福島県の地方紙の福島民報は9月25日の配信で
「(福島県の)8月の一カ月間の社会動態は、県外からの転入が転出を130人上回った。社会動態は4月から5カ月連続の増加となった。」
との記事を配信していました(1)。でも福島県の発表(2)をよく見ると増えたのは中年男性で、次世代に繋ぐ若い女性の流出は止まりません。これでは福島県の未来は「消滅」?(3)。
(=^・^=)は以前に、福島県から若い女性が逃げ出している旨の記事を書きました(4)。福島県の地方紙の福島民報が「社会動態は4月から5カ月連続の増加となった。」なんて報じていたので、(=^・^=)なりに実態を調べてみました。以下に2014年4月から8月中の福島県の社会動態を示します。

※(1)を集計
図―1 福島県の人口の社会動態(2014年4月から8月中)
増えているのは中年の男性が中心で、20代前半の女性は減っています。以下に各年1-8月中の20代前半の社会動態を示します。

※(1)を集計
図―2 福島県の人口の社会動態(各年1-8月中)
男性の減少は収まりつつありますが、女性は減少する気配がありません。この結果、男女の人口バランスにおおきな歪みがでています。女性100人に対する男性の人数を性比と称します(5)。

※(1)を集計
図―3 福島県の20代の性比
どんどん上昇しています。福島県の男性は結婚を考えても相手となるべき「女性」がいません。当然ながら福島県外から見つけるのは無理です(6)。この結果、福島県は次を担う世代が誕生せず衰退の一途をたどります。
<余談>
福島県の女性はお隣の宮城や茨城に比べても綺麗です。

※(7)をキャプチャー
図―4 福島県郡山市で開かれたTGCに登壇する福島県の綺麗な女性
新天地でも歓迎されると思います。そして福島県民は福島県の為に存在するのでなく、福島在住者へのサービス機関として福島県が存在するのも事実です。新天地で豊かな将来が見えるなら福島県が滅んでも構わないと思います。だたし生まれ育った場所での未来も選択肢としてあるべきです。
福島県のなかでの県北地域(8)は避難区域を除けば、放射性物質汚染の酷い場所です。

※(8)(9)より作成
図―5 福島県県北地域
以下に福島県県北の女性が生まれから、留まる年齢別の割合(累積の残存率)を示します。

※2 計算方法は(10)により。
図―6 福島県県北区域の累積の残存率
子育て世代(25歳から44歳(10))になるまでに半数以上の女性が去って行くとの計算結果です。福島原発事故は福島県県北地域の若い女性たちから生まれ育った場所での「未来」とゆう選択肢を奪い取ったのは事実だと思います。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
県推計人口193万7187人 9月1日現在 | 県内ニュース | 福島民報(2)
福島県の推計人口(平成26年9月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(3)
めげ猫「タマ」の日記 福島県は消滅自治体(4)
めげ猫「タマ」の日記 福島から逃げて行く若い女性たち(5)
性比 とは - コトバンク(6)
めげ猫「タマ」の日記 福島を去っていく若い女性達―TGCも効果なし-(7)
今日のニュース #2 2014年4月29日 「東京ガールズコレクション2014 in 福島」 by 福島愛(8)
県北地域の概要 - 福島県ホームページ(9)
東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会(10)
めげ猫「タマ」の日記 子育て世代までに半減する福島県の女性
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- 2014/09/25(木) 19:30:56|
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