めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

トラブルいっぱい福島原発(7月3週)―福島第一で火事―

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、7月3週(7月13日から7月19日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.停電
7月14日午前7時28分頃に、構内の福島第一原発の山側にある「1~4号機サブドレン浄化設備」近くで、作業員が重機を操作中、誤って地中のケーブルを切断し、施設などが約7時間にわたり停電が発生しました。このため構内の空間放射線量を計測するモニタリング車が運用できなかったほか、水道、給油設備、信号機、企業厚生棟の電気設備などが一時使用で気無くなりました(2)(3)。

2.多核種除去設備(ALPS)でまたトラブル
7月14日午前7時31分頃に多核種除去設備の電気品室において火災警報が発生した。原因はは火災報知器単体の故障のようです(2)。本当の火事でなくってよかった...。近々の多核種除去設備(ALPS)のトラブルを以下にしまします。汚染水対策の大事な柱なのに大丈夫ですかね?
  3月17日 B系統の出口から処理水を回収
  3月18日 処理水から1リットル当たり、1400万ベクレルと1100万ベクレルのストロンチウム90等に由来する全ベータを確認、処理を停止  
  3月19日 移送先のJ1タンク群も汚染されていることを確認
  3月24日13時頃 A系、C系の運転を再開
  3月24日19時頃 サンプルタンクCより汚染水漏れを確認(サンプルタンクCには3月18日発見された処理されない汚染水が混じっている)。
  3月24日19時頃 A系、C系の運転を停止(運転全面停止)
  3月25日 A系、C系の運転を再開
  3月27日 A系出口の処理済みの水の「白濁」を確認、A系の運転を停止
  3月29日 C系での汚染水処理を停止して、ポンプの洗浄を行ったのですがポンプの流用が元に戻らず。
  4月16日 見張りをせずに洗浄作業を行い水をあふれさす。
  5月20日 定例のサンプリングにおいて、C系統の水に白濁があり停止。
  6月18日 新たな「隙間」が見つかる。(以上が(4))
  7月14日 火災報知器が語彙警報(本稿)
(=^・^=)の家にも数台の火災報知器がありますが、誤警報がなったことがありません。福島第一原発の火災報知器て高感度、それとも単に誤動作が多い?

3.部品取りで修理
 古い機械を修理する場合に「部品取り」が行われるそうです。「部品取り」とは「、おもに古いため保守部品が乏しい場合や財政上の事情が良くない(パーツが高価)場合に用いられる。」そうです(5)。福島第一原発5号機では水漏れが起こり、点検作業をしたら弁に異常が見つかったそうです(6)。
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 ※(7)を引用
 図―1 水漏れトラブルを起こした「弁」

 交換部品が必要なのですが、なんと福島第二原発の部品を外して持ってくるそうです(7)。5号機は1978年に稼働から36年が経過しています(8)。予備部品が調達できなくなったりして…。

4.福島第一で火事
7月15日午前7時18分頃、福島第一原子力発電所構内東側南放水口付近において、遮水壁工事を行っている作業員が付近の仮設休憩所の冷房等に使用している発電機が出火しました(9)。
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  ※(10)を引用
 図―2 火を吹いた発電機

5.クレーンの防振ようのゴムの劣化
 福島第一原発1号機では建屋カーバーの解体を計画しています(11)。東京電力の7月17日の会見を聞いていたら、建屋カーバーの解体に使うクレーンのアームをを台風8号がくるので下げたそうです(12)。ついでに点検したら、防振用のゴムに劣化が見つかったそうです(13)。以下に劣化した防振用のゴムの様子を示します。
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 ※(14)を引用
 図―3 劣化したクレーンの防振用ゴム

以下に比較の為に2号機で使用されている正常な防振用のゴムの写真を示します。
brg140719d.gif
 ※(14)を引用
 図―4 正常なクレーンの防振用ゴム(2号機)

だいぶ劣化が進んでいるみたいです。台風がこないで点検もせずにカーバーの解体工事をしていたらどうなったんですかね。


6.福島第一5号機がまたも水漏れ
 先週に福島第一5号機から水漏れがあったのばかりですが(1)、今週も水漏れがあったみたいです。
 7月19日午前1時25分頃、福島第一原子力発電所5号機原子炉建屋5階オペレーティングフロアの2箇所の弁ボックス内にある燃料プール冷却浄化系の弁付近に水溜が見つかりました。水溜りは約75cm×約50cm×深さ約9cmと約75cm×約50cm×深さ約18cmに広がり、1リットル当たりで
 コバルト60が3400ベクレルと2100ベクレル
 マンガン54が78ベクレル(2箇所とも同じ)
が見つかったそうです(15)。
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※(16)を引用
 図―5 水浸しになった「福島第一原子力発電所5号機原子炉建屋5階オペレーティングフロア」

<余談>
 東電は福島原発事故前に津波の試算をしていたとのニュースが流れました(17)。
brg140719f.gif
 ※(18)をキャプチャー
 図ー5 津波の試算資料があったと報じる福島県のローカルTV局(FTV)

 報道によると(17)試算された第1原発の津波の高さは敷地高10メートルに近い9.5メートルとされ、「冷却水取水ポンプモーターのレベルを超える数値で、余裕のない状況」と記載されていたそうです。だったら東電は津波の危険性を知りながら放置したことになります。原発は事故れば大変な事になるので細心の注意がひつようなはずですが、津波の危険を知りながら放置したら東電には原発オペレータとしての資格はないと思います。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい福島原発(7月2週)―台風でもトラブルが無い事がニュースに!
(2)2014年7月14日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】
(3)第一原発構内施設7時間停電 ケーブル断線 冷却に影響なし | 県内ニュース | 福島民報
(4)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(14:55 2014/06/20月週)―ALPSにまた遅れ-
(5)部品取り - Wikipedia
(6)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(7月1週)― けが人を誤診
(7)2014年7月17日福島第一原子力発電所5号機SW系RCW熱交換器出口調整弁からの漏えいについて(PDF 145KB)
(8)福島第一原子力発電所 - Wikipedia
(9)福島第一原子力発電所構内東側における仮設休憩所の冷房等に使用していた発電機からの出火について|東京電力
(10)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所構内東側における仮設休憩所の冷房等に使用していた発電機からの出火について
(11)めげ猫「タマ」の日記 飛散対策の効果は不透明―福島第一1号機建屋カーバー解体
(12)【7月17日】東京電力 記者会見 - 2014/07/17 17:30開始 - ニコニコ生放送
(13)福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋カバー解体工事750tクローラークレーン(1号機)エンジン受けブッシュの劣化について(PDF 238KB)
(14)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋カバー解体工事750tクローラークレーン(1号機)エンジン受けブッシュの劣化について
(15)2014年7月19日福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後5時現在】
(16)東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所5号機原子炉建屋5階オペレーティングフロアにおける水溜りの発見について
(16)第1原発・津波試算「資料あった」 国一転、存在認める(福島民友ニュース)
(17)福島のニュース 福島テレビ(7月15日ひる放送)
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  1. 2014/07/19(土) 19:38:49|
  2. -
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