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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

韓国・済州(チャジュ)航空、福島チャーター便は飛ばず

 韓国・済州(チャジュ)航空の福島チャーター便(1)の運行中止が確定しました。福島空港はHPに
「3月18日(土)~20日(月)に予定していた福島空港発着のチェジュ航空によるソウルチャーター便は、日本航空の運航に変更して催行することになりました。」
との告知を出しました(2)。事故から6年が経ちましたが、福島をみる諸外国に目は厳しいようです。当然の事です。
事故から6年経って、汚染されたままの福島
 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で3月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(5)による。
 ※3 福島盆地の範囲は(6)による。
 図-1 原発事故6年経て、汚染されたままの福島

 図に示すように事故から6年になりますが、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(7)を超えた地域が広がっています。事故から6年、福島は今も汚染されたままです。国内外を問わず多くに方が、福島を避けています。多くの国々が福島産等に対し輸入禁止処置を取っています(8)。
 以下にモモの取引価格を示します。
原発事故後に拡大した福島産と山梨産のモモの価格差
 ※(9)を転載
 図―2 東京中央卸売市場のモモの取引価格

 モモの生産量は山梨が全国一位で福島が二位ですが(9)、事故後に福島のモモは山梨産と価格差が開き、事故から6年間に渡り継続しています。
 以下に福島のモモの主要な産地である福島盆地の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島盆地
 ※(10)を転載
 図―3 福島盆地の各年2月から翌年1月の1年間の葬式(死者数)の推移

 事故後に有意に増えています(10)。しかも検査がいい加減です。2014年から16年の福島産モモの精密検査結果をみると
 福島県外の検査 検査 19件中4件のセシウム入り(全体の21%)
 福島県の検査  検査288件中3件のセシウム入り(全体の1%)
で、福島県が検査すると100件に1件程度しかセシウムが見つからないのに、福島県外で検査すると5件に1件でセシウムが見つかっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら5000万分の1でした(10)。
 汚染され、葬式が増え、しかも検査がいい加減では福島を避ける事は当然のことです。それでも福島県はこれを「風評被害」とよび反発しています(11)。
 以下に福島空港の利用者数を示します。
事故後に利用者が減った福島空港
 ※(12)を集計
 図―4 福島空港の利用者数

 図に示す通り今世紀に入り福島空港の利用者は減り続けています。さらに事故が追い打ちをかけました。福島空港もまた、他の福島と同様に避けられています。特に事故後に国際定期便が全て運休になってしまいました(13)。福島にとって福島空港発着の国際定期便復活は悲願のようです。福島県の地方紙・福島民友は2月28日の社説で
「今回の韓国チャーター便は2013年9月以来、約3年半ぶりの運航で、原発事故後途絶えている定期路線の再開に向けた第一歩となる予定だった。」
と論じています(14)。国際チャーター便で実績を積み、定期便復活に結び付ける戦略のようです。そして、韓国・済州(チャジュ)航空のソウル(仁川)-福島空港のチャーター便が3月18日と20日に運行する事が決まりました
ソウル行チャータ便の告知が掲載されたままの福島空港HP
 ※(15)を3月2日に閲覧
 図―5 韓国・済州(チャジュ)航空のソウル(仁川)-福島空港のチャーター便の運行を告知する福島空港のHP 

 ところが2月24日に韓国・済州(チャジュ)航空が福島空港への運行を取りやめるとの報道がなされました(1)。福島は反発したようです。福島県の地方紙・福島民報は3月5日のコラム「誤解とデマ(3月5日)」で
「今月中旬に予定されていた韓国・済州[チェジュ]航空のチャーター便が出発地を、福島空港から仙台空港に一方的に変えた。原発事故の放射性物質による健康被害を心配してのことだという。<中略>容易に消し去ることができない福島に対する負のイメージは、どうしたら払拭[ふっしょく]できるのか。<中略>明らかに間違っている情報の伝達を多様性という言葉で済ませてはいけない-。同番組で出演者が示した見識だ。韓国の人にも伝わらないだろうか」と報じています(16)。同じく福島民友は2月28日付の社説「【2月28日付社説】韓国便が発着地変更/肝据えて事実誤認正さねば」の冒頭で
「県は政府とともに肝を据えて、事実誤認の解消と正しい情報発信の強化に努めなければならない。」
と論じています(14)。
 福島県知事は3月7日の会見で「韓国のチャーター便の問題については、現在、航空会社と旅行会社において協議されております。<中略>、まだ完全に中止という段階には至っておらず、航空会社と旅行会社が協議を重ねているところです。」
と述べています(17)。福島県はあきらめきれななかったようです。
 安倍出戻り内閣は韓国に3回抗議したそうです(17)(18)。このところ韓国は孤立化が進んでいます。中国との間では、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備をめぐる問題でもめています(19)。いわゆる「慰安婦像」の問題では日本ともめています(20)。福島空港にチャーター便を飛ばし、日韓関係の改善の入口にするには絶好の機会でした。でも韓国の反応は違いました。
 福島空港は3月18日、20日のチャーター便の運航航空会社が日本航空に変更になったと発表しました(2)。
突如「日本航空」が追加された福島空港発韓国ツアーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―6 突如「日本航空」が追加された福島空港発韓国ツアーのチラシ

 結局は韓国の理解は得られなかったようです。安倍出戻り内閣は「客観的かつ科学的な情報に基づくものでなく、極めて遺憾だ」と言っているようですが(18)、既に述べている通り福島は汚染されたままであり、葬式も増えています。汚染され葬式が増えている場所を避けるのは普通だと思います。さらに福島について言えば、検査がいい加減です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 日本航空は福島空港から2009年1月に撤退し(13)、今は飛んでいません。チャーター便を運航するにしても「回送」が必要です。余分なコストがかかります。この費用を誰が負担するかわ不明です。航空会社は羽田空港の発着枠をめぐりバトルを続けています。決めるのは安倍出戻り内閣(国土交通省)です(22)。今回のチャーター便が運航中止になれば福島の皆様への心理的影響があると思います。福島県や安倍出戻り内閣は何としても福島空港発着を実現しなければならなかったはずです。航空会社に圧力をかけたかもしれません。仮に航空会社の自主的判断としても見返りを期待してると思います。合理性の無い航空行政で、利用者が不便になるかも知れません。これもまた福島第一原発事故のコストです。
 当該チャーター便の福島発着が中止になりそうになったとのニュースは福島のマスコミはあまり取り上げなかった気がします。でも運航会社が日本航空に代わり「確定」した事はそれなにに取り上げています(23)(24)。
「日本航空で福島発着便」と報じる福島民友
 ※(25)を3月9日に閲覧
 図―7 「日本航空で福島発着便」と報じる福島民友

 福島では「復興」に係る負のニュースはあまり取り上げられないようです。これでは福島の皆様は不安だとおもいます。
 福島を代表する冬野菜にネギがあります(26)。福島県郡山市はネギの産地です。同市産のネギは特有のやわらかさと甘さがあるそうです(27)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(28)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産ネギはありません。
 他県産はあっても福島産ネギが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
※(29)を引用
 図―8 福島産ネギが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

 
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)韓国・チェジュ航空 福島便就航計画を撤回= 放射能懸念で
(2)インフォメーション | 福島空港
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)除染の目標・計画などについて | 除染・放射線Q&A | 除染情報プラザ:環境省
(7)福島盆地 - Wikipedia
(8)東京電力福島第一原子力発電所事故に係る諸外国・地域の規制の経緯:農林水産省
(9)めげ猫「タマ」の日記 福島値下がり、山梨値上がり7,8月のモモ価格、当然の結果です
(10)めげ猫「タマ」の日記 吐かれて当然、福島のモモ
(11)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(12)福島空港データ - 福島県ホームページ
(13)福島空港 - Wikipedia
(14)【2月28日付社説】韓国便が発着地変更/肝据えて事実誤認正さねば:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(15)福島空港
(16)誤解とデマ(3月5日) | 県内ニュース | 福島民報
(17)知事記者会見 平成29年3月6日(月) - 福島県ホームページ
(18)岸田外相:韓国政府に3回抗議 福島便の変更「遺憾」 - 毎日新聞
(19)中国の旅行禁止で被害 観光業界を支援へ=韓国政府
(20)駐韓日本大使帰国から2カ月 関係改善の糸口は
(21)(2)中の「◇旅行商品は ①コチラ
(22)羽田空港発着枠 - Wikipedia
(23)福島空港発を維持 チャーター韓国便 日航に変更 | ホッとニュース | 福島民報
(24)韓国チャーター便、日本航空で福島発着に 済州航空から変更:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(25)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(26)栄養と美味しさ満点!ふくしまの冬野菜たち! | ふくしま 新発売。
(27)郡山市の伝統野菜「阿久津曲がりねぎ」/郡山市
(28)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(29)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
  1. 2017/03/09(木) 19:54:49|
  2. -
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吐かれて当然、福島のモモ

 福島県の地方紙の福島民友が、福島産モモのキャペーンで、モモを試食したお客さんにクルーの方が「福島」といったら、吐き出されたの事例を紹介し、これを「誤った理解に基づく『福島県へのいじめ』と捉える。」と紹介していました(1)。でも(=^・^=)なりに福島のモモについて調べると
 ①汚染されたままの主産地
 ②放射性物質が飛び交う主産地
 ③6年連続でセシウム入りの福島産モモ
 ④他より低く出る検査で「安全」とされる福島産モモ
 ⑤セシウム以外検査されていない福島産モモ
 ⑥葬式が増えた主産地
等の特徴があり、およそ福島産モモは「安全」とは言えません。福島産とわかったら吐き出すのが当然です。
 福島県の地方紙の福島民友が、福島産モモのキャペーンで、モモを試食したお客さんにクルーの方が「福島」といったら、吐き出されたの事例を紹介し、これを「誤った理解に基づく『福島県へのいじめ』と捉える。」と紹介していました(1)。
キャンペーンで福島産モモを吐かれたと報じる福島民友
 ※(2)を3月5日に閲覧
 図―1 福島のモモを吐かれたと報じる福島民友

でも本当に「誤った理解に基づく『福島県へのいじめ』」なのでしょうか?福島は原発事故で汚染されました。
6年経っても汚染されたままの福島
 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で3月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(5)による
 ※3 福島盆地の範囲は(6)、相馬地方は(7)による。
 図-2 原発事故6年経て、汚染されたままの福島

 図に示すように事故から6年になりますが、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(8)を超えています。福島は今も汚染されたままです。
 福島県は福島を代表する農作物の一つにモモをあげています(9)。以下に福島のモモの生産量を示します。
福島市、伊達市、桑折町、国見町で大部分を占める福島のモモの生産
 ※(10)を集計
 図―3 福島県の桃の市町村別生産量

 福島盆地を構成する福島市、伊達市、桑折町、国見町で(6)大部分を生産しています。福島のモモ等の果物は福島盆地で作られています。図―2に示すように福島盆地は、避難地域を除けば汚染が酷い場所です。福島のモモは福島のなかでも避難地域を除けば汚染が酷い場所で作られています。
 以下に福島盆地の土壌汚染の状況を示します。
6年経っても汚染されたままの福島盆地
 ※(3)のデータを(11)に示す手法で換算
 図―4 福島盆地の土壌汚染

 図に示す通り、1平方メートル当たり5万ベクレルのセシウムで汚染された土地が広がっており、酷い場所は20万ベクレルを超えています。福島のモモは汚染された台地で作られています。
 以下に2015年11月から16年11月にかけてのセシウムの飛散量を示します。
放射性物質が飛び交う福島盆地
 ※(3)(12)のデータを(13)に示す手法で計算
 図-5 福島島盆地のセシウム飛散量

 図に示す通り、多くの場所でセシウムの飛散が認められます。1平方メートル当たり1ベクレルを超えている場所があります。酷い場所は5万ベクレルを超えています。全体の48.2%の場所で飛散が認められ、平均で1平方メートル当たり8,608ベクレルです。福島市(面積767.72k㎡)、伊達市(面積265.12k㎡)、桑折町(面積42.97k㎡)、国見町(面積37.95k㎡)を合計すると1,112.76k㎡になるので飛んで来たセシウムの総量は約4.6兆ベクレル(1,112.76×100万×0.482×8,608)になります。福島のモモの生産量は29,300トンなので(14)、これが全部がモモに移ったとすると1キログラム当たり2万ベクレル(4.6兆÷29,300÷1000)です。あまりに極端な試算ですが現状のセシウム飛散だけんでも汚染モモを生み出す能力があることがお分かりただけると思います。
 以下に福島産モモの検査結果を記載します。
事故後6年連続でセシウムが見つかる福島産モモ
 ※1(15)を転載
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは厚生労働省発表日
 図―6 福島産モモの検査結果

 図に示す通り6年連続でセシウム入りです。それでも福島県の地方紙・福島民報は「今年のモモは全て検出されず ブドウやナシも同様、安心を」との寄稿文をHPに掲載しています(16)。モモの主要産地は山梨、福島、長野、和歌山ですが(14)、厚生労働省の発表(17)を見ると、この中でセシウムが見つかっているのは福島産モモだけす。2014年から16年の福島産モモの精密検査結果を厚生労働省(17)の発表でみると
 福島県外の検査 検査 19件中4件のセシウム入り(全体の21%)
 福島県の検査  検査288件中3件のセシウム入り(全体の1%)
で、福島県が検査すると100件に1件程度しかセシウムが見つからないのに、福島県外で検査すると5件に1件でセシウムが見つかっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら5000万分の1でした。以下に偶然に起こる確率の検査結果を示します。
 表―1 偶然に起こる確率の検査結果(モモ)
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(18)による。
有意差検定表(モモ)

福島を代表する農産物にはモモの他にキュウリがあります(19)。以下に検査結果を示します。
事故から6年目でセシウムが見つかる福島産キュウリ
 ※1(15)を転載
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは厚生労働省発表日
 図―7 福島産キュウリの検査結果 

図に示す通り、キュウリも2014年以降は福島県の検査ではセシウムが見つかっていませんが、福島県外の検査では見つかっています。2014年から16年の福島産キュウリの精密検査結果を厚生労働省(17)の発表でみると
 福島県外の検査 検査165件中2件のセシウム入り
 福島県の検査  検査561件中3件全数でセシウムの検出されず(ND)
で、福島県が検査ではセシウムが見つからないのに、福島県外で検査するとセシウムが見つかっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.9%でした。以下に偶然に起こる確率の検査結果を示します。
 表―2 偶然に起こる確率の検査結果(キノコ)
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(18)による。
有意差検定表(キュウリ)

 以下に福島産キノコ(栽培を除く)の検査結果を示します。
県外検査に比べ大幅に低い福島県の福島産キノコの検査結果
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは収穫日または購入日
 ※4 福島県内で販売を含む
 ※5 県外は「国立医薬品食品衛生研究所」が検査
 図―8 キノコ(栽培を除く)の検査結果

 図に示す様に大きく違います。平均を取ると1キログラム当たりで
  県外(国立医薬品食品衛生研究所) 90ベクレル
  福島県 7ベクレル
で10倍以上も違います。
スズキの検査結果を示します。
他県産では見つかっても福島産スズキから見つからないセシウム 
 ※1(22)を転載
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―9 スズキの検査結果

 茨城だけでなく、宮城産や千葉産のスズキからもそこそこセシウムが見つかっています。でも福島産からは見つかっていません。福島産スズキは63件連続で検出限界未満(ND)です。他県ではセシウムが見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つからないなどはおかしな話です。
 モモ、キュウリ、キノコ、スズキを含め福島産の農水産物を検査しているのは厚生労働省の発表(17)を見ると福島県農林水産部に所属する「福島県農業総合センター」です(21)。中立性に疑問があります。
 福島産はモモも含めよりも低く出る検査で「安全」とされ出荷さええます。
 福島はモモ等の農産物に放射性物質が移行するのを抑える「放射性物質抑制策」を実施していると主張しています(22)。でも実態は「セシウム抑制策」であり、ストロンチウム90等のセシウム以外の放射性物質には効果がありません。厚生労働省は、福島原発事故前のデータを集計した結果としてセシウムに対する他の放射性物質の割合の上限は決まっておりセシウムのみを検査すれば「安全」が担保されると説明しています(24)。東京電力の発表をみると(25)、ストンチウム90の検査はサンプリングから結果判明まで一ヶ月程度を要しておりそれなりに大変な検査のようです。
 以下に福島第二原発沖2kmの東京電力がT―S7地点のストロンチウム90濃度とカルシウム含有量の相関を示します。
カルシウムを多く含む魚程高い福島産魚のストロンチウム90濃度
 ※1(26)で作成
 ※2 カルシウム含有量は100g当たりのmg数
 図―10 ストロンチウム90濃度とカルシウム含有量の相関

 図に示す通り、カルシウム含有量が多い魚程、ストロンチウム90濃度が上昇しておりカルシウムとストロンチウム90は密接な関連を持っています。モモの栽培では「カルシウム栄養をしっカリ効かせて地力作りをする事」が重要なようです(27)。モモ畑にはストロンチウム90が集まりそうです。セシウム抑制策によってストロンチウム90が存在しても、セシウムが見つからない状況となりました。福島産について言えな、ストロンとチウム90が心配される農畜産物はセシウムとは別にストロンチウム90を検査しなければ「安全」は担保されません。(=^・^=)が調べた限り事故から6年を経過しましたが、見当たりません。ストロンチウム90の検査結果があれば消費者の安心が得られるはずですが。いくら検査が手間だからと言いても事故から6年です。検査を実施する時間は十分にあったはずです。厚生労働省の想定(24)が崩れるなど不都合なデータが出てくる事を恐れ検査を避けている気がします。
 放射線が物質に当たって化学結合を破壊したり、予期しない化学反応を引き起こしたりする作用があります(放射線分解)(28)。予期せぬ毒素ができる可能性も否定できないと思います。日本ではジャガイモに放射線を照射し日持ちさせる技術が実用化されています。安全性の確認が重要です。安全性については
「 何分にも食べものですので、照射じゃがいもの安全性につきましては、徹底的に調べました。サルと2種類のネズミに、実際にこの照射じゃがいもを餌として長期間食べさせました。その結果 これらの動物への悪影響は認められませんでした。」
との事です(29)。福島盆地は図-2ないし4に示す様に汚染されたままです。福島のモモの木は6年間、放射線に曝されています。へんな毒素が生まれないか心配です。でも照射ジャガイモのような検査結果はないようせす。
 福島産に日本酒が4年連続で日本一となったそうです(31)。
4年連続・福島産日本酒日本一を報じる福島民報
 ※(32)を転載
 図―11 福島産のお酒が4年連続で日本一になったと報じる福島民報

 日本酒は
「熟成により、酒中の数百を越す微量成分が温度や酸素に影響されながら酸化・分解・縮合などの化学的反応や物理的反応を起こします。華やかな新酒の香味が消え、水の分子がアルコール分子を包んだ状態となり、まるみのある調和のとれた飲みごろの味わいになります。」
とのことです(33)。だったら福島のお酒が放射線にさらされ「分解」が進みまろやかになり、事故後に日本一になったことをあり得ます。福島の放射線は食品を「変質」させた可能性があります。
 以下に福島盆地の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式が増えた福島盆地
 ※(34)を集計
 図―12 福島盆地の各年2月から翌年1月の1年間の葬式(死者数)の推移

 図に示し通り原発事故前の2010年2月から翌年1月の葬式(死者)数は3,959人で3000人台でしたが、それ以降は6年連続で400人を超えています。そして2016年3月から17年1月までの死者数は4,446人で12.3%増えています。偶然に起こる確率を(=^・^=)なりに計算すると1000万分の1です。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―3 偶然に起こる確率の検査結果(福島盆地・葬式)
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(18)による。
有意差検定表(福島盆地葬式)

以下に全村避難が続く飯舘村(5)を除く相馬地方(新地町、相馬市、南相馬市(7))の葬式(死者)数を示します。
事故後の葬式が増えていない福島県相馬地方
 ※(34)を集計
 図―13 相馬の各年2月から翌年1月の1年間の葬式(死者数)の推移

 震災のあった2011年2月からは増加していますが、後はそれ程には増えていません。原発事故前の2010年2月から11年1月の葬式(死者)数は1,391人で、2016年2月からの17年1月は1,403人で少し増えていますが、統計的な差はありません。
 以下に福島盆地の農水産業の生産額を示します。
事後もそれ程には減っていない福島盆地の農水産業生産額
 ※(35)を集計
 図―14 福島盆地の農水産業生産額

 「風評被害」が叫ばれていますが(36)、それ程には減っていません。汚染された福島盆地ではセシウム入り農水産物の生産が確り行われています。
避難地域を挟んだ反対側に図―2に示すように福島県相馬地方があります。現在も全村避難が続く福島県飯舘村(5)を除く福島県相馬地方の農業生産額を示します。
事故後に激減した福島県相馬地方の農水産業生産額
 ※1(34)を集計
 ※2 全村避難の飯舘村(5)を除く
 図―15 福島県相馬地方(飯舘村を除く)の農水業生産額

図に示す通り事故以降に大幅に農水産業の生産額を減らしています。ここの特産品にはモモはありません(37)。
 以上を纏めると福島産モモは
 ①福島でも避難地域を除けば汚染が酷い福島盆地で栽培されている。
 ②主産地の福島盆地ではセシウムが飛び交っている。
 ③6年連続でセシウム入りである。
 ④他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されている。
 ⑤セシウム以外検査されていない。
  ・スチンロンチウム90
  ・放射線分解によって生じ得る毒素
 などは検査されていない。
 ⑥産地では葬式が増えた。ただし産地で無く農水産業生産額を大きく減らした福島県相馬地方では増えていない。
 福島県の地方紙・福島民友は
 「誤った理解に基づく『福島県へのいじめ』」
と評していますが、汚染され地で栽培され、まともな検査されない、産地では葬式が増えている福島のモモ、福島産とわかったら吐き出すのは当然です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 2月24日に3月18日、20日予定されていたソウル(仁川)―福島空国間のチャータ便が、ソウル(仁川)―仙台空国間に変更されたのニュースが流れました(38)。福島を見る諸外国の目が福島県行政の思惑通りには行かないことをしめした事例だと思います。福島は「風評被害」と反発するかと思いやダンマリでした。福島空港のHPではいまだに3月18日、20日予定されていたソウル(仁川)―福島空国間のチャータ便の告知がなされたままです(39)。ようやく3月6日の福島県知事会見で
航空会社と旅行会社が協議を重ねており、状況を注視している。今の福島空港を取り巻く正確な状況を丁寧に発信し、理解いただくことが一番重要」
と話したそうです(40)。その代り、海外や福島県外の無理解((=^・^=)は正しい認識だと思うのですが)報じる報道が増えた気がします。本記事で取り上げた福島民友の記事は今年1月6日共同通信が配信した内容(41)とほぼ同一ですが
、二か月後に突然に図―1に示すように一面を飾ることになりました。モモを吐かれたする福島のキャンペーンクルーの方は福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗なので、(=^・^=)には非常に綺麗な方に見えました。
綺麗な福島産果物ミスピーチ
 ※(42)を引用
 図-16 お客様にさし出たモモを吐かれたと後に報道される事になった福島産果物のキャンペーンクルー(ミスピーチ)

 モモを吐かれた悲劇のヒロインに仕立て上げるにはうってつけです。当該記事は「(福島)県外で相次いで発覚している本県からの避難者に対するいじめ」と記載しいますが、ニュースを見る限り福島から県外に避難された方がいじめで「自殺」した事例を知りませんが、福島では昨年につづき(42)、今年もいじめによる自殺のニュースが流れています(43)(44)。だいたい福島県内でも事故による避難者による嫌がらせが発生していました(45)(46)。それを福島県外の事だけを取り上げるなどは明確な印象操作です。
 当該記事(1)は
 「『福島は危険』といった偏見などゆがんだ見方は国内、海外で根強く残る。」
とまるで、福島が安全なように記載していますが、およそ「安全」とは言える状態でないことは本文に記載した通りです。付け加えるなら、「安全」と「危険」の間にリスク(危険性)とゆう概念があるはずです。リスクとは「ある行動に伴って(あるいは行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」だそうです(47)。沖縄ではオスプレイが墜落しましたが(48)、オスプレイが配属されている普天間基地周辺では航空機の墜落により住民が犠牲なった例は沖縄返還以降はありません(49)。それでも普天間は危険とされています(50)。当該記事は「安全」と「危険」の2分論で扱い、その中間にある「危険性」を無視しています。
 福島民友その後も続報を続けています。2014(平成26)年3月、スイスのジュネーブに福島県福島市にある福島高校の生徒さんが発表に訪れていた福島高の生徒3人が聴衆に囲まれ 
「君たち、本当に福島から来たのか。福島には人が住んでいないんじゃなかったのか」
と質問を受けたと報じ、これを引率者が偏見を意識するきっかけとなったと報じていました(51)。ゆうまでも無く福島第一原発事故は未曽有の事故です。もし(=^・^=)が図―6に記載のお嬢さんと自由に話す機会があればいろいろと聞きまくると思います。関心があるからです。福島民友は福島に対する関心を「偏見」に置き換えています。
 東京電力は福島第一原発の格納容器内部で毎時530シーベルトの放射線量が観測されたと発表しました(52)。多分、事故後に観測された放射線量としては最大です。福島民友はこれについて視聴者数の多い米国のある放送局が 「福島の放射線量が今、過去最高のレベルに達している」と東京電力の発表を受けてそう報じた。高線量の数値はあたかも福島県全体の線量が上がったと取れるニュースもあったと報じています(53)。
福島について嘘が報道されたと報じる福島民友
 ※(2)を3月7日に閲覧
 図―17 「偽ニュース海外拡散 格納容器の高線量」と報じる福島民友

 (=^・^=)はアメリカで放映されたニュースは見ていなので真偽は判定できませんが、この記事では「『福島は危険』などと情報が拡散するのは今回が初めてではない。」(53)とあらかも福島は安全なのに「危険」と報じています。この記事でも「危険性」は無視です。また3月7日付の社説では「(福島)県産農産物は安全性が厳しくチェックされている」と論じていますが(54)、福島県が実施している福島産農産物に対する検査が信頼できないのは本文に記載の通りです。
 福島民報は3月5日付のコラム(あぶくま抄)で
「韓国・済州[チェジュ]航空のチャーター便が出発地を、福島空港から仙台空港に一方的に変えた。<中略>震災から6年が経過するのに誤解や悪質なデマは後を絶たない。
 明らかに間違っている情報の伝達を多様性という言葉で済ませてはいけない-。<中略>韓国の人にも伝わらないだろうか。」
と記載して(55)、あたかも福島が「安全」なのに「危険」と誤解されているような書き方です。韓国の皆様が福島を「危険」と思っているのか「危険性」を感じているかと言えば「危険性」だと(=^・^=)は思います。福島県は少なくとも「モモ」について危険性を否定しうるデータが提示できていなのは本文にある通りです。
 福島空港チャーター便の福島空港から仙台空港への行先変更は、福島を見る諸外国の目が福島県行政の思惑通りには行かないことをしめした事例だと思います。福島の皆様もそれなりに動揺したと思います。動揺を抑えるたみにもこのような配信が必要だったかもしれませんが、福島の「安全」について福島の皆様の同意は得られないと思います。
 第一の理由は福島は安全は「安全」であり、これを避ける行為は「風評被害」だと主張しているのは安倍出戻り総理、福島県、東京電力です(56)(57)(58)(59)。でもこの方達は事故前には原発は「安全」であると主張していました(60)(61)(62)。
 安倍出戻り総理は事故前に
「(原発の安全について)御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」と言っています(60)。でもその後の事故報告書で万全期していない事が明らかになりました(63)(64)。
 福島県は2011年1月に、福島第一原発3号で進められているプルサーマル計画について「安全」だと発表しました(9)。でも2にヶ月後には「大爆発」です。
爆発する福島第一原発3号機
 ※(65)を引用
 図―18 大爆発する福島第一3号機

 福島の皆様は安倍出戻り総理、福島県、東京電力に対し相当な不信感を持っていると思います。
 以下に郡山市と福島市の福島県が発表している2012年年末から13年にかけての放射線量を示します。
突然に下がった福島市の放射線量 突然に下がった郡山市の放射線量
(a)福島市                     (b)郡山市
 ※(66)を転載。
 図―19 人為的操作で下がった福島県の放射線量測定値

 安倍出戻り総理が出戻った2012年12月(67)から急に低下しています。理由は
 ①計算式の変更を含む調整
 ②測定場所を放射線量が低い場所に移す
 ③測定場所周辺の除染
などの人為的操作です(66)。このような人的操作をする福島県が信頼される訳がありません。
 福島県は食品単品のストロンチウム90の調査をしていません。理由は「必要ない」だと思いますが(24)、ストロンチウム90については不安を持つ人もいると思います。調査を実施し安倍出戻り内閣や福島県が想定する結果が得られれば、福島の皆様の「安心」につがるはずです。事故から6年が経過したので、実施する時間も充分にあったはずです。それでも実施しない理由は(=^・^=)が知る限り説明されていません。
 福島県県民健康管理調査によれば、48.1%の方が放射線は「次世代への(遺伝的)影響の可能性が高い」と回答しています(68)。 福島では遺伝的欠陥で色素が合成できないアルビノ・ヒメマスが見つかりました(13)。放射線の影響は「積算線量」が重要だそうです(69)。福島の放射線量は下がたかもしれませんが、「積算線量」は確実に増え続けています。 福島の皆様の遺伝的影響を心配する声(70)に答えるためでしょうか?福島で遺伝子の異常の有無を調べる福島ゲノム計画が2012年提唱されました。計画でな2013年度から調査を開始し、来年度(2017年度)に終える計画でした(72)。計画が提唱されて5年になりますが、進められているようなニュースを(=^・^=)は知りません。いつの間にかうやむやになった感じです。チラシの目的はチラシを手にした人に掲載した商品に興味を持っていただき、次の行動に結びつけることです(73)。スーパーならば「来店」でしょう。スーパーの担当者は消費が興味を持つ見込みのない商品は掲載しないはずです。
 福島県喜多方市産米の全数・全袋検査数が約89万件に達しました。郡山市の約131万件に次いで福島県第二位です(74)。郡山市が人口は約34万人に対し(75)、同市は人口は5万人に満たないので(76)、大変に米作りか盛んな市です。同市辺りのお米は「極上」だそうです(77)。同市の小学生の皆様は福島産米のテレビCMに出演されPRにも努めました。
福島産米TVCMに登場する福島県喜多方市の小学生
 ※(78)を転載
 図―20 福島産米のテレビCMに登場する福島県喜多方市の小学生の皆さん。

 福島県喜多方市は同市産米は「安全」だと主張しています(79)。
喜多方市産米は安全だと主張する福島県喜多方市
 ※(80)を引用
 図―21 福島県喜多方市産米は「安全」だとする福島県喜多方市

 でも、福島県喜多方市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県喜多方市のスーパーのチラシ
 ※(81)を引用
 図―22 福島産米が無い福島県喜多方市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県喜多方市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)【復興の道標・不条理との闘い】自分で見て伝えたい モモ吐かれた経験原点:復興の道標:福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)福島盆地 - Wikipedia
(7)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月1週)―青森産マダラからセシウム、福島産は68件全数ND―
(8)除染の目標・計画などについて | 除染・放射線Q&A | 除染情報プラザ:環境省
(9)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(10)作物統計調査>市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の「10 果樹 ⇒福島県⇒Excel」
(11)めげ猫「タマ」の日記 1平方メートル当たり10万ベクレルを超えた土壌が広がる福島
(12)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(13)めげ猫「タマ」の日記 事故6年、放射性物質が飛び交う福島
(14)都道府県別桃(もも)収穫量ランキング | 日本一・ランキング 2014
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2016年)―デタラメな検査で安全とされる福島産―
(16)放射線 放射性物質 Q&A 本県産のモモからセシウムは検出されているのか | 東日本大震災 | 福島民報
(17)報道発表資料 |厚生労働省
(18)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(19)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(20)「今日の記事」
(21)農林水産部 - 福島県ホームページ
(22)放射性物質農作物モニタリング情報 | 農業 | JAふくしま未来
(23)「農作物の放射性セシウム対策に係る除染及び技術対策指針」第3版 - 福島県ホームページ
(24)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(25)報道配布資料|東京電力中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 」
(26)めげ猫「タマ」の日記 ストロンチウムほぼ影響なし 福島沿岸魚類(福島民報)、実は一桁以上上昇
(27)[PDF]モモ
(28)放射線分解 - Wikipedia
(29)第21号・じゃがいもの発芽防止に放射線
(30)全国新酒鑑評会金賞受賞数4年連続日本一記念「日本一のふくしまの酒まつり」を開催します! - 福島県ホームページ
(31)全国新酒鑑評会金賞受賞数4年連続日本一記念「日本一のふくしまの酒まつり」を開催します! - 福島県ホームページ
(32)めげ猫「タマ」の日記 福島産新酒4年連続日本一、放射線で変質、安全なの?
(33)貯蔵と熟成|知る・楽しむ|月桂冠 ホームページ
(34)福島県の推計人口(平成29年2月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(35)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(36)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(37)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(38)韓国・チェジュ航空 福島便就航計画を撤回= 放射能懸念で
(39)インフォメーション | 福島空港
(40)内堀知事「粘り強く道切り開く」 済州航空、福島空港出発地変更:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(41)【特集】ミスピーチは原発を目指した(1) 福島産の桃吐かれ - 共同通信 47NEWS
(42)<会津高2自殺1年>父「確かな事実認定を」 | 河北新報オンラインニュース
(43)南相馬で中2自殺 昨年からいじめ訴え | 河北新報オンラインニュース
(44)中1男子、自宅で自殺 福島・須賀川、三者面談でいじめ確認  :福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(45)めげ猫「タマ」の日記 軋轢を生む福島原発難民!
(46)いわき市で原発避難民に「カネもらってるんだから早く帰れ」│NEWSポストセブン
(47)リスク - Wikipedia
(48)V-22の事故 - Wikipedia
(49)普天間飛行場 - Wikipedia
(50)普天間移設問題・辺野古新基地の記事一覧 | 沖縄タイムス+プラス
(51)【復興の道標・不条理との闘い】自信持ち語る力を 原発視察、若者の学びに:復興の道標:福島民友新聞社 みんゆうNet
(52)2017年2月6日2号機 原子炉格納容器内部調査について~堆積物除去作業の実施~(PDF 1.00MB)
(53)【復興の道標・不条理との闘い】偽ニュース海外拡散 格納容器の高線量...誤解:復興の道標:福島民友新聞社 みんゆうNet
(54)【3月7日付社説】震災6年 風評との闘い/克服へ「日本一」を増やそう:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(55)誤解とデマ(3月5日) | 県内ニュース | 福島民報
(56)安倍内閣総理大臣 東日本大震災三周年記者会見 | 首相官邸ホームページ
(57)農林水産物 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(58)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(59)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(60)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(61)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(62)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(63)日本政府、事故調、東京電力発表報告書
(64)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(65)3号機核爆発 - YouTube
(66)めげ猫「タマ」の日記 5月測定器の周りを除染で福島県の放射線量が激減!―補正式が必要
(67)第2次安倍内閣 - Wikipedia
(68)県民健康調査における中間取りまとめ - 福島県ホームページ
(69)めげ猫「タマ」の日記 福島に遺伝的欠陥で色素が合成できないアルビノ・ヒメマス現る。
(70)放射線の健康への影響は積算線量が決める
(71)めげ猫「タマ」の日記 放射線を気にする若い女性が逃げて行く福島
(72)(新)福島におけるゲノム解析による放射線遺伝影響調査(福島ゲノム調査)
(73)チラシの目的とは?(販促チラシで反応率UP講座) | セミナー・研修・コンサルティングのジャイロ総合コンサルティング
(74)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報を2月15日に閲覧
(75)郡山市の現住人口/郡山市
(76)喜多方市ホームページ
(77)沖縄県へ米のトップセールスを実施 - 喜多方市ホームページ
(78)めげ猫「タマ」の日記 今年活躍した福島の10人の女性(2016)
(79)平成28年産米の放射性物質検査結果 - 喜多方市ホームページ
(80)(79)中の「•平成28年産米の販売促進用チラシ [PDFファイル/74KB]
(81)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2017/03/08(水) 19:45:28|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月1週)―青森産マダラからセシウム、福島産は68件全数ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。3月1週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り汚染が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 845件中3件の基準超え(全体の4%)
  ②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大210ベクレル(宮城県産イノシシ)。
事故から6年経て、見つかるセシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2017年3月1週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県
 今週のデータを解析すると
 ①青森産マダラからセシウム、福島産は79件全数ND
 ②福島県福島市産凍み豆腐は今シーズンも無検査
 ③上昇傾向を示す福島県広野町産ヒラメのセシウム濃度
等の特徴が見えます。今週は福島産からは基準(6)超は見つかりませんでしたがおよそ「安心」できるものではありません。

1.青森産マダラからセシウム、福島産は68件全数ND
 厚生労働省は青森県産マダラからセシウムが見つかったと発表しました(8)。ところが福島産は12件全数で検出限界未満(ND)です(10)。従前の発表を含め、マダラの検査結果を示します。
他県産では見つかっても福島産マダラから見つからないセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―2 マダラの検査結果

 図に示す通り青森だけでなく、北海道、岩手、宮城産のマダラからもセシウムが見つかっています。でも福島産からは見つかっていません。今回の発表を加えると79件連続で検出限界未満(ND)です。 
 茨城産スズキからもセシウムが見つかったと発表がありました(11)。ところが福島産は2件全数で検出限界未満(ND)です(12)。従前の発表を含め、スズキの検査結果を示します。
他県産では見つかっても福島産スズキから見つからないセシウム 
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―3 スズキの検査結果

 茨城だけでなく、宮城産や千葉産のスズキからもそこそこセシウムが見つかっています。でも福島産からは見つかっていません。今回の発表を加えると63件連続で検出限界未満(ND)です。 
 マダラしてもスズキにしても他県ではセシウムが見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つからないなどはおかしな話です。スズキやマダラを含め福島産の農水産物を検査しているのは厚生労働省の発表(1)を見ると福島県農林水産部に所属する「福島県農業総合センター」です(13)。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低い値がでる検査で「安全」とされ出荷されます。

2.福島県福島市産凍み豆腐は今シーズンも無検査
  凍り豆腐は豆腐を寒中に放置し夜間は凍結し、日中に溶けることを繰り返すうちに完全に水分が抜け乾物となるようにして作られます(14)。福島県福島市も産地です(15)。製法には2種類あるようです。一つは屋内での冷風乾燥機による乾燥であり(16)、もう一つは冬の天日干しです(15)。福島県福島市では両方の製法で凍み豆腐が作られています(15)(16)。
天日干しでも生産される福島県福島市産凍み豆腐
 ※(15)を引用
 図―4 天日干しでも作られる福島県福島市産凍み豆腐

 以下に福島県福島市の2015年11月から16年11月までの1年間のセシウム降下量を示します。
セシウムが飛び交う福島県福島市
 ※(17)(18)のデータを(19)に示す手法で計算
 図-5 福島市のセシウム飛散量

 図に示す様に事故6年目も福島県福島市では放射性セシウムが飛び交っています。天日干しの凍み豆腐は汚染されていないか心配です。以下に福島県福島市産凍み豆腐の検査件数を示します。
2012年以降は検査が無い福島市産凍り豆腐
 ※(1)を集計
 図―6 福島県福島市産凍り豆腐の検査件数

 図に示す通り2012年以降は5年間検査がありません。
 福島産は怪しげな物は検査をせずに「安全」され出荷されます。

3.上昇傾向を示す福島県広野町産ヒラメのセシウム濃度
 厚生労働省は福島県広野町産ヒラメから1キログラム当たり11ベクレルのセシウムが見つかったと発表しました(20)。以下に福島県広野町産の検査結果を示します。
上昇する福島県広野町産ヒラメのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 図―7 福島県浪江町ヒラメの検査結果

 しばらくは検出限界未満(ND)が続いたのですが、昨年11月以降はセシウムが見つかるようになりました。
 福島産にはセシウムが上昇する物があります。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・怪しげな物の検査を避けて「安全」される福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事もある福島産
 このような状況ですので、試食したモモが急に福島産だと言われたら、吐き出すのが普通の行為だと思います。でもこれを福島のマスコミは「誤った理解に基づく『福島県へのいじめ』」と主張しています(21)。福島の皆様の反応が気になります。
 先日にスーパーに買い物にいったら福島産トマトが店頭に並んでおり、不愉快な気持ちになりました。福島は今の季節もトマトが採れるようです。福島県いわき市ではトマト狩りも楽しめます(22)。同市のトマトはおいしいようです(23)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しめいます。でも福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―8 福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1023報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月4週)―千葉産スズキから24ベクレルのセシウム、福島産61件全数ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:752KB)
(8)(7)中のNo386,389
(9)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:119KB)
(10)(9)中のNo116~118、167~169、246~250
(11)(7)中のNo2256
(12)(9)中のNo210,211
(13)農林水産部 - 福島県ホームページ
(14)高野豆腐 - Wikipedia
(15)トピックス | JAふくしま未来
(16)凍み豆腐の高橋食品
(17)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(18)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(19)めげ猫「タマ」の日記 事故6年、放射性物質が飛び交う福島
(20)(9)中のNo229
(21)【復興の道標・不条理との闘い】自分で見て伝えたい モモ吐かれた経験原点:復興の道標:福島民友新聞社 みんゆうNet
(22)ワンダーファーム - 農と食の体験ファーム - 福島県いわき市
(23)とまとランドいわき ~美味しく安全な農産物を食卓へ~
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)イオンいわき店

テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2017/03/07(火) 19:43:32|
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福島第一汚染水(3月1週)―2月のサブドレン排水のトリチウム排出量は110億ベクレル―

 福島第一原発汚染水の3月1週(2月26日から3月5日)の状況を纏めてました。先週(1)に続き各所で放射性物質が見つかっています、
 ①外洋から見つかり続ける全ベータ
 ②港湾内各所で見つかるストンチウム90
 ③地下水バイパス山側井戸の全ベータの上昇
 ④海岸付近で見つかる高濃度汚染地下水
 ⑤2月のサブドレン排水のトリチウム排出量は110億ベクレル

1.外洋から見つかり続ける全ベータ
 以下に福島第一の外洋の汚染状況を纏めます。
事故から6年を経て、全ベータ等の放射性物質が見つかる福島第一沖外洋
 ※1(4)(5)(6)にて作成
 ※2 数値は1リットル当たりまたは1キログラム当たりのベクレル数
 ※3 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(7)
 ※4 集計期間内の最大値
 図―1 福島第一原発の放射性物質濃度

 図に示す様にT-2地点で1リットル当たり16ベクレルの全ベータが見つかっています。海水には天然由来の放射性物質のカリウム40が含まれています(8)。全ベータが見つかったとしても天然のカリウム40のみの可能性も否定できません。一方でストロンチウム90は天然に存在しません(9)。概ね1リットル当たりで13ベクレル以上の全ベータが見つかると、ストロンチウム90が見つかる可能性が高くなる事は先週にお伝えした通りです(1)。以下にT-2地点の全ベータ濃度の推移を示します。
度々13(Bq/l)を超えた全ベータが見つかる福島原発沖外洋のT-2地点
 ※1(6)を集計
 ※2  ※2 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 図―2 福島原発沖外洋T-2地点の全ベータ濃度

 図に示す様に度々1リットル当たり13ベクレルを超えています。事故から6年を経て、外洋に放射性物質が漏れ出しています。

2.港湾内各所で見つかるストンチウム90
 以下に今週の港湾内の汚染状況を纏めます。
 港湾内各所で見つかるストロンチウム90
 ※1 (4)を集計
  ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3 集計期間内の最大値
  ※4 ストロンチウム90はSR90と略し、採取日は1月23日
 図―3 福島第一港湾内の放射性物質濃度


 図に示す通り多くの地点でストロンチウム90が見つかっています。以下に1~4号機取水口内南側のストロンチウム90濃度を示します。
昨年末から上昇傾向がみられる1~4号機取水口内南側ストロンチウム90濃度
 ※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 図―4 1~4号機取水口内南側ストロンチウム90濃度

 図に示す通り、昨年末あたりから上昇傾向です。この先が心配です。港湾と外洋は繋がっています。港湾内もストロンチウム90は外洋に漏れ出して、福島の海を汚しそうです。
 
3.地下水バイパス山側井戸の全ベータの上昇
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(10)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。東京電力は福島第一原発地下水バイパスの山側に井戸を掘って放射性物質濃度を調べています(11)。また地下水バイパスからくみ上げた汚染水の濃度も井戸毎に調べています(12)。以下に放射性物質濃度を示します。
排水基準を超えた汚染地下水が見つかる地下水バイパスおよび山側井戸
 ※1 (11)(12)にて作成。
 ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
 ※3 集計期間内の最大値
 図―5 地下水バイパスと山側(上流)井戸の放射性物質濃度

地下水バイパスやサブドレンの排水基準は1リットル当たりで
  全ベータ  5ベクレル
  トリチウム 1500ベクレル
ですので(3)、排水基準を超えた放射性物質が見つかっています。
 この中でE-1が気になります。以下に推移を示します。
最上昇を始めたE-1井戸の全ベータ
 ※1(11)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからい事)を示す。
 図―6 E-1井戸の放射性物質濃度

 図に示す様に全ベータが昨年12月位から上昇し、いったんは上昇が止まったのですが、再び再上昇です、。この先が心配です。
 
4.海岸付近で見つかる高濃度汚染地下水
 以下に海岸付近の地下水の放射性物質汚染の状況を示します。
高濃度の汚染地下水が見つかる福島第一沖海岸
※1 (4)を集計
  ※2 数値は1リットル当たりのベクレル数
  ※3 集計期間内の最大値
 図―7 海岸付近の地下水の放射性物質汚染の状況
 
1リットル当たりでセシウム137の法定限度は90ベクレル、ストロンチウム90は30ベクレルですので(3)、全ベータの半分をストロンチウム90として(7)、全ベータ換算で60ベクレルです。図に示す様に法定限度を大きく超えた汚染地下水が見つかっています。この中で気になったのがNo0-1のトリチウムです。以下に推移を示します。
上昇が続くE-1井戸のトリチウム
 ※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す
 図―8 No0-1井戸のトリチウム濃度

どんどん上昇しています。この先が心配です。

5.2月のサブドレン排水のトリチウム排出量は110億ベクレル
 サブドレンは、原子炉やタービン建屋の直ぐ傍の井戸から汚染地下水を汲み上げ、直接にタービン建屋周囲の水位を下げ汚染水の増加量を抑えるものです(14)。サブドレンの運用は2015年9月3日から始り(13)、13日より排水を開始しました(14)。サブドレン排水のトリチウム濃度を示します。
上昇したままのサブドレン排水のトリチウム濃度
 ※(15)を集計
 図―9 サブドレン排水のトリチウム濃度

 図に示す様に今週も高いままです。東京電力はサブドレン廃水の放射性物質濃度も排出量も公表しているので(14)、濃度×排出量で月別のトリチウム排出量を求めてみました。
1月より増え100億ベクレルを超えた2月のサブドレン・トリチウム排出量
 ※(14)(15)を集計
 図―10 サブドレン月別のトリチウム排出量

 2月のトリチウム排出量は1月より13億ベクレル増えて110億ベクレルと100億ベクレルを超えました。2月は28日しかないので今月はもっと増えるはずです。福島の海にはトリチウムに汚染されていきます。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 事故から6年が過ぎましたが、福島第一原発からの放射性物質漏れが続いています。そでも水産庁は福島県沖の魚の出荷制限の要件見直しを検討しているそうです(16)。
水産庁は福島県沖の魚の出荷制限の要件見直しを検討していると報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(17)を引用
 図―11 水産庁は福島県沖の魚の出荷制限の要件見直しを検討していると報じる福島県の地方紙・福島民報

 おかしな話です。これまで出荷制限は厚生労働省が実施しています(18)。「安全」よりも生産者や汚染元の東京電力の論理にシフトしている感じです。これでは福島の皆様は心配だと思います。
福島県郡山市産米の全数・全袋検査数が131万件を超えました(19)。福島県随一です。同市の人口は約34万人なので(20)、市民が食べるには十分な量です。同市のお米は「あさか舞」と言いてツヤ、香り、味、粘り、柔らかさ等、美味しさの条件をすべて備えた大変美味しいお米だそうです(21)。「あさか舞」は「安全」を確認してから出荷されるそうです(22)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―12 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一汚染水(2月4週)―4連続で排水路からはWHOガイドラインを超える汚染排水―
(2)報道配布資料|東京電力
週)―外洋2地点からトリチウム―
(3)サンプリングによる監視|東京電力
(4)(2)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(5)(3)中の「1.海水(港湾外近傍)」を3月5日に閲覧
(6)(3)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング」⇒「南放水口・排水路」
(7)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(8)カリウム40 - Wikipedia
(9)ストロンチウム90 - Wikipedia
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(11)(3)中の「H4エリア周辺観測孔」
(12)(2)中の「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果
(13)(コメント)福島第一原子力発電所におけるサブドレン他水処理施設の運用開始について|東京電力
(14)集水タンク・一時貯水タンクの運用状況|東京電力
(15)(2)中の「サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果」
(16)魚介類出荷制限 水産庁「要件見直しも」 | 県内ニュース | 福島民報
(17)福島民報を3月5日に閲覧
(18)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 |報道発表資料|厚生労働省
(19)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(20)郡山市の現住人口/郡山市
(21)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(22)自主検査実施について | JA郡山市の米「あさか舞」(コシヒカリ・ひとめぼれ)
(23)ザ・モール郡山店 - 店舗詳細|SEIYU
  1. 2017/03/06(月) 19:49:00|
  2. -
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事故6年、放射性物質が飛び交う福島

2015年11月と16年11月の放射線量の比較から、この間に降り注いだ放射性物質の量を試算してみました。そしたら放射線量が高く汚染が酷い地域の両側での飛散量が多く、放射線量が高い地域を除染しない限り福島の放射性物質の飛散は止めるこができません。
 (=^・^=)は従前の記事で福島は県境付近にある高い山の麓で放射線量が増えている旨の記事を書きました(1)。
各所で放射線量が上昇している福島
 ※1(1)を転載
 ※2 2016年11月18日時点の値―2015年11月4日時点の値で計算
 ※3 集計は公表されたCSVデータを元に自作のアプリケーションで集計
 ※4 山の位置は地図で確認
 図―1 2015年11月から12年11月までの1年間の放射線量量の増減

 図に示す通り山形、新潟、群馬と福島県県境付近で放射線量が増えています。ここには飯豊山、浅草岳、会津朝日岳、燧ヶ岳等の福島を代表する高い山がります(2)。何処からか飛んで来た放射性物質が山を飛び越えることができず、降って落ち放射線量を上昇させと考えるの自然です。
 放射線量が増えている場所はどこからか放射性物質が飛んできたはずです。何処から飛んで来たのか(=^・^=)なりに興味があるので調べてみました。
 以下に福島県の放射線汚染の状況を示します。
事故から6年経て汚染されたままの福島
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で3月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図-2 福島の放射線量

 図に示す様に事故から6年が経過しましましたが、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(7)を広い地域で超えており、福島は汚染が続いています。そして避難区域を中心に1時間当たり1マイクロシーベルトを超える放射線量が観測されています。
 原子力規制委員会は航空機で面的に放射線量を測定する航空機モニタリングを実施しています(3)。最新のデータは2016年11月時点で(4)、その前は2015年11月です(8)。放射性物質は半減期に従い減衰していきます(9)。半減期を使えば、減衰による将来の放射線量が計算でいます(5)(10)。2015年11月時点の放射線量を元に先の放射線量を計算する手法は(=^・^=)の過去の記事にある通りです。2015年11月時点の放射線量(8)を計算し(以下半減期で計算される放射線量とする)、2016年11月時点の放射線量と比較し増えていれば増えた分はどこからか飛んできた放射性物質によるものです。(=^・^=)は以前に
 毎時1マイクロシーベルトは1平方メートル当たり38.9万ベクレルのセシウム
に相当する旨の記事を書きました(11)。すると
 (2016年11月の放射線量―半減期で計算される放射線量)×38.9万
で、2015年11月から16年11月までに飛んで来た放射性物質の量が見積もれます。以下に日本100名山の位置と飛んで来た放射性物質の量を示します。
広範囲で放射性物質が降り注ぐ福島
 ※1 (4)データ(2016年11月時点)と(8)のデータ(2015年11月時点)を(10)に示す方法で半減期で補正した値で計算。
 ※2 100名山は(12)による。位置は地図による。
 ※3 ①は「飯豊山」、②は「吾妻山」、③は「安達太良山」、④は「磐梯山」、⑤は「 会津駒ヶ岳 」、⑥は「 那須岳 」
 図―3 放射性物質が飛んで来た量と日本100名山

 図に示す様に広い範囲で放射性物質が飛んで来ています。特徴としては
 ①放射能汚染が酷い避難区域の東西に広がっている。
 ②高い山の西側には広がっていない。
 ③放射能汚染が酷い避難区域ではあまり上昇している場所はあまりない。
 ④だだし福島原発に近い北西側では上昇した場所がある
等の特徴が見えてきます。
 ①③から避難区域の高い放射性物質が周辺に広がっています。②から高い山に阻まれそこから先には進めなくなっています。
 ④から福島第一から放射性物質が近隣の北東側に飛散している可能性がある。
 福島では放射能汚染が酷い場所から飛び散り、山に阻まれ降下しています。これを阻止するには放射線量が高い場所の面的除染が必要ですが、図―2に示す様に高い放射線量のまま放置されています。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島の「安全」を確保するには多面的な解析が必要です。今回、(=^・^=)が実施した解析は物理系の大学生の演習問題以下のレベルだと思います。大学初級程度の放射線物理学の知識と簡単なアプリケーション作成能力があればだれでもそれ程の手間なくできる解析だと思います。この記事のエッセスは図―3ですが、アプリケーションの作成(だだし(=^・^=)作成の従前のアプリケーションの改造)から、図ー2の表示まで十数分の作業でした。福島はこのような簡単な解析もしません。不都合な結果がでそうな調査は避けている気がします。
 3月18と20日にソウル(仁川)と福島空港間のチャーター便の運行が決まっていましたが、2月24日に中止が報じられました。ソウル(仁川)と仙台空港間に変更するとのことです(13)。これについて福島県の地方紙・福島民友は
 「福島空港のホームページによると福島空港の放射線量は0.08マイクロシーベルトであるのに対して、ソウルは0.09マイクロシーベルトと上回る。」
と論じ(14)、韓国は無理解と非難しています。以下に福島空港付近の放射性物質の降下量を示します。
1万(Bq/㎡)の放射性物質の降下がる福島空港付近
 ※ (4)データ(2016年11月時点)と(8)のデータ(2015年11月時点)を(10)に示す方法で半減期で補正した値で計算。
 図―4 福島県玉川村の放射性物質降下量

 図に示す通り福島空港付近では1平方メートル当たり1万ベクレル程度の放射性物質の降下があります。このような事はソウルではない筈です。福島は常に不都合な事は無視し、いい加減な測定で得た結果を元に(15)放射線量は低い・検査しているとして「風評被害」を叫んでいる気がします。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県はイチゴ栽培が盛んなだそうせす(16)。福島県会津若松市ではイチゴ狩りが楽しめます(17)。福島県会津若松市はイチゴの季節です。同市辺りのイチゴは身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れるそうです(18)。福島県は福島産イチゴは安全だと主張すています(19)。でも福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図-5 福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 広範囲で放射線量が増加した事故6年目の福島
(2)うつくしま百名山
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(4)(3)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(6)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)除染の目標・計画などについて | 除染・放射線Q&A | 除染情報プラザ:環境省
(8)(3)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(9)半減期 - Wikipedia
(10)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(11)めげ猫「タマ」の日記 1平方メートル当たり10万ベクレルを超えた土壌が広がる福島
(12)日本百名山 - Wikipedia
(13)韓国・チェジュ航空 福島便就航計画を撤回= 放射能懸念で
(14)【2月28日付社説】韓国便が発着地変更/肝据えて事実誤認正さねば:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島空港チャーター便・ドタキャン、福島の抵抗
(16)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売
(17)フルーツランド北会津
(18)いちご | JA会津よつば
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(20)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2017/03/05(日) 19:47:29|
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トラブルいっぱい東電原発(3月1週)―柏崎刈羽・安全審査の申請書を再提出―

 東京電力の原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、3月1週(2月26日から3月4日)もしっかりトラブルが起こっています。
 ①福島第一、ネガフロートに新たな亀裂
 ②福島第一、汚染水処理装置SARRYから汚染水漏れ
③福島第一、港湾口のブロックフェンス破損
 ④福島第一、ALPS停止
 ⑤柏崎刈羽、安全審査の申請書を再提出
 ⑥柏崎刈羽、役立たずの防潮堤を安全設備としてPR

福島第一トラブルマップ3月1週
 ※ 位置は概ね(3)による 
 図―1 福島第一トラブルマップ(3月1週)

1.福島第一、ネガフロートに新たな亀裂
 メガフロートは福島第一原発事故直後に汚染水を一時的に貯蔵するのに使われました。その後に汚染水タンクができ移されて役目を終えたのですが、事故から6年近くたった今も福島第一港湾内に放置されています(4)。
放置されたままのメガフロート
 ※ Google Mapを引用
 図―2 放置され続ける「メガフロート」

 中を空にすると流されてしまうので、福島第一港湾内から海水を汲みあげ「バラスト水」として入れられているようです(5)。東京電力の発表によればメガフロート内のバラスト水は1リットル当たりで
 セシウム137 2ベクレル
の放射能で汚染されています(6)。2月16日に水位を測定したら、水位が上昇し「海水面」と同じなったそうです。中を調べたら、見つかった事を先週に報告しましたが(1)(5)、今週も新たに亀裂が見つかりました(7)。以下に新たなに見つかった亀裂を示します。
メガフロートの新たな亀裂
 ※(7)を引用
 図―3 メガフロートの新たな亀裂

 参考に先週に見つかった亀裂も示します。
メガフロートの側面にできた亀裂
 ※(6)を引用
 図―4 先週に見つかったメガフロートの側面の亀裂


2.福島第一、汚染水処理装置SARRYから汚染水漏れ
 福島第一では原子炉やタービン建屋に地下水が流れ込む等して、日々汚染水が増えています。放置すると溢れてしまうのでこれを汲みあげ処理設備を通した後で汚染水タンクに蓄えています(8)。以下に福島第一の汚染水の流をしめします。
福島第一汚染水処理の流れ
 ※(9)を転載
 図―5 福島第一原発の汚染水処理の流れ
 
 図に示す様に処理装置は何段かに分かれていますが、1段目はSARRYです。以下にSARRY取り扱う汚染水のセシウム濃度を示します。
 SARRYに送られる1000万(Bq/.l)以上の汚染水を汚染水
※(11)を集計
 図-6 SARRY取扱い(入口)汚染水のセシウム濃度


 図に示す様に事故から6年たった今も1リットル当たり1,000万ベクレル以上のセシウムで汚染されています。
 3月2日午前11時45分頃、集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋内東側に設置してある第二セシウム吸着装置(SARRY)のフィルター付近で、「水溜まり」が見つかったそうです(12)。さらには同装置のフィルターに接続された配管と耐圧ホースの継手部に漏れ跡が見つかったそうです。東京電力は継手部からの漏れと推定しました(13)。ホースからの漏れなので、どう見てもSARRYから汚染水が漏れたようです。漏れた汚染水は約80cm×60cmに広がったとの事です。

3.福島第一、港湾口のブロックフェンス破損
 福島第一沖の海ではこれまで半径20km圏内の海での漁が自粛さてていましたが、今月(3月)下旬かはら10km圏内に自粛する範囲を縮小するそうです(14)。今月からは福島第一原発により近い場所の魚が水揚げされます。一方で事故から6年になりますが、福島第一港湾内では操業の対象となるヒラメ等からも(15)基準値の1キログラム100ベクレル(16)を大きく超えるセシウムが見つかっています。以下に示します。
基準を大幅に超えたヒラメが見つかる福島第一港湾内
 ※(17)を集計
 図―7 福島第一港湾内のヒラメのセシウム濃度

 図に示す通り、基準値を超え、しかもピークは上昇している感じです。
 こうした福島第一港湾内の魚が混獲されないように、図―1に示す様に福島第一の港湾口に港湾内の魚類出入り抑制する港湾口ブロックフェンスが設けられています。東京電力は3月1日に港湾口ブロックフェンスに転倒・移動して破損した箇所が見つかったと発表しました(18)。以下に様子を示します。
破損した箇所が見つかった港湾口ブロックフェンス
 ※(18)を引用
 図―8 転倒・移動して破損した箇所が見つかった港湾口ブロックフェンス

 参考に正常(設置時)の状態を以下に示します。
港湾口ブロックフェンスの正常(設置時)の状態
 ※(18)を引用
 図―9 港湾口ブロックフェンスの正常(設置時)の状態

 これで外洋の魚が港湾内により入り易くなり汚染されるリスクと港湾内の汚染魚が外に出て混獲されるリスクが高まりました。

4.福島第一、ALPS停止
 図-5に示すようにALPSは最終段の汚染水処理装置です。ALPSには普通のALPS、増設、高性能の3種類があります。東京電力は3月1日にALPSが停止したと発表しました(19)。今週のALPSの運転状況を示します。

 表―1 ALPSの運転状況(2月27日から3月4日)
 ※(20)を集計
1,2日に停止したALPS

 表に示すように3月2日3日に止まっています。
 以下にALPSを通過した後の汚染水を貯める処理水タンク容量の計画と実績を示します。
停滞する処理水タンク増設
 ※1 計画は(21)による。
 ※2 実績は(22)による。
 図―10 処理水タンク増設の計画と実績

 当初は計画を超えるペースで増設が進んでいたのですが、その後に増設のペースが鈍り計画を下回りそうです。汚染水タンクを増設できなければ途中で貯め続けるしかなく、場合によって溢れさすかマシな汚染水から海に流すしかありません。現在はALPSで処理した汚染水を海に流す検討がなされています(23)。 

5.柏崎刈羽、安全審査の申請書を再提出
 東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の適合性審査(安全審査ではありません)を原子力規制委員会に申請し、現在は審議が進めらてています(24)。事故が起こった場合の対応拠点は免震重要棟としています(25)。ところが2月14日開催された「第442回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」で(26)、免震重要棟が想定する全ての地震に耐えられないと言い出しました。しかも3年前の2014年には分かっていたとのことです(26)(27)。東京電力は規制当局に3年間も嘘をつき続けた事になります。この問題について東京電力社長は2月28日の「第64回原子力規制委員会 臨時会議」に呼び出され、
審査書類を見直しで再提出を言い渡されました(28)。そして原子力規制委員長は3月1日の会見で
 「(再提出すた審査書類で)今回問題になったようなたぐいの手戻りがあれば、そこは相当の覚悟を持って私たちも判断しなければいけないと思いますし、東京電力もそれくらいの覚悟を持って、社長の責任で出していただく必要があると思っています。」
と述べています(29)。今度、同じ事があったら許さない(適合性審査に合格させない)みたいな言い方です。
 柏崎刈羽原子力発電所が立地する新潟県(30)でも「不信」は広がっているようです。新潟県のローカルTV局のBSNは2月28日の18時15分からのニュースでこれを報じています。
2007年の柏崎刈羽原発火災映像を放送したBSN
 ※1 BSNは2月28日の18時15分からのニュースをキャプチャー
 ※2 読者提供
 図―11 免震重要棟の問題での「不信感」を報じるBSN

 柏崎刈羽原子力発電所は2007年に火災や放射能漏れ事故を起こし(31)(32)、新潟県の海水浴客が半減するなどの(33)大変な被害をだした。BSNは敢てその時の「火災映像」を使ったようです。
 東京電力が原子力規制委に再提出する審査書類に不備が見つかれば柏崎刈羽原子力発電所の再稼働は絶望的になると思います。相当に慎重に見直しをする事になり、それなりの時間がかかりそうです。柏崎刈羽の適合性審査は大幅におくれそうです。

4.柏崎刈羽、役立たずの防潮堤を安全設備としてPR
 東京電力は新潟県に電気を供給していません(34)。ですから柏崎刈羽が再稼働でになと東京電力の電気料金が上がるなどといわれても(35)、新潟の皆さんに対しては何の意味もないと思います。それでも柏崎刈羽のPRは熱心に進めています。新潟県には比較的大きな市が3つあります。新潟市、長岡市、上越市です(36)。先月(2017年2月)に柏崎刈羽原子力発電所の安全性や必要性を説明する「東京電力コミュニケーションブース」を開催しました(37)。これに続き新潟市内で3月8日(水)~3月12日(日)の5日間、長岡市内で3月17日(金)~3月21日(火)の5日間にわたり「東京電力コミュニケーションブース」を開催すると発表しました(38)。新潟の開催案内には
「・防潮堤を模擬した展示
を模擬展示を行い、海 抜 15 mの高さを体感していただけます。」
とありました(39)。以下に1~4号機側 防潮堤の画像を示します。
上辺は立派な柏崎刈羽の防潮堤
 ※(40)を引用
 図―12 柏崎刈羽原子力発電所 1~4号機側 防潮堤

 図に示す様に外見は立派に見えます。防潮堤についても当初は東京電力は津波対策に有効である旨を主張していたのですが、基礎が脆弱(地震の際に地盤が液状化して支えられなくなる)で、「安全設備」としては使えないとされました(41)。「安全設備」といて使用できない物を「安全設備」としてPRするのは新潟の皆様を騙すことだと思います。
 東京電力は3月2日に
「免震重要棟の耐震性に関する問題につきましては、組織内の情報共有が不十分で審査の混乱を招いたことはもとより、実際に発電所を立地させていただいている新潟県や立地地域の皆さまを最優先に考え、事前に十分なご説明を尽くす姿勢が欠けていたと言わざるを得ません。
 新潟県の皆さまに大変なご心配とご不安をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。」
とのコメントを発表しました(42)。でも、「安全設備」といて使用できない1~4号機側 防潮堤を「安全設備」としてPRするようでは、本心では「心よりお詫び」はしていないと思います。「安全」であろうとなかろうと柏崎刈羽は「安全」と錯覚させて再稼働にこぎつけるのが東京電力の戦略だと思います。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 トラブル続きの東京電力の原発では福島の皆様は不安だとおもいます。
 (=^・^=)事ですが先日にスーパーに買いも物にいったら福島産トマトが並んでいて大変に不快になりました。冬ですが福島はトマトが採れるようです。福島県いわき市はトマトの産地です(43)。同市では2月26日「いわきいちごフェスティバル2017」が開催されました(44)。同市はイチゴのシーズンでもあるようです。福島県いわき市のトマトも(45)イチゴ(46)も美味しいようです。福島県は福島産トマトもイチゴもも「安全」だと主張しています(47)。(=^・^=)の街で福島産トマトを打っていたスーパーチェーンは福島県いわき市にも店舗があります。チラシを見たのですが、福島産トマトもイチゴもありません。
他県産はあっても福島産トマトやイチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(48)を引用
 図―13 福島産トマトもイチゴも無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
 当該スーパーの方にお願いがあります。福島ではチラシに載せられない福島産を(=^・^=)の街で売らないでください。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい東電原発(2月4週)―柏崎刈羽、東京電力の言い訳通らず―
(2)中長期ロードマップ|東京電力中の「2017年2月23日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第39回事務局会議」
(3)(2)中の「【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(8.60MB)
(4)[PDF]東京電力福島第一原子力発電所における メガフロート ... - 原子力規制
(5)2017年2月16日福島第一原子力発電所 メガフロートNo.5VOID(北側)水位上昇について(PDF 73.6KB)
(6)(2)中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2017年2月23日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第39回事務局会議)⇒【資料3-8】5・6号機の現状(1.69MB)
(7)2017年2月27日メガフロートNo.5VOID(北側)水位上昇に係る内部調査結果について(PDF 275KB)
(8)原子炉の安定化|東京電力
(9)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(11月3週)―地下水バイパス止まる―
(10)報道配布資料|東京電力
(11)(10)中の「水処理設備の放射能濃度測定結果 」
(12)2017年03月02日
福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】

(13)福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社
(14)原発20km圏 コウナゴ漁の操業決定 | 河北新報オンラインニュース
(15)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです中の「対象種のNo77」
(16)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(17)(10)中の「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内> 」
(18)2017年3月2日福島第一原子力発電所港湾口ブロックフェンスの補修について(PDF 0.99MB)
(19)2017年03月01日 福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】
(20)福島原子力事故に関する更新|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社
(21)(2)中の【資料3-1】汚染水対策(19.7MB)
(22)プレスリリース|リリース・お知らせ一覧|東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(23)<原発事故>福島のブランド価値回復を | 河北新報オンラインニュース
(24)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 関連審査会合 | 原子力規制委員会
(25)免震重要棟|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(26)第442回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 | 原子力規制委員会
(27)柏崎刈羽原発、免震棟が性能不足か 東電14年に把握  :日本経済新聞
(28)第64回原子力規制委員会 臨時会議 | 原子力規制委員会
(29)原子力規制委員会記者会見 | 原子力規制委員会中の「平成29年03月01日 速記録【PDF:117KB】
(30)発電所の概要|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(31)失敗事例 > 中越沖地震による原子力発電所の火災
(32)柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて|TEPCOニュース|東京電力
(33)[PDF]PDF形式 858 キロバイト - 新潟県
(34)【経済インサイド】電力自由化、仁義なき戦い 東京電力が東北電力エリアの新潟に進出!? 柏崎刈羽原発再稼働の切り札か?(1/4ページ) - 産経ニュース
(35)めげ猫「タマ」の日記 柏崎刈羽の再稼働ができなければ電気代値上げとTV朝日、新潟には関係ありません。
(36)新潟県 - Wikipedia
(37)新潟県の皆さまへ(新潟本社)|東京電力ホールディングス株式会社
(38)新潟県内における「東京電力コミュニケーションブース」の開設について
(39)(38)中の別紙1:新潟市に開設する「東京電力コミュニケーションブース」の概要
(40)津波による浸水防止|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(41)第445回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 | 原子力規制委員会中の「資料1-3 柏崎刈羽原子力発電所6号及び7号炉 免震重要棟及び防潮堤の審査対応の問題とその原因と対策【PDF:797KB】
(42)(コメント)新潟県の皆さまへのお詫び~免震重要棟の耐震性に関する説明について~|お知らせ|東京電力ホールディングス株式会社
(43)とまとランドいわき ~美味しく安全な農産物を食卓へ~
(44)甘~いイチゴいかが いわきでフェス | 県内ニュース | 福島民報
(45)とまとランドいわき ~美味しく安全な農産物を食卓へ~
(46)いわきの太陽をたくさん浴びた甘いいちご狩り体験!(いわき市) | ふくしま 新発売。
(47)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(48)イオンいわき店
  1. 2017/03/04(土) 19:43:46|
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福島空港チャーター便・ドタキャン、福島の抵抗

 3月18,20日にソウル(仁川)と福島空港間に予定されていた済州(チャジュ)航空のチャーター便がドタキャンにあった問題(1)(2)について福島は福島空港のHPではドタキャンを告知しない(3)、旅行会社はドタキャンは認められない(4)、福島の地方紙・福島民友は社説で韓国の無理解を非難(4)するなど、抵抗を続けているようです。でも福島は汚染された地であり、避けるのは当然です。
 福島原発事故によって福島は汚染されました。
事故から6年経て、汚染されたままの福島
 ※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で3月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(7)による
 図-1 原発事故6年経て、汚染されたままの福島

 図に示す通り事故から6年が経過しましたが、福島には国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(8)地域が広がっています。福島の除染はほぼ終わりましたが(9)、汚染は残ったままです。福島を避けるのは当然のことです。福島空港も利用者が低迷しています。以下に福島空港の利用者数を示します。
事故後に利用者の低迷が続く福島空港
 ※1(11)を転載、イベントは(11)による。
 ※2 ①2007年3月、仙台空港鉄道開業
 ※3 ②2009年2月、日本航空、福島空港撤退
 ※4 ③2010年
     3月、茨城空港開港
     7月、成田スカイアクセス開業
 ※5 ④2011年3月、福島原発事故
 ※6 ⑤2015年3月、ひたち品川乗り入れ
 図-2 福島空港の利用者数

 事故後は福島空港発着の国際定期便がなくなってしまいました(12)。福島空港の国際定期便の再開は福島復興の象徴的な意味をもつと思います。
 「今回の韓国チャーター便は2013年9月以来、約3年半ぶりの運航で、原発事故後途絶えている定期路線の再開に向けた第一歩となる予定だった。」
と福島県の地方紙・福島民友が社説で論じており(5)、国際チャーター便の運行で実績を積み、国際定期便の復活に繋げる戦略のようです。
 3月18と20日にソウル(仁川)と福島空港間のチャーター便の運行が決まっていましたが、2月24日に中止が報じられました。ソウル(仁川)と仙台空港間に変更するとのことです(1)。それから1週間が経過しましたが、福島は抵抗しています。
 福島空港のHPを見ると、中止なったはずのチャーター便運航の告知がそのままになっています(3)。
ソウル行チャータ便の告知が掲載されたままの福島空港HP
 ※(3)を3月2日に閲覧
 図―3 中止なったはずのチャーター便運航の告知がそのままになっている福島空港のHP

 さらには同便を利用した旅行商品にリンクは貼らており、チラシは「福島発着」のままです。
「福島発着」のままの旅行商品のチラシ
 ※(14)を引用
 図―4 「福島発着」ままの旅行商品チラシ

 さらには旅行会社は「(変更は)一方的で認められない」と主張しているそうです。なんでも相互合意を経て契約を結んだ。一方的で変更はできない」とのことです(4)。さらには福島県の地方紙・福島民友は2月28日付の社説で
「福島空港のホームページによると福島空港の放射線量は0.08マイクロシーベルトであるのに対して、ソウルは0.09マイクロシーベルトと上回る。」
と論じ(4)、韓国は無理解を非難しています。ゆうまでもなく韓国が無理解なのでなく図―1に示すように福島は汚染されているのです。だいたい福島県が発表する空間放射線量は当てになりません。以下に郡山市と福島市の福島県が発表している2012年年末から13年にかけての放射線量を示します。
突然に下がった福島市の放射線量 突然に下がった郡山市の放射線量
(a)福島市              (b)郡山市
 ※(15)を転載。
 図―5 人為的操作で下がった福島県の放射線量測定値

 安倍出戻り総理が出戻った2012年12月(16)から急に低下しています。理由は
 ①計算式の変更を含む調整
 ②測定場所を放射線量が低い場所に移す
 ③測定場所周辺の除染
などの人為的操作です(15)。福島の放射線量が低いと主張しても、それは測定場所周りだけを人為的に低下させたものです。
 同社説(4)は「坪倉先生の放射線教室」(17)を引用していますが、これが実にいい加減な内容です。たとえば一切の数値データなしに
「(福島)県内で現在、人が居住している場所の多くは、西日本や諸外国の線量と大差なくなってきています。」
と解説しています(18)。福島の放射線量が高いのは図―1に示す通りです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県は福島を避ける行為を「風評被害」と称しています(19)。(=^・^=)は当然だと思うのですが韓国は多くの福島産を輸入禁止にしています(20)。韓国から福島にチャーター便が飛んで来れば、福島県言う「風評被害」の低減に繋がるとおもいます。でも計画が突然に中止になれば、福島離れをより印象づける結果になると思います。これからも福島の抵抗は続くと思います。でもこれは福島県の一方的な理屈です。福島県は福島産は検査されていて「安全」だと主張しています(21)。以下にスズキの検査結果を示します。
 他県では見つかっても福島産からは見つからないスズキのセシウム
 ※1(22)を転載
 ※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―6 スズキの検査結果

 図に示す通り宮城、茨城、千葉産スズキからはそこそこセシウムが見つかっていますが、福島産スズキからは見つかっていません。海は繋がっているのに汚染源がある福島が低くでるなどおかしな話です。福島産に実施されている検査は他よりも低くでる検査です。これではいくら検査しても福島産が「安全」だとは言えません。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島でもイチゴ栽培が盛んだそうです(23)。今が旬のようです(24)。福島県伊達市は福島最大のイチゴの産地です(25)。同市産のイチゴはとても甘くてちょっと酸っぱい、新鮮そのものだそうです(26)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(27)。でも福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
 ※(28)を引用
 図―7 福島産イチゴが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県伊達市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 韓国・済州航空の福島チャーター便、ドタキャン!当然です。
(2)韓国・チェジュ航空 福島便就航計画を撤回= 放射能懸念で
(3)福島空港
(4)済州空港発着地変更>HIS「認められぬ」3月2日 河北新報
(5)【2月28日付社説】韓国便が発着地変更/肝据えて事実誤認正さねば:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(8)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)除染の目標・計画などについて | 除染・放射線Q&A | 除染情報プラザ:環境省
(10)<福島除染>帰還困難区域除き年度内ほぼ完了 河北新報-2017/02/23
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島空港にMRJ?未来は暗い
(12)福島空港 - Wikipedia
(13)インフォメーション | 福島空港
(14)(13)中の「株式会社HIS郡山営業所⇒   商品チラシは ①こちら
(15)めげ猫「タマ」の日記 5月測定器の周りを除染で福島県の放射線量が激減!―補正式が必要
(16)第2次安倍内閣 - Wikipedia
(17)坪倉先生の放射線教室:福島民友新聞社 みんゆうNet
(18) 西日本と大差ない線量に :坪倉先生の放射線教室:福島民友新聞社 みんゆうNet
(19)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(20)東京電力福島第一原子力発電所事故に係る諸外国・地域の規制の経緯:農林水産省中の「韓国の輸入規制措置の概要(平成25年3月20日時点)(PDF:196KB)
(21)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(22)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月4週)―千葉産スズキから24ベクレルのセシウム、福島産61件全数ND―
(23)甘酸っぱい幸福感!赤くてかわいい、イチゴ! | ふくしま 新発売。
(24)広報誌 | JAふくしま未来中の「Vol.12
(25)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月3週)―福島でイチゴ狩りが始まる。検査結果はありません―
(26)伊達のいちご - 福島県伊達市ホームページ
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
  1. 2017/03/03(金) 19:47:04|
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川俣町62周年、未来は暗い

福島県川俣町は1955年3月1日に複数の町村が合併してできた町です(1)。昨日(3月1日)で62周年となりました。お祝いしたのですが、(=^・^=)なりに調べると
 ①町内に残る21兆ベクレルのセシウム
 ②事故後、6年続く出生異常
 ③子供と若者が逃げて行く町
 ④避難指示を解除して戻る見込みが無い子供達
との特徴があり未来は暗そうです。

1.福島県川俣町とは
 福島県川俣町は福島県北部の阿武隈高原の山中にある人口14,049人、面積127.7平方キロメートルの町で(2)、元々は養蚕が盛んだったのですが今は衰退してしまいました(1)。
事故から6年経って、汚染されたままの川俣町
 ※1(3)の数値データを元に(4)に示す手法で3月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(5)による
 図-1 原発事故6年経て、汚染されたままの福島県川俣町

 図に示す様に事故から6年が経過しましましたが、同町の大部分は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(6)を超えており、汚染が続いています。
 同町は「国道114号線(福島~浪江)・主要地方道(原町~川俣線)は、県都と太平洋沿岸を結び、国道349号線(水戸~柴田)が町の南北を横断し、その他県道・町道ともに交通の結節点を形成している。」と主張していますが(7)、福島県は山を越えた地域交流は浅く(8)、単なる山間僻地です。さらには福島第一原発事故によって同町の東部や東側が避難区域に指定され(1)(5)、沿岸部への経路が絶たれ、行き止まりの町となってしまいました。
 2月26日に新町長が誕生しました(9)。新町長は
 ①夢と希望のあるふるさとを取り戻す
 ②次の世代に胸を張ってバトンタッチできる
町づくりを目指しているようですが、(=^・^=)には無理な気がします。
「夢と希望のあるふるさとを取り戻す、次の世代に胸を張ってバトンタッチできる」話す川俣町の新町長
 ※(10)をキャプチャー
 図―2 「夢と希望のあるふるさとを取り戻す、次の世代に胸を張ってバトンタッチできる」話す川俣町の新町長

2.町内に残る21兆ベクレルのセシウム
 以下に川俣町のセシウムによる土壌汚染の状況を示します。
10万(Bq/㎡)以上のセシウムで汚染されている川俣町
 ※1(3)の数値データを元に(11)で示す手法により換算
 ※2 避難区域は(5)による
 図―3 川俣町の土壌汚染

 図に示す様に大部分で1平方メートル当たり10万ベクレルを超えています。平均すると16.3万ベクレルです。同町の面積は面積127.7平方キロメートル(2)ですので、これを乗じると同町には約21兆ベクレル(16.3×127.7÷100)のセシウムが残留しています。

3.事故後、6年続く出生異常
 以下に川俣町の各年2月から翌年1月までの赤ちゃん誕生数を示します。
事故後に女の子が多く生まれるようになった川俣町
 ※(12)を集計
 図―4 川俣町の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り事故前は男の子が多く生まれていたのですが、事故後は6年連続で女の子が多く生まれています。通常は男の子が多く生まれるので(13)、異常な事態です。6年連続なので、このような事が偶然に起こる確率は約1.6%(1÷(26≒0.016)で統計的に差があるとされる5%(13)を下回っています。
 川俣町東部は避難区域になっています。事故後に設定された避難区域には原発事故後に設定された避難区域には福島第一原発から20km圏内の警戒区域とその後に放射線量が高い事が分かり設定された計画的避難区域があります。警戒区域は3月12日に設定されていますが、計画的避難区域が設定されたのは事故から1ヶ月以上が過ぎた4月22日です(5)。計画的避難区域はいわば「逃げ遅れた」避難区域です。さらに言えば川俣町西部は避難区域でないので、逃げなかった町です。このように事故後に女の子が多く生まれる現象は川俣町と同じく主な避難区域が計画的避難区域であった飯館村や葛尾村でも見られます(13)。
 以下に福島県の自然死産率の推移を示します。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(16)を転載
 図―5 福島県の自然死産率の推移

 図に示す通り事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれるであろう2012年以降に増加しています(16)。
 放射性影響研究所は広島や長崎の原爆投下で遺伝的な影響が生じていない根拠として
  ①赤ちゃんの男女比に異常が起きていない。
  ②自然死産の増加が認められない
ことを上げています(17)。川俣町ではどちらも成立しません。福島原発事故による遺伝的影響を調べる為に「福島ゲノム調査」が計画されたのですが(18)、事故から6年経ってもなにも出てこないのでいつのまにかウヤムヤになったようです。

3.子供と若者が逃げて行く町
 福島県川俣町では福島県の発表(12)を集計すると過去5年間(2012年2月から17年1月)に324人の赤ちゃんが生まれています。この方は2017年2月1日時点で0~4歳になっています。2017年2月1日時点の川俣町の295人です。この5年間で川俣町で生まれた赤ちゃんのうち全体の9%に当たる29人が町を出ていってしまいました。5年前の2012年2月に川俣町には10代後半の女性が353人いました。この方達は5年後の現時点には20代前半になっています。2017年2月時点の同町の20代前半の女性は半分以下の165人です。2012年2月に10代後半だった女性の半分以上が川俣町を去っていきました。この世代は高校を卒業し、進学や就職と新たな一歩を踏む出す世代です。川俣町の若い女性は川俣町外からの新たな一歩を選択したようです。
このように現在の
 人口÷5年前の人口や過去5年間の出生数から期待される人口
を5年残存率として定義します。たとえば20代前半女性ならば
 現在の20代前半女性人口÷5年前の10代後半人口
になります。以下に川俣町の5年残存率を示します。
女性を中心に子供と若者が逃げて行く川俣町
 ※1(12)を集計
 ※2 年齢は現時点(2017年2月)
 図―6 福島県川俣町の5年残存率

 9歳以下の子供と10代後半から20代で低くなっています。一方で40代、50代の中年男が増えています。いくら中年男だけが増えても、次世代を継承する子供の誕生には寄与しません。一方で若い女性はいなくなっているので、子供が生まれなくなります。福島県の初婚年齢は男性も女性も20代後半です(19)。この世代はいわば適齢期でしょうか?以下に福島県川俣町の20代後半の人口を示します。
事故後に大きく減った川俣町の20代後半人口
 ※(12)を集計
 図―7 福島県川俣町の20代後半人口

 男性も減っていますが女性はもっと減っています。2017年2月時点で見ると男性269人に対し女性179人で男性は女性の1.5倍です。単純計算で川俣町の男性の3人に1人は確実に結婚できません。
 川俣町では若い女性が逃げて行き、男性は結婚できなくなり子供が生まれなくなります。図―4に示すように原発事故後の出生数が減っています。事故前(2010年2月から11年1月)には105人の赤ちゃんが生まれましたが、近々の1年(2016年2月から17年1月)は63人で6割に落ち込んでいます。新町長は図-2に示す様に「(町を)次の世代に胸を張ってバトンタッチできる」と言っていますが、このままではバトンタッチすべき次世代がいなくなります。

4.避難指示を解除して戻る見込みが無い子供達
 川俣町の東部の山木屋地区は現在は避難区域になっていますが、今月末に避難指示解除が決まっています(20)。来年4月からは学校が再開します(21)。以下に川俣町山木屋から避難してる15歳以下の子供の人数を示します。
町内避難者を中心に減って行く川俣町山木屋の子供
 ※(22)を集計
 図―8 川俣町山木屋から避難してる15歳以下の子供の人数

 図に示す様に川俣町内に避難した方を中心にどんどん減っています。町内避難者の人数を見ると
  2014年4月 61人
  2017年2月 32人
で3年弱でほぼ半減しています。これからも減っていきます。現在は川俣町山木屋から避難区域外の川俣町内に移転している川俣小学校は1~3年がいません(23)。子もまま行けば4月からは5,6年生だけに、学校が再開する来年4月には6年戦だけに、再来年4月には児童がいなくなり事実上の「廃校」です。川俣町山木屋は避難指示は解除されても子供達は戻りません。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 女性を中心に若い川俣町民の川俣町離れが進んでいます。個々に理由はあると思いますが、放射線に対する不安もあると思います。福島は「安全」と主に主張すのは安倍出戻り内閣(24)、福島県(25)そして東京電力です(26)。ただこの方達は事故前には原発は安全だと主張してた方々です。 安倍出戻り総理は出戻る前に
「(原発の安全について)御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」と言っています(27)。でもその後の事故報告書で万全期していない事が明らかになりました(28)(29)。福島県も東京電力も「安全」を主張していました(30)(31)。でも結局は事故がおきました。彼らの主張がどれだけの同意をえているかは不明です。特に川俣町のような福島県内でも放射線量が高い場所ではなおさらだと思います。(=^・^=)は放射線に対する不安を払しょくするには徹底的な調査が必要だと思います。よしんば不都合な結果がでてきたとしても、これを元にあらたな対策をとればより安全な「福島」が実現できます。でも、本文に記載の通り「福島ゲノム調査」はウヤムヤになりました。福島の6年間を見ていると(=^・^=)は、調査を避けている気がします。その代り広島や長崎のデータを持ってきて「安全」が叫ばれているきがします(32)。本文に記載の通り福島県川俣町では広島・長崎では見つからなかった出生性比の異常が見られます。これでは広島や長崎のデータから「安全」を連呼しても説得力はありません。昨年に福島県の地方紙・福島民友は放射線を恐れる方とうつ病罹患者を同列に扱い放射線を恐れる方を気ちがい扱いする記事を掲載しました(33)。放射線の恐れに対して十分な説明がなされず気ちがい扱いされては福島に残る選択肢など無いと思います。これからも川俣町からの女性を中心とした若い方の脱出は続きます。こんな行政では福島の皆様は不安だと思います。
 福島県が力をいれている農畜産物に鶏肉があります。福島県川俣町も産地です(34)。同町の鶏肉は軍鶏で美味しいそうです(35)。福島県は福島産鶏肉は「安全」だと主張しています(36)。でも、福島県川俣町のスーパーのチラシには福島産鶏肉はありません。
他県産はあっても福島産鶏肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ
 ※(36)を引用
 図―9 福島産鶏肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県川俣町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)川俣町 - Wikipedia
(2)川俣町公式ホームページ トップページ
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)除染の目標・計画などについて | 除染・放射線Q&A | 除染情報プラザ:環境省
(7)川俣町について - 川俣町公式ホームページ
(8)福島県 - Wikipedia
(9)<川俣町長選>元県議の佐藤氏が初当選 河北新報-2017/02/27
(10)福島のニュース (2月27日ひる放送) FTV8
(11)今日の記事
(12)福島県の推計人口(平成29年2月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(13)出生性比
(14)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(15)めげ猫「タマ」の日記 女の子が特異的に生まれる旧計画的避難区域(2017年1月
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(17)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 - 放射線影響研究所
(18)(新)福島におけるゲノム解析による放射線遺伝影響調査(福島ゲノム調査)
(19)結婚が早い都道府県ランキング1位は? - 東京都は男女ともに最下位 | マイナビニュース
(20)川俣町における避難指示区域の解除について - 川俣町公式ホームページ
(21)3.川俣町の状況 - 福島県ホームページ
(22)避難先・避難者数一覧 - 川俣町公式ホームページ
(23)山木屋地区避難住民の今 H29-3月避難解除・・復興拠点の今 (川俣町): 小学生が創作劇 山木屋小学校 (山木屋小の生徒は4、5、6年の17人)
(24)平成28年6月3日 福島県下訪問 | 平成28年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(25)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(26)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(27)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(28)日本政府、事故調、東京電力発表報告書
(29)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(30)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(31)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(32)放射線 放射性物質 Q&A 放射線の人体への健康影響は | 東日本大震災 | 福島民報
(33)めげ猫「タマ」の日記 福島民友の「心の健康『二極化』」に反論する。
(34)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(35)川俣シャモ - 川俣町公式ホームページ
(36)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「畜産編 [PDFファイル/195KB]
(37)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
  1. 2017/03/02(木) 19:42:43|
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1平方メートル当たり10万ベクレルを超えた土壌が広がる福島

 航空機モニタリングの結果(1)からセシウムの土壌汚染を見積もったら福島では1平方メートル当たり10万ベクレルをけおる地域が広く広がっていました。
 航空機で地上の放射線量分布を測定する航空機モニタリングは従前は文部科学省が実施していました(2)。その後に原子力規制庁に所管が移りました(3)。そしたら文部科学省が実施してた時には発表されていた「土壌汚染」分布図が無くなってしまいますた。そこで最新の航空機モニタリング(2016年11時点)データ(4)を元に(=^・^=)なりに見積もってみました。
事故から6年近くなっても汚染されたままの福島
 ※1(4)にて自作のアプリケーションで作成
 ※2 避難区域は(5)による。
 図―1 福島県の土壌汚染分布(2016年11時点)

 図に示す様に1平方メートル10万ベクレルのセシウムで汚染された地域が広がっています。以下に広域の分布を示します。
殆んど福島に集まる汚染地帯
 ※(4)にて自作のアプリケーションで作成
 図―2 広域の土壌汚染分布(2016年11月時点)

 図に示すようにやはり福島で顕著です。
 計算方法は以下の通りです。仮にセシウムが134と137の合計で1平方メートル当たり100万ベクレルあったとします。以下に食品中のセシウム137と134の相関を示します。
セシウム137に対して減ったセシウム134
 ※(6)を集計
 図-3 セシウム137に対するセシウム134の割合

 福島原発事故直後の2011年4月時点ではほぼ同じでしたが、半減期が早いセシウム134は減っていくのですが、半減期が30年と長いセシウム137(7)は無くならずしつこく残った結果、セシウム137に対するセシウム134の割合は17%程度まで低下しました。この割合で100万ベクレルのセシウムをセシウム137と134に分けると
 セシウム134 14.3万ベクレル(100万×0.16747÷81+0.1474)
 セシウム137 85.6万ベクレル(100万×1÷81+0.1474)
になります。1平方メートル当たり100万ベクレルのセシウム134があると1時間当たり5.4マイクロシーベルトの放射線量に、同じくセシウム137では2.1マイクロシーベルトです。1平方メートル当たり100万ベクレルのセシウムがる場所では、1時間当たりで
  セシウム134由来の放射線 0.77マイクロシーベルト(13.3÷100×5.1)
  セシウム137由来の放射線 1.80マイクロシーベルト(85.6÷100×2.1)
  合計            2.57マイクロシーベルト
になります。1平方メートル当たり100万ベクレルで毎時2.57マイクロシーベルトですから、毎時2.57マイクロシーベルトですから毎時1マイクロシーベルトは
   1平方メートル当たり38.9万ベクレルのセシウム(100÷2.57)
に相当します。観測される放射線量にこの値を掛ければ土壌のセシウムの量が分かります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 以下に2012年12月に1平方メートル当たり10万ベクレル以上だった範囲を示します。
殆んど縮小しない10万(Bq/㎡)の範囲
 ※ 図-1と(3)で作成
 図―4 2012年12月に1平方メートル当たり10万ベクレル以上だった範囲との比較

 図に示す通り殆ど縮小していません。これはセシウム137の半減期が長いためです。一方で放射線量が下がったことは喧伝されています(9)。土壌汚染の分布図を止めた意図を想像したくなります。そしてこれからは放射線量は下がりません(10)。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県いわき市のイチゴのおいしさを発信する「いわきいちごフェスティバル2017」が2月26日、いわき市小名浜の小名浜潮目交流館で開かれたそうです(11)。福島県いわき市はイチゴの季節です。福島県いわき市のイチゴは甘くてジューシーだそうです(12)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(13)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(14)を引用
 図―4 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(2)(1)中の第6次航空機モニタリング及び福島第一原子力発電所から80km圏外の航空機モニタリング (平成24年10月31日~11月16日測定) 平成25年03月01日 (KMZ, CSV)
(3)(1)中の第7次航空機モニタリング(平成25年8月27日~9月28日測定) 平成25年12月25日 (KMZ, CSV)
(4)(1)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(5)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)報道発表資料 |厚生労働省
(7)半減期 - Wikipedia
(8)空間線量率の計算
(9)(1)中の福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日~11月18日測定) 平成29年02月13日
(10)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(11)甘~いイチゴいかが いわきでフェス | 県内ニュース | 福島民報
(12)暖かい温室でいちご狩りを楽しもう!2015-16 | いわき市 観光情報サイト
(13)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(14)平尼子店 | マルト - 店舗情報
  1. 2017/03/01(水) 19:43:00|
  2. -
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