めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

柏崎刈羽停止から4度目の夏―今年も豪雨なし―

 今日(7月31日)で、新潟・福島豪雨から4年が経ちます。2012年以降、福島県西部(奥会津)には豪雨が無かった気がします。何が変わったかと言えば、柏崎刈羽原発が止まったいます。(=^・^=)は柏崎刈羽原発が止まって豪雨が止まったと思います。
 今年の冬、福島県は大変な大雪に見舞われました。でも、雪国の新潟の柏崎ではそれ程でもありませんでした(1)。だったら豪雨も気になるところです。2004年と11年に柏崎刈羽原発のある新潟県中越地方とこれに隣接する福島県西部地域(会津地方西部)は大変な豪雨に見舞われました(2)(3)。
2011年の豪雨と時のレーダー・ナウキャストを見たら、この雨は柏崎刈羽原子力発電所付近から始まっています。
brg140731a.gif
 ※(4)を転載
 図―1 2011年7月29日のレーダー・ナウキャスト

そして翌年の2012年3月に柏崎刈羽原発が停止しました(4)。それから4回目の夏、今年も同じような豪雨は発生しませんでした。
 そこで毎年1~7月の合計降水量と前年12月~7月までの原発出力を調べてみました。
原発出力に同期する柏崎の降水量
 ※1(5)(6)にて作成
 ※2 原発出力・降水量とも各年1~7月の合計
 ※3 2015年は7月31日17時まで
 図―2 柏崎刈羽原発稼働率と降水量(柏崎)

 柏崎の降水量は柏崎刈羽原発の運転状況にシンクロしています。2007年に中越沖地震で停止した(7)翌年は降水量も減り、再稼働した2009年以降はまた増えました。そして2012年に停止すると降水量も減り、豪雨も起こっていません。
 以下に柏崎刈羽原発付近のアメダス観測点を示します。
柏崎刈羽原発付近のアメダス観測点
※(5)とGoogle Mapで作成
 図-3 柏崎刈羽付近のアメダス観測点

 図-3に示すアメダス観測点の降水量の推移を示します。
原発出力に同期する柏崎刈羽原発付近の降水量
 ※ 注記は図―3に同じ
 図ー4 柏崎刈羽原発稼働率と降水量

 柏崎と同様の傾向が認められます。以下に3地点(柏崎、小国、長岡)の平均の降水量を示します。
原発出力に同期する柏崎刈羽原発付近の降水量(平均)
 ※1(5)(6)にて作成
 ※2 原発出力・降水量とも各年1~7月の合計
 ※3 2015年は7月31日17時まで
 ※4 降水量は柏崎、小国、長岡の平均
 図―5 柏崎刈羽原発稼働率と降水量(3地点平均)
 
 図―2より傾向がはっきり出ているように思えます。以下に原発が稼働している年と止まっている年の比較を示します。
 表―1 原発稼働時と停止時の降水量(アメダス3地点の平均値)
 ※ 危険率は片側、等分散のt検定による
偶然に起こる確率は1.3%

 ここで危険率は、停止中も稼働中も降水量が変わらないとしたら、この様な事が偶然に起こる確率を計算したもで、T検定と呼ばれる手法(9)で計算しています。偶然に起こる確率が1.4%なのでこれを偶然と主張するのは無理があると思います。
 以下に数値データを示します。
 表―2 柏崎刈羽原発の出力の付近の降水量
 ※(5)(6)による。
数値表
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 2004年の豪雨も11年の豪雨も100年1回の豪雨と言われました(2)(3)。でもたった7年の間に2回も起こっています。どちらも柏崎刈羽原発が稼働中です。柏崎刈羽原発がフル稼働すると、年間で捨てられるエネルギーの総量は1411億kWhのエネルギーが電気にならず海にすてられます。関西電力の1年間電力販売量は1418億kWhと殆ど変りません。これだけのエネルギーが捨てられたらなにが起きても不思議はないと思います(1)。柏崎刈羽付近では気象庁の観測データをみると(10)、高層では風は西から東に吹いています。
西から東に吹く柏崎刈羽原発付近の高層の風
 ※(10)を加筆
 図―6 柏崎刈羽原発近くの「高田」の高層の風向き

 2011年の新潟・福島豪雨は「忘れないうちにやってくる災害は被害が少ない」です。以下に2004年の豪雨時の降水量分布を示します。
柏崎刈羽原発付近の東側に広がる降雨域(2004年)
 ※(11)に加筆
 図―7 2004年新潟・福島豪雨時の降水量分布

以下に2011年の豪雨時の降水量分布を示します。
柏崎刈羽原発付近の東側に広がる降雨域(2011年)
※(11)に加筆
 図―8 2011年新潟・福島豪雨時の降水量分布

 どちらも柏崎刈羽原発の東側で雨が降っています。図―5、図―6を比較すると降水域はほぼ同じですが、2011年の方が広く降雨量も増えています。でも犠牲者は
 2004年新潟・福島豪雨 16人(2)
 2011年新潟・福島豪雨  4人(3)
で激減しています。多くの方が前の災害の経験から適切な行動をとった為と思います。集中豪雨が襲ったらどう行動すべきか多くの方が年に1回くらいは考えてもらえば被害は大幅に減らせる可能性を示していると思います。でもばら撒き大好きの安倍出戻り総理は違うようです。相変わらず「国土強靭化」を叫んでいます(12)。こんな方が福島は安全だ。福島を避ける行為は「風評被害」と非難しても(13)、福島の方は不安になるだけだと思います。
 福島県桑折町では陛下に献上するモモの選果式が行われました(14)。
 ※(15)をキャプチャー
桃の選果式に立ち会う福島県の綺麗な女性
 ※(15)をキャプチャー
 図―9 モモの選果式に立ち会う福島県の綺麗な女性

福島はモモのシーズンです。福島のモモは実が大きく、肉質が緻密、甘みが強い、と三拍子そろっているそうです(16)。福島県は福島のモモは「安全」だと主張しています(17)。でも福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 ※(18)を引用
 図―10 福島産のモモが載っていない福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市は雪で通行止め、でも柏崎は雪降らず。―原発止まれば豪雪止まる―
(2)平成16年7月新潟・福島豪雨 - Wikipedia
(3)平成23年7月新潟・福島豪雨 - Wikipedia
(4)めげ猫「タマ」の日記 柏崎刈羽原子力発電所が停止する-再稼働はあってはならない!-
(5)気象庁|過去の気象データ検索
(6)発電所データ集|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力の各年度の「発電電力量と設備利用率PDF」
(7)柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia
(9)t検定 - Wikipedia
(10)気象庁 | ウィンドプロファイラ(上空の風)
(11)気象庁技術報告 | 平成23年7月新潟・福島豪雨と平成23年(2011年)台風第12号及び台風第15号の調査報告
(12)国土強靱化
(13)首相 ミスピーチと面会 風評被害対策に努力 NHKニュース
(14)献上桃の郷桑折町22年連続 - JA伊達みらいのホームページ
(15)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2015年7月28日(火)放送」
(16)福島の桃 あかつき | 福島の桃 | 福島県の美味しい食材お取り寄せ 福うらら
(17)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(18)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
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  1. 2015/07/31(金) 19:45:32|
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東電再建計画100日で破綻―福島原発費用は福島県民一人当たり1000万円―

 原子力損害賠償・廃炉等支援機構と東京電力は7月28日に新たな東電再建計画(総合特別事業計画)を発表しました(1)(2)。前回の発表が4月15日でしたので(3)(4)、ほぼ100日で再建計画は破綻し、福島原発事故の費用は一兆円近く増え(=^・^=)なりに見積もると福島県民一人当たり1000万円になりました。これからも増えて行くと思います。
 
 福島原発事故は広範囲に放射性物質がばら撒かき(5)、歴史上稀に見る人災となりました。福島県は7つの地域に区分しています(6)。以下に地域区分を示します。
福島県内でも汚染が酷い県北地域
※1(7)の数値データを元に(8)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 放射線量は2015年7月1日時点
 ※3 地域区分は(6)による
 図―1 福島県の地域区分

 ただし相双地区は広く避難地域があるので(9)、会津・南会津を纏めて「会津」とされるので(10)、相双を除く4地域(県北、県中、県南、会津)の原発事故事故前1年間(2010年3月―2011年2月)に対する原発事故4年目(2014年3月―2015年2月)の死者数の増加率を示します。
福島県内でも死者数増加が大きい県北地域
 ※(11)を集計
 図―2 原発事故事故前1年間に対する原発事故4年目の死者数の増加率 

 県北地域では有意に死者数が増えていますが、他地域では有意と言えるほどの死者数は増えていません。以下に県北地域で死者数がこのように増えるとして、偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 県北地域の死者数が偶然に起こる確率の計算結果
 ※(=^・^=)の過去の記事(13)により作成
有意に死者数が増えている県北地域

 他地域の偶然に起こる計算結果については記事が長くなるので割愛します。県北地域と他が何が違うかと言えば放射線量と農業です。以下に福島県県民健康管理調査(14)より(=^・^=)が集計した原発事故直後4ヶ月(2011年3月11日から7月10日)の平均の被ばく線量を示します
被ばく線量が高い県北地域
 ※(12)を集計
 図―3 原発事故直後4ヶ月の平均の被ばく線量

 県北地域の被ばく線量は他地域より多くなっています。
 以下に2010年の農業生産額を示します。
農業生産額が大きい県北地域
以下に2010年の農業生産額を示します。
 ※(15)を集計
 図―4 地域別の農業生産額(2010年福島県)

 県北地域が最大です。農業が盛んで被ばく線量が高い県北地域で死者数が有意に増えていれば福島を恐れ、避けるのは当然の行為です。
 原発事故から4年以上が経過した今も12万人近い方が避難生活を強いらています(6)。
 12万人近くが避難している福島県
 ※(16)を抜粋
 図―5 福島県発事故の避難者推移

 多くの方が正しく福島を避けて、福島産農産物の価格は今も下落し続けています。
全国価格は上がっても8%下落した福島のアスパラ価格
 ※(17)を転載
 図―6 各年5,6月のアスパラガスの価格

 今も福島の若い女性は新天地を求め福島から逃げ出しています。以下に2015年の1-6月の移動者の増減(社会的動態)を示します。
若い女性が逃げていく福島県
 ※(11)を集計
 図―7 福島県の社会的動態(2015年1-6月)

 図に示す通り20代前半の女性に移動(福島脱出)が顕著です。
 当然の結果です。福島は恐怖に満ちています。このままでは福島県域は滅んでしまうかもしれません。これを阻止するためでしょうか?福島には巨額のお金が投じられています。(=^・^=)は従前の記事で総費用を15兆円と記載しましたが、特別事業計画(東電再建計画)は約100日で破綻し、賠償額が約1兆円増えたり今後の復興費用3兆円の見積もりが出てきたので、再度の集計を行いました。そしたら18兆6640億円になりました。内訳は以下のの通りです。
 ①原発事故の補償金     7兆0753億円(内除染費用9072億円)(1)
 以下に賠償見込み額の推移を示しますが、原発事故後に何回も増額されており、今後も増えると思います。以下に推移を示します。
  ※(1)にて作成
  図―8 福島原発事故賠償の見込み額推移

 このうち1889億円は、原子力損害賠償補償契約に関する法律に基づき国から交付されたものです。内訳は
    福島第一原発分 1200億円(17)
    福島第二原発分  689億円(18)
です。このお金は国から支給されたので、(=^・^=)も支払う税金が原資です。残りは、国などが作った「、原子力損害賠償・廃炉等支援機構」(以下機構と略す)が東電に交付しています(19)。ただ機構もお金が無いので、政府保証をうえけて銀行などからお金を借りて渡しています(19)。借りたお金はいつかは返さないといけないので、以下の3つの方法が検討または実施されています。
 ・一般分担金:全国の電力会社からお金を集めて返済に充ている。これまでに約5000億集めました。でも元を正せば、原発事故後に値上げされた(=^・^=)も払う電気代です(20)。
 ・特別分担金:東電の機構に支払う。これまでの累計は1,100億円です(20)。
 ・機構が所有している東電の(株)を売り払い売却利益でまかなう(21)。
でも、額が多くなれば「税金」の投入もありそうな気がします。

②福島県の予算膨張分    4兆1924億円(だだし除染費用を除く) (22)
 福島県の予算・決算を見ると福島原発事故前は8千億円台だったものが2兆円程度に水ぶくれしています。しかたがないことです。福島の台地は放射能に汚染された汚染物です。原発事故で破壊された生活環境を事故前以上にすることは急務です。コンビニをつくったりもしています。 こうした予算は、除染費用を除いた水ぶくれ分に含まれると思います。合計で4兆1924億円です(22)。今の所は「復興増税」ですが、今年度で終わりです(23)。福島原発事故からの「復興費用」も「復興増税」で賄われています。
 なお報道等によると(23)、あと3兆円必要です。これを合計すると7兆1924億円です。

③東電が払わない除染費用  1兆7139億円
 2011年から15年までの国の除染の合計は2兆6211億円です(22)。このうち、9072億円は東電の賠償に組み込まれた」ので(1)、残りは1兆7139億円です。法律(除染特措法)では、国が支出した除染費用は東電が国に支払わなくではならないのですが、東電が支払ったのは1,217億円です(24)。

④中間貯蔵施設関連費用  1兆3610億円
  中間貯蔵施設の建設・運営に1兆0600億円(25)、中間貯蔵施設を福島の方に受け入れてもらうたに国が支出する「交付金」が3010億円です(26)。ただ中間貯蔵施設は用地交渉すら上手くいってない状態なので(27)、終わってみないと分からない気がします。
 中間貯蔵施設に運びこまれた除染廃棄物は30年以内に福島から撤去することになっていますが、この費用(新たな処分場の建設費、撤去費用)はこの中に含まれていません。

⑤福島第一原発安定化費用  1兆3214億円
 東電が決算で福島第一原発の安定化に使ったとする主張している費用は
 2010年度 9,204億円(28)―11年3月11日は2010年度―
 2011年度 2,871億円(28)
 2012年度  402億円(29)
 2013年度  267億円(30)
で、合計1兆2744億円です。この他に国が、凍土壁に320億円、高性能ALPSに150億円の合計470億円を使います(31)。
 なおこれには福島第一5,6号機廃炉に伴う損失額398億円は入っていません。

⑥まとめ
 以下に①~⑤の集計結果を示します。
 表―2 福島原発事故費用(2015年7月時点)
原発事故費用合計は186640億円
 合計すると18兆6640億円です。福島県の人口が193万人なので、福島県民一人につき967万円(約1千万)です。(=^・^=)が福島県民なら福島復興がしなくて良いから1千万をちょうだい、そしたら福島から出ていくと言いたくなる金額です。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
これだけのお金を使って、福島の方の不安が消えるのか(=^・^=)は疑っています。福島県会津地方の特産品にトマトがあります。福島県会津地方のトマトは美味しいそうです(32)。福島のトマトのシーズンは6月から8月だそうです(33)。丁度、今です。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(34)。でも福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(35)を引用
 図―8 福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ


 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)原子力損害賠償・廃炉等支援機構
(2)特別事業計画の変更の認定について|東京電力
(3)特別事業計画の変更の認定について|東京電力
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原総費用15兆2373億確定―でもまだまだ増える―
(5)福島第一原発事故による放射性物質の拡散 - Wikipedia
(6)[PDF]1 7つの地域 - 福島県
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(9)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(10)会津 - Wikipedia
(11)福島県の推計人口(平成27年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(12)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(13)第19 回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成27年5月18日開催) - 福島県ホームページ
(14)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(15)ふくしま復興のあゆみ第11版の一部に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。 - 福島県ホームページ中の「第11版 平成27年 4月21日発行 (訂正版)[PDFファイル/8.2MB]」
(16)めげ猫「タマ」の日記 アスパラガス 全国平均価格は2%アップ、福島産は8%ダウン
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原総費用15兆2373億確定―でもまだまだ増える―
(18)原子力損害賠償補償契約に基づく補償金の受領について|東京電力
(19)原子力損害賠償・廃炉等支援機構 - Wikipedia
(20)めげ猫「タマ」の日記 福島賠償一般分担金は5000億円超え―原資は電気代―
(21)2014年8月8日特別事業計画の変更の認定について
(22)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の総費用は15兆円確定―でもまだまだ増える―
(23)復興にあと8兆円必要、被災4県が推計  :日本経済新聞
(24)賠償金のお支払い状況|東京電力
(25)中間貯蔵施設 受け入れまでの経緯は | 東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース | NHK 40年後の未来へ 福島第一原発の今
(26)【福島民友新聞】 中間貯蔵交付金/被災地主体の復興に生かせ | THE 社説一覧
(27)環境省、中間貯蔵施設予定地の地権者1割から連絡得られず | 県内ニュース | 福島民報
(28)2012年5月14日 特別損益の計上に関するお知らせ PDF版(PDF:138KB)
(29)2013年4月30日 特別損益の計上及び業績予想との差異に関するお知らせ PDF版(PDF:139KB)
(30)<参考2>特別利益の内訳(単独)(PDF 8.79KB)
(31)政府が原発汚染水対策で国費投入、東電任せ転換 | Reuters
(32)会津トマト2015 | あいづ食の陣公式サイト
(33)福島県産夏野菜シリーズ/東京青果株式会社
(34)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(35)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2015/07/30(木) 19:42:18|
  2. -
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月)―県漁連は10%超、福島県は1%以下、福島産アワビのセシウム検出率―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(

2)。7月中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)(4)(5)(6)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。今月も続き先月もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。
  ①検査数5,298件中26件の基準値超え(全体の0.5%)
  ②平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大290ベクレル(栃木県産イノシシ)。
  ③基準超の食品が福島、栃木、群馬の各県で見つかっています。
原発事故から4年経っても見つかるセシウム汚染食品
  ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(8)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年7月)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(9)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.県漁連は10%超、福島県は1%以下、福島産アワビのセシウム検出率
 福島県では今年もアワビの試験操業が行われています。福島県漁連では採れたアワビは漁毎に検査をしてから出荷しています(10)。福島県漁連は7月14日に取れたアワビから1キログラム当たり14ベクレルのセシウムが見つかったと発表しました(11)。福島県の検査結果が気になる所です。
福島県漁連に比べ低く出る福島県の検査結果(福島産アワビ)
 ※1(1)(11)を集計
 ※2 県漁連は福島県漁連の略
 ※3 福島県の検査は全て福島県農業総合センター
 ※4 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)
 図―2 福島県産アワビの検査結果

 福島県漁連の検査結果を見ると検査48件中1割以上の5件でセシウムが見つかっています。一方、福島県の検査では同期間で検査119件中1%以下の1件です。福島県の検査はゲルマによる精密検査で(1)、福島県漁連の検査はNaIまたはCsIによる簡易検査なので(10)、福島県の検査の方が高頻度で見つかるのが普通です。偶然に起こる確率を計算0.3%でした。およそ偶然とは考えられせん。

  表―1 偶然に起こる確率の計算結果
  ※計算方法は(12)よる
有意差検定表
先週の記事で(13)で、今年の福島産ハチミツの検査結果を示しましたそれによると
  福島県外検査(流通品) 検査1件で1キログラム当たり35ベクレル(国立医薬品食品衛生研究所)
  福島県検査(非流通品)検査38件中36件で検出限界未満(ND)、最大でも1キログラム当たり8.8ベクレル
 で全く合いません。福島県の検査は福島県漁連や福島県外の検査機関より低い値がでます。
 福島産は他の検査機関より低くでる検査で「安全」とされ出荷されています。


2.阿賀水系のは検査しても、久慈川水系のアユは検査しない福島県
 福島県には3本の大きな川(1級河川)があります。阿武隈川、阿賀川、久慈川です(14)。以下に阿賀川と久慈川の位置を示します。
阿賀川に比べて酷い久慈川流域のセシウム汚染
※1(15)の数値データを元に(16)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 放射線量は2015年7月1日時点
 図―3 久慈川、阿賀川および下郷町

 福島からの報道によると久慈川や阿賀川ではアユ釣りでにぎわわっているそうです(17)。検査されているか心配です。以下にアユの検査回数をしめします。
汚染が少ない阿賀川は検査しても酷い久慈川産アユは検査しない福島県
 ※1(1)を集計
 ※2 2015年は7月発表分まで
 図-4 アユの検査件数(久慈川、阿賀川のうち福島県内分、支流も含む)

 阿賀川に比べ久慈川の検査回数が大幅に少なくっています。そして今年(2015年)は検査がありません。図―3に示すようにセシウム汚染は久慈川の方が酷いのですが。
 今年の福島のアユは汚染が少ない阿賀川を検査し、汚染の酷い久慈川の検査をすることなく「安全」とされているようです。

3.下郷町のシイタケ(露地栽培)のセシウム濃度は上昇中
 以下に下郷町産の露地栽培のシイタケのセシウム濃度を示します。
上昇傾向にある下郷町産露地栽培シイタケのセシウム濃度
 ※(1)を集計
 図ー5 下郷町産露地栽培シイタケのセシウム濃度

今年に入り確り上昇しています。福島産は一度、セシウム濃度が下がっても再上昇することがあるので注意する必要があると思います。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 これでは福島の方は不安になると思います。
 福島のトマトは福島県によると、それぞれの産地ならではのおいしい特徴があるそうです(1)。福島のトマトは6月~10月がシーズンだそうです(19)。いまがシーズンの半ばでしょうか?福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(20)。でも福島県最大の市である福島県郡山市(21)のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図-6 福島産トマトが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 
 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第937報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(第938報) |報道発表資料|厚生労働省
(5)食品中の放射性物質の検査結果について(第939報) |報道発表資料|厚生労働省
(6)食品中の放射性物質の検査結果について(第940報) |報道発表資料|厚生労働省
(7)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月5週)―福島主産地で桃の収穫始まる・検査結果はありませんー
(8)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(9)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(10)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(11)(10)中の「漁協によるスクリーニング検査結果」
(12)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(13)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月3週)―危険な汚染食品を垂れ流す福島県―
(14)一級水系 - Wikipedia
(15)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(17)福島県内河川で「アユ釣り」好調 にぎわう阿賀川、久慈川(福島民友ニュース)
(18)県産品の魅力 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ中の「 ふくしまがおいしい理由[PDFファイル/24.37MB]」
(19)福島県産夏野菜シリーズ/東京青果株式会社
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)郡山市 - Wikipedia
(22)イトーヨーカドー 郡山店

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2015/07/29(水) 17:45:57|
  2. -
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福島県サブドレン容認?―トリチウムの排出は増える?―

 福島からの報道によると福島県北部の漁協である相馬双葉漁協が福島第一のサブドレン計画を容認したそうです(1)。南部の漁協のいわき漁協は既に東電に「要望書」を提出おり(2)、(=^・^=)は福島県の審議を経てサブドレン計画が動き出すと思います。
 東京電力はサブドレン計画が実施されれば、トリチウムの排出量は現状の15分1の1日10億ベクレルまで低減できると主張していますが(3)、(=^・^=)は確実に増えると思います。
サブドレン受け入れを1面トップで報じる福島民報
※(4)を7月27日に閲覧
 図―1 相馬双葉漁協のサブドレン受け入れを1面トップで報じる福島県の地方紙・福島民報

 福島第一原発では事故から4年以上が過ぎた現在も汚染水が漏れ続け(5)、外洋からも放射性物質が見つかっています。
放射性物質が見つかる福島原発沖外洋(港湾口北東側)
※1(7)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―2 港湾口東側海水の放射性物質濃度

以下に港湾口東側の位置を示します。
福島第一港湾口北東側
 図―3 港湾口東側の位置

 図に示す通り「港湾口東側」は福島第一原発沿岸から1km弱離れています。それでも「放射性物質」が見つかります。福島第一原発の汚染水はおよそ「コントロール」されている状況にはありません(9)。福島原発近くの海からは今も高濃度に汚染されたお魚が見つかっています。
高濃度のまま下がらない港湾内ムラソイのセシウム濃度
 ※(10)を転載
 図―4 福島第一原発港湾内のムラソイのセシウム濃度

それでも東電は対策を取っています。原子炉やタービン建屋には地下水が流入し続けています。そこで溢れないように汚染水を原子炉やタービン建屋からくみ上げ汚染水タンクに保管しています(11)。
結局はタンクにためるしかない福島第一原発汚染水
 ※(12)を転載
 図―5 福島第一の汚染水処理の流れ

それでも地下を通じ流れ出る汚染水がありそうです。そこで東電は海岸付近に不透水層を作り(13)、そこにウエルポイントと呼ばれる汚染水を汲みあげる溝を作り汚染水が海に漏れ出る前に汲み上げタービン建屋に戻しています(14)。
汚染地下水をくみ上げるウエルポイント
 ※(15)とGoogle Mapで作成
 図―6 ウエルポイントと不透水層(2、3号機間)

以下にウエルポイントの様子を示します。
 ウエルポイント外観
 ※(16)を引用
 図―7 福島第一のウエルポイント

このような汚染水対策は不完全ですが汚染水が増え続けるとの副作用をもたらします。以下に福島第一原発内の汚染水の総量の推移を示します。
増え続ける福島第一原発汚染水
 ※(17)を集計
 図―8 増え続ける福島第一原発汚染水

 最新の発表(18)を集計すると2015年7月23日時点で、福島第一原発内には東京ドームの容量124立方メートル(19)の63%に相当する78万立方メートルの汚染があり、そのうち68万立方メートルが汚染水タンク内に保管されています。増え続ける汚染水に併せ汚染水タンクを作り続けなくてはいけません。今年(2015年)1月に汚染水タンクの増設工事で下請けさんが亡くなれています(18)。絶対にあってはならないことです。最近、Google Mapの福島第一原発の航空写真が更新されたようです。それを見たら福島第一の敷地は汚染水タンクで一杯になっていました。
タンクで埋め尽くされた福島第一の敷地
 ※Google Mapに加筆
 図―9 汚染水タンクで一杯になった福島第一原発の敷地

 汚染水の増加を抑える対策が求められます。そこで東京電力が提案しているのが、原子炉やタービン建屋の近くの井戸から汚染地下水を汲み上げ海に流すサブトレンです(20)。以下に概要を示します。
サブドレインの概要
 ※(20)にて作成
 図―10 サブトレンの概要

 サブドレンでは、
  ①原子炉やタービン建屋の直ぐ側の井戸から汚染地下水を汲み上げ海に流すこと(21)
  ②海岸に巨大な「壁」を作り、海への汚染地下水の流れを阻止する代わりに、井戸から汲み上げ海に流す地下水ドレン(22)
です。
海側遮水壁
 ※(3)を引用
 図―11 海側遮水壁

 東京電力はこの計画が実施されれば、トリチウムの排出量が現在の15分の1の1日10億ベクレルに減ると主張しています(3)。
サブドレンでトリチウムの排出が15分の1になると主張する東電
 ※(3)を加筆・修正
 図―12 トリチウムが15分の1と主張する東電

 東京電力の計画ではトリチウムは浄化せずにそのまま海に流します(23)。汚染水増加量減へれば、その分は海に流れ出る汚染水量が増えるのでその分は確実に増えます。以下の要素があります。
 ①ウエルポイントからくみ上げていた汚染水は今はタービン建屋に送り、後にタンクで保管していますが、今後は海にながされます。以下にウエルポイントからくみ上げた汚染水のトリチウム濃度を示します。
高濃度で推移するウエルポイント汲み上げ水のトリチウム濃度
 ※(7)を集計
 図―13 福島第一ウエルポイント汲みあげ汚染水のトリチウム濃度

 福島第一には3箇所のウエルポイントが設置されていますが(15)、このうち1,2号機間ウエルポイントでは1リットル当たり数万ベクレルのトリチウムが観測されています。サブドレン計画が実施されれば、この汚染水は他の濃度の低い汚染水と混ぜられ薄められ「運用基準以下」として福島の海に流されます。
 ②東京電力はサブドレイン用の井戸のトリチウム濃度を発表しています(29)。以下にその概要を示します。
brg150122g.gif
※(30)にて作成
 図ー14 トリチウム濃度分布

 高いものですと1リットル当たり1万ベクレルを超えます。このような汚染水も他の汚染水と混ぜれば濃度が下がり「運用基準」以下になるかも知れません。図―2に示す様に「外洋」からもトリチウムが見つかっているので、間違いなく海に流れていますがサブドレイン計画では原子炉・タービン建屋周りのもっとも汚染の酷い場所から直接汲み上げて海に流すので、いままで以上の量になる可能性が高いはずです。さらには汚染水の増加が抑えられる分は確実に排水量がふえるので、いま以上に福島の海はトリチウムに汚染されます。
 福島県漁連の名簿をみると(31)、南部のいわき市と北部の相馬双葉に分かれています。いわき市の漁協は既にサブドレイン計画に事実上の同意をしています(2)。そして7月27日に相馬双葉漁協がしたので(1)、サブドレイン計画は実行され福島の海はこれまで以上にトリチウムで汚染されると思います。
福島のローカルTV局のFCTが報じるところによれば、サブドレンの運用を福島県漁連は決めたそうです(32)。
福島県漁連のサブドレン容認を報じる福島のローカルTV局(FCT)
※(33)をキャプチャー
図-15 サブドレン容認を伝える福島のローカルTV局(FCT)

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 トリチウムの厄介な所は概ね「水」として存在すので、蒸発しトリチウム雲となりトリチウム雨を降らせ、福島の台地で育つ米や野菜などの作物に吸収され、トリチウム米やトリチウム野菜ができそうです。トリチウムの安全性には色々と議論があるとおもいます(33)。東京電力は飲んでも安全と主張していますが、食べても安全とは主張していません(34)。これでは福島の方も不安だと思います。
 福島県随一のトマト産地の福島県南会津町でもトマトの収穫が始まりました(35)。福島はトマトのシーズンです。福島県は福島産トマトは「安全」と主張しています(36)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(37)を引用
 図ー16 福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)浄化地下水の海洋放出 相馬双葉漁協が受け入れ 風評対策など要望へ | 県内ニュース | 福島民報
(2)<福島第1>サブドレン放水 いわき市漁協容認へ | 河北新報 ...2015/06/26
(3)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)海洋汚染をより確実に防止するための取り組み(PDF 2.21MB)
(4)福島民報
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(7月4週)―今週もあちらこちらで新記録―
(6)報道配布資料|東京電力
(7)(6)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 」
(8)サンプリングによる監視|東京電力
(9)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(9月2週)―安倍出戻り総理が世界に向かって「嘘」をつく-
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(7月3週)―ムラソイから26,600ベクレルのセシウム―
(11)原子炉の安定化|東京電力
(12)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月1週)―凍土遮水壁 年度内完了困難に―
(13)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所1・2号機取水口間の護岸における地盤改良工事(薬液注入)について
(14)福島第一原子力発電所における1・2号機タービン建屋東側ウェルポイントからの地下水のくみ上げ開始について|東京電力
(15)サンプリングによる監視|東京電力中の「4.地下水(1~4号機護岸)」
(16)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所 1-2号機取水口間のウェルポイント(一部)からの地下水汲み上げ開始について
(17)プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(18)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第211報)|東京電力
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島原発で死んだ下請けさんは「国策」の犠牲者―でも何もしない安倍出戻り総理―
(20)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ(計画)|東京電力
(21)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ(計画)|東京電力
(22)海側遮水壁|東京電力
(23)2014年8月11日福島第一原子力発電所サブドレン他水処理施設の浄化性能確認試験の開始について(PDF 1.22MB)
(24)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(25)一時貯留タンクの運用状況|東京電力
(26)(6)中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果
(27)(8)中の「地下水バイパスに関するサンプリング」
(28)報道関係各位一斉メール|東京電力中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr*)からの排水について 」
(29)第51回 原子力規制委員会 | 原子力規制委員会中の「資料3-1東京電力株式会社「福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画」の変更(サブドレン他水処理施設の本格運転)の認可について【PDF:2.2MB】」
(30)めげ猫「タマ」の日記 福島第一サブドレイン汲み上げについて
(31)JF福島漁連会員名簿
(32)ニュース|福島中央テレビ
(33)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2015年7月28日(火)放送」
(33)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(34)福島第一原子力発電所でのトリチウムについて
(35)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月4週)―トラブルに福島県怒る!―
(36)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(37)平尼子店 | マルト - 店舗情報
  1. 2015/07/28(火) 20:05:52|
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福島産はアメリカBSE牛より7倍危険

福島産とBSE問題で輸入が禁止されている時点のアメリカ産牛肉のリスクを比較したら、福島産はアメリカ産牛肉の7倍のリスクがあるとの結論になりました。
 よく「福島は安全」との主張を耳にします(1)(2)。でも「安全」の定義が曖昧です。そこで過去に「危険」とされ「輸入」が停止したアメリカ産牛肉と、「福島産」のリスクを比較してみました。
 2003年にアメリカでBSE牛が見つかり「危険」とされ、アメリカ産牛肉の事実上は2006年までの3年間に渡り牛肉の輸入が禁止されました(3)。この間の「アメリカ産牛肉」は危険とされました。どの程度のリスクがあったのか(=^・^=)なりに計算しました。
 アメリカの牛肉消費量は年間1200万トン程度です(4)。3年で3600万トンです。アメリカで発生したBSE感染者は4人なので(5)、概ね900万トンの消費に対して1人のBSE患者が発生しています。仮に100kg(1日100gずつつ1000日)のアメリカ産牛肉を食べたとすると、BSEで死亡する可能性は9000万分の1です(9000万×(1000kg÷100kg))。ppm(100%は100万ppm)に直すと0.011ppmです(100万÷9000万)。
 それでは福島産を100kg食べた時に被ばくで死亡するリスクをICRPが提唱するLNTモデルで(6)試算してみました。厚生労働省が実施した色々な食品をごちゃまぜにして測定するMB方式の調査で以下のの通りの放射性物質が見つかりました。

 表―1 福島産の放射性物質含有量
 ※(7)による。
セシウムもストロンチウム90も見つかる福島産
 1キログラム当たりの平均で
  ストロンチウム90 0.048ベクレル
  セシウム      0.913ベクレル
になります。同じく福島産を100kg食べた場合は
  ストロンチウム  4.8ベクレル
  セシウム    91.3ベクレル
摂取します。ストロンチウム90を1ベクレル摂取すると0.028マイクロシーベルト被ばくしますので(8)、被ばく線量は 0.135マイクロシーベルトです(8)。セシウム137を1ベクレル摂取すると0.013マイクロシーベルト被ばくするので、被ばく線量は1.19マイクロシーベルと合計1.32マイクロシーベルト、すなわち0.00132ミリシーベルトです。ICRPは100ミリシーベルトの被ばくをすると0.55%方が亡くなるとしています(6)。0.55%は5500ppmなので、1ミリシーベルトなら55ppmの方が亡くなります。0.00132ミリシーベルトなら0.073ppmです(0.00132×55)。
 すなわち
  アメリカ産牛肉100kgでBSEになる確率 0.011ppm
  福島産100kgで被ばくして死ぬ確率   0.073ppm
で福島産はアメリカ産牛肉の7倍危険です。それでもアメリカ産牛肉は「危険」とされ輸入が一時的に禁止され、福島産は「安全」とされ(9)、福島産を避ける行為は「風評被害」と非難されます。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 0.074ppmを受け入れるか否かは個人の判断だと思います。ただし社会的に見た場合は、以前に「危険」とされたアメリカ産牛肉に比べ7倍は危険な「福島産」を「安全」とする理由が(=^・^=)には分かりません。ある種のダブルスタンダードがあると思います。すくなくとも福島産を避ける権利は認めて欲しいと思います。産地表示に「国産(福島以外)」などは許容されるべきです。そうしないと福島の方は安心できないと思います。
福島を代表する夏野菜にトマトがあります(10)。福島県南会津町は福島県最大のトマトの産地です。
南会津がトップの福島県の夏トマトの出荷額
 ※(11)を転載
 図―1 福島県のトマト生産量(2006年)

 南会津町でもトマトの収穫が始まっているそうです(12)。
福島のトマトの収穫開始を報じるFCT
 ※(13)をキャプチャー
 図―2 南会津町でトマトの収穫が始まったことを伝える福島のローカルTV局(FCT)

 福島県南会津のトマトは糖度が高く、身が引き締まったしっかりとした食感が特徴だそうです(14)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(15)。でも、福島県南会津町のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県南会津町のスーパーのチラシ
 ※(16)を引用
 図―3 福島産がトマトが無い福島県南会津町のスーパーのチラシ


 当然の結果です。(=^・^=)も福島県南会津町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)週刊ビッグコミックスピリッツ「美味しんぼ」に関する本県の対応について - 福島県ホームページ
(2)めげ猫「タマ」の日記 非科学的な「美味しんぼ」に対する福島県の見解
(3)米国産牛肉 - Wikipedia
(4)世界の牛肉(生産量、消費量、輸出量、輸入量の推移)
(5)牛海綿状脳症 - Wikipedia
(6)低線量被曝問題 - Wikipedia
(7)食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成26年2・3月調査分) |報道発表資料|厚生労働省
(8)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(9)福島県産の食品の安全性について -首相官邸ホームページ-
(10)今年もおいしい、トマト!トマト!トマト! | ふくしま 新発売。
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島市死者数13%増(対原発事故前)(2014年5月ー15年4月)-増えていないところもある―
(12)ニュース|福島中央テレビ
(13)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中「2015年7月23日(水)放送
(14)南郷トマト ~雪室予冷だから環境にやさしい~
(15)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(16)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2015/07/27(月) 19:45:32|
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福島第一原発汚染水(7月4週)―今週もあちらこちらで新記録―

 福島第一原発汚染水の7月3週(7月21日から26日12時発表分)の状況を纏めてました。先週に続き(1)、あっちこっちで過去最高濃度(新記録)の放射性物質が見つかっています。
 ①外洋の複数個所からセシウム等の放射性物質
 ②港湾内の3地点で、過去最高濃度の放射性物質
 ③地下水バイパス井戸からは高濃度のトリチウム
 ④護岸付近の井戸からは過去最高のセシウムと全ベータ
 ⑤排水路から法令限度を超える全ベータ
 ⑥タービン建屋海側の放水路の放射性物質濃度が再上昇

1.外洋の複数個所からセシウム等の放射性物質
 海洋から相変わらず放射性物質が見つかっています。
相変わらず放射性物質が見つかる福島第一沖外洋
  ※1 (4)(5)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(6)
  ※5  ストロンチウム90はSR90と略す。
  ※6  ストロンチウム90の採取日は6月1日
 図―1 福島第一原発近傍外洋の放射性物質濃度

 この中で気になるのが外洋3地点(港湾口東側、北防波堤北側、南防波堤南側)のトリチウム濃度です。以下に推移を示します。
見つからなかったトリチウムが見つかるようになった福島第一沖外洋
 ※1(4)(5)で作成
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 図―2 福島第一原発付近の外洋のトリチウム濃度(2015年)

 今年は3月までは検出限界未満(ND)が継続したのですが4月以降は見つかるようになりました。

2.港湾内の3地点で、過去最高濃度の放射性物質
 港湾内では外洋よりもっと高い濃度の放射性物質が見つかっています。
3地点で過去最高の汚染濃度となった港湾内海水
 ※1 (5)(7)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
 図―3 福島第一原発港湾内の放射性物質

 このうち、物揚場前と1~4号機取水口前の全ベータと港湾中央のセシウムは過去最高濃度(新記録)です。以下に物揚場前の放射性物質濃度を示します。
倍増した物揚場前の全ベータ濃度
  ※1(5)にて作成
  ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
  図―4 物揚場前の放射性物質濃度

 6月中旬までは全ベータは高くても1リットル当たり30ベクレルで収まっていたのですが、6月下旬からは高いと1リットル当たり60ベクレル近くが見つかるようになりました。

3.地下水バイパス井戸からは高濃度のトリチウム
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(8)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(9)(10)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(10)。以下に放射性物質濃度を示します。
高濃度の放射性物質が見つかる地下水バイパス井戸と山側井戸
※1 (8)(9)(10)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―5 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

 このうち気になったのがNo12井戸のトリチウム濃度です。
再上昇した地下水バイパスNo12井戸のトリチウム濃度
  ※(10)にて作成
 図-6 地下水バイパスNo12井戸のトリチウム濃度の推移

 過去に運用基準の1リットル当たり1500ベクレル(2)を超え、その後は下がったのですが再び上昇しています。図―5に示すようにNo11も運用基準を超えているので、こもまま行けば二つの井戸で運用基準超えが起こるかも知れません。
 地下水バイパスから放流されたトリチウムの総量を濃度×排出量の合計で計算できますので、(=^・^=)なりに計算したら180億ベクレルにを超えました。
brg150729h.gif
 ※(11)(12)(13)(14)を集計
 図―7 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量

4.護岸付近の井戸からは過去最高のセシウムと全ベータ
 東京電力は福島第一原発の海岸付近やタービン建屋周りの井戸の地下水の放射性物質濃度を調べています(5)。以下にそこでの放射性物質濃度を示します。
2点で過去最高を記録した護岸の放射性物質濃度
 ※1(5)を集計
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―8 海岸付近の井戸の放射性物質濃度

このうち、No1の全ベータ(1リットル当たり2,300ベクレル)とNo3-3井戸のセシウム(1リットル当たり660ベクレル)は過去最高濃度(新記録)です。No3-3井戸のセシウム濃度の推移を以下に示します。
上昇が続き新記録となったNo3-3井戸のセシウム濃度
 ※(5)を集計
 図―9 No3-3井戸のセシウム濃度

 じわじわと上昇しています。これからも上昇が続くと思います。

5.排水路から法令限度を超える全ベータ
 福島第一原発構内にには幾つもの排水路があります。
福島第一原発排水路
 ※(15)を転載
 図―10 福島第一原発内の排水路

 当然ながら福島第一構内は放射性物質で汚染されており、排水路に流れ込みそうです。全ベータ濃度のおよそ半分がストロンチウム90で(6)、ストロンチウム90の法令限度は1リットル当たり30ベクレルですので(2)、全ベータでみれば1リットル当たり60ベクレルになります。セシウム137の法令限度は1リットル当たり90ベクレルです(15)。以下に汚染水が流れ出たK排水路の放射性物質濃度を示します。 
法令限度を超える汚染水を流し続けるK排水路
※(16)を集計
 図―11 K排水路の放射性物質濃度

 法令限度に相当する1リットル当たり60ベクレルを殆どの日で確り超えています。7月20日には、1リットル当たりで
 セシウム137 450ベクレル(法令限度の5倍)
 全ベータ    700ベクレル(法令限度の11倍)
の放射性物質が見つかっています。

6.タービン建屋海側の放水路の放射性物質濃度が再上昇
 福島第一原発のタービン建屋の海の間には地下に埋設された放水路があります。
高濃度の汚染水が溜まる排水路
 ※(17)を転載
 図―12 タービン建屋と海の間の排水路

 ここにも確り汚染水が詰まっています。この汚染水濃度が今月(7月)入り急上昇しいています。
最上昇しだした放水路の放射性物質濃度
 ※(18)で作成
 図-13 タービン建屋と海の間の排水路の放射性物質濃度

 上昇・下降を繰り返しているので、何処から放射性物質が流入し、流出したのは確かです。名前が「排水路」なので海に繋がっているような気がします。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 トリチウムの厄介な所は概ね「水」として存在すので、蒸発しトリチウム雲となりトリチウム雨を降らせ、福島の台地で育つ米や野菜などの作物に吸収され、トリチウム米やトリチウム野菜ができそうです。トリチウムの安全性には色々と議論があるとおもいます(19)。東京電力は飲んでも安全と主張していますが、食べても安全とは主張していません(20)。これでは福島の方も不安だと思います。
 今日(7月26日)、福島は梅雨明けしました(21)。いよいよ「夏」本番です。福島も夏野菜のシーズンです。福島を代表する夏野菜に「キュウリ」「トマト」「ピーマン」等があるそうです(22)。福島県白河市は福島県第二位のトマトの産地です。
 brg130921f.gif
 ※(23)を転載
 図―14 福島県のトマトの生産量(2006年)

 福島県白河市のトマトは引き締まったコクのあるぞうです(24)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(25)。でも福島県白河市のスーパーのチラシの福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県白河市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
図―15 福島産トマトがない福島県白河市にスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県白河市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(7月3週)―ムラソイから26,600ベクレルのセシウム―
(2)サンプリングによる監視|東京電力
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(2)中の「1.海水(港湾外近傍)」を7月20日に閲覧
(5)(3)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(6)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(7)(2)中の「3.海水(港湾内)」を7月25日に閲覧
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(9)(2)中の「H4エリア周辺観測孔」および「H6エリア周辺観測孔」
(10)(3)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果 」
(11)(2)中の「地下水バイパスに関するサンプリング」
(12)一時貯留タンクの運用状況|東京電力
(13)(3)中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果 」
(14)報道関係各位一斉メール|東京電力中の「福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr*)からの排水について 」
(15)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発―2週連続で下請けさんがケガ―
(16)(3)中の「福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果 」
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(3月3週)―2週連続で外洋からセシウム―
(18)(3)中の「福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果」
(19)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(20)福島第一原子力発電所でのトリチウムについて
(21)福島など東北南部が梅雨明け 昨年より1日遅く(福島民友ニュース)
(22)福島県産夏野菜シリーズ/東京青果株式会社
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の死者数12%増(対原発事故前)、でも増えていないところもある。
(24)管内農畜産物 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(26)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
  1. 2015/07/26(日) 19:50:27|
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トラブルいっぱい福島原発(7月4週)―トラブルに福島県怒る!―

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、7月4週(7月20日から26日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.クレーンで火事
 7月20日午前9時30分頃、福島第一原子力発電所で工事エリア内を移動中のクローラークレーンのラジエター部から火がでました。その後に浪江消防署が「車両火災」と確認したそうです(2)(3)。
火事を起こしたクレーン
 ※(4)を引用
 図―1 火事を起こしたクレーン

(=^・^=)の知る限り福島第一での火災はこれで3件目です。
①3月21日午前11時48分頃、福島第一原子力発電所5・6号機西側道路脇の両土手が火事になっているのを下請けさんが見つけ、東電自衛消防隊や双葉消防本部が消火活動を行いました(5)。
②3月29日に道路の側溝から煙が出ているのを東電社員様が見つけました。火を消して調べたら、側溝内のケーブルが傷んでました(6)。
③7月20日午前9時30分頃、福島第一原子力発電所で工事エリア内を移動中のクローラークレーンから出荷(本稿)

去年は福島第一の火事は4件なので(7)、このペースで行けば去年(2014年)を超えます。

2.トラブルに福島県怒る!
 先週、福島第一原発の排水路を通じて汚染雨水が直接外洋に流れ出すトラブルが起こりました。原因は汚染雨水を汲みあげるポンプの容量が不足したことですが(1)、これについて福島からは批判の声が上がっています。
 福島県の地方紙の福島民友社は7月23日付の「 汚染雨水の流出/危機感持って早急に対策を(7月23日付)」との表題の社説(8)を
 「東京電力は、福島第1原発構内の排水路から、大雨の度に放射性物質に汚染された雨水があふれ出る事態を、早急に食い止めなければならない。」
との書き出し
 「県は抜本対策の前倒しも求めている。東電はあらゆる手だてを検討し、汚染された雨水の流出に歯止めをかける取り組みを強化しなければ、風評を加速しかねない

 漁業者をはじめ、広く理解を求める必要がある汚染水対策自体への信頼も失うことになりかねないと肝に銘じるべきだ。 」
と結んでいます。蛇足ですが当該社説では「風評被害」を主張していますが、(=^・^=)はフクシマを避ける行為は明確な根拠がある正当な行為だと考えています(9)(10)。
 福島県は東電社員様を県庁近くに呼びつけてこの問題について「申し入れ」を行いました(11)。
福島県に呼びつけられた東電社員様
 ※(11)を引用
 図―2 福島県に呼びつけられた東電社員様

3.1号機建屋カバー解体は2ヶ月遅れ
 東京電力は1号機の建屋カバーの解体を計画しています。従前の計画では5月4週位に最初の作業である「飛散防止剤の散布」を終える予定でした(12)。
5月末には始まるはずだった1号機のカバーの解体
 ※(12)を転載
 図―3 1号機建屋カバー解体の計画

 飛散防止剤の散布が7月22日の終わったとの発表が東電から発表がありました(13)。約2ヶ月の遅れです。
 現時点(2015年7月25日)では福島第一原発1号機はカバーに覆われているので、ここからの放射性物質の飛び散りはそれなりに抑えることができていると思います。
カーバが外されたら放射性物質をまき散らすかもしれない福島第一1号機
※(14)をキャプチャー
 図-4 カバーに覆われた福島第一1号機

 カバーが無くなれば放射性物質が飛び散り易くなります。福島では2013年11月にくらべ2014年11月に広範囲の場所で放射線量が増えています。
広範囲で放射線量が増えた福島県
  ※(15)を転載
 図―5 福島県の放射線量の増減。

 放射性物質が広範囲に飛散した結果だと(=^・^=)は思います。同じ事が起こらないように慎重に作業を進めて欲しいと思います。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 トラブル続発の福島原発、福島の方も不安だと思います。
(=^・^=)は福島を代表する夏の農作物はモモ(16)、キュウリ(17)そしてトマト(18)だと思っています。福島県南会津町は福島県最大のトマトの産地です。
南会津がトップの福島県の夏トマトの出荷額
 ※(19)を転載
 図―6 福島県のトマト生産量(2006年)

 南会津町でもトマトの収穫が始まっているそうです(20)。
福島のトマトの収穫開始を報じるFCT
 ※(21)をキャプチャー
 図―7 南会津町でトマトの収穫が始まったことを伝える福島のローカルTV局(FCT)

でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産トマトは載っていません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―8 福島産トマトが載っていない福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月3週)―揚水ポンプが容量オーバー―
(2)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力
(3)2015年7月20日福島第一原子力発電所450tクローラークレーン車両火災現場の状況(PDF 144KB)
(4)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所450tクローラークレーン車両火災現場の状況
(5)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(3月4週)-消火訓練したら火事-
(6)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(4月1週)-2週連続火事-
(7)めげ猫「タマ」の日記 勝手に福島原発十大トラブル2014
(8)みんゆうNet -社説・福島民友新聞社-
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島民友さん特集記事「風に惑う」に反論する。
(10)めげ猫「タマ」の日記 (=^・^=)が福島産を食べない10つの理由
(11)福島第一原発構内のK排水路からの溢水に係る申し入れ - 福島県ホームページ
(12)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月1週)―凍土遮水壁 年度内完了困難に―
(13)1号機原子炉建屋カバー解体作業|東京電力を7月25日に閲覧
(14)福島第一ライブカメラ(1号機側)|東京電力
(15)めげ猫「タマ」の日記 放射線量が上がった所がある福島県
(16)福島 桃狩り特集 | 一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式ページ こらんしょふくしま
(17)福島県・福島市|なるほど統計学園
(18)今年もおいしい、トマト!トマト!トマト! | ふくしま 新発売。
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島市死者数13%増(対原発事故前)(2014年5月ー15年4月)-増えていないところもある―
(20)南会津町 南郷トマトの収穫始まる | NNNニュース
(21)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中「2015年7月22日(水)放送」
(22)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
  1. 2015/07/25(土) 19:54:36|
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福島県県北地域の死者数は9%、会津は別(対2010年3-6月)

福島県の6月中の人口動態が発表になったので(1)、各年3-6月の福島県内の死者の集計しました。
 ①福島県内でも汚染の酷い県北地域
  原発事故前年(2010年3-6月) 1,738人
  原発事故5年目(2015年3-6月)1,894人
で9%増で、偶然に起こる確率は0.96%で偶然とは思えません。
 ②福島県内では汚染が相対的に少ない会津地域
  原発事故前年(2010年3-6月) 1,370人
  原発事故5年目(2015年3-6月)1,327人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。
 福島県は福島県を7つの地域に分けています(1)。このうち避難地域が広がる相双を除く6つの地域について各年の死者数を集計してみました。ただし人口15万人以下の県南と南会津は統計的なばらつきを抑えるため、それぞれ県中および会津と合わせて集計しました。なお一般に会津と言えば南会津も含めます(2)。
汚染が酷い福島県県北地域
 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 放射線量は2015年7月1日時点
 ※3 地域区分は(1)による。ただし県中・県南は県中南に会津、南会津は会津に統合
 ※4 避難区域は(5)による
 図―1 福島県の地域分け

 図に示す通り避難区域は大部分が相双地区になります。以下に福島県が実施している原発事故から4ヶ月(2011年3月11日~7月10日)の間の被ばく線量調査(6)でICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(7)を超えた方の割合を示します。
県北で高く会津・いわきで低い被ばく線量
 ※(6)を集計
 図-2原発事故後4ヶ月で1ミリシーベルを超えた人の割合

 図―1において汚染は相双地区で酷いのですが、被ばく線量は県北地区で高くなっています。これは相双地区の方が早めに避難した成果だと思います。また会津地域の被ばく線量も低くなっていますが、これは会津が福島県内では汚染が少ないためと思えます。以下に地区別のモモの生産量を示します(8)。
汚染の酷い県北で生産される福島のモモ
 ※(9)を集計
 図―3 福島県のモモの生産量(2006年) 

 モモは福島県の夏を代表する果物ですが(10)その生産が県北地域に汚染の酷い県北地域に集中しています。
  一方で福島県内で比較して汚染の少ないいわきや会津では殆ど栽培されていません。
 以下に各年3-6月の県北地域の死者数を示します。
死者数が9%増えた県北地域
 ※1(1)を集計
 ※2 震災犠牲者は(10)による
 図―4 県北地域の死者数の推移(各年3-6月)

  原発事故前年(2010年3-6月) 1,738人
  原発事故5年目(2015年3-6月)1,894人
で9%増で、偶然に起こる確率は0.96%で偶然とは思えません。以下に各年3-6月の会津の死者数を示します。
死者数が増えていない会津
 ※1(1)を集計
 ※2 震災犠牲者は(10)による
 図―5 会津の死者数の推移(各年3-6月)

  原発事故前年(2010年3-6月) 1,370人
  原発事故5年目(2015年3-6月)1,327人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。
 なお他地域も含めた死者数の増加率は以下の通りです。
被ばく線量が多いと増える死者増加率
※1(1)(6)を集計
 ※2 2010年3-6月に対する2015年3-6月の増減
 図―6 2010年3-6月に対する2015年3-6月の死者数の増減

このうち統計的に有意なのは県中南ですが、ここは福島県を代表する夏野菜のキュウリ(11)の産地です。以下に福島県のキュウリの生産量を示します。
汚染が酷い県北やそれなりの県中南で多いキュウリの生産
 ※(12)を集計
 図―7 福島県キュウリの生産量(2006年)

 モモの生産が多く、福島県内でも汚染が酷い県北地方では有意に死者数が増え、モモの生産が少なく福島県内で比較して汚染が少ない会津では死者数は増えていません。これは明確な事実です。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 こんなデータが出てくると福島県の方も不安になると思います。福島の農協さんが福島産キュウリのキャペーンをしたそうです(13)。福島はキューりのシーズンです。福島県は福島産キュウリは安全だと主張しています(14)。でも福島県南相馬市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県南相馬市のスーパーのチラシ
 ※(15)を引用
 図―8 福島産キュウリが載っていない福島県南相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県南相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
 以下に偶然に起こる確率の検査結果を示します。計算方法は(=^・^=)の過去の記事(16)を見てください。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果(県北地域)
有意差検定表(県北)

表―2 偶然に起こる確率の計算結果(県中南地域)
有意差検定表(県中南)

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成27年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)会津 - Wikipedia
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)第19 回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成27年5月18日開催) - 福島県ホームページ
(7)ICRP: ICRP Publication 103
(8)統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103
(9)(8)中の「10果樹⇒福島県」
(10)震災・復興 - 福島県ホームページ中の「2015年7月24日更新平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報」
(10)福島県産のもも(トップページ)
(11)東京都 JA全農東京-月報 野菜情報−産地紹介−2014年5月
(12)(8)中の「9-3 野菜(果菜類) ⇒福島県」
(13)夏は東北のキュウリを 全農県本部など東京でPR | 県内ニュース | 福島民報
(14)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(15)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
(16)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
  1. 2015/07/24(金) 19:51:18|
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アスパラガス 全国平均価格は2%アップ、福島産は8%ダウン

 東京中央市場の6月の価格統計が発表になりました(1)。アスパラガスについて価格を調べてみました。
  全国平均 2%アップ(2014年1215円、2015年1237円)
  福島産  8%ダウン(2014年1128円、2015年1043円)
でした。
 福島県の地方紙の福島民報社は7月23日の「【風評対策】地道な努力が実を結ぶ(7月23日)」との表題の社説で
 「原発事故以降、県産品の生産者は放射性物質対策を講じ、文字通り血のにじむような努力で、より良い商品を市場に送り出している。その成果は徐々に表れてきている。」
と論じていました(2)。本当かと思い(=^・^=)なり調べてみました。
 福島県は福島を代表する農産物の一つにアスパラガスを上げています(3)。
福島県提供の福島産アスパラガスCM
 ※(4)をキャプチャー
 図―1 福島県提供CMで福島産アスパラガスを食べて見せるTOKIO

 福島県の農協の一つのJA伊達みらいさんによると、アスパラガスの旬の時期は5,6月だそうです(5)。そこで各年5,6月のアスパラガスの価格を調べてみました。
全国価格は上がっても8%下落した福島のアスパラ価格
 ※(1)を「野菜⇒葉茎菜類⇒アスパラガス」で検索
 図―2 各年5,6月のアスパラガスの価格

 福島原発事故後に福島産を正しく恐れる方によって、福島産アスパラガスは値を下げました。そして2011年には稲わら牛問題(6)等が発覚し、福島産のセシウム汚染管理のいい加減さを露呈しました。その結果でしょうか2012年ににはもっと価格が下がっています。以下に福島産アスパラガス価格と全国平均価格の比較を示します。
全国平均比べ16%安い状態になった福島のアスパラ
 ※1 東京中央卸売市場
 ※(1)を「野菜⇒葉茎菜類⇒アスパラガス」で検索後に集計
 図―3 アスパラガスの価格比較

 2012年には福島産アスパラガスの価格は全国平均の20%減となりました。その後は回復したのですが、今年(2015年)は価格差が広がりました。
 全国平均では
  2014年1215円
  2015年1327年
で2%の価格上昇がみられますが、福島産アスパラガスは
  2014年1128円
  2015年1043円
で逆に8%下落しています。
 (=^・^=)は福島産に対する消費者に理解が進んだ結果だと思います。以下にJA伊達みらいさんは「伊達地区」を活動範囲としています(9)(10)。以下に伊達地区を示します。
 セシウム汚染の酷い福島・伊達
 ※1(7)の数値データを元に(8)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 放射線量は2015年7月1日時点
 ※3 伊達地区は(10)による
 図―4 福島・伊達地区

 図に示す通り、この辺りは避難区域に隣接し避難区域を除けば福島県内でも最も汚染が酷い場所です。福島県伊達市は福島県第2位のキュウリの産地です(11)。福島のキュウリは露地物が中心です(12)。そこで、福島県が運営する福島産の検査結果の検索サイトで、福島県伊達市産のキュウリ(施設栽培を除く)について検索してたのですが(13)、検査結果が出て来ません。セシウムが心配です。キュウリの検査結果はありませんが、サクランボの検査結果があったので(=^・^=)なりに集計してみました。
5年連続でセシウムが見つかった福島・伊達のサクランボ
 ※1(14)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―5 福島・伊達地区のサクランボのセシウム濃度

 基準値(15)以下ですが、確りセシウムが見つかっています。
 (=^・^=)にはもっと心配な事があります。以下に福島・伊達地区(伊達市、桑折町、国見町(10))のウメの検査結果を示します。
福島県が検査を始めたら急に値が低くなった福島・伊達地区のウメのセシウム濃度
 ※1(14)で作成
 ※2 2011年で採取日
 ※3 福島県外は概ね「日本分析センター」、福島県は「福島農業総合センター」
 図―6 福島・伊達地区のウメの検査結果(2011年)

 原発事故直後は福島県外の検査機関が検査を実施していましたが、6月下旬からは福島県農林水産部所属の福島県農業総合センター(16)が実施するようになりました。そしたら値が低くなってしまいました。福島県農業総合センターの検査は他の検査機関より低く出る検査とすれば説明可能です。そして2012年以降のサクランボの検査は全て「福島県農業総合センター」が実施しています。たとえ基準値以下だとしても、他より低く出る検査では消費者の「安心」や「信頼」は得られないと思います。
 福島の農協さんは福島産キュウリのキャンペーンを開始するようです(17)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(18)。でも第二位の産地の検査結果がありません。他の作物では5年連続でセシウムが見つかっています。アスパラガスと同じことにならないか(=^・^=)は心配です。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
東京で不人気な福島産、福島でも不人気なようです。福島県のモモの生産量は福島市が最大ですが(20)、JA伊達みらいさんおよび伊達果実農業協同組合(19)さんの活動範囲の伊達地区の伊達市、桑折町、国見町を合わせると福島市を超え、事実上の福島県随一のモモの産地です。JA伊達みらいさんは、自らが運営する直販所で旬のモモを買い求めるお客様が多かったとレポートしています(21)。福島・伊達はモモのシーズンです。福島・伊達のモモは美味しいそうです(22)。福島県は福島のモモは「安全」だと主張しています(18)。でも福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産のモモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―7 福島産モモが載っていない福島県伊達市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県伊達市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京都中央卸売市場-統計情報検索
(2)【風評対策】地道な努力が実を結ぶ(7月23日) | 県内ニュース | 福島民報
(3)ニョキ!!アスパラガスのソフトクリーム(平田村) | ふくしま 新発売。
(4)TOKIO CM おいしいふくしま 「ふくしまの野菜」篇 July July
(5)アスパラガス - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ
(6)福島県産牛肉問題に係る対応について
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(9)伊達みらい概要 - JA伊達みらいのホームページ
(10)伊達市 (福島県) - Wikipedia
(11)キュウリ選別設備稼働 JA伊達みらい、出荷作業効率化 (福島民友新聞) - Yahoo!ニュース
(12)東京都 JA全農東京-月報 野菜情報−産地紹介−2014年5月
(13)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「キュウリ」と「伊達市、桑折町、国見町」にチェックを入れて検索
(14)報道発表資料 |厚生労働省
(15)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(16)農林水産部 - 福島県ホームページ
(17)夏は東北のキュウリを 全農県本部など東京でPR | 県内ニュース | 福島民報
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(19)桃の産地と生産量(収穫量)について~福島の桃・あんぽ柿(干し柿)の産直販売=大武農園
(20)伊達果実農業協同組合 - トップページ
(21)JA伊達みらいの広報担当さんはTwitterを使っています: "午前中にんめ〜べ行ったらお客様いっぱいでビックリしました‼︎店内にはあかつきがどんどん並べられていました☆旬の桃を買い求めるお客様が多かったですね(*^^*)んめ〜べは贈答用から、ご自宅用まで多数取り揃えております♡ http://t.co/m6qvhQQjsQ"
(22)【楽天市場】桃の郷・福島より産地直送。本当に甘く美味しい桃だけを厳選した伊達の蜜桃:伊達の蜜桃webshop[トップページ]
(22)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2015/07/23(木) 19:47:42|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月3週)―危険な汚染食品を垂れ流す福島県―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。7月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。
  ①検査1767件中5件の基準値超え(全体の0.3%)
  ②平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大160ベクレル(群馬県産クマ)。
  ③基準超の食品が福島、群馬で見つかっています。
市場で基準超えが見つかった福島産
  ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年7月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.危険な汚染食品を垂れ流す福島県
 国立医薬品食品衛生研究所の流通品の検査で福島産マイタケパウダーから基準値の1キログラム当たり100ベクレル(6)を超える102ベクレルのセシウムが見つかりました(3)。
  セシウム134 18ベクレル
  セシウム137 84ベクレル
の合計102ベクレルです。何故か厚生労働省の発表は合計が100ベクレルでした。過去の検査結果を見ると、2014年6月に基準値ギリギリの1キログラム当たり90ベクレルのセシウムが流通品(国立医薬品食品衛生研究所検査)で見つかっています。この時点で福島県は検査を徹底し、マイタケパウダーの市場流出を防止すべきだと思いますが、厚生労働省の発表(1)を見る限り福島県の検査結果はありません。福島県は放置しています。
 厚生労働省が「安全」としているのは1キログラム当たり100ベクレルまでです(5)。これを超えれば「安全」が担保されないセシウム汚染食品です。福島県は危険なセシウム汚染食品を検査せず市場に垂れ流しています。

2.福島産のハチミツから35ベクレル、福島県の検査は38件中36件で検出限界未満
 国立医薬品食品衛生研究所の流通品の検査で福島産ハチミツから1キログラム当たり35ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(3)。福島県の検査が気になる所です。以下に今年(2015年)の福島産ハチミツの精密検査結果を示します。
福島県と福島県外で大きく違う福島産はちみつの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 日付は採取日または購入日
 ※3 NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す
 図―2 福島産ハチミツの精密検査結果(2015年)

 福島県の検査では検査38件中36件で検出限界未満(ND)です。最大でも1キログラム当たり8.8ベクレルです(1)。検査結果が全く合いません。どちらかが間違っています。
 夏になると美味しいお魚が少なくなりますが、夏のスズキはよく太って非常に美味でだそうです(7)。この時期、スズキは(=^・^=)にとって大切なお魚です。検査結果が気になります。そこで6,7月の厚生労働省発表分(1)について纏めてみました。値は1キログラム当たりです。
 福島県検査 検査 9件 うち検出限界未満は7件(全体の78%) 平均2.9ベクレル
 茨城県検査 検査20件 うち検出限界未満は2件(全体の10%) 平均4.0ベクレル
福島県が検査する福島産スズキからはセシウムが殆ど(全体の78%)からセシウムが見つかっていませんが、茨城県が検査する茨城産からは殆ど(全体の90%)でセシウムが見つかっています。常識的考えれば汚染源は福島にあります。福島が高くなっていいはずです。
 ハチミツの例をみてもスズキの例を見ても分かる通り、福島県の検査は他所より低く出るデタラメな検査です。

3.怪しげな産地を検査しない福島県
 福島では6月にブルーベリー園が開園しました(8)。7月13日に川俣ではブルーベリー目揃会が開かれました(9)。福島はブルーベリーのシーズンです。確り検査されているか心配です。福島県伊達市は福島県北部に位置し避難区域に隣接しています。福島県川俣町は今も町の一部が避難区域になっています。
福島県内でもセシウム汚染が酷い伊達市と川俣町
 ※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 放射線量は2015年7月1日時点
 図―3 福島県伊達市と川俣町

以下に拡大図を示します。
避難区域に隣接する伊達市、避難区域がかかる川俣町
 ※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 放射線量は2015年7月1日時点
 ※3 「避難区域」は(12)による
 ※4 伊達市染川町は(13)による
 図―4 福島県伊達市と川俣町(拡大図)

福島県伊達市も川俣町も図に示す通り福島県内でもセシウム汚染が酷い所です。今は消えてしまいましたが、、福島県は2013年7月に伊達市産のブルーベリーから基準値を超える1キログラム当たり150ベクレルが見つかったと発表しました。ただし厚生労働省からの発表はありませんし、出荷制限も実施されていません(14)(15)。以下に伊達市産のブルーベリーのセシウム濃度の推移をしめします。
基準超えが見つかった後は年1件となった伊達市のブルーベリー検査
 ※(1)と(14)を集計
 図-5 福島県伊達市のセシウム濃度

 基準値超えが見つかっているので、その後の厳しく検査しないと市場流出の可能性があります。でも図―4に示す通り2014年、15年の検査はたった1回です。当時の発表によれば基準超えのブルーベリーが見つかったのは、伊達市染川町です。ここは図―4に示すように伊達市内では放射線量が低い場所です。そこで基準超えが見つかったのでかなり確りした検査をしなければ「安全」は担保できません。
 図-4に示す様に川俣町は1部が避難区域になっていますが、避難区域外も過去に基準超えのブルーベリーが見つかった伊達市染川町よりセシウム汚染が酷くなっています。JA新ふくしまによればブルーベリーの生産があるので(9)、確り検査する必要があります。でも厚生労働省の発表を見る限り、福島原発事故以降の検査結果は見つかりません。
 福島県は検査が必要な所を検査を避けて、福島産は確り検査されており「安全」だと主張しています(16)。
 福島発の報道(17)によると福島県産ブルーベリーを使ったアイスクリームを愛知県の女子高生が開発したそうです。
福島産ブルーベリーを使ったアイスクリーム
 ※(17)をキャプチャー
 図―6 福島産ブルーベリーを使ったアイスクリーム

 福島の方は愛知の女子高生に
  「福島の果物が放射性物質検査をクリアして出荷されている」
ことを教え込んだとのことです。
福島は安全と洗脳される女子高生
 ※(17)をキャプチャー
 図―7 「福島の果物が放射性物質検査をクリアして出荷されていることを学ぶ」と報じる福島のローカルTV局(FCT)

 でも彼女たちが扱ったブルーベリーが過去に基準超えを起こしたのに出荷制限されなかった事や(15)、本稿に記載したように福島県内でも汚染の酷い産地の検査が避けられていることは教えたは不明です。このアイスクリームは名古屋市内の観光施設でも販売されるそうです(18)。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・危険な汚染食品が垂れ流される福島産
 ・他所より低くでるデタラメな検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 これでは福島の方も心配だと思います。
 福島では桃の出荷が本格化しました。今年の福島のモモは例年以上に甘いそうです(19)。福島県は福島産のモモは「安全」だと主張しています(20)。
福島県県北地域はもも、りんご、なし等全国有数の果樹地帯を形成しています。県北地域の一つに「二本松市」があります(21)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産モモは載っていません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―8 他県産はあっても福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第939報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月2週)―北海道より少ない福島のマダラのセシウム―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)スズキ (魚) - Wikipedia
(8)平成27年の記事 - かおるブルーベリ園
(9)ブルーベリー目揃会を開く - ブログ
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(12)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(13)市勢要覧 - 福島県伊達市ホームページ
(14)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月2週)-基準値を超た伊達市の果物は検索データベースに乗せない福島県―
(15)ブルーベリーから 基準超のセシウム検出 福島・伊達市で採取 (FGW) | Finance GreenWatch
(16)検査体制について | ふくしま 新発売。
(17)福島のニュース 福島テレビ(7月22日ひる放送) FTV8
(18)希望のアイスを作りたい - NHK福島県のニュース
(19)「あかつき」出荷本格化 JA新ふくしま 例年以上の甘さ | 県内ニュース | 福島民報
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)県北地域の概要 - 福島県ホームページ
(22)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー

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  1. 2015/07/22(水) 19:45:46|
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