めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県楢葉町準備宿泊開始―大丈夫?―

今日(4月6日)に避難指示解除の前段階となる準備宿泊が始まります(1)。(=^・^=)には以下の5点が心配です。
  ①放射線量は安全なレベルにまでさがたの?
  ②高濃度放射能汚染物の問題は?
  ③水源の水質は大丈夫?
  ④フクシマエコッテククリーンセンター
  ⑤子供の学校は?
準備宿泊開始を報じる福島のローカルTV(FTV)
 ※(2)をキャプチャー
 図―1 準備宿泊の開始を報じる福島のローカルTV(FTV)

1.放射線量は安全なレベルにまで下がった?
 福島県が発表している楢葉町内の放射線量の測定結果をみると(2)、概ね毎時0.25マイクロシーベルト以下です。高い所でも毎時0.5マイクロシーベルトを超えることはありません。でも航空機のモニタリングで測定した放射線量をみると毎時0.25シーベル以下の場所は僅かで、高い所は毎時1マイクロシーベルトを超えます。
航空機の測定値に比べ低い地上で測定した放射線量
 ※1(3)(4)に作成
 ※2 小さい丸が航空機モニタリング、大きい丸が福島県の発表の値
 ※3 時期は共に2014年11月
 図―2 航空機モニタリングと福島県が発表している地上測定の値

図―2に示すように大幅に違います。例えば営団集会場(北緯37.298度、東経141.015度)の福島県発表の値は毎時0.19マイクロシーベルトですが、航空機モニタリングにで近そうな北緯37.298958 度、141.014063どの地点の放射線量は0.79マイクロシーベルトで4倍になっています。まったく値が違うので、正しく放射線量が測定されているか疑問です。

2.高濃度放射能汚染物の問題は?
 福島第一原発から南に15km程にある出井川の河口で高濃度の放射性物質に汚染された「謎」物体が見つかりました。東京電力の発表(5)によると物体は4つで重量や放射性物質の量は以下の通りです。
 No1
  重さ 0.3グラム
  セシウム134 35万ベクレル
  セシウム137 79万ベクレル
  セシウム合計 114万ベクレル(1キログラム当たり38億ベクレル)
全ベータ   120万ベクレル(1キログラム当たり40億ベクレル)

 No2
  重さ 1グラム
  セシウム134  82万ベクレル
  セシウム137 180万ベクレル
  セシウム合計  262万ベクレル(1キログラム当たり26.2億ベクレル)
  全ベータ    230万ベクレル(1キログラム当たり23億ベクレル)

 No3
  重さ 0.4グラム
  セシウム134  92万ベクレル
  セシウム137 200万ベクレル
  セシウム合計  292万ベクレル(1キログラム当たり73億ベクレル)
  全ベータ    250万ベクレル(1キログラム当たり62.5億ベクレル)

 No4
  重さ 6.9グラム
  セシウム134  60万ベクレル
  セシウム137 130万ベクレル
  セシウム合計  250万ベクレル(1キログラム当たり2.8億ベクレル)
  全ベータ    220万ベクレル(1キログラム当たり3.2億ベクレル)

除染作業でみつかったそうですが(4)、ある程度の大きさがないと見つからないと思うので小さいものが沢山有るような気がします。以下にNo1の写真を示します。
放射能に酷く汚染された楢葉町で見つかった物体
 ※(6)を引用
 図ー3 楢葉町で見つかった放射性物質に酷く汚染された物体(No1)
  
 見た目には普通の「瓦礫」です。気づかずに子供が触れたら被ばくしそうです。畑や田んぼを耕すときに粉砕したら野菜やお米に吸収されてセシウム汚染食品ができそうです。

3.木戸ダムのセシウム
 楢葉町の水源は木戸ダムです。ダム湖の湖底からは1キログラム当たり15,000ベクレルを超えるセシウムが見つかっています。
高濃度のセシウムが残っている木戸ダムの湖底
 図―4 木戸ダム・ダム湖湖底の土のセシウム濃度

 行政は水質には影響しにと主張していますが(=^・^=)は心配です。

4.フクシマエコテッククリーンセンター
 環境省は隣の富岡町に1キログラム当たり10万ベクレル以下の放射性廃棄物を最終する「フクシマエコッテククリーンセンター」を計画そています(8)。
楢葉町との境界ぎりぎりに作られるフクシマエコッテククリーンセンター
  ※(8)とGoogle Mapで作成
 図―5 フクシマエコテッククリーンセンター予定地


 ただし予定地は図―5に示す通り、楢葉町の直ぐそばにあります。搬入用の入口は楢葉町にあります。確りした管理がなされなけれな楢葉町にも危害が及びます。

5.子供の学校は
 2012年12月時点で楢葉町には551名の義務教育対象者がいます。保護者には楢葉町が避難先に作った学校(9)に通わせるか、避難先の学校に通わせるかの二つの選択があります。そして楢葉町立の学校に通っているのは小学生87名、中学生56名の合計143名で大部分は避難先の学校に通っています(10)。避難指示を解除し保護者が帰還すれば子供達は転校を余儀なくされます。保護者がそのような決断ができるか(=^・^=)に分かりません。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 ほかにも医療施設がないとかお店がすくないとか問題がいろいろあるようです(1)。また追加除染は明確な基準がなく遅れいるそうです(11)。
再除染の基準が無い事を報じる福島の地方紙(福島民報)
 ※(12)を抜粋
 図―6 楢葉町の追加除染の遅れを報じる福島県の地方紙「福島民報」


 強引な準備宿泊の開始ですが、仕方がない事です。この後には、避難指示解除と賠償の打ち切りが控えています。東電救済の為、福島原発事故の風化の為にも事は強引に進めなくてはなりません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)楢葉、生活基盤再生が“鍵” 6日から「長期宿泊」(福島民友ニュース)
(2)福島のニュース 福島テレビ(4月6日放送) FTV8
(3)福島県放射能測定マップ
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(5)2014年2月12日楢葉町で採取された放射性物質の分析結果について(PDF 239KB)
(6)東京電力 写真・動画集| 放射性物質の調査について
(7)楢葉町除染検証委員会(第5回)の資料公表について|楢葉町公式ホームページ中の「資料2 小山浄水場が供給する水道水の現状と安心に向けた取組について (復興庁・内閣府・厚生労働省・環境省・福島県・双葉地方水道企業団)」
(8)フクシマエコテッククリーンセンター 埋立処分計画案 ... - 環境省
(9)放射線量について - naraha55 Jimdoページ
(10)第4回意向調査の結果について|楢葉町公式ホームページ
(11)再除染 基準なく住民困惑 判断に時間 完了遅れ 楢葉町 | 県内ニュース | 福島民報
(12)福島民報を4月6日に閲覧
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  1. 2015/04/06(月) 19:49:13|
  2. -
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