めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月2週)―福島県三春町のタバコのセシウムが13倍、565ベクレルー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。10月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(4)、をまとめてみましたお買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(5)。
  ①検査数2,013 件中6件の基準値超え(全体の0.3%)
  ②平均は、1キログラム当たり4ベクレル、最大770ベクレル(山梨県産ショウゲンジ)。
  ③基準超の食品が福島、栃木、山梨で見つかっています。
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   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(6)を参照
   ※3 ショウゲンジ、キハツタケはキノコ
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2014年10月2週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値(7)超えの食品が見つかった県

1.福島県三春町のタバコのセシウムが13倍、565ベクレル
 JTがタバコの検査結果を10月9日発表しました。それによると検査128点中の以下の2点が基準超えです。値は1キログラム当たりで
 ①福島県三春町産  565ベクレル
 ②栃木県那須塩原市 101ベクレル
です。昨年(2013年)の値は1キログラム当たりで
 ①福島県三春町産   45ベクレル
 ②栃木県那須塩原市  80ベクレル
ですので(8)、栃木県那須塩原市の値は僅かな増加ですが、福島県三春町産は13倍になりました。原発事故から3年半以上経過しましたが、福島県のセシウムはなかなか落ち着かないみたいです。

2.国立医薬品食品衛生研究所のおかしな検査結果
 「国立医薬品食品衛生研究所 (National Institute of Health Sciences) は、医薬品や食品のほか、生活環境中に存在する多くの化学物質について、その品質、安全性及び有効性を正しく評価するための試験・研究や調査を行っています。」
を使命としています(9)。このためでしょうか、流通品のセシウム検査を時々実施しています。各産地に検査が漏れがっても検査数が少ないですが、一応は各産地の検査をけん制する役割があると思います。いわば、各産地の検査の監視役でしょうか。
 10月15日に国立医薬品食品衛生研究所の検査で岩手県産コウタケについて1キログラム当たりで
   セシウム134  2.2ベクレル未満(ND)
   セシウム137 76ベクレル
と厚生労働省は発表しました(4)。
 セシウム134と137は共に同位体なので(10)、化学的な性質はほぼ同じです(11)。どこでも割合は一緒だと思います。以下に10月5日厚生労働省の発表(4)から集計したセシウム137と134の値の関係を示します。
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※1(4)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 図―2 セシウム137と134の関係

 概ねセシウム134は137の17%程度だと思います。セシウム137が76ベクレルなら、13ベクレルです。測定誤差を考慮しても2.2ベクレル未満になると思えません。どちらかの測定が間違っています。こんなおかしな検査をするようでは「監視役」として機能しません。
 福島県はおかしな検査を続けています(5)(12)。でも「監視役」が機能しなくては福島県はやりたい放題です。

3.茨城県日立市や北茨城市より低い福島県いわき市のお魚の検査結果
 以前、(=^・^=)は茨城県日立市や北茨城市より福島県いわき市のお魚のセシウム濃度が検査結果では低くなっている旨を書きました(4)。
 福島県によれば、福島第一原発から離れるほどお魚の放射性セシウム濃度は下がるそうです。
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 ※(5)を転載
 図-3 福島第一原発から南方向の距離とセシウム濃度
 
以下に福島第一原発、福島県いわき市、茨城県北茨木市、茨城県日立市の位置を示します。
brg141007e.gif
 ※(6)で作成
 図―4 福島県いわき市、茨城県北茨木市、茨城県日立市

 正しい検査であれば、福島県いわき市のお魚は北茨城市に比べ高くなるはずです。福島県県漁連はいわき市沖で「マガレイ」の試験操業を始めた。福島県漁連では採ったお魚は自主検査してから出荷し、検査結果を公表しています(13)。以下にマガレイについて
 ①福島県いわき市産の福島県の検査
 ②福島県いわき市産の福島県漁連の検査
 ③北茨城市産の茨木市産の検査
を比較してみました。
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 ※1(1)(13)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 ※3 福島県 ―福島県よる福島県いわき市産マガレイの検査
 ※4 県漁連 ―福島県漁連による福島県いわき市産マガレイの検査
 ※5 北茨城市―
 図―5 福島、茨城県境付近での8月以降(採取日)のマガレイの検査結果

 福島県の検査では16個全数が検出限界未満で低く出ています。茨城県の検査は2件中1件でセシウム、福島県漁連は5件中3件でセシウムが見つかってます。また値も1キログラム当たりの最高値で
 北茨城市産(茨城県検査)で3.6ベクレル
 いわき市産(福島県漁連検査)で5ベクレル
で福島県漁連の検査が高く出ています。
 茨城県の検査と福島県漁連の検査は整合性が採れていますが、福島県の検査は整合性がなく、低く出ています。福島県の検査は実態より低くでます。福島産品は確り検査されていて安全だと福島県は主張していますが(14)、検査そのものに問題があるので(12)、このような主張は成立しません。
 なお、北茨城市のいわき市にマガレイの名誉の為に書くならこの程度のセシウムは問題ないと思います。でもストロンチウム90は知りません(15)。

<余談>
・原発事故から3年半を過ぎてもセシウム濃度が安定せず高くなることもある福島産
・「監視役」が機能しなくなり好き放題が可能な検査で出荷される福島産
・他とは合わない低い値しか出ない検査で出荷される福島産
これでは「食べて応援 あの世行き」です(16)。(=^・^=)は
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれは(=^・^=)だけではないみたいです。
brg141015d.gif
 ※(17)をキャプチャー
 図―6 福島も実りの秋(18)、でも福島産がない福島県いわき市のスーパーのチラシ



―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)中の「在来・バーレー種 葉たばこ(乾燥済)の放射性物質 検査結果(2014年産)」
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(第900報) |報道発表資料|厚生労働省
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月1週)―伊達のあんぽ柿から基準の2倍超のセシウム、で
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省 
(8)2013年 国産葉たばこに関する放射性物質の購買前検査完了について | JT ウェブサイト中の「在来・バーレー種 葉たばこ(乾燥済)の放射性物質 検査結果(2013年産)」
(9)国立医薬品食品衛生研究所
(10)セシウム - Wikipedia
(11)同位体 - Wikipedia
(12)めげ猫「タマ」の日記 フクシマは食べませんが19.6%に増加―当然です―
(13)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(14)県産食品の安全・安心を確保する取組み | ふくしま 新発売。
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島県沖シラス漁再開―ストロンチウム90は9ベクレル?―
(16)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(17)ヨークベニマル/お店ガイド
(18)ミスピーチキャンペーンクルーのブログ 実りの秋
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  1. 2014/10/15(水) 21:19:55|
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  1. 2014/10/16(木) 15:41:23 |
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