、 文部科学省が発表した「放射線に関する副読本」(1)に「炭素14の放射能の量を調べる「放射性炭素年代測定法」で遺跡から出て来た土器などの年代を調べています。 これは、土器などに含まれている炭素14の長い半減期(5730年)を利用して年代を測定する方法です。」(中学生向けでは、18頁)と書いてありました。
本当かなと、思って「猫」なりに調べてみました。そしたら、質量分析とでした(2)。原子を重さ別に分けて、その数を数え、比率から年代を推定しているそうです。で、割合からなぜ分かるとゆうと、古いものほど炭素14の割合が少なくっています。どうして比率が分かるかとゆうと、木の年輪などから、何年前にできたかはっきり分かる部分を採取して、炭素14の割合を調べているそうです(2)。
炭素は、炭素12、13、14等がありますが、すべて重さ(質量)が違います。電気を持たせてスピードをつけ、磁石の下を通すと曲がりますが、重いほど曲がり方が少なくなるので、分離できます(2)。これが、質量分析法の原理です。
<余談1>
質量分析の分野では、島津製作所の田中耕一さんが、質量分析ができるように、効率よくタンパク質を分解する方法を見つけノベール賞を受賞しています(3)。
<余談2>
学校に通っているみなさん。先生からこの説明があったら、田中耕一さんの研究がどのように放射線と関係があるか聞いてみてください。
<余談3>
文部科学省の副読本がひどいので、「猫」なりに、
めげ猫放射線の解説(3)を作ってみました。暇なら見てください。またご批判や説明不足(読んでもわからない)もあると思いますのでご連絡いただければと思って―ます。
―参考にしたサイト様―
(1)
放射線等に関する副読本の作成について(2)
C-14年代測定(3)
田中耕一 - Wikipedia
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- 2011/10/17(月) 22:30:48|
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