文部科学省が作った「放射線等に関する副読本」に、食品に含まれる放射性カリウムのベクレル数が書いてありました(1)。そこで、サイトを調べたら、食品中の放射性カリウムの量を、計算しているサイトを見つけました(2)ので、そこの値と比較してみたいと思います。単位はすべて1キログラム当たりのベクレル数(Bq/kg)です。
ホウレンソウ 副読本では200Bq/kgですが、私が見たサイト(2)では148Bq/kgで
副読本が35%近く高く出ています。
ごはん(玄米)、副読本では30Bq/kgですが、私の見たサイト(2)では28Bq/kgで
副読本が7%ほど高くでてます。
お魚は副読本では、100Bq/kqですが、私の見たサイト(2)では、さけ(生)は103Bq/kgで
ほぼ同じでしたが、サンマは60Bq/kgですので、副読本の方が67%も高く出ています。
そして、牛肉は副読本では100Bq/kgですが、私の見たサイト(2)もほほ同じ102Bq/kgでした。
「放射線に関する副読本」はたんだか、カリウムの放射線が高めにでています。それだけならいいのですが、同じベクレル数でも、体にたいする影響はセシウム137の半分程度みたいです。私の見たサイト(2)には、セシウム137に換算した値も書いていましたが、半分の値です。
カリウムは大切な栄養素です。カリウムの放射線を過大に書いて、カリウムの摂取を避けるようになったら大変です。文部科学省の人はそこまで考えたのでしょうか?
このサイトを見た生徒のみなさん、先生に聞いてみてください。副読本にはポテトチップスの放射性カリウム濃度が400Bq/kgで、セシウムで汚染された牛肉とほとんど同じなのに、ポテトチップスはOKで、牛肉はだめなのかって・・・
<余談1>
私の見たサイト(2)の値は、私も計算してみました。あたりまですが同じ値になりました。成形品タイプのポテトチップスの放射能の量はセシウム137換算で、1キログラムあたり137ベクレルでした。これなら、暫定基準値に比べ十分に低いし、カリウムは放射性セシウムとは違い、大事な栄養素です。メリットの方がはるかに高,いと思います。
<余談2>
文部科学省の副読本がひどいので、「猫」なりに、>
めげ猫放射線の解説を作ってみました。暇なら見てください。またご批判や説明不足(読んでもわからない)もあると思いますのでご連絡いただければと思って―ます。
(1)
放射線等に関する副読本の作成について(2)
食品の中のカリウム40 | 放射線が目にしみる
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- 2011/10/20(木) 22:04:46|
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