めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島第一原発汚染水(10月1週)―井戸水のから高濃度のストロンチウム90、しかも上昇中―

 福島第一原発の9月3週(9月29日から10月5日)の状況を纏めてました。先週に続き高濃度の汚染水が見つかっています(1)。
 ①外洋からはストロンチウム90
 ②地下水バイパス井戸のトリチウム濃度は再上昇
 ③海岸付近の井戸水のから高濃度のストロンチウム90、しかも上昇中

1.外洋からはストロンチウム90
 今週は福島第一沿岸部のサンプリング調査は実施しなかったみたいですが(2)、8月4日前後に採取したストロンチウム90濃度が発表になりました(3)。それによると1リットル当たりで
 5,6号機放水口北側で
  ストンチウム90   0.23ベクレル(8月4日採取)

 以下に他を含め外洋の観測点位置と放射性物質濃度を示します。
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※1 (3)(4)(6)にて作成
 ※2 SR90はストロンチウム90を示し、採取は8月4日
 図ー1 福島第一原発近傍の外洋での放射性物質濃度

 安倍出戻り総理は10月1日午前、参院本会議で「港湾内でも水質は改善している。状況はコントロールされている」と述べたそうです(7)。そこで港湾内にある物揚場前の放射性セシウム濃度を纏めてみました。
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 ※1 (9)(10)にて作成
 ※2 SR90はストロンチウム90を示す
 図―2 福島第一原発物揚場前(港湾内)の放射性物質濃度

 (=^・^=)には「改善している」ようには見えなんですが・・・・

2.地下水バイパス井戸のトリチウム濃度が再上昇
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(11)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。
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 ※(12)を集計
 図―3 地下水バイパスNo12井戸のトリチウム濃度推移
9月に入り、トリチウム濃度は下がっていますが、9月に入りNo12井戸のトリチウム濃度が再上昇しています。
 以下に地下水バイパス用井戸とその山側(上流)にある観測用井戸の放射性物質濃度をしめします。
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 ※1(12)(13)を集計
 ※2 この一週間の最高値
 図―4 地下水バイパスと山側の放射性物質濃度

この中で(=^・^=)が気になったのはE-3井戸のトリチウム濃度の推移です。
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 ※(13)にて作成
 図―5  E-3井戸のトリチウム濃度推移

9月に入りじわじわと上昇しています。
  地下水バイパスから放流されたトリチウムの総量を濃度×排出量の合計で計算したら約2、200億ベクレルを超えました。
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※(14)を集計
 図―6 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量
 トリチウムどの程度まで安全か危険かよくわかっていないと(=^・^=)は思います(15)。
 
3.海岸付近の井戸水のから高濃度のストロンチウム90、しかも上昇中
 東京電力は福島第一原発の海岸付近にも井戸を掘り地下水の放射性物質濃度を調べています(10)。今週はストロンチウム90濃度の発表もありました(3)。以下に示すように高濃度の汚染水が見つかっています。以下にその様子を示します。
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  ※1 (10)で作成
  ※2 集計期間(9月29日から10月4日)発表分の最高値を記載
  ※3 SR90はストロンチウム90を示し、採取日は8月4日前後
 図-7 1,2号機タービン建屋間の海岸付近の井戸の放射性物質濃度

この中で(=^・^=)が最も気になったのはNo1-6井戸です。この井戸は図ー7に示すように、非透層の外れにあります。非透層の外を回り海に流れ込むものもあると思います。以下にセシウム濃度の推移を示します。
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 ※(10)で作成
 図―8 No1-6井戸のセシウム濃度推移

以下にストロンチウム90濃度の推移を示します。
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 ※(10)で作成
 図―9 No1-6井戸のストロンチウム90濃度推移

どちらも確り上昇しています。上昇しているのは何処からか放射性物質が流れ込んできているからです。安倍出戻り総理が主張している「状況はコントロールされている」などの事実はないと思います。

<余談>
図―8を見てわかる通りセシウムに比べ、高い濃度のストロンチウム90がみつかっています。でも厚生労働省が定期的(概ね週1回)に発表する「食品中の放射性物質の検査結果について 」(16)にはセシウムの検査結果しかありません。これについて厚生労働省は
 「放射性セシウム以外の核種(ストロンチウム90、プルトニウム、ルテニウム106)は、測定に時間がかかるため、移行経路ごとに各放射性核種の移行濃度を解析し、産物・年齢区分に応じた放射性セシウムの寄与率を算出し、合計して1mSvを超えないように放射性セシウムの基準値を設定する。」
と主張しています(18)。でも厚生労働省の発表資料(17)の何処を探しても
「移行経路ごとに各放射性核種の移行濃度を解析」
した結果などは出ていません。コントロールされていないものを「コントロールされている」と平気で嘘をつく安倍出戻り内閣の言うこと等は、根拠なるデータが示されない限り信用できません。
また厚生労働省は
「平成24年9月から平成25年6月にかけて、東京電力が福島第一原子力発電所から20km圏内海域で捕獲した魚類を対象にした調査では、ストロンチウム90は最高でも6.0Bq/kg(生)と低値となっている。」
とも主張しています(19)。厚生労働省は「6.0Bq/kg(生)」は低いと主張していますが、(=^・^=)は低いとは思いません。
 厚生労働省は
 「放射性セシウム以外の核種の線量は、例えば19歳以上で約12%。」
とも主張しています。1ベクレルの放射性物質を取り込むと
  セシウム137   0.013マイクロシーベルト
  ストロンチウム90 0.028マイクロシーベルト
の被爆をすると言われています(20)。現在のセシウムの基準値は1キログラム当たり100ベクレルですので、同じ被爆をするにはストロンチウム90なら1キログラム当たり
 46.4ベクレル(100×0.013÷0.028)
になります。厚生労働省は影響として12%を主張しているので、ストロンチウム90の許容値は1キログラム当たりで
 46.4×0.12=5.6ベクレル
になります。厚生労働省が低いと主張する「6.0Bq/kg(生)」は「低く」はありません。(=^・^=)は福島産のストロンチウム90が不安です。(=^・^=)は怖いので
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれは(=^・^=)だけではないみたいです。
brg141005j.gif
 ※(21)を抜粋
 図―10 実りの秋、でも福島産が載っていない福島県白河市のスーパーのチラシ

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(9月3週)―地下水バイパスからは2千億ベクレル超のトリチウムが海へ―
(2)2014年10月3日福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 351KB)PDF
(3)2014年10月1日福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 375KB)
(4)2014年9月30日福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB)PDF
(5)サンプリングによる監視|東京電力
(6)(5)中の「1.海水(港湾外近傍)」
(7)汚染水「コントロール」…参院代表質問で首相 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(8)報道配布資料|東京電力
(9)(5)中の「1~4号機タービン建屋東側および港湾のモニタリング」
(10)(8)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(12)(3)中の「揚水井の分析結果」
(13)(4)中の「H4エリア周辺観測孔」
(14)一時貯留タンクの運用状況|東京電力
(15)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(16)報道発表資料 |厚生労働省中の「食品中の放射性物質の検査結果について」
(17)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(18)(17)中の「食品中の放射性物質の対策と現状について(概要)[1,553KB] 」
(19)よくある質問|厚生労働省
(20)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(21)店舗・チラシ検索|ベイシア beisia 豊かな暮らしのパートナー
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  1. 2014/10/05(日) 19:52:22|
  2. -
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