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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

原発事故4年目も福島県郡山市の死者数は6%増(対2010年)―でも増えてないところもある―

 福島県郡山市の2015年2月中の人口動態が発表になりました(1)。(=^・^=)なりに集計すると
   原発事故直前の1年間の死者数   2,940人(2010年3月から11年2月)
   原発事故後4年目の1年間の死者数 3,105人(2014年3月から15年2月)
で、約6%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.1%なのでおよそ偶然とは思えません。一方、福島県の統計(2)を集計したら同じ福島県内の

南会津郡では
   原発事故直前の11か月間の死者数   466人(2010年3月から11年1月)
   原発事故後4年目の11ヶ月間の死者数 435人(2014年3月から15年1月)
で特に増えていません。
 福島県郡山市は福島県の中央部に位置する市で、福島県県民健康管理調査の基本調査を集計すると福島県原発事故後の4ヶ月(2011年3月11日~7月

10)間で平均の外部被ばく線量は1.3ミリシーベルトで、ICRPが公衆の年間の被ばく限度とする1ミリシーベルトを超えています。一方、南会津郡は福島県の南西部にあり福島県内では放射能汚染が相対的に低い場所で福島県原発事故後の4ヶ月の平均の外部被ばく線量は0.5ミリシーベルトです。
放射能汚染がそれなりの郡山市と相対的に小さい南会津郡
 ※(5)より作成
 図―1 福島県郡山市と南会津郡

 郡山市の2011年度の農業生産額は約92億円で福島県内では1位です。
放射能汚染地帯第一位の福島県郡山市の農業生産額
 ※(6)にて作成
 図―2 福島県の農業生産額(上位5市町村)

 特に稲作が盛んで、福島県郡山市産米の全袋検査数(7)は150万袋で、福島県トップです。福島県産米の全袋検査は福島原発事故後に導入された簡易検査であり(8)、精度を担保するには従前の「精密検査」との比較データが必要です。(=^・^=)はこの3年間、そのようなデータを探しているのですが未だ知りませんし、福島県の担当課のHP(9)にはデータは公表されていません。福島県産米を福島県は「安全」と主張していますが(10)(11)、検査の制度を「担保」するものがないので、そのような主張は成立しません。それでも福島県郡山市は学校給食に「安全とは言えない」地元産の「あさか舞」を(12)を使用しているので(13)、福島県郡山市民は「安全とは言えない」福島産に抵抗感が少ないと思います。
 (=^・^=)は郡山市に「異常」ないか心配なので、原発事故後4年間の毎年3月から2月の1年間の死者数を集計してみました。
 死者数が6%増えた福島県郡山市
 ※(1)(14)で作成
 図―3 福島県郡山市の各年3月から1年間の死者数

 福島原発事故のあった2011年以降に増えています。
 福島県郡山市の死者数は
   原発事故直前の1年間   2,940人(2010年3月から11年2月)
   原発事故後4年目の1年間 3,105人(2014年3月から15年2月)
で、約6%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.1%なのでおよそ偶然とは思えません。一方、福島県の統計(2)を集計したら同じ福島県内の

南会津郡の死者数は
   原発事故直前の11か月間の死者数   466人(2010年3月から11年1月)
   原発事故後4年目の11ヶ月間の死者数 435人(2014年3月から15年1月)
で特に増えていません。福島県の統計では2月分の発表が現時点(2015年3月13日)でないので11ヶ月としました。
 放射能汚染がそれなりにある福島県郡山市では死者数が有意に増えていますが、同じ福島県内でも放射能汚染が相対的に小さい南会津郡では死者数が増えていなのは明確な「事実」です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)をご覧ください。
 こんなデータが出て来ると(=^・^=)は「福島産 食べて応援 あの世行き」なんて気分になってしまいます(15)。福島の方も大変に心配していると思います。福島県もイチゴ栽培が盛んだそうです。福島県のイチゴは「甘さと食べごたえのある食感を兼ね備えた、果肉の赤色が鮮やか」だそうです(16)。福島県内最大のイチゴ産地の伊達市(17)を管轄する農協さんによれば今(3月)は旬だそうです(18)。でも福島県南会津郡のスーパーのチラシには福島県産イチゴはありません。
 他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県南会津郡のスーパーのチラシ
 ※(19)をキャプチャー
 図―4 福島産イチゴがない福島県南会津郡南会津町のスーパーのチラシ

当然の結果です。(=^・^=)も南会津の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。計算方法は(20)によります。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
有意差検定表
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)郡山市の現住人口/郡山市
(2)福島県の推計人口(平成27年2月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(3)第18回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成27年2月12日開催) - 福島県ホームページ中の「 資料1 県民健康調査「基本調査」の実施状況について [PDFファイル/282KB]」
(4)ICRP勧告 日本語版シリーズ PDF無償公開のお知らせ | 刊行物
(5)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 」
(6)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(7)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(8)全量全袋検査 - Wikipedia
(9)水田畑作課 - 福島県ホームページ
(10)県産食品の安全・安心を確保する取組み | ふくしま 新発売。
(11)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)―福島全袋検査はデタラメ満開ー
(12)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(13)JA郡山市|事業PR
(14)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報 - 福島県ホームページ中の「平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報」
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(16)福島県オリジナル品種「ふくはる香」をお見逃し無く! | ふくしま 新発売。
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島県の危険な広報
(18)いちご - みらいのフルーツ - JA伊達みらいのホームページ
(19)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
(20)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
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  1. 2015/03/13(金) 19:46:54|
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