めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月2週)―福島のシイタケは2ベクレル、でも茨城は20ベクレルー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、をまとめてみましたお買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1,710 件中13件の基準値超え(全体の1%)
  ②平均は、1キログラム当たり5ベクレル、最大530ベクレル(宮城県産イノシシ)。
  ③基準超の食品が岩手、宮城、福島、群馬、埼玉
で見つかっています。
放射性セシウムまとめ11月1週
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2014年11月2週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.福島のシイタケは2ベクレル、茨城は20ベクレル
 寒い日が続いています。鍋物が美味しい季節です。(=^・^=)は鍋物にはシイタケや春菊は欠かせないとおもいます。シイタケには天然の木で成長させる原木栽培とオガクズなどに米糠などの栄養源を混ぜた人工の培地で栽培する菌床栽培があります(7)(8)(9)。茨城県産の原木(栽培)シイタケの結果が発表になったので比較してみました。11月の発表(1)を(=^・^=)なりに集計すると、1キログラム当たりの値で
 ①福島産(福島県検査)
  平均2ベクレル、最大7ベクレル、検査数16(うち10件は検出限界未満:ND)
 ②茨城産(茨城県検査)
  平均20ベクレル 最大42ベクレル 検査数8(全数セシウム入り)
 ③茨城産(国立医薬品食品衛生研究所検査)
  平均33ベクレル 最大53ベクレル 検査数3(全数セシウム入り)
福島産のシイタケは平均2ベクレルで、茨城産のシイタケの10分1のセシウム含有量です。感覚的なおかしな値です。(=^・^=)なりに原因を考えていました。
 ①茨城県の検査が高く出ることはあり得ません。
  茨城産は茨城県と国立医薬品食品衛生研究所で検査されます。平均値を比較すると
   茨城県検査 平均20ベクレル
   国立医薬品食品衛生研究所 平均33ベクレル
で、茨城県の検査と国立医薬品食品衛生研究所の検査に大きな違いはありません。茨城県の検査はそこそこ正しいと思います。
 ②福島県の検査は低くでる。
  原木シイタケだけでなく他のものではどうか比較すれば分かります。地図でみると福島県いわき市と茨城県北茨城市は県境を挟んで隣接しています。
福島・茨城沿岸部
 ※(10)で作成
 図―2 茨城・福島沿岸部

茨城県も福島県もマダラの検査を実施しています。以下に9月以降、11月10日発表分までのマダラのセシウム濃度の推移を示します。
北茨城市より低く出るいわき市のマダラのセシウム
 ※1 (1)を集計
 ※2  NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す。
 ※3  日付は採取日
 図―3 福島・茨城沿岸部のマダラのセシウム濃度推移

常識的に考えれば福島第一原発に近い福島県いわき市のマダラの方がセシウム濃度が高くなくてはいけません。検査の概略を記すと1キログラム当たりの値で
 北茨城市産マダラ(茨城県検査)
  平均5.1ベクレル 最大42ベクレル 検査数51(うち12件は検出限界未満:ND)
 いわき市産マダラ(福島県検査)
  平均2ベクレル 最大10ベクレル 検査数10(うち8件は検出限界未満:ND)
福島県いわき市産のマダラは低くでています。マダラを見ても原木シイタケを見ても福島県の検査は大幅に出ます。福島県の検査は低くでるのは間違いと思います。
 福島県は福島産は確り検査しているので「安全」と主張しているようですが(11)、検査そのものに問題があればこのような主張は成立しません。今日(11月11日)で現福島知事が退任され、明日から新しい福島県知事が誕生します(12)。(=^・^=)は検査体制を見直して「安心」して福島産を食べれるようして欲しいと新しい知事さんにお願いしたいと思います。でも無理な気がします。あるいはもっと酷くなるかもしれません。次期知事の内堀雅雄氏はお役人の出身です(13)。お役人の習性として安全であろうが無かろうが「安心」「安全」と「風評被害」を連呼しそうな気がします(14)。

2.放射性物質汚染の酷い主産地を避けて検査される福島県産「春菊」
 福島県は福島産春菊は「安全」であると主張しています(15)。
検査しているので「安全」と主張する福島県
 ※(15)をキャプチャー
 図―4 福島産「春菊」は検査しているので安全であると主張する福島県。

 でも心配なので検査状況を調べてみました。以下に福島県の市町村別の春菊の生産量を示します。
春菊の生産量
 ※1(16)を集計
 ※2 2006年
 図―5 福島県の市町村別春菊出荷量

 この中で一番気になるのが福島県伊達市です。以下に図―5に出て来る市町村の位置を示します。
福島県の春菊の産地
 ※(10)(16)で作成
 図―6 福島県の「春菊」の主産地

 福島県伊達市は福島県北部の市で避難地域に隣接し、市内には放射線量が人が住むには相応しくないほどに高い「特定避難勧奨地点」が点在していました(17)。避難地域を除く人の住んで農業を営む場所としては、最も放射性物質汚染の酷い所です。そして図―5に示すように福島県最大の「春菊」の産地でもあります。
 福島県伊達市を活動地域とする農協のJA伊達みらいによると、10月位から「春菊」のシーズンが始まりました(18)。検査されているか心配です。以下に今シーズン(9月以降)の福島県春菊の検査数を示します。
主産地伊達を検査が少ない福島県の春菊検査
 ※(1)を集計
 図―7 福島県産「春菊」の検査状況

 福島県第一位の生産量を誇り、放射性物質汚染の酷い伊達市の検査数はたった1件です。これでは検査しているから「安全」なんどとの主張は成立しません。
 でも主産地の検査を避けるのは福島県の常とう手段だと(=^・^=)は思います。今年(2014年)の例を見ると、
 ①6月27日 主産地の福島市、伊達市、国見町、桑折町を検査せずに「桃」の安全宣言(19)
 ②8月12日 主産地の福島市、伊達市を検査せずに「ブドウ」の安全宣言(20)
 ③8月22日 主産地の福島市を検査せずに「梨」の安全宣言(21)
 ④8月29日 主産地の福島市、伊達市、須賀川市を検査せずに「リンゴ」の安全宣言(22)
 ④9月26日 主産地の福島市、伊達市、須賀川市を検査せずに「洋ナシ」の安全宣言(23)
なんて事をやっています。
 さらに不安なことは伊達市、桑折町、国見町を活動範囲とする農協のJA伊達みらいは「放射性物質全戸検査を実施しています。」と主張しています(24)。JA伊達みらいによると春菊は260戸の農家で栽培されているそうです(18)。いうことは260件の検査データが必要です。しかし、JA伊達みらいが公表している検査結果は51件です(25)。もっと不思議な事はJA伊達みらいもメンバーである「ふくしまの恵み安全対策協議会」は福島県内の生産者等による自主検査結果を取りまとめ公表すると主張しています(25)。そこでJA伊達みらい活動範囲ないの「春菊」の検査結果をみたら僅か7件(伊達市7、国見町0、桑折町0)でした。JA伊達みらいは全戸検査を実施すると宣言しているので、農家戸数と同じ280件の春菊の検査結果がなければいけませんが、自ら発表している検査結果は51件、JA伊達みらいも参加している「ふくしまの恵み安全対策協議会」の検査結果は僅かに7件で、まったく数字が合いません。結局は産地の自主検査は実施すると言っているだけで「実態」は不明だと思います。

3.再上昇する富岡町産シロメバルの放射性セシウム濃度
 福島県富岡町(とみおかまち)は、福島県双葉郡の中心にある町で、東京電力福島第二原子力発電所があります。2011年に発生した福島第一原子力発電所事故の影響により、全域が避難区域になりました(28)(29)。富岡町産のシロメバルの放射性セシウム濃度が9月位から再上昇しています。
再上昇するシロメバルのセシウム濃度
 ※1(1)を集計
 ※2  NDは検出限界未満(セシウムが見つからない事)を示す。
 ※3  日付は採取日
 図―8 富岡町産のシロメバルの放射性セシウム濃度

 一度下がっても、再び上昇し基準超えを起こすことは福島産では十分にあり得ることを示しています。


<余談>
・実態より低い値しか出ない検査で出荷される福島産
・主産地を避けて検査される福島産
・自主検査の実態が不明な福島産
・セシウム濃度が下がっても、また上がることがある福島産
これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」って感じです(30)。(=^・^=)は
「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれは(=^・^=)だけではないみたいです。福島県郡山市は2005年に新潟市が合併して大きくなる前は、市としては全国一の米の生産額であったそうです(31)。そこで取れるお米は大変に美味しいそうです(32)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには他県産米が載っていました。
福島県外産米が載っている福島県郡山市のチラシ
 ※(33)をキャプチャー
 図-9 他県産米が載っている福島県郡山市のスーパーのチラシ


―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第904報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月1週)―福島島産の「納豆」からセシウム、でも福島県の検査は全数NDー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)シイタケ - Wikipedia
(8)原木栽培 - Wikipedia
(9)菌床栽培 - Wikipedia
(10)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング (平成25年11月2日~19日測定)」
(11)県産食品の安全・安心を確保する取組み | ふくしま 新発売。
(12)佐藤知事11日退任 内堀氏、12日初登庁 | 県内ニュース | 福島民報
(13)内堀雅雄 - Wikipedia
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島県域を復興しないと役人は失業する。
(15)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/136KB]」
(16)統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103中の「9-2 野菜(葉茎菜類) ⇒福島県」
(17)みんゆうNet 政府の「特定避難勧奨地点」指定状況
(18)春菊 - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ
(19)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月)―主産地を検査せず安全宣言を出す福島県ー
(20)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月2週)―汚染食品がマーケットの流出!12日間も秘匿する安倍出戻り内閣ー
(21)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月3週)―宮城のスズキは180ベクレル、福島は120ー
(22)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月)―天皇には食べされても子供には食べさせらない福島の「桃」ー
(23)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月5週)―主産地を検査せず安全宣言を出す福島県ー
(24)農作物放射性物質全戸調査の取り組み - JA伊達みらいのホームページ
(25)農作物自主検査の結果 - JA伊達みらいのホームページ中の「他の農作物の検査結果 PDFで、ご覧いただけます。●検査一覧(H26.09.01~H26.09.30)」
(26)ふくしまの恵み安全対策協議会
(27)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(28)富岡町 - Wikipedia
(29)みんゆうNet 避難区域再編・「帰還困難」「居住制限」「避難指示解除準備」区域
(30)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(31)郡山市 - Wikipedia
(32)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(33)AEON | 店舗情報 | イオン郡山フェスタ店
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  1. 2014/11/11(火) 19:32:25|
  2. -
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  4. | コメント:0
<<福島県郡山市の1-10月の死者数は7%増(対2010年比)、でも増えていないところもある。 | ホーム | 福島亡命役場>>

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