もうすぐ春ですが、福島県のインフルエンザが収まる気配がありません。

※(1)をキャプチャー
図―1 流行が収まらないことを報じる福島のローカルTV局(FCT)
以下に流行状況を示します。

※(2)に加筆
図―2 福島県のインフルエンザ流行状況
インフルエンザは普通は春が近づくと急減にへるものです。実際に東京都では減っています。

※(3)に加筆
図―3 東京都のインフルエンザ流行状況
福島でも桜が咲きました。

図―4 福島県いわき市で3月24日に咲いたソメイヨシノ
桜が咲いて春が来たののに、福島県のインフルエンザは収まりません。このような事が原発事故のあった次の冬の2011年末から12年初にも起こっています(図―1参照)。福島県のインフルエンザは狂ってしまったようです。
<余談>
福島県には8の保健所があります。

※(5)(6)より作成
図―5 福島県の保険所
以下に福島第一原発に近い相双保健所と福島原発から80km以上離れ放射線量が相対的に低い会津保健所のインフルエンザ流行状況を以下に示します。

(a)相双保健所 (b)会津保健所
※(2)を集計
図―5 保健所別インフルエンザ流行状況
会津保健所では2月からそれなりにはインフルエンザの流行が収まっていますが、相双保健所は流行が続いています。なんとなく福島原発事故の影響を想像したくなります。
放射線はウィルスを変異させ新型ウィルスを生み出す作用があると(=^・^=)は思います(7)。福島県沿岸部(浜通り)のイノシシから大変に高い放射性セシウムが見つかっています。

※(8)を集計
図―6 福島県産イノシシの放射性セシウム濃度分布
、「イノシシ属は<中略>インフルエンザやエボラ出血熱のウイルスを拡散する懸念も持たれている。」だそうです(9)。放射線に汚染されたイノシシさんの中で、新型ウイルスが生まれて拡散する可能性も否定できないと思います。少し前の2009年には、豚さん由来のインフルエンザで世界中がパニックになりました(10)。
もっと不安なのは、福島第一原発のある福島県沿岸部(浜通り)は、主なイノシシの生息地で(11)(12)、そこに2万匹程度のイノシシが暮らしています(11)。

※(12)を編集
図―7 福島県のイノシシ生息域
福島のイノシシに取りついたインフルエンザウイルスが高い放射線によって新型に生まれ変わったなんてことないですよね!
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島中央テレビ [FCTニュース](2)
福島県ホームページ - 組織別 - 感染症情報(3)
東京都感染症情報センター » 東京都インフルエンザ情報(2013~2014年シーズン)中の「18号」
(4)
福島中央テレビ [FCTニュース](5)
福島県ホームページ - 組織別 - 保健福祉事務所(保健所)一覧(6)
福島県及びその近隣県における航空機モニタリングの測定結果について | 原子力規制委員会(7)
めげ猫「タマ」の日記 今年のインフルエンザはワクチンが効かない!‐新型?‐(8)
農林水産省/食品中の放射性物質の検査結果(厚生労働省)(9)
イノシシ属 - Wikipedia(10)
2009年新型インフルエンザの世界的流行 - Wikipedia(11)
平成21年度イノシシ生息状況調査業務報告書(12)
福島県イノシシ保護管理計画
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- 2014/03/27(木) 20:19:39|
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