食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、をまとめてみましたお買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
①検査数1,914件中20件の基準値超え(全体の1%)
②平均は、1キログラム当たり3.4ベクレル、最大660ベクレル(福島県産イノシシ)。
③基準超の食品が福島、栃木,千葉
で見つかっています。

※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2014年7月1週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
1.福島産オカヒジキの検査は全数ND、県外は14ベクレル
国立医薬品食品衛生研究所の7月14日の検査で、福島県産オカヒジキから1キログラム当たり12ベクレルの放射生セシウムが見つかりました(3)。福島県の経歴を調べたら福島原発事故以降14件の検査全てでND(検出限界未満)でした。以下にこれまでの推移を示します。

※(1)を集計
図―2 福島県産オカヒジキのセシウム濃度推移
まったく一致しません。一致したのはこれだけではありません。 国立医薬品食品衛生研究所はジャガイモを会いません。福島県漁連とはアワビが合いません(4)。福島県の検査は全く他の整合性が取れません。
2.ジャムは検査しても本体は検査しない天栄村のナツハゼ
ナツハゼは全国の山地・丘陵地に生育するツツジ科スノキ属の落葉低木で、果実は10-11月にかけて熟し、ブルーベリーに似た黒褐色になるそうです(7)。福島県ではナツハゼを特産品に使用としています(8)。特に天栄村が熱心なようです(9)。検査されているか(=^・^=)は心配です。調べたら検査されていませんでした。その代りジャムの検査結果がありました。

※(1)を集計
図-3 天栄村産ナツハゼジャムの検査結果
ジャムは砂糖を加えるのでセシウム濃度は下がりそうです。それでも基準値をちょっと下回る数十ベクレルの濃度です。果物本体は基準値を超えてる可能性が高いと思います。でも福島県は検査しないみたいです。怪しげまもは検査しないたいです。去年(2013年)は基準値超えを誤魔化した伊達のブルベーリーの今年の検査はたった1件です(4)。
3.検査データをねつ造する福島県
福島県伊達市産のブルーベリーからは去年(2013年)にも、基準値を超える1キログラム当たり150ベクレルの放射性セシウムが見つかっています(4)。今年の検査を集計したらたった1件です(1)(4)。福島県の検査結果を紹介するサイト「農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。」を見たら2件出ていました(10)。

※(10)を抜粋
図-4 2件載っている伊達産のブルーベリーの検査結果
でもすべてのデータが同一です。明らかに同じデータをダブって載せています。あからさまなデータねつ造です。
<余談>
・他と合わない検査で出荷される福島産
・基準値を超えそうな物は検査がされない福島産
・検査データが偽装される福島産
これでは食べて応援あの世いきて感じです(11)。(=^・^=)は
「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれは(=^・^=)だけではないみたいです。

※(12)を抜粋
図―5 福島は桃のシーズン、でも山梨県産の桃が載っている福島市のスーパーのチラシ
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
報道発表資料 |厚生労働省(2)
モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ(3)
食品中の放射性物質の検査結果について(第888報) |報道発表資料|厚生労働省(4)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月2週)―福島県漁連の検査で13ベクレル、福島県の検査は63件全数ND、いわき市沖アワビ(5)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(6)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(7)
ナツハゼ - Wikipedia(8)
めげ猫「タマ」の日記 - FC2 BLOG 管理ページ(9)
ナツハゼの実を天栄の新特産品へ - 福島ニュース - 都道府県別 - 47NEWS(よんななニュース)(10)
農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。(11)
めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き(12)
リオン・ドール 鎌田店を7月22日に閲覧
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- 2014/07/24(木) 21:23:39|
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| コメント:1
こんにちは。
いつも有益情報ありがとうございます。
福島県の検査は、単独で信用できるようになるには、自分にとってはまだ時間がかかりそうです。
ブルーベリーやナツハゼはツツジ科植物だそうですが、ツツジ科植物は通常、酸性土壌で育てるように書かれています。
私も以前3種類くらい育てていて、鹿沼土やピートモスのような酸性なものを混ぜ込んで育てました。
そうじゃないと、育たないそうです。
土が酸性(pHが低い)場合は、放射性セシウムが遊離して植物に吸収されやすくなるそうです。(下のURL の、2.pH調整 の項参照)
http://www.pref.gunma.jp/06/f0900088.html
なので、pHを調整して農作物にセシウムが移行するのを防ぐようにするらしいけど、
酸性土壌を好むブルーベリーについては、樹体への影響を考慮してpH調整は実施しないそうです。(3.果樹 の項参照)
育たないからでしょうね。
ツツジ科果実は全般に、注意しておいた方が良いかもと思いました。
ブルーベリーはいくつか品種に系統があって、一般にハイブッシュ系は東北地方など冷涼な気候に向いていると聞いていました。
(私はラビットアイ系を育てていました。)
http://www.sc-engei.co.jp/plant/fruits/cultivate/188.html
ハイブッシュ系は特に酸性を好んで、ペーハー調整も難しいと聞いていましたが、ペーハーの適応範囲が狭いようです。
http://www.sc-engei.co.jp/navi/mi_h4.html
セシウムを吸収しないように育てるのが困難かもしれないと思いました。
- 2014/07/26(土) 01:05:58 |
- URL |
- 身内に被爆者がいたもの #YOiJM49g
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