めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

デタラメ、新しい放射線副読本その6―放射性物質拡散は水素爆発で起こった―

 文部科学省は2月に新しい「放射線副読本」を公表しました(1)。そこには事実と異なる内容や事実を誤解されてる内容が沢山含まれています(2)~(6)。「福島第一原子力発電所事故」の項(本文3ページ)に
「核かく燃料から大量に発生した水素が爆ばく発する事故が起こり、原子炉ろ内に閉じ込めておくべき放射性物質が大気中に大量に放出されました。」
なんて記述がありました。これでは、放射性物質拡散の原因が「水素爆発」で、「水素爆発」が無ければ放射性物質拡散は起こらなかったような記述です。福島の放射性物質汚染の一番おおきな出元は水素爆発を起こさなかった福島第一原発2号機です。(=^・^=)にはメルトダウンを起こしても「水素爆発」が起きなければ放射性物質拡散は生じないとゆう誤った情報を与え、実際よりの原発が安全であるように誤解させる行為だと思います。
 福島第一原発事故では1号機が3月12日に、3号機が3月14日に水素爆発を起こしています(7)。でも福島の発表(8)をみると福島県の放射線量が上がったのは3月15日の午後です。
brg140318a.gif
 ※1 (8)より作成
 ※2  日平均、2011年
 図―1 福島県各地の放射線量

水素爆発のあった3月12日や14日は放射線量は増加していません。福島県を襲った放射性物質の大部分は水素爆発によるものではありません。
 東京電力は号機別の放射性物質放出を推計してます(9)。
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  ※(8)(9)より作成
 図―2 福島市、飯館村の放射線量と福島第一原発の放射性セシウム放出量

3月15日は1号機からの放射性物質放出に続き2号機からの放射性物質の放出が起きています。2号機からの放出が多く、2号機から放射性物質が出たあと福島市や飯館村の放射線量が上がっています。福島を襲った放射性物質は概ね「2号機由来」とみて間違いありません。その2号機は水素爆発は起こしていません。
 「水素が爆ばく発する事故が起こり」放射性物質が放出されたのでなく、「メルトダウンまたはメルトスルーが起こり」放射性物質が放射性物質が放出されましたのが正しい表現です。

<余談>
生徒さんへ
水素爆発の無かった2号機から放射性物質の放出はなかったか先生に聞いてみてください。(=^・^=)が先生なら知らないふりをすると思いますが、それでは福島の放射性物質汚染が「水素爆発」で起こったような印象が残り、「水素爆発」が無ければ放射性物質漏れは起きないゆう誤った印象を子供達に与えそうです。そして、「水素爆発」が無ければ原発は安全なんて印象をもたれ、メルトダウンがまたおこっても逃げない子供達が出たら責任をもてるんですかね?
 新しい「放射線副読本」のデタラメぶりは本稿だけではありません。これまでの記事と今後の予定を示します。
1.これまでの記事
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その1―野菜・果物は基準超えなし―
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その2―いじめが起こった―
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その3―原発を止めて電力制限―
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その4―放射線量が高いから避難―
めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その5―放射線はいろいろ使われている―
⑥デタラメ、新しい放射線副読本その6―放射性物質拡散は水素爆発で起こった―(本稿)

2.今後の予定(暇な時に記事にします)
①「風に乗って北西や南西の方角を中心に広い地域で地上に降りました。」(放射性物質の放出-2ページ)―東京電力の推計(9)よれば、東側に流れたセシウムの量が多い。ただし東側は海なので調査ができないなだけ!
②「暫定規制値を超える食品が市場に流通しないよう出荷制限などの措そ置をとってきました。」(食品安全に関する基準―2ページ)―セシウム汚染牛肉やセシウム汚染乾し椎茸など、多くの暫定基準値を超えた食品が市場から見つかり(10)(11)、一部は食されている。
③「福島県では「ふくしまっ子体験活動応援事業」により、子供たちが心身ともにリラックスした環境の中で、自然・環境、生活・歴史文化、スポーツなどの体験活動
や移動教室に参加しています。」(福島県の未来を担う子供の育成に向けた取組-8ページ)―、「ふくしまっ子体験活動応援事業」は宿泊費と活動費・交通費を補助する事業である(12)。
④「◆波のように伝わる放射線」(原子から出る放射線-9ページ)―光をエネルギーの塊(粒子)する概念「光量子」の概念(13)を無視している。
⑤「放射性物質が放射線を出す能力(放射能の強さ)を表すには「ベクレル(Bq)」(放射線・放射能の単位ー10ページ)―ベクレルは1秒間にでてくる放射線の総数を示す単位(14)であり「強さより」は「量」である。
⑥「放射性物質から離れれば放射線量も減ります。例えば、距離が 2 倍になれば受ける放射線量は、4 分の 1 になります。」(放射線から身を守るには―11ページ)―
点ならば正しいが福島のように面的に汚染された場所では適応できない。
⑦「ICRP では、100mSv を受けたとすると、がんで亡くなる可能性がおよそ 0.5 %増加する」(放射線量と健康との関係―11ページ)―ICRP勧告は0.5%でなく0,55%である(15)。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)新しい放射線副読本について:文部科学省
(2)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その1―野菜・果物は基準超えなし―
(3)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その2―いじめが起こった―
(4)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その3―原発を止めて電力制限―
(5)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その4―放射線量が高いから避難―
(6)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、新しい放射線副読本その5―放射線はいろいろ使われている― 
(7)放射線医学県民健康管理センター | 基本調査の問診票の書き方中の「出来事カレンダー」
(8)福島県ホームページ - 組織別 - 過去のデータ
(9)【120524】東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原子力発電所の事故に伴う大気および海洋への放射性物質の放出量の推定について|TEPCOニュース|東京電力
(10)めげ猫「タマ」の日記 セシウム汚染牛肉の出荷が始まる。
(11)めげ猫「タマ」の日記 幼稚園の給食に1,400ベクレルの乾しシイタケ!-これは犯罪だ-(茨城県産)
(12)ふくしまっ子体験活動応援事業
(13)光子 - Wikipedia
(14)ベクレル - Wikipedia
(15)(ICRP)2007年勧告(Pub.103) - 原子力規制委員会
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  1. 2014/03/18(火) 20:43:35|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

2号機原因究明

高温の蒸気がRCICを損傷させてしまう。ベントを行う前に水温が上昇すれば、放射性物質はそのまま大量に空気中に出てしまうことが判明。
これが2号機での大量放出の原因。
NHKの http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0316/  要拡散。
  1. 2014/03/20(木) 08:38:20 |
  2. URL |
  3. hotaka43 #mWyI0ZzU
  4. [ 編集 ]

Re: 2号機原因究明

hotaka43様
度々のコメントありがとうございます。下記の件、(=^・^=)なりの感想を書きたいとおみます、
> 高温の蒸気がRCICを損傷させてしまう。ベントを行う前に水温が上昇すれば、放射性物質はそのまま大量に空気中に出てしまうことが判明。
> これが2号機での大量放出の原因。
> NHKの http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0316/  要拡散。

①当該の番組を(=^・^=)もみましたが、事実と異なる点が多く信憑性がないと思います(http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1009.html
②RCICから漏れなくても、別の弱いところから放射性物質は漏れているはずです。根本原因は冷却機能が失われたことです。当該の番組はこの点を無視しRCICが弱いことに原因をすり替えています。東電と原子力村の意図をそのまま反映している気がします。専門家とNHKが紹介する人は原子力村の住人のような気がしす。

  1. 2014/03/20(木) 19:31:57 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

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