今日、関西電力のホームページ内に、大飯原子力発電所3号機のストレステストの結果が出ていました(1)。みてびっくりしました。
驚き1 兵庫県南部地震程度の地震にしか耐えらないのです。
地震で耐えらる加速度は、計算の結果
1260gal
です。そこで、地震の加速度を調べてみました。
中越沖地震 2048gal(原子力発電所内で観測)(2)
兵庫県南部地震 981gal (3)
そして、
東北太平洋沖地震 2933gal(4)
兵庫県南部地震にはたれられるかもしれませんが、東北太平洋沖地震や中越沖地震はダメみたいです。そのような地震は想定できないって、東京電力の原子力発電所では、すべて想定外の地震が起きています。
驚き2 不可解な津波対策
「(非常用電源は)津波の影響しない海抜30m以上に配備し円滑に<中略>給電できるようにあらかじめケーブルを敷設」と書いていました。ケーブルて、津波で流されないんでですか?
驚き3 おかしな図
したのような図がありました。

まるで、タービン建屋で原子炉格納容器や中央制御室を守っているみたいです。でも、空から見れば

隙間だらけす。原子炉格納容器も原子炉周辺建屋も独立に津波対策をしないと、意味がないと思います。地震が発生して、原子炉が停止すればタービンは、その意味を失います。たって、原子炉からタービンを回す程のエネルギーがでなくなります。でも、エネルギーはでるので、中央制御室で、うまくコンロトロールしないと、メルトダウンします。だから、中央制御室に防水対策しなと意味ないと思いまーす。
「猫」の結論
原子力発電所は、たびたび想定外の地震や津波に襲われています。だったら備える手は一つしかありません。せめて最近10年程度の地震や災害を調べ、これに耐えられるか耐えられないで、その良否を判断することだと思います。
大飯原子力発電所は過去10年間で日本で発生したと同規模の災害に耐えらか
評価項目1 地震→ 規格値0以下 → 結果2(東北太平洋沖地震、中越沖地震) → 判定 不良
評価項目2 津波→ 規格値0以下 → 結果1(福島第一原発の津波15m) → 判定 不良
総合判定 不良
現在(2011年10月27日)運転中の大飯原子力発電所2号機の運転の中止も行う事
なんて事になってしまいました。
―参考にさせて頂いたサイト様―
(1)
プレスリリース -大飯発電所3号機の安全性に関する総合評価に係る報告書の提出について- [関西電力](2)
柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia(3)
http://www.arkfirm.com/jishin/pdf/1-3acc.pdf(4)
http://www.bosai.go.jp/news/oshirase/20110315_01.pdf
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- 2011/10/28(金) 21:18:22|
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