めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月3週)―福島県漁連は6ベクレル、福島県は0.3ベクレル―福島相双のアカガレイー

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。3月3週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
  ①検査数1257件中13件の基準値超え(全体の1%)
  ②平均は、1キログラム当たり3.4ベクレル、最大190ベクレル(栃木県産イノシシ)。
  ③基準超の食品が岩手、福島、栃木で見つかっています。
4年経ってもセシウム汚染食材が見つかる福島県
  ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年3月3週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

1.福島県漁連は6ベクレル、福島県は0.3ベクレル―福島相双のアカガレイ
  福島県漁連は福島第一原発を挟み南北二つの地区で試験操業を実施しています。
原発事故で2分された福島県沿岸部
  ※(7)(8)にて作成
  図―2 福島県漁連の地域分けといわき市

 捕れたお魚は検査を実施してセシウムが自主基準以下であることを確認してから出荷するそうです(7)。3月6日に北部の相馬双葉地区で捕れたアカガレイから1キログラム当たり6ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(8)。福島県もアカガレイを検査しているので、過去1年間(2014年3月以降)の検査結果を纏めてみました。
 福島県検査に比べ高くでる福島県漁連の検査
 ※1(1)(9)を集計
 ※2 「福島県」の検査は「福島県農業総合センター」
 ※3 「県漁連」は「福島県漁連」を略した
 図―2 福島県相馬双葉地区のアカガレイのセシウム濃度

 福島産の農林水産物の大部分を精密検査している福島県農業総合センターの検査と福島県漁連の検査で大きな差があります。1キログラム当たりの値で
  福島県農業総合センターの検査
   検査数 54 内セシウムが見つかったのは1件 平均0.3ベクレル 最大14ベクレル
  福島県漁連の検査
   検査数 10 内セシウムが見つかったのは2件 平均6ベクレル   最大56ベクレル
です。平均値で見ても20倍の開きがあります。どちらかが間違っています。
 福島県漁連の検査は簡易検査なので必要に応じ、福島県水産試験場に精密検査の依頼をしています。以下に福島県漁連の簡易検査と福島県水産試験場の精密検査の比較を示します。
 よく一致する福島県水産試験場と福島県漁連の検査結果
 ※(9)を集計
 図―4 福島県漁連と福島県水産試験場の検査の比較

 両者の値は一致しています。二つの検査機関(福島県漁連と福島県水産試験場)が同じように間違うとは考えにくいので、福島県漁連の検査は正しいと結論になり、これより低く出る福島県の検査はおかしな検査になります。福島県は福島産は確り検査されとり「安全」だと主張していますが、福島県の検査は低く出るデタラメな検査なのでこのような主張は成立しません。


2.福島産の監視を止めた安倍出戻り内閣
 厚生労働省の発表を(1)見ると、食品中のセシウム検査は地方自治体以外に「国立医薬品食品衛生研究所」が市場に流通している食品を対象に実施してきました。産地の検査が確りしていれば「国立医薬品食品衛生研究所」の検査で基準超えが見つかるはずがないのですが、現行の基準が実施された2012年4月以降も福島県産桑茶など多くのセシウム汚染食品の市場流出を見つけました。セシウム汚染食品から(=^・^=)等を守る最後の砦ですし、福島県等の産地には検査をいい加減にしたら市場で見つかる可能性があるとのプレッシャーをかける役割もあったと思います。
 以下に国立医薬品食品衛生研究所の過去一年間の検査数を示します。
2月に激減、3月は0の国立医薬品食品衛生研究所の検査
 ※1 (1)を集計
 ※2 日付は購入日
 図―5 国立医薬品食品衛生研究所の検査数

 2月に入り急に減り、3月は0件です。厚生労働省の発表をみると2月3日(購入日)以降の検査がありません。これでは福島県等が低く出るデタラメな検査でセシウム汚染食品を市場に流出させても、歯止めがかかりません。国立医薬品食品衛生研究所は国の機関です(11)。安倍出戻り内閣は福島産等の「監視」を止めたみたいです。


3.急上昇した福島産イシガレイのセシウム濃度
 福島県いわき市は福島県沿岸部の最南端にある市です(図―2参照)。福島県沖では海流は北から南に流れるので(12)、福島第一原発が漏した汚染水(13)はいわき市方面に流れてくるはずです。以下に2015年のいわき市産のイシガレイのセシウム濃度を示します。
急上昇する福島いわきのイシガレイのセシウム濃度
 ※1(1)を集計
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―6 福島県いわき市産イシガレイのセシウム濃度

 今年(2015年)は3月5日までに18件の検査が実施され、うち16件からセシウムが見つからず、最大値は基準値(6)の4分の1程度の1キログラム当たり26ベクレルでした。それが3月6日に取れだイシガレイからは基準値を超える1キログラム当たり140ベクレルのセシウムが見つかりました。
 フクシマ産はたとえ基準値に比べ大幅に低い値でもいつ基準値超えを起こすか分かりません。

<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ・低く出るデタラメな検査で「安全」され出荷される福島産
 ・国の監視が無くなった福島産
 ・突然にセシウム濃度が高くなることがある福島産
 これでは「福島産 食べて応援、あの世行き」です(14)。福島の方も心配していると思います。福島県伊達市は福島県随一のニラの産地です(15)。
福島のニラは、放射能汚染の酷い伊達が第一位
※(15)を転載
 図―7 福島県産ニラの生産量

 福島県伊達市等を活動範囲とするJA伊達みらいによると伊達産にニラは今が「旬」だそうです(16)。福島県は福島産ニラは「安全」だと主張しています(17)。でも福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産ニラはありません。
他県産はあっても福島産ニラが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
 福島県伊達市等を活動範囲とするJA伊達みらいによると伊達産にニラは今が「旬」だそうです(16)。福島県は福島産ニラは「安全」だと主張しています(17)。でも福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産ニラはありません。
 ※(18)を抜粋
 図―8 福島産ニラが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ

当然の結果です。(=^・^=)も福島県伊達市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第921報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月2週)―危険なセシウム汚染食品を3日も秘匿する安倍出戻り内閣ー
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(8)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 」
(9)(8)中の「これまでに各漁協が行った自主検査結果についてご覧いただけます。⇒相馬双葉地区 およびいわき地区 」
(10)県産食品の安全・安心を確保する取組み | ふくしま 新発売。
(11)国立医薬品食品衛生研究所 - Wikipedia
(12)気象庁 | 海水温・海流のデータ 旬平均海流
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(3月3週)―2週連続で外洋からセシウム―
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島産食べて応援、あの世行き
(15)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月4週)―福島からは新たなセシウム汚染食品ー
(16)にら - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ
(17)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(18)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
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  1. 2015/03/17(火) 19:48:57|
  2. -
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