めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月3週)―福島のマダラは出荷制限解除、大丈夫?ー

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。1月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1067件中28件の基準値超え(全体の3%)
  ②平均は、1キログラム当たり25ベクレル、最大10,000ベクレル(福島産イノシシ)。
  ③基準超の食品が福島県のみで見つかっています。
福島産イノシシから1万ベクレル他
  ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年1月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.福島のマダラは出荷制限解除、大丈夫?
  福島県沿岸を除く沖合の「マダラ」の出荷制限が解除されました(7)。でも心配です。茨城県北茨城市の北部は福島県に隣接しています。
福島・茨城沿岸部
 ※(8)等で作成
  図―2 茨城・福島沿岸部

双葉郡には福島第一原発があります。福島県は双葉郡の茨城県は北茨城市のマダラの検査を行っています。以下に福島県双葉郡と茨城県北茨城市のマダラの検査結果を示します。
北茨城市より低い双葉郡のマダラのセシウム濃度
 ※1 (1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す。
 ※3 いわき市産は福島県が検査、北茨城市産は茨城県が検査
 ※4 集計期間は2014年8月1日以降の捕獲分から15年1月19日発表分まで
 図―3 いわき市、北茨城市のマダラの検査結果

 茨城県北茨城市の検査ではそれなりのセシウムが見つかっていますが。福島第一原発が立地する双葉郡の検査では全数(13件)で検出限界未満(ND)です。福島第一原発に近づくと放射性セシウム濃度は下がるのでしょうか?茨城県の沿岸部は北から北茨城市、高萩市、日立市、大洗町の順で並んでいます。
茨城県沿岸部
 ※(9)に加筆
 図―4 茨城県沿岸部

 この4市町村のマダラのセシウム濃度の昨年8月以降の平均値を集計してみました。
福島第一に近づくに連れ上昇する茨城県のマダラのセシウム濃度
 ※1 (1)を集計
 ※2 集計期間は2014年8月1日以降の捕獲分から15年1月19日発表分まで
 ※3 NDは検出限界未満を示す。
 図―5 茨城県のマダラのセシウム濃度(平均値)

 福島第一原発に近い北の市町村ではセシウム濃度が高くなっています。



茨城県の検査が高くでるか、福島県の検査が低くでるかです。以下に2014年度中の福島産の福島県と福島県外の検査を比較を示します。
福島県の検査値は福島県外の15%
 ※1(10)を転載
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 ※3 厚生労働省の2014年中の発表(1)を集計
 図―6 福島産の福島県と福島県外の検査結果の比較

 福島産を福島県が測ると大幅に低く出ます。福島県の検査は他に比べて大幅に低くでるデタラメな検査です。この検査結果を元に安倍出戻り内閣は「安全」として、出荷制限を解除しました。

2.福島市のイチゴ園開園1週間、検査はしていません。
 福島県福島市のイチゴ園が1月10日に開園してから1週間が経過しました(11)。ちゃんと検査しているか心配なので、福島県が運営するデータサイトで検査結果を調べてみました(12)。
検査結果が表示されない福島市産イチゴ
 ※(12)を抜粋
 図―7 福島県福島市のイチゴの検査結果

 検査結果が出て来ません。でも福島県は他ではイチゴの検査はしているようです。以下に福島県の2014年11月以降、15年1月19日発表分までのイチゴの検査状況を示します。
福島市・伊達市・飯舘村の検査がない福島のイチゴ
 ※2 イチゴのマーク1つが1件の検査
 ※3 集計期間は2014年11月から15年1月19日発表分まで
 図―8 福島県の今シーズンのイチゴの検査状況

 なんか放射能汚染の酷い県北地域(福島市、二本松市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、川俣町)(13)や今シーズンからイチゴ栽培が再開された避難区域内の飯舘村(14)の検査は避けている感じです。特にイチゴ園が開園された福島市(11)や190戸の農家さんが栽培してると地元の農協が主張する伊達地区(15)(16)では検査がありません。
 福島市産イチゴを食べる勇気ある女の子
※(17)をキャプチャー
 図―9 県の検査結果のないイチゴを食べる勇気ある福島の女の子

大丈夫ですかね?福島県はやばそうなところの検査を避けているみたいです。

3.富岡町のシロメバルのセシウム濃度は上昇中
 福島県富岡町は福島第一原発の直ぐ南にある町です(図-4参照)。富岡町役場によれば「花と緑があふれる町」だそうですが(18)、(=^・^=)には「放射能があふれる町」に見えます。富岡町産のイノシシから1キログラム当たり1万ベクレルのセシウムがみつかりました(19)。それより気になったのはシロメバルのセシウム濃度です。以下に富岡町産シロメバルのセシウム濃度の推移を示します。
上昇を続ける富岡町シロメバルのセシウム濃度
 ※(1)を集計
 図―10 富岡町産シロメバルのセシウム濃度
 
 確り上昇しています。富岡町は漁業の町(20)、富岡町の役人さんは町の再興に向けて頑張っているようですが(21)、大丈夫ですかね?

<余談>
 福島産を避ける行為を「風評被害」と東電は主張しているようですが(22)、
  ・低く出てるデタラメな検査で「安全」とされ出荷制限が解除される福島産
  ・怪しげなところの検査は避けて「安全」とされる福島産
  ・セシウム濃度が上昇することもある福島産
これでは「福島産 食べて応援、あの世行き」です(23)。(=^・^=)は
 「行かない」「買わない」「食べない」
のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないみたいです。福島県郡山市は福島県最大のお米の産地です(24)。とっても美味しいそうです(25)。福島のお米は全袋検査が実施され安全だそうです(26)(27)。しかも今年度産米は去年よりお求めやすい価格になっているそうです(28)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島米は載っていません(28)。
他県産はあっても福島産米がない福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(28)をキャプチャー
 図―11 福島米が載っていない福島県郡山市のスーパーのチラシ

 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第913報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月2週)―福島米全袋検査75ベクレル以上は2袋、精密検査は1袋ー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の解除 |報道発表資料|厚生労働省
(8)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング (平成25年11月2日~19日測定) 平成26年03月07日」
(9)地理院地図
(10)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2014年)―福島産は他で測れば10倍に!ー
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島市イチゴ園開園―でも検査はありません―
(12)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「イチゴ」および「イチゴ(施設)」と「福島市」で検索
(13)県北地域の概要 - 福島県ホームページ
(14)復興庁 | イチゴの出荷再開(福島県飯舘村)[平成26年7月31日]
(15)いちご - みらいのフルーツ - JA伊達みらいのホームページ
(16)伊達市 (福島県) - Wikipedia
(17)福島市のいちご園オープン、地元園児たちがイチゴ狩り楽しむ(福島15/01/10)FNNLocal
(18)福島県富岡町|花と緑があふれる町
(19)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:115KB) ⇒No316」
(20)富岡町 - Wikipedia
(21)富岡町災害復興計画【各種手続き・申請・お知らせについて】 | 富岡町役場
(22)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(24)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月4週)―福島の春菊からセシウム、でも福島県の検査は159件すべてNDー
(25)JA郡山市の米「あさか舞」(コシヒカリ・ひとめぼれ)ネット通販サイト
(26)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)―福島全袋検査はデタラメ満開ー
(27)JA郡山市|お米センタートップページ
(28)14年産米概算金、暴落 東北まとめ | 河北新報オンラインニュース
(29)AEON | 店舗情報 | イオン郡山フェスタ店
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2015/01/20(火) 19:54:28|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

貴重なまとめ情報をありがとうございます。
ところで、
福島の土壌は、だいぶ汚染されているのでしょう。
そこで生産されたものを食べることを不安に思います。同時に、その汚染された土壌を耕したりで、土ぼこりを吸っているお百姓さんは大丈夫なのでしょうか。
国と東電が農業者に責任を負いたくないために、食べて応援キャンペーンをしているようにも見えます。
福島を応援する気持ちは有ります。でも、食べて応援は長い目で見れば、仇になる親切心なんだろうと、心を鬼にして、福島産を買わないようにしています。
原発事故以来、私たちが経験で積み上げてきた価値観や温情が、そのままでは『毒』として働く環境になってしまった・・・。そういう事なんだと思います。
  1. 2015/01/20(火) 21:42:46 |
  2. URL |
  3. なお #-
  4. [ 編集 ]

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