食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。4月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先々週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(4)。
①検査数1,165件中*件の基準値超え(全体の*%)
②平均は、1キログラム当たり4ベクレル、最大500ベクレル(栃木県イノシシ)。
③基準超の食品が栃木、千葉で見つかっています。

※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2015年4月2週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
1.福島・須賀川市はキュウリの出荷開始、でも検査はありません
福島県須賀川市は福島県中部にある市です。

※1(8)の数値データにて作成
※2 2015年4月に半減期を考慮し、(=^・^=)が換算
図―2 福島県須賀川市
図―2に示す通り、市内の大半は環境省が除染が必要する1時間当たり0.23マイクロシーベルト(9)を超えています。
須賀川市は福島県最大のキュウリの産地です。

※(10)を集計
図―3 福島県のキュウリのシェア
須賀川市のキュウリの出荷が始まったそうです(11)。検査されているか心配なので、福島県が開設してるデータ検索サイト(12)で、須賀川市産のキュウリの検査結果を検索してみました。

※(12)を「野菜」⇒「キュウリ、キュウリ(施設)」および「須賀川市」で検索
図―4 須賀川市産キュウリの検索結果
でも福島県は福島産キュウリは検査されており安全だと主張しています(13)。

※(13)中の「」を抜粋
図―5 福島産キュウリは「安全」と主張する福島県
2.須賀川市の干し柿のセシウム濃度は上昇中
原子力規制委員会が発表している2014(8)と13年11月時点(14)の航空機モニタリングデータを比較すると福島県須賀川市の東部の広範な地域で放射線量が上昇しています。

※(15)に加筆
図―6 福島県内の2013年から14年に掛けての空間放射線量の増減
農産物のセシウム濃度が上がってないか心配です。以下に須賀川市産の干し柿のセシウム濃度を示します。

※(1)を集計
図―7 福島県須賀川市産干柿のセシウム濃度
確り上昇しています。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(
ブログ図表)を参照ください
・検査されずに「安全」だとして出荷される福島産
・セシウム濃度が上がることもある福島産
福島の方は心配だと思います。前述の通り福島県最大のキュウリの産地の須賀川市では今年の出荷が始まりました。でも福島県須賀川市のスーパーのチラシには、福島産キュウリはありません。

※(16)を引用
図ー8 福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県須賀川市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
報道発表資料 |厚生労働省(2)
モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ(3)
食品中の放射性物質の検査結果について(第925報) |報道発表資料|厚生労働省(4)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月5週)―茨城のスズキは5.7ベクレル、福島は4.4ベクレルー(5)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(6)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(7)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会(8)(7)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(9)
除染関係 Q&A - 環境省(10)
統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103中の「9-3 野菜(果菜類) ⇒福島県」
(11)
岩瀬キュウリの出荷が須賀川・きゅうりん館で始まる(福島民友ニュース)(12)
農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。(13)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(14)(7)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング (平成25年11月2日~19日測定) 平成26年03月07日 (KMZ, CSV)」
(15)
めげ猫「タマ」の日記 放射線量が上がった所がある福島県(16)
ヨークベニマル/お店ガイド
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- 2015/04/14(火) 19:47:57|
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