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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―

 2012年4月17日に南相馬市等の避難区域が再編されてから(1)(2)、3年が過ぎました。そこでこれから福島の放射線量がどうなるか、半減期から(=^・^=)なりに見積もってみました。
2025年の放射線量凡例
図―1 2025年4月(10年後)

  2012年4月17日に南相馬市等の避難区域が再編されてから(1)(2)、昨日で3年を迎えました。
それまで、福島原発事故によって、当初は福島第一原発から20km圏内を「警戒区域」、20km圏外でも放射線量が高い地域を「計画的避難区域」に設定したのですが、2012年にこれを再編し
 早期の帰還を目指す「避難指示解除準備区域」(4)、当面は避難を続けるが将来的には帰還を目指す「帰宅困難区域」(5)、5年以上の長期にわたって帰宅できないとする「帰宅困難区域」(6)に変更されました(1)
 福島県の地方紙の福島民報の4月15日の1面トップは裁判所が高浜原発の再稼働を認めない仮処分をしたこと(7)でなく、避難区域再編3年でした(8)。
再編3年目を伝える福島県の地方紙。福島民報
 ※(8)を引用
 図―2 4月15日の福島民報一面トップ

そこで半減期(9)と航空機モニタリングの数値データ(3)から、今後の放射線量を計算してみました。
まずは2015年4月時点の計算結果を示します。
現時点の放射線量
 ※1 (3)より計算
 ※2 凡例は図―1に同じ
 ※3 凡例は以下に区分
  0.1  ― 航空機モニタリングの検出限界値(10)。
  0.23 ― 年1ミリシーベルト(ICRPが設定する公衆に対する線量限度相当、除染の基準)(11)(12)
  0.98 ― 年5ミリシーベルト(1991年以降のでのチェルノブイリの避難基準(13))より(11)により計算
  3.8  ― 年20ミリシーベルト(福島原発事故の避難基準相当(13))(11)より逆算
 図―3 2015年4月時点の放射線量分布

以下に東京オリンピック時点(2020年7月時点)の放射線量を示します。
東京オリンピック時点の放射線量
 ※1 東京オリンピック開幕日は(13)による。
 ※2 他の注記は図―3に同じ
 図―4 東京オリンピック開幕時(2020年7月時点)の放射線量

以下に30年後(2045年4月時点)の放射線量を以下に示します。
30年後の放射線量
 ※ 注記は図―3に同じ
 図―5 30年後(2045年4月時点)の放射線量

以下に50年後(2065年4月時点)の放射線用を以下に示します。
50年後の放射線量
※ 注記は図―3に同じ
 図―6 50年後(2065年4月時点)の放射線量

以下に100年後(2115年4月時点)の放射線用を以下に示します。
100年後の放射線量
※ 注記は図―3に同じ
 図―7 100年後(2115年4月時点)の放射線量

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
安倍出戻り総理は、4月17日の沖縄県知事との会談で
「普天間(飛行場)の一日も早い危険性の除去、撤去はこれはわれわれも沖縄も、思いは同じであろうと考えています。 」
と述べたそうです(14)。普天間飛行場の危険性を認めています。だったら普天間飛行場より危険な物は「危険」です。1972年に沖縄が米国の支配から日本の支配になって43年が経過しましたが、この間に米軍関係者以外の犠牲者は出ていません(15)。でも福島は違います。ICRPは
 ① 癌リスクは被爆線量に比例すると考えるのが妥当。
 ② 1000mSvの被ばくで5.5%(10万人中5500人)が癌にかかり死亡する。
を勧告しています(16)。すると1ミリシーベルトなら10万人中5.5人が癌にかかり死亡する計算です。各図で示した通り、福島では今後も年間1ミリシーベルトを超える場所がしばらく残ります。普天間飛行場がある宜野湾市の人口は約10万人ですが(17)、市民に犠牲者が出ていないので福島は普天間より危険なのは明らかです。普天間が危険なら「フクシマ」は大変に危険です。さらに火山が爆発するかもしれません(18)。
 福島では今、大型の観光キャンペーンが行われています(19)(20)。(=^・^=)は普天間を基準とするな大変に危険な「フクシマ」に敢て行くことがないと思います。沖縄の方がよいと思います。
計算方法は以下の通りです。
以下に2014年11月の食品中のセシウム濃度のセシウム137と134の割合を示します。
セシウム134と137の相関
 ※(21)より集計
 図―8 セシウム137と134の相関

 図に示す通り割合は一定しておりベクレル単位でみて、セシウム137が1に対し134が0.3351です。仮にセシウム137が1平方メートル当たり25万ベクレルあるとすると、セシウム134は8万3千ベクレルあることになります(25万×0.3351)。1平行メートル当たり100万ベクレルのセシウム134が100万ベクレルあると毎時5.7マイクロシーベルトになります(15)。8万3千ベクレルなら毎時0.47マイクロシーベルトになります(5.7×8.3÷100)。同じく1平行メートル当たり100万ベクレルのセシウム137が100万ベクレルあると毎時2.1マイクロシーベルトになります(22)。25万ベクレルですと毎時0.53マイクロシーベルトになります(2.1×25÷100)。
 2014年11月時点で毎時1マイクロシーベルトの場所は
  セシウム134から毎時0.47マイクロシーベルト
  セシウム137から毎時0.53マイクロシーベルト
の放射線が出ています。セシウム134の半減期(放射線の量が半分になる時間(23))は2.06年、30.2年ですので(24)、2014年11月からはt年後には
 セシウム134からの放射線は毎時 0.47×0.5(t÷2.06)
 セシウム137からの放射線は毎時 0.43×0.5(t÷30.2) 
になります。この二つを足せば全体の放射線量が出てきます。毎時1マイクロシーベルトでない場合は、この値を掛ければ出てきます。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(2)解除念頭に住宅整備 南相馬・区域再編、16日で「3年」(福島民友ニュース)
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(4)避難指示解除準備区域(ヒナンシジカイジョジュンビクイキ)とは - コトバンク
(5)居住制限区域(キョジュウセイゲンクイキ)とは - コトバンク
(6)帰還困難区域(きたくこんなんくいき)とは - コトバンク
(7)福井地裁、高浜原発再稼働認めず | 国内外ニュース | 福島民報
(8)福島民報を4月15日に閲覧
(9)半減期 - Wikipedia
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島大型観光キャンペーン開幕―でも同じ行くなら「沖縄」の方が良い―
(11)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(12)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(13)[PDF]年間20ミリシーベルト の基準について.pdf - 経済産業省
(14)翁長知事・安倍首相会談全文(冒頭発言) | 沖縄タイムス+プラス
(15)普天間飛行場 - Wikipedia
(16)ICRP勧告 日本語版シリーズ PDF無償公開のお知らせ | 刊行物
(17)宜野湾市の概要
(18)吾妻山の活動状況について - 福島県ホームページ
(19)観光復興キャンペーンの開催 - 福島県ホームページ
(20)めげ猫「タマ」の日記 福島大型観光キャンペーン開幕―でも同じ行くなら「沖縄」の方が良い―
(21)平成26年度月別検査結果 |緊急情報|厚生労働省中の「平成26年11月」
(22)空間線量率の計算
(23)半減期 - Wikipedia
(24)セシウム - Wikipedia
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  1. 2015/04/18(土) 19:47:23|
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