めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島第一汚染水(1月5週)―法令限度を超えた汚染水が排水路から海へ―

福島第一原発汚染水の1月5週(1月25日から31日)の状況を纏めてました。先週に続き(1)、高濃度の放射性物質が見つかっています。
 ①事故から5年、外洋から放射性物質
 ②港湾口からは前年同時期には見つからない全ベータ
 ③地下水バイパスや上流の井戸からは排水基準を超える放射性物質
 ④海岸付近の井戸からは今週も過去最高の放射性物質
 ⑤サブドレンからとトリチウム放出がペースアップ
 ⑥法令限度を超えた汚染水が排水路から海へ

1.事故から5年、外洋から放射性物質
 事故から5年近くになりました。時間が経ても外洋からは相変わらず放射性物質が見つかっています。
外洋の放射性物質濃度
かっています。
  ※1 (4)(5)(6)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(7)
 図―1 福島第一原発近傍外洋の放射性物質濃度

 このうち気になったのが南側放水口の放射性物質濃度です。以下に推移を示します。
南側放水口の放射性物質濃度推移
 ※1(5)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―2 南側放水口の放射性物質濃度

 図に示すとおり、原発事故から5年近く経ちましたが低下の兆しがありません。

2.港湾口からは前年同時期には見つからない全ベータ
 港湾内からはもっと高濃度の汚染水が見つかっています。
港湾内の放射性物質濃度
  ※1 (5)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  SR90はストロンチウム90を示し、採取日は2015年12月  
 図―3 福島第一港湾内の放射性物質濃度

10月26日に海側遮水壁の工事が完了しました(8)。東京電力はこの効果で港湾内の放射性物質濃度は下がったと主張しています(9)。効果があれば汚染水の流れが悪くなり、全体の汚染水濃度が下がっていいはずです。以下に港湾口の2014年と15年10からの全ベータ濃度を示します。
 1年前より高い港湾口全ベータ濃度
 ※1(5)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―4 港湾口の全ベータ濃度

 港湾口は港湾と外洋の境界に当たる場所です。ここでの放射性物質濃度が低減されなれば外洋への流出が防止できたことになりません。図―4に示す通り、海側遮水壁ができる前の1年前は全ベータは見つかっていません。でも海側遮水壁が完成した2015年10月26日以降を見ると全ベータが見つかっています。一昨年末より海側遮水壁が完成した昨年末の方が全ベータ濃度が高くなっています。現時点では海側遮水壁の効果は見えません。

3.地下水バイパスや上流の井戸からは排水基準を超える放射性物質
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(10)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(11)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(12)。以下に放射性物質濃度を示します。
排水基準を超えた放射性物質が見つかる地下水バイパスと山側井戸
 ※1 (11)(12)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―5 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

地下水バイパスやサブドレンの排水基準は1リットル当たりで
  全ベータ  5ベクレル
  トリチウム 1500ベクレル
ですので(2)、多くの場所で排水基準を超えた放射性物質が見つかっています。このうち気になるが地下水バイパスNo10井戸です。
排出基準の倍のトリチウムが見つかる地下水バイパスNo10井戸
 ※(11)を集計
 図―6 地下水バイパスNo10井戸のトリチウム濃度

 排水基準の倍の1リットル当たり3000ベクレル程度のトリチウムが見つかっています。でも、他の井戸から汲み上げた地下水で薄めトータルとして排水基準以下だとして海にながされそうです。

4.海岸付近の井戸からは今週も過去最高の放射性物質
 東京電力は福島第一原発の海岸付近やタービン建屋周りの井戸の地下水の放射性物質濃度を調べています(5)。以下に今週、最高濃度(新記録)の放射性物質が見つかった井戸の位置を示します。
高濃度の放射性物質が見つかる海岸の井戸
 ※1 (5)を集計
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 ※4  SR90はストロンチウム90を示し、採取日は2015年12月
 図―7 海岸付近の井戸の放射性物質濃度

 このうち以降は1リットル当たりの値でNo1-14の全ベータ57,000ベクレルとNo3-4井戸のトリチウム4,100ベクレルは過去最高(新記録)です。事故から5年近くが経過しましたが、海岸付近の井戸は先週に続き(1)、今週も記録更新です。汚染水流出はますます酷くなっています。以下にNo3-4井戸のトリチウム濃度を示します。
過去最高を記録したNo3-4井戸のトリチウム
※(5)を集計
 図―8 No3-4井戸のトリチウム濃度

 昨年7月位から急に上昇しだし、止まる気配がありません。これからも上昇が続きそうです。

5.サブドレンからとトリチウム放出がペースアップ
 サブドレンは、原子炉やタービン建屋の直ぐ傍の井戸から汚染地下水を汲み上げ、直接にタービン建屋周囲の水位を下げ汚染水の増加量を抑えるものです(13)。サブドレンの運用は9月3日から始まったので(14)ほぼ3ヶ月半が経過しました。東京電力はサブドレン廃水の放射性物質濃度も排出量も公表しているので(15)(16)、濃度×排出量で累積のトリチウム累積の排出量を求めてみました。
トリチウムの排出のペースが上がったサブドレン
 ※(15)(16)を集計
 図―9 サブドレンの累積排出量

 累積で約142億ベクレルになりました。昨年9月14日にサブドレン汚染水(トリチウム入り)の排水が始まってから1月24日までの132日間の累積排出量は約126億ベクレルで、概ね1日約1億ベクレルのペースでした。1月26日から31日の7日間の排出量は約16億ベクレルで1日当たり2.3億ベクレルにペースアップしました。累積で142億ベクレルです。


6.法令限度を超えた汚染水が排水路から海へ
 福島第一原発構内には幾つもの排水路があります。
福島第一原発排水路
 ※(17)で作成
 図―10 福島第一原発内の排水路

 当然ながら福島第一構内は放射性物質で汚染されており、排水路に流れ込みます。1リットル当たりでセシウム137の法令限度は90ベクレル、ストロンチウム90の法令限度は1リットル当たり30ベクレルです(2)。全ベータ濃度のおよそ半分がストロンチウム90で(7)、、全ベータでみれば1リットル当たり60ベクレルになります。このうちK排水路では法令限度を超えた汚染水の流れが確認されています。 
 以下にK排水路の放射性物質濃度を示します。
法令限度を超える汚染水が流れたK排水路
※(17)を集計
 図―11 K排水路の放射性物質濃度

 1月18日のK排水路の放射性物質濃度は
  セシウム137 140ベクレル
  全ベータ    240ベクレル
で共に法令限度を超えています。東電の発表(17)を見ると排水路は遮水壁を超えて海に繋がっているので、「海側遮水壁」が完成しても排水路の汚染水はブロックされません。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちらと(ブログ図表①)こちらを(ブログ図表②)参照ください。
 事故から5年近く経っても改善の兆しすら見えない福島第一による海洋汚染!福島の方は心配だと思います。
 福島県相馬市産米の全袋検査数が約14万件になりました(18)。人口  35,939人の市なので(19)十分な量だと思います。同市辺りのお米は「一度食べたら笑顔も満天」だそうです(20)。福島県は福島産米のテレビCMを流しています(21)。でも福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産米がありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―12 福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県相馬村の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一汚染水(1月4週)―地下水バイパス井戸から過去最高のトリチウム―
(2)サンプリングによる監視|東京電力
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(2)中の「1.海水(港湾外近傍)」を1月30日に閲覧
(5)(3)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(6)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(8)2015年10月26日福島第一原子力発電所 海側遮水壁閉合作業完了について(PDF 501KB)
(9)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2015年12月24日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第25回事務局会議)⇒【資料3-1】汚染水対策(14.6MB)」
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(11)(2)中の「H4エリア周辺観測孔」および「H6エリア周辺観測孔」
(12)(3)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果 」
(13)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(14)(コメント)福島第一原子力発電所におけるサブドレン他水処理施設の運用開始について|東京電力
(15)(3)中の「サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果」
(16)集水タンク・一時貯水タンクの運用状況|東京電力
(17)(3)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」
(18)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を1月30日に閲覧
(19)福島県相馬市ホームページ
(20)平成27年産 天のつぶ 精米10kg - JAそうまネットショップ「まごころ便」
(21)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(22)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の「相馬店」
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  1. 2016/01/31(日) 19:43:12|
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トラブルいっぱい福島原発(1月5週)―デブリ調査の見通したたず―

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、1月5週(1月24日から30日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.下請けさんのケガは全治3ヶ月
 1月18日午前11時30分頃、福島第一原子力発電所構内の2号機建屋西側付近で、土嚢運搬作業を行っていた下請けさんが、土嚢とガードレールの間に左手薬指を挟みケガをして救急車で運ばれました旨を先週お伝えしましたが(1)、治療に3ヶ月かかるとの発表がありました(2)。発表は1月28日なのでケガ発生後10日です。なんか遅いって感じです。

2.タンクの増設計画は遅れます
 福島第一原発では地下水や地下水ドレンからくみ上げた汚染水がタービン建屋に日々流入し増え続けています。タービン建屋に流れ込んだり、流し込んだりした汚染水は
 タービン建屋⇒SARRY⇒SR処理水タンク⇒ALPS⇒処理水タンク
の順で処理されています(3)(4)(5)。最終的に「処理水タンク」に保管することになっています。増え続ける汚染水に対応するため、福島第一では汚染水タンクを作り続けなくてはなりません。以下に前回(2015年12月)と今回(2016年1月)の2015年12月1日を起点とした汚染水タンクの累積の増設計画を示します。
前回に比べ遅れを生じたタンク増設計画
 ※(7)を集計
 図-1 福島第一汚染水タンク増設計画

 図に示す通り、前回計画より増設ペースが鈍っています。昨年12月にも見直しが行われており(8)、汚染水タンク増設計画はどんどん遅れています。
 これまでの計画に加え、2016年7,8,9月に各1万立方メートル、合計で3万立方メートルの追加計画をしめしましたが(図ー1中の緑)、「追加設置検討中」と記されていますが、あくまで「検討中」です。日程を見ると明後日(2月1日)から「地盤改良・基礎設置」の工事が始まる日程になっています(7)。およそ具体性があるとは思えません。

3.フランジダンクも使います。
 福島第一の汚染水タンクには「フランジタンク」「ブルータンク」そして「溶接型」の3タイプあるようです(7)。このうちフランジタンクは過去に汚染水漏れをお越し、寿命も5年と言われています(9)。事故から5年たったので、そろそろ新しいタンクに変えるべきですが、記者会見(10)を聞いていたら使い続けるそうです。
フランジタンク継続使用を報じる福島のローカルTV局(FTV)
  ※(11)をキャプチャー
 図-2 フランジ(ボルト型)タンクを継続して使用することを報じる福島のローカルTV局(FTV)


4.雨が降れば突然に増える地下水ドレン汲み上げ量
 海側遮水壁は福島第一原子力発電所の1~4号機側の敷地から港湾内に流れている地下水をせき止め、海洋汚染をより一層防止するものです。2015年10月26日海側遮水壁に完成しました(12)。海側遮水壁によって汚染地下水の海への流れが阻害されるので、汚染地下水が海側遮水壁の内側に溜まっていきます。そこで海側遮水壁内側に溜まった汚染水を汲みあげています。これを東京電力は地下水ドレンと呼んでいます(13)。いまの所、汲み上げた汚染水はタービン建屋に戻しています(14)(15)。以下にタービン建屋に戻した汚染水量と福島第一原発近くのアメダス観測点「浪江」の降水量を示します。
雨が降ると突然に増える地下水ドレン等からタービン建屋への移送量
※1(14)(15)(16)にて作成
 ※2ウエルポイントからの戻し量も含む
 図ー3 地下水ドレン等の汲みあげ水の戻し量

 1月18日に日量で64mmの雨が降りました。そしたらそれまで1日当たり200立方メートルだった戻し量が600立方メートルに増えました。東京電力は会見で(10)、雨が降った為に一時的に増えたような説明をしていましたが、気象庁のデータ(16)を集計する限りでは1月の累積降雨量は70mm程度です。過去30年間の平均は約50mmですので(16)、極端に多いわけではありません。以下に浪江の年平均の降水量を示します。
1月以降にどんどん増える福島第一付近の降水量
※(16)にて作成
 図-4 福島第一原発近くのアメダス観測点(浪江)の月別の平均降水量

1月は比較的雨が少ない月です。これからどんどん雨が増えて行きます。汚染水の増加にタンクの増設がまにあうか心配です。

5.デブリ調査は見通したたず
 原子力ムラの皆様は福島第一原発事故で溶け落ちた核燃料を「デブリ」と呼んでいます(17)。(=^・^=)などは「溶融核燃料」で十分な気がしますが、外国語由来の一般には分かり難い名称を付けるのが好きみたいです。デブリの取り出しが2022年3月までには始める予定でいます(18)。日程は以下の通りです。
 2017年6月   取り出し方針の決定
 2018年9月まで 取り出し方法の確定
 2022年3月まで 燃料デブリ取り出しの開始
となっています(18)。これらのことを調査するにはデブリの状況を知る必要がありますが、事故から5年近くたってもデブリは見つかっていません。そこでデブリの調査が計画されています(19)。会見(20)や報道(21)によれば2016年4月以降に延期されるそうです。
デブリ調査の遅延を報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(22)を1月29日に閲覧
 図-5 デブリ調査の遅延を報じる福島県の地方紙・福島民報

 ただし、何時から開始するかは発表がありませんでした。2016年4月以降ですから、デブリの取り出し方針を決定する2017年6月まで1年程しかありません。その間に必要な情報を集め「取り出し方針の決定」することになりますが出来るんですかね?経済産業省資源エネルギー庁の担当者は「現時点で工程への影響はない」としているそうです(21)。日程が明示されていないので、事実上は「見通しただず」ですが・・・

6.クレーンが劣化
 1号機建屋カバー解体工事にて使用している750tクローラークレーン(2号機)の年次点検を12月初旬より実施しているが、点検中にジブの変形(凹み)と腐食が確認されたそうです(23)。
故障が見つかった福島第一のクレーン
 ※(23)を抜粋、加筆
 図―6 腐食が確認されたクレーンの部位

 放射線量が高くまともな点検はできなかったと思います。事故から5年近くが経過して劣化が進んでいる感じです。

7.凍土壁の実質議論できず
 東京電力と国(資源エネルギー庁)は福島第一原発のタービンや原子炉建屋の回りを氷の壁で取り囲み、汚染水の元となる地下水の流入を抑える「凍土壁」を計画しています(24)。1月27日に凍土壁の「安全」を原子力規制委員会が審査する「第39回特定原子力施設監視・評価検討会」が開かれました(25)。聞いていたのですが、凍土壁については実質議論はなく「論点整理」でした。論点15件中の12件が合意しておらず、この先まだまだ時間がかかりそうです(26)。
 以下に東京電力が発表した汚染水量とタンク容量の見積もりを示します。
4月には増加が収まることになっている東京電力の汚染水量想定
 ※(7)抜粋、加筆
 図-7 汚染水量とタンク容量の見積もり

 4月から汚染水の増加が減少する計画になっています。会見を聞いていると(10)、凍土壁の運用が始まることが前提です。あと2ヶ月で出来る訳がないので単なる「希望」です。

8.東電社員様は単身赴任
 東京電力は昨年9月に避難指示が解除された福島原発の20km圏内に位置する楢葉町(27)等の社宅を整備するそうです(28)。
1k仕様の東京電力社宅
 ※(29)をキャプチャー
 図ー8 東京電力の社宅整備を報じる福島県ローカルTV局(FCT)

でも間取りは1Kとの事なので、基本はお一人様です。東京電力は福島第一への赴任は単身赴任が前提なようです。
 福島第一原発の廃炉作業は大変な作業だと思います。ご家族のサポートがあった方がいいはずですが。それに東京電力は福島を恐れこれを避ける行為を「風評被害」としています(30)。「風評被害」対策を考えるなら福島第一原発の実情を良く知る東電社員様がご家族で赴任されれば、多くの方は安心すると思います。楢葉町は教育に力をいれるとしているので(31)、お子さんの教育の心配もありません。それでも単身赴任って、やっぱり多くの東電社員様が福島は家族と住むにはまだ「危険」と考えているのでしょうか。家族同伴の赴任をすすめるか、「風評被害」との主張を取り下げるかどちらかにしていただきたいと(=^・^=)は思います。

付.顧客情報が行方不明
 東電社員様が約81万軒の顧客の個人情報(氏名、電話番号、住所、電気料金、電気使用量)が含まれているUSBメモリを紛失したそうです(31)。(=^・^=)の感覚ではUSBを使うこと自体が信じられないのですが?
                                                  

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
トラブル続きの福島原発!これでは福島の方は不安だと思います。
福島県郡山市産米の全数・全袋検査数は135万件を超え、福島県随一です(32)。福島県郡山市のお米はツヤ、香り、味、粘り、柔らかさ等、美味しさの条件をすべて備えた全国に誇れるお米だそうです(33)。このお米は「安全」とされ学校給食にも使われています(34)。福島県は福島産米のテレビCMも流しています(35)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには米を含め福島産はありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(36)を引用
 図―9 福島産が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(1月4週)―2週連続で下請けさんがケガ―
(2)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力
(3)汚染水対策の主な取り組み|東京電力
(4)原子炉の安定化|東京電力
(5)めげ猫「タマ」の日記 SR処理水について
(6)中長期ロードマップ|東京電力
(7)(6)中の「中長期ロードマップの進捗状況」⇒「2016年1月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第26回事務局会議)」「【資料3-1】汚染水対策(9.54MB)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(12月4週)―福島第一汚染水対策は綱渡り―
(9)タンク耐用年数、根拠なし 第一原発 | 東日本大震災 | 福島民報
(10)【2016年1月18日】東京電力 記者会見 - 2016/01/18 17:30開始 - ニコニコ生放送
(11)福島のニュース 福島テレビ(1月26日ひる放送) FTV8
(12)海側遮水壁|東京電力
(13)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(14)2016年1月18日建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 182KB
(15)2016年1月25日建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 161KB)
(16)気象庁|過去の気象データ検索
(17)福島復興に向けた技術を開発する | 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所
(18)(6)中の「2015年6月12日(廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議第2回)⇒(資料3)東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ(案)(1.43MB)」
(19)(6)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2016年1月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第26回事務局会議)⇒【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(3.18MB)」
(20)【2016年1月28日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見 - 2016/01/28 18:30開始 - ニコニコ生放送
(21)第一原発1号機、ロボット調査見直し 新年度に延期 | 東日本大震災 | 福島民報
(22)福島民報
(23)(6)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2016年1月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第26回事務局会議)⇒【資料3-2】使用済燃料プール対策(26.4MB)」
(24)陸側遮水壁|東京電力
(25)第39回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(26)めげ猫「タマ」の日記 福島第一凍土壁、論点15で合意は3―この先まだまだかかる―
(27)楢葉町 - Wikipedia
(28)楢葉に廃炉関連社宅 大和ハウス整備へ | 県内ニュース | 福島民報
(29)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2016年1月27日(水)放送」
(30)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(31)「楢葉町復興計画〈第二次〉第二版(案)」に関する町民意見の募集|楢葉町公式ホームページ
(32)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(33)JA郡山市|農産物のご案内
(34)JA郡山市|事業PR
(35)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(36)マックスバリュ南東北 - ザ・ビッグ郡山店中の「チラシ情報」
  1. 2016/01/30(土) 19:51:15|
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遺伝子組み換えと福島産大豆、どっちが危険?

 遺伝子組み換え農作物も福島産も安全性については議論があると思います(1)(2)。遺伝子組み換え食品には「遺伝子組換えでない」との表示が認められ(3)、普通に使用されています。一方で「福島産でない」等の表記を使用もなら「風評被害」と批判されます(4)。どう考えても福島産方がリスクが高く「遺伝子組換えでない」との表示を認め「福島産でない」との表示を認めないのはダブルスタンダード(二重規範(5))です。
 もうすぐ節分です(6)。豆まきを楽しみしている方も多いと思います。気になるのが豆菓子(大豆)に含まれるセシウムです。昨年の節分の頃の検査では山形県の菓子メーカーの豆菓子からセシウムが見つかっています。新潟県の検査で見つかっているので(7)、新潟県で販売されてたと思います。ほぼメーカーが想定できるので、それ以降は(=^・^=)は当該メーカーの製品は買わなくなりました。厚生労働省の発表(8)をみると山形県産大豆からは54件全ての検査でセシウムが見つかっていないので、隣県で生産された大豆が使われていると思います。もし、当該メーカーのパッケージに「福島産でない」との表記があれば、買ったはずです。
 同じ大豆製品でも輸入大豆を使用した製品には「遺伝子組換えでない」との表示が認められ(3)を良くみかけます。作物などの品種改良は従来から行われていますが、実態は遺伝子操作です。
偶然に良い遺伝子同士が組み合わさるのを待つ従来の品種改良
※(1)を抜粋
 図-1 従前から行われている品種改良

 図-1に示すように良い性質をもつ品種を交配させさらに良い性質がもつ品種が偶然にできるまで繰り返す作業です(1)。何度も交配し、良い性質を持つ遺伝子が偶然に組み合わさるのを待つ作業です。場合によっては放射線を照射することもあります(11)。
 以下に遺伝子操作での品種改良の方法を示します。
人工的に良い遺伝子同士を組み合わせる遺伝子組み換え
 ※(1)を抜粋
 図-2 遺伝子組み換えで行われている品種改良

 性質良い遺伝子を人工的に取り出し、別の良い性質をもつ品種にに人工的に入れ込みさらに良い品種を作ります。品種改良の根本は「遺伝子操作」であり、従前と遺伝子組み換えの違いは
  従前の品種改良:偶然によい性質を持つ遺伝子が組合さるまで交配を繰り返す。
  遺伝子組み換えの品種改良:人工的に良い性質を持つ遺伝子が組合わせる。
です。従前と遺伝子組み換えによる品種改良の差は「偶然」か「人工的」かを除けば本質的な違いはありません。それでも「遺伝子組換えでない」との表示が認められ(3)、使われています。遺伝子組み換え大豆を作る生産者にしてみれば、とんでんもない風評被害だと思います(12)。ただ新しい技術であり、漠然とした不安があります(9)。また新しい技術なので何が起こるか分からないとの意見もあると思います。事故らないはずの原発が大事故を起こしたのは事実です。個人の判断に任せる為に「遺伝子組換えでない」との表示を認めるのは妥当な事だと思います。
 原発事故から5年を経ても福島産大豆からはセシウムが見つかっています。
基準値に近いセシウムが見つかる福島産大豆
 ※(13)を集計
 図-3 福島産大豆のセシウム濃度

 以下に福島県産野菜を避ける割合と2015年3-11月の原発事故前年の2011年3-11月に対する死者数の増減を示します。
福島産野菜を避けない地域で増えていて、避ける地域では増えていない死者数
 ※(14)を転載
 図ー4 福島産野菜を避ける割合と死者数の増加率

 福島産を避ける割合が少ない地域では葬式が増えています。福島産について言えば危険性を示唆するデータがあると思います。一方で、遺伝子組み換え大豆については漠然とした不安はあるにしても危険性を示唆するようなデータを(=^・^=)は知りません。それでも「遺伝子組換えでない」との表示を認められているのに、「福島産でない」との表示は許容されません。あからさまなダブルスタンダードです。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
福島はリスクがあっても「安全」とされ「風評被害」が叫ばれています。福島産は危険とされ一時的にですが輸入が止められたアメリカ産BSE牛より7倍危険です(15)。普天間は危険とされていますが、福島は普天間に比べればはるかに危険です(16)。福島は危険なので、修学旅行は福島以外にとのニュース(17)はたまに見ますが、沖縄は基地があって危険なので沖縄の修学旅行が減ったなんてニュース(18)を(=^・^=)は知りません。学校関係者(含む保護者)から見ても福島は普天間に比べ危険です。
 福島には他では危険とされているもに比べ「危険」な物がたくさんあるのに、「安全」されるダブルスタンダードがはびこるかといえば、(=^・^=)は東京電力救済のためだと思います。以下に東京電力が「出荷制限指示等による損害及び風評被害」として支払った賠償額を示します。
順調に増える福島第一風評被害賠償額
 ※(19)(過去分を含む)を集計
 図―5 「出荷制限指示等による損害及び風評被害」による東京電力の賠償支払い額

 図に示す通り順調に増え続けています。東京電力を救済するためにはこの額を減らす必要があります。そのためには他では危険されるものより危険でも、これを「安全」とし「風評被害」と叫ばなくてはなりません。東京電力救済の為に福島の方は危険にさらされていると思います。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県いわき市にはブランド米「Iwaki Laiki」があるそうです(20)。福島県は福島産米は全数検査されており「安全」だと主張しています(21)。テレビCMも流しています(22)。でも福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産米がありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―6 福島産米が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)遺伝子組換え食品 |厚生労働省
(2)福島県産の食品の安全性について -首相官邸ホームページ-
(3)農林水産省/遺伝子組換え食品の表示
(4)香港吉野家「福島産問題」本社に直接聞きました:日経ビジネスオンライン
(5)二重規範 - Wikipedia
(6)節分 - Wikipedia
(7)食品中の放射性物質の検査結果について(第915報) |報道発表資料|厚生労働省⇒「1 自治体の検査結果」⇒「 検査結果(PDF:859KB) (http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11135000-Shokuhinanzenbu-Kanshianzenka/0000047121_1_1_1_1_1_1_1_1_1_1_1_1_1_1_35.pdf)中のNo1932」
(8)報道発表資料 |厚生労働省
(9)遺伝子組み換えの何が問題? | Alter Trade Japan
(10)品種改良 - Wikipedia
(11)放射線育種の利用例 (08-03-01-09) - ATOMICA -
(12)遺伝子組み換え作物は身体に悪いのか 大豆高騰とTPPで考える
(13)報道発表資料 |厚生労働省
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、全国値上がり、12月のネギ価格、当然の結果です
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島産はアメリカBSE牛より7倍危険
(16)めげ猫「タマ」の日記 普天間と福島、どっちが危険
(17)福島)教育旅行の客足、依然厳しく 県がバス代補助制度:朝日新聞デジタル
(18)沖縄修学旅行2555校45万人 2年連続増 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
(19)賠償金のお支払い状況|東京電力
(20)水田畑作課 - 福島県ホームページ
(21)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(22)平尼子店 | マルト - 店舗情報
  1. 2016/01/29(金) 19:40:54|
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福島県漁連、禁漁範囲を縮小―大丈夫?―

 福島県漁連がこれまで禁漁にしていた福島第一原発20km圏内のうち半径10km~20kmの範囲の漁を決めたそうです(1)。大丈夫ですかね?
 福島第一原発事故によって福島の海は放射性物質に汚染されました(2)。以下に港湾と外洋の境となる「港湾口」の放射性物質濃度の推移を示します。
下がる気配が無い港湾口の放射性物質濃度
 ※(4)を集計
 図-1 港湾口の放射性物質濃度

 事故から5年近く経過した現時点でも全ベータやセシウム等が見つかっており、今も外洋への放射性物質の流出は続いています。
 福島の海洋汚染が福島のお魚にも大きなダメージを与えました。2014年1月には福島県沖で捕れたクロダイから基準値(5)の124倍に当たる1キログラム当たり12,400ベクレルのセシウムが見つかったとの発表がありました(6)。
 このため福島県の漁師さんは魚種や海域を限定し彼らが安全と考える海域や魚種を決め漁をしています(7)。1月27日にこれまでこれまで禁漁にしていた福島第一原発20km圏内のうち半径10km~20kmの範囲の漁を決めたそうです(1)。
試験操業海域拡大を報じる福島民報
 ※(8)を1月28日に閲覧
 図-2 試験操業の海域拡大を1面トップで報じる福島県の地方紙・福島民報

 福島原発事故から時間が経過し福島の海が「安全」になって禁漁範囲を狭めることができたら大変に嬉しいこです。でも東京電力の救済の為に強引に(9)狭めたのなら大変に怖いことです。そこでどちらかか(=^・^=)なりに検証してみました。
 禁漁範囲を狭めた理由は以下の2つだそうです。
 ①福島第一原発の海側遮水壁が完成し、第一原発港内と原発から半径20キロ以内の海水の放射性物質濃度が低下傾向にある。
 ②県や東電が行っている魚介類の放射性セシウムの調査結果で、食品衛生法で定める基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回っている。
だそうです(1)。
 海側遮水壁は福島第一原発のタービン建屋東側海岸に汚染水が海に流れるのを堰き止める為の壁で、昨年の10月26日に完成しました(10)。以下に配置を示します。
海側遮水壁を避け港湾に繋がるk排水路
 ※(11)(12)とGoogle Mapで作成
 図-3 海側遮水壁、港湾口とK排水路

東京電力は海側遮水壁完成後に港湾内海水の放射性物質濃度が下がった旨を強調しています。でも図―1に示すように港湾と外洋の境界に当たる「港湾口」では放射性物質濃度は下がっていません。海側遮水壁をバイパスして汚染水が海に流れ出しているか、別の汚染源があるかです。以下にK排水路の放射性物質濃度を示します。
高濃度に汚染された汚染水が流れるk排水路
※1(13)を集計
 ※2 NDは検出限外未満を示します。
 図-4 K排水路の放射性物質濃度

 ときどきピークが経ちます。以下に降水量とK排水路のセシウム濃度を示します。
雨が降ると上がるk排水路の放射性物質濃度
 ※1(13)を集計
 ※2 NDは検出限外未満を示します。
 図-5 K排水路の降水量とセシウム濃度

雨が降ると、放射性物質が流される為と思いますが突然に上昇しています。最近ですと1月18日に60ミリの雨がふりました。そしたら、1リットル当たりの値で
 1月17日 セシウム32.4ベクレル、全ベータ28ベクレル
 1月18日 セシウム170ベクレル、全ベータ240ベクレル
 1月19日 セシウム20.4ベクレル、全ベータ41ベクレル
で(11)、1月18日に突然の上昇があります。海洋汚染がきになるのでしが、その日は「採水中止」になりデータがありません。これではK排水路の影響が評価できず「海水の放射性物質濃度が低下傾向にある」とは言えません。データが無いので分からないが正解です。無論、作業は「安全」が最優先です。雨等により作業が安全にできないと判断すれば採水などの作業を中止するのは絶対に守らなければならないルールです。
 福島のローカルTV局のFCTは、福島第一原発沖20km圏内で捕れた2015年の魚の検査結果として
  検出限界未満が89.5%
と報じていました。
福島第一原発20km圏内でも「検出限界未満が89.5%」と報じるFCT
 ※(14)をキャプチャー
 図-6 福島第一原発20km圏内でも「検出限界未満が89.5%」と報じる福島のローカルTV局(FCT)

東京電力は福島第一原発20km圏内で採れたお魚の検査結果を発表しています(15)。これを集計すると
 検査1064件中、約半数の517件でセシウム
が見つかっており
 「検出限界未満が89.5%」
なんて事はありません。基準超えも6件ありました。実際は下がっていないのに下がったと報じている感じです。
 もっと心配な事があります。以下に福島第一原発20km圏内で採れた鮫類のセシウム濃度を示します。
上昇傾向を示す福島第一20圏内の鮫類のセシウム濃度
 ※1(15)を集計
 ※2 NDは検出限外未満を示します。
 図-7 福島第一原発20km圏内で採れた鮫類のセシウム濃度

 昨年5月以前は殆どが検出限界未満で、高くても1キログラム当たり10ベクレル程度でした。それが徐々に上昇し9月には基準値を超える1キログラム当たり110ベクレルのセシウムが見つかっています。図に示す様にその後も高い値が続いています。福島第一原発20kmのお魚のセシウム濃度は安定しておらず、たとえ一時的に大部分が検出限界未満だとしても、上昇し基準値超えを起こす可能性を残しています。
 以下に港湾内のアイナメのセシウム濃度を示します。

下がらなくなった港湾内アイナメのセシウム濃度
 ※(16)を集計
 図ー8 福島第一港湾内アイナメのセシウム濃度

 1キログラム当たり1000ベクレル程度で推移しています。アイナメは成長に伴い深場へ移動する個体が出現するそうです(17)。福島第一の港湾から深場にアイナメが移動し、1キログラム当たり1000ベクレルのアイナメが現れるかもしれません。およそ
「県や東電が行っている魚介類の放射性セシウムの調査結果で、食品衛生法で定める基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回っている。」
等と言える状態ではありません。
 今回の禁漁域の削減は福島原発事故から時間が経過し福島の海が「安全」になったからではなく、東京電力の救済の為に強引に行われたとゆうのが(=^・^=)の結論です。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
福島では「安全」とは到底言えないのに「安全」とされ福島原発事故の幕引きが進められている気がします(18)。これでは福島の方はは不安だと思います。
 福島県二本松市のお米の全数全袋検査数が30万袋を超えました(19)。二本松市の人口は56,962人なので(20)、十分な量です。二本松市辺りのお米は「『お天道様』に育まれたやさしい米」だそうです(21)。福島県は福島産米は全数検査されており「安全」だと主張しています(22)。テレビCMも流しています(23)。でも福島県二本松市のスーパーのチラシにはお米を含め福島産がありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―9 福島産が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)県漁連、試験操業海域拡大へ 原発半径10~20キロ 来月、魚種や漁法決定 | 県内ニュース | 福島民報
(2)東京新聞:海洋汚染、収束せず 福島第一 本紙調査でセシウム検出:福島原発事故(TOKYO Web)
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(3)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結 」
(5)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(6)260110|プレスリリース|水産総合研究センター
(7)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(8)福島民報
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援 東京電力
(10)海側遮水壁|東京電力
(11)2016年1月26日福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて
(12)"2016年1月19日福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 606KB
(13)(3)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて」
(14)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ中の「2016年1月27日(水)放送」
(15)(3)中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)」
(16)(3)中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>」
(17)魚の移動が放射性セシウム濃度に及ぼす影響について 福島県水産試験場 水産資源部
(18)めげ猫「タマ」の日記 南相馬、葛尾、川俣の避難指示の年内解除―戻ったら200mSv被ばくする―
(19)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を1月28日に閲覧
(20)二本松市ウェブサイト トップページ
(21)天日乾燥  福島コシヒカリ - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合
(22)水田畑作課 - 福島県ホームページ
(23)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(24)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
  1. 2016/01/28(木) 19:46:13|
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福島第一凍土壁、論点15で合意は3―この先まだまだかかる―

 1月27日に第39回特定原子力施設監視・評価検討会が開かれ、福島第一の凍土壁の審査の論点整理が行われました(1)。この中で15の論点が提示され、原子力規制委と東京電力が合意したのは3点のみで、残りの12はこれからの議論とのことでした(2)。申請は1年前の2015年1月23日なので(3)1年経過しましたが、殆ど審査は前に進んでいないようです。このペースでは審査終了にあと4年がかかりそうです。
 東京電力と国(資源エネルギー庁)は福島第一原発のタービンや原子炉建屋の回りを氷の壁で取り囲み、汚染水の元となる地下水の流入を抑える「凍土壁」を計画しています(4)。2015年1月23日に原子力規制委に「変更認可申請」をしてから1年以上が経過しましたが(3)(5)、未だにに認可(許可)されていません(3)。に第39回特定原子力施設監視・評価検討会が開かれ、福島第一の凍土壁の審査の論点整理が行われました(1)。論点は15ありますが、
 東京電力と原子力規制委員会で合意できたもの:3
 東京電力の説明が不十分で原子力規制委員会が合意できないもの:6
 東京電力から原子力規制委員会へ説明がされていないもの:6
で全部で15の論点中でこの一年で、合意できなものは3点で12点が残ったままです。
 原子力規制委員会と東京電力の議論(6)を聞いていると、原子力規制委員会は東京電力の説明に懐疑的になっているようです。仕方がないことです。以下に2015年12月24日と2016年1月25日に東京電力が発表した汚染水総量の比較を示します。
一か月で倍増した汚染水増加想定
 ※1(8)(9)にて策定
 ※2「ALPS等処理水保有水量」(ALPS処理水とSR処理水の合計)を抜き出し
 図-1 2015年12月と16年1月の汚染水量想定(東京電力)

 図に示す通り汚染水の増加ペースの想定が僅か一ヶ月で倍以上に増えています。12月以降の実績を踏まえ改定したとは思うのですが、東京電力は一ヶ月先も読めない(読まない?)ようです。
 なを2016年4月以降は汚染水の増加ペースが落ちるような見積もりをしていますが、会見(10)を聞いていると、凍土壁の運用を前提にしたものだそうです。でもこれが無理な事はすでに述べた通りです。これからも東京電力の汚染水量の想定は外れ続けます。
 
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。東京電力は原子力規制委とゆう専門家の集団にすら説明責任がはたせないようです。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県棚倉産米の全袋検査数が約15万件を超えました(11)。人口14,665人の町なので(12)十分な量だと思います。同町当たりのお米は美味しいそうです(13)。福島県は福島産米のテレビCMを流しています(14)。でも福島県棚倉町のスーパーのチラシには米を含め福島産がありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 ※(15)を引用
 図ー2 福島産が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 
 当然の結果です。(=^・^=)も福島県棚倉町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)第39回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(2)(1)中の「資料2-1 陸側遮水壁の運用に係る設問事項及び評価【PDF:1015KB】別ウインドウで開きます」
(3)(1)中の「参考3 実施計画の変更認可申請の審査状況【PDF:125KB】」⇒「No70」
(4)陸側遮水壁|東京電力
(5)「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について|東京電力
(6)(1)中の「会議映像 YouTube」
(7)中長期ロードマップ|東京電力
(8)(7)中の「中長期ロードマップの進捗状況」⇒「2015年12月24日(廃炉・汚染水対策チーム会合」⇒「 第25回事務局会議)」⇒「【資料3-1】汚染水対策(14.6MB)」
(9)(7)中の「廃炉・汚染水対策現地調整会議」⇒「2016年1月25日(第29回)」⇒「【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 汚染水対策の進捗管理表(12.0MB)」
(10)【2016年1月25日】東京電力 記者会見 - 2016/01/25 17:30開始 - ニコニコ生放送
(11)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(12)トップページ | 棚倉町公式ホームページ
(13)みりょく満点米 【コシヒカリ・ひとめぼれ】 | JA東西しらかわのブログ
(14)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(15)エコス棚倉店チラシ情報
  1. 2016/01/27(水) 19:46:29|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月)―福島で新たなセシウム汚染食品見つかる―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。1月中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)~(5)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先月に続き今月もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(6)。
  ①検査数2,503件中7件の基準値超え(全体の0.3%)
  ②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大510ベクレル(宮城県産イノシシ)。
  ③基準超の食品が岩手県、宮城県、福島県で見つかっています。
原発事故から5年近くなんても新たに見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(7)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年1月)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(8)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.茨城・千葉のスズキからセシウム、福島は7件全数ND、おかしな福島の検査結果
 以下に1月中に発表になったスズキの検査結果を示します。
 表―1 スズキの検査結果(2016年1月中発表)
 ※(3)(4)(5)を集計
千葉、茨城に比べて低い福島産スズキの検査結果

 茨城県が検査した茨城産や千葉県が検査した千葉産のスズキからはセシウムが見つかっていますが、福島県が検査した福島産からは見つかっていません。検査結果を見る限り、福島産スズキが茨城産や千葉産よりセシウムが少なくなっています。汚染源がある福島が茨城や千葉に比べ低いなどあり得ない話です。福島の検査は他に比べ低く出る検査です。
 福島産は他所より低くでる検査で安全とされ出荷されます。

2.4年近く検査されない福島県福島市産「切干大根」
 以下に福島県福島市と西会津町の位置を示します。
避難地域を除けば福島でも汚染が酷い福島市、福島市よりはマシな西会津町
※1(9)の数値データを元に(10)に示す手法で1月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(11)による
 図―2 福島県福島市と西会津町

 原発事故から5年近くが経過しましたが、福島市では国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(12)を超えた地域が広く広がっています。一方で西会津町は福島県の西の外れにあり、福島県内では放射能汚染が相対的に少ない場所です。
 以下に福島市と西会津町産の切干大根の検査結果を示します。
西会津町産切干大根を検査しても、福島市産を検査しない福島県
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図ー3 福島市と西会津町産切干大根のセシウム濃度

 福島市産切干大根からは2012年2月に現在の基準値(8)の30倍の1キログラム当たり3000ベクレルのセシウムが見つかっていますが、出荷制限品目にはなっていません(3)。しかし、2012年2月以降は全く検査結果がありません。一方で西会津町産切干大根はその後も継続的に検査が実施されています。
 福島産はセシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。

3.福島で新たなセシウム汚染食品見つかる
 原発事故から5年近くが経過したのに、福島では新たなセシウム汚染食品が見つかりました(13)。以下に福島県本宮市産のフキノトウのセシウム濃度の推移を示します。
上昇を続け事故5年目で基準値超えを起こした本宮市産フキノトウ
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図ー4 本宮市産フキノトウのセシウム濃度

 原発事故後に上昇を続け、基準値(8)を超える1キログラム当たり110ベクレルのセシウムが見つかりました。
 福島産はセシウム濃度が上昇し、基準超が出る事もあります。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇し、基準超が出る事もある福島産
 福島では賞味期限を大幅に過ぎたサンマのすり身が学校給食に出され、子供達が食中毒をおこしました(14)。消費期限の記されたラベルを剥がしてすり身を冷凍保管したそうです(15)。放射性セシウムの検査結果を見ているとこれが福島県や業者さんの感覚ではないかと(=^・^=)には思えます。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県白河市産米の全袋検査数が約57万件になりました(16)。人口 62,275人の市なので(17)十分な量だと思います。同市辺りのお米は「ゆっくりと籾殻に栄養が届き美味しいお米」だそうです(18)。福島県は福島産米のテレビCMを流しています(19)。でも福島県白河市のスーパーのチラシには福島産米がありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県白河市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―5 福島産米が無い福島県白河市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県大玉村の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第963報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(第964報) |報道発表資料|厚生労働省
(5)食品中の放射性物質の検査結果について(第965報) |報道発表資料|厚生労働省
(6)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月)―たった1件の検査で安心・安全、福島の冬野菜―
(7)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(8)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(9)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(11)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(12)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(13)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 |報道発表資料|厚生労働省
(14)給食に消費期限5カ月過ぎたサンマ 87人食中毒 福島:朝日新聞デジタル
(15)業者、食べて判断か 下郷の食中毒、消費期限切れのすり身:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(16)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を1月26日に閲覧
(17)白河市 | みちのくの玄関 白河市
(18)管内農畜産物 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(19)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(20)チラシ - ホーム
  1. 2016/01/26(火) 19:53:33|
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楢葉町復興計画を原発事故依存

 福島県楢葉町の復興計画の2次改訂版がまとまり楢葉町町長に答申されたそうです(1)。復興計画(2)の宅地や事業用地の供給方針を見たら
 ①コンパクトなまちづくり(戻る人が少ないから元の大きさの町にても無駄なでけ?)
 ②新規人口の受け皿づくりとしての土地利用(町外の原発難民も受け入れ人口減少を抑える?)
 ③被災原子力発電所近接ゾーンとしての土地利用(福島第一で働く人や家族を取り込み人口減少を抑える?)
などの施策があり、福島原発事故に依存した復興計画になっていました。
 福島県楢葉町は福島第一原発20km圏内にある町で、福島原発事故によってほぼ全域が避難地域に指定されましたが、2015年9月5日避難指示が解除されました(3)。
事故から5年経っても全域で除染が必要な福島県楢葉町
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で1月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図―1 福島県楢葉町

原発事故から5年近くが経過しましたが、福島では国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(7)を超えた地域が広く広がっています。
 楢葉町の復興計画の2次改訂版がまとまり1月25日に楢葉町町長に答申されたそうです(1)。主要な施策は
 ①暮らしやすさを追究する
 ②これまで・現在とは違う新しさを目指す
 ③さらなる安全・防災を目指す
だそうですが(1)、具体的な展開をみると原発事故に依存した内容になっていました。土地利用をみると
 ①コンパクトなまちづくり
  以下に楢葉町のコンパクトタウンの構想図をしめします。
数百人しか住めそうもない楢葉町コンパクトタウン
 ※(2)とgoogle mapにて作成
 図-2 楢葉町のコンパクトタウン

 地図に落ちしてみると縦200m、横300m程度の範囲でしょうか?どう見ても数百人規模の町です。これでは商店なども維持できず「暮らしやすさを追究する」には無理な気がします。そのためでしょうか、新たな定住者を呼び込もうとしています。

 ②新規人口の受け皿づくりとしての土地利用
  図-1に示す通り、楢葉町の北側は今も避難指示区域です。直ぐ北の富岡町は2017年4月以降に避難指示が解除される予定ですが(8)、図-1に示す通り放射線量が高いので帰還をためらう人もいるようです。そうした方でも古里に近い場所で暮らしたい人がいるのではないと期待し、楢葉町に呼び込もうゆうのが楢葉町の思惑のようです(2)。

 ③被災原子力発電所近接ゾーンとしての土地利用
  福島第一には東電社員様や下請けさんを合わせ約1万人の方が働いています(9)。楢葉町の近くでは「指定廃棄物」の処分場の設置が決まったので(10)、工事も始まると思います。中間貯蔵施設(11)の工事もそのうち始まるかもしれません。多くの方が「避難区域」で働きますが居住禁止なので(6)、近くの町から通います。楢葉町はその前線拠点を狙っているようです。また、避難地域で働く作業員さんにはサポートが必要です。最低でも食事の提供が必要ですし、高線量下の作業では緊張をしいられると思います。願わくば気分転換が出来る場所(飲み屋、パチンコ等)も出来て欲しいと(=^・^=)は思います。集まってくれるかは分かりませんが、多くの方が集う要素はあります。実際に集まりつつあるようです。避難指示が解除され楢葉町に帰還されたかたは388人ですが(12)、昨年10月1日付の国勢調査の結果では976人の方が住んでいます(13)。男性が殆どなので(男性846名、女性130名)、概ね避難区域等で働く作業員さんだと思います(13)。この方達の利便性の向上を含めてだと思いますが、都内からの特急列車の楢葉町内への乗り入れ等を要望しています(2)。
 楢葉町の復興計画を見ると原発事故に依存して人を集め、なんとか乗り切ることを計画しているようです。また教育の充実を1番に取り上げています。単身赴任でなくお子さんも含め家族での赴任を狙ってるのでしょうか?他の町(14)(15)にない「高等教育機関」の誘致も復興計画に入っています(2)。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
原発事故で廃墟となった町は原発事故処理でしか復興できないようです。これが(=^・^=)は「フクシマ」の現実だと思います。それでも復興できるならまだラッキーだと思います。楢葉町の直ぐ南に福島県広野町がありす。この町は福島原発事故によって「緊急時避難準備区域」に指定され全町で避難しました。指示が解除されたのが2011年9月なので(16)4年4ヶ月が過ぎました。広野町に帰還された方は総人口5107人中の半分以下の2393人です(17)。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県郡山市産米の全数・全袋検査数は135万件を超え、福島県随一です(18)。福島県郡山市のお米はツヤ、香り、味、粘り、柔らかさ等、美味しさの条件をすべて備えた全国に誇れるお米だそうです(19)。このお米は「安全」とされ学校給食にも使われています(20)。福島県は福島産米のテレビCMも流しています(21)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―3 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)楢葉町復興計画第2次 改訂版町長に答申 | 県内ニュース | 福島民報
(2)「楢葉町復興計画〈第二次〉第二版(案)」に関する町民意見の募集|楢葉町公式ホームページ
(3)楢葉町 - Wikipedia
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)<避難解除>避難区域なお9市町村 | 河北新報オンラインニュース 2015/09/06
(9)福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について|東京電力
(10)処分に向けた取組み|福島県における取組み|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(11)中間貯蔵施設に係わるこれまでの動き|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(12)県内十大ニュース【7位 楢葉の避難指示解除】鈍い住民帰還の動き:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(13)平成27年国勢調査速報(福島県の人口・世帯数)を掲載しました。 - 福島県ホームページ中の「•表1 平成27年国勢調査速報 [PDFファイル/70KB]  [Excelファイル/20KB] 」
(14)富岡町災害復興計画(第1次) 全文 (H24,10/9更新)|富岡町災害復興計画【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(15)広野町復興計画(第二次)策定について
(16)広野町 - Wikipedia
(17)広野町
(18)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(19)JA郡山市|農産物のご案内
(20)JA郡山市|事業PR
(21)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(22)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2016/01/25(月) 19:49:12|
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福島第一汚染水(1月4週)―地下水バイパス井戸から過去最高のトリチウム―

 福島第一原発汚染水の1月3週(1月18日から24日)の状況を纏めてました。先週に続き(1)、高濃度の放射性物質が見つかっています。
 ①事故から5年、外洋から放射性物質
 ②港湾口からは前年同時期には見つからない全ベータ
 ③地下水バイパス上流井戸から過去最高のトリチウム
 ④海岸付近の井戸からは今週も過去最高の放射性物質
 ⑤サブドレンからとトリチウム放出量は124億ベクレル突破
 ⑥港湾内の魚から高濃度のセシウム

1.事故から5年、外洋から放射性物質
 事故から5年近くになりました。時間が経ても外洋からは相変わらず放射性物質が見つかっています。
事故から5年経ても放射性物質が見つかる福島第一沖外洋
 ※1 (4)(5)(6)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(7)
 図―1 福島第一原発近傍外洋の放射性物質濃度

 このうち気になったのがの5,6号機放水口北側の放射性物質濃度です。以下に推移を示します。
5年経ってもなかかな下がらい5,6号機排水口付近の放射性物質濃度
※1(5)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―2 5,6号機放水口北側の放射性物質濃度

 図に示すとおり、原発事故から5年近く経ちましたが低下の兆しがありません。

2.港湾口からは前年同時期には見つからない全ベータ
 港湾内からはもっと高濃度の汚染水が見つかっています。
高い濃度の放射性物質が見つかる福島第一港湾内
  ※1 (5)で作成
  ※2  数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3  集計期間内の最大値
  ※4  SR90はストロンチウム90を示し、採取日は2015年12月14日  
 図―3 福島第一港湾内の放射性物質濃度

10月26日に海側遮水壁の工事が完了しました(8)。東京電力はこの効果で港湾内の放射性物質濃度は下がったと主張しています(9)。効果があれば汚染水の流れが悪くなり、全体の汚染水濃度が下がっていいはずです。以下に港湾口の2014年と15年10からの全ベータ濃度を示します。
前年同時期には見つからなかった全ベータが見つかる港湾口
 ※1(5)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―4 港湾口の全ベータ濃度

 港湾口は港湾と外洋の境界に当たる場所です。ここでの放射性物質濃度が低減されなれば外洋への流出が防止できたことになりません。図―4に示す通り、海側遮水壁ができる前の1年前は全ベータは見つかっていません。でも海側遮水壁が完成した2015年10月26日以降を見ると全ベータが見つかっています。一昨年末より海側遮水壁が完成した昨年末の方が全ベータ濃度が高くなっています。現時点では海側遮水壁の効果は見えません。

3.地下水バイパス上流井戸から過去最高のトリチウム
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(10)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(11)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(12)。以下に放射性物質濃度を示します。
排水基準を超えた地下水が見つかる地下水バイパス山側井戸
 ※1 (11)(12)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―5 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

地下水バイパスやサブドレンの排水基準は1リットル当たりで
  全ベータ  5ベクレル
  トリチウム 1500ベクレル
ですので(2)、多くの場所で排水基準を超えた放射性物質が見つかっています。このうち気になるが地下水バイパスNo9井戸です。
上昇傾向に転じ過去最高を記録した地下水バイパスNo0井戸のトリチウム
※(11)を集計
 図―6 地下水バイパスNo1井戸のトリチウム濃度

昨年4月位から上昇に転じ、今週は過去最高濃度を記録しました。

4.海岸付近の井戸からは今週も過去最高の放射性物質
 東京電力は福島第一原発の海岸付近やタービン建屋周りの井戸の地下水の放射性物質濃度を調べています(5)。以下に今週、最高濃度(新記録)の放射性物質が見つかった井戸の位置を示します。
高濃度の汚染地下水が見つかる福島第一海岸
 ※1 (5)を集計
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―7 海岸付近の井戸の放射性物質濃度

 このうち以降は1リットル当たりの値でNo1-14の全ベータ53,000ベクレル、セシウム550ベクレルは過去最高(新記録)です。事故から5年近くが経過しましたが、海岸付近の井戸は先週に続き(1)、今週も記録更新です。汚染水流出はますます酷くなっています。以下にNo1-14井戸の全ベータ濃度を示します。
上昇傾向に転じ過去最高を記録したNo1-14井戸の全ベータ
 ※(5)を集計
 図―8 No1-14井戸の全ベータ濃度

 10月末位から上昇に転じ、止まる気配がありません。これからも上昇が続きそうです。

5.サブドレンからとトリチウム放出量は124億ベクレル突破
 サブドレンは、原子炉やタービン建屋の直ぐ傍の井戸から汚染地下水を汲み上げ、直接にタービン建屋周囲の水位を下げ汚染水の増加量を抑えるものです(13)。サブドレンの運用は9月3日から始まったので(14)ほぼ3ヶ月半が経過しました。東京電力はサブドレン廃水の放射性物質濃度も排出量も公表しているので(15)(16)、濃度×排出量で累積のトリチウム累積の排出量を求めてみました。
124億ベクレルを超えたサブドレンのトリチウム累積排出量
 ※(15)(16)を集計
 図―9 サブドレンの累積排出量

 累積で124億ベクレルを突破しました。9月14日にサブドレン汚染水(トリチウム入り)の排水が始まってから昨日で131日なので、概ね1日約1億ベクレルのペースでしょうか?

6.港湾内の魚から高濃度のセシウム
 今週、福島第一港湾口で採れた魚のセシウム検査結果が発表になりました(1)。それによると1キログラム当たりで
  シロメバル 8,500ベクレル
  クロソイ  4,890ベクレル
  アイナメ  1,950ベクレル
など基準値の1キログラム当たり100ベクレル(17)を大きく超えるセシウムが見つかっています。以下にアイナメのセシウム濃度の推移を示します。
下がらなくなった港湾内アイナメのセシウム濃度
 ※(18)を集計
 図ー10 福島第一港湾内アイナメのセシウム濃度

 図に示す通り下がる気配がありません。これからも高濃度のセシウムに汚染されたお魚が見つかりそうです。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちらと(ブログ図表①)こちらを(ブログ図表②)参照ください。
事故から5年近く経っても改善の兆しすら見えない福島第一による海洋汚染!福島の方は心配だと思います。福島県知事はダボス会議で「福島県は世界でも例のない厳しい状況にある」と述べたそううです(19)。
 福島県川俣町の特産品に鶏肉(軍鶏)があるそうです(20)。福島県は福島産鶏肉は「安全」だと主張しています(21)。でも福島県川俣町のスーパーのチラシには福島産鶏肉はありません。
他県産はあっても福島産鶏肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―11 福島産鶏肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県川俣町の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一汚染水(1月3週)―今週も海岸付近の井戸は新記録―
(2)サンプリングによる監視|東京電力
(3)報道配布資料|東京電力
(4)(2)中の「1.海水(港湾外近傍)」を1月24日に閲覧
(5)(3)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(6)2016年1月19日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 99.0KB)PDF
(7)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(8)2015年10月26日福島第一原子力発電所 海側遮水壁閉合作業完了について(PDF 501KB)
(9)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2015年12月24日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第25回事務局会議)⇒【資料3-1】汚染水対策(14.6MB)」
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(11)(2)中の「H4エリア周辺観測孔」および「H6エリア周辺観測孔」
(12)(3)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果 」
(13)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(14)(コメント)福島第一原子力発電所におけるサブドレン他水処理施設の運用開始について|東京電力
(15)(3)中の「サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果」
(16)集水タンク・一時貯水タンクの運用状況|東京電力
(17)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(18)(3)中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>」
(19)ダボス会議で知事が復興の決意 - NHK福島県のニュース
(20)川俣シャモ - Wikipedia
(21)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(22)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
  1. 2016/01/24(日) 19:44:13|
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トラブルいっぱい福島原発(1月4週)―2週連続で下請けさんがケガ―

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、1月4週(1月17日から23日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.2週連続で下請けさんがケガ
1月18日午前11時30分頃、福島第一原子力発電所構内の2号機建屋西側付近で、土嚢運搬作業を行っていた下請けさんが、土嚢とガードレールの間に左手薬指を挟みケガをして救急車で運ばれました(2)。会見を聞いている限り(3)(4)、凍土壁の工事に従事していたようです。
 先週の1月12日午前10時前に、福島第一原子力発電所構内で汚染水タンクの解体工事をしていた下請けさんが指をが左手人差指を骨折し救急車で病院に運ばれましたので(1)、新年早々に2週連続で下請けさんがケガをしています。

2.凍土壁へ原子力規制委が質問状
 東京電力と国(資源エネルギー庁)は福島第一原発のタービンや原子炉建屋の回りを氷の壁で取り囲み、汚染水の元となる地下水の流入を抑える「凍土壁」を計画しています(5)。当初は2015年1月から凍らせる計画をしていました(6)。
 3月から凍結開始の予定だった凍土壁の計画
 ※(6)にて作成
 図―1 凍土壁工程表

 それから1年近く経った今も「凍結」は始まっていません(7)。これについて原子力規制委員会は
 「地下水水位変動の予測シミュレーションは、実測値と照らして、その予測能力が確認できること。」
とか
 「地下水が陸側遮水壁(海側)の両脇へ流れ、最終的に海へ至る場合の環境への影響評価について示すこと。」
といった論点を提示しました(8)。東電の福島第一構内での地下水制御に関する予測は(=^・^=)の見る限り外れまくっているので(9)、東京電力や国は原子力規制委の疑問に答えることができないと思います。凍土壁は(=^・^=)も支払う税金が約320億円使われています(10)。このまま凍らすことができず税金の無駄遣いで終わりそうです。1月27日に「第39回特定原子力施設監視・評価検討会」が開かれるので、そこで細かな議論がされると思います。結果は折を見て記事にしたいと思います。

3.汚染水タンクは満タン状態
 福島第一原発では地下水や地下水ドレンからくみ上げた汚染水がタービン建屋に日々流入し増え続けています。タービン建屋の汚染水は汲み上げてて
 タービン建屋⇒SARRY⇒SR処理水タンク⇒ALPS⇒処理水タンク
の順で処理されています(12)(13)(14)。最終段の処理水について
  満水率を「汚染水保管容量÷汚染水タンク容量」
と規定し、推移を示します。
満水状態が継続する福島第一処理水タンク
 ※(15)を集計
 図ー2 福島第一の「処理水タンク」の満水率

 この所、約96~98%で推移しています。ここからは(=^・^=)の想像ですが、東電はこれが限度だと判断していると思います。タンクを満タンにすると地震などで生じるスロッシング(容器内の液体が外部からの比較的長周期な振動によって揺動すること。)でタンクから液体が漏れ出すことが知られています(20)。安全にくみ上げた汚染水を保管するにはある程度の「空」が必要です。事実上は満タン状態です。
 以下に(=^・^=)が見積もった処理水タンクの容量と汚染水量の見込みを示します。手法は前の記事に記載した通りです(16)。
雨が降らなかったから減ったのに減ったとだけ主張する東電データ
 ※(1)を抜粋・加筆
 図―4 要因別の汚染水増加量

 この図を用いて東京電力は②で示す
 「地下水ドレン等から建屋への移送量は海側遮水壁の閉合に伴い一時的に増加したものの、減少傾向(②)」
と主張していますが、図をみると雨が降らなくなっています。(=^・^=)には単に雨が降らなかっただけだとおもいます。過去2週間の汚染水増加量と週毎の汚染水増加量を示すと
  1月 1日から 7日 降水量0(雨なし) 汚染水増加量 1日当たり406立方メートル
  1月 8日から14日 降水量0(雨なし) 汚染水増加量 1日当たり437立方メートル
  1月15日から21日 降水量64mm   汚染水増加量 1日当たり644立方メートル
と雨が降った途端に汚染水増加量が増えています。なを降水量は福島第一原発近くのアメダス観測点の浪江(20)、汚染水増加量は東京電力の発表(15)を集計しました。
 以下に「浪江」の月平均の降水量を示します。
3月以降に増えそうな福島第一近辺の雨
 ※(20)を集計
 図-5 福島第一近くのアメダス観測点「浪江」の月平均降水量

 12,1,2月は雨は少ないので汚染水の増加は抑えられますが、3月以降9,10月まではどんどん増えます。汚染水もどんどん増えて行く気がします。福島第一の汚染水問題は深刻さを増していると思います。今後も折に触れ記事にしていきます。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
トラブル続きの福島原発!これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県二本松市のお米の全数全袋検査数が30万袋を超えました(21)。二本松市の人口は56,962人なので(22)、十分な量です。二本松市辺りのお米は「『お天道様』に育まれたやさしい米」だそうです(23)。福島県は福島産米は全数検査されており「安全」だと主張しています(24)。テレビCMも流しています(25)。でも福島県二本松市のスーパーのチラシにはお米を含め福島産がありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―6 福島産が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(1月3週)―汚染水タンク工事で下請けさんが骨折―
(2)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力
(3)【2016年1月18日】東京電力 記者会見 - 2016/01/18 17:30開始 - ニコニコ生放送
(4)【2016年1月21日】東京電力 記者会見 - 2016/01/21 17:30開始 - ニコニコ生放送
(5)陸側遮水壁|東京電力
(6)2014年3月12日 凍土式遮水壁の計画及び進捗状況について(資源エネルギー庁)
(7)2016年1月21日福島第一原子力発電所陸側遮水壁凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 86.4KB)
(8)福島第一事故対策に関するもの | 原子力規制委員会中の「
日付、平成28年01月18日⇒ 件名、東京電力株式会社福島第一原子力発電所における陸側遮水壁の運用に係る面談 ⇒資料【PDF : 55KB】」
(9)めげ猫「タマ」の日記 勝手に福島原発十大トラブル2015
(10)東京新聞:「凍土壁」早くも黄信号 地下トンネル、汚染水抜き難航:福島原発事故(TOKYO Web)
(11)第39回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(12)汚染水対策の主な取り組み|東京電力
(13)原子炉の安定化|東京電力
(14)めげ猫「タマ」の日記 SR処理水について
(15)プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(16)スロッシング - Wikipedia
(17)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(1月2週)―ALPS停止まで130日―
(18)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2015年12月24日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第25回事務局会議)⇒【資料3-1】汚染水対策(14.6MB)」
(19)2016年1月18日建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 182KB)PDF
(20)気象庁|過去の気象データ検索
(21)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を1月22日に閲覧
(22)二本松市ウェブサイト トップページ
(23)天日乾燥  福島コシヒカリ - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合
(24)水田畑作課 - 福島県ホームページ
(25)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(26)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
  1. 2016/01/23(土) 19:40:50|
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福島は10年経っても復興しない!

 報道によると、2021年で終わる復興期間が終わった後も、福島県の東京電力福島第1原発事故による被災地域に関しては21年度以降も国が中心になって復興事業を継続する事がほほ決まったようです(1)。すなわち、福島復興は原発事故から10年後の2021年に完了できず、その後も続くことになります。
 福島は福島原発事故によって多くの放射性物質が降り注ぎました。(=^・^=)は広島原爆の30個分と試算しています(2)(3)(4)。以下に航空機モニタリングも元に作成した福島の放射線量分布を示します。
5年近くたっても広範囲に汚染が残る福島県
 ※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で1月1日時点に換算
※2 避難区域は(7)による
 図―1 福島の放射線量分布

 原発事故から5年近くが経過しましたが、福島では国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(8)を超えた地域が広く広がっています。原発事故から5年が経過しましたが、いまも多くの方が福島を正しく恐れ避けていると思います。
価格差が広がった12月のネギ取引価格
 ※(9)を転載
 図-2 価格差が拡大する福島産ネギ

 福島県はこれを風評被害と批判していますが(10)、福島の放射能汚染が続く以上は当然の結果です。
 福島原発事故後に
  2011年度から15年度 - 集中復興期間
  2016年度から21年度 - 復興・創生期間
とされ、3月末で集中復興期間が終了します。これに伴い今後の復興方針が検討されているそうです。それによると、福島県の東京電力福島第1原発事故による被災地域に関しては21年度以降も国が中心になって復興事業を継続する事になったそうです(1)。すなわち福島の復興は10年では終わりません。

<余談>
原発事故以降に福島には莫大なお金が投じられてきました。(=^・^=)なりに推計すると2017年度末までで17兆円になりそうです(11)。復興期間がさらに伸びるのでこのどれだけ必要か想像がつきません。もっと問題なのは福島の未来が見えない事だともいます。これでは福島の方は不安だと思います。
 福島県郡山市産米の全数・全袋検査数は135万件を超え、福島県随一です(12)。福島県郡山市のお米はツヤ、香り、味、粘り、柔らかさ等、美味しさの条件をすべて備えた全国に誇れるお米だそうです(13)。このお米は「安全」とされ学校給食にも使われています(14)。福島県は福島産米のテレビCMも流しています(15)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには米を含め福島産はありません。
 他県産はあっても福島産が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(15)を引用
 図―3 福島産が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県*の皆様も見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)復興基本方針>原発地域、21年度以降も国中心1月20日 河北新報
(2)めげ猫「タマ」の日記 福島は広島原爆30個分以上?
(3)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発から広島原爆の30倍のウランもえかすが!
(4)めげ猫「タマ」の日記 1gのセシュウム137の放射能
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(7)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、全国値上がり、12月のネギ価格、当然の結果です
(10)「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーン - 福島県ホームページ
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原総費用16兆9205億円は決まり―でもまだまだ増える―
(12)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(13)JA郡山市|農産物のご案内
(14)JA郡山市|事業PR
(15)TVCM ふくしまプライド。 「天のつぶ」 篇 | ふくしま 新発売。
(16)イトーヨーカドー 郡山店
  1. 2016/01/22(金) 19:41:22|
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