めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月)―天皇には食べされても子供には食べさせらない福島の「桃」ー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。9月になったので8月中の食品中の放射性セシウムをまとめてみましたお買いものの参考になればいいかなと思います。先月に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
  ①検査数6,270件中46件の基準値超え(全体の1%)
  ②平均は、1キログラム当たり3.5ベクレル、最大480ベクレル(宮城県産イノシシ)。
  ③基準超の食品が宮城、福島、茨城、栃木、群馬、長野
で見つかっています。
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  ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(4)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2014年7月1週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(5)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.天皇には食べされても子供には食べさせらない福島の「桃」
 もうすぐ福島の「桃」のシーズンは終りです(6)。福島県によると、福島県産の桃は大変に美味しいそうです((=^・^=)は怖くて食べれないので分かりません)(7)。福島産の「桃」は毎年皇室に献上されます(8)。福島県の桃の主要な産地の福島市、伊達市、国見町、桑折町ですが(9)、ここは避難地域を除けばもっとも放射性物質汚染の酷い場所です(後に記載する図ー8(b)参照)。

 このうち福島市、伊達市、桑折町では「学校給食」のメニューを公開しています(11)(12)(13)。メニューをみると8月25日からあるので、2学期は8月25日からだと思います。「桃」のシーズンに間に合います。子供たちに美味しい「桃」を食べさせたいと思うのが自然なような気がします。まして福島県は給食で使う福島産品に補助金を出しています(14)。しかも福島産の「桃」は去年より安くなっています。7月の築地市場の価格をみると(15)
 2013年 1キロ当たり364円
 2014年 1キロ当たり316円
で去年に比べて△13%の下落です。これがどれだけ安いかと言えば桃の産地としては全く無名(ただし(=^・^=)が食べた限りでは非常に美味しい)の新潟産の「桃」が1キロ当たり562円ですので、有名な福島の桃は無名な新潟の桃より4割以上も安くなっています。経済的な問題はなさそうです。
 理由は分かりませんが、福島県の「桃」の主産地は学校給食には使いません。果物を給食の出さい訳ではなさおうです。福島市は福島県内で最もサクランボの生産量が多い所です(16)。確り「山形県産」の「サクランボ」を給食にだしていました(17)。
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 ※(17)を抜粋
 図―2 福島市の2014年6月27日の給食

福島県の桃の産地は陛下に食べさせても子供には地元の「桃」を食べさせたくないみたいです。でも福島県は「桃」も「安全」だと主張しています。
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 ※(19)を抜粋
 図―3 福島の「桃」は安全だと主張する福島県

理由は想像するしかありませんが、地元の子供に食べさせられない福島の「桃」は(=^・^=)も食べません。

2.主産地を検査せずに「安全宣言」が出された福島産果物
 8月29日に福島県はリンゴの安全宣言を出しました。でも主産地の福島市産を検査していません。
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 ※(20)を抜粋
 図―4 福島の「リンゴ」の安全宣言

 福島県のリンゴの主産地は福島市、伊達市など放射性物質汚染の酷いところです。
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 ※(21)を集計
 図―5 福島県の「リンゴ」の生産量

 以下にこれらの市の位置を示します。
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※(10)(21)を元に作成
 図ー6 福島県の「リンゴ」の主産地

 以下に検査数を示します。
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 ※(1)を元に作成
 図ー7 福島県産リンゴの検査数(8月29日まで)

 生産量の多い福島原発80km圏内の福島市、伊達市、須賀川市では検査をしていません。それでも安全宣言です。7月から8月に掛けて福島県産果物は次々と安全宣言がだされました。
 ① 6月27日 主産地の福島市、伊達市、国見町、桑折町を検査せずに「桃」の安全宣言(22)
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 (a)桃の生産シェア                   (b)検査状況 
 ※(22)を転載
 図―8 「桃」生産量と安全宣言時の検査状況

 ②8月12日 主産地の福島市、伊達市を検査せずに「ブドウ」の安全宣言(23)
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 (a)「ブドウ」の生産シェア                   (b)検査状況 
 ※(23)を転載
 図―9 「ブドウ」生産量と安全宣言時の検査状況

 ③8月22日 主産地の福島市を検査せずに「梨」の安全宣言(24)
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 (a)「ナシ」の生産シェア                   (b)検査状況 
 ※(24)を転載
 図―10 「ブドウ」生産量と安全宣言時の検査状況

 ④8月29日 主産地の福島市、伊達市、須賀川市を検査せずに「リンゴ」の安全宣言(本稿)

 福島県は主産地を検査せずに「安全宣言」を出す「悪癖」があるようです。これでは安心・安全とは言えません!


3.いわき沖のマダラは殆どND、でも隣の北茨城は違う
 福島県いわき市と茨城県北茨城市は県境を挟み接しています。
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 ※(25)に加筆
 図ー11 いわき市と北茨城市

 いわき市の勿来漁港(26)と北茨城市の中心の大津漁港(27)とは僅か3~4kmの距離にあります。
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 ※(28)にて作成
 図―12 勿来漁港(福島県)と大津漁港(茨城県)の位置

 以下に北茨城産といわき市産のマダラのセシウム濃度の推移を示します。
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 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―13 北茨城産といわき市産のマダラのセシウム濃度

 7,8月の検査結果を見ると
   いわき市産のマダラは検査13件中、セシウムが見つかったのはわずかに1件
   北茨城市産のマダラは検査39件中、35件でセシウムが見つかっています。
まったく結果が合いません。どちらかの検査結果がおかしいと思います。
(=^・^=)は以前、福島県の検査と県外の検査を比べたら、福島県外で検査するとセシウムの値が10倍に跳ね上がるなんて結果を得ています。
 表―1 福島県の検査結果と県外の検査結果の比較
 ※1 2013年、14年1月17日までの厚労省の発表(1)を集計
 ※2 検査はゲルマニウム半導体検出器による精密検査について比較
 ※3 表中の全数NDは、全ての検査で放射性セシウムが見つからなかった事を示す。
 ※4 (29)より転載
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 どちらの検査がおかしいかは明らかだと思います。

<余談>
・陛下に食べさせても「子供」には食べさせらない福島産
・主産地を検査せずに「安全宣言」が出る福島産
・検査結果が信頼できない福島産
これでは福島産、食べて応援あの世行きって感じです(30)。(=^・^=)は
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれは(=^・^=)だけではないみたいです。
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  ※(31)を抜粋
 図-14 福島も新米の季節(32)、でも他県産のお米が載っている福島県福島市のスーパーの「チラシ」



―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月)―福島のマダラ検査結果は茨城の10分の1ー
(4)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(5)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(6)フルーツを食す - 福島市ホームページ
(7)ふくしまの情熱が詰まったモモ。それが「あかつき」! | ふくしま 新発売。
(8)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月1週)―献上桃の検査データをねつ造する福島県ー
(9)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月3週)―伊達市の検査を避ける福島県?
(10)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング (平成25年11月2日~19日測定) 平成26年03月07日 (KMZ)」
(11)学校給食の放射性物質を毎日測定しています -学校給食まるごと検査事業-(9月2日更新) - 福島市ホームページ
(12)学校給食センター - 福島県伊達市ホームページ
(13)学校教育課 - 桑折町ウェブサイト
(14)「学校給食おいしい県産農林水産物活用事業」について - 福島県ホームページ
(15)東京都中央卸売市場-統計情報検索
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島市の果樹園開園、でも検査はされていません。
(17)(16)中の「平成26年1学期提供分測定結果(学校給食センター) 【PDFファイル:1.28MB】」
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(19)(18)中の「もも [PDFファイル/137KB]」
(20)(18)中の「りんご [PDFファイル/108KB]」
(21)統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103
(22)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月)―主産地を検査せず安全宣言を出す福島県ー
(23)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月2週)―汚染食品がマーケットの流出!12日間も秘匿する安倍出戻り内閣ー
(24)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月3週)―宮城のスズキは180ベクレル、福島は120ー
(25)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月2週)―福島県は65件全数ND、県漁連は14ベクレル、福島産アワビの検査ー
(26)市内の漁港|いわき市
(27)北茨城市 - 大津港
(28)地理院地図
(29)めげ猫「タマ」の日記 福島県のセシウム検査の値は他県の10分の1
(30)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(32)AEON | 店舗情報 | イオン福島店
(33)おいしい福島県産新米並ぶ 東京のミデッテで販売開始 | 県内ニュース | 福島民報
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  1. 2014/09/03(水) 19:35:04|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

茨城県の高線量の土地でも グラビアアイドルさんが 美味しい葡萄 うーん 甘い~って 最近CMやってます
どんぶらこは 食べませんけど

名産の干し芋も 太陽の光を浴びてって
光だけかよ!?って 突っ込みたくなります

どんぶらこは 絶対食べませんけど
美味しいのは、安全だと思い込ませる へんな国です
  1. 2014/09/06(土) 15:21:38 |
  2. URL |
  3. どんふらこ #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

どんふらこ 様

コメントありがとうございます。(=^・^=)のひとつ前の記事(http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1182.html)も含めてのコメントだと思います。
(=^・^=)は「検査によって安全」を担保するには以下の3つの条件が必要だと思います。
①検査精度が担保されている。
②サンプリングが適切
③検査結果に対し、適切な対応(基準値を超えたら出荷制限するなど)
が必要だと思います。
 福島県は①②③のすべてがダメです。①②は本文に記載した通りです。③につては基準値超えでも出荷制限されないことが良くあります(たとえばhttp://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1103.html

茨城県の印象ですが
 複数の検査機関で検査して、ほぼ同じ値が出ているので①はある程度は担保されていると思います。ただし②③は前の記事に書いた通りいい加減です。福島産だけでなく、茨城産も避けるべきとのご意見には同意します。
  1. 2014/09/06(土) 19:44:41 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

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