めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島第一原発汚染水(3月2週)―排水溝の傍の外洋からセシウム-

 福島第一原発の3月2週(3日6日から3月13日)の状況をまとめてみました。先週に続き高濃度の汚染水が見つかっています(1)。
 ①外洋からセシウムやストロンチウム90由来(2)の全ベータやセシウムが
 ②海岸傍の井戸から1リットル当たり810ベクレルの全ベータ(新記録)
 ③地下水バイパス用の井戸からトリチウム(放射性の水(3))が1リットル当たり1,200ベクレル(新記録)
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 ※ 値は1リットル当たりのベクレル数
 図―1 3月2週発表分の最高値

1.外洋からセシウム
 東京電力の発表によると、港湾外側の海水から、ストロンチウム90に由来する全ベータやセシウムなどの放射性物質が見つかりました。海水1リットル当たりで
 北側の5、6号機放水口北側(3月10日採取)
    セシウム    0.77ベクレル
    全ベータ    13ベクレル
 南側の南放水口付近(3月10日採取)
    全ベータ    13ベクレル
です(6)。南側の南放水口付近
以下に南放水口付近の海水の放射性物質濃度の推移を示します。
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 ※1(6)(8)より作成
 ※2 NDは検査出限界未満を示す。
 図―2 南放水口付近の海水の放射性物質濃度推移

また、南側の南放水口付近より北側の排水路出口付近の観測点T-2からはセシウムが見つかっています。
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 ※1(20)より作成
 ※2 NDは検査出限界未満を示す
 図―3 排水路出口付近の観測点T-2のセシウムの濃度推移

2.海岸の井戸から810ベクレルの全ベータ(新記録)
 海岸の近くに掘られたNo1-14井戸から1リットル当たり810ベクレル全ベータに汚染された汚染水が見つかっています。(7)(8)(9)
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※(7)(8)(9)より作成
 図―4 No1-14井戸の全ベータ推移

3.地下水バイパス用の井戸から1リットル当たり1,200ベクレルのトリチウム(新規記録)
 トリチウムは放射性水素で実態としては放射性の「水」として存在します。これについて東京電力は1リットル当たり6万ベクレルまで問題ないとしています(10)。一方、トリチウムは放射性セシウムやストロンチウム90と異なり、DNAに取り込まれる危険があり、シーベルトで測った同じ被ばく線量でも影響が大きいとの意見もあります(11)(12)。(=^・^=)はどっちが分かりませんが、とりあえずトリチウムの濃度が上昇している井戸水があるので報告します。
 福島第一原発では2月20日にも汚染水タンクから100トン程の汚染水漏れが発覚しました(13)。汚水漏れを起こしたタンクの海側(下流)には地下水バイパス用の井戸があります。地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ海に流し、汚染水の発生を抑えようとするものです(14)。
 地下水バイパス用の井戸の一つNo12から1リットル当たり1,200ベクレルのトリチウムが見つかりました(15)。新録です。
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 ※(15)にて作成
 図―5 地下水バイパスNo12井戸のトリチウム濃度推移

 東京電力が提案しているトリチウムの運用基準は1リットル当たり1,500ベクレルです(16)。大丈夫ですかね。
 それ以前に、福島の方の8割は「地下水バイパス」に反対しているそうです(17)。

5.地下水バイパスの山側の井戸のトリチウム濃度が新記録
 福島第一原発では2013年8月に300トン、2014年2月に100トンの汚染水がタンクから漏れています(18)(19)。東京電力は汚染水漏れを起こしたタンクの海(東)側に井戸を掘って地下水の汚染を監視しています(20)。そのうちE-3井戸から1リットル当たり3,800ベクレルのトリチウムが見つかりました。新記録です。
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※(20)を集計
 図―6 汚染推移漏れタンク海(東側)のE-3井戸のトリチウム濃度

排水路を挟んだ反対側のE-9井戸では1リットル当たり
 トリチウム 13,000ベクレル
 全ベータ   1,300ベクレル
みつかっている(20)ので、そのうち全ベータも流れてくるかも。最後は地下水バイパス用井戸?
<余談>
 東京電力は昨年(2013年)7月22日に福島第一原発から今も海へ汚染水漏れが継続していることを発表しました(21)。その対策として排水路に放射性物質を含んだ雨水が流れこまないように「蓋」をしたそうです(22)。
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 ※(22)をキャプチャー
 図ー7 蓋がされた排水路

でも確り、図―3に示すように排水路の海側の出口付近の海水はら確りセシウムが見つかっています。大丈夫ですかね?
 東京電力は3月7日地下水バイパスについて、福島の漁師さんに説明したそうです。これについて福島県漁連の野崎会長は「福島第一原発の安定化が漁協再開にとって最も重要な事項の一つ。私見としてだが(バイパス計画は)認めていきたい」といったそうです(23)。東京電力は汲み上げた汚染水をかなり無理な形で保管しています(24)。汚染水を増やさないためには仕方ない事かもしれません。でも地下水バイパスが使われている限り、(=^・^=)は福島の魚は絶対に食べません。地下水バイパスを使うか使わないかは東電と福島の漁師さんの都合であって(=^・^=)には関係ありません。(=^・^=)は安全に確信が持てないもは食べれません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(3月1週)―外洋からセシウム-
(2)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(3)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは放射性水素
(4)報道配布資料|東京電力
(5)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果
(6)(5)の「1.海水(港湾外近傍)」の3月12日付発表(3月13日に閲覧)
(7)(4)の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(8)2014年3月7日タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 1.10KB)
(9)(5)の「3.地下水(1~4号機護岸)」の3月4日付発表(3月13日に閲覧)
(10)福島第一原子力発電所でのトリチウムにいて 平成25年2月 ... - 東
(11)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多い福井県おおい町の子供達
(12)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムの放出量が多いほど男の子が少なくなる福井県
(13)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(2月3週)―汚染水対策で汚染水100トン流出-
(14)地下水バイパスの取り組みについて~汚染水を増やさないために~|東京電力
(15)(5)中の「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井) 」
(16)2014年2月3日地下水バイパスの排水基準について(PDF 29.5KB)
(17)めげ猫「タマ」の日記 地下水バイパス計画―福島県民の8割が反対(福島民報社世論調査)
(18)第3回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ|会議|中の「資料1H4タンクエリアにおける漏えいについて」
(19)第12回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ|会議|原子力規制委員会
(20)(5)中の「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)」
(21)2013年7月22日海側地下水および海水中放射性物質濃度上昇問題の現状と対策(PDF 1.43MB)
(22)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所構内B,C排水路暗渠化状況
(23)県漁連25日までに意見集約 第一原発地下水バイパス計画で | 県内ニュース | 福島民報
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  1. 2014/03/13(木) 20:33:48|
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