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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

TGCも効果無し―福島を去って行く若い女性達―

 福島県の10月中の人口動態が発表されました(1)。福島県に転入した人と転出の差である社会的増減(2)が4月以降は9月を除きすべての月でプラスです。でも増えたのは中年男で若い女性の社会減は止まりません。これでは福島県の未来は無くなります。
 以下に2011年以降の福島県の社会増減を示します。
福島の社会的増減
  ※(1)を集計
 図―1 福島県の社会的増減

 福島第一原発以降はずっと社会減(転出者が転入者より多い状態)が続いていましたが、今年4月以降は概ね社会増(転入者が転出者より多い状態)が続いています。ただ年齢別、男女別にみると大きな差があります。以下に今年(2014年)4月から10月までの年齢別、男女別の社会的増減を示します。
若い女性は出て行き中年男が増える福島の人口動態
 ※(1)を集計
 図―2 福島県の年齢別、男女別社会的増減(2014年4月から10月の累計)

 増えているのは中年男で20代前半の若い女性は減少が続いています。中年男が65歳以上になれば、福島県の高齢化率を上昇させる要因になり福島の未来にはマイナスかもしれません。一方、若い女性は子供を産み福島を次世代に繋ぐ大切な存在です。以下に各年1-10月の20代前半の社会的な増減を示します。
若い女性の転出が止まらない福島県
 ※(1)を集計
 図―3 福島県の20代前半社会的増減(各年1月から10月の累計)

 福島原発事故のあった2011年は男女とも減少しています。その後、男性は改善の傾向がありましすが女性の社会減は止まりません。その結果、男性と女性のバランスは崩れています。女性100人に対する男性の人数を性比と呼ぶそうですが(3)、以下に推移を示します。
うなぎ上りの福島の性比
 ※(1)を集計
 図―4 福島県の20代前半の性比

 福島第一原発事故以降はどんどん上昇しています。上昇傾向が止まらないので、20代の前半の男性が結婚するであろう数年後には相手となるべき女性がいなくなりそうです。無論、福島県外からは無理です。女性がいなくなり子供が生まれなる未来の福島県は男性と老人の県にります。以下に(=^・^=)が推計した福島県の人口と高齢化率の予想を示します。
高齢化が進むであろう福島
 ※1(1)の値を用いて集計
 ※2 集計方法は(4)による。
 図―5 福島県の将来の人口と高齢化率((=^・^=)の推計)

 今のところ福島第一原発の廃炉は40年程度と東電は主張しています(5)。廃炉は遅れているので(6)、その通り行くかは分かりませんが、廃炉が終わるであろう2050年頃には福島県の高齢化率が50%近くに達します。高齢化率が50%を超えた集落を「限界集落」と呼ぶそうですが(7)、福島の未来は「限界県」です。
 福島県もこの事態は気にしているはずです。今年(2014年)にはどう見ても若い女性にターゲットを絞った福島県郡山市でTGC(東京ガールズコレクション)が開催しました(8)。それから半年たちますが「効果」はなかったようです。

<余談>
 福島県の女性はお隣の茨城や宮城に比べても大変に綺麗だと(=^・^=)は思います。
brg140925d.gif
 ※(9)を転載
 図―6 福島県郡山市で開かれたTGCに登壇する福島県の綺麗な女性

新天地でも歓迎されると思います。
 2014年11月26日付の福島県の地方紙「福島民報」は「【帰還意識】安全が最も基本の要素(11月26日)」との表題で
「原発事故から3年たっても「安全」が最上位なのは、安全と感じられない人が依然多いことを意味する。」
と論じています(10)。この社説は避難者について扱ったものですが、避難せずに福島に残った方も同じだと思います。福島県は福島県産米は全数検査されており安全だと主張しています(11)。そして福島のお米は美味しいそうです(12)。でもスーパーのチラシをみると確り他県産米です(13)。
福島県外産米が載っている福島のスーパーのチラシ
 ※(13)を抜粋
 図―7 他県産米だけが載っている福島市のスーパーのチラシ

 福島の方も(=^・^=)と同じように「福島産」に不安を覚えていると思います。これから子供を産むであろう福島県の女性はチャンスがあれば、福島を出ていきたいと思うのは当然だと思います。これからも若い女性の流出は止まらないと思います。
 (=^・^=)は福島の方が、福島原発事故前と同じレベルで「安心」で「豊な」生活が取り戻せるなら福島から移住するのも選択肢の一つだと思いまし、それなりの支援があってしかるべきだと思います。でもそれでは福島のお役人が困るみたいです(14)。

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成26年11月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)社会増減とは - 流通用語 Weblio辞書
(3)性比とは - 人口統計学辞書 Weblio辞書
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島県は消滅自治体
(5)廃炉カンパニーについて|東京電力
(6)東京新聞:核燃料取り出し遅れ 東電追認 実体なき「廃炉工程」鮮明:社会(TOKYO Web)
(7)限界集落(げんかいしゅうらく)とは - コトバンク
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島を去っていく若い女性達―TGCも効果なし-
(9)めげ猫「タマ」の日記 原発事故から3年半―若い女性が逃げ続ける福島県
(10)【帰還意識】安全が最も基本の要素(11月26日) | 県内ニュース | 福島民報
(11)めげ猫「タマ」の日記 今年(2013年)もデタラメ―福島県産米全袋検査
(12)福島米の特長|JA全農福島 ふくしまの米
(13)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島県域を復興しないと役人は失業する。
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  1. 2014/11/26(水) 19:46:40|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

おお!

福島のねーちゃんも子連れヤングママさんも健全だなあ!ほっとするね。関東も、きっと同じだろうね。
  1. 2014/11/26(水) 21:32:43 |
  2. URL |
  3. 田中冽 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

減っているならまずよかったです

こんばんは。
いつも良い記事をありがとうございます。。。いつも同じことしか書けなくてすみません。

福島で若い女性が減ってくれているなら本当にホッとします。
14歳以下の子供が増えているようで、それも減ってほしいです。

20mSvの被曝をしても、性別、年齢によって、影響の出方は違うとあります。
若い方が影響を受けやすい、男性より女性の方が、受けやすいという資料もあります。
20mSvでの発がんリスク上昇が、30歳男性に比べて、5歳の少女は5倍、乳幼児の女の子は7倍。
同年齢の男の子と比べ、女の子の場合、リスクはほぼ2倍。
http://kobajun.chips.jp/?p=1958
(動画の10:30くらいからグラフも出てきます)
  1. 2014/11/27(木) 00:29:44 |
  2. URL |
  3. 身内に被爆者がいたもの #YOiJM49g
  4. [ 編集 ]

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