食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。3月20日に3月1日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が約19遅れで発表になりました(3)。まとめてみたので、お買い物の参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
①検査数791件中9件の基準超え
②平均は、1キログラム当たり4ベクレル、最大320ベクレル(福島県産イノシシ)。
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
※3 基準超えは全てが野生キノコ
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(3月18日発表分)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
今回の発表から
・福島産コモンカスベ・県漁連は161(Bq/kg)、福島県は222件中219件でND
・汚染が酷い最大産地を検査せずに、ニラは検査で安全確認を主張する福島県
・突然に見つかり出した福島県いわき市産菌床シイタケのセシウム
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.福島産コモンカスベ・県漁連は161(Bq/kg)、福島県は222件中219件でND
1月に福島県漁連の検査で福島産コモンカスベから基準値の1キログラム当た値100ベクレルを超える161ベクレルのセシウムが見つかりました(7)。以下に2019年以降の検査結果を示します。

※1(1)(8)(10)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―2 コモンカスベの検査結果
図に示しように、その後に福島県が追加検査をしました。そしたら殆ど検出限界未満(ND)です。厚生労働省や福島県の発表(1)(2)(10)を集計すると、2019年以降の検査で
検査 166件中164件で検出限界未満(ND)、最大で1キログラム当たり9.3ベクレル
です。福島県の検査では基準超が見つけられません。
厚生労働省の発表(1)を見ると、コモンカスベ等の福島産農水産物の出荷前検査は福島県農林水産部に属する(11)、福島県農業総合センターが実施しており、中立性に疑問があります。
福島産は基準超を見つけられない福島県の検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.汚染が酷い最大産地を検査せずに、福島産ニラは検査で安全と主張する福島県
3月に入り冬が終わりました(12)。福島を代表する冬野菜にニラがあります(13)。検査状況を以下に示します。

※1(14)のデータを(15)に示す手法で3月1日に換算
※2 旧避難区域は(16)による。
※3 ニラの検査は(17)による。
図―3 福島産ニラの検査状況
図に示しように福島では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(18)地域が広がっています。
福島県のニラの最大産地は伊達市です(19)。図に示す様に同市は旧避難地域に接し、汚染されています。しかし検査はされていません。それでも、福島県は福島産ニラは検査で「安全」が確認されたと主張しています(21)。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ、出荷されます。
3.突然に見つかり出した福島県いわき市産菌床シイタケのセシウム
以下に福島県いわき市産菌床シイタケの検査結果を示します。

※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す。
※3 日付けは収穫日
図―4 福島県いわき市産菌床シイタケの検査結果
図に示す様に2013年意向は検出限界未満(ND)が続いていたのですが、ここ1年は度々見つかっています。
福島産のセシウム含有量は上昇することがあります。過去の検査結果は「安全」であったとしても、今は分かりません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・19日の遅れで発表される検査結果
・他所より低くでる検査で安全とされ出荷される福島産
・汚染が酷い主産地を検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
・セシウム含有量が上昇する事がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島を代表する農畜産物に牛肉があります(22)。福島の牛肉は美味しいとのことです(23)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。

※(24)を引用
図―5 福島産牛肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
報道発表資料 |厚生労働省(2)
モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ(3)
食品中の放射性物質の検査結果について(第1124報)(4)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月18日発表)―青森県産マダラからセシウム、福島産は476件連続ND ―(5)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(6)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(7)
コモンカスベから基準超セシウム 全量出荷停止 福島・広野沖 | 河北新報オンラインニュース(8)
福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです中の「
相馬双葉地区」および「
いわき地区」
(9)
品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報(10)(9)を「魚介類」⇒「か行」⇒「こ」⇒「コモンカスベ」で検索
(11)
農林水産部 - 福島県ホームページ(12)
冬 - Wikipedia(13)
冬 | ふくしまの野菜 | JA全農福島(14)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(15)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(16)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(17)
品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒な行⇒に⇒ニラ、ニラ(施設)で2018年12月1日以降で検索
(18)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(19)
福島県[伊達市]の農作物 | さやえんどう 夏秋きゅうり すもも 桃 ニラ 柿 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス(20)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(21)(20)中
やさい編 [PDFファイル/173KB](22)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(23)
福島牛販売促進協議会(24)
チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記
- 2019/03/21(木) 19:53:18|
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福島県と山形県を結ぶ東北中央道の福島・山形県境区間が2017年11月に開通して(1)1年4ヶ月になります。この間、福島・山形間の交通量が3割増えたそうです。 特に休日に福島から山形に向かう車が約6割増え、この区間を通って山形県内の観光地を訪れる客が、どの季節も約2倍になったそうです(2)。福島の皆様はお出かけ先に自県ではなく山形を選んだようです。
福島県と山形県は似た所があります。福島はくだもの王国を自称していますが(3)、山形はフルーツ王国を自称しています(4)。福島には「ミスピーチ」がいますが(5)、山形は「ミスさくらんぼ」がいます(6)。ただし、応募条件が違うようです。福島の「ミスピーチ」の応募資格に「未婚女性」はありません(5)。過去には子持ちの主婦(7)や男性も選ばれています(8)。一方で山形の「ミスさくらんぼ」は未婚女性に限定しています(6)。そして福島の女性も山形の女性も、お隣の宮城に比べても大変に綺麗です。

(a)ミスピーチ(福島) (b)ミスさくらんぼ(山形)
※1(a)は(9)を転載
※2(b)は(10)をキャプチャー
図―1 ミスピーチのミスさくらんぼ
そして6月はサクランボ、8月はモモ、11月はリンゴのシーズンです。当然ながらぶつかります。
福島県には何故が「いしかわ牛」なるものがあります(11)。山形の米沢牛は全国的にも有名です(12)。ちなみに石川県は「能登牛」です(13)。福島の牛肉の出荷基準は1キログラム当たり100ベクレル以下ですが(14)、米沢牛は25ベクレル未満です(12)。
福島県郡山市は「鯉」の産地ですが(15)、山形県米沢市も「鯉」の産地です(16)。
福島にも温泉はありますが(17)、山形のにも素晴らしい温泉があります(18)。
福島県会津若松市は会津藩の城下町として有名ですが(19)、山形県米沢市は米沢藩(上杉)の城下町として有名です(20)。福島県には年間利用者が20万人程度で、閑古鳥が飛んで来そうな福島空港があります(21)。山形県にも年間利用者が20万人程度の山形空港があります(22)。
福島に有る多くのものが、山形にもあります。その逆もですが・・
復興庁は「『知って!』『食べて!』『行こう!』福島」なるキャンペーンを実施しています(23)。福島をもっとも良くしっているのは、福島の皆様だと思います。福島の皆様が福島を選ぶのか山形を選ぶのか興味があります。
東北中央道の福島・山形県境区間(福島大笹生IC - 米沢北IC)が2017年11月に開通しました。これで東北道の分岐点である福島JCT(福島県福島市)から、南陽高畠IC(山形県高畠町)までが、繋がりました。福島県と山形県が行き来しやすくなりました。

※1(24)のデータを(25)に示す手法で3月1日に換算
※2 旧避難区域は(26)による。
図―2 東北中央道
開通の効果について朝日新聞は
「山形・福島県境の交通量は東北中央道の開通前、1日平均約8200台だったが、開通後は東北中央道と国道13号で1日計約1万900台となり、約2700台(33%)増えたという。特に休日に福島から山形に向かう車が約6割増え、この区間を通って山形県内の観光地を訪れる客が、どの季節も約2倍になったという」
と報じていました。開通によって福島県から山形県に出かける観光客が大幅に増えました。福島を最も良く知る福島の皆様はお出かけ先にに福島でなく山形を選びました。
新幹線や高速道路などの交通網の整備によって、それまで地域の拠点となっていた小都市が経路上の大都市の経済圏に取り込まれ、ヒト・モノ・カネがより求心力のある大都市に吸い取られる現象を意味する「ストロー効果」なる言葉があります(27)。東北中央道は山形から福島にささったストローとして、福島から観光客を吸い上げています。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
図―2に示しように福島は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えています(28)。事故から8年以上が経ちましたが、福島は汚染されています。福島を正しくならお出かけ先に福島でなく山形を選ぶのは当然の事です。これは食べものも同じです。
福島県いわき市は福島第二のイチゴの産地です(29)。今、同市ではイチゴ狩りが楽しめます(30)。いわき市はイチゴの季節です。同市のイチゴは美味しいそうです(31)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(32)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。

※(33)を引用
図―3 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
東北中央自動車道 - Wikipedia(2)
米沢-福島間開通で交通量3割増 東北中央道:朝日新聞デジタル>(3)
くだもの消費拡大委員会 – 福島県くだもの消費拡大委員会(4)
フルーツ王国山形 | 東根フルーツワイン(5)
2019ミスピーチキャンペーンクルー募集 – くだもの消費拡大委員会(6)
ミスさくらんぼコンテスト2019参加者募集:寒河江市公式サイト(7)
めげ猫「タマ」の日記 今年活躍した福島の10人の女性(2016)(8)
福島のミスピーチ:福島ニュース:So-netブログ(9)
めげ猫「タマ」の日記 福島でリンゴの試食会、食べて大丈夫?(10)
平成31年度 ミスさくらんぼ募集中! - YouTube(11)
【食物語・福島牛(下)】 「いしかわ牛」米食べ...うま味『ギュッ』:「食」物語~おいしい福島:福島民友新聞社 みんゆうNet(12)
米沢牛 - Wikipedia(13)
石川県/能登牛について(14)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(15)
【食物語・郡山のコイ】 意外な顔に思わず『恋』 全国一の生産量誇る:「食」物語~おいしい福島:福島民友新聞社 みんゆうNet(16)
米沢鯉 - Wikipedia(17)
福島県の一度は訪れたい温泉地10選(2019年最新)|ゆこゆこ(18)
山形県の一度は訪れたい温泉地10選(2019年最新)|ゆこゆこ(19)
会津若松市 - Wikipedia(20)
米沢市 - Wikipedia(21)
福島空港 - Wikipedia(22)
山形空港 - Wikipedia(23)
数字で「知って!」「食べて!」「行こう!」福島 | タブレット先生の「福島の今」(24)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(25)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)(26)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(27)
ストロー効果(すとろーこうか)とは - コトバンク(28)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(29)
福島県[いわき市]の農作物 | ネギ 秋冬ねぎ | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス(30)
あたたかい温室でいちご狩りを楽しもう!2019 | いわき市 観光情報サイト IWAKI(31)
甘くて大きくておいしい苺!! - 田人観光いちご園の口コミ - じゃらんnet(32)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(33)
イオンいわき店 | お買物情報やお得なチラシなど
- 2019/03/20(水) 19:46:11|
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食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。3月18日に2月22日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が約1ヵ月遅れで発表になりました(3)。まとめてみたので、お買い物の参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
①検査数721件中5件の基準超え
②平均は、1キログラム当たり2.4ベクレル、最大160ベクレル(群馬県産イノシシ)。

※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
※3 基準超えは全てが野生キノコ
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(3月18日発表分)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
今回の発表から
・青森県産マダラからセシウム、福島産は476件連続ND
・福島産春キュウリが出回る、検査せずに検査で安全を主張する福島県
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.青森県産マダラからセシウム、福島産は476件連続ND
岩手産マダラからセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下にマダラの検査結果を示します。

※1(1)を各県が実施した検査について集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
※4 福島産は福島県検査を集計
図―2 マダラの検査結果
青森県産だけでなく、岩手産、宮城産からも見つかっています。でも、福島県が検査した福島産マダラからは見つかっていません。厚生労働省の発表(1)を数えると、2016年3月以降は476件連続で検出限界未満(ND)です。海が繋がっているのに汚染源がある福島産だけから見つからない等はおかしな話です。マダラ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.福島産春キュウリが出回る、検査せずに検査で安全を主張する福島県
福島を代表する野菜にキュウリがあります(9)。とあるスーパーのチラシを見たら、福島産キュウリが掲載されていました。

※(10)を引用
図―3 福島産キュウリが掲載された福島県福島市のスーパーのチラシ
今年もキュウリの出荷が始まったようです。福島の冬春キュウリは福島県福島市が最大産地です(11)。以下に示します。

※1(12)のデータを(13)に示す手法で3月1日に換算
※2 旧避難区域は(14)による。
図―4 福島県福島市
図に示す様に国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(15)地域が広がっています。今年も福島のキュウリは汚染された地で作られています。そこで、福島県の検査結果を福島県が提供するサイトで調べてみました(16)。検査結果が出て来ません。それでも福島県は福島産キュウリの安全を検査で確認したと主張しています(17)。
福島産は検査してくなくても、検査で安全が確認されたとされ出荷されます。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・1ヶ月近く遅れて発表される検査結果
・他所より低くでる検査で安全とされ出荷される福島産
・検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県二本松市産米の全量全袋検査数が27万件を超えました(18)。同市は人口約5万人なので(19)、市民が食べるには充分な量です。同市辺りのお米は良食味・高品質です(20)。福島県は福島産米は安全だと主張しています(21)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産米はありません。

※(22)を引用
図―5 福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
報道発表資料 |厚生労働省(2)
モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ(3)
食品中の放射性物質の検査結果について(第1123報)(4)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月15日発表)―福島産佃煮からセシウム、福島県検査はND ―(5)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(6)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(7)(3)⇒1 自治体の検査結果⇒
検査結果(PDF:726KB)⇒No1909
(8)
農林水産部 - 福島県ホームページ(9)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(10)
チラシ情報 | スーパーマーケットいちい(11)
福島県[福島市]の農作物 | 桃 梨 夏秋きゅうり きゅうり 西洋なし りんご | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス(12)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(13)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)(14)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(15)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(16)
品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒か行⇒き⇒キュウリ、キュウリ(施設)で検索
(17)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(18)
ふくしまの恵み(19)
トップページ | 二本松市公式ウェブサイト(20)
特産品情報 | 地区別くらし情報 安達地区 | JAふくしま未来(21)
全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ(22)
安達店 | ベイシア
テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記
- 2019/03/19(火) 19:41:48|
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福島の旧避難区域で全域が80km圏内の3市1郡のセシウムの量を(=^・^=)なりに見積もると
事故4ヶ月後(2011年7月2日) 45.5g
事故義7年8ヶ月(2016年11月15日)33.1g
で、事故8年目ですが、ばら撒かれたセシウムの約4分3は残ったままです。これは他の福島県域でも同じだと思います。
事故によって5重の壁が破れ(1)、放射能が福島第一から各地にうつり、各地を汚染しました。

※1(3)のデータを(4)に示す手法で3月1日に換算
※2 避難区域は(5)による。
図―1 事故から8年以上を経て汚染されている福島
図に示す様に福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(6)地域が広がっています。事故から8年以上が経過しましたが福島は汚染されています。
昨年度には福島の除染が終わりました(7)。除染でどの程度の放射性物質が取り除かれたか興味があります。原子力規制委は事故後に時々、放射線量の分布を発表しています(3)。事故直後は80km圏内のみです。放射性物質の量と放射線量の関係は放射性物質毎に分かっています。
1mm四方に1ベクレル(Bq)の放射性物質があるとすると、放射線量は1時間当たりで
セシウム134 ― 5.4マイクロシーベルト(μSv)
セシウム137 ― 2.1マイクロシーベルト(μSv)
の放射線量になります(8)(9)。
セシウム134と137の割合は一定しています。ただし時間依存があります。以下に2011年と2017年4月末のセシウム137に対するセシウム134の割合を示します。

※(10)を集計
図-2 セシウム137に対するセシウム134の割合
図に示すように同時期ならセシウム137に対する134の割合は一定ですが、時間と共に低下します。2011年4月末時点ではセシウム137とセシウム134のベクレル(Bq)で測れる放射能量はほぼ同量ですが、6年半後の2017年11月末には約13%まで低下しています。これは放射性物質が半分になるまでの時間を「半減期」と呼びますが、セシウム134の半減期は2年でセシウム137は30年です(11)。セシウム134は6年で8分1(12.5%)(0.5
(6÷2))まで低下しますが、セシウム137は87%(0.5
(6÷30)×100)が残ったままです。
セシウム134とセシウム137の割合が分かれば、これを元にセシウム134由来と137由来の放射線量を知ることできます。
セシウム137と134の割合をa:b
放射線量をR
とすればセシウム137由来の放射線量R
137は
R
137=R×(2.1a)÷(2.1a+5.4b)
セシウム134由来の放射線量R
134は
R
134=R×(5.4b)÷(2.1a+5.4b)
になります。
これを元に単位面積当たりのセシウム137と134の量が求まります。例えば放射線量を1時間当たりのマイクロシーベルト(μSv/h)で、単位面積を1ミリメートル四方(mm
3)すればセシウム134および137の放射能量をそれぞれB
134およびB
137とすれば
B
134=R
134÷5.4
B
137=R
137÷2.1
になります。1グラムのセシウム134は47.9兆ベクレル、セシウム137は3.21兆ベクレルに相当します(11)。この値で割ってやれば単位面積当たりの放射線量を求める事ができます。これに面積を乗じれば放射性セシウムの全重量を求めることができます。
航空機モニタリングは事故直後は福島第一から80kmの範囲で実施されていました。毎時0.1マイクロシーベルト以下になると、数値データが表示されなくなりデータが欠落します(2)。80km圏内で、数値データの欠落が殆ど無い市町村として図―1に示す3市1郡(二本松市、伊達市、本宮市、伊達郡)をピックアップしてセシウムの量を集計しました。

※1(2)を集計
※2 「半減期」は自然に減っていく量で(12)よる。
※3 各市市町村の面積は(13)による。
図―3 3市1郡(二本松市、伊達市、本宮市、伊達郡)の放射性セシウムの量
3市1郡(二本松市、伊達市、本宮市、伊達郡)のセシウムの量は
事故4ヶ月後(2011年7月2日) 45.5g
事故義7年8ヶ月(2016年11月15日)33.1g
で、事故8年目ですが、ばら撒かれたセシウムの約4分3は残ったままです。さらには、減り方は半減期で計算される事前に減っていく量と差があまりまりません。除染は殆ど効果がありませんでした。これは他の福島県域でも同じだと思います。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島の復興はマイナスからのスタートと言われています。宮城や岩手は地震と津波で全てが無くなり「0」からのスタートですが、福島はそこに放射能が「うつり」汚染されてしまいマイナスになったとの理解ようです(14)。そして図―3に示す様に事故から8年以上が経過しましたが、未だにマイナスは解消していません。図に示す様に残っているのは殆どがセシウム137です。セシウム137は30年で半分、60年で4分の1になるので、マイナスが解消するにはあと数十年かかると思います。これでは、福島の皆様は不安だと思います。
福島県を代表する農畜産物に牛肉があります(15)。福島の牛肉は美味しいそうです(16)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(17)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産はありません。

※(18)を引用
図―4 福島産牛肉が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
5重の壁 - Wikipedia(2)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会(3)(2)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(4)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)(5)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(6)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(7)
福島県の除染措置完了市町村について|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:環境省(8)
空間線量率の計算(9)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(10)
報道発表資料 |厚生労働省(11)
半減期 - Wikipedia(12)
放射能の比較 - Wikipedia(13)
福島県(市区町村プロフィール)(14)
原発被害でマイナスからのスタート - 福島医大学長・菊地臣一氏に聞く◆Vol.1|医療維新 - m3.comの医療コラム(15)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(16)
福島牛販売促進協議会(17)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(18)
マルト/SC岡小名店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
- 2019/03/18(月) 19:45:10|
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一昨年4月に避難指示が解除された福島県富岡町(1)の帰還率は9.5%とNHKは発信していました(2)。でも、実際は3%程度です。
福島県富岡町は福島県沿岸部中部にある町です(1)。北隣の大熊町には福島第一原発があります(3)。また、同町にも福島第二原発が立地しています。先の事故では、全域に避難指示が出ました(1)。

※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で3月1日時点に換算
※2 避難区域は(6)による
図-1 福島県富岡町
図に示しように、事故から8年以上が経過しましたが国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えています。それでも安倍出戻り内閣は「安全」だとして、一作年(2017年)4月に避難指示を解除しました。
以下に富岡町民(富岡町に住民登録をしている方)の居住先を示します。

※(7)を集計
図―2 富岡町民の居住先
図に示す様に住民の再定住は進んでいません。3月1日時点で
住民登録 12,972人(9)中で町内在住者は887人(8)(6.7%)
です。ただし、この数字には新規の移住者も含まれています。
同町には多くの原子力や関連した施設があります。
・福島第二発電所(1)
・指定(放射性)廃棄物処分場(10)。
・リンプルふくしま(指定廃棄物処分場PR施設)(11)。
・「東京電力廃炉資料館」(12)。
また北隣の大熊町には福島第一原発や中間貯蔵施設があります(3)(13)。福島第一の安定化作業では約7千人の方が(14)、中間貯蔵施設でも3千人以上の方が働いています(15)。福島第二も含め同町や同町周辺には原子力の仕事が溢れています。
以下に富岡町の転入者数を示します。

※(16)を集計
図―3 富岡町の転入者数
図に示す通り、避難指示解除された2017年4月以降に急増しています。避難指示解除後の転入者数は1月末までの累積で
男性 387人
女性 115人
合計 502人
です。一方で2月1日の町内在住者数は864人です。町内在住者の相当数が帰還者でなく、新規移住者です。
昨年4月に富岡町内で学校が再開しました。小中学生合わせて16人の児童・生徒が通ったそうですが、うち7人は新規移住者の子どもさんだそうです(17)。
以上から富岡町在住者のうち少なくとも半分程度は新規移住者です。富岡町民のうち町内に住んでいるのは6.7%です。半分は移住者とすると、富岡町から避難した方の中で町に戻ったのは3%程度です。ところがNHKは富岡町に帰還した住民は9.5%と喧伝していました。

※(2)をキャプチャー
図―4 NHKは富岡町に帰還した住民は9.5%と喧伝するNHK
とんだ水増しです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
NHKはあたかも福島の復興が進んだように数字の水増しを行います。これでは国民の知る権利を充足(18)しません。こんなデマ屋がはびこっていては福島の皆様は不安だと思います。
福島県いわき市は福島県第二位のイチゴの産地です(19)。同市では今、イチゴ狩りが楽しめます(20)。いわき市はイチゴの季節です。同市のイチゴはおいしいそうです(21)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(22)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。

※(23)を引用
図―5 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
富岡町 - Wikipedia(2)
>住民帰還進まず 議員定数減へ|NHK 福島県のニュース(3)
福島第一原子力発電所 - Wikipedia(4)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(5)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)(6)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(7)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(8)
県内外の避難・居住先別人数【平成31年3月1日現在】/富岡町(9)
町の人口の動きについて(平成31年3月4日更新)/富岡町(10)
処分に向けた取組み|福島県における取組み|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省(11)
アクセス|特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま|環境省(12)
東京電力廃炉資料館|廃炉資料館|東京電力ホールディングス株式会社(13)
中間貯蔵施設の概要|中間貯蔵施設情報サイト:環境省(14)
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社中の
2019年2月(15)
第11回 中間貯蔵施設環境安全委員会 開催報告 - 福島県ホームページ中の
資料1)中間貯蔵施設事業の状況について [PDFファイル/11.08MB](16)
福島県の推計人口(平成31年2月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(17)
7年ぶりの学校再開 決断を迫らない理由|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本(18)
【電子版】NHK受信料「合憲」 国民の知る権利を充足-最高裁(更新) | 商社・流通・サービス ニュース | 日刊工業新聞 電子版(19)
福島県[いわき市]の農作物 | ネギ 秋冬ねぎ | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス(20)
いわき市のいちご狩りランキングTOP2 - じゃらんnet(21)
甘くて大きくておいしい苺!! - 田人観光いちご園の口コミ - じゃらんnet(22)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(23)
イオンいわき店 | お買物情報やお得なチラシなど
- 2019/03/17(日) 19:55:51|
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食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。3月15日に2月15日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が1ヵ月の遅れで発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかり入り食品が見つかっています(4)。しかも基準超です。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
①検査数522件中13件の基準超え
②平均は、1キログラム当たり6ベクレル、最大530ベクレル(栃木県産イノシシ)。

※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(3月15日発表分)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
今週の発表から
・福島産佃煮からセシウム、福島県検査はND
・汚染が酷い最大産地を検査せずに、福島産春菊は検査で安全と主張する福島県
・福島県南相馬市産菌床シイタケから避難指示解除後最大のセシウム
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.福島産佃煮からセシウム、福島県検査はND
川崎市の検査で、福島産佃煮からセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下に2012年以降の検査結果を示します。

※1(1)を各県が実施した検査について集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは製造日ないし購入日
図―2 福島産佃煮の検査結果
図に示す様に川崎市の検査ではセシウムが見つかっているのですが、福島県が検査すると検出限界未満(ND)です。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.汚染が酷い最大産地を検査せずに、福島産春菊は検査で安全と主張する福島県
またまだ寒い日い日々です。お鍋は美味しいまだ美味しいと思います。。鍋物に欠かせないのが春菊です。福島でも春菊が栽培されています(8)。検査状況を以下に示します。

※1(9)の数値データを元に(10)に示す手法で3月1日時点に換算
※2 旧避難区域は(11)による
※3
●1個が春菊の検査1件を示し(12)による。
図―3 福島産春菊の検査状況
図に示しように福島では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(13)地域が広がっています。
福島県の春菊の最大産地は伊達市です(14)。図に示す様に汚染されています。しかし検査はされていません。それでも、福島県は福島産春菊は検査で「安全」が確認されたと主張しています(16)。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ、出荷されます。
3.福島県南相馬市産菌床シイタケから避難指示解除後最大のセシウム
福島県南相馬市産菌床シイタケからセシウムが見つかったと発表がありました(17)。以下に検査結果を示します。

※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す。
※3 日付は収穫日
図―4 福島県南相馬市産菌床シイタケの検査結果
同市は2016年6月にほぼ全域で避難指示解除されました。図に示す様に避難指示後の最高です。
福島産のセシウム含有量は上昇することがあります。過去の検査結果は「安全」であったとしても、今は分かりません。
同市産シイタケについては2017年12月に
「昨年6月、県の検査で放射性物質が検出されず」
と、あたかも全てが検出限界未満(ND)のように報じられています(18)。でも、報道以前の2017年6月の検査でセシウムが見つかっています(19)。福島産はセシウムが見つからない事は報じられても、見つかった事は報じられません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・一ヶ月の遅れで発表される検査結果
・他所より低くでる検査で安全とされ出荷される福島産
・汚染が酷い主産地を検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
・セシウムが上昇する事がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県棚倉産米の全量全袋検査数が14万件を超えました(20)。同町は人口約1万人の町なので(21)、町民が食べるには充分な量です。同町辺りのお米はおいしいお米です(22)。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(23)。でも、福島県棚倉町のスーパーのチラシには福島産米はありません。

※(24)を引用
図―5 福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
報道発表資料 |厚生労働省(2)
モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ(3)
食品中の放射性物質の検査結果について(第1122報)(4)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月12日発表)―基準超を見つけられない福島県の検査―(5)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(6)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(7)(3)⇒1 自治体の検査結果⇒
検査結果(PDF:727KB)⇒No2655
(8)
特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来(9)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(10)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)(11)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(12)
品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒さ行⇒し⇒シュンギク、シュンギク(施設)で検索
(13)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(14)
福島県[伊達市]の農作物 | さやえんどう 夏秋きゅうり すもも 桃 ニラ 柿 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス(15)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(16)
やさい編 [PDFファイル/173KB](17)(3)⇒2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒
検査結果(PDF:108KB)⇒No241
(18)
【起き上がり小法師】〔南相馬・しいたけ農業〕産地再生へ愛情注ぐ:東日本大震災6年9カ月特集:福島民友新聞社 みんゆうNet(19)
食品中の放射性物質の検査結果について(第1037報)⇒2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒
検査結果(PDF:837KB)⇒No9
(20)
ふくしまの恵み(21)
トップページ | 棚倉町公式ホームページ(22)
みりょく満点ブランド|JA東西しらかわ(23)
全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ(24)
エコス棚倉店
テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記
- 2019/03/16(土) 19:50:37|
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原子力規制委員会は放射線量を面的に測定した航空機モニタリング結果を発表しました(2)。2018年2月にも同様の結果を発表しているので(3)、比較したら概ね「半減期」で計算される放射線量分しか下がっていません。福島の放射線は「半減期」でしか下がりません。福島の放射線の主因はセシウム137であり、セシウム137の半減期は30年です(3)。半分になるには30年近くかかります。
以下に2017年11月時点の航空機モニタリング結果の数値データより作成した福島の放射線量分布を示します。

※1(2)を集計
※2 旧避難区域は(4)による。
図-1 福島の放射線量分布(2018年11月15日時点)
国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(5)の場所が広く広がっています。今後が気になります。以下に2016年11月時点の航空機モニタリング結果と半減期から計算される放射線量を示します。

※1(3)の数値データより計算
※2 計算方法は(7)による。
※3 旧避難区域は(4)による。
図-2 半減期から計算される放射線量
図-1と図ー2を比べるとそれほど大きな差はありません。福島の放射線は半減期でしか下がりません

※(8)を集計
図-3 セシウム137に対するセシウム134の割合
福島原発事故直後の2011年4月時点ではほぼ同じでしたが、半減期が早いセシウム134は減っていくのですが、半減期が30年と長いセシウム137(4)は無くならずしつこく残った結果、セシウム137に対するセシウム134の割合は13%程度まで低下しました。いま、福島の放射線の主因はなかかか減らないセシウム137です。これからは福島の放射線は以前のようには下がりません。
1ミリ四方に1ベクレルのセシウム134があると放射線量は毎時5.4マイクロシーベルト、セシウム137では毎時2.1マイクロシーベルトです(9)(10)。1ミリ四方にセシウム134が0.0954ベクレル、137が1ベクレルあるとする時の放射線量は1時間当たりで。
セシウム134由来 0.51マイクロシーベルト(0.0854×5.4)
セシウム137由来 2.1マイクロシーベルト(1×2.1)
合計 2.65マイクロシーベルト
2016年11月時点で放射線量の80%(2.1÷2.65×100)がセシウム137由来で半減期は30年なので(3)、半分になるのに30年かかります。残りの20%はセシウム134由来です。2年で半分になりますが量はセシウム137に比べ少なく量です。両者を合計すれば今後の放射線量が見込めます。
以下にセシウム137に対するセシウム134の割合を示します。

※半減期等から計算
図-4 今後の放射線量
なかなか減りません。いまの半分になるのは2040年頃です。
2020年3月26日は福島から聖火リレーが始まりますします(11)。その時の放射線量を示します。

※(2)から半減期(4)を考慮して作成
図-5 聖火リレーの頃の福島
聖火リレーの頃になっても福島では除染が必要な地域が広がっています。除染は既に終わっています(12)。福島の放射線はこれからは自然に下がるのを待つしかありません。大丈夫ですかね?
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島の皆様はこれから放射能や放射線と長いお付き合いが必要です。福島の皆様は不安だと思います。
福島県会津若松市では今、イチゴ狩りが楽しめます(13)。同市はイチゴの季節です。同市辺りのイチゴは身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れます(14)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(15)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。

※(16)を引用
図―7 福島産イチゴが無い福島県のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県会津若津市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会(2)(1)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(3)(1)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)
半減期 - Wikipedia(5)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(6)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(7)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)(8)
報道発表資料 |厚生労働省(9)
空間線量率の計算(10)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(11)
東京五輪『聖火』Jヴィレッジ出発! 20年3月26日リレー開始:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet(12)
福島県の除染措置完了市町村について|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:環境省(13)
フルーツランド北会津(14)
いちご | JA会津よつば(15)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(16)
アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
- 2019/03/15(金) 20:12:01|
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食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。3月12日に2月8日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が一ヶ月以上の遅れで発表になりました(3)。まとめてみたので、お買い物の参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
①検査数656件
②平均は、1キログラム当たり0.8ベクレル、最大32ベクレル(福島県産キノコ加工品)。
今回のデータを解析すると
・基準超を見つけられない福島県の検査
・養鶏再開4ヶ月、検査されない葛尾村産鶏肉、それでも検査で安全確認を主張する福島県
・福島県いわき市産マコガレイから突然のセシウム
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.基準超を見つけられない福島県の検査
1月に福島県漁連の検査で福島産コモンカスベから基準値の1キログラム当た値100ベクレルを超える161ベクレルのセシウムが見つかりました(7)。以下に2019年以降の検査結果を示します。

※1(1)(8)(10)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―1 コモンカスベの検査結果
図に示しように、その後に福島県が追加検査をしました。そしたら殆ど検出限界未満(ND)です。厚生労働省や福島県の発表(1)(2)(10)を集計すると、2019年以降の検査で
検査 166件中164件で検出限界未満(ND)、最大で1キログラム当たり9.3ベクレル
です。福島県の検査では基準超が見つけられません。
厚生労働省の発表(1)を見ると、コモンカスベ等の福島産農水産物の出荷前検査は福島県農林水産部に属する(11)、福島県農業総合センターが実施しており、中立性に疑問があります。
福島産は基準超を見つけられない福島県の検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.養鶏再開4ヶ月、検査されない葛尾村産鶏肉、それでも検査で安全確認を主張する福島県
福島県葛尾村は原発事故によって、全村に避難指示が出されました。その後に部分的に解除されたですが、今も一部は避難地域として残っています(12)。それでも昨年10月末に養鶏が再開されました。ブロイラーを飼育しています(13)。ブロイラーは概ね50日で育つので(14)、4ヶ月以上過ぎた今は出荷が始まっています。福島産鶏肉の検査状況を以下に示します。

※1(15)の数値データを元に(16)に示す手法で3月1日時点に換算
※2 避難区域は(17)による
※3
●1個が鶏肉の検査1件を示し(18)による。
図―2 福島産ニラの検査状況
図に示しように福島では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(19)地域が広がっています。
図に示す様に葛尾村は汚染されています。しかし検査はされていません。それでも、福島県は福島産鶏肉は検査で「安全」が確認されたと主張しています(20)。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ、出荷されます。
3.福島県いわき市産マコガレイから突然のセシウム
以下に福島県いわき市産マコガレイの検査結果を示します。

※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す。
※3 日付は捕獲日
図―3 福島県いわき市産マコガレイの検査結果
図に示す様に突然のセシウムです。
福島産のセシウム含有量は上昇することがあります。過去の検査結果は「安全」であったとしても、今は分かりません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・1ヵ月以上の遅れで発表される検査結果
・基準超が見つけられない検査で安全とされ出荷される福島産
・汚染が酷い主産地を検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
・セシウム含有量が上昇する事がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県須賀川市では今、イチゴ狩りが楽しめます(21)。同市はイチゴの季節です。同市辺りのイチゴはとても甘いそうです(22)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。

※(23)を引用
図―4 福島産イチゴが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
報道発表資料 |厚生労働省(2)
モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ(3)
食品中の放射性物質の検査結果について(第1121報)(4)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月5日発表)―宮城県産スズキからセシウム、福島産は109件中107件ND―(5)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(6)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(7)
コモンカスベから基準超セシウム 全量出荷停止 福島・広野沖 | 河北新報オンラインニュース(8)
福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです中の「
相馬双葉地区」および「
いわき地区」
(9)
品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報(10)(9)を「魚介類」⇒「か行」⇒「こ」⇒「コモンカスベ」で検索
(11)
農林水産部 - 福島県ホームページ(12)
葛尾村 - Wikipedia(13)
福島・葛尾で養鶏再開 7年7ヵ月ぶり「良い鶏育てたい」 | 河北新報オンラインニュース(14)
ブロイラー - Wikipedia(15)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(16)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(17)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(18)(9)を「肉、鶏肉、原乳」⇒「と行」⇒「と」⇒「鶏肉」、「鶏肉(モモ)で検索
(19)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(20)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(21)
【福島県須賀川市いちご狩り】時間無制限食べ放題! - ストロベリーパラダイス(22)
特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ(23)
ザ・ビッグ須賀川店 | 宮城県、福島県のイオングループのスーパーマーケット「ザ・ビッグ」 | マックスバリュ南東北
テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記
- 2019/03/14(木) 19:53:49|
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2017年3月31日に避難指示が解除された福島県浪江町(1)への、イオンの出店が決まりました(2)。でも、先月末現在、浪江町に帰還した方は
対象 20,474人中651人(3)(全体の3%)
で、なかなか帰還が進みません。
福島県浪江町は福島県沿岸部北部にあります(1)。南隣の双葉町には福島第一原発があります(4)。先の事故では全域が放射能に汚染され避難地域となりました(1)。

※1(5)のデータを(6)に示す手法で3月1日に換算
※2 避難地域は(7)による。
※3 DASH村は(8)による。
図―1 福島県浪江町
図に示す様に事故から8年近くが過ぎましたが、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(9)地域が広がっています。そでれも安倍出戻り内閣は「安全」だとして同町中心部(東部)の避難指示を一昨年3月31日に解除しました(1)(5)。避難指示が解除された部分には地図で見ると役場や同町唯一の駅である浪江駅(1)、浪江高校(10)、唯一の旧1級国道の国道6号(11)、漁港など町の主要部分が含まれます。
避難指示解除に合わせ、町の整備も進められてきした。
2017年4月
・役場の町内への移転
・JR浪江駅再開(浪江-小高間運転再開)
2016年6月
・町内の復興公営住宅完成
2018年1月
・町内で成人式(以上(12))
2018年2月
・同町の伝統の祭り浪江町請戸地区の「安波祭」が7年ぶりに復活し、「請戸の田植踊」が奉納された(13)。
2018年4月
・こども園、小中学校再開
2018年7月
・野馬追再開(以上(14))
野馬追は浪江町だけでなく福島県沿岸部北部で行われる神事で、鎌倉時代から続く伝統行事です(15)。
2018年9月27日
・「ふたばワールド2018inなみえ」が開催(16)
2018年10月1日
・「うけどん」がイメージアップキャラクターに就任(17)
2018年11月24・25日
・十日市祭
2019年1月12日 避難指示解除後、2度目の町内での成人式(18)。
2019年2月
・「安波祭」を町内で実施(事故後2回目の町内実施)(19)
・イオンの浪江出店決定(2)
浪江町には「まち・なみ・まるしぇ」との仮設商店街があります(20)。まずはそれほど広いものではありません。以下に示します。

※Google mapで検索
図―2 「まち・なみ・まるしぇ」とイオン予定場所
全部で9店舗がありますが、1店舗はコインランドリー専業です。コインランドリーを除く8店舗のうち5店舗は週3日営業です。浪江町の住民意向調査によれば、町に帰還している方の83.9%、帰還するか迷っているかたの50.7%が商業施設の再開・復旧を望んでいます(21)。そんなか先月に浪江町にイオンが出店することが決まりました(2)。
以下に浪江町民の居住状況を示します。

※1 帰還者は(22)による。
※2 新規移住者は浪江町在住者(23)(24)―帰還者(22)で計算
図―3 浪江町在住者
先月末現在、浪江町に帰還した方は
対象 20,474人中651人(3)(全体の3%)
で、なかなか帰還が進みません。
イオン出店決定も住民の帰還には繋がっていません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
住民が戻らない理由にあえて放射線量の高い場所に住むことはないとのこともあると思います。同じように汚染された地でとれた福島産を敢て食べる必要はないと考える人も多いと思います。すくなくとも福島の皆様はそのようです。
伊達市は福島県最大のイチゴ産地です(25)。今、イチゴ狩りが楽しめます(26)。同市はイチゴの季節です。同市のイチゴは美味しいそうです(27)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(28)。でも、福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。

※(29)を引用
図―4 福島産イチゴが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県伊達市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
浪江町 - Wikipedia(2)
イオン、浪江出店で覚書 今夏開業 町協力、帰還促進へ | 河北新報オンラインニュース(3)
町民の避難状況(平成31年2月28日現在) - 浪江町ホームページ(4)
福島第一原子力発電所 - Wikipedia(5)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(6)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)(7)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(8)
DASH村 - Wikipedia(9)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(10)
福島県立浪江高等学校 - Wikipedia(11)
一級国道 - Wikipedia(12)
浪江町の歴史4(復興創生期) | 浪江町ホームページ(13)
日テレ、浪江町で7年ぶり「請戸の田植踊」(14)
平成30年度上半期の話題 | 浪江町ホームページ(15)
相馬野馬追 - Wikipedia(16)
復興庁 | ふたばワールド2018 inなみえ(福島県双葉郡浪江町)[平成30年9月29日](17)
福島)浪江町の「うけどん」、イメージアップキャラ就任:朝日新聞デジタル(18)
平成30年度下半期の話題 | 浪江町ホームページ(19)
<請戸の田植踊>故郷の伝統つなぐ 福島県内外に避難の子どもら集い奉納 | 河北新報オンラインニュース(20)
「まち・なみ・まるしぇ」 各店舗連絡先・カレンダーなど | 浪江町ホームページ(21)
広報なみえNo.638(平成31年3月号) - 浪江町ホームページ(22)
町民の避難状況 - 震災・原発事故からの復興 - 浪江町ホームページ(23)
広報なみえ - 浪江町ホームページ(24)
浪江町ホームページ トップページ(25)
福島県[伊達市]の農作物 | さやえんどう 夏秋きゅうり すもも 桃 ニラ 柿 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
- 2019/03/13(水) 19:42:57|
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昨年10月に改定された「放射線副読本」は、
「原子力発電については、大都市で使われる電気を、遠く離れた原子力発電所の立地地域で発電するという需給をめぐる協力関係があります。」
と記述し(1)、あたかも、電力消費地と原発立地地域は協力関係にあるように記述しています。でも、福島は原発で大変な迷惑を受けました。
発電所の役割は電気を作ることです。その電気で私たちの生活は維持できると思います。ところが、東京電力は福島、新潟、長野にも発電所を所有していますが、福島、新潟、長野には電気を供給していません(2)。それでも受け入れています。電気を供給しなくても、地元にメリットがある仕組みがあります。一つは電源三法交付金です。これによって発電所立地地域の産業基盤や社会基盤を整備する上で大きな役割を果たしています。例えば、道路や公園、上下水道、学校、病院など文化や福祉の向上を図る公共施設、商工業や農林水産業、観光などの地場産業の施設整備や人材育成など地域社会の発展を推進する礎を、地域に暮らす住民の方々と相談しながら築いていきます。さらに、発電所の運転開始後は、固定資産税をはじめとする事業税などの税収が、長期間にわたって税収として入ることになります(3)。ただし、主に恩恵があるのは発電所が立地する市町村です。たとえば福島第一が立地する大熊町(4)は約21億円を受け取っていますが(5)、隣接する浪江町(4)は約8500万円です(5)。固定資産税は市町村が課税するので(6)、隣接市町村には一切の恩恵はありません。
それでも、隣接自治体から発電所を止めろとの声はそれ程には上がらなかったともいます。東京電力は事故前には原子力発電所の放射能は五重の壁に守られており、外に出ることはないと主張していました。

※(7)を引用
図―1 五重の壁で安全を主張する東京電力の2010年7月14日付資料
ところが福島原発事故で五重の壁はもろくも壊れ、放射能が福島を中心に各地に飛散しました。

※(8)の数値データを元に(9)に示す手法で3月1日時点に換算
図-2 事故から8年を経て、汚染されている福島
図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(10)を超えた地域が福島では広がっています。事故から8年ですが福島は汚染されたままです。
事故による避難で亡くなったがいます(11)。自殺をした方もいます(12)(13)(14)。
そして多くの方が避難しました。

※(15)を集計
図―3 福島からの県外避難者数
食べものからセシウムが見つかるようになりました。

※1(16)(17)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは検査日
図―4 福島産米の詳細検査結果

※1 (17)を集計
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
図―5 福島県福島市産リンゴの検査結果
当然ながら福島の皆さんは福島産を避けざるを得なくなったと思います。
福島県二本松市産米の全量全袋検査数が27万件を超えました(18)。同市は人口約5万人のしなので(19)、市民が食べるには充分な量です。同市辺りのお米は良食味・高品質です(20)。福島県は福島産米は安全だと主張しています(21)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産米はありません。

※(22)を引用
図―6 福島産米が無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
福島県浪江町は事故で汚染され全域に避難指示がだされたのですが(23)、ほぼ2年前の2017年月に主要部分の避難指示が解除されました(23)(24)。

※1 帰還者は(25)による。
※2 新規移住者は浪江町在住者(26)(27)―帰還者(25)で計算
図―7 浪江町在住者
図に示す様になかなか住民が戻りません。あるお笑いたれとは、2月11日に自身のツイッターに
「自分の町がなくなることへの話が聞きたい。」
と投稿しました(28)。そして浪江町の皆さんも無くなるとおもっているようです。

※3月8日22時からのNHKの番組をキャプチャー
図―8 「(町が)なくなってしまうと思うけど」話す浪江町民
他にも色々な事が起こっています(29)。公式には福島原発事故の直接的影響は出ていないことになっていす(30)。ただし、事故後に被災3県のなかで、福島だけが合計特殊出生率をさげました。事故後に福島の女性は赤ちゃんが産み難くなりました。妊娠途中で自然死産をしてしまい元気な赤ちゃんを産めなかったお母さんが増えました(29)。
福島県飯舘村全域や葛尾村大部分への避難指示は事故から一ヶ月以上も後のの2011年4月22日に出されました。さらに避難指示が出た後も家畜の持ち出しが認められました。通常は男の子が多く生まれるのですが、この2村では女の子が多く生まれるようになりました(29)。
福島県二本松市は避難しなかった市町村のなかでは最も汚染が酷い市です。事故後に同市の女性の死者数が急増し、平均寿命が短くなりました(31)。
福島には地元には電気を供給しない東京電力の発電所の立地しています(2)。そして大事故を起こし、福島を大変な目にあわせました。ところが、昨年10月に改定された「放射線副読本」は、16ページの「原子力発電所の事故が、日本全国の電気の使用に影響を与えたのはなぜだろう。」との表題のコラムで
「原子力発電については、大都市で使われる電気を、遠く離れた原子力発電所の立地地域で発電するという需給をめぐる協力関係があります。例えば、原子力発電所の事故が起こる前は、関東地方で使う電気の約3割は福島県などに立地した原子力発電所で作られていました。」
と記述し(1)、あたかも、電力消費地と原発立地地域は協力関係にあるように記述しています。協力関係とは「お互いに補い合う間柄のこと」です(32)。でも、東京電力と福島の関係は「安全」でなかった原発を「安全」と嘘をつき、福島に立地しました。そして大事故を起こし、福島に大変な被害を出しました。どう見ても協力関係でなく、加害者と被害者の関係です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
この副読本を通しての(=^・^=)の感想ですが、福島原発事故で福島が直面した問題をスルーしている気がします。他にもおかしい所があるので、よかったら見てください(
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂))(33)。もし、まじめに取り上げれば原子力発電所の再稼働に疑問をもつ子供が増えると思います。
原発立地で消費地と協力関係にあるのは、電源3法の交付金や固定資産税が入る立地市町村であって、立地地域ではありません。周辺の市町村にとっては迷惑施設です。2007年7月の中越沖地震(34)の時には火災(35)や放射能漏れ事故(36)をお越し、立地している柏崎市や刈羽村以外でも新潟県の観光客が減る等(37)の被害を出しました。

※(38)を転載
図-8 煙もくもく柏崎刈羽原子力発電所
この副読本では
「原子力発電については、大都市で使われる電気を、遠く離れた原子力発電所の立地地域で発電するという需給をめぐる協力関係があります。」
と、あたかも立地地域全体で協力関係ができるようなデマを書いています。
原発の立地地域全体で協力関係ができると多く方が誤解すれば、再稼働に反対する原発地域は「エゴ」なんて声が出て来て、原発再稼働がしやすくなると思います。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
放射線副読本(平成30年10月改訂):文部科学省(2)
東京電力ホールディングス - Wikipedia(3)
電源三法交付金制度 - 原子力と地域社会 | 電気事業連合会(4)
大熊町 - Wikipedia(5)
電源立地地域対策交付金 - 福島県ホームページ中の
福島県における電源立地地域対策交付金に関する資料 [PDFファイル/1.91MB](6)
固定資産税 - Wikipedia(7)
エネルギー館リニューアルオープン - 東京電力(8)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(9)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)(10)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(11)
双葉病院 - Wikipedia(12)
asahi.com(朝日新聞社):福島の野菜農家が自殺 摂取制限指示に「もうだめだ」 - 東日本大震災(13)
「原発の避難生活で自殺」 福島の遺族、東電を提訴 - 東日本大震災:朝日新聞デジタル(14)
<飯舘村102歳自殺訴訟>「じいちゃんの思い通じた」遺族ら安堵 | 河北新報オンラインニュース(15)
県外への避難者数の状況 - 福島県ホームページ(16)
全量全袋検査の検査結果 - 福島県ホームページ(17)
報道発表資料 |厚生労働省(18)
ふくしまの恵み(19)
トップページ | 二本松市公式ウェブサイト(20)https://www.ja-f-mirai.or.jp/adachi/?products)
特産品情報 | 地区別くらし情報 安達地区 | JAふくしま未来(21)
全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ(22)
安達店 | ベイシア(23)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(24)
めげ猫「タマ」の日記 福島県浪江町、なくなるかも(25)
町民の避難状況 - 震災・原発事故からの復興 - 浪江町ホームページ(26)
広報なみえ - 浪江町ホームページ(27)
浪江町ホームページ トップページ(28)
村本大輔、浪江町巡る発言を謝罪 - エンタメ - 朝日新聞デジタル&w(29)
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その21「福島は事故の影響を受けていない」(30)
高市早苗 - Wikipedia(31)
めげ猫「タマ」の日記 福島県二本松市女性の葬式が27%増(32)
「ウィンウィンの関係」の類義語や言い換え | 持ちつ持たれつの関係・共存関係など-Weblio類語辞典(33)
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)(34)
新潟県中越沖地震 - Wikipedia(35)
柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia(36)
柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて|TEPCOニュース|東京電力(37)
[PDF]PDF形式 858 キロバイト - 新潟県(38)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい東電原発(3月1週)―柏崎刈羽・安全審査の申請書を再提出―
- 2019/03/12(火) 19:42:43|
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