めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県二本松市の4年目の死者数15%増(対事故前年)―でも南会津は別―

 福島県のホームページを見たら、2月中の人口動態が発表になっていました(1)。そこで、原発前1年と4年目の死者数を比較してみました。
 福島県二本松市の死者数は
  原発事故前1年(2010年3月から翌11年2月)691人
  原発事故4年目(2014年3月から翌15年2月)792人
で15%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.9%で、偶然とは思えません。一方、南会津郡では
  原発事故前1年(2010年3月から翌11年2月)508人
  原発事故4年目(2014年3月から翌15年2月)491人
で少し減ってはいますが、統計誤差の範囲です。(=^・^=)なりに違いを調べたら、福島第一原発事故後4ヶ月の被ばく線量を福島県は調査しています(3)。それを(=^・^=)なりに集計すると調査対象者の推定の平均で
  二本松市 1.67ミリシーベルト
  南会津郡 0.51ミリシーベルト
でした。
 福島県二本松市は福島県中部にある市で、避難地域に隣接しています。福島原発事故によってそれなりの放射能が飛んできたのですが、避難区域になることはありませんでした(4)。一方、南会津郡は福島県の南西の外れにあり、放射性物質の飛散は福島県内の中では少ないほうです。実際に「除染」の対象地域はありません(5)。
福島県の中でも放射能汚染の酷い二本松市
  ※(4)(6)で作成
 図―1 二本松市と南会津郡および福島市、郡山市

 以下に福島県各市と南会津郡の農業生産額を示します。
農業生産額が30の市と同じ位の二本松市
  ※(7)で作成
 図―2 福島県各市(上位5市と最下位)および南会津郡の農業生産額

 二本松市は62億円で3位ですが、上位2市とそれほど変わりません。上位の郡山市や福島市、あるいは4位のいわき市が人口約30万規模の市である(8)のに対し、二本松市の人口は約5万6千人の中規模の市なので農業生産が福島県内でも盛んな市です。南会津郡の農業生産額は約35億円ですが、人口は約2万7千人(1)ですので農業の盛んなちいと思います。
 以下に福島県の調査結果(3)より(=^・^=)が計算した原発事故後4ヶ月(2011年3月11日から7月10日)の被ばく線量を上位3市町村と福島市、郡山市および南会津郡の結果を示します。
避難地域を除けば被ばく線量最大の二本松市
 ※(3)を集計
 図―3 原発事故後4ヶ月の平均被ばく線量

1位の飯舘村はその後に避難したので(4)、福島県二本松市は人が住み続けた場所としては最も放射能汚染の酷い場所です。たった4ヶ月でICRPが公衆の年間被ばく限度とする1ミリシーベルト(9)を超えてしまいました。
 以下に各年3月から翌2月までの二本松市の死者数を示します。
原発事故後に死者が増で、4年目を減らない二本松市
 ※(1)を集計
 図―4 各年3月から翌2月までの二本松市の死者数

 原発事故のあった2011年から急増して4年たっても戻っていません、原発事故前1年と4年目を比較すると
福島県二本松市の死者数は
  原発事故前1年(2010年3月から翌11年2月)691人
  原発事故4年目(2014年3月から翌15年2月)792人
で15%増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.9%で、偶然とは思えません。一方、南会津郡では
  原発事故前1年(2010年3月から翌11年2月)508人
  原発事故4年目(2014年3月から翌15年2月)491人
で少し減ってはいますが、統計誤差の範囲です。
  (=^・^=)は以前に福島市や郡山市の死者数の増加率を集計しています(10)(11)。以下に平均の被ばく線量と死者数の増加率を示します。
被ばく線量が高いと死者数の増加が大きい福島

 ※本稿およぶ(10)(11)にて作成
 図―5 放射線量と原発事故4年目の死者数増加率(対原発事故前年)

以下に相関図を示します。
被ばく線量に対し直線的増加する死者数
 ※ リファレンス図―5に同じ
 図―6 放射線量と原発事故4年目の死者数増加率(対原発事故前年)の相関図

被ばく線量が大きい所ほど死者数が増加してます。これは明確な事実です。
 そして気になるデータもあります。平均の被ばく線量が1位、2位の飯舘村と川俣町では生まれてくる赤ちゃんの男女のンバランスに異常が生じまいした(12)。統計的には差がありませんが、福島県県民健康管理調査(12)によれば原発事故当時18歳以下の子供を対象とした甲状せん検査で、福島県二本松市では8857人方が検査を受け5人の方が「悪性ないし悪性の疑い」と判定されました。全体の0.06%で福島県の平均0.04%の1.5倍です。

<余談>
  図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 こんなデータが出てくると(=^・^=)は不安になります。二本松市は農業が盛んな市。「福島産 食べて応援 あの世行」なんてことを想像します。福島の方はもっと不安だと思います。
 福島県内でも会津地方は美味しいお米が取れる場所です(13)。会津地方を代表する大河は阿賀野川だと思うのですが(14)、この川は会津地方から新潟県に流れて行きます。だから新潟でも同じような味のお米がとれそうです。同じ様な味((=^・^=)が原発事故前に食べた限りでは会津産の方が美味しいとおもうのですが)なら地元産が良いに決まってます。まして福島県は福島県産米は安全だと主張しています(15)。でも福島県南会津郡南会津町のスーパーのチラシの載っていたコシヒカリは福島産でなく新潟産でした。
他県産はあっても福島産コシヒカリがない南会津郡のスーパーのチラシ
※(16)を引用
 図―7 福島産でなく新潟産コシヒカリが載っている南会津郡のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県南会津郡の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。計算方法は(=^・^=)の過去の記事(17)によります。
 
表―1 偶然に起こる確率の計算結果
有意差検定表

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
(2)第18回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成27年2月12日開催) - 福島県ホームページ
(3)(2)中の「 資料1 県民健康調査「基本調査」の実施状況について [PDFファイル/282KB]」
(4)区域見直し等について - 福島県ホームページ中の「避難指示区域の推移」
(5)除染実施区域の概要・進捗|除染情報サイト:環境省
(6)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 」
(7)福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島県について
(9)ICRP勧告 日本語版シリーズ PDF無償公開のお知らせ | 刊行物
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島市の原発事故4年目の死者数は12%増(対原発事故前1年)―でも増えていないところもある―
(11)めげ猫「タマ」の日記 原発事故4年目も福島県郡山市の死者数は6%増(対2010年)―でも増えてないところもある―
(12)めげ猫「タマ」の日記 女の子しか生まれない福島県川俣町(2015年2月)
(13)福島でも有数の米の産地、会津地方。その品質は折り紙付きです! | ふくしま 新発売。
(14)阿賀野川 - Wikipedia
(15)全量全袋検査の体制 - 福島県ホームページ
(16)ヨークベニマル/お店ガイド
(17)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
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  1. 2015/03/25(水) 20:45:55|
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