検査は他に比べ大幅に低く出る。
ことを考慮すれば、数個の検査でセシウムが見つかる福島産果物は十分に警戒すべきものだと(=^・^=)は思います。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 福島県が、県産品振興や首都圏からの観光誘客などを目的に、県のアンテナショップで販売している「アンテナショップ3館共通商品券」(1部700円分10枚つづり)の販売部数が、発売から3週間で予定している全体の約2割にとどまっていることが6月25日に分かったそうです(12)。福島県は、利用できる施設が限定されていることなどを理由に挙げているそうですが(12)、(=^・^=)は多くの方が福島産を正しく恐れた結果だと思います。
 でもこれは福島の方も同じようです。福島県のスモモの最大の産地の伊達市ではスモモの出荷が始まりました(6)。でも福島県のスーパーのチラシに福島産スモモを見つけることができませんでした(13)~(28)。
 他県産はあっても福島産スモモが無い福島県のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―8 福島産スモモが無い福島県のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(2)(1)中の「平成27年6月25日公表:野菜・果実(H27.6.17-23採取分) [PDFファイル/242KB]」
(3)めげ猫「タマ」の日記 今年(2015年)も、福島産果樹はセシウム入り
(4)統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103
(5)果樹王国 - Wikipedia
(6)プラムの主力品種「大石早生」の出荷始まる - JA伊達みらいのホームページ
(7)福島民報|生活関連情報 東日本大震災
(8)報道発表資料 |厚生労働省
(9)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月4週)―福島市の桃の検査はたった3件―
(10)めげ猫「タマ」の日記 (=^・^=)が福島産を食べない10つの理由
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の死者数は12.1%増―いわき市の倍以上―
(12)3週間で販売部数2割 福島県の商品券振るわず(福島民友ニュース)
(13)ヨークベニマル/お店ガイド
(14)西友保原店 - 店舗詳細|SEIYU
(15)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
(16)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
(17)AEON | 店舗情報 | イオン福島店
(18)イトーヨーカドー 福島店
(19)ザ・ビッグ 福島大森店のチラシ・特売情報 [クックパッド] スーパーの情報とレシピで賢く節約!
(20)2015年6月25日(木)〜30日(火)までの鎌倉屋折込チラシをチェックしよう!
(21)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
(22)シミズストア-店舗案内
(23)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
(24)イオンスーパーセンター | ネットチラシ
(25)好間店 | マルト - 店舗情報
(26)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
(27)PLANT 大玉店のチラシ・特売情報 [クックパッド] スーパーの情報とレシピで賢く節約!
(28)チラシ - ホーム
  1. 2015/06/26(金) 19:45:23|
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福島原発8m津波で建屋浸水予想 ―でもなにもしなかった―

 「福島県の沖合で巨大地震が発生し東京電力福島第1原発を高さ8メートルの津波が襲った場合、1~4号機の建屋が浸水するとの予測図を1999年に旧国土庁が作成していたことが(6月)24日、分かった」との報道がながれました(1)(2)。これでまた国や東電は最悪の場合には福島第一が津波に耐えられないことを知りながら、なんら対策を取らなかった「無責任」ぶりを明示する証拠が出てきたと思います。
 福島第一原発事故の原因について(=^・^=)は
  ①誰もが予想できない想定外の津波が襲い、事故になった(不可抗力)。
  ②十分に調査すれば津波が想定できたが、東電や国の注意力が不足して事故になった(過失)。
  ③津波が来る可能性を認識していたが、確率が低いと放置した(未必の故意)
のどれかだと思います。これについて(=^・^=)は「未必の故意」だと思っています。たとえば原子力規制委前委員長代理の島崎邦彦氏は(3)、2002年に福島沖の津波想定を実施しています(4)。
brg140919b.gif
※(5)を転載
図―1 「マグニチュード9」を想定した2002年の島崎元委員の資料

 これに対し2007年から東京電力 原子力・立地本部原子力設備管理部長を務めた吉田 昌郎(よしだ まさお)氏は(6)、政府事故調のヒアリングで
 「日本の地震学者、津波学者のだれがあそこにマグニチュード9がくるということを事前に言っていたんですか」
と証言してます(7)(8)。
 島崎邦彦氏は原子力規制委の退任会見で
「実際、あの最初の段階でそれ2002年の時にかなりの圧力が発表にかかったてことは事実ですし、その後、高名な地震学者お二人からご批判を受けましたけれど、そのお一人は(原子力)保安院の方で地震のトップをされている方、もう一人は(原子力)安全委員会でトップをされている方、だけど私、当時はそうゆうに二つでやっていることすら知らなかった。<略>その時、いろんか事を知っていて、もう一寸、社会の仕組みとかそうった事に注意を払っていたならば、あの、あの、津波による2万人近い犠牲者を出す前にもっと声を上げていたに違いないと思います。<略>声を大にすべき時であったにも関わらず、私はまさに人生最大の負け犬ぬなって、しっぽを巻いてそのまま黙ってしまったわけです。」
と述べています(9)(10)。
 また政府事故調のヒアリング記録には、原子力保安院の職員であった小林 勝氏が福島第一原発の津波を危惧したのに、上司から「余計なことは言うな」「関わるとクビに」等と言われてウヤムヤにしたとの証言もあります(7)(11)。
 どう見ても、福島第一原発に巨大津波が襲う可能性を想定しながらこれを放置したか思えません。さらに昨日(6月24日)に、たぶん共同電だと思いますが
 「福島県の沖合で巨大地震が発生し東京電力福島第1原発を高さ8メートルの津波が襲った場合、1~4号機の建屋が浸水するとの予測図を1999年に旧国土庁が作成していたことが(6月)24日、分かった」
との報道がながれました。以下に浸水予想図を示します。
1999年には予測されていた福島第一の浸水
 ※(12)とGoogle Mapで作成
 図―2 国土庁(当時)の1999年の津波浸水予測

 これについて神戸新聞は「 内閣府の担当者は『当時はシミュレーションの精度が粗く、この図をもって原発の被害を予測できるものではない。危険性を知り、詳細分析につなげてもらう意図だった』と話す。」との言い訳を載せていますが(12)、原発事故から10年以上も前の事なので10年以上も放置したことになります。
 福島県の地方紙の福島民報は6月12日の社説で
「(福島原発事故の)IAEA報告書で指摘された原因の一つに津波の問題がある。東電は福島県沖でマグニチュード8.3の地震が発生すれば、最大約15メートルの津波が第一原発に達すると試算していたが対策を取らなかった。原子力安全・保安院も迅速な対応を求めなかった。」
と論じています(13)。
 でも東電は
 「今回の津波を発生させた東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9の巨大地震であり、国内観測史上最大、世界観測史上4番目の規模の地震でした。岩手県沖から茨城県沖に至る南北約500km、東西約200kmにおいて、多数の領域が連動して活動したもので、最大の滑り量は50m以上と言われています。このような地震は、東京電力のみならず内閣府の中央防災会議や文部科学省に設置された地震調査研究推進本部においても検討されていなかったものです。」
と主張しています(14)。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 安倍出戻り総理は出戻る前の総理の時に
「今後も原子力の安全確保に万全をつくす」
と言っています(15)。でもなにもしなかったと思います。蛇足ですが安倍出戻り総理が出戻る前に「消えた年金問題」を起こしました(16)。出戻ったあとは(情報が)「漏れた年金問題」を起こしました(17)。
 福島産を避ける行為を「風評被害」と東電や安倍出戻り総理は非難しています(18)(19)。根拠のある福島第一原発の津波被災を正確でないとか言って無視を続け、福島原発事故を引き起こしたのはこの方達です。同じ人が「福島は安全」などと主張しても福島の方は不安になるだけだと思います。
 福島県白河市ではトマトの出荷が始まったそうです(20)。白河のトマトは引き締まったコクのあるそうです(21)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(22)。でも福島県白河市のスーパーのチラシには福島県産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県白河市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―3 福島産トマトが無い福島県白河市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県白河市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島原発8m津波で建屋浸水予想 | 国内外ニュース | 福島民報
(2)minyu-net ニュース
(3)島崎邦彦 - Wikipedia
(4)予測された日本海溝津波地震 想定されなかった津波被害
(5)めげ猫「タマ」の日記 原子力ムラは津波想定を低くしていた?―島崎委員退任会見―
(6)吉田昌郎 - Wikipedia
(7)政府事故調査委員会ヒアリング記録 - 内閣官房
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は吉田所長の自作自演?
(9)原子力規制委員会 委員退任会見 (平成26年9月18日)
(10)めげ猫「タマ」の日記 原子力ムラは津波想定を低くしていた?―島崎委員退任会見―
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は「未必の故意」?
(12)国は福島原発事故を予測? 99年に津波予測図作成 神戸新聞6月24日
(13)年金記録問題 - Wikipedia
(14)今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした|東京電力
(15)安倍晋三 - Wikipedia
(16)年金記録問題 - Wikipedia
(17)【年金情報流出】「消えた年金」問題再来!? 「漏れた年金」に政権懸念…派遣法改正案・マイナンバー法案に暗雲 - 産経ニュース
(18)PDF]風評被害対策について - 東京電力
(19)首相 風評被害払拭へ全力(2014年5月17日(土)掲載) - Yahoo!ニュース
(20)日本農業新聞:詳細 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(21)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(22)チラシ - ホーム
  1. 2015/06/25(木) 19:40:44|
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福島第一原発トリチウム1万兆ベクレル―捨てって大丈夫?―

 福島の地方紙の福島民報が福島第一原発のトリチウムに発信していた(1)。どうも環境への排出を検討しているようです。(=^・^=)なりに総量を計算したら1万兆(1京ベクレル)ありました。大丈夫ですかね?
 6月22日の福島民報の1面トップは福島第一原発に保管されたトリチウムについてでした。
トリチウムを1面トップで取り上げた福島民報
 ※(2)を6月22日に引用
 図―1 1面トップで福島第一原発のトリチウムについて伝える福島県の地方紙福島民報(6月22日朝刊)

 トリチウムはいわば放射性の水素で福島第一原発では概ね「水」として存在しています。東京電力は飲んでも「安全」だとは主張していますが(3)、食べて安全とは主張していません。トリチウムは水素の1種なので(4)、水だけでなくお米や野菜にも取り込まれる可能性がありますが、この点を捉え「安全性」を疑問視する見方もあります(5)。報道によると汚染水から取り除けない放射性トリチウムを含む水の処分方法を国が検討しているとのことです(1)。どんな方法を検討しているかと言えば
 ①地層中に注入
 ②海洋放出
 ③水蒸気として大気に放出
 ④セメントで固めて地下に埋める
等です(6)。概ね環境中に放出する方法です。(=^・^=)は心配なので、東京電力が発表している汚染水量(7)と濃度(8)から、福島第一のトリチウムの総量を見積もってみました。そしたら1万兆ベクレルになりました。
1万兆ベクレルもある福島第一のトリチウム
 ※1(7)(8)を集計
 ※2 半減期は(4)にる。
 ※3 「京」は兆の1万倍(1万兆)または1×1016
 図―2 福島第一原発汚染水のトリチウム総量

福島第一や第二が原発事故前に出していたトリチウムは1年間で1~2兆ベクレルなので、5000から1万年分です(4)。こんなに沢山のトリチウムを放出して大丈夫ですかね(9)。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。福島民報はトリチウムについて
「環境中では水のような物質として存在している。半減期は約12年でベータ線という放射線を出す。同じ放射性物質のヨウ素が甲状腺に集積するのと異なり、トリチウムは特定の臓器に集積することはなく、水と同様に排出される。」と解説し(1)、お米や野菜の栄養素になることは記載していません。なんか「安全」と言えないものを「安全」と強弁している感じです。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県南会津町は福島県最大のトマトの産地です(10)。6月に入り福島はトマトのシーズンです(11)(12)(13)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(14)。でも福島県南会津町のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県南会津町のスーパーのチラシ
  ※(15)を引用
 図―3 福島産トマトが無い福島県南会津町のスーパーのチラシ
 
 当然の結果です。(=^・^=)も福島県の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

 福島第一には循環している汚染水とタンクに入れっぱなしの汚染水があります。循環している汚染水のトリチウム量は濃度×量で計算できます。タンクに入れぱったしの汚染水は、タンクに入れられた時期の濃度×量×半減期による減衰で計算しています。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)【第一原発汚染水】トリチウム処分足踏み 政府来年度に検討会新設 | 東日本大震災 | 福島民報
(2)福島民報
(3)福島第一原子力発電所でのトリチウムについて 平成 ... - 東
(4)三重水素 - Wikipedia
(5)「福島第一原発のトリチウム汚染水」『科学』Vol.83, No.5(2013)
(6)トリチウム水タスクフォース(第12回)(METI/経済産業省)中の「資料1 トリチウム水の処分技術(PDF形式:1,169KB)」
(7)プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(8)報道配布資料|東京電力中の「水処理設備の放射能濃度測定結果 」
(9)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(10)めげ猫「タマ」の日記 日韓基本条約50年―条約無視の韓国を放置した安倍出戻り総理―
(11)とまと - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ
(12)チェリートマト - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合
(13)日本農業新聞:詳細 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(14)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(15)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
  1. 2015/06/24(水) 19:48:51|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月4週)―福島のスズキは全数ND、茨城は僅か13%がNDー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。6月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1375件中1件の基準値超え(全体の0.1%)
  ②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大180ベクレル(福島県産ヤマメ)。
  ③基準超の食品が福島のみで見つかっています。
福島に特異的に見つかるセシウム汚染食品

   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年6月4週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.福島のスズキは全数ND、茨城は僅か13%がND
 これまでの6月中発表をスズキ(魚)について集計すると
  福島産(福島県検査) 検査 6件中 全て検出限界未満
  茨城産(茨城県検査) 検査15件中 2件が検出限界未満(全体の13%)
  宮城産(宮城県検査) 検査18件中 7件が検出限界未満(全体の39%)
となりました。宮城や茨城のスズキからはセシウムが見つかるのに、福島県が検査する福島産のスズキからはセシウムが見つかりません。福島第一原発のある福島のスズキが茨城や宮城よりセシウム汚染が少ないなどあり得ないので、福島県の検査は宮城や茨城に比べ低く出るデタラメな検査です。

2.3位の産地を検査せずにピーマンは「安全宣言」
 6月に入り、福島もピーマンの季節になりました(7)。福島県は福島産ピーマンは確り検査されており「安全」だと主張しています(9)。以下に福島県のピーマンの生産量を示します。
田村・小野・二本松が大部分を占める福島のピーマン生産
 ※(10)より作成
 図―2 福島県のピーマンの生産量(2007年)

 田村市・三春町・二本松市が主要な産地です。以下に位置を示します。
セシウム汚染の酷い福島のピーマン産地
 ※1(11)の数値データより作成
 ※2 2015年6月1日時点に換算
 ※3 換算方法は(12)による
 図―3 福島県内のピーマンの主産地

 図―3に示すように二本松市は原発事故から4年経過しても大部分が国が除染が必要だとする1時間当たり0.23マイクロシーベルト(13)を超えています。検査されているか心配です。福島県が運営している福島産のセシウム検査結果を検索できるサイト(14)で「ピーマン、ピーマン(施設)⇒二本松市」にチェックを入れ検査結果を検索しましたら、検査結果は出て来ません。当然ながら厚生労働省の発表(1)にもありません。福島県はセシウム汚染の酷い場所を検査ぜすに「安全」を主張しています。

3.福島市のアユのセシウム濃度は上昇中
 福島県の久慈川ではアユの漁期です(15)。検査されているか心配なので、福島産のセシウム検査結果を検索できるサイト(14)で、久慈川が流れる浅川町、棚倉町、塙町、矢祭町、鮫川村のアユの検査結果を調べてみました。検索方法は
 「淡水⇒アユにチェック⇒浅川町、棚倉町、塙町、矢祭町、鮫川村チェック」
です。検索しても結果は出てこないので、検査はされていません。当然ながら厚生労働省の発表(1)にもありません。そこで福島市産のアユについて2014年8月以降の検査結果をまとめてみました。
上昇傾向にある福島市産アユのセシウム濃度
 ※(1)を集計
 図―4 福島市産アユのセシウム濃度

 確り上昇している感じです。福島産にはセシウム濃度が上昇する物もありますが、毎年検査される訳ではありません。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
これでは福島の方は心配だと思います。図―2に示すように福島県田村市は福島県最大のピーマンの産地です。田村市のピーマンは「緑が濃く、果肉が厚いのが特徴で、やわらかく甘いと定評です」とのころです(16)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています。でも福島県田村市のスーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
他県産はあっても福島産ピーマンが無い福島県田村市のスーパーのチラシ
 ※(17)を引用
 図―5 福島産ピーマンが無い福島県田村市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県田村市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第935報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月3週)―ヒラツメガニからセシウム、でも福島県検査は全数NDー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)ピーマン - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合
(8)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(9)(8)中の「野菜編」
(10)統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(13)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(14)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。
(15)矢祭町 | 小さくとも輝く町
(16)農業協同組合 JAたむら 福島県田村 [農産物情報]
(17)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
  1. 2015/06/23(火) 19:57:21|
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日韓基本条約50年―条約無視の韓国を放置した安倍出戻り総理―

1965年6月22日に日本と大韓民国との間で日韓基本条約が結ばれました(1)。今日(2015年6月22日)で50周年を迎えます。この50年を見ると、韓国は同条約を完全に無視し不当な要求を繰り返しています。これを可能にしたのは「安倍出戻り」の外交的配慮です。
 最初に断っておきたいのは日本か「韓国」を侵略しましたが、韓国とは戦争をしていません。韓国の最後の王朝の李氏朝鮮は中国に従属していました(2)。李氏朝鮮支配下の1884年に朝鮮で農民反乱が起きました。朝鮮王朝はこれを制圧するために、「清」に派兵を要請しました。これに呼応する形で日本も出兵し、「清(中国)」と対峙することになりました(3)。やがて日本と清は韓国を舞台に戦争(日清戦争)になり、清が敗北したので朝鮮から中国の影響力が排除され日本の影響力が残りました(4)。1905年11月17日 第二次日韓協約を結び、韓国は外交権を失い、日本の保護国となりました。1910年 日韓併合条約を結び、朝鮮は日本に併合され(韓国併合)、日本の植民地支配がはじまりました(1)。
 当時の状況として
 「日本と中国(清)が互いに釣って捕らえようとしている魚(朝鮮)をロシアも狙っている」
なんて風刺画あります(4)。
日本と中国(清)が互いに釣って捕らえようとしている魚(朝鮮)をロシアも狙っている
 ※(4)を引用
 図―1 ビゴーの風刺画

 無論、外国を舞台に勝手に戦争を始める日本と清(中国)の行為は現在の価値観ではおよそ許されるものではないのは事実です。
 竹島の島根県への編入を閣議決定したのは1905年1月28日であり、島根県知事が所属所管を明らかにする告示を行ったのは同年2月22日ですので(5)、この時は朝鮮は日本の保護国ではなく「外交権」をもっていました。
 その後、日本は日露戦争、満州事変を経て第二次世界大戦に敗北し、朝鮮はアメリカとソ連が支配することになりました(1)。決して独立したわけではありません。その後1948年8月15日に今の韓国の部分に傀儡政権を作り(1)、1949年1月にこれを承認し形の上で独立国になりました(6)。その後1950年から53年に朝鮮戦争があります。
 1952年1月18日に、実質的な休戦状態となったことで軍事的に余裕をもった韓国は李承晩ラインを宣言し竹島、対馬の領有を宣言して、連合国占領下にあり、かつての宗主国である日本への強硬姿勢を取るようにななりました(7)。日米両国は「国際法上の慣例を無視した措置」として強く抗議しているので(8)、少なくともアメリカは韓国の不法行為を認定していると思います。
 1965年6月22日に日韓基本条約が締結されました。韓国は戦勝国でもないのに韓国側は対日戦勝国つまり連合国の一員であるとの立場を主張し、日本に戦争賠償金を要求しました。日本はうやむやのまま無償援助を約束しました。またこの条約で韓国は対日請求権を放棄することに合意しています(1)。この国際慣例を無視した条約を締結したのは安倍出戻り総理の大叔父の佐藤栄作氏です(8)。
 1973年8月8日、大韓民国の民主活動家および政治家で、のちに大統領となる金大中が、韓国中央情報部(KCIA)により日本の東京都千代田区のホテルグランドパレス2212号室から拉致されてました。明確な韓国による日本への主権侵害事件です。でも、日韓両政府が両国関係に配慮した政治決着で穏便に事を済ませようとしました(9)。
 、1974年8月15日に大韓民国(韓国)大統領・朴正煕の夫人、陸英修が在日韓国人の文世光によって射殺された事件でが起きました。この事件は韓国人が韓国で起こした事件です。でも対日批判の対象となり、謝罪のない日本側に対し、朴大統領は「日本は本当に友邦なのか?」と問いただし、ついには「中共だけが一番なのか。(日本と断交しても)安保、経済に問題はない」、「日本は赤化工作の基地となっている」という言葉まで出たそうです(11)。
 日韓基本条約の時も、金大中事件の時も、文世光事件の時も韓国の大統領をしていたのは現在の韓国大統領の朴 槿惠(パク・クネ)氏の父親の朴 正煕(パク・チョンヒ)氏です(11)(12)。この時に日本に強行にでれば引っ込む事を学んだかもしれません。
 韓国大統領は出身政党を問わず就任当初は未来志向を掲げて比較的穏健な姿勢だったが、朴大統領は就任後、竹島問題や慰安婦問題に関して強硬な姿勢をとっている。日韓の首脳会談は2012年5月に、李明博大統領と野田佳彦首相が北京において会談して以来開催されていない。2013年3月1日の三・一独立運動記念式典では「(日本と韓国の)加害者と被害者という歴史的立場は、1000年の歴史が流れても変わることはない」と演説すなど(12)強行そのものです。
日本と韓国の間には多くの問題があります。
 ①竹島問題
  韓国は日本の領土である竹島の不法占拠を続けています(13)。日韓条約とともに日韓漁協協定が結ばれました。この協定では竹島周辺に日韓が共同で利用できる広大な「暫定水域」が設けられました。
韓国事実上占拠している広大な暫定水域
  ※(14)を引用
 図―2 日韓暫定水域

 しかし実態は韓国の独占です(14)(15)(16)。福島のお魚が福島原発事故で事実上は食べれない現状を考えれば、この水域は大変に重要です。 また竹島ある島根県隠岐の島町の漁師さんは
「このような状況の中で、我が隠岐島漁業者が操業する「紅ズワイガニ漁、バイ籠漁」等の沖合い漁業は、遠く新潟、秋田沖合いでの操業を余儀なくされ、時間的、経費的負担には計り知れないものがあり、莫大な被害を被っている」
そうです(16)。
 竹島問題について日韓基本条約では
 「 『紛争解決に関する交換公文だった。『両国間の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決するものとし、これにより解決することのできなかった場合は』『調停によって解決を図るものとする』という」交換公文があるそうですが、韓国はこの50年間ずっと違反し続けていまます(17)。
 原子力は燃料代を節約するために必要だとの議論があります(18)。国の推計によれば2012年の電力会社の損失は1兆7600億円だそうです(19)。日本の水産物の輸入額は1兆5048億円です(20)。
1兆5千億になる水産物の輸入
 ※(20)を引用
 図―3 日本の水産物輸入額

 ほぼ同じ金額です。だったら、原子力と同じように日本の「富み」を守るたにも「竹島」を正常化すべきの議論があってもいいと思います。


 ②産経新聞元ソウル支局長の名誉棄損裁判
  産経新聞の元支局長が日本語の産経新聞のWEBサイトにパク・クネ大統領に関する記事うぃ掲載したら、韓国検察が産経新聞の元支局長の名誉を毀損したとして起訴し、裁判は継続中です(21)。この事件は日本人が日本国内で行った行為を韓国に韓国が自国の法律を適用し裁判に持ち込んでいるので、明確な主権侵害です。安倍出戻り総理は裁判が取り下げれるまでは抗議をすべきですが、元ソウル支局長の帰国後はダンマリです。

 ③対馬仏像盗難事件
  2012年に対馬から韓国人によって国宝級の仏像が盗まれる事件がありました。その後に犯人が逮捕され仏像は韓国政府の管理下にあります。しかし日本に返還する様子がありません(22)。日本に返還されるまで粘り強く交渉すべきですが、安倍出戻り総理はダンマリです。
 

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
6月21日に日韓外相会談が開かれたそうです(23)。報道によると議題にあがったのは
 ①日韓基本条約で50年前に決着している(1)、慰安婦問題(23)
 ②「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録問題(23)。この問題は日本とユネスコ(24)の問題であり韓国と交渉するとはある意味「内政干渉」を許すことになります。
 ③東京電力福島第1原発事故を受けて韓国政府が取った日本産水産物の輸入規制の問題(23)。
等です。韓国の外交について島根県の地方紙の山陰日報はWEBサイトに
「日本は強気に出れば何らかの譲歩や配慮を示す相手と韓国は見ていたからである。」
との寄稿文を掲載しています(17)。韓国の対日外交は駄々っ子外交です。安倍出戻り総理は韓国の「駄々っ子外交」に付き合ってしまいました。これでは今後も駄々っ子の韓国が黙る訳はなく、今後の50年も日韓関係はぎくしゃくします。それでも、安倍出戻り総理は「韓国政府が取った日本産水産物の輸入規制の問題」を取り上げました(23)。でも日本から韓国への水産物の輸出はそれ程多くはありません。国内向けのメッセージのような気がします。
輸入に比べ大幅に少ない水産物の輸出
※(20)を引用
 図―4 日本の水産物輸出額

 韓国への輸出額は全体の5%なので340億円程度です。図―3に示すように韓国からの輸入は全体の6%なのので金額に直すと900億円程度になります。相互主義(25)の視点に立てば、対抗処置として「韓国」からの水産物の輸入の一部制限を実施してもいいと思います。でも安倍出戻り総理はそのような事はしません。本音では福島産は「安全」でないと思っていたりして・・・・
 これでは福島の方は大変に不安だと思います。6月になり福島もトマトの季節です(26)(27)。福島県南会津町は福島県最大のトマトの産地です(23)。
 brg130921f.gif
 ※(28)を転載
 図―5 福島県のトマトの生産量

 福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(29)。でも福島県会津町のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県南会津町のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―6 福島産トマトがない福島県南会津町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県南会津町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約 - Wikipedia
(2)李氏朝鮮 - Wikipedia
(3)甲午農民戦争 - Wikipedia
(4)日清戦争 - Wikipedia
(5)竹島の日 - Wikipedia
(6)第一共和国 (大韓民国) - Wikipedia
(7)朝鮮戦争 - Wikipedia
(8)佐藤栄作 - Wikipedia
(9)金大中事件 - Wikipedia
(10)文世光事件 - Wikipedia
(11)朴正煕 - Wikipedia
(12)朴槿恵 - Wikipedia
(13)島根県:Web竹島問題研究所 かえれ島と海(トップ / 県政・統計 / 県情報 / 竹島関係 / Web竹島問題研究所)
(14)日韓漁業協定 - Wikipedia
(15)漁業協同組合JFしまね:竹島関連
(16)隠岐の島町見解(竹島対策) |隠岐の島町-ほっとひと息、安らぎの島
(17)「紛争解決に関する交換公文」/竹島の本質的論議回避山陰中央新報
(18)原子力に関するよくあるご質問│よくあるご質問│中国電力
(19)電力9社、原発停止による純損失1.7兆円 政府試算  :日本経済新聞
(20)水産庁/(2)我が国の水産物輸出入の動向
(21)産経新聞韓国大統領名誉毀損問題 - Wikipedia
(22)対馬仏像盗難事件 - Wikipedia
(23)Chosun Online | 朝鮮日報
(24)文化遺産 (世界遺産) - Wikipedia
(25)相互主義(そうごしゅぎ)とは - コトバンク
(26)とまと - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ
(27)チェリートマト - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合
(28)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月3週)―汚染食品に新たなキノコが仲間入り―
(29)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(30)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2015/06/22(月) 19:43:23|
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福島第一原発汚染水(6月3週)―外洋6地点から全ベータ、3地点は過去最高―

福島第一原発汚染水の6月3週(6月16日から21日時発表)の状況を纏めてました。
 ①外洋6地点から全ベータ、3地点は過去最高
 ②港湾内の海水からは過去最高のストロンチウム90
 ③お魚からはセシウムやストロンチウム90
 ④地下水バイパス井戸から過去最高のトリチウム
 ⑤護岸付近の井戸からは高濃度の放射性物質、一部は上昇中
 ⑥排水路から法令限度を超える全ベータ

1.外洋6地点から全ベータ、3地点は過去最高
 外洋から相変わらず放射性物質が見つかっています。今週は6地点で全ベータが見つかり、うち3地点が過去最高でした。
 3地点で過去最高の全ベータを記録した福島第一沖外洋
  ※1 (4)(5)(6)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(7)
 図―1 福島第一原発近傍外洋の放射性物質濃度

 このうち1リットル当たりの全ベータの値で
   福島第一港湾口北東側 24ベクレル
   福島第一港湾口東側  20ベクレル
   福島第一港湾口南東側 16ベクレル
の3地点は過去最高の全ベータ濃度を示しました(8)。以下に推移を示します。
3地点で突然に全ベータが上昇した福島第一の外洋
※1(5)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示します。
 図―2 福島第一原発沖外洋の全ベータ濃度

 突然に上昇し、過去最高を記録しました。これからが心配です。

2.港湾内の海水からは過去最高のストロンチウム90
 港湾内ではもっと高い濃度の放射性物質が見つかっています。
高濃度の放射性物質が見つかる福島第一港湾内
  ※1 (5)(9)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  ストロングチウム90はSR90と略す
  ※5  ストロンチウム90の測定日は5月4日
 図―3 福島第一原発港湾内の放射性物質濃度

 このうち3,4号機取水口間と4号機スクリーンのストロンチウム90の1リットル当たり1,000ベクレルは共に過去最高です(10)。以下に推移を示します。
ストロンチウム90が急上昇した福島第一港湾内2地点
 ※(5)を集計
 図―4 3,4号機取水口間と4号機スクリーンのストロンチウム90濃度

 急上昇中です。これからが心配です。そして港湾口でも全ベータが見つかっています。

3.お魚からはセシウムやストロンチウム90
 福島第一原発の汚染水対策の目標は海洋生物の汚染などの環境負荷を少なくする事だと(=^・^=)は思います。今週福島第一原発港湾内のお魚のセシウム濃度が発表されました(11)。以下にムラソイのセシウム濃度を示します。
一向に低下しない福島第一港湾内のムラソイのセシウム濃度
 ※(13)を集計
 図―5 福島第一港湾内のムラソイのセシウム濃度

 下がっている様子がありません。ムラソイから未だに1キログラム当たり56,000ベクレルのセシウムが見つかっています(11)。
 先週に福島第一原発沖等にとれたお魚のストロンチウム90濃度が発表されました(14)。そこにババガレイの検査結果があったので、ババガレイについてストロンチウム90濃度の推移を纏めました。
上昇傾向を見せる福島第一沖ババガレイのストロンチウム90濃度
図―6 福島第一沖のババガレイのストロンチウム90濃度

 サンプル数は少ないのですが上昇傾向です。
 ①2項に記載したように港湾内からは過去最高のストロンチウム90が見つかっています。
 ②1項に記載したように外洋の3地点からはストロンチウム90由来の全ベータが過去最高を記録しています。
 ③そして福島第一原発沖のババガレイのストロンチウム90濃度が上昇傾向です。
(=^・^=)はこの先が心配です。

4.地下水バイパス井戸から過去最高のトリチウム
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(16)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(17)(18)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(19)。以下に放射性物質濃度を示します。
高濃度の汚染水が見つかる地下水バイパス山側井戸
 ※1 (17)(18)(19)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―7 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

 このうち地下水バイパス用井戸のNo9で過去最高のトリチウムが見つかりました。以下に推移を示します。
上昇が続く地下水バイパスNo9井戸のトリチウム
 ※(19)を集計
 図―8 地下水バイパスNo9井戸のトリチウム濃度

  今後も上昇が続きそうで心配です。
 地下水バイパスから放流されたトリチウムの総量を濃度×排出量の合計で計算できますので、(=^・^=)なりに計算したら4,500億ベクレルを超えました。
4500億ベクレルを超えた地下水バイパストリチウム総排出量
※(20)(21)(22)を集計
 図―9 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量

 トリチウムの厄介な所は概ね「水」として存在すので、蒸発しトリチウム雲となりトリチウム雨を降らせ、福島の台地では野菜や果物が育ちそうです。トリチウムの安全性には色々と議論があるとおもいます(23)。東京電力は飲んでも安全と主張していますが、食べても安全とは主張していません(24)。

5.護岸付近の井戸からは高濃度の放射性物質、一部は上昇中
 東京電力は福島第一原発の海岸付近やタービン建屋周りの井戸の地下水の放射性物質濃度を調べています(5)。以下にそこでの放射性物質濃度を示します。
 高濃度の放射性物質が見つかる福島第一護岸部
 ※1(5)を集計
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 ※4 SR90はストロンチウム90を示す。
 ※5 ストロンチウム90は5月4日サンプル
 図―10 海岸付近の井戸の放射性物質濃度

 この中でNo1井戸が気になりました。以下に推移を示します。
上昇が続くNo1井戸のストロンチウム90と全ベータ
 ※1(5)を集計
 ※2 ストロンチウム90は凡例中ではSR90と略す
 図―11 No1井戸の放射性物質濃度

 ストロンチウム90も全ベータも上昇傾向です。

6.排水路から法令限度を超える全ベータ
 5月末に港湾に通じる排水路に高濃度の汚染水が漏れ出る事故が起こりました(25)。
止まってしまったK排水路揚水ポンプ位置
 ※(26)を転載
 図―12 K排水路

 全ベータ濃度のおよそ半分がストロンチウム90で(7)、ストロンチウム90の法令限度は1リットル当たり30ベクレルですので(3)、全ベータでみれば1リットル当たり60ベクレルになります。以下に汚染水が流れ出たK排水路の放射性物質濃度を示します。
法令限度を超えた汚染水が流れ続けるK排水路

 ※(18)を集計
 図―13 K排水路の放射性物質濃度

法令限度に相当する1リットル当たり60ベクレルを殆どの日で確り超えています。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。長くなってすいません(__)。汚染水漏れひとつをとっても福島第一は様々な問題を抱えています。これでは福島の方も心配だと思います。福島県の地方紙の福島民友は6月21日付の社説で
「心配なのは、福島第1原発の汚染水問題だ。今年に入ってからも汚染雨水の外洋流出などがあり、漁業者らは不信感を募らせた。東電は、漁業再生への動きに水を差さないよう対策を徹底すべきだ。」
と論じています(27)。
 福島県会津若松市はサクランボ狩りの季節を迎えたそうです(28)。福島県は福島産サクランボは「安全」だと主張しています(29)。でも福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産サクランボはありません。
他県産はあっても福島産サクランボがない福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(29)を引用
 図―14 福島産サクランボが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 
 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(6月3週)―外洋から過去最高の全ベータ―
(2)サンプリングによる監視|東京電力
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(2)中の「.海水(港湾外近傍)」を6月21日に閲覧
(5)(3)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(6)(2)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング⇒南放水口・排水路」
(7)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(8)2015年6月17日福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 408KB)
(9)(2)中の「2.海水(港湾内)」を6月21日に閲覧
(10)2015年6月19日福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 294KB
(11)2015年6月17日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>
(12)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果|アーカイブ|東京電力中の各月の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>
(13)(12)中の各月の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>」
(14)魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>2014年度 第4四半期採取分(PDF 12.3KB
(15)(12)中の2014年3,6,9,12月および2015年3,6月の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>201*年度 第*四半期採取分 」
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(17)(3)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果 」
(18)(2)中の「H4エリア周辺観測孔」
(19)(2)中の「H6エリア周辺観測孔」
(20)一時貯留タンクの運用状況|東京電力
(21)(3)中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果 」
(22)報道関係各位一斉メール|東京電力中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr*)からの排水について 」
(23)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(24)福島第一原子力発電所でのトリチウムについて
(25)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発―ホースの穴から汚染水漏れ―
(26)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(4月4週)-汚染水1万m3が行方不明-
(27)みんゆうNet -社説・福島民友新聞社-
(28)ふくしまフォト便り | ふくしま 新発売。
(29)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(30)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2015/06/21(日) 19:44:02|
  2. -
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