めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県二本松市の2014年10月の死者数1.5倍(対2010年)―でも増えていない所もある

 福島県の10月中の人口動態が発表されました(1)。二本松市の死者数は
 原発事故前の2010年10月は50人
 原発事故後の2014年10月は74人
で1.5倍に増えています。でも同じ福島県内でも南会津郡は2010年10月が30人、2014年10月37人が、それ程には変っていません。
  福島県二本松市(にほんまつし)は、福島県を代表する城下町のひとつに数えられ、観光の市として特色を出しています。一方、福島原発の避難区域に隣接し二本松市自体も放射性物質に汚染され、人が住む場所としては最も放射性物質汚染の酷い市の一つです(2)。以下に今年の福島県産イノシシのセシウム濃度をしめします。
イノシシ汚染ベスト5(2014年)
 ※(3)を集計
 図-1 福島県内各市町村のイノシシのセシウム濃度(2014年最高値)

 ベスト5中の二本松市以外の4市町村(葛尾村、富岡町、南相馬市、飯舘村)は避難区域があり(4)、人が住む場所としては最もイノシシの放射性セシウム汚染が酷い市町村です。
 一方、2012年産米からは基準値を超える1キログラム当たり110ベクレルのセシウム汚染米が見つかる等の食品の放射性物質汚染も酷いと思います。それでも学校給食にお米を含む福島産を使用しており(5)、フクシマ汚染食品に対する抵抗感は少ないと市だと思います。
 福島県南会津郡は福島県の南西の外れにあり、本州にある郡としては最も面積が広い郡です。一方、福島第一原発からは100km以上は離れており、福島県内では最も放射性物質汚染の低い場所です。また会津鉄道(含むの野岩鉄道)や只見線で東京方面と結ばれており、福島県内にあっていわゆる「フクシマ」を通らずに東京方面に抜ける方が便利です。福島県内でも被ばくリスクが少ない所だと思います(2)。
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 ※(2)を転載
 図ー2 二本松市と南会津郡
二本松市は放射性物質に汚染されても、フクシマ産を食べ続ける不思議な市で、南会津郡は福島県内でも最も被ばくリスクの少ない地域だと思います。
 以下に二本松市の各年10月の死者数を示します。
1.5倍に増えた二本松市の10月死者数
※(1)を集計
 図―3 福島県二本松市の各年10月の死者数

 原発事故前の2010年10月の死者数    50名
 原発事故3年半後の2014年10月の死者数 74名
で1.5倍に増えています。以下に南会津郡の各年9月の死者数を示します。
死者数がそれ程には増えていない南会津郡
 ※(1)を集計
 図―4 福島県南会津郡の死者数


 原発事故前の2010年10月の死者数    30名
 原発事故3年半後の2014年10月の死者数 37名
で二本松市程のは変っていません。
 ただ一ヶ月では統計誤差が多きので、各年3~10月中の死者数を纏めてみました。
死者数が有意に増えた二本松市
 ※(1)を集計
 図―5 福島県二本松市の各年3~10月の死者数

 原発事故前の2010年3月から10月の死者数   447名
 原発事故後3年の2014年3月から10月の死者数 525名

で17.4%増えています。偶然に起こる確率を計算したら1.2%なので、偶然とは考えにくいと思います。な

お南会津郡は
 原発事故前の2010年3月から10月の死者数   317名
 原発事故後3年の2014年3月から10月の死者数 301名
で統計誤差の範囲ですが、死者数が減っています。
 原発事故から4年近く経っても、放射性物質汚染が酷い場所では有意に死者は増えています。

<余談>
 (=^・^=)は以前の福島県郡山市の死者数が7%増えたとの記事を書きました(6)。でも二本松市は17%増です。何が違うか考えてみました。以下に熊さんの放射性セシウム濃度(平均)と2014年3-10月の2010年同期(原発事故前)に対する死者数の増加率を以下に纏めてみました。
熊さんのセシウム濃度に比例して増える死者数
  ※1(1)(3)(7)で作成
  ※2 集計期間は3-10月
  ※3 セシウム濃度は熊さんの平均
 図―6 熊さんのセシウム濃度(平均)と死者数増加率

 福島県の地方紙の福島民友は11月27日の社説で福島の現況を「風評被害」と主張していました(8)。でもデータを見る限り「実害」です。(=^・^=)は怖くて「フクシマ」には近づけません。(=^・^=)は
「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ三原則を決めています。でもこれは(=^・^=)だけではないみたいです。福島は今、柿とリンゴのシーズンみたいです(9)。しかも二本松市のリンゴは美味しいそうです(10)。でも福島県南会津町のスーパーのチラシ載っていたのは他県産の柿とリンゴでした(11)。
福島は柿、リンゴのシーズン、スーパーのチラシは他県産
 ※(11)を抜粋
 図-7 福島県産でなく他県産の柿やリンゴが載っている福島県南会津町のスーパーのチラシ

以下に偶然に起こる確率の計算結果を記載します。
 
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(12)による。
死者数の有意差検定表

-参考にしたサイト様および引用した過去の記事‐
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(2)めげ猫「タマ」の日記 福島県二本松市の2014年9月の死者数20%増(対2010年)―でも増えていない所もある
(3)報道発表資料 |厚生労働省
(4)みんゆうNet 避難区域再編・「帰還困難」「居住制限」「避難指示解除準備」区域
(5)学校給食の放射性物質簡易測定の結果(平成26年度) - 二本松市ウェブサイト
(6)めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の1-10月の死者数は7%増(対2010年比)、でも増えていないところもある。
(7)郡山市の現住人口/郡山市
(8)みんゆうNet -社説・福島民友新聞社-
(9)ミスピーチキャンペーンクルーのブログ 福島FM大感謝祭!〜国見町〜
(10)羽山のリンゴ(ふじ) - 二本松市ウェブサイト
(11)ヨークベニマル/お店ガイド
(12)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
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  1. 2014/11/27(木) 20:32:59|
  2. -
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