福島県が生産年齢(15~64 歳)の癌患者の死者数を発表しました(1)。男性の大腸癌の死者数は
原発事故前の2010年 92名
原発事故1年目の2011年 104名
原発事故1年目の2012年 114名
で原発事故後は100人をこえるようになりました。以下にそれ以前の年も含め発生状況をしめします。

※(1)(2)にて作成
図―1 福島県の生産年齢(15~64 歳)男性の大腸癌の数
なお2008年、2009年のデータは当該HPで見つかりませんでした。原発事故前3年とデータと事故後2年のデータを比べたら、偶然に起こるか率は3%でした。偶然とは思えません。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果
計算方法は(3)よる。

(余談)
福島第一原発の原発事故時の所長の吉田昌郎氏の死因が「食道癌」だったので、食道癌で調べたかったのですが、食道癌と同じ消化器系の癌の大腸癌で代用しました。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
保健福祉部関係の統計情報データベース - 福島県ホームページ中の「
保健統計の概況 平成24年版(第61巻)第1編概況(PDF:4,207KB)」
(2)
保健福祉部関係の統計情報データベース(過去倉庫) - 福島県ホームページ中の「○『図表でみる 福島県の保健・医療・福祉2010』(PDF:1,022KB)」
(3)
めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について(4)
吉田昌郎 - Wikipedia
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- 2014/06/29(日) 20:18:50|
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たくや 様
以下回答します。
Q> なんで女性は載せないの?
A>吉田所長や福島第一原発事故で命を懸けて作業したのが男性だからです。リファレンスに「女性」もあるので興味があればどうぞ
- 2014/07/01(火) 21:41:47 |
- URL |
- mekenekotama #-
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リファレンス見たら、女性の大腸癌の死者数2011年73人→2012年47人で大幅に減ってたよ。
これってめげ猫殿が望んだ結果じゃなかったから、載せなかったんでしょw
- 2014/07/01(火) 22:43:51 |
- URL |
- たくや #SUe/MKNQ
- [ 編集 ]
男性
胃がん 23年124人→24年119人
気管、気管支及び肺がん 23年149人→24年129人
女性
胃がん 23年49人→24年49人
気管、気管支及び肺がん 23年44人→24年23人
全然ダメですね?(笑)
胃がんも消化器系ですよね?
故吉田氏の死因から無理矢理放射線の悪影響を喧伝したかったようですがゲスな企みは失敗ですね。(爆笑)
それに事故当時福島第一原発には事務や広報などの女性従業員もいたんですけどね。
次行ってみよう~!
- 2014/07/02(水) 00:12:40 |
- URL |
- 笹団子 #-
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癌で死ぬ人は稀です。
私の父は膵臓癌で亡くなったと先述しましたが、正しくは膵臓癌を抗がん剤治療中に肺へ転移し、肺炎で亡くなりました。
死因は肺炎です。
最近は抗がん剤治療(医師は「抗癌剤は治療では無い」とはっきり言いましたが)や放射線治療で健康な細胞も傷付けての感染症で亡くなるケースが殆どだそうです。特に高齢者は。
なので、短期間の癌死の増減だけでは事の本質は計れないと思います。癌患者の増減ならばまだしも。
チェルノブイリのデータでは、事故後数年では癌死よりも心疾患や白血病の方が目立った増加を見せたようです。
心疾患の増加はニュースにもなったくらい有意に増加しましたが、白血病のデータは福島県は事故後隠蔽してしまいました。
安全を証明するには、公開するのが一番良いと思うのですが、やはり増加を危惧したとしか思えません。
- 2014/07/02(水) 11:49:27 |
- URL |
- kei #9zouIZ6I
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笹団子様
2011年と比べないと意味なのでは?もっとも(=^・^=)の興味は男性の消化器系の癌です。
- 2014/07/02(水) 20:19:57 |
- URL |
- mekenekotama #-
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