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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

北陸新幹線・京都ルートが有力、なんか原発新幹線

 北陸新幹線敦賀―大阪のルート案で京都ルートが有力になったようである。しかしこのルートは2兆700億円かかります(1)。それだたら、米原ルート(フル規格で5,900億円)にして、浮いたお金は福島の廃炉・賠償に回した方が合理的です。
 北陸新幹線は群馬県高崎駅を起点とし、長野、上越妙高(新潟県上越市)、富山、金沢、福井、敦賀(福井県)、大阪を結ぶ新幹線です。
曲がりくねって走る北陸新幹線
 ※(2)を引用
 図―1 北陸新幹線

 東海道新幹線のバイパス機能を強調する向きもありますが(3)、図に示す通り曲がりくねった新幹線で、およそバイパス機能など果たせません。現在、中央リニア新幹線の工事が進めらており(4)、こちらが東海道新幹線の補完するので、国家的な意義もありません。新幹線が欲しい北陸3件(富山、石川、福井)の皆様の為にだけ作られた新幹線です。もともとはスーパー特急方式で決着し着工したのですが、いつの間にかうやむやむやになりフル規格の新幹線(5)になりました。
 北陸市新幹線の敦賀―大阪間が未着工ですが(2)、ここにて未着工の敦賀―大阪間のルートについてJR日本が提唱している「京都ルート」(6)が有力になりました(1)。以下に京都ルートのその対抗とされる米原ルート(7)を示します。
原発地帯を通る北陸新幹線京都ルート
 ※1(6)にて作成
 ※2 原発の位置は(8)による。
 図―2 北陸新幹線京都ルートと米原ルート

 米原ルートの方が距離が短く、建設費も安のですが「京都ルート」が選ばれそうな理由は
 ①福井―新大阪の所要時間は、舞鶴が約1時間、東海道新幹線への乗り換えが必要な米原が1時間17分。
 ②運賃も小浜・京都が最も安い6460円、米原は9780円だった。
これにつて(=^・^=)は大きな疑念を持っています。京都ルート案では京都から新大阪にも新たに新幹線を作り新大阪に乗り入れる計画ですが、都市部の新幹線工事は難航するはずです。東北新幹線は1982年に開業しましたが、この時の始発駅は大宮でした。東京駅までつながったのは1991年です(10)。この例から行けば北陸新幹線「京都暫定開業」になりそうです。中央リニア新幹線の名古屋―新大阪間は2045年に開業予定ですが、8年の前倒しが進められているので2037年に開業すると思います。現状では北陸新幹線の東海道新幹線への乗り入れは「無理」とされていますが(9)、中央リニア新幹線が開業すれば余裕ができ乗り入れ可能となります。それまでは「京都暫定開業」になりそうです。一方で。米原からも乗り入れ可能になります。米原ルートも京都ルートも新大阪に出るには乗換が必要で「乗換に時間がかかる」のは同じです。
 京都ルートが料金が安いとされますが、これは現行の料金を距離に当てはめただけの話です。北海道新幹線は当初の想定を超える高料金になりました(11)(12)。
 それでも京都ルートが選ばれそうなのは関係者の思惑だと思います。JR西日本してみれば
 ①米原ルートでは京都ルートに比べ米原駅 - 新大阪駅間は東海道新幹線を所管するJR東海の収入となり、JR西日本の収入が減少する(9)。
 ②米原ルートにすると、北陸方面から東海道新幹線や工事中の中央リニア新幹線へのアクセスが便利になり、北陸の方が東京方面に出かける場合に北陸新幹線でなく東海道新幹線や中央リニア新幹線を使うことになり収入が減少する。
だと思います。
 安倍出戻り内閣の思惑は「原発推進」だと思います。図―2に示すように京都ルート沿いには沢山の原発があるます。原発立地の「御礼」だと思います。でも、「おばま」は間もなく退任し次は「トランプ」です(13)。
 (=^・^=)は滋賀県いじめを想定します。滋賀県には原発について消極的な知事が就任しています(14)。京都ルートだと滋賀県を通らないのに湖西線の北部が並行在来線化され滋賀県におしつけられそうです(9)。滋賀県いじめではないにしても、国の政策に反対する県の事はあまり考慮しないと思います。
なんか原発新幹線って感じです。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
国の政策においても地域の負担は最低でもメリットを超えるものではならないと考えます。北陸ルートでも北陸線の敦賀―米原間の並行在来線化は避けられないと思います。ただし米原ルートでも滋賀県にそれ程のメリットはないと思います。だったら北陸新幹線は米原ルートにし、滋賀県区間はミニ新幹線にすべきです。
 京都ルートの建設費は2兆700億円、米原ルートは5,900億円ですがミニ新幹線にしたらもっと費用は圧縮できます。福島事故では廃炉費用や賠償費用が膨らんでおり電気料金の上乗せが検討されています(15)(16)。だったら周りに迷惑をかける北陸新幹線の京都ルートはあきらめ、米原ルート(だだし滋賀県内はミニ新幹線)したらいいと思います。浮いたお金は福島の廃炉や賠償に回せばよいと思います。
 2015年3月に北陸新幹線が開業(2)してから2年近くになります。最も利益をうけたには石川県であまりメリットが無かったのは新潟県だと思います(17)。では負担はどうでしょうか?北陸新幹線の開業で新潟では2つの鉄道会社が赤字になりました。
 えちごときめき鉄道 約19億円(18)の赤字
 北越急行       約6億円(19)の赤字
 合計        約25億円の赤字
一方で石川県の平行在来線を引き次いだ
 IRいしかわ鉄道株式会社(20)は約3億円の黒字
です(21)。負担は利益を受けない所の方が多いようです。そして今、滋賀が狙われています。北陸3県(富山、石川、福井)は地域エゴです。なぜこのような事ができるかといえば政治力だと思います。北陸3県に人口はおおよそ302万人(富山108万人(22)、石川115万人(23)、福井78万人(24))です。新潟県の人口約229万にで(25)で、北陸3県の合計とあまり変わりありません。参院選挙区の定員は北陸3県も新潟県も各1で(26)、北陸3県では合計3名になります。不平等です。こうした不平等が地域エゴの原動力です。こんな不平等な制度で選ばれた安倍出戻りそうでは福島の皆様は不安だと思います。
 11月19、20日に福島県いわき市のスーパーでは福島県の「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーンが開かれたそうです(27)。福島県いわき市の特産品にネギがあります。年間を通じ採れるそうです(28)。でも、「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーンが開かれたスーパーのチラシには福島産ネギはありません。
他県産はあっても福島産ネギが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(29)を引用
 図―3 福島産ネギが無い「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーンが開かれた福島県*のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)与党が北陸新幹線「小浜京都ルート」の方針固める 3ルートで条件最良、12月に最終決定へ (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
(2)北陸新幹線 - Wikipedia
(3)北陸新幹線
(4)中央新幹線 - Wikipedia
(5)新幹線鉄道規格新線 - Wikipedia
(6)JR西社長「小浜・京都ルートが最適」 北陸新幹線延伸で  :日本経済新聞
(7)小浜・京都ルートが最速で最安 北陸新幹線、国交省3案調査結果 特集・福井の鉄道 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト
(8)日本の原子力発電所 - Wikipedia
(9)北陸新幹線敦賀以西のルート選定 - Wikipedia
(10)東北新幹線 - Wikipedia
(11)北海道新幹線って、なぜ特急券が高いの? - まぐまぐニュース!
(12)めげ猫「タマ」の日記 北海道新幹線、東京―新函館北斗間22,690円―誰が乗るの?―
(13)歴代アメリカ合衆国大統領の一覧 - Wikipedia
(14)三日月大造 - Wikipedia
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島第一廃炉費用も電気代?廃炉費用は東電積立金
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島賠償、新電力にも負担、だったら東京電力は破綻処理がより安い
(17)めげ猫「タマ」の日記 北陸新幹線、開業まで半年
(18)経営計画・決算情報 | えちごトキめき鉄道株式会社中の「第6期決算報告書(貸借対照表、損益計算書)[PDF:91KB]
(19)会社情報|ほくほく線 北越急行株式会社
(20)会社案内 | IRいしかわ鉄道株式会社
(21)(20)中の第4期(平成27年度)決算等
(22)富山県内 市町村住民基本台帳人口|富山県
(23)石川県/住民基本台帳月報(平成28年9月)
(24)福井県の推計人口 | 福井県ホームページ
(25)新潟県:新潟県推計人口(平成28年6月1日現在)
(26)参議院議員通常選挙 - Wikipedia
(27)県産食材おいしく食べて いわきでキャンペーン | 県内ニュース | 福島民報
(28)いわき市 健康情報サイト
  1. 2016/11/20(日) 20:23:24|
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トラブルいっぱい福島原発(11月3週)―サブドレンから汚染水漏れ―

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、11月3週(11月13日から19日)もしっかりトラブルが起こっています。
 ①サブドレンから汚染水漏れ
 ②3号機、核燃料プールの燃料取り出しは1年遅れ
 ③「凍土壁」の効果は見えず
 ④汚染水タンクの解体は進まず
福島第一トラブルマップ(11月3週)
 ※1 位置は(3)にる。
 ※2 リファレンスは本文参照
 図―1 福島第一トラブルマップ(11月3週)

1.サブドレンから汚染水漏れ
 サブドレンは、原子炉建屋とタービン建屋近傍にある井戸のことで、地下水をくみ上げ、海に流す事により、原子炉建屋およびタービン建屋へ流入する地下水の量を低減を目指すものです(4)。
凍土壁・海側遮水壁・サブドレンピット・地下水ドレンピット
 ※(5)を転載
 図―2 サブドレン、凍土壁、地下水ドレン、海側遮水壁

 2015年8月より運用が始まりました(6)。図に示す様に原子炉やタービン建屋近くの井戸から「地下水」を汲みあげるので、汲み上げた「地下水」は汚染地下水です。1リットル当たり1万ベクレルの全ベータが過去には見つかっています(6)。このままでは直接に流せないので「浄化装置」通し排水しますが、浄化装置で全ての放射性物質が取り除ける訳ではありません(4)。
 11月15日午後0時45分頃、サブドレン他浄化設備で汚染水漏れが見つかりまりした。1リットルの汚染水が漏れたとのことです。汚染水漏れを起こしたのは「吸着塔1B」との事です(7)(8)。以下に外観を示します。
汚染水漏れを起こした「吸着塔」
 ※(8)を引用
 図―3 汚染水漏れを起こしたサブドレン浄化設備「吸着塔1B」

 サブドレンが稼働してから1年とすこし、そろそろ劣化が始まったのでしょうか?

2.3号機、核燃料プールの燃料取り出しは1年遅れ
 事故から5年8ヶ月以上が経過しましたが、福島第一の原子炉建屋には核燃料が放置されたままです(9)。このうち3号機については昨年(2015年)6月に発表された計画では、2017年度中に核燃料プールからの燃料取り出しを始めるとしていました(9)。
2017年度3号機燃料取り出し計画を発表する東電資料
 ※(9)より作成
 図―4 2017年度中に3号機核燃料プールよりの燃料取り出しを発表する東京電力資料

 図に示すように核燃料取り出しに先立ち「カバー設置」の作業が2016年度初めより開始されるはずでしたが、今(2016年11月)の所は開始されていません。11月18日に原子力規制委員会の第48回特定原子力施設監視・評価検討会が開かれました(10)。その中で、あらたな計画が発表されました(11)。以下に示します。
3号機カーバー設置は来年からと発表する東電資料
 ※(11)より作成
 図―5 新たな3号機機核燃料プールよりの燃料取り出し計画

 図に示すように「カバー設置」の作業が2017年から始める計画に変更されています。図―4に示すように「カバー設置」には1年半程度の時間を要するとの見込みです。すると3号機機核燃料プールよりの燃料取り出しは2018年6月以降になります。ほぼ1年の遅れです。
 1年前に塚打った計画(11)が、1年で1年先延ばしにされました。これからもどんどん遅れが出てきそうです。福島第一の廃炉は30年から40年と国や東京電力は言っていますが(9)、もっとかかりそうです。

3.「凍土壁」の効果は見えず
 凍土壁は福島第一のタービンや原子炉建屋の回りを氷の壁で囲い地下水の流れを阻止し、汚染水の増加を抑止しようとするものです(5)。その第一段階として3月31日より海側の凍土壁の凍結を開始しています。現在、海洋への汚染水流出を抑える為にタービン建屋の海側に海側遮水壁等の「壁」を作り海への汚染水の流れを阻止する試みがなされています。
 放置すると溢れてしまうので、地下ドレンピット、ウエルポイント(12)あるいは、汲み上げ車両(パキュームカー)(13)で汲み上げています。これらの汲みあげは「4m盤」からの汲みあげと総称されています(12)。汚染水の増加を抑えるには海岸部(4m盤)からの汲みあげ量を減らす必要があります。東京電力は減らす対策として「凍土壁」に期待を寄せています(14)。東京電力は海側凍土壁の凍結に成功したと発表しました(15)。以下に海岸(4m盤)からの汲み上げ量と、汲み上げた汚染地下水のうちタービン建屋に送った量の推移を示します。
7月下旬と変わらない海岸部(4m盤)からタービン建屋への移送量
 ※(13)にて作成
 図―6 海岸部(4m盤)からの汚染地下水のタービン建屋への移送量

 図に示す通り8月後半から福島第一では雨が降り、移送量が増えたのですが、その後に雨が治まり10月半ばくらいから「移送量」はほぼ一定になりました。東京電力の主張通りなら、雨が少なったか7月下旬から8月半ばまでの「移送量」より減っていなくてはなりませんが、ほぼ同じ量です。効果はないようです。11月18日の第48回特定原子力施設監視・評価検討会でも特段の報告がなく、東京電力は「効果」を示せなかったようです。
 以下に東京電力が「海①-1」と院でいる部分の配置を示します。
凍土遮水壁・海1-①付近
 ※(15)にて作成
 図―7 海1-①付近の配置

 図に示すようにタービン建屋から海に向かって
  SD2⇒RW30⇒凍土壁⇒Co-15
と並んでいます。以下に地下水位を示します。
下がらないCo-15の地下水位
 ※(15)にて作成
 図―8 海1-①の地下水位

 凍土壁を挟んで山側にRW30が、海側にCo-15が配置されています。凍土壁凍結開始後に海側のCo-15の水位はあまり変化しませんが、山側のRW30の水位は上昇しています。流量を決めるのは「落差」です(16)。海への流量を決めるのは海側のCo-15と海岸の地下水位の差になります。Co-15の水位が下がら以上は落差は縮小しなので「流量」も減りません。流れる水は凍りません(17)。凍土壁で水の流が悪くなっても、内側(RW30)の水位が上昇し、水を流そうとする圧力が増すので、凍土壁を超えて海に向かう「水」の量が変わるはずがありません。


4.汚染水タンクの解体は進まず
 福島第一のタービン建屋から汲み上げた汚染水は汚染水タンクに貯められています。汚染水タンクにはフランジ型と溶接型があります(18)(19)。フランジ型のタンクは寿命が5年とも言われていますので(20)、事故から5年以上経て、寿命を迎えています。東京電力はフランジ型タンクを解体し溶接型タンクに置き換えるリプレース工事をすると発表しています(18)。
 2014年以前のSARRYは、ストロンチウム90を取り除く機能は無く、セシウムが荒どりされるだけでした。ALPSが動き出したのは2013年3月で、それ以前は福島第一の汚染水はセシウムが荒取りされただけで最終段の汚染水タンクに保管されていました。この汚染水を「濃縮塩水」と呼ばれています。その後にALPSが稼働し、「濃縮塩水」からストロンチウム90を除去する設備もでき、濃縮塩水の量は徐々に減っていきました。ただしタンクから「濃縮塩水」を全て抜き取ることはできずタンクの底に残っています。これを取り除くには濃縮塩水タンクを解体するしかないようです(1)。以下に濃縮塩水タンクとSR処理水タンクの容量の推移を示します。
変わらない濃縮塩水とSR処理水タンクの合計容量
 ※(22)を集計
 図-9 濃縮塩水タンクとSR処理水タンクの容量

 合計すると概ね27万立方メートルで殆ど一定です。一度は利用を終えた濃縮塩水タンクをSR処理水タンクとして再利用しています。本来あれば解体する筈の中古タンクを、再利用するその場しのぎの状態が続いています。
 東京電力の汚染水タンク増設計画を見ると(18)、フランジタンクを解体し新たに溶接型タンクを新設をメインにいます。
リプレイスが中心の福島第一汚染水タンク増設計画
 ※(18)を集計
 図―9 2016年10月以降の福島第一汚染水タンク増設計画

 古いフランジタンクの解体ができなければ、新規に汚染水タンクが作れなくなり、やがて汚染水が溢れてしまうかもしれません。




<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 トラブル続きの福島原発、福島の皆様は不安だと思います。
 福島県会津地方の特産品の、みしらず柿の献上箱詰めが行われたそうです(23)。福島県県北・伊達地方の特産品のあんぽ柿(24)の「自主回収」が行われたので(25)、こちらも出荷が始まったようです。福島は「柿」のシーズンです。
みしらず柿、献上・箱詰めを報じるFTV
 (26)をキャプチャー
 図-10 「みしらず柿の献上箱詰め」を報じる福島のローカルTV局(FTV)

福島県は福島産柿は「安全」だと主張しています(27)。会津のみしらず柿はとても食味がよくよいそうです(28)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産柿はありません。
他県産はあっても福島産柿が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシめげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(11月2週)―福島第一のダストモニタが警報―
(2)中長期ロードマップ|東京電力
(3)(2)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2016年10月27日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第35回事務局会議)⇒【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(8.87MB)
(4)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(5)めげ猫「タマ」の日記 凍土壁が失敗した訳
(6)2015年9月2日 海洋汚染をより確実に防止するための取り組み(PDF 3.53MB)
(7)2016年11月16日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(8)2016年11月15日福島第一原子力発電所サブドレン他浄化設備建屋における水溜まりの発見について(PDF 40.1KB)
(9)(2)中の「2015年6月12日(廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議第2回)⇒(資料3)東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ(案)(1.43MB)
(10)第48回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会
(11)資料1:福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けたオペレーティングフロアの線量低減について[東京電力]【PDF:7MB】
(12)第47回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会中の「資料3:陸側遮水壁(山側)の一部閉合[東京電力]【PDF:2MB】
(13)報道配布資料|東京電力中の「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移 」
(14)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(15)2016年10月27日 陸側遮水壁の状況(第一段階フェーズ2)(PDF 10.8MB)
(16)水力発電所の出力と有効落差の関係
(17)0℃でも凍らない水
(18)(2)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2016年10月27日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第35回事務局会議)⇒【資料3-1】汚染水対策(22.7MB)
(19)原子炉の安定化|東京電力
(20)タンク耐用年数、根拠なし 第一原発 | 東日本大震災 | 福島民報
(21)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月5週)―汚染水タンクが作れません―
(22)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(23)会津身不知柿、献上箱詰め 組合長「この日を迎えられて良かった」:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(24)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(25)お知らせ | JAふくしま未来
(26)福島のニュース (11月17日ひる放送) FTV8
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「くだもの編 [PDFファイル/197KB]
(28)みしらず柿 | JA会津よつば
(29)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2016/11/19(土) 19:42:24|
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茶番、IAEAの福島産魚検査

 日本の検査機関とIAEAが同じ福島産の魚を検査して、福島産の放射能検査が正しいか確認する試みがなされるそうです(1)。ただし日本の検査機関は福島産の殆どを検査してる福島県郡山市にある福島県農業総合センターでなく(2)、千葉県の検査機関です(1)。福島産を殆ど検査しない千葉県の検査機関とIAEAの検査が一致しても、福島産の検査が正しいとの証明になりません。とんだ茶番です。
 福島県のローカルTV局のTUFが報じる所によると、 日本の検査機関とIAEA(国際原子力機関)が同じ福島産の魚を検査して検査結果を照合し、日本の検査の正当性を確認する試みがなされるそうです。
福島産魚を千葉とIAEAで検査すると報じる福島のローカルTV局(TUF)
 ※(1)をキャプチャー
 図―1 福島産魚について、IAEAと日本側の検査機関で検査し結果を照合する試みを報じる福島のローカルTV局(TUF)

 厚生労働省の発表を見ると(3)、福島産の魚の検査は福島県郡山市にある福島県農業総合センター(2)で実施しています。日本側の検査機関は「福島県農業総合センター」でなく、図に示す通り千葉県にある検査機関です。厚生労働省の発表の中で(=^・^=)が気づいた検査機関は千葉市環境保健研究所等の「千葉」の名称が付く検査機関や成田空港検疫所がありますが、ここは千葉県や千葉県内の自治体の依頼でしか検査をしていません。この他に日本分析センター(4)や(財)海洋生物環境研究所(5)があります。ここは手広く検査を実施しているので、日本側の検査機関はどちらかなないしは両方になるとおもいます。ただし厚生労働省の発表をみると日本分析センターは2011年7月以降は福島産の検査を実施していません。(財)海洋生物環境研究所は福島産の検査を実施していません。普段は福島産を検査しない千葉の検査機関とIAEAの検査が一致しても、福島産が正しく検査されている証明にはなりません。とんだ茶番です。それでの水産庁の役人は
「国際機関が評価してくれることで、水産物が安全だということを(消費者に)知ってほしい」
と話しています。
「水産物が安全だということを(消費者に)知ってほしい」話す水産省の役人
 ※(1)をキャプチャー
 図―2 「水産物が安全だということを(消費者に)知ってほしい」話す水産省の役人


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 検査機関同士で測定結果が一致するかしないとう問題はすでにかたずいていると(=^・^=)は思います。以下に群馬県赤城大沼のワカサギの検査結果を示します。
検査機関が違っても連続性がある赤城大沼のワカサギの検査結果
 ※1(3)を集計
 ※2 日付けは検査日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―3 赤城大沼・ワカサギの検査結果

 複数の検査機関で実施しても、結果は線上にならんでおり一致した測定結果と言えます。以下に岩手県宮古市産マダラの2012年度の検査結果を示します。
検査機関が違ってもそこそこ同じ宮越産マダラの検査結果
 ※1(3)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―4 岩手県宮古市産マダラの検査結果(2012年度)

 検査機関によらず同じようなデータが出ています。日本分析センターと海洋生物環境研究所の検査結果は一致しています。すくなくとも千葉県の検査機関のデータは他の検査結果と一致しており、IAEAとの比較などしなくても検査結果は正しいと言えます。
 福島はどうでしょうか?福島産は概ね福島県農業総合センターが検査を実施しており、検査機関同士の比較ができません。そこで、海は県境を越えて通じているので、隣県と魚の検査結果を比較することにします。通常であれば汚染源がある福島産魚は隣県より高い値がでるはずです。以下にクロダイの検査結果を示します。
茨城・宮城産ではセシウムが見つかるのに福島産で見つからないクロダイの検査結果
 ※1(3)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―5 クロダイの検査結果

 厚生労働省の発表(3)を見ると、最大で1キログラム当たりで
  宮城産 50ベクレル
  茨城産 80ベクレル
のセシウムが見つかっていますが、福島産は21件全て検出限界未満(ND)です。
 以下にナガツカ(魚)の検査結果を示します。
宮城産ではセシウムが見つかるのに福島産では見つからないナガツカの検査結果
 ※1(3)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―6 ナガツカ(魚)の検査結果

 宮城産からは1キログラム当たり4.9ベクレルのセシウムが見つかっていますが、福島産は10件全て検出限界未満(ND)です。IAEAとの検査の比較先に福島でなく千葉の検査機関を選んだ理由は明らかです。
 福島の検査は他より低く出る検査です。これでは福島の皆様はたまりません。
 福島県は福島産米のテレビCMを流していますた。その中で福島産米の安全をPRしていました(6)。でも、福島県が福島産米の根拠としてる福島県産米の全数・全袋検査は(=^・^=)が調べた限りでは精度を担保データがありません(7)。福島市は新米の季節です。福島県郡山市産米の全数・全袋検査数が約 27万件になりました(8)。福島県二本松市の人口は約6万人なので(9)十分な量です。福島県二本松市当たりのお米は良食味・高品質だそうです(10)。でも福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(11)を引用
 図―7 福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)Nスタふくしま20161116 TUFchannel
(2)福島県農業総合センターのトップページ
(3)報道発表資料 |厚生労働省
(4)日本分析センター - Wikipedia
(5)海生研/施設(地図)
(6)TVCM ふくしまプライド。「お米」篇 | ふくしま 新発売。
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島産米業務用に好評、TPP早期導入で駆除を!
(8)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月17日に閲覧
(9)二本松市ウェブサイト トップページ
(10)特産品情報 | 地区別くらし情報 安達地区 | JAふくしま未
(11)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
  1. 2016/11/18(金) 19:45:28|
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南相馬市小高、避難指示解除4ヶ月、帰還者は9,604人中942人

福島県南相馬市小高区の避難指示が7月12日に解除(1)されてから3ヶ月です。10月12日時点の帰還者は対象9,604人中(2)942人(3)(帰還率10%)です。推移をみると帰還のペースが落ちています。
 福島県南相馬市は福島県沿岸部北部に位置する市です。
福島での汚染が酷い南相馬市周辺
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図―1 福島県南相馬市

 福島原発事故によって市の南側は避難区域にしていされましたが、大部分が7月12日に解除されました。
汚染地帯か津浪危険地帯で占められる南相馬市小高
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 ※3 小高と避難指示解除区域は(2)よる。
 ※4 小高の津波危険地帯は南相馬市のハザードマップによる(7)。
 図―2 小高と7月12日の避難解除区域

図に示し通り海側は津波危険地帯で山側が国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)地域が広がります。南相馬市小高の大部分は津波危険地帯か除染が必要な場所です。それでも「安全」とされ避難指示が7月12日に解除されました。それから3ヶ月です。南相馬市は小高の11月10日時点の帰還者数を対象9,604人(2)中942人(帰還率9%)と発表しました(3)。以下にこれまでの帰還者の推移を示します。
帰還が進まない南相馬市小高
 ※(2)(3)(過去分を含む)を集計
 図―3 南相馬市小高の帰還者推移

 図に示す様に帰還のペースは落ちています。帰還者数は
  8月26日時点 777人(9)
 11月10日時点 942人(2)
で、8月26日から10月12日の76日間に帰還したのは165人で、概ね1日に2人のペースです。南相馬市長は避難指示解除後1年で3千人程度の帰還を見込んでいる旨の発言をしていますが(11)、帰還がこのペースですと、今年(2016年)11月10日から避難指示解除1年に相当する来年(2017年7月12日)の244日間で約530人なるので、目論見の半分程度の1、470人になりそうです。このためでしょうか、10月の南相馬市長の会見では昼間に改定されていました(12)。
 南相馬市小高にには小学校4校 、中学校1校、高校2校があります(13)。以下に児童生徒数を示します。
小中学生が極端に少ない南相馬市小高の学校
 ※1 小学校は(14)~(17)による。
 ※2 中学校は(18)による。
 ※3 高校は(19)(20)による。
 図―4 南相馬市小高区の学校の児童生徒数

 図に示す通り高校生が多くなっています。南相馬市には高校は4校(原町、相馬農業、小高工業、相馬商業)ありますが、そのうち2校(小高工業、相馬商業)は小高にあります。図―4に示す様に学年別の人数で見ると、小中学生より大幅に多くなっています。概ね小高以外の生徒さんです。小高工業高校と小高商業高校は来年4月に統合され「小高産業技術高」として再開されます。小中学校も来年4月に再開します(21)。小中高校の児童生徒数を合計すると、723人でこれを足すと2,193人になりますが、3000人には届きません。
 これも不透明な部分がありそうです。高校について言えば、来年3月には3年生167名が卒業しますが、これと同じ数の新入生がいるか?小・中学校について言えばどれけの方が再開された学校に通うかです。
 人間がいなくなった福島の避難区域では、アライグマ等の野生動物が増えているそうです(22)。
アライグマが避難区域に進出すると報じる福島のローカルTV局(FTV)
 ※(22)をキャプチャー
 図―4 避難区域でアライグマ等の野生動物が増えていると報じる福島のローカルTV局(FTV)

 一方で、退治するハンターの方は減っているそうです(23)。原発事故が起きて無人になると、そこには野生動物が進出し住民は戻り難くなるのかもしれません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 避難区域や旧避難区域では「除染」も「野生動植物・鳥獣の保護及び狩猟の適正化」も必要です。共に「環境省」の役割です(24)。でも連携はとれてないようです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
福島県は福島産米のテレビCMを流しています。その中で福島産米の安全をPRしていました(25)。でも、福島県が福島産米の根拠としてる福島県産米の全数・全袋検査は(=^・^=)が調べた限りでは精度を担保データがありません(26)。福島は新米の季節です。福島県棚倉町産米の全数・全袋検査数が約 15万件になりました(27)。福島県棚倉町の人口は14,474人なので(28)十分な量です。福島県棚倉町あたりのお米は美味しいそうです(29)。でも福島県棚倉町のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―5 福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県棚倉町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)避難指示区域の解除について - 南相馬市
(2)南相馬市復興事業等の主な進捗状況 - 南相馬市
(3)避難の状況と市内居住の状況 - 南相馬市
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)地震・津波等ハザードマップを見直しました - 南相馬市中の「○地震・津波等ハザード解説資料 [8711KB pdfファイル
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)(2)中の「•南相馬市復興事業等の主な進捗状況について(平成28年8月) [364KB pdfファイル]
(10)市長記者会見 - 南相馬市
(11)(9)中の「【会見録】8月市長会見 [134KB pdfファイル]
(12)(9)中の「•【会見録】10月市長会見 [172KB pdfファイル]
(13)南相馬市 - Wikipedia
(14)南相馬市立小高小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(15)南相馬市立鳩原小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(16)南相馬市立金房小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(17)南相馬市立福浦小学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(18)南相馬市立小高中学校 ≫ 児童数生徒数情報|Gaccom[ガッコム]
(19)在籍数 - 福島県立小高工業高等学校
(20)小高商業高等学校の進学情報 | 高校選びならJS日本の学校(21)【小高区の学校再開】正念場の環境整備(11月16日) | 県内ニュース | 福島民報
(22)ひとり調査隊 特定外来種"アライグマ"を調査せよ! (11月10日放送) FTV8
(23)県内狩猟解禁 動物による食害深刻 | 県内ニュース | 福島民報
(24)環境省 - Wikipedia

(25)TVCM ふくしまプライド。「お米」篇 | ふくしま 新発売。
(26)めげ猫「タマ」の日記 福島産米業務用に好評、TPP早期導入で駆除を!
(27)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月17日に閲覧
(28)トップページ | 棚倉町公式ホームページ
(29)みりょく満点ブランド|JA東西しらかわ
(30)エコス/棚倉店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
  1. 2016/11/17(木) 19:42:48|
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福島県知事2年目の政治

 福島県の知事が2014年11月12日に就任してから今月(11月)で2年を迎えました。この2年を振り返ると
 ①調整が知事の本務
 ②復興は福島県民の福島離れの防止から
との印象を持ちます。

1.福島県知事としては異例の経歴
 福島県知事が公選制になってからこれまで8人の方が知事を務められました。このうち福島県出身で無い知事は現知事(長野県出身)と、初代の石原幹市郎氏の二人だけで、共に内務官僚(現知事は自治省⇒総務省(3)、初代公選知事は内務省(2))です。他の6人を見ると福島県出身で政治家(参議院議員が多い)から知事なっています(1)。

2.調整と予算獲得が知事の本務
 現知事は「現場主義」は2014年の知事選で掲げた公約の一で、福島県内59市町村を就任1年目で全て回り、避難区域の首長会談と併せた視察は既に3巡目に入ったそうです(4)。とにかくあっちこっちを回り調整に余念がないようです。
 福島県は今から140年目にそれまで交流の無く、文化もバラバラな3つの地域を適当にくっつけてできた県です。さらには中央部に安積疏水を作り、多くの開拓民がやってきました。福島は元々あった3地域(会津、中通り、浜通りと郡山市を中心とした開拓民地区の4の地区が出来上がりました。(=^・^=)が見た限り、福島県発足後も4地区の互いの交流は活発ではなく、それぞれが協調することも対立する事もなく発展してきた県です(5)。これを象徴するのが、市の人口です。上位3市を見ると
 いわき市 約35万人
 郡山市  約34万人
 福島市  約29万人
で(6)、県庁所在地の福島市の人口は3位です。(=^・^=)の知る限りこのような県は他に群馬県(人口首位は高崎市、県庁所在地は前橋市)と山口県(人口首位は下関市、県庁所在地は山口市)しか知りません(7)(8)。前橋市の中心駅の前橋駅にも山口市の中心駅の山口駅にも新幹線は来ていません(9)(10)。交通の要衝からは外されたと思います。これが発展が遅れと説明がつきますが、福島県の福島駅は新幹線の駅でもあります。また奥羽本線の起点駅でもまります(11)。それでも人口は県庁所在地にも関わらず福島県3位です。
 ところが福島原発事故によって地域間の利害調整が必要になりました。その一つに指定廃棄物の処分場の問題があります。宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の各県に一箇所づつ「最終処分場」を作り集約する計画を国は立てていますが(11)、最終処分場の設置が決まったのは福島だけです(12)(13)。設置が決められた町してみれば迷惑施設ですが、他の市町村にしてみれば是非とも必要な施設です。こうした利害対立の中で、福島県だけは「設置」が決まりました。(=^・^=)は現福島知事の「調整」が無ければ実現しなかった思います(13)。現知事の非常に大きな業績だと思います。そのためでしょうか、それなりの人気があるようです(14)。
 以下に福島県の予算・決算(歳出)額を示します。
事故後に増えたままの福島県予算・決算
 ※1(15)(16)より作成
 ※2 2014年度までは決算、15年以降は予算
 図―1 福島県の予算・決算額

 図に示す様に福島げ発事後に大幅に増えた後に減る気配がありません。以下に宮城県の予算額を示します。
震災前にもどりつつある宮城県予算
 ※(17)(18)を引用
 図―2 宮城県の予算額

 図に示す通り宮城県の予算徐々に減っています。福島が予算減ない理由は、原発事故の影響が凄まじく数年で復興にある程度の目途をつけるなど「無理」な為と思いますが、知事の努力もあり「国」から予算を引出し続ける事に成功しています。

3.「安全」より「安心」を
「安全」の国際標準の定義「許容できないリスクがないこと」です(19)。リスク は、「ある行動に伴って(あるいは行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」です(20)。危険とは、未来において、損害や損失が発生する可能性があることです。最悪の場合は、そのものの存続が困難にまります(21)。この3語を読み合わせれば「安全」を実現するには、将来に起こり得る危険を徹底的に調査し、これを排除することで「リスク」が低減でき「安全」が実現されることになるはずです。
 これとは別に「安心」との概念があります。「安心」とは気掛かりな事が無く、心が落ち着き安んじることです(22)。「安心」を実現するには二つのアプローチの方法があると思います。
 ①危険に遭う可能性を徹底的に調査し、これを「排除」し「安全」を実現し人々の「安心」得る。
 ②危険に遭う可能性を徹底的に隠蔽し、これを認識不能にし人々の「安心」得る。
福島県知事がとった方策は②です。
 前知事の時代であるが安倍度戻り内閣が発足した直後の2013年12月から翌年5月にかけて、福島県が発表する福島県福島市や郡山市の放射線量が大幅に低減しました。
人為的操作で急に減った福島市の放射線量 人為的操作で急に減った郡山市の放射線量
   (a)福島市            (b)郡山市
 ※(23)を引用
 図―3 2013年末から14年の福島県福島市と郡山市の空間放射線量推移

 図のような放射線量の低減が自然に起こることはありません。実際にしたことは
  ①放射線量の測定器(モニタリングポスト)を放射線量の低い場所に移す
  ②放射線量の測定器の回りを除染する
で、測定器周りの放射線量の低減を図りました。以下に福島県が発表している福島県内の放射線量の分布を示します。
殆んどが0.2(μSv/h)以下の福島県発表の放射線量
 ※(24)を引用
 図―4 福島県の放射線量分布(福島県発表)

 図はモニタリングポストの値を集計したものですが、図に示す通り殆どの場所で国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(25)以下になっています。この結果を元に福島県は福島の放射線量は十分に低いと主張しています(26)。以下に航空機モニタリングの放射線量分布を示します。
除染が必要な地域が広がる航空機モニタリング結果
 ※1 (27)のデータを(28)に示す手法で2016年4月に換算
 ※2 避難区域は(29)により、2016年4月時点
 ※3 伊達地区の範囲は(30)による。
 図-5 福島県の放射線量分布(航空機モニタリング)

 図に示す通り国が除染が必要だとする地域が広く広がっています。
 モニタリングポストは「点」の測定であり、図―3に示すように人為的操作で放射線量の低減が可能ですが、航空機モニタリングは「面」測定であり人為的な操作は困難です。福島では放射線量を人為的に低くするモニタリングポストの値を用い「放射線量は低い」と喧伝されています。
 福島県県民健康管理調査によれば、48.1%の方が放射線は「次世代への(遺伝的)影響の可能性が高い」と回答しています(31)。 福島では遺伝的欠陥で色素が合成できないアルビノ・ヒメマスが見つかりました(32)。放射性影響研究所は広島や長崎の原爆投下で遺伝的な影響が生じていない根拠の一つに赤ちゃんの男女比に異常が起きていない事を上げています(33)。福島原発事後に福島第一原発から20km圏内の「警戒区域」とその後に放射線量が高い事が分かり設定された「計画的避難区域」が設定されました。計画的避難地域に指定されたのは事故から1ヶ月後の2011年4月11日で、「計画的避難区域:はいわば逃げ遅れた避難区域です。図―5に示す様に飯舘村、葛尾村、川俣町の避難区域は主に「旧計画的避難区域」です。以下に飯舘村、葛尾村、川俣町の赤ちゃん誕生数を示します。
事故後に女の子は多く生まれる川俣町・葛尾村・飯舘村
 ※1(34)を転載、源データ(35)
 ※2 2016年は9月まで
 図―6 川俣町・飯舘村・葛尾村の合計の赤ちゃん誕生数

 通常は男の子がやや多くうまれるのですが(36)、図に示す通り事故前の1年間は通常通り男の子が多く生まれていますが、事故は女の子が多く生まれるようになりました。事故後の2011年3月から16年7月までの川俣町・飯舘村・葛尾村の合計の赤ちゃん誕生数は
 男の子 305人
 女の子 409人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算すると0.01%でした(34)。偶然を主張するには無理があります。
 福島の皆様が放射線による遺伝的影響を心配するのは最もであり、 これに答えるためでしょうか?福島で遺伝子の異常の有無を調べる福島ゲノム計画が2012年提唱されました。計画でな2013年度から調査を開始し、来年度(2017年度)に終える計画でした(37)。計画が提唱されて4年になりますが、進められているようなニュースを(=^・^=)は知りません。いつの間にかうやむやになった感じです。福島県知事が「安全」を目指すなら、国に督促すべきですが、そのようなニュースを(=^・^=)は知りません。
 福島県は福島産は検査されており「安全」だと主張しています(26)。ただし、検査しているのはセシウムのみであり(=^・^=)はこれで安全が担保できるかについては疑問も持っています。でも(=^・^=)が調べたが限り福島県はセシウム以外の検査は実施しようとはしていません(38)。もっとも福島県が実施するセシウムの検査にも疑問があります。以下にクロダイのセシウムの検査結果を示します。
宮城、茨城では見つかっても福島では見つからないクロダイのセシウム
 ※1(39)を転載、源データは(40)
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―7 クロダイの検査結果

 図に示す通り、宮城や茨城産クロダイからはそこそこセシウムが見つかっていますが、福島産からは見つかっていません。海は繋がっているので汚染源がある福島が低くでるなどおかしな話です。
 福島県北部の伊達地区の特産品にあんぽ柿があります(30)(41)。11月に入りシーズンです(41)。出荷の準備も整ったようです(42)。図-5に示すように伊達地区は国が除染が必要だとする0.23マイクロシーベルトを超えた地域が広がっています。福島のあんぽ柿は汚染された場所で作られます。以下にあんぽ柿の検査結果を示します。
 伊達地区が検査されなくなった福島のあんぽ柿
 ※1(39)を転載、源データは(40)
 ※2 日付けは生産日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―9 あんぽ柿の検査結果

 図に示す通り汚染が酷く、主産地の伊達地区の検査結果がありません。福島産は汚染が酷い産地の検査が避けられています。
 福島県の検査を見ると、他とは整合性がなく、汚染が酷い所の検査は避けられていますが、これを改善する兆しはありません。
 福島産に対しては福島県内でも温度差があるようです。以下に福島県ひらた中央病院が発表した福島産に対するアンケート結果を示します。
 表―1 「福島産を避けていますか?」のアンケート結果
 ※1 ①~④は(43)による。
 ※2 ⑤は⑤=①-②-③+④で計算
 ※3 ⑥は⑥=⑤÷⑥×100で計算
 ※4 ⑥は福島産野菜も米も許容している人の割合
地域によって差がある福島産の許容割合

 表に示す通り郡山市・三春町では7割近い67.4%方が福島産野菜も米も許容していますが、相馬・南相馬市では許容している方は7.1%です。いわき市は36.8%でその中間です。 
 以下に事故前(2010年3月~9月)と6年目(2016年3月~9月)の数値を示します。
 表―2 事故前(2010年3月~9月)と6年目(2016年3月~9月)の葬式(死者)数
 ※(44)を転載、源データは(35)
郡山・三春で増えても、相馬・南相馬では増えない葬式

 表に示す通り
 7割近くが福島産を許容する郡山市・三春町  8.2%増
 約7%が福島産を許容する相馬市・南相馬市 △1.2%減
です。郡山市・三春町についてこのような事が起こる確率を計算したら1.7%であり、5%を下回っているので、統計的な差があります(35)。
 以下に表―1,2より作成した福島産を許容する割合と事故前に対する葬式(死者数)の増加率を示します。
福島産を許容する程に増えている福島の葬式
 ※表―1,2より作成
 図―10 事故前(2010年3月~9月)に対する6年目(2016年3月~9月)の葬式(死者)の増加率と福島産を許容する割合

 図に示す通り福島産を許容する程に葬式が増えています。
 こうした姿勢が最も良く表れているのが、今月初旬に発覚した福島各所の洗車場で高濃度に汚染された洗車汚泥が事故後も放置されたままになっている問題だと思います。業界団体は「健康被害の恐れがある」と不安を訴えているそうです(45)。だったら、対策をとれないまでも注意を呼びかけ「健康被害」の防止を図るべきですが、福島県は風評被害を恐れ、公表を控えてきたそうです(46)。

4.福島復興は「福島離れ」の解消から
 福島は事故から5年経て汚染されたままです。多くの方が福島を恐れ、避けたと思います。以下に福島県の県外避難者数を示します。
なかなか減らず今なを4万人以上の福島県外避難者
 ※(47)を集計
 図―11 福島県の県外避難者数

 事故から5年8ヶ月以上が経過しましたが、今も4万人以上の方が福島を離れ避難をしています。避難ならまだ将来は戻ってくる可能性がありますが、福島に見切りをつける方もいます。
 以下に今年(2016年)3~9月の福島県の社会的増減を示します。
20代前半、特に女性の社会減が多い福島
 ※(48)を転載、源データは(35)
 図―12 2016年3~9月の福島県の社会的増減

図に示す通り10代後半と20代前半で社会減(転出者が転入者を上回る事)が多くなっています。3~9月の福島の15歳から24歳の社会減を合計すると3,990人になります。新たに成人に達した人口(平成28年1月1日現在20歳の人口)は、推計で19,100人です(49)。15歳から24歳の社会減の人数はこの2割を超えます。20歳前後は就職や大学進学といった新たな一歩を踏み出す時期です。福島の方には福島から踏み出すか、福島を出るか選択を迫られる時でもあります。そして2割を超える方が福島県外からのスタートを決断したようです。
 図-2に示すように福島の社会減は20代前半、特に女性に顕著です。以下に20代前半の各年3-9月の社会的増減の推移を示します。
 去年より増えた今年3-9月の20代前半女性の社会減
 ※(48)を転載、源データは(35)
 図-13 20代前半の各年3-9月の社会的増減

 図に示すように20代前半女性の社会減が事故後の6年間、男性の社会減を大きく超えています。改善されるどころか5年目と6年目を比べると悪化しています。20代前半の社会減を見ると
 原発事故5年目(2015年3~9月) △1,459人
 原発事故6年目(2016年3~9月) △1,576人
で約8%増えています。若い女性の福島から脱出は収まるどころか逆に増えています。このままでは福島は将来のお母さんとなるべき若い女性がいなくなり、子供が生まれなくなります。老人と男だけになって衰退していきます。
 福島離れは福島に残った方にも起きています。福島県いわき市では四倉と勿来の海水浴場が開いています。以下に来場者数を示します。
回復しない福島の海水浴客
 ※(50)を転載
 図―14 福島県いわき市の四倉と勿来の海水浴客数

図に示す通り事故から6年目になりましたが、海水浴客は戻っていません。
 福島産離れも深刻だと思います。 福島県と宮城県沿岸部に店舗を展開する地域スーパーがあります(5)。宮城県に8店舗、福島県に休業中の1店舗(5)を含む6店舗を展開しています(6)。このスーパーチェーンでも「委託販売」を依頼して頂ける生産者を募集しています(1)。以下に募集している店舗としていない店舗を示します。
福島県外が主な委託元募集先
 ※1(51)を転載
 ※2(27)の数値データを元に(28)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※3 避難区域は(29)による
 図―15 委託販売元を募集している店舗

 宮城県内の店舗では全て募集していますが、福島県県内では1店舗です。福島の地域スーパーは「福島産」を嫌がっているようです。
 以下に福島を代表する果物のモモ(52)を示します。
原発事故後に拡大した福島産と山梨産のモモの価格差
 ※(52)を転載
 図―16 東京中央卸売市場のモモの取引価格

 モモの最大の産地は山梨ですが(52)、山梨産に比べ事故後に価格差が拡大し解消する様子がありません。
 以下に福島への福島県外からの修学旅行などの教育旅行に来られた人数を示します。
 回復しない福島県外から福島への教育旅行
 ※(53)で作成
 図―17 福島県外からの教育旅行者数


 以下に新潟県から福島県へ教育旅行に出かけた方の人数を示します。
回復の兆しが無い新潟から福島への教育旅行
 ※(53)を集計
 図―18 新潟県から福島県へ教育旅行に出かけた方の人数

 新潟は福島隣県であり、福島から新潟へは3,218人方が福島から避難されちます(47)。これは東京(5,301人)、神奈川(4,153人)、茨城(3,721人)に次いで4位の人数です。福島隣県であり福島からの避難者も多い新潟県では福島の情報は多いと思います。こうした所では福島離れは収まる気配がないと思います。
 福島県知事は福島離れの防止を前知事よりも強烈に実施しています。県外を含む自主避難者については5ヶ月後の来年(2017年)3月末で住宅の無償提供を打切り(54)、その代わり福島県外がから帰還する方には1世帯当たり10万円、県内から帰還する方には5万円の補助をだすとしています(55)。飴と鞭で自主雛者を呼び戻そうとしています。
 前知事時代に記憶がありませんが、スーパーのチラシに登場して福島産をアピールしています。
チラシに登場する福島県知事
  ※(56)を転載
 図―19 スーパーのチラシに登場する福島県知事

福島離れの防止の為にあちこちに出かけ福島をPRしているようです(57)。10月も見ると
10月7日 県産モモ20トンの海上輸送による輸出成果報告
10月25日 「ふくしまから はじめよう。食の商談会 ふくしまフードフェア2016」開会セレモニー
10月28日 チャレンジふくしまフォーラムin関西
などがあります(58)。
 (=^・^=)が面白いと思ったのは福島県知事の交際費です。昨年11月に福島特産の「柿」の献上が行われましたが(59)、同月に知事交際費として「柿の献上」で6万円が支出されています(60)。今年8月には「桃」の献上が行われましたが(61)、、同月に知事交際費として「桃の献上」で 56,400円が支出されています(62)。桃や柿を陛下に献上するのは、陛下にお喜び頂く為では無く、福島産のPRと生産さんのモチベーションの向上にあると思います。いわゆる「風評被害対策」のひとつです。
 福島県は福島産米のテレビCMを流しています。その中で福島産米の安全をPRしていましす(63)。
 福島への教育旅行を呼びかけるメッセージを8月に発表してます(64)。福島県外から福島に教育旅行に行く場合には、補助金を出しています(65)。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県は福島の復興の柱に「福島離れ」の防止を上げているようです。これを「環境」の問題でなく「心」の問題と捉え、対策を練っているようです。以下に福島産モモの検査結果を示します。
6 年連続でセシウム入りの福島産モモ
 ※1(52)を転載、源データは(40)
 ※2 日付けは生産日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―20 福島産モモの検査結果

 6年連続でセシウム入りです。福島県は基準値以下で「検査で安全確認がされた」主張していますが(66)、これは福島県の論理であって消費者にすれば放射能入り果物と放射能の無い果物を比べれば放射能の無い方が良いに決まっています。だいたい福島の検査には怪しい所があります。福島の皆様の理解が得られるか心配です。
 福島県は福島産米のTVCMを流し、安全性をアピールしています(63)。でも、福島県が福島産米の根拠としてる福島県産米の全数・全袋検査は(=^・^=)が調べた限りでは精度を担保データがありません(67)。福島は新米の季節です。福島県いわき市産米の全数・全袋検査数が約 44万件になりました(68)。同市の人口は約35万人なので(68)、市民が食べるには十分な量です。福島県いわき市のお米は「Iwaki Laiki」なるブランド米だそうです(70)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(71)を引用
 図―21 福島産ナシが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県知事一覧 - Wikipedia
(2)石原幹市郎 - Wikipedia
(3)内堀雅雄 - Wikipedia
(4)<福島知事1期目>裏方経験生かし奔走 | 河北新報オンラインニュース
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島県について
(6)平成27年国勢調査 人口等基本集計結果(確定値)について - 福島県ホームページ
(7)平成27年国勢調査 「人口等基本集計結果」(確報)群馬県の概要
(8)山口県/統計分析課/国勢調査・平成27年国勢調査人口等基本集計結果
(9)前橋駅 - Wikipedia
(10)山口駅 (山口県) - Wikipedia
(11)福島駅 (福島県) - Wikipedia
(12)指定廃棄物について|放射性物質汚染廃棄物とは|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(13)福島県における取組み|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島中間貯蔵施設受け入れ1周年―前に進まず―
(15)予算の概要 - 福島県ホームページ
(16)決算関係資料 - 福島県ホームページ
(17)決算の推移(平成18年度から平成27年度まで) - 宮城県公式ウェブサイト
(18)宮城県平成28年度当初予算等提出議案 - 宮城県公式ウェブサイト
(19)安全 - Wikipedia
(20)リスク - Wikipedia
(21)危険 - Wikipedia
(22)安心 - Wikipedia
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島市の放射線量激減―測定器をいじっただけ―
(24)福島県放射能測定マップ
(25)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(26)「ふくしま復興のあゆみ」を更新しました。 - 福島県ホームページ
(27)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(28)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(29)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(30)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(31)県民健康調査における中間取りまとめ - 福島県ホームページ
(32)めげ猫「タマ」の日記 福島に遺伝的欠陥で色素が合成できないアルビノ・ヒメマス現る。
(33)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所
(34)めげ猫「タマ」の日記 女の子が特異的に生まれる全村避難の福島県飯舘村(2016年9月)
(35)福島県の推計人口(平成28年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(36)出生性比
(37)(新)福島におけるゲノム解析による放射線遺伝影響調査(福島ゲノム調
(38)めげ猫「タマ」の日記 福島産について
(39)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月2週)―危険なセシウム汚染食品が福島で見つかる。福島県はなにもせず。―
(40)報道発表資料 |厚生労働省
(41)あんぽ柿 - Wikipedia
(42)鮮やか柿色!黄金のカーテン 伊達・梁川であんぽ柿の生産本格化:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(43)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(44)めげ猫「タマ」の日記 原発事故6年目も「福島産、食べて応援、あの世行」
(45)洗車汚泥に放射性物質 東電、対策取らず | 河北新報オンラインニュース
(46)<洗車汚泥>風評被害恐れ公表されず | 河北新報オンラインニュース
(47)県外への避難者数の状況 - 福島県ホームページ
(48)めげ猫「タマ」の日記 若い女性が逃げて行く、原発事故6年目3-9月の福島
(49)福島県の「申(さる)年生まれ」と「新成人」の人口(参考)~平成28年 新年にちなんで~ - 福島県ホームページ
(50)めげ猫「タマ」の日記 福島「風評被害」、解消目標は2018年3月、でも30年は続く
(51)めげ猫「タマ」の日記 福島産を嫌がる福島県の地域スーパー
(52)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、山梨値上がり7,8月のモモ価格、当然の結果です。
(53)平成27年度福島県教育旅行入込調査報告書について - 福島県ホームページ
(54)東京新聞:住宅無償提供の1年後打ち切り 県が戸別訪問検討、自主避難者の不安に対応:群馬(TOKYO Web)
(55)避難者支援ハンドブックについて - 福島県ホームページ
(56)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月5週)―汚染水タンクが作れません―
(57)平成28年度 - 「ふくしまから チャレンジはじめよう。 ~ 福島県知事 内堀雅雄のページ ~」 - 福島県ホームページ
(58)知事の動き(平成28年10月) - 福島県ホームページ
(59)皇室に献上「みしらず柿」箱詰め 会津若松|日テレNEWS24
(60)平成27年度11月分 - 福島県ホームページ
(61)献上桃の選果式 | 桑折町ウェブサイト
(62)平成28年8月分 - 福島県ホームページ
(63)TVCM ふくしまプライド。「お米」篇 | ふくしま 新発売。
(64)教育旅行関係者へ向けた知事メッセージ - 福島県ホームページ(65)福島県内で宿泊を伴う教育旅行を実施する県外の学校へ、バス経費の一部を補助します - 福島県ホームページ
(66)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(67)めげ猫「タマ」の日記 福島産米業務用に好評、TPP早期導入で駆除を!
(68)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月16日に閲覧
(69)トップページ - いわき市役所
(70)いわき市産ブランド米「Iwaki Laiki」好評販売中 | いわき市 観光情報サイト
(71)平尼子店 | マルト - 店舗情報
  1. 2016/11/16(水) 19:47:38|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月2週)―危険なセシウム汚染食品が福島で見つかる。福島県はなにもせず。―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。11月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。今週は基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数1,506件中1件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大250ベクレル(福島で売られていたハツタケ)。
事故から5年8ヶ月以上過ぎてセシウム汚染食品が売られる福島
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年11月2週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 危険なセシウム汚染食品が福島で見つかっています。今週の結果を(=^・^=)なりに纏めると、
 ①危険なセシウム汚染食品が福島で見つかる。福島県はなにもせず。
 ②福島のキノコは福島県検査は12ベクレル、県外検査は89ベクレル
 ③福島・伊達のあんぽ柿のシーズン、検査結果はありません
 ④福島県二本松市産ハチミツから67ベクレル、過去最高

1.危険なセシウム汚染食品が福島で見つかる。福島県はなにもせず。
 福島で基準値の2.5倍のセシウム汚染食品が見つかりました。販売されていたそうです。以下に詳細を示します。
 ①品名   ハツタケ(キノコ)
 ②セシウム 1キログラム当たり250ベクレル
 ③発見場所 福島県内
 ④流通品(お店で販売)
 ⑥購入日  11月7日
 ⑤検査(発見)日 11月8日
です(8)。発表では「福島県内」で販売とありますが、同じく11月7日に購入したキノコは「福島産」が明記されています。以下に品名と1キログラム当たり値を示します(9)。
 ①ムキタケ    63ベクレル
 ②ナラタケ    検出限界未満(ND)
 ③シモフリシメジ 98ベクレル
 ④ムキタケ    28ベクレル
 ⑤シロシメジ   99.394ベクレル
⑤(10)は2桁で四捨五入すれば基準値と同じ100ベクレルですが、桁数を増やし基準値未満しています。基準超のハツタケの産地の公表されず「福島県内で流通」とあるだけですが、他の5件は「福島産」です。そして基準値を超えた物だけは産地の発表がありません。
 本件は11月8日に見つかったのですが、公表されたのは6日後の11月14日です。この間に福島県は先行して公表するなりいろいろと調査するなどができたはずですが、福島県の担当課のHP(11)には何の発表もありません。福島県民や福島を訪れる観光客の皆様の「安全」を最優先に考えるなら詳細な事実(販売場所や産地)を直ぐに公表し、さらには追加調査をすべきですがそのような様子がありません。
 福島では高濃度に汚染された「洗車汚泥」が事故後5年7ヶ月に渡り洗車場内に「放置」されていたのですが。福島県は「風評被害を恐れ、公表を控えてきた。」事実が11月初旬に発覚しました(12)。(=^・^=)には同じ構図でしょうか?
 福島では基準超のセシウム汚染食品が市場に流出し販売されていても、直ぐに公表される事はなく、そのまま放置されます。

2.福島のキノコは福島県検査は12ベクレル、県外検査は89ベクレル
 以下に福島産キノコ類(栽培は除く)の福島県内と県外の検査結果を示します。
県外検査に比べ低い福島のキノコの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 福島県内で流通も含む
 ※3 日付けは収穫日ないし購入日
 ※4 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※5 精密検査のみ集計
 ※6 福島県外検査は「国立医薬品食品衛生研究所」が実施 
 図―2 福島のキノコ類の検査結果

 1項で記載の通り福島では基準超の汚染キノコが市場に流出しましたが、福島県の検査ではそれ程には高くありません。1キログラム当たりの平均値で見ると
 福島県内で検査 12ベクレル(検査数95)
 福島県外で検査 90ベクレル(検査数6)
です。7倍以上違います。同じ物を測っているににおかしな話です。
先週の記事でスズキやクロダイで、福島隣県ではセシウムが見つかっているのに福島では見つかっていない旨を書きました(4)。データが追加になったので、以下に示します。
宮城、茨城、千葉では見つかっても福島では見つからないスズキのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 ※4 淡水性の物を除く
 図―3 スズキの検査結果

 図に示す通り、千葉だけでなく宮城や茨城産スズキからもセシウムが見つかっています。でも、福島産スズキからは見つかっていません。数を数を数えると全23件で全てで検出限界未満です。
宮城、茨城では見つかっても福島では見つからないクロダイのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 図―4 クロダイの検査結果
 
 図に示す通り、宮城や茨城産クロダイからはそこそこセシウムが見つかっていますが、福島産からは見つかっていません。数を数を数えると全21件で全てで検出限界未満です。
 スズキにしてもクロダイにしても、海は繋がっているので汚染源がある福島が低くでるなどおかしな話です。厚生労働省の発表(1)を見ると、福島産農産物の検査は概ね福島県農業総合センターで実施しています。ここは福島県農林水産部に所属しており(13)。中立性に疑問があります。
 福島産は他所より低く出る検査で安全とされ出荷されます。

3.福島・伊達のあんぽ柿のシーズン、検査結果はありません
 福島県北部の伊達市、桑折町、国見町の特産品にあんぽ柿があります(14)。以下にあんぽ柿産地と二本松市を示します。
事故から5年8ヶ月以上経て、除染が必要な福島
 ※1(15)の数値データを元に(16)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(17)による
 図-5 あんぽ柿産地と二本松市

 図に示す通り福島・あんぽ柿の産地は避難地域に隣接し、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超(18)えた地域が広がっています。福島のあんぽ柿は汚染された台地で作られます。
 11月になりあんぽ柿のシーズンになりました(14)。出荷準備も整っているようです(20)。検査結果が心配です。以下に伊達市・桑折町・国見町の精密検査結果を示します。
伊達地区が検査されなくなった福島のあんぽ柿
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは生産日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 ※4 伊達市、桑折町、国見町を伊達地区と表記
 図―6 あんぽ柿の検査結果

 図に示す通りこれまで、基準値の倍以上の1キログラム当たり200ベクレルを超えるセシウムが見つかっています。それでも今年(2016年)は検査結果がありません。でも、主産地で無い伊達地区(伊達市、桑折町、国見町)以外は確り検査しています。
 福島産は汚染の酷い産地を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。


4.福島県二本松市産ハチミツから67ベクレル、過去最高
 以下に福島県二本松市産のハチミツのセシウム濃度を示します。
事故から5年8ヶ月過ぎて過去最高を記録した二本松市産はちみつのセシウム濃度
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは生産日
 ※3 NDは検出限外未満(見つからない事)を示す。
 ※4 凡例は検査機関を示し衛生研究所は福島県衛生研究所、農業総合センターは福島県農業総合センター
 図―7 二本松市産ハチミツの検査結果

 図に示す通り、事故から5年8ヶ月以上が経ちましたが最高値を記録しました。値は1キログラム当たり67ベクレルで基準値寸前です。その前2回の検査は検出限外未満(ND)でした。
 福島産はセシウムの濃度が突然に上昇する事があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・セシウム汚染食品が市場に漏れても放置される福島
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
 これでは福島の皆様は心配だと思います。
 福島県福島市ではリンゴの主力品種「サンふじ」の収穫が始まりました(22)。福島はリンゴの季節です。同市のリンゴ出荷額は40.5億円で(23)、同市主力農産物です。福島のリンゴは甘みが強く、密入りが良いと言われています(24)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(25)。でも福島福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産あっても福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―8 福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1007報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月1週)―千葉のスズキからセシウム、福島は20件全数ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「3 国立医薬品食品衛生研究所の検査結果⇒検査結果(PDF:38KB)
(8)(7)中のNo1
(9)(7)中のNo16~20
(10)(7)中のNo20
(11)環境保全農業課 - 福島県ホームページ
(12)<洗車汚泥>風評被害恐れ公表されず | 河北新報オンラインニュース
(13)農林水産部 - 福島県ホームページ
(14)あんぽ柿 - Wikipedia
(15)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(16)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(17)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(19)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(20)新施設であんぽ柿作り JAふくしま未来 寒さ増し味覚増す | 県内ニュース | 福島民報
(21)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒PDF 検査結果(PDF:170KB)
(22)「サンふじ」たわわ 福島でリンゴの収穫作業、全国に出荷へ:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(23)統計データ
(24)特産品情報 | 地区別くらし情報 福島地区 | JAふくしま未来
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(26)イオン福島店

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2016/11/15(火) 19:40:59|
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福島第一汚染水(11月2週)―事故から5年8ヶ月、外洋からはストロンチウム90等の放射性物質―

 福島第一原発汚染水の11月2週(11月7日から13日)の状況を纏めてました。先週に続き(1)、各所で汚染が見つかっています。
 ①事故から5年8ヶ月、外洋からはストロンチウム90等の放射性物質
 ②法令違反の汚染排水が流れる福島第一排水路
 ③各所でストロンチウム90が見つかる港湾内
 ④地下水バイパス山側井戸のトリチウムが急上昇
 ⑤海岸付近の井戸からは過去最高のストロンチウム90
 ⑥上昇傾向に転じた地下水ドレン汲み上げ水のトリチウム濃度

1.事故から5年8ヶ月、外洋からはストロンチウム90等の放射性物質
事故から5年8ヶ月以上経て、放射性物質が見つかる福島第一外洋
 ※1(4)(5)(6)(7)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(8)
 ※4 集計期間内の最大値
 ※5 ストロンチウム90はSR90と略し、採取日は9月10日
 図―1  福島第一原発の放射性物質濃度

 図に示す通り、事故から5年8ヶ月以上が過ぎましたが、福島第一起きの外洋からは今週も確りストロンチウム90等の放射性物質が見つかっています。
 以下に1号機放水路・上流側立坑の放射性物質濃度を示します。
上昇する1号機放水路・上流側立坑の放射性物質濃度
 ※(7)にて作成
 図―2 1号機放水路・上流側立坑の放射性物質濃度

 図に示す通り乱高下したがなも確り上昇しています。乱高下していいるので、放射性物質が流れ込みと流出を繰り返していると思います。流出した汚染水は最後の行き場は海です。

2.法令違反の汚染排水が流れる福島第一排水路
福島第一原発構内には幾つもの排水路が走っています(8)。以下に排水路の汚染状況をしめします。
法律違反の汚染排水が流れる福島第一原発排水路
 ※1(6)(9)を集計
 ※2 値は1リットル当たりで集計期間の最高値
 ※3 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※4 赤丸()はサンプリング地点
 図-3 福島第一原発排水路の放射性物質濃度
 ストロンチウム90の法定限度は1リットル当たり30ベクレルで(3)、全ベータの半分はストロンチウム90なので、全ベータの法定限度は1リットル当たり60ベクレルです。図に示す通り、K排水路からは法定限度を超えるの1リットル当たり65ベクレルの法律違反の全ベータに汚染された排水が流れました。以下に推移を示します。
法律違反の汚染排水が度々流れるK排水路
 ※1(9)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―4 K排水路の放射性物質濃度

 図に示す通り過去にも法定限度を超えた法律違反の汚染排水が幾度となく海に流れています。やがて外洋に出て福島の海を汚染し続けるはずです。

3.各所でストロンチウム90が見つかる港湾内
 以下に今週の港湾内の汚染状況を纏めます。
港湾内各所で見つかるストロンチウム90
  ※1 (4)を集計
  ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3 集計期間内の最大値
  ※4 SR90はストロンチウム90を示し、採取日は10月3日
 図―5 福島第一港湾内の放射性物質濃度

 図に示す通り多くの地点でストロンチウム90が見つかっています。港湾を経由しストロンチウム90は外洋に流出しているはずです。以下に物揚場前のストロンチウム90の推移をしめします。
上昇する物揚場前のストロンチウム90濃度
 ※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―6 物揚場前のストロンチウム90濃度

 確り上昇しています。

4.地下水バイパス山側井戸のトリチウムが急上昇
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(10)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(11)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(12)。以下に放射性物質濃度を示します。
排水基準を超えた汚染地下水が見つかる地下水バイパスと山側井
 ※1 (11)(12)にて作成。
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―7 地下水バイパスと山側(上流井戸)の放射性物質濃度

地下水バイパスやサブドレンの排水基準は1リットル当たりで
  全ベータ  5ベクレル
  トリチウム 1500ベクレル
ですので(3)、排水基準を超えた放射性物質が見つかっています。この中で気になったのがE-10のトリチウム濃度です。以下に推移を示します。 
上昇するE-10井戸のトリチウム
 ※(10)を集計
 図―8 E-10井戸のトリチウム濃度

 図に示す通り乱高下しながら上昇しています。この先が心配です。

5.海岸付近の井戸からは過去最高のストロンチウム90
 以下に海岸付近の地下水の放射性物質汚染の状況を示します。
法定限度を超えた汚染地下水が見つかる福島第一の海岸
  ※1 (4)を集計
  ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3 集計期間内の最大値
  ※4 SR90はストロンチウム90を示し、採取日は10月4日
 図―8 海岸付近の地下水の放射性物質汚染の状況

図に示す様に法定限度を大きく超える汚染地下水が見つかっています。このうちNo1井戸の90ストロンチウム90の1リットル当たり19,000ベクレルは過去最高です。以下に推移を示します。
再上昇し過去最高を記録したNo1井戸のストロンチウム90
 ※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す
 図―10 No1井戸の放射性物質濃度

 図に示すように9月に入り再上昇し、過去最高です。この先が心配です。

6.上昇傾向に転じた地下水ドレン汲み上げ水のトリチウム濃度
福島第一で海岸に水を通さない「壁」を作り海岸から海への汚染水の防止する「海側遮水壁」を完成させました(13)。それまでは「海」に流れていた汚染水が「海側遮水壁」の内側に溜まり放置すると溢れるので、これを汲みあげています(14)。これを「地下水ドレン」と名付けています。以下に地下水ドレンの汲みあげ部分の配置を示します。
地下水ドレンの配管とタンク
※(15)にて作成
 図-11 地下水ドレンの井戸と一時保管用のタンク

これを「地下水ドレン」と名付けています。トリチウムの排水基準は1リットル当たり1,500ベクレルで(2)、これを超えると海には流せません。東京電力はトリチウムを取り除くことはできないとしています(14)。以下に3との中継タンクA,B,Cのトリチウム濃度を示します。
上昇傾向が続く中継タンクCのトリチウム濃度
 ※(15)(16)にて作成
 図―12 地下水ドレン中継タンクAの放射性物質濃度

 図に示す通り中継タンクA,Bのトリチウムは排水基準を超えまたままです。しかたがので、タービン建屋に送っており(17)、汚染水増加の要因になっています。東京電力の発表(17)を見ると、中継タンクAからタービン建屋に送る量が最も多く、中継タンクCからは殆ど送っていません。中継タンクCから汲み上げた汚染水は浄化装置を経由して海に流しているようです。たぶん、中継タンクBから汲み上げた汚染水の一部も中継タンクC等の基準を下まわている汚染水と混ぜて、薄めてから海に流しています。
 (=^・^=)が気になったのは中継タンクCのトリチウム濃度です。じわじわ上昇し最新データでは1リットル当たりで420ベクレルに達しています。このまま上昇が続けば中継タンクCの水で、他の汚染水を薄めることができなくなりタービン建屋に送る量が増えます。さらに上昇し「排水基準」を超えば中継タンクCの汚染水もタービン建屋に送る事になります。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 事故から5年8ヶ月以上が経過しましたが、福島第一の汚染水漏れは収まる気配がありません。これでは福島の皆様は心配だと思いまます。
 福島県は福島産米のテレビCMを流しています。その中で福島産米の安全をPRしていました(18)。でも、福島県が福島産米の根拠としてる福島県産米の全数・全袋検査は(=^・^=)が調べた限りでは精度を担保データがありません(19)。福島は新米の季節です。福島県会津若松市産米の全数・全袋検査数が約57万件になりました(20)。同市の人口は約12万人なので(21)、市民が食べるには十分な量です。会津若松市当たりのお米は最高の食味であることが認められているそうです(22)。でも福島県会津若松市のスーパーのチラシに福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―13 福島産米が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一汚染水(11月1週)―事故から5年8ヶ月、外洋からはストロンチウム90やトリチウム等の放射性物質―
(2)報道配布資料|東京電力
(3)サンプリングによる監視|東京電力
(4)(2)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(5)(3)中の「1.海水(港湾外近傍)」
(6)(3)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング」⇒「南放水口・排水路」
(7)(2)中の「福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果 」
(8)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(9)(2)中の「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて 」
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(11)(3)中の「H4エリア周辺観測孔」および「H6エリア周辺観測孔」
(12)(2)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果
(13)海側遮水壁|東京電力
(14)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(15)(2)中の「中継タンクの分析結果」
(16)X.地下水|東京電力中の「地下水ドレンポンド・中継タンク水質分析」⇒「分析計画名称 地下水ドレンポンド揚水井通常水質分析(H28年度分)」⇒「分析結果 CSV 」
(17)(2)中の「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移 」
(18)TVCM ふくしまプライド。「お米」篇 | ふくしま 新発売。
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島産米業務用に好評、TPP早期導入で駆除を!
(20)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を11月14日に閲覧
(21)会津若松市
(22)会津米 | JA会津よつば
(23)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2016/11/14(月) 19:45:31|
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緊急のお知らせ、福島でセシウム汚染食品は売られています。注意して下さい。

 福島県内で基準値を超えるセシウムに汚染されたセシウム汚染食品は売られています。詳細は以下の通りです。
 ①販売場所:  福島県内
 ②品名:    ハツタケ
 ③セシウム濃度:1キログラム当たり250ベクレル
なお、福島産のシロシメジからは1キログラム当たり99.394ベクレルのセシウムが見つかっているので(3)、福島産を否定できません。

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2016/11/14(月) 19:44:32|
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福島産を嫌がる福島県の地域スーパー

 福島県と宮城県沿岸部に店舗を展開する地域スーパーの「地場生産者さん募集」の欄をみたら(1)、宮城県の8店舗全てで募集していましたが、福島県内の6店舗(休業中1店舗を含む)で募集していたのは1店舗の実でした(1)。福島の地域スーパーは福島産を嫌がっているようです。
 (=^・^=)の住む街でも見かけるのですが、地元産野菜を農家がスーパーなので「委託販売」するコーナーを見かけることがあるます(2)。福島でもこのようなシステムがあるようですが、問題を起こす事もあるようです。福島では出荷制限中の大豆やユズがこのルートで販売されているのが見つかっています(3)(4)。多分、氷山の一角で実際はもっとありそうな気がします。福島のスーパーは警戒すると思います。
 福島県と宮城県沿岸部に店舗を展開する地域スーパーがあります(5)。宮城県に8店舗、福島県に休業中の1店舗(5)を含む6店舗を展開しています(6)。このスーパーチェーンでも「委託販売」を依頼して頂ける生産者を募集しています(1)。以下に募集している店舗としていない店舗を示します。
福島県外が主な委託元募集先
 ※1(1)(6)にて作成
 ※2(7)の数値データを元に(8)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※3 避難区域は(9)による
 図―1 委託販売元を募集している店舗

 宮城県内の店舗では全て募集していますが、福島県県内では1店舗です。福島の地域スーパーは「福島産」を嫌がっているようです。このような事をすれば「風評被害」との批判する報道があってもいいのですが、(=^・^=)は知りません。このような行動は福島県沿岸部北部の皆様から一定の理解が得られていると思います。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 今年の6月に九州や中国地方など西日本の14生活協同組合でつくるグリーンコープ連合(本部・福岡市)が製作した夏ギフトカタログの東日本大震災の復興応援企画で、東北6県のうち福島県のみが除外されて「東北5県」として掲載されている事が発覚し、福島のあるマスコミは反発しました(10)。でも本文に紹介した通り福島のスーパーが委託販売元の募集にほぼ福島を除外したことには反発していません。CNNが福島の帰宅困難区域が殆どかたずいていない状態を報じた時も、反発しました(11)。お隣の宮城県の地方紙の河北新報が同じような報道を昨日(11月12日)に行いましたが(12)、今の所はこちらには反発していません(13)。図星の指摘をされると反発する事があるようです。でも身内等の信頼できる相手なら反発は抑えられるそうです(14)。これは福島が「風評被害」と呼ぶ福島を避ける行為をCNNや西日本のカタログで指摘されると反発しますが、福島県内のスーパーやお隣の宮城県の地方紙等の「身内」が指摘しても反発をしません。これは福島を避ける行為は福島では「当然」と受け止められている事を示すと思います。
 福島への教育旅行がなかかな戻らないようです(15)。福島県知事は教育旅行先に福島をとのメッセージを発してします(16)。報道によると
「(福島県への教育旅行の割合は)東北6県では宮城からが09年度比で55.7%と最低。次いで福島が67.4%の低さだった。」
との事です(15)。福島の皆様自身が福島を避けています。当然の事です。福島は事故から5年8ヶ月以上が経ちましたが、特殊な環境は続いています。旅行に行くとき位は特殊な環境を忘れたいのは当然の欲求です。
 福島を避けたい福島の皆様の気持ちは本文に取り上げたスーパーのチラシ以外にも表れていると思います。福島県が力をいれている農畜産物に鶏肉(軍鶏)があります(17)。福島県福島市では今年も「シャモまつり」が開かれました(18)。福島の軍鶏(鶏肉)は
「噛めば噛むほど鶏本来の旨みが口いっぱいに広がります。」
との事です(19)。福島県は福島産鶏肉は「安全」だと主張しています(20)。でも福島県福島市のスーパーのチラシには福島産「鶏肉」はありません。
他県産はあっても福島産鶏肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(21)を引用
 図―2 福島産鶏肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)地場生産者さん募集 | フレスコキクチ
(2)事業内容 | 投資家の方へ | 農業総合研究所 コーポレートサイト
(3)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2015年1月)―出荷制限しても販売される福島産ー
(4)めげ猫「タマ」の日記 出荷制限中の福島産ユズが売られていた―今年2回目―
(5)フレスコキクチ - Wikipedia
(6)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(9)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(10)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月2週)―福島市の果樹園は無検査で開園式―
(11)めげ猫「タマ」の日記 中越沖地震から9周年―原発とまれば地震も止まる―
(12)<帰還困難区域を歩く>倒壊の建物 手付かず 11月12日 河北新報
(13)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(14)図星刺されると人はなぜ激怒するのか : 家族・友人・人間関係 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞
(15)<福島への教育旅行>県内校にもPR必要2016年11月07日 河北新報
(16)教育旅行関係者へ向けた知事メッセージ - 福島県ホームページ
(17)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(18)第12回川俣シャモまつりin四季の里報告 - 川俣町公式ホームページ
(19)(14)中の「地鶏兄弟
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)イオン福島店
  1. 2016/11/13(日) 19:57:52|
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トラブルいっぱい福島原発(11月2週)―福島第一のダストモニタが警報―

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、11月2週(11月6日から12日)もしっかりトラブルが起こっています。
 ①福島第一のダストモニタが警報
 ②福島第一で新たな法令違反発覚
 ③福島第一で偽装請負
 ④海側凍土壁・凍結完了!移送量は減らず
 ⑤福島第一のフランジタンクの解体は止まったまま
 ⑥福島第一汚染水の「海洋放出」論議が始まる
 ⑦「風評被害」の打ち切りはダメ
 ⑧原発賠償の追加費用、国民負担に

トラブルマップ(11月2週)
 ※リファレンスは本文による
 図―1 福島第一トラブルマップ

1.福島第一のダストモニタが警報
 11月7日午後7時39分、福島第一原子力発電所モニタリングポストNo.3付近に設置してある空気中の放射性物質の量を測る連続ダストモニタにおいて、高警報(警報設定値:1立方メートル当たり10ベクレル)が発生しました。東京電力は原因はビスマス214としています(2)。(=^・^=)の集計では今年に入り5回目です。以下に発生状況を示します。
あっちこっちで発生している福島第一のダストモニタ警報
 ※(2)~(8)で作成
 図―2 ダストモニタ警報発生状況

今年の発生状況をまとめると
 ①1月13日 MP-7付近のダストモニタが警報発生、風向きは南南東(3)(4)。
 ②6月1日 MP-2付近のダストモニタが警報発生、東京電力推定原因は機器の故障、風向きは西(5)。
 ③7月3日 MP-8付近のダストモニタが警報発生、東京電力推定原因はウラン238生成物のビスマス214、風向きは南南西(6)。
 ④8月2日 MP-8付近のダストモニタが警報発生、ウラン238生成物の鉛214が見つかる。1回目の警報時の風向きは南東(7)(8)。
 ⑤11月7日 MP-7付近のダストモニタが警報発生、東京電力推定原因はウラン238生成物のビスマス214、風向きは西北西(6)。

 東京電力は警報を発生させたのはビスマス214だと説明します(2)。ビスマス214はウラン238からの生成物(9)でウラン238は天然に存在するので(10)、東京電力は「天然由来」を主張しています。でもウラン238は核燃料の構成物質です(10)。福島第一には人工的に大量に集められていますが、事故によってムキ出しになったはずです。
2011年3月12日と14日に福島第一は爆発を起こしました。
水素爆発する福島第一1号機
  ※(11)を転載
 図-3 水素爆発する福島第一原発1号機

 この時に粒子状に細かくなった放射性物質だけでなく、ウラン238を含む核燃料も吹き飛ばされたはずです。一部が福島第一の外に飛び出た可能性も否定できません。実際に福島第一原発から20km弱離れた福島県楢葉町からは、高濃度の放射性物質に汚染された瓦礫が見つかっています(12)。原発事故でウラン238が飛び散り、ビスマス214等の放出続け、ダストモニタの警報を発生させたとの説明の方が自然な感じがします。
 11月10日に福島第一1号機のカバー解体が完了しました(13)。これで1号機のウラン238もムキ出しになったはずです。


2.福島第一で新たな法令違反発覚
 福島第一原発構内給油所のポータブル給油機は労働安全衛生法で2年以内に1回の定期点検が義務付けられているますが、実施していなかったそうです。これで、第一原発内の法令違反は計15件となりました(14)。この件は報道で知ったのですが、東京電力の発表資料(15)からは(=^・^=)は見つける事が出来ませんでした。

3.福島第一で偽装請負
 東京電力福島第1原発の汚染水対策で2014年、違法な偽装請負が疑われるかたちで複数の外国人が働いていたそうです。第1原発では当時、汚染水問題が切迫し、東電は漏れにくい溶接型貯蔵タンクの建設を大手ゼネコンに発注。2次下請けの東京の溶接会社で「必要な日本人がそろわなかった」ため、7人前後の外国人溶接工が急きょ集められましたが、作業員と個別に業務請負契約を結んで溶接を頼んそうですが、安全管理責任などをあいまいにする偽装請負として職業安定法などが禁じています。外国人作業員は主にブラジル国籍で、14年3〜5月ごろに建設に従事。多くは日本語の読み書きが不自由で、片言で会話する人もいたとの事です(16)。

4.海側凍土壁・凍結完了!移送量は減らず
 凍土壁は福島第一のタービンや原子炉建屋の回りを氷の壁で囲い地下水の流れを阻止し、汚染水の増加を抑止しようとするものです(17)。その第一段階として3月31日より海側の凍土壁の凍結を開始しています。現在、海洋への汚染水流出を抑える為にタービン建屋の海側に海側遮水壁等の「壁」を作り海への汚染水の流れを阻止する試みがなされています。
凍土壁・海側遮水壁・サブドレンピット・地下水ドレンピット
 ※(17)を転載
 図―4 サブドレン、凍土壁、地下水ドレン、海側遮水壁

 放置すると溢れてしまうので、地下ドレンピット、ウエルポイント(18)あるいは、汲み上げ車両(パキュームカー)(19)で汲み上げています。これらの汲みあげは「4m盤」からの汲みあげと総称されています(18)。汚染水の増加を抑えるには海岸部(4m盤)からの汲みあげ量を減らす必要があります。東京電力は減らす対策として「凍土壁」に期待を寄せています(20)。東京電力は海側凍土壁の凍結に成功したと発表しました(21)。以下に海岸(4m盤)からの汲み上げ量と、汲み上げた汚染地下水のうちタービン建屋に送った量の推移を示します。
減らない海岸部からタービン建屋への汚染水移送量
 ※(20)にて作成
 図―5 海岸部(4m盤)からの汚染地下水のタービン建屋への移送量

 東京電力は海側凍土壁が完成すれば、海岸部(4m盤)からの汲み上げ量は1日当たり70トンまで減ると主張しているのです(19)。図に示す通り8月後半から10月にかけては図に示す通り1日当たり500トン程度の汚染水をタービン建屋に送っていました。これは雨のせいだと会見では説明しています(22)。図に示すように8月後半から雨が降り、海岸部(4m盤)から汲み上げタービン建屋に送る量が増えましたが10月に入り雨も収まり、移送量は10月21日当たりから横ばいになっています。こもような横ばい状態は同じく雨降らなかった7月20日から8月15日もありました。両者の1日当たりの平均は東京電力の発表を集計すると共に1日当たり106トンで、変わりありません。海側凍土壁の完全凍結前も後も変わりません。
 最新の数値は移送量で汲み揚げ量がありませんが、以下に、海岸部(4m盤)からの汲み揚げ量と、汲み揚げうちでタービン建屋に送った量を示します。
汲み上げ量に同期して増減する海岸部からタービン建屋への移送量
 ※(20)(23)にて作成
 図―6 海岸部(4m盤)からの汲み揚げ量とタービン建屋に送った量

 図に示す通り両者の増減はある程度は一致しており、移送量が減っていなので汲み上げ量も減っていないと推定できます。

5.福島第一のフランジタンクの解体は止まったまま
 福島第一のタービン建屋から汲み上げた汚染水は汚染水タンクに貯められています。汚染水タンクにはフランジ型と溶接型があります(23)(24)。フランジ型のタンクは寿命が5年とも言われていますので(25)、事故から5年以上経て、寿命を迎えています。東京電力はフランジ型タンクを解体し溶接型タンクに置き換えるリプレース工事をすると発表しています(23)。
 2014年以前のSARRYは、ストロンチウム90を取り除く機能は無く、セシウムが荒どりされるだけでした。ALPSが動き出したのは2013年3月で、それ以前は福島第一の汚染水はセシウムが荒取りされただけで最終段の汚染水タンクに保管されていました。この汚染水を「濃縮塩水」と呼ばれています。その後にALPSが稼働し、「濃縮塩水」からストロンチウム90を除去する設備もでき、濃縮塩水の量は徐々に減っていきました。ただしタンクから「濃縮塩水」を全て抜き取ることはできずタンクの底に残っています。これを取り除くには濃縮塩水タンクを解体するしかないようです(26)。以下に濃縮塩水タンクとSR処理水タンクの容量の推移を示します。
変わらない濃縮塩水とSR処理水タンクの合計容量
 ※(27)を集計
 図-7 濃縮塩水タンクとSR処理水タンクの容量

 合計すると概ね27万立方メートルで殆ど一定です。一度は利用を終えた濃縮塩水タンクをSR処理水タンクとして再利用しています。本来あれば解体する筈の中古タンクを、再利用するその場しのぎの状態が続いています。
 東京電力の汚染水タンク増設計画を見ると(23)、フランジタンクを解体し新たに溶接型タンクを新設をメインにいます。
リプレイスが中心の福島第一汚染水タンク増設計画
 ※(23)を集計
 図―8 2016年10月以降の福島第一汚染水タンク増設計画

 古いフランジタンクの解体ができなければ、新規に汚染水タンクが作れなくなり、やがて汚染水が溢れてしまうかもしれません。


6.福島第一汚染水の「海洋放出」論議が始まる
 福島第一原発の汚染水は日々、増え続けいます。
増え続ける福島第一汚染水
 ※(27)を集計
 図―9 増え続ける福島第一汚染水

 その量は最新の発表(28)を集計すると約101万トンです。汚染水タンクを作り続けることができなければ、マシな汚染水から海に流すか、溢れさすしかありません。11月11日に汚染水の最終処分を話し合う会合が始まりました。汚染水の「海洋放出」については慎重論が相次いだようですが(29)、会合に提出したと思われる東京電力の資料を見ると(30)、トリチウムを
 ①普通の⽔素と分離することが難しい
 ②、出てくる放射線は⾷品⽤ラップでも防げる極めて弱いエネルギー
と紹介しています。トリチウムは処理するのが困難であるが、「安全」であると主張しています。東京電力は一通り処理の終わった福島第一原発の汚染水の放射性物質はトリチウムとしているので(30)、「海洋放出」を考えているはずです。
 この会合は最初は慎重論で始まっても、やがては「やもおえない」との結論になり汚染水の海洋投棄がきまりそうです。そうなれば「安全」が喧伝されると思いますが、(=^・^=)はよほど確りしたデータが示されない限り「安全」とは思いません。原発事故前には原発は「安全」と喧伝されていました(31)(32)(33)。でも大事故です。

7.「風評被害」の打ち切りはダメ
 福島第一の賠償支払額は増え続けています。
増え続ける福島第一賠償の支払い額
 ※(34)を集計
 図―10 増え続ける福島第一の賠償支払額

 その額は11月4日時点で約6.5兆円になります(34)。これからも増え続けるはずです。その中でも多いのが「風評被害」の補償です。
増え続ける風評被害賠償支払い額
 ※(34)を集計
 図―11 増え続ける「風評被害」の賠償支払い額

 これについて国と東京電力は2017、19年分の2年分を一括して支払い、あとは止めるとも取れる提案をしていますが、福島の農協の皆さんは拒否を決めたそうです(35)(36)。
新賠償提案の農協拒否を報じる福島民友
 ※(37)を引用
 図―12 国・東京電力の提案の拒否を伝える福島県地方紙の福島民友

 福島産は事故から5年8ヶ月が過ぎましたが(=^・^=)なりに見ると「安全」を担保するデータは揃っていません(38)。安倍出戻り総理、福島県、東京電力が「風評被害」とぶ福島産を消費者が避ける現象が(39)(40)(41)、起こるのは当然です。モモの生産量は山梨県が1位で福島県が2位ですので、以下に両者の価格の比較を示します(42)。
原発事故後に拡大した福島産と山梨産のモモの価格差
 ※(42)を転載
 図ー13 東京中央卸売市場のモモの取引価格
 
 当然の事ですが、福島第一原発以降に両者の価格差が広がり「回復」の気配はありません。福島の汚染は東京オリンピックが開かれる2020年になっても解消しません(43)。これからも福島産は消費者に避けられ、価格低迷が続くはずです。

7.原発賠償の追加費用、国民負担に
 電力自由化といわれますが、全てが自由化された訳ではありません。発電所から消費者(各ご家庭を含む)までつながる送電線・配電線などの「送配電部門」は自由化されていません(44)。この仕組みを使って、経産省は福島第一の賠償や廃炉費用、そして事故を起こしていない原発の廃炉費用までも(=^・^=)等の日本に住む方負担を押し付ける仕組みを考えたようです。以下に概略を示します。
配送電料に上乗せされ、廃炉や賠償の為に上納される電気料金
 ※(45)を元に作成
 図―14 原発廃炉・賠償費用徴収の新たな仕組み

 報道によれば(45)、「送配電部門」に支払う配送電料金に福島第一の廃炉(見込み額6兆円)や賠償費用(見込み額12兆円)、そして福島第一原発以外の原発の廃炉費用のうち、各電力会社が用意できていない(積立不足)1.3兆円を上乗せして徴収するそうです。これを、配送電を行うか会社は福島第一の廃炉、賠償や福島第一以外の原発の廃炉費用に上納するそうです。
 これについては色々と議論はあると思いますが、10月23日に行われた衆議院の補欠選挙(46)の前に、できれば7月の参議院選挙(47)前には言って欲しかったと思います。(=^・^=)は安倍出戻り総理が選挙が」終わると不都合な話を持ち出す方であることを少なくとも次の国政選挙までは忘れません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 トラブル続きの福島原発では福島の皆様は不安だと思います。
 福島県会津地方の特産品の、みしらず柿の海外輸出発送式が行われたそうです(48)。福島は「柿」のシーズンです。福島県は福島産柿は「安全」だと主張しています(49)。会津のみしらず柿はとても食味がよく、毎年皇室へも献上されているそうです(50)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産柿はありません。
他県産はあっても福島産柿が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(51)を引用
 図―14 福島産柿が無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も会津若松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(11月1週)―淡水化装置から汚染水漏れ―
(2)2016年11月08日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(3)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社
(4)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(1月3週)―汚染水タンク工事で下請けさんが骨折―
(5)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(6月1週)―凍土遮水壁に大穴―
(6)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月2週)―汚染水増加470トン/日、250トン/日になる予定でした―
(7)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(8月1週)―3ヶ月連続でダストモニタ警報!原因は爆発で飛び散た核燃料?―
(8)"2016年08月03日福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(9)ウラン系列 - Wikipedia
(10)ウラン - Wikipedia
(11)めげ猫「タマ」の日記 2015年、セシウム汚染食品の拡販に貢献した方々
(12)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月4週)―福島第一汚染水100万トン突破―
(13)2016年11月10日福島第一原子力発電所1号機建屋カバー壁パネル(全18枚)の取り外し完了について(PDF 169KB)PDF
(14)東電また法令違反 第一原発 点検不備公表せず | 県内ニュース | 福島民報
(15)2016年11月9日福島第一、福島第二原子力発電所 労働安全衛生法に基づく届出不備について(続報2)~調査結果ならびに再発防止対策~(PDF 25.3KB)
(16)<汚染水対策>廃炉 外国人に偽装請負か 事前教育も不十分 - BIGLOBEニュース
(17)めげ猫「タマ」の日記 凍土壁が失敗した訳
(18)第47回特定原子力施設監視・評価検討会 | 原子力規制委員会中の「資料3:陸側遮水壁(山側)の一部閉合[東京電力]【PDF:2MB】
(19)報道配布資料|東京電力中の「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移 」
(20)サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げ|東京電力
(21)2016年10月27日 陸側遮水壁の状況(第一段階フェーズ2)(PDF 10.8MB)
(22)2016/11/07(月) 原子力定例記者会見
(23)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2016年10月27日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第35回事務局会議)⇒【資料3-1】汚染水対策(22.7MB)
(24)原子炉の安定化|東京電力
(25)タンク耐用年数、根拠なし 第一原発 | 東日本大震災 | 福島民報
(26)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(10月5週)―汚染水タンクが作れません―
(27)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(28)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第278報)|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(29)<福島第1>トリチウム水処分 慎重論相次ぐ11月12日 河北新報
(30)2016年11月11日(第1回多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会資料)福島第一原子力発電所における廃炉・汚染水処理の状況(PDF 4.89MB)
(31)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(32)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(33)福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の耐震安全性評価結果中間報告書(改訂版)等の一部修正ならびに修正版の経済産業省原子力安|TEPCOニュース|東京電力
(34)賠償金のお支払い状況|東京電力(過去分も含む)
(35)東電案拒否の意見書承認 JAグループ 農林業賠償 | 県内ニュース | 福島民報
(36)「2年一括」見直し要求へ 農林業賠償でJA協議会、打ち切り不安:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(37)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-を11月12日に閲覧
(38)めげ猫「タマ」の日記 福島産について
(39)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(40)「おいしい ふくしま いただきます!」キャンペーン - 福島県ホームページ
(41)風評被害対策について - 東京電力
(42)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、山梨値上がり7,8月のモモ価格、当然の結果です。
(43)めげ猫「タマ」の日記 5輪予選を福島で!安全なの?
(44)電力供給の仕組み|電力小売全面自由化|資源エネルギー庁
(45)原発賠償の追加費用、国民負担に 経産省案:朝日新聞デジタル
(46)総務省|衆議院議員補欠選挙
(47)第24回参議院議員通常選挙 - Wikipedia
(48)会津身不知柿 世界へ出発 原発事故後初 | 県内ニュース | 福島民報
(49)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「くだもの編 [PDFファイル/197KB]
(50)みしらず柿 | JA会津よつば
(51)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2016/11/12(土) 19:47:59|
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