人口の推移を考えるうえで残存率なる考えがあるそうです(1)。そしてこの値を掛け算すると累積の残存率がでるそうです(2)。そこで、福島で生まれた女性が次の世代を福島で育てる割合を(=^・^=)なりに計算なります。

※(1)(2)(3)より計算
図―1 累積の残存率(2009年と14年の比較)
(=^・^=)は従前の記事で、福島県から若い女性が逃げて行く旨を書きました(4)。それがどのような影響を及ぼすがもう少し具体的にしたく、福島で生まれた女性が福島で子育てをする割合を見積もることにしました。そのヒントになったのが残存率(1)と残存率の掛け算の累積の残存率です(2)。
残存率とはある年代の方が次の年代に以降するのを残存率と呼ぶそうです(1)。福島県の年齢階層別の人口を見ると
2009年6月1日現在の15歳~19産の女性人口53,275人(3)
この方が20歳~24歳になる2014年6月1日では
2014年6月1日現在の20歳~24産の女性人口37,362人(3)
です。するとこの年齢層の残存率は
37,362÷53,275=0.70(70%)
と計算できます。
以下に福島県の年齢階層別の残存率を示します。

※1(3)を集計
※2 2009年6月と14年6月を比較
図―2 福島県の年齢階層別残存率
また生まれた方が将来どれだけ福島県に残るかを計算するには残存率を掛け算をすればいいみたいです(2)。たとえば女性について言えば
0歳~4歳の残存率 92%
5歳~9歳の残存率 96%
10歳~14歳の残存率95%
15歳~19歳の残存率70%
でこれを掛け算すると0歳の方が大人(20歳超)なるまで福島に留まる割合が求まります。59%でした。このような計算をまとめたのが図―1です。
子育て世代は25歳から44歳だそうです(5)。この年齢層の女性の累積の残存率の平均は半分以下の48%です。福島で生まれた女性の半分以下の女性しか福島で子育てをしません。福島県はこれから極端な人口減少が起こると思います。
<余談>
福島県は「県民や関係団体の皆様が一丸となって復興に向かう」と主張しています(6)。でも現状のままでは福島の女性の半数以上が子育て世代になる前に福島脱出をすることになります。なんか脱出の機会を伺っているような気がします。福島県は嫌がるでしょうか、彼女たちが安心できる暮らしを取り戻す為に、国や東京電力は福島脱出を支援するのも必要だと思います。
彼女たちは新天地で歓迎されるはずです。(=^・^=)の住む街は他の多くの街と同じように福島を逃れたかたを歓迎します。まして、福島県の女性は隣の茨城や宮城に比べても綺麗です。

※(4)を転載
図-3 ミスピーチ(福島産果物のキャンペーンクルー)に混入したミセス
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
本市の人口動向と今後の課題 - いわき市(2)
人口の社会増減 沈静化する社会移動(3)
過去の結果(年齢(5歳階級)別推計人口) - 福島県ホームページ(4)
めげ猫「タマ」の日記 福島から逃げて行く若い女性たち(5)
統計局ホームページ/統計からみた生活行動とワークライフバランス その1(6)
週刊ビッグコミックスピリッツ「美味しんぼ」に関する本県の対応について - 福島県ホームページ中の「 ・「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号における 「美味しんぼ」について [PDFファイル/143KB]」
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- 2014/07/11(金) 19:35:07|
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