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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月3週)―北茨城のムラソイは32ベクレル、福島いわきは9.7ベクレルー

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。2月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週も怪しげなデータがあります(4)。
  ①検査数1030件中0件の基準値超え(全体の0%)
  ②平均は、1キログラム当たり1ベクレル、最大75ベクレル(群馬県産ワカサギ)。
  ③基準超の食品は見つかっていません。実態がそうであれば大変うれしいことですが、検査を操作してこのような結果になるなら、大変怖いことだと思います。
基準超えが無いとする厚労省の発表
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年2月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.北茨城のムラソイは32ベクレル、でもいわきは9.7ベクレル
 茨城県北茨城市は茨城県北部の市で、北は福島県いわき市と接しています。
放射能に汚染されているフクシマ
  ※(7)にて作成
  図―2 本記事に出て来る市や町

  茨城県が検査した北茨城市産のムラソイ(魚)から1キログラム当たり32ベクレルのセシウムが見つかりました。でも昨年12月以降の福島県が検査したいわき市のムラソイは9.7ベクレルです。以下に推移を示します。
北茨城より低くでる福島いわき産ムラソイのセシウム濃度
  ※1(1)を集計
  ※2 日付は捕獲日
  図―3 ムラソイのセシウム濃度

 茨城県北茨城市産に比べ福島県いわき市産のムラソイのセシウム濃度が低くなっています。普通に考えれば、福島第一原発に近いいわき市産の方が高いはずです。どちらかの検査がおかしいはずです。先週は仙台市が検査した福島県産アサズキから1キログラム当たり27ベクレルのセシウムが見つかりました。でも、福島県の検査では6件全数で検出限界値未満(ND:セシウムが見つからない事)でした(4)。このような例は他にも沢山あります(8)。福島県の検査は他に比べて低くでるデタラメナ検査です。
 福島県は福島産は検査されており「安全」と主張しています(9)。でも検査そのもに問題があれば、このような主張は成立しません。

2.新地町の切干大根を検査しても、福島市は検査しない福島県
 福島県新地町は福島県沿岸部北部にある町で2011年3月の地震で大変な津波被害をうけましたが(10)、図-2に示す通り放射能汚染は他地域に比べてればマシな所です。一方、福島市は図―2に示す通りそれなりの放射能汚染があります。福島市産の切干大根から2012年2月の検査で1キログラム当たり3000ベクレルのセシウムが見つかりました(11)。それから2年、その後の検査結果が気になります。以下に福島県福島市と新地町産の切干大根の検査結果を示します。
新地は検査しても福島市は検査されない切干大根
※(1)を集計
 図―4 切干大根のセシウム濃度

 福島市の切干大根の検査は3000ベクレルのセシウムがみつかた後の検査結果がありません。しかも出荷制限はされていません(3)。でも放射能汚染のマシな新地町産の切干大根の検査は確りしています。福島県の検査は怪しげな産地を避けています。福島県は福島産は検査されており「安全」と主張していますが(9)、怪しげな産地を避けた検査ではこのような主張は成立しません。

3.検出限界値が上昇しザル化する福島県の検査
 (=^・^=)は以前に福島市のイチゴが検査されていない旨の記事を書きました(12)。その後、福島県は検査したようです。でもおかしな事があります。検査精度が去年に比べ落ちています。以下にに福島市産イチゴの検出限界値の推移を示します。
10ベクレル以上の検出限界値で検査される福島市産のイチゴ
 ※(1)を集計
 図―5 福島産イチゴの検出限界値

 「一般食品の新規制値である放射性セシウム(合算)が100Bq/kgです。 この規制値を満たす為には、定量検査を実施し、測定結果が100Bq/kgと出たとすると、この測定値が信頼できるものでなければなりません。 定量検査においては、測定の基準となる値(ここでは規制値である100Bq)が信頼性をもって測定できる為には、定量下限値は基準値の1/10である必要があります。 つまり、定量下限値が10Bq/kgであれば、測定値の100Bq/kgの信頼性が得られます。」(13)。逆の言い方をすれば検出限界値が1キログラム当たり10ベクレルを超える検査はまともな「精密検査」とは言えません。図―5に示すように福島市産イチゴの検出限界値はすべて1キログラム当たり10ベクレル以上です。まともな検査ではありません。福島県は福島産は検査されており「安全」と主張していますが(9)、精度不足の検査ではこのような主張は成立しません。


<余談>
 ・他より低く出る検査で「安全」とされる福島産
 ・怪しい物は避けた検査で「安全」とされる福島産
 ・精度不足の検査で「安全」とされる福島産
東京電力は福島産を避ける行為を「風評被害」と主張していますが(14)、(=^・^=)は「福島産 食べて応援、あの世行き」にならないか心配です(15)。福島県郡山市産米の全袋検査数は約150万袋で最多です(16)。福島県随一のお米の産地です。関東地方では終わったようですが、福島県内では今(2015年2月17日)も福島産米のテレビCMが流れているみたいです(17)。福島県郡山市産のお米は大変おいしいそうです(18)。検査されており「安全」だと福島県は主張しています(9)(19)。値段はお手頃です(20)。でも福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません(21)。
他県産はあっても福島米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(21)を引用
 図―6 福島米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市民を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第917報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月2週)―福島産アサズキから27ベクレル、でも福島県の検査は全数NDー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 」
(8)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2014年)―福島産は他で測れば10倍に!ー
(9)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(10)新地町 - Wikipedia
(11)食品中の放射性物質の検査結果について(第322報) |報道発表資料|厚生労働省
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島市イチゴ園開園―でも検査はありません―
(13)定量下限と検出下限の違い
(14)2015年1月16日(いわき市漁協組合員説明会資料)風評被害対策について(PDF 325KB)
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(16)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(17)福島県が制作したTOKIOの国分さんがご出演の「天のつぶ」TVCMを紹介します。 | ふくしま 新発売。
(18)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(19)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)―福島全袋検査はデタラメ満開ー
(20)14年産米概算金、暴落 東北まとめ | 河北新報オンラインニュース
(21)AEON | 店舗情報 | イオン郡山フェスタ店
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  1. 2015/02/17(火) 20:13:53|
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