めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島第一原発汚染水(10月2週)―放射性物質濃度が急上昇―

  福島第一原発の9月3週(9月6日から12日)の状況を纏めてました。先週に続き高濃度の汚染水が見つかっています(1)。
 ①外洋からはセシウム
 ②地下水バイパス上流側の井戸のストロンチウム由来(2)の全ベータが2日で130倍(3)
 ③海岸付近の井戸水で1リットル当たり14万ベクレルのトリチウム、120万ベクレルの全ベータ

1.外洋からはセシウム
  今週は福島第一原発沖の外洋から1リットル当たりで、0.7ベクレルのセシウムが見つかりました(5)。見つかったのは港湾口北東側ですが、東電のデータ(6)を見ると、この場所でセシウムが見つかったのは初めてみたいです。安倍出戻り総理は10月1日午前、参院本会議で「港湾内でも水質は改善している。状況はコントロールされている」と述べたそうですが(7)、本当ですかね?以下に福島第一原発付近の外洋や排水路で見つかった放射性物質濃度を示します。
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 ※1 (5)(9)(11)にて作成
 ※2  集計期間ないの最大値
 図ー1 福島第一原発近傍の外洋および排水路での放射性物質濃度

採取日と1リットル当たりの値は以下の通りです。
 ①5,6号機放水口北側(5)(9)
  全ベータ    12ベクレル(10月8日採取)
 ②南放水口(5)(9)
  全ベータ    9.7ベクレル(10月8日採取)
 ③北防波堤北側(9)
  トリチウム   2.2ベクレル(10月1日採取)
 ④港湾口北東側(9)
  セシウム137 0.7ベクレル(10月8日採取)
  トリチウム   1.8ベクレル(10月1日採取)
 ⑤排水路出口付近(T-2)(10)
  全ベータ    11ベクレル(10月8日採取)
以下に5,6号機放水口北側の放射性物質濃度の推移を示します。
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  ※1(5)(6)を集計
  ※2 NDは検出限界未満(放射性物質が見つからない事)を示す。
 図―2 5,6号機放水口北側の放射性物質濃度の推移

低下している様子がありません。そして気になったのが排水路C-2-1地点です。ここでは1リットル当たりで
 セシウム137 2.9ベクレル(10月7日採取)
 全ベータ   110ベクレル(10月7日採取)
見つかっています(11)。以下に福島第一原発近くのアメダス観測点「浪江」の降水量とC-2-1地点の全ベータの推移を示します。
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2.地下水バイパスからは2、300億ベクレル超のトリチウムが海へ
 地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(13)。海に流す水からは「トリチウム」が見つかっているので、(=^・^=)は立派な汚染水だと思います。
 地下水バイパスから放流されたトリチウムの総量を濃度×排出量の合計で計算したら約2、300億ベクレルに達しました。
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 ※(14)を集計
 図―4 地下水バイパスの累積のトリチウム放出量
 トリチウムどの程度まで安全か危険かよくわかっていないと(=^・^=)は思います(15)。(=^・^=)には心配なことがあります。地下水バイパスより山側(上流)の井戸から高濃度の放射性物質が見つかっています。
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この中で(=^・^=)が特に心配なのはE-1井戸、E-1井戸の全ベータです。以下にE-1井戸の全ベータ濃度の推移を示します。
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 ※(4)を集計
 図-6 E-1井戸の全ベータ濃度推移

 突然に上がっています。1リットル当たりですが
 10月5日の700ベクレルから10月7日の95,000ベクレル
に僅か2日で14倍に増えています。
 以下にE-9井戸の全ベータ濃度の推移を示します。
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 ※(4)を集計
 図-7 E-9井戸の全ベータ濃度推移

 突然に上がっています。1リットル当たりですが
  10月3日の670ベクレルから10月8日の14,000ベクレルに
に僅か1週間で14倍に増えています。この間は測定がないのでE-1井戸の例からして1から2日で上昇してると(=^・^=)は思います。

3.海岸付近の井戸水でも急上昇!1リットル当たり14万ベクレルのトリチウム、120万ベクレルの全ベータ
  東京電力は福島第一原発の海岸付近にも井戸を掘り地下水の放射性物質濃度を調べています(9)。以下にそこでの放射性物質濃度を示します。
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 ※1(9)を集計
特に1-17井戸が気になります。以下に1-17井戸のトリチウム濃度の推移を示します。
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 ※(9)を集計
 図―9 No1-16井戸のトリチウム濃度の推移

 前回の測定(10月2日)までは1リットル当たり1万ベクレル程度で推移してましが、10月9日の測定で14万ベクレルに突然に上昇しています。これについて東電は
「台風18号の影響で放射性物質が付着した土が井戸に流れ込み、濃度が上昇した。」
と説明しているようですが(17)、トリチウムは放射線を出す水素で福島第一原発内では「水」として存在します。土に付着できるんですかね?
 以下に全ベータ濃度を示します。
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 ※(9)を集計
 図―10 No1-16井戸の全ベータ濃度の推移

こちらは単調に上昇しています。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(10月1週)―井戸水のから高濃度のストロンチウム90、しかも上昇中―
(2)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(3)サンプリングによる監視|東京電力
(4)(3)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング⇒H4エリア周辺観測孔」
(5)(3)中の「1.海水(港湾外近傍)」を10月12日に閲覧
(6)(3)中の「1~4号機タービン建屋東側および港湾のモニタリング⇒CSVデータ ⇒海水」
(7)汚染水「コントロール」…参院代表質問で首相 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(8)報道配布資料|東京電力
(9)(8)中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(10)2014年10月10日福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(南放水口付近)(PDF 120KB
(11)(3)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング⇒南放水口・排水路」
(12)気象庁|過去の気象データ検索
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の地下水バイパスについて
(14)(3)中の「揚水井の分析結果」
(15)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?
(16)(3)中の「タンクの水漏れに関するモニタリング⇒H6エリア周辺観測孔」
(17)海側井戸で15万ベクレル 第1原発、台風18号で濃度上昇(福島民友ニュース)
(18)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは放射性水素
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  1. 2014/10/12(日) 19:30:39|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

E-9井戸の全ベータ濃度推移 他

なんじゃこりゃあ!!
これのどこがアンダーコントロールなんだあ!!
野党の人達も国会で、めげ猫さんのこのブログを提示すればいいんだよ。そうすりゃ、あのボクちゃんアベはグーの音も出ないじゃんかぁ。
めげ猫さん。共産党、社会党、民主党、そして新党今はひとりひとり当たりに、貴殿からメールしてやって下さいよm(..)m
 まぁ、もしかしたら殆どの奴らが一蓮托生ってことも有るんで、送っても使わないかもしれませんがね、、。
  1. 2014/10/13(月) 19:39:48 |
  2. URL |
  3. hotaka43 #mWyI0ZzU
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  1. 2014/10/15(水) 10:52:02 |
  2. |
  3. #
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