食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。8週1中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、をまとめてみましたお買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
①検査数1,529件中2件の基準値超え(全体の0.2%)
②平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大210ベクレル(宮城県産イノシシ)。
③基準超の食品が福島のみで見つかっています。
で見つかっています。

※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2014年8月1週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超(6)えの食品が見つかった県
1.献上桃の検査データをねつ造する福島県
福島県桑折町は福島県北部に位置する町で、桃の栽培が大変盛んな街で(7)、毎年陛下に桃を献上しています(8)。

※(9)より作成
図―2 本記事で出てくる福島県の地名
今が桃の出荷の最盛期です(10)。桃が確り検査されているが心配なので、福島県が公開しているデータベース(11)で検査状況を調べてみました。8件ありました。

※(11)を「果樹」⇒「モモ」⇒「桑折町」で検索
図―3 桑折町産桃の検査状況
でも(=^・^=)が厚生労働省の発表を集計すると6件(1)で2件あいません。そこで、福島県の7月7日の発表をみてみました。

(12)を抜粋
図―4 7月7日付の福島県の発表
図ー3では7月7日付が4件あるのですが、福島県の7月7日付の結果は2件です。福島県は2件のデータをねつ造し、データベースに載せています。
2.セシウムが見つかれば検査しません
福島県は桃のシーズンですが、プラム(スモモ)のシーズンでもあります(13)。検査結果が気になったので、伊達市の検査結果をまとめてみました。

※(1)を集計
図―5 伊達市のプラムの検査結果
去年は(2013)に比べ今年の確り上昇しています。桃栗3年柿8年(14)、原発事故から3年目、果物のセシウムが去年に比べて上昇しても不思議はないと思います。確り検査検査が必要みたいです。そこでその後の検査数を調べてみました。

※(1)を集計
図―6 プラムの累積検査回数推移
高い濃度のセシウムが見つかった伊達市の検査は止まってしまいました。でもセシウムが見つかってない会津の検査は継続されています。伊達市のプラムは値からして検査数を増やせば基準値(6)超えが出てきそうです。でも福島県は確り検査を止めています。
3.205回検査しても汚染食品が見つけられない福島県
以前の記事で福島県水産試験場の検査で福島県いわき市沖でとれたユメカサゴから基準値を超える1キログラムあたり110ベクレルの放射性セシウムが見つかったことを書きました(15)。

※(15)を転載
図―7 ユメカサゴから110ベクレルを報じる福島ローカル局(FTV)
福島県の農水産物の検査は殆んどすべてが、福島島農業総合センターで実施されています(1)。今週も検査が追加されて、2014年になってからの累積の検査回数が205回になりました。以下に推移を示します。

※(1)を集計
図ー8 福島県のユメカサゴの放射性セシウム濃度
福島県農業総合センターは205回も検査してもセシウム汚染食品を見つけることができません。これが福島県の検査の実力だと思います。
<余談>
・検査結果がねつ造される福島産品
・やばそうになると突然に検査が中止される福島産品
・205回検査しても汚染食品を見つけられない検査で出荷される福島産品
これでは食べて応援、あの世行って感じです(16)。(=^・^=)は
「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれは(=^・^=)だけでないみたいです。

※(17)を引用
図―9 福島県産が殆んどない福島県福島市のスーパーのチラシ
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
報道発表資料 |厚生労働省(2)
モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ(3)
食品中の放射性物質の検査結果について(第890報) |報道発表資料|厚生労働省(4)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月4週)―伊達市のキャベツは市の検査で12ベクレル、でも福島県の検査は3年間NDー(5)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(6)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(7)
もも - 桑折町ウェブサイト(8)
献上桃選果式 | 桑折町ウェブサイト(9)
東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング (平成25年11月2日~19日測定) 平成26年03月07日」
(10)
甘い夏の恵み JA伊達みらい モモ出荷最盛期 | 県内ニュース | 福島民報(11)
農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。(12)
これまでのモニタリング検査結果【平成26年7月】 - 福島県ホームページ中の「•平成26年7月7日公表:野菜・果実(H26.7.1-7.7採取分) [PDFファイル/79KB] 」
(13)
ベジフルカレンダー - JA伊達みらいのホームページ(14)
収穫まで「桃栗三年柿八年」?|JAグループ福岡(15)
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-993.html(16)
めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き(17)
AEON | 店舗情報 | イオン福島店
8月7日追記
検査データがねつ造された福島県桑折町産の桃が今年も陛下に献上されるます。選果式が8月6日に行われ、7日に陛下の元へ届くそうです(A1)。

※(A2)をキャプチャー
図―A1 献上桃の選果式の様子
まったくの蛇足ですが、去年(2013年)の例でいくと、代金は54,000円で福島県知事交際費から出ているそうです(A3)。(=^・^=)は福島県民ではないので関係ありませんが「知事交際費」よりは「農林振興費」の方が適切な気がします。目的はフクシマ産セシウム混入モモのPRですから・・・
皇室のみなさんへ
今年の献上桃は検査データねつ造桃です。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(A1)
献上桃を箱詰め 太陽の恵み厳選 桑折で選果式 | 県内ニュース | 福島民報(A2)
スイッチ20140806 (A3)
平成25年度8月分 - 福島県ホームページ
スポンサーサイト
- 2014/08/05(火) 19:34:22|
- -
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
こんばんは。
図―9 福島県産が殆んどない福島県福島市のスーパーのチラシ
を拝見して思い出したのですが、福島市は、ホームページ 「放射能に負けない体を作りましょう」で、以下のように書いていたそうです。
1)放射性物質を取り込まない
・食品を選ぶときは産地や品目が偏らないようにする
・家庭菜園でとれた作物は、きちんと検査をする
と書いていたという情報が、ネットにたくさん出ています。(「放射能に負けない 福島市」で検索するといっぱい出てきます。)
http://www.j-cast.com/2014/07/22211140.html
福島市のホームページを見ると、削除したようです。
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/soshiki/71/hkenkou-kanri14070701.html
産地が偏らないようにするって、一時であれ、ちゃんと推奨されていた様に思いました。
家庭菜園で取れたものをきちんと検査するって、私やったのですが、ものすごく大変でした。
普通家庭菜園って、一種類の野菜、苗を数本しか植えないから、何日分も食べないで冷蔵庫でためて、500g~1kg持って行ったんです。
それだけ量を集めるのも大変です。。。まず測定所を予約して、何日か予約を持って、電車賃かけて半日がかりで測定所に行き、測定料金も何千円か払って。測定したものは、もう発酵してしまい食べられませんでした。
野菜がなったからといって、そのままがぶりと噛みつけないのって、ひどいことですよ。
全部の種類の測定なんてまず無理だし。
でも家庭菜園の良さって、農薬など使わないで、好きな野菜のとりたてが味わえたり、シソ、ネギ、ニラなどの少量多品種の薬味をいつでも欲しい時すぐ取れることと思います。
私には、この暮らしは、普通のこととは思えないです。異常事態に見えます。
私はめげ猫「タマ」さんにとっても感謝しています!
- 2014/08/06(水) 00:44:54 |
- URL |
- 身内に被爆者がいたもの #YOiJM49g
- [ 編集 ]