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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

避難指示解除の富岡町、町内在住者の半数は新規移住者

 昨年4月に避難指示が解除された福島県富岡町(1)で 
  7月時点の町内在集者     684人
  避難指示解除後の転入者の合計 343人(男性258人、女性85人)
 新規転入者数が町内居住者数の半分以上になりました。避難指示が解除された富岡町は町が避難者が帰還して再生すのでなく、新規に移住された方の町になります。
避難指示解除後も汚染が続く富岡町
 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図-1 福島県富岡町

 図に示す通り今も国が除染が必要だとする毎時0.23シーベルトを超えて(7)います。それでも安倍出戻り内閣は「安全」だとして、昨年4月1日に避難指示を解除しました(1)(6)。
 同町には多くの原子力や関連した施設があります。
 ・福島第二発電所(8)
 ・指定(放射性)廃棄物処分場(9)。
11月には「東京電力廃炉資料館」の設置も決まっています(10)。
また北隣の大熊町には福島第一原発や中間貯蔵施設があります(11)(12)。福島第一では安定化作業では約8千人の方が(13)、中間貯蔵施設でも約3千人の方が働いています(14)。福島第二も含め同町や同町周辺には原子力の仕事が溢れています。
 以下に富岡町民の居住先を示します。
住民が戻らない福島県富岡町
 ※1(2)(15)~(27)を集計
 ※2 過去分を含む
 図―2 富岡町民の居住先

 図に示す様に町内居住があまり進んでいません。避難指示解除後1年3ヶ月の今年7月時点で
   対象 13,290人中で町内在住は684人(5%)
です(3)。 
 富岡町には仕事もたっぷりあります。町は避難指示解除前から生活環境の整備に取り組んできました(26)。
 2016年10月 町営診療所再開(28)
 2017年 3月 ショッピングセンターのグランドオープン(29)
 2017年 4月 一部を除き避難指示解除(1)(7)(28)
 2017年10月 JR富岡駅再開(28)
 2018年 4月 学校再開(28)
です。それでも帰還は進まないようです。
 でも増えたものをあります。以下に富岡町への転入者数を示します。
2017年4月以降に増えた富岡町転入者
 ※(3)を集計
 図―3 富岡町内の転入者数

 図に示す様に避難指示が解除された昨年4月以降に急に増えています。避難指示解除によって富岡町内に住居を確保できれば誰もが富岡町に住むことができるようになりました。多くの方が富岡町に新たに移り住んだようです。
 以下に在住者の増減と新規転入者をしめします。
町内在住者増加分を超えた富岡町新規転入者数
 ※1(2)(3)(15)~(27)を集計
 ※2 1部過去分を使用
 図―4 富岡町内在住者の増減と新規転入者数

 避難指示解除直後は町内居住者増加数が新規転入者に比べ多かったのですが、だんだん近づいてきました。そして6月中では
 町内居住者増加数 24人
 新規転入者    30人
で逆転しました。6月中の町内在住者の増加は概ね新規転入者によるもで、避難している住民の寄与は殆どありません(多分皆無)。そして
  避難指示解除後の転入者の合計 343人(男性258人、女性85人)
 で、新規転入者数が町内居住者数684人の半分以上になりました。
 新規転入者の多くが男性です。福島第一で働くのは大部分が男性です(29)。富岡町や周囲には原子力関係の仕事が沢山あります。概ね原子力関係者です。3~6月末で居住者は226増ですが、世帯数は149増(2)(25)(26)(27)、で概ね単身で富岡町に来ています。
 富岡町は避難指示が解除されました。避難指示が解除は町の再生のスタートでなく、別の町ができるスタートです。原子力に従事する単身暮らしの男性の街、これが富岡町です。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 富岡町は学校教育に力を入れています(31)。でも原子力ムラの皆様は富岡町へは単身赴任です。家族は連れて来たくないようです。理由は想像するしかありませんが、結局は皆さんが不安だと思います。
 福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(32)。今がシーズンです(33)。福島のピーマンは美味しいそうです(34)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています(35)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
 他県産はあっても福島産ピーマンが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※(36)を引用
 図―5 福島産ピーマンが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)富岡町 - Wikipedia
(2)県内外の避難・居住先別人数【平成30年7月1日現在】(平成30年7月2日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(3)福島県の推計人口(平成30年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(6)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)福島第二原子力発電所 - Wikipedia
(9)処分に向けた取組み|福島県における取組み|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(10)「東京電力廃炉資料館」の設置について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(11)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(12)中間貯蔵施設の概要|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(13)福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(14)第10回 中間貯蔵施設環境安全委員会 開催報告 - 福島県ホームページ
(15)県内外の避難・居住先別人数【平成29年5月1日現在】(平成29年5月9日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(16)県内外の避難・居住先別人数【平成29年6月1日現在】(平成29年6月2日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(17)県内外の避難・居住先別人数【平成29年7月1日現在】(平成29年7月4日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(18)県内外の避難・居住先別人数【平成29年8月1日現在】(平成29年8月2日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(19)県内外の避難・居住先別人数【平成29年9月1日現在】(平成29年9月4日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(20)県内外の避難・居住先別人数【平成29年10月1日現在】(平成29年10月3日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(21)県内外の避難・居住先別人数【平成29年11月1日現在】(平成29年11月2日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(22)県内外の避難・居住先別人数【平成29年12月1日現在】(平成29年12月4日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(23)県内外の避難・居住先別人数【平成30年1月1日現在】(平成30年1月5日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(24)県内外の避難・居住先別人数【平成30年2月1日現在】(平成30年2月1日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(25)県内外の避難・居住先別人数【平成30年4月1日現在】(平成30年4月2日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(26)県内外の避難・居住先別人数【平成30年5月1日現在】(平成30年5月2日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(27)県内外の避難・居住先別人数【平成30年6月1日現在】(平成30年6月4日更新)|新着【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(28)広報とみおか(平成30年4月号)
(29)春の大感謝祭 さくらモールとみおか グランドオープン1周年イベント|イベント・催し情報 | 富岡町役場
(30)<「あのとき、おなかに子供がいました」福島第一原発の女性オペレーターは、5年後も現場にいた。
(31)富岡町の学校教育に関するお知らせ | 富岡町文化交流センター 学びの森
(32)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(33)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(34)福島県JAたむら&田村市トップセールス/東京青果株式会社
(35)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中のやさい編 [PDFファイル/173KB]
(36)イオン福島店 | お買物情報やお得なチラシなど
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  1. 2018/07/31(火) 19:43:46|
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2018年上半期も若い女性が逃げて行く福島

 2018年上半期(1~6月)の福島県の20代前半の社会増減を集計するとを集計すると
  男性 △1,118人減
  女性 △1,764人減
で男性の1.6倍の20代前半女性が福島から逃げたしています。
 事故によって福島は汚染されました。
事故8年目も汚染が続く福島
 ※1(1)の数値データを元に(2)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 旧避難区域は(3)による
 図-1 原発事故8年目も汚染されたままの福島

図に示す通り広い範囲で国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(4)を超えています。事故8年目ですが福島は汚染されたままです。若い皆様の反応が気になります。以下に2018年上半期(1-6月)の社会的増減(転入者―転出者)を示します。
20代前半女性の社会減が大きい福島
 ※(5)を集計
 図―2 2018年上半期(1-6月)の福島県の社会的増減

 図に示す様に20代前半女性で顕著です。2018年上半期(1-6月)の福島県の20代前半の社会増減を集計するとを集計すると
  男性 △1,118人減
  女性 △1,764人減
で男性の1.6倍の20代前半女性が福島から逃げたしています。
 20歳前後は就職や大学進学といった新たな一歩を踏み出す時期です。福島の方には福島に残るか、福島を出るか選択を迫られる時でもあります。そして多くの若い女性が福島県外からのスタートを決断したようです。以下に20代前半の各年1から6月までの社会的増減の推移を示します。
8年連続で20代前半女性の脱出が続く福島
※1(5)を集計
 ※2 各年1~4月を集計
 図-3 20代前半のの社会的増減

 図に示すように20代前半女性の社会減が事故後の8年間、男性の社会減を大きく超えています。若い女性が去っていけばママになる人もいなくなります。赤ちゃんが生まれなくなります。以下に福島県の各年7月から翌年6月まで1年間の赤ちゃんの誕生数を示します。
 減少する福島県の赤ちゃん誕生数
※1(5)を集計
 ※2 各年7月から翌年6月を集計
 図-4 福島の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り年々減っていきます。
 事故の年(2010年7月から11年6月)15,884人
 近々1年(2017年7月から18年6月)12,952人
で約2割減っています。これからも減って行きます。
 福島からは若い女性が去って行き子供が生まれなくなり、老人と男だけになりやがて滅びます。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
ミスピーチ・平理利子さん
 ※(6)をキャプチャ-
 図―5 福島の綺麗な女性

 何処いっても歓迎されます。敢て汚染されている福島に残る必要はありません。福島に残った(残らざるを得なかった)方は不安に暮らしています。
 福島の夏野菜にトマトがあります(7)。トマトは7月から10月がシーズンです。福島県はTOKIOのCMを流しています(8)。福島県いわき市のトマトは美味しいそうです(9)福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(10)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(11)を引用
 図―6 福島産トマトが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(2)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(3)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(4)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(5)福島県の推計人口(平成30年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(6)県産桃「あかつき」味や魅力PR|NHK 福島県のニュース
(7)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(8)ふくしまプライド便
(9)ワンダーファーム - 福島県いわき市|公式webサイト
(10)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(11)平尼子店 - 新鮮安い食品スーパーマルト
  1. 2018/07/30(月) 19:45:05|
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楢葉町、町内居住率5割に届かず。Jヴィレッジ再開も効果無し

 昨日(7月28日)にJヴィレッジ再開した福島県楢葉町(1)(2)の町内在住者は
  対象 7,007人中 3,367人(48.05%)
で(4)、住宅支援打ち切りなどの強引な事を実施し達成するとした5割(5)が実現できていません。Jヴィレッジ再開も効果が無いようです。
 楢葉町は福島県の沿岸部(浜通り)に立地する町で、町内には福島第二原発が立地し、直ぐ北側(概ね20km以下)には福島第一原発があり、原子力施設が多く立地する町で す。原発事故によって全町が避難しました(6)。
避難指示解除も汚染されている楢葉町
 ※1(7)のデータを元に(8)に示す手法で7月1日に換算
 ※2 避難地域は(9)による。
 図―1 福島県楢葉町

 図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(10)を超えています。事故から7年が経ちましたが楢葉町は汚染されたままです。同町では高濃度の全ベータに汚染された「物体」がいくつも見つかったり(11)、1キログラム当たり30ベクレルのストロンチウム90に汚染されたクロダイも見つかっています(12)(113)。それでも「安全」とされ安倍出戻り内閣は2015年9月に避難指示が解除しました(6)(9)。 さらには避難指示から2年半後の2018年3月末にはそれまで実施していた避難先での住宅の無償提供を打ち切りました(6)。これで楢葉町町民は自分で避難先に住宅を手配するか、楢葉町に戻るかの選択を迫られることになりました。これについて楢葉町は今年1月16日に、今春にも町内の居住者が住民登録者数(約7100人)の半分を超えるとの推計を明らかにしました(14)。さらに昨日(7月28日)には同町南部と広野町にまたがって立地するJヴィレッジが再開し、式典が行われました。
Jヴィレッジ再開を報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(15)を集計
 図―2 Jヴィレッジ再開を報じる福島県の地方紙・福島民報

福島県知事は式典で
 「どんな困難も克服できるという希望の光を国内外に発信する拠点」
と挨拶したそうです(1)(2)。楢葉町はアメとムチで住民の帰還を図っているようです。知事の挨拶通り「希望の光」となり住民が戻るか興味あります。以下に楢葉町民の居住先別人数を示します。 
住民の半分以上は町外で暮らす楢葉町
 ※(3)を集計
 図-3 楢葉町町民の居住先

図に示すとおり半分などは帰還していません。
数値は見ると(4)
 対象 7,007人中 3,367人(48.05%)  
です。
 以下に楢葉町の転入者数を示します。
避難指示解除後に増えた楢葉町転入者数
 ※(16)で集計
 図―4 楢葉町転入者数

 図に示す様に避難指示が解除された2015年9月(6)以降に急に増えています。避難指示解除によって楢葉町内に住居を確保できれば誰もが楢葉町に住めるようになりました。同町の北には福島第一があり、同町には福島第二原発が位置します(6)。原子力の仕事は十分にあります。2015年9月から18年3月までの転入者を合計すると男性740人、女性274人、合計994人です。男性が極端に多くなっています。原子力の職場は男性が圧倒的です(17)。多くが原子力の仕事についたと思います。この方達も居住人数に入っています。6月中の転入者と町内在住者の増加人数をみると
 転入者 18人
 町内在住者の増加人数 24人
でほぼ同数になっています。楢葉町への住民の帰還がとまったようです。
 Jヴィレッジ再開しましたが「希望の光」となり楢葉町からの避難者を呼び戻すことはできていません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 Jヴィレッジ再開式典には、サッカー日本男子代表新監督の森保一(もりやすはじめ)氏も出席そうですが、福島出身のサッカー女子代表監督(18)が出席したとのニュースはありません。
 福島県郡山市で「おいしいふくしまいただきます!」キャンペーンが開かれました(19)。
「おいしいふくしまいただきます!」キャンペーンを告知するスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―5 「おいしいふくしまいただきます!」キャンペーンを告知するスーパーのチラシ

 でも、あまり効果ななかったようです。福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(21)。今がシーズンです(22)。福島のピーマンは美味しいそうです(23)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています(24)。でも、当該スーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
他県産はあっても福島産ピーマンが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―6 福島産ピーマンが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―

(1)新生Jヴィレッジ始動 全天候型、9月8日供用開始 | 県内ニュース | 福島民報
(2)「Jヴィレッジ」7年4カ月ぶり営業再開 サッカー聖地『第2章』:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(3)楢葉町内居住者数について|楢葉町公式ホームページ
(4)(3)中の「平成30年度⇒平成30年6月30日現在行政区別・年代別集計表(H30.6.30)  
(5)福島・楢葉、仮設住宅の無償提供終了へ 進む退去、不安拭えず 帰町か否か選択相半ば | 河北新報オンラインニュース
(6)楢葉町 - Wikipedia
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(9)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(10)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島・楢葉町から高濃度の汚染が疑われる物体が見つかる。8個目
(12)2017年7月13日魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域> 2016年度 第4四半期採取分(PDF 756KB)
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島産クロダイから30(Bq/kg)のストロンチウム90
(14)町内居住、今春5割に 仮設住宅無償提供終了で 楢葉 毎日新聞
(15)福島民報を7月29日に閲覧
(16)福島県の推計人口(平成30年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(17)あのとき、おなかに子供がいました」福島第一原発の女性オペレーターは、5年後も現場にいた。
(18)高倉麻子 - Wikipedia
(19)県産品の安全性PR スーパーでキャンペーン | 県内ニュース | 福島民報
(20)ヨークベニマル/お店ガイド
(21)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(22)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(23)福島県JAたむら&田村市トップセールス/東京青果株式会社
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中のやさい編 [PDFファイル/173KB]
  1. 2018/07/29(日) 19:49:58|
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Jヴィレッジ再開、復興に貢献できるの?

 Jヴィレッジは、福島第一原発南約20kmにあるスポーツ施設です。事故によって閉鎖され、福島第一の廃炉拠点となっていましたが、今日(7月28日)に再開しました(2)。これについて福島の地方2紙は、社説で
「復興のシンボルとして、被災地の交流人口拡大という新たな役割への期待が高まる。」(福島民報(3))
「フル活用し、復興を加速させていくことが重要だ。」(福島民友(4))
と地域の復興への貢献を期待する旨を論じていました。でも、(=^・^=)の見る限り、効果は限定的です。
 Jヴィレッジは福島第一原発南約20kmにある日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンターです。原発の立地の見返りに1997年に東京電力によって建設され福島県へ寄贈され、福島県の外郭団体である県電源地域振興財団の所有となりました(1)。広義の原子力施設です。
汚染が続くJヴィレッジ周囲
 ※1(6)のデータを(7)に示す手法で7月1日に換算
 ※2 避難区域は(8)による。
 ※3 Jヴィレッジ位置は(1)、DASH村は(9)による。
 図―1 事故によって消えた村

 図に示す通り周囲は国が除染が必要となる毎時0.23シーベルトを超えた(10)地域が広がっています。Jヴィレッジは汚染された地にあります。
  Jヴィレッジは、福島県楢葉町と富岡町にまたっがて、福島第一原発南約20kmにあるスポーツ施設です。事故によって閉鎖され、福島第一の廃炉拠点となっていました(1)。それが、今日(7月28日)に再開しました(2)。
 Jヴィレッジ再開を報じる福島民友
※(11)を引用
 図―2 Jヴィレッジ再開を報じる福島県の地方紙・福島民友

これについて福島の地方2紙は、社説で
「復興のシンボルとして、被災地の交流人口拡大という新たな役割への期待が高まる。」(福島民報(3))
「フル活用し、復興を加速させていくことが重要だ。」(福島民友(4))
と地域の復興への貢献を期待する旨を論じていました。
 事故前は地域レベルの公式戦の試合会場や日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会、日本クラブユースサッカー選手権 (U-15)大会、全日本少年サッカー大会などの全国大会の大会会場としてつかわれていました。JFA初の育成学校であるJFAアカデミー福島の拠点であり。施設内の「Jヴィレッジスタジアム」は、なでしこリーグの東京電力女子サッカー部マリーゼ(TEPCOマリーゼ)のホームスタジアムとして用いられていました(1)。
 図―1に示す様に北側は避難地域です。北側の方がわざわざ利用するとは思えません。Jヴィレッジも避難区域になりました(1)。その後に解除されましたが、人は戻りません。事故前に楢葉町には7,700人も方がいましたが(12)、現時点で住んでいる方は半分以下の3,367人です(13)。地域レベルの公式戦は事故前に比べ大幅にへるはずです。サッカーの全国大会は他に移ったと思います。これを周囲が汚染されているJヴィレッジ戻すメリットが「参加者」にあるとは思えません。なでしこリーグの東京電力女子サッカー部マリーゼ(TEPCOマリーゼ)は廃部になりました(14)。Jヴィレッジを本拠とするサッカーチームは無くなりました。JFAアカデミーも直ぐには戻りません(15)。
 事故前に比べて利用は大幅にへりそうです。これに対して福島の地方2紙は
「 宿泊施設を充実させた。新たに百十七室を設け、客室数は二百となった。」(福島民報(3))
「117室を備えた新宿泊棟もオープンし、宿泊室は200室に倍増した。」(福島民友(4))
 と「宿泊客」に期待を寄せています。8月は7000人分の宿泊予約が入っているそうです(16)。1年に直せば84,000人です。目標の来場者数は年間60万人です(2)(3)。遠く及びません。
 福島県の地方二紙はJヴィレッジの再開で、地域の復興へが進むとの期待感を示していますが、再開しても事故前に比べ来場者数は大幅に減りそうです。汚染された福島を元に戻すのは極めて困難です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 サッカー男子代表監督の森保一(もりやすはじめ)氏はJヴィレッジを訪れるそうです(17)。だだし、福島出身のサッカー女子代表監督(18)がおとずれるとのニュースを見ません。福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する果物にモモがあります(18)。福島県二本松市の直売所では「ももまつり!」がおこなわれたそうです(19)。福島はモモの季節です。福島モモは美味しいそうです(20)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(21)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―3 福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)Jヴィレッジ - Wikipedia
(2)<Jヴィレッジ>復興の象徴きょう一部再開 新たに宿泊棟整備 | 河北新報オンラインニュース
(4)【Jヴィレッジ】県民の宝として活用を(7月26日) | 県内ニュース | 福島民報
(5)【7月28日付社説】Jヴィレッジ/再始動を復興加速の弾みに:社説:福島民友新聞社 みんゆうNet
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)DASH村 - Wikipedia
(10)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(11)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(12)楢葉町 - Wikipedia
(13)楢葉町内居住者数について|楢葉町公式ホームページ
(14)東京電力女子サッカー部マリーゼ - Wikipedia
(15)JFAアカデミー福島 - Wikipedia
(16)Jヴィレッジ 再開前に施設公開|NHK 福島県のニュース
(17)28日再始動!新生Jヴィレッジ 生まれ変わった姿...報道陣公開:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(18)高倉麻子 - Wikipedia
(19)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(20)JAふくしま未来 - 本日はももまつり!... | Facebook
(21)ふくしまプライド便
(22)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(23)安達店 | ベイシア
  1. 2018/07/28(土) 19:44:46|
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福島のピーマンって大丈夫?

 福島の夏野菜にピーマンがあります(1)。(=^・^=)なりに調べると
 ・主要産地は汚染されている。
 ・主要産地を検査せずに福島県は「安全」を主張
 ・主要産地では葬式が増えているが、そうでは無い相馬・南相馬では増えていない
等の特徴がありました。
 福島の夏野菜の一つにピーマンがあります(1)。8月が出荷のピークです(2)。福島県は福島産ピーマンは検査で安全を確認したと主張していますが(3)、食べて大丈夫が調べて見ることにしました。
以下に福島県内の生産量を示します。
 田村市、三春町、二本松市で大部分を占める福島のピーマン生産
 ※(4)を集計
 図―1 福島県のピーマン生産量

 図に示す通り田村市、三春町、二本松市が主要な産地です。以下に位置を示します。
汚染が広がりピーマン検査が無い福島県田村市、三春町、二本松市
 ※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 旧避難区域は(7)による
 ※3 はピーマン検査1回を示し(8)による。
 図-2 福島のピーマン産地と検査状況

 図に示す様に福島のピーマン産地は国が除染が必要な毎時0.23マイクロシーベルトを超えた地域(9)が広がっています。福島のピーマンは汚染された土地で作られています。確り検査して欲しいと思います。
 図ではピーマン検査1回を示します。図に示す様に主要な産地の田村市、三春町、二本松市の検査がありません。汚染されている主要産地のピーマンを検査せずに、検査で安全を確認したと主張しています。
 福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
 表ー1 福島産米を許容すかのアンケート結果
 ※ (10)を集計
郡山・三春で許容される福島産米

 表に示すように三春町では362人中福島産野菜を避けているのは50人で全体の86%((1-50÷362)×100)は福島産野菜を許容しています。ピーマンも同様だと思います。図―2に示す様にピーマン産地の田村市、二本松市も三春町に隣接しており同様だと思います。一方で主要なピーマン産地ではない相馬市・南相馬市では715人中530人が福島産野菜を避けており、許容しているのは26%((1-530÷715)×100)です。両者を比較して差なかれば福島産ピーマンは「安全」、そうでなければ「安全とは言えない」になると思います。
 以下に各年1-6月のピーマンの主要産地(田村市、三春町、二本松市の合計)の葬式(死者)数を示します。
 事故後に葬式が増えた福島ピーマン産地
※1(11)を各年1-6月で集計
 ※2 震災犠牲者は(12)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―3 福島・ピーマン産地の各年1―6月の葬式(死者)数 

 図に示す通り事故後に急に増えています。数値を記載すると
  事故前(2010年1-6月)704人
  今年(2018年1-6月) 842人
で、約20%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算すると0.04%でした。以下に計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(13)による。
有意差検定表

以下に各年1-6月の相馬市と南相馬市・合計の葬式(死者)数を示します。
事故後も葬式が増えていない相馬・南相馬市
 ※1(11)を各年1-6月で集計
 ※2 震災犠牲者は(12)により、行方不明者を含み関連死を含まず
 図―5 相馬市と南相馬市・合計の各年1―6月の葬式(死者)数 

 図に示す通り事故後に急に増えています。数値を記載すると
  事故前(2010年1-6月)684人
  今年(2018年1-6月) 681人
で、殆ど変りません。
 福島産野菜を許容するであろう方が多いピーマン産地では事故前に比べ葬式(死者数)が20%増えていますが、そうではない相馬市・南相馬市では増えていません。
 以上をまとめると福島産ピーマンは
 ・主要産地は汚染されている。
 ・主要産地を検査せずに福島県は「安全」を主張
 ・主要産地では葬式が増えているが、そうでは無い相馬・南相馬では増えていない。
になります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 こんなデータが出て来ると(=^・^=)は不安なので
  「買わない」「食べない」「出かけない」
の「フクシマ3原則」を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
 福島の夏野菜にトマトがあります(1)。トマトは7月から10月がシーズンです。福島県はTOKIOのCMを流しています(14)。
TOKIOの福島産トマトCM
 ※(14)をキャプチャー
 図―6 福島産トマトのCM

 福島県会津若松市辺りのトマトの味は格別でだそうです(15)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(3)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(16)を引用
 図―7 福島産トマトが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(2)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(3)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中のやさい編 [PDFファイル/173KB]
(4)作物統計調査>市町村別データ>平成19年産市町村別データ>年次>2007年中の「6-3 野菜(果菜類) 」⇒「 福島県 Excel」
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(7)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜⇒は行⇒ひ⇒ピーマン、ピーマン(施設)で検索
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(11)福島県の推計人口(平成30年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(12)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(13)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(14)ふくしまプライド便
(15)トマト | JA会津よつば
(16)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
  1. 2018/07/27(金) 19:45:34|
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福島県のモニタリング検査は「破綻」、知事は「出荷前検査の体制が機能している」

福島県いわき市沖で採れたヒラメから地元・漁協の自主検査で国が定めるスクリーニングレベルを超える1キログラム当たり50ベクレル(1)を超える59ベクレルのセシウムが見つかかり(3)(4)、ヒラメの試験操業が中止になりました(4)(5)。これについて福島県知事は
「出荷前検査の体制が機能している」
と主張していました(4)。福島県沖の試験操業は福島県が実施する検査を基に、問題の無い事が確認されあ魚種から開始されます(6)(7)。自主検査の基準を超えたヒラメが見つかった事は、福島県の検査が破綻していることを示しています。
 事故から8年になりますが、福島第一から海洋への放射能漏れは続いています。以下に福島第一原発ないの排水路のセシウム137濃度を示します。
法定限度を超えるセシウム137で汚染された排水が流れる福島第一排水路
 ※1(8)にて作成
 ※2 法定限度は(9)による。
 図―1 福島第一排水路のセシウム137 

 図に示す通り事故から7年以上になりますが、福島第一から海へは法定限度を超える放射能を含む汚染排水が流されています。福島の海は汚染され続けています。多くの方が福島の「海」に不安を抱いたと思います。以下に福島の海水浴伽数の推移を示します。
事故後に大幅に減ったままの福島の海水浴客
 ※
 図―2 四倉、勿来および薄磯海水浴場の入込数

 今年は分かりませんが、図に示す通り昨年までに訪れた海水浴客は事故前の比べ大幅に減っています。そして今年は海開きで、キャンペーンクルーが逃げ出しています(11)。福島県いわき市の観光キャンペーンクルーは3名です(12)。でも、同市の海開きに出席したのは2名で(13)、一人はドタキャンしたようです。
福島の海開きを報じる福島のローカルTV(FTV)
 ※(3)をキャプチャー
 図―3 キャンペーンクルーは2名の海開きを報じる福島のローカルTV局(FTV)

 当然ながら福島の海で採れた魚介類についても「不安」があります。そこで、福島県の漁協である福島県漁連は試験操業を行っています(2)(7)。福島県の検査と国の基準(14)を前提に、「安全」な魚種を選び小規模な操業と販売を試験的に行い、出荷先での評価を調査して、福島県の漁業再開に向けた基礎情報を得るために「試験操業」を行っています(2)。試験操業では採れた魚介類は福島県漁連で検査し、基準値以下を確認し出荷されます(6)。ところが、トラブルが発生しています。
 2014年2月には福島県漁連の自主検査でユメカサゴから1キログラム当たり110ベクレルのセシウムが見つかりました(4)。
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  ※(15)を転載
  図―4 ユメカサゴから110ベクレルを報じる福島ローカル局(FTV)

 不思議な事に福島県の2013年3月~14年2月末までの1年間に158件の検査をしていますが、うち151件からは放射性セシウムがみつからず、最高値は1キログラム当たり25ベクレルです。以下に推移を示します。
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  ※1(16)を集計
  ※2 NDは検出限界未満を示す
  図―5 福島県沖ユメカサゴの放射性セシウム濃度の推移

 福島県漁連と福島県の検査結果が一致しません。
 福島県いわき市は福島県沿岸部南部にある市で南を茨城県に接しています(17)。以下にヒラメの検査結果を示します。
千葉・茨城産からは見つかっても、福島県いわき市産ヒラメからは見つらないセシウム
 ※1(16)(18)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 ※4 いわき市産の検査は全て福島県(福島県農業総合センター)が実施
 図―6 ヒラメの検査結果

 図に示す通り福島県が実施した検査では、いわき市産ヒラメからセシウムは2017年9月以降は全てが検出限界未満(ND)です。発表(16)(18)から数を数えると180件連続です。図に示す様に南隣の茨城産やその先の千葉産ヒラメからはセシウムが見つかっています。海は繋がっているのの、汚染源に近い福島県いわき市産ヒラメからは見つからないとは、おかしな話です。
 そして、福島県いわき市沖でとれたヒラメから国が定めるスクリーニングレベル(1)や福島県漁連の基準の1キログラム当たり50ベクレル(6)を超えるセシウムが見つかりました。
いわき市沖ヒラメから59(Bq/kg)のセシウムが見つかったと報じるFCT
 ※(19)をキャプチャー
 図―7 福島県いわき市沖で採れたヒラメから1キロ当たり59ベクレルのセシウムが見つかったと報じる福島のローカルTV局・FCT

 福島県の検査は福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(20)が実施しています(18)。中立性に疑問があります。福島県はユメカサゴで基準超が見つかっているので、自らの検査体制を見直すべきだったのですが、それをせずおかしな検査を放置したので、今度はヒラメで基準超がでました。
福島では国の基準より低いとの報道がなされています(4)
「国の基準で出荷していい物」と報じる福島のローカルTV局(TUF)
 ※(4)をキャプチャー
 図―8 「国の基準で出荷していい物」と報じる福島のローカルTV局(TUF)

 国が制定している食品の検査方法には「緊急時におけるガンマ線スペクトロメトリー」(21)と「食品の放射性セシウムスクリーニング法」(1)があいますが、1キログラム当たり100ベクレルの基準値が適応されるのは「緊急時におけるガンマ線スペクトロメトリー」に準拠して検査したものです(22)。福島県漁連が採用している「緊急時におけるガンマ線スペクトロメトリー」のスクリーニングレベルは概ね1キログラム当たり50ベクレルです。国が規定するスクリーニングレベルを超えています。
 福島県の検査は「破綻」していますが、福島県知事は
「出荷前検査の体制が機能している」
とコメントを出しました。
「出荷前検査の体制が機能している」との発言をする福島県知事
 ※(4)をキャプチャー
 図―9 「出荷前検査の体制が機能している」との発言をする福島県知事

 問題は福島県の検査体制にあります。それを見直すことなく、このような発言はとんだ居直りです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県知事の発言通りなら、福島県の検査では「安全」は担保されず「「出荷前検査の体制」でしか福島産の「安全」は担保されません。福島産の「安心」について
「技術や科学がかいとうするのはとても難しい」
とTUFは報じていました。
「技術や科学がかいとうするのはとても難しい」と報じるTUF
 ※(4)をキャプチャー
 図―10 「技術や科学がかいとうするのはとても難しい」と報じるTUF

 でも、福島県の検査に問題がある以上は「技術や科学」見地で、福島産は受け入れるべきではないとの結論になります。福島の多くの皆様も同じ考えだと思います。
 福島を代表する果物にモモがあります(23)。福島では7月25日にスマイルピーチの皆様の立ち合いける献上桃の選果・箱詰め式が行われました(24)。
 献上桃の選果・箱詰め式に立ち会う福島の綺麗な女性(スマイルピーチ)
 ※(25)をキャプチャー
 図―11 献上桃の選果・箱詰め式に立ち会う福島の綺麗な女性(スマイルピーチ)

 福島はモモのシーズンです。福島のモモは美味しいそうです(26)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(27)。でも、福島県塙町のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県塙町のスーパーのチラシ
 ※(28)を引用
 図―12 福島産モモが無い福島県塙町のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県塙町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省
(2)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(3)(2)中の「 漁協によるスクリーニング検査結果 ⇒いわき地区
(4)Nスタふくしま20180723 TUFchannel
(5)東日本大震災:福島第1原発事故 県沖ヒラメ漁、県漁連が自粛 自主基準値超え /福島 - 毎日新聞
(6)(2)中の「検査体制
(7)試験操業の流れ - 福島県ホームページ
(8)中長期ロードマップ|東京電力中の「中長期ロードマップの進捗状況⇒2018年6月28日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第55回事務局会議)⇒【資料3-6】環境線量低減対策(7.07MB)
(9)サンプリングによる監視|東京電力
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島・海じまい、海水浴客は事故前の7.5%
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島海開き、キャンペーンクルーが逃げ出した!
(12)第30代サンシャインガイドいわきが決定いたしました! | いわき市 観光情報サイト IWAKI
(13)待ってたぞ!夏 いわきで海開き | 県内ニュース | 福島民報
(14)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月)―ユメカサゴは基準超え、でも福島県は公表せずー
(16)報道発表資料 |厚生労働省
(17)いわき市 - Wikipedia
(18)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(19)ニュース|福島中央テレビ
(20)農林水産部 - 福島県ホームページ
(21)緊急時における食品の放射能測定マニュアル - 厚生労働省
(22)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(23)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(24)桑折の献上桃 丁寧に箱詰め | 県内ニュース | 福島民報
(25)ニュース|福島中央テレビ
(26)ふくしまプライド便
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)グディング/塙店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
  1. 2018/07/26(木) 19:44:42|
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東電裁判、大津波は50年以内に4割超と福島民友、1万年に1回程度とNHK

 7月24日の原発事故の刑事責任を問う裁判で、津波の高さを試算した設計会社(東電子会社)の社員が証言しました。その証言内容の報道、発信していました。
・50年以内に4割超の確率で発生し得る。(東電)担当者から「確率が小さくならないか」などと求められた」(福島民友)(1)
・1万年に1回程度の確率で11メートルあまりの高さの津波(NHK)(2)
・東電の津波対策の担当者から「違う解析方法で津波の高さを低くできないか検討してほしい」と言われた(FCT)(3)
・(東電側から)「前提を変えて計算し直せば、発生確率が低くならないか」と持ちかけていたこと(FTV)(4)。
いつも通り(5)、NHKの発信は他のメディアとは大きく異なます。NHKは国民の知る権利を充足(6)しません。
 福島原発事故の最大の謎は福島原発事故の原因だと思います。
 ①「想定外」の津波で起こった(7)。
 ②十分に注意すれば「津波」は想定できたが、注意を怠り津波が想定できなかった。
 ③「津波」の危険性については、東京電力は薄々は感づいていたが、対策に莫大な費用がかかかるので、あえて無視した(8)。
です。
 東京電力の主張は「想定外」です。
事故前の2008年当時、 東京電力原子力・立地本部原子力設備管理部長を務めていた方(故人)(9)は、政府事故調で
「日本の地震学者、津波学者のだれがあそこにマグニチュード9がくるということを事前に言っていたんですか。」
と証言しています(10)。
 2012年4月には
「今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした」
とのプレス文を発表しています(7)。(=^・^=)が東京電力の発表を調べる限りでは、このプレス分を訂正する発表を知りません。さらには、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の「安全対策」を紹介した漫画では福島事故について
「想定を上回る津波が過酷な事故への引き金となりました」
記載し、ここでも「想定外」を主張しています(11)(12)。
今も「想定外」を主張する東京電力
 ※(11)を引用
 図―1 東京電力の「柏崎刈羽の安全対策」を紹介した漫画

ただし、「想定外」との東京電力の説明はあまり信じられていないようです。そのためでしょうか?これをめぐり刑事裁判が行われています(13)。
 事故前に福島第一を襲った津波は想定されていました(14)。
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 ※(10)を抜粋・加筆
 図―2 2002年の津波想定(福島第一原発付近)

 なぜか、福島第一原発付近の想定が消えていますが、周囲の溯上高で15mが想定されています。報道を見る限り(1)~(4)、当時の東電幹部の皆さんがなぬ故この想定基づき対策を取らなかったのか、仮に取ったとして福島事故は防げたかです。
 7月24日に原発事故の刑事責任を問う裁判が開かれました。そこで、津波の高さを試算した設計会社(東電子会社)の社員が証言しました。その証言内容をメディア各社が報道、発信していました。
 福島県の地方紙の福島民友は
「東電の依頼を受けて事故前、仙台平野で大きな被害が出た869年の貞観地震津波について解析。高さ11.5メートル程度の津波が2060年ごろまでに4割超の確率で起きるとの解析結果を10年5月、東電側に伝えた。社員は担当者から『(解析方法の変更などで)確率が小さくならないか』などと求められた」
「貞観地震津波の解析結果を巡り『(10年5月当時の)津波対策ではとても被害は食い止められないとの認識は東電と共有していた』」との証言を報じていました(1)
 なお、貞観地震(じょうがんじしん)は、869年7月9日に、日本の陸奥国東方沖(日本海溝付近)の海底を震源域として発生したと推定されている巨大地震であで、地震の規模は少なくともマグニチュード8.3以上であったとされています。地震に伴って発生した津波による被害も甚大であったそうです(14)。 東北電力は貞観津波を想定し、女川原子力発電所の津波想定を海抜9.1m想定し,標高14.8mの場所に女川原発を
作ることをきめたようです(15)(16)。
brg140912a.gif
※(16)を抜粋・加筆
 図-3 東北電力の津波想定

 図で見てわかる通り「貞観津波」の波源は福島第一と女川の中間の位置ですので、同じ影響が福島第一にも起こることも十分に予想できると思います。しかるに東京電力は福島第一の津波想定を約3mとしています(17)。
 NHKは
「東京電力は福島第一原発の事故前、最大で高さ5メートルあまりの津波を想定していました」
と発信していますが(2)、東電の事故報告(17)の3mとは違います。さらに設計会社社員が
「事故の1年前に東京電力の担当者に対し、1万年に1回程度の確率で11メートルあまりの高さの津波が押し寄せるという解析結果を報告したということです。
原発の安全対策では事故の発生を1万年に1回以下に抑えることが目標とされていました。」
と(2)「1万年に1回」をやたらと強調した発信になっています。
「1万年に1回」を発信するNHK
 ※(2)をキャプチャー
 図―4 「1万年に1回」を発信するNHK

さらに
設計会社社員は「東京電力の担当者は報告を受けて従来の想定が妥当ではないと認識していたと思う」と証言を発信していました(2)。
 福島のローカルTV局のFCTは
「東電の津波対策の担当者から『違う解析方法で津波の高さを低くできないか検討してほしい』と言われた。
「当時の福島第一原発の津波対策では津波に耐えられないため、そうした打診をされたと思う」
「東京電力の担当者は報告を受けて従来の想定が妥当ではないと認識していたと思う」 
との設計会社社員の証言を報じていました(3)。
「津波の高さを低くできないか検討」の依頼を報じるFCT
 ※(3)をキャプチャー
 図―4 「津波の高さを低くできないか検討」の依頼を報じるFCT

 福島のローカルTV局のFTVは
「震災の10カ月前の時点で『10メートルを超える津波が、福島第1原発を襲う可能性が非常に高いという研究結果が出ていたが、対策は不十分だった』」
「東京電力側もそれを認識したうえで、『前提を変えて計算し直せば、発生確率が低くならないか』と持ちかけていたことを明らかにした。」
との設計会社社員の証言を報じています(4)。
「対策は不十分だった」と報じる福島のローカルTV局(FTV)
 ※(4)をキャプチャー
 図―5 「対策は不十分だった」と報じる福島のローカルTV局(FTV)

 福島県の地方紙・福島民報は紙面で
「東電社員『津波の数値低く』」
と報じています。
「東電社員『津波の数値低く』」との見出しを報じる福島民
 ※(18)を7月25日に閲覧
 図―6 「東電社員『津波の数値低く』」との見出しを報じる福島民報

 福島のマスコミ各社は東電社員様が「津波の数値低く」するように依頼された旨の証言を報じていますが(1)(3)(4)(18)、NHKの発信(2)にはそのような内容はなく、その代わり「1万年に1回程度」と発信しています。
 いつも通り(5)、NHKの発信は他のメディアとは大きく異なます。NHKは国民の知る権利を充足(6)しません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 この記事を書くとき、東電の無責任ぶりとNHKのデマ体質をどちらをメインにするか迷いました。NHKは(=^・^=)から「受信料」との名目でカツアゲをし、これを元手に嘘放送を繰り返しています。このような組織が日本に存在すること問題の方が大きいと思ったのでNHKの「デマ体質」をメインに据えました。また、NHKは「デマ体質」のなのでNHKの発信は「報道」とは呼べないので「発信」とさせていただきました。
 東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を目指しています(19)。再稼働の実現には地元の皆様の信頼が不可欠だと思います。東京電力は福島事故は「想定外」の津波と主張し続けているので(7)(8)(11)、東電社員様が「津波の数値低く」するように依頼したなどとなれば、地元の皆様も含め東京電力への信頼は低下すると思います。NHKだけが東電社員様が「津波の数値低く」するように依頼された旨の証言を報じず、「1万年に1回程度」と発信しています。理由は想像するしかありませんがNHKは「嘘」たっぷりの柏崎刈羽再稼働キャンペーン番組を放送しています(21)(22)(23)。NHKがこんな姿勢では福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する果物にモモがあります(24)。日本郵便の福島県地域振興物産が7月24日、東京・新宿の新宿郵便局で始まり、最盛期を迎えた福島特産のモモ「あかつき」の試食・販売が人気を集めたそうです(25)。福島はモモの季節です。福島モモは美味しいそうです(26)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(27)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(28)を引用
 図―7 福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東電、大津波の確率把握 旧経営陣公判、震災前50年以内に4割超:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)東電グループ会社社員が証人に|NHK 福島県のニュース
(3)ニュース|福島中央テレビ
(4)ローカルTime FNN被災地発...
(5)めげ猫「タマ」の日記 どれが正しいの福島事故裁判報道
(6)【電子版】NHK受信料「合憲」 国民の知る権利を充足-最高裁(更新) | 商社・流通・サービス ニュース | 日刊工業新聞 電子版
(7)今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした|東京電力
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は「未必の故意」?
(9)吉田昌郎 - Wikipedia
(10)政府事故調査委員会ヒアリング記録 : 原子力防災 - 内閣府)中の「吉田 昌郎 東京電力福島第一原子力発電所長 ⇒事故時の状況とその対応について 3 ⇒吉田 昌郎-5(PDF形式:845KB)
(11)原子力発電所に質問です 柏崎刈羽原子力発電所の安全対策|東京電力ホールディングス株式会社
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島事故は「想定外」を主張し続ける東京電力、想定外がまた起きて柏崎刈羽も事故りそう
(13)詳報 東電 刑事裁判「原発事故の真相は」|NHK NEWS WEB
(14)貞観地震 - Wikipedia
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は吉田所長の自作自演?
(16)女川原子力発電所における 津波に対する安全評価と防災対策
(17)【120620】福島原子力事故調査報告書の公表について|TEPCOニュース|東京電力
(18)福島民報
(19)柏崎刈羽原発に関するトピックス:朝日新聞デジタル
(21)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―柏崎刈羽原発の効果は1兆1千億―
(22)めげ猫「タマ」の日記 NHKの柏崎刈羽再稼働プロパガンダ
(23)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘放送、柏崎刈羽では働く人が減っている
(24)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(25)本県特産品都内で販売 日本郵便が地域振興物産展 | 県内ニュース | 福島民報
(26)ふくしまプライド便
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)安達店 | ベイシア
  1. 2018/07/25(水) 19:43:44|
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事故後は女の子が多く生まれる福島県葛尾村

 6月中の福島県葛尾村の赤ちゃん誕生数を見たら
  男の子 1人
  女の子 2人
でした。これでは、数が少ないので事故後(2011年3月)を福島県の発表(1)から集計すると
  男の子 32人
  女の子 52人
で、女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的な差があるとさえる5%(2)を下回っていました。通常は男の子が多く生まれるので(3)異常な事態です。放射線影響研究所は広島や長崎で遺伝的影響が無かったことの根拠に、生まれて来る赤ちゃんの男女の比率(出生性比)3)に異常がなかったことをあげています(4)。広島や長崎で見つからなかった事が福島では起こっています。福島の子ども達が心配です。
 福島は事故によって汚染されました。
事故8年目も汚染されている福島
 ※1(5)の数値データを元に(6)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(7)による
 図-1 旧計画的避難区域

 図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(8)を超えた地域が広がっています。事故8年目の福島も汚染されています。福島の皆様は心配だと思います。福島県県民健康管理調査によれば
「将来生まれてくる自分の子や孫など次世代以降の人への影響(次世代影響)が起こる<中略>『可能性は高い』は 20.9%、『可能性は非常に高い』は 15.2%であった。」 
と(10)、福島事故による遺伝的影響を36.1%の方が心配しています(「可能性が高い」、「可能性は非常に高い」の合計)。
 ABCCは1947年にアメリカ政府で設立された研究機関で、広島や長崎に投下さえた原爆の影響について調査しました。その後1972年に日米共同の「放射線影響研究所」に改組され(11)、現在も続いています(4)。放射線影響研究所は我が国において放射線影響に関し最も実績のある研究機関です。そこが広島・長崎の原爆投下では遺伝的影響がないとしています。その根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことあげています(4)(12)。
 福島事故直後に二種類の避難区域が設定されました。警戒区域と計画的避難区域です。警戒区域は事故直後の2011年3月12日に設定されました。計画的避難区域は事故後にしばらくしてから放射線量が高いことが判明し設定された避難区域で、設定されたのは事故から1ヶ月以上が過ぎた2011年4月22日です(7)。さらには、警戒区域では残された家畜は殺処分となりました(13)。一方で、計画的避難区域では一定の条件下で家畜の持ち出しが認められました(14)。計画的避難区域は逃げ遅れた、さらには家畜の持ち出し等の為になかなか逃げなった避難区域です。葛尾村の大部分と飯舘村の全域が計画的避難区域になりました。また、逆に大部分ないしは全域が計画的避難区域に指定されたのは葛尾村と飯舘村だけす(7)。事故前に葛尾村では3,448頭の牛と3,863頭の豚が飼育されていした(15)。これは葛尾村の事故前の人口1,531人(16)を超えます。事故前の飯舘村には「飯舘牛」なるブランド牛がありました(17)。両村とも畜産が盛んでした。家畜の移動で被ばくした方も多いと思います。福島事故で何かが起こるとすれば、この2村で強くでるはずです。
 2017年6月中の人口動態が発表(1)になったので、葛尾村赤ちゃん誕生数をみたら
  男の子 1人
  女の子 2人
でした。女の子が一寸多いので、事故後の赤ちゃん誕生数について調べてみました。
事故後に女の子が生まれるようになった福島県飯葛尾村
 ※1(1)を集計
 ※2 各年3月からの1年間、ただし2018年は6月まで
 図―2  福島県葛尾村の赤ちゃん誕生数

 図に示す様に事故後に女の子が多く生まれるようになっています。2011年3月から18年6月を合計すると
  男の子 32人
  女の子 52人
で、女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的な差があるとさえる5%(2)以下の3.7%でした。通常は男の子が多く生まれるので(3)異常な事態です。広島、長崎で見つからなかった事が福島で見つかっています。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法な(=^・^=)の過去の記事による(18)
有意差検定表(葛尾村)
 
 ABCCは長崎と広島の両方を調査したようです(12)。そこで、飯舘村についても調べてみました。
事故後に女の子が生まれるようになった福島県飯舘村
 ※1(1)を集計
 ※2 各年3月からの1年間、ただし2018年は6月まで
 図―3  福島県飯舘村の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り飯舘村でも事故後は女の子が多く生まれるようになりました。ABCCは広島・長崎を合計しているので(12)、葛尾村と飯舘村の事故から今年6月までの赤ちゃんの誕生数を合計すると
 男の子 182人
 女の子 239人
です。こにような事が偶然に起こる確率を計算したら0.12%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―2 偶然に起こる確率の計算結果(2村合計)
 ※計算方法な(=^・^=)の過去の記事による(18)
有意差検定表(2村合計)

 福島は事故で汚染されました。特に大部分ないしは全域が計画的避難区域に指定された葛尾村や飯舘村では避難が遅かったので、影響が出やすいはずです。ここでは生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)の異常が認められます。一方で、放射線影響研究所(前身のABCCを含む)は、広島や長崎で遺伝的影響が出ていない根拠の一つに出生性比に異常がない事をあげています(4)(12)。長崎や広島では見つからなかった事が福島では見つかっています。広島や長崎の結果を元に福島は「安全」する説明は(19)、「非科学的」です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 31回福島県「県民健康調査」検討委員会で福島程度の被ばくでは遺伝的影響は無いとする資料が提出されました(20)。放射線影響研究所は、放射性影響研究所は広島や長崎で遺伝的な影響が無かった根拠としてあげているものうち、前政権時代に計画されながら、安倍が出戻ったらウヤムヤになった福島でのDNA調査(21)、事故後に福島では増えた「自然死産」(22)や、本文で取り上げた出生性比の異常は根拠から消えていました。以下に福島県の自然死産率の推移を示します。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(22)を転載
 図―4 福島県の自然死産率の推移

 福島では不都合な事実は隠されるようです。このような事実を指摘すれば「誹謗中傷」です(23)(24)。福島の「安全」についての科学的な議論はされません。福島では「風評被害」を口実とした事故隠しが平然と行われています(25)。これでは福島の皆様は心配だと思います。
  福島を代表する果物にモモがあります(26)。福島県知事は東京で福島産モモのPRを行ったそうです(27)。福島モモは美味しいそうです(28)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(29)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―5 福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成30年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(3)出生性比
(4)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 – 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(7)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)の開催について - 福島県ホームページ
(10)(9)中の資料2-1 平成28年度「こころの健康度・生活習慣に関する調査」結果概要 [PDFファイル/332KB]
(11)原爆傷害調査委員会 - Wikipedia
(12)全文 - 放射線影響研究所
(13)警戒区域内の家畜の安楽死処分の対応に関するQ&A:農林水産省
(14)計画的避難区域及び緊急時避難準備区域における家畜の取扱い等について:農林水産省
(15)わが葛尾村の農業 -022/036page
(16)葛尾村 - Wikipedia
(17)福島・遺伝的影響資料に「出生性比」が無し(めげ猫「タマ」の日記) 赤かぶ
(18)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(19)放射線 放射性物質 Q&A これから生まれる子どもに被ばくの影響は | 東日本大震災 | 福島民報
(20)(9)中の 参考資料4 放射線の遺伝的影響について [PDFファイル/767KB]
(21)(新)福島におけるゲノム解析による放射線遺伝影響調査(福島ゲノム調査)
(22)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島・遺伝的影響資料に「出生性比」が無し
(24)福島・遺伝的影響資料に「出生性比」が無し(めげ猫「タマ」の日記) 赤かぶ
(25)めげ猫「タマ」の日記 ビキニ環礁は福島の未来
(26)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(27)モモなど県産青果物東京で魅力アピール 知事ら呼び掛け | 県内ニュース | 福島民報
(28)ふくしまプライド便
(29)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(30)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ 続きを読む
  1. 2018/07/24(火) 19:43:24|
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JR北海道5路線廃止・まだまだ足りない。

 報道によるとJR北海道は国から400億円の補助を受けること(1)、5路線の廃止が決まったそうです(2)。報道を見る限り北海道や道内の市町村の負担は報じられていません。福島県や県内自治体は只見線の復旧や運営に費用負担することが決まっています(3)。一方で、北海道は道内JR路線の維持は国が負担するが、北海道や道内自治体が負担しないのは不平等です。だったら、負担なく維持できるまでに路線を廃止するしか方策はありません。5路線廃止では全く足りません。
 JR北海道は北海道を中心に路線を有する鉄道会社です。いといととトラブルを起こしています(4)。当社の経営は非常に厳しい状況です。2017年度は897億円の収入をあげるのに約1.6倍の1,392億円の営業費用を使っています(5)。これでは安全投資ができるはずもなく、「不祥事」になってしまいます。これは構造的な問題です。北海道の人口は約532万人で(6)、九州の人口約1,286万人(7)の約4割です。一方でJR北海道の路線は総延長で2,568.7kmで(4)、JR九州の路線延長2,273km(8)「よりも多くなっています。人口が4割しかいないのに、鉄道路線が九州より多くては収益は上がらず赤字が膨らむだけです。
 JR北海道は2016年2月に「極端にご利用の少ない駅」などを発表しました(9)。さらに2016年11月には利用者が少ない13線区を「単独では維持が困難」として発表しています(10)。利用が少ない路線は廃止して経費を節減すべしとの極めて合理的な提案です。それから2年半近くを経て、路線廃止がなかなか進みません。この間に廃止されたのは、2016年3月26日に北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間開業に伴い廃止され道南いさりび鉄道に転換した江差線(五稜郭―木古内)の37.8kmとる2016年12月5日に廃止された留萌本線の一部(留萌―増毛)の16.7kmです(4)。
 報道によると13線区の廃止が決まりました(2)。そして残り8線区の赤字を補てんするために2019年度、20年度で各200億円、合計400億円の補助を決めたそうです(1)。
 JR只見線は、福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶ全長135.2kmのJR東日本の鉄道路線です(11)。そのうち会津川口駅(福島県金山町)-只見駅(福島県只見町)間の27・6キロが不通になっていましたが、先月に復旧工事が始まりました(11)(12)。復旧費のうち27億円は地元(福島県や沿線市町村)ずつ負担します。再開通後は福島県が駅舎や線路などの鉄道施設と土地を保有し、JR東が運行を担う「上下分離方式」を採用する。年間約2億1千万円かかる維持管理費は、福島県と沿線の会津地方の17市町村が負担すします。あいるいは岩手県の山田線は先の震災で不通になりました。沿岸部は復旧後は岩手県の3セク鉄道に引き継がれます(13)。岩手県や沿線自治体が赤字を引き受けることになります。被災地ですら鉄道を守るのに「赤字」を引き受けています。でも国は「北海道」には全額だすようです。極めて不平等です。
 輸送密度は、交通機関の1日1km当たりの平均輸送量です(14)。営業係数は、100円の営業収入を得るのに、どれだけの営業費用を要するかを表す指数です(15)。JR北海道は各路線について公開しています(16)。以下に示します。
輸送密度に依存する営業係数
 ※1(16)による。
 ※2 「廃止済み」は既には廃止済みの路線で(4)による。
 ※3 「廃止決定」は廃止が報じられている路線で(2)による。
 ※4 「単独では無理」はJR北海道が「単独では維持することが困難な線区」で(10)による。
 図―1 JR北海道の輸送密度と営業係数

 図に示す通り輸送密度と密接に関連しています。輸送量を増やさなければ収支は改善しません。でも、改善の見込みはありません。以下に北海道の人口の増減をしめします。
多くの地域で人口減が進む北海道
 ※(6)にて作成
 図―2 北海道の人口の増減

 図に示す様に多くの市町村で人口が減少しています。また、札幌一極集中も進行しています(17)。北海道内の都市間輸送の需要は減り、JR北海道の顧客はこれからもえり続けます。およそ5路線の廃止では追いつきません。残りの8路線の廃止も追いつきません。(=^・^=)は以下の路線の廃止を提案します。
(=^・^=)の廃止推奨路線
 ※ 輸送密度(2000人/km/日)の路線を(16)にて選択
 図―3 (=^・^=)が選ぶ廃止推奨路線


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 JR北海道の赤字削減には「企業努力」など無理です。赤字路線の廃止しかありません。ところが北海度知事は
「まずは自助努力が必要だ」
といったそうです(18)。このような姿勢では、赤字は解消せずにやがては「破綻」しか選択肢がなくなります。JR北海道は国土交通省所管の独立行政法人・鉄道建設・運輸施設整備支援機構(19)が全株式を保有する実質の国有企業です。安倍出戻り内閣は、株主として北海道の鉄道を守る為、(=^・^=)の負担を少なくすするために、赤字路線の早急な整理を「株主」として迫るべきです。(=^・^=)は殆ど空気しか運ばない北海道の鉄道維持の費用を負担するのは嫌です。でも、安倍出戻り内閣は(=^・^=)も払う税金から400億円を出してその場しのぎをしてます。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する果物にモモがあります。福島県福島市は主要な産地の一つです(20)。福島県知事は東京で福島産モモのPRを行ったそうです(21)。福島県福島のモモは福島市のモモはは糖度が高く濃厚な味わいだそうです(22)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(23)。でも、福島県のスーパーのチラシには福島産はありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―4 福島産が無い福島県のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)路線維持へ、JR北に400億円支援…政府方針 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(2)経営難のJR北、赤字5路線5区間廃止へ 国・道は容認:朝日新聞デジタル
(3)「第5」整備は来年度 只見川橋りょう | 県内ニュース | 福島民報
(4)北海道旅客鉄道 - Wikipedia
(5)決算公告|企業・採用|JR北海道- Hokkaido Railway Company中の平成29年度 決算【PDF/205KB】
(6)北海道 - Wikipedia
(7)九州 - Wikipedia
(8)九州旅客鉄道 - Wikipedia
(9)平成 26 年度 線区別の収支状況等について - JR北海道
(10)当社単独では維持することが困難な線区 について JR北海道
(11)只見線 - Wikipedia
(12)「第5」整備は来年度 只見川橋りょう | 県内ニュース | 福島民報
(13)三陸鉄道の新路線名「リアス線」に…JR山田線の引継ぎで南北統合 | レスポンス(Response.jp)
(14)輸送密度 - Wikipedia
(15)営業係数 - Wikipedia
(16)決算公告|企業・採用|JR北海道- Hokkaido Railway Company中の平成28年度 線区別収支【PDF/1,264KB】
(17)北海道の人口2.2%減の538万人 札幌の一極集中進む  :日本経済新聞
(18)当事者意識の欠如した北海道や沿線自治体……混迷するJR北海道の路線存廃問題 | ハーバービジネスオンライン
(19)鉄道建設・運輸施設整備支援機構 - Wikipedia
(20)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(21)モモなど県産青果物東京で魅力アピール 知事ら呼び掛け | 県内ニュース | 福島民報
(22)フルーツを食す《福島のサクランボ・桃・梨・ブドウ・りんご》 - 福島市
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(24)ヨークベニマル/お店ガイド
  1. 2018/07/23(月) 19:45:25|
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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月2回目)―食品中の放射性セシウムの検査結果が21日遅れで発表―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。6月29日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が7月20日に21日遅れでやっと発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数977件中2件の基準超え
  ②平均は、1キログラム当たり2.5ベクレル、最大130ベクレル(宮城県産イノシシ)。
 事故8年目も見つかるセシウム汚染食品
  ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2018年2月1週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

福島産からは基準超はありませんでしたが
・宮城産クロダイがらセシウム、福島県産は30件連続ND
・福島県はピーマンの「安全宣言」、汚染が酷い主産地は検査していません。
・上昇する福島県飯舘村産ブロッコリーのセシウム
などの特徴が今週の発表から読み取れ安全とは言えません。

1.宮城産クロダイがらセシウム、福島県産は30件連続ND
 宮城県産クロダイからセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下に検査結果を示します。
宮城・千葉産からは見つかっても福島産からは見つからないクロダイのセシウム
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 ※4()内は検査先
 図―2 クロダイの検査結果

 図に示す通り宮城産だけでなく、茨城産からも見つかっています。でも、福島県が検査した福島産クロダイからは見つかっていません。厚生労働省の発表を数えると(1)、少なくとも30件連続で検出限界未満(ND)です。隣県で見つかるのに汚染源がある福島で見つかりません。海が繋がっているのに、おかしな話です。クロダイ等の福島産農水産物の検査は厚生労働省の発表(1)をみると、福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)です。中立性に疑問があります。福島産は他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

2.福島県はピーマンの「安全宣言」、汚染が酷い主産地は検査していません。
 福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(9)。7月に入りシーズンです(10)。福島県は福島産ピーマンの「安全」を検査で確認した旨を発表しました(12)。「安全」宣言です。
福島産ピーマンは検査で「安全」を確認したと主張する福島県
 ※(12)を引用
 図―3 ピーマンの「安全」を検査で確認したとする福島県
 
以下に福島県内の生産量を示します。
 田村市、三春町、二本松市で大部分を占める福島のピーマン生産
 ※(13)を集計
 図―4 福島県のピーマン生産量

 図に示す通り田村市、三春町、二本松市が主要な産地です。以下に位置を示します。
汚染が広がる田村市、三春町、二本松市産ピーマンを検査していない福島県
 ※1(14)の数値データを元に(15)に示す手法で7月1日時点に換算
 ※2 旧避難区域は(16)による
 ※3 はピーマン検査1回を示し(17)による。
 図-5 福島のピーマン産地と検査状況

 図に示す様に福島のピーマン産地は国が除染が必要な毎時0.23マイクロシーベルトを超えた地域(17)が広がっています。福島のピーマンは汚染された土地で作られています。確り検査して欲しいと思います。図ではピーマン検査1回を示します。図に示す様に主要な産地の田村市、三春町、二本松市の検査がありません。
 福島産は汚染されている主要な産地の避けた検査で「安全」とされ、出荷されます。
 
3.上昇する福島県飯舘村産ブロッコリーのセシウム
 福島県飯舘村は2017年3月31日に避難指示が解除されました(16)。それ以降の同村産ブロッコリーの検査結果を示します。
 上昇する福島県飯舘村産ブロッコリーのセシウム含有量
※1(1)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 図―6 福島県飯舘村産ブロッコリーの検査結果

 突然の上昇です。福島産はセシウムが上昇する事があります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・21日間も発表されない検査結果
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・汚染された主要な産地を避けた検査で「安全」とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
 これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する果物にモモがあります。福島県福島市等が主要な産地です(19)。出荷の最盛期を迎えました(20)。福島市のモモはは糖度が高く濃厚な味わいだそうです(21)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(11)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシに福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―7 福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
 


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1090報)(東京電力福島原子力発電所事故関連)
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月1回)―セシウム汚染食品が市場流出、83日間発表しません―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(6)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:646KB)中のNo2846、No2847」
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(10)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(11)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(12)(11)中のやさい編 [PDFファイル/179KB]
(13)作物統計調査>市町村別データ>平成19年産市町村別データ>年次>2007年中の「6-3 野菜(果菜類) 」⇒「 福島県 Excel」
(14)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(15)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(16)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(17)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜⇒は行⇒ひ⇒ピーマン、ピーマン(施設)で検索
(18)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(19)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(20)トピックス | JAふくしま未来
(21)フルーツを食す《福島のサクランボ・桃・梨・ブドウ・りんご》 - 福島市
(22)イトーヨーカドー 福島店
  1. 2018/07/22(日) 19:44:24|
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