めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島避難区域は2年後に避難指示解除―大部分で100mSv以上被ばくする―

福島県のローカルTV局FCTが伝えるところにると「国」は帰還困難区域を除く全ての避難区域について2年後の2017年3月までに避難指示を解除する方針を決めたそうです(1)。被ばく線量が100ミリシーベルトを超えると「癌」になるリスクが増えるそうです。そのためICRPは「事故収束後の「復旧時」は年間20ミリシーベルトから徐々に平常時の被ばくの限度である1ミリシーベルトに戻していくように勧告」しているそうです(2)。(=^・^=)なりに見積もると避難指示解除後の30年で多くの場所で100ミリシーベルトを超えます。
 福島原発事故によって、福島県域は福島第一原発を中心に酷く放射能によって汚染されました(3)。このためでしょうか福島県原発周囲20kmと放射能汚染が酷い飯舘村、葛尾村、浪江町と全域と南相馬市および川俣町が区域に指定され、住民は避難を余儀なくされました。その後、2013年頃に当面の間、引き続き避難指示が継続されるが、復旧・復興のための支援策を迅速に実施し、住民が帰還できるよう環境整備を目指す避難指示解除準備区域(4)、引き続き避難の継続を求めるが、除染を計画的に実施して、基盤施設を復旧し、地域社会の再建を目指す居住制限区域(5)、放射線量がきわめて高いため、5年以上の長期にわたって帰宅できない帰還困難区域(6)に再編されました(7)。このうち帰還困難区域を除く避難区域について「長期化する避難によって、ふるさとへの帰還を諦める人が増えるなど、(福島県域)復興の歩みを遅らせる要因にもなっているとして」避難指示を2年後の2017年3月までに解除する方針を決めたそうです(1)(8)。
2017年3月までに避難指示解除方針を伝える福島のローカルTV局(FCT)
  ※(9)をキャプチャー
  図―1 2017年3月末までの避難指示解除を報じる福島県のローカルTV局(FCT)

 (=^・^=)は戻られた方の健康が心配です。福島原発事故直後は「国」は積算線量(一定期間内の放射線の総量(10))が重要だと広報していた気がします(11)。すなわち今は放射線量率が高くても、急激な低下が見込めれば放射線の総量は大きくならないので、健康に対する影響は極めて稀であるとの考えです。逆に言えば放射線量がそれ程には高くなくても、長期に滞在(たとえばそこで暮らす)すれば、放射線の総量は多くなり「危険」との結論になります。そこで、原子力規制委が発表している航空機モニタリング(12)の数値データを元に、半減期を考慮し今後の放射線量率を求め(13)、これを元に線量と被ばく線量の関係(14)から2017年4月1日に帰還したとして、30年間の被ばく線量を求めてみました。
2017年4月1日から30年間の被ばく線量
  ※1 元データは(12)による。
  ※2 半減期による放射線量は(13)によって求める
  ※3 放射線量から被ばく線量への換算は(14)の考えたに準拠
  図―2 帰還後30年の被ばく線量見積もり

 帰還困難区域以外でも30年でICRPが癌になる可能性があるとする100ミリシーベルト(15)を超える場所が多くあります。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 避難区域の復興の為には住民帰還が必要かもしれませんが、そこ為に帰還した住民の健康を損ねることがあっては何の為の復興か(=^・^=)には分かりません。
 国家や行政は(=^・^=)は一種のサービス業で、(=^・^=)を含む国民の皆様が豊がで安全な生活を送れるよう努めることだと思います。でも安倍出戻り総理の言動を見ていると国家には崇高な国家目的がありその実現の為には多少の国民の犠牲は仕方がないと考えている気がします。安倍総理のHPにはいまだに
 「美しい国、日本」
と出ています(16)。どのような状態が「美しい」かは当然ながら安倍出戻り総理の価値観によるものと思います。沖縄からの報道にとれば「(沖縄県)翁長雄志知事は(5月)9日の中谷元・防衛相との会談で、2年前に自民党国会議員と意見交換した際『基地負担を沖縄が受け入れるのは当然』と発言したことを紹介」したそうです。なんでも「自民党議員が大きな声で『本土が嫌だと言っているから、沖縄は受け入れるのは当たり前だろう。不毛な議論はやめよう』と発言した」との事です(17)。事実関係は分かりませんが、これが安倍出戻り総理の「本音」のような気がします。安倍出戻り総理は2015年の年頭あいさつで「日本は世界に冠たる国」と発言しました(18)。「日本は世界に冠たる国」ためなら沖縄県の方は当然ながら基地負担をすべきだし、福島復興の為には福島の方は多少の被ばくリスクは仕方がないと考えていると思います。
 国のこのような姿勢は福島の方を不安にすると(=^・^=)は思います。福島県のブロッコリー生産量は5、250トンで全国第8位です(19)。5月になり福島もブロッコリーのシーズンになりました(20)。ブロッコリーは冷蔵保存しても保存できる期間が短い野菜です(21)。だから福島で食べるなら福島産ブロッコリーが美味しいそうです(22)。福島県は福島産ブロッコリーは検査されていて「安全」だと主張してます(23)。でも、福島市のスーパーのチラシには福島産ブロッコリーはありません。
他県産はあっても福島産ブロッコリーが無い福島市のスーパーのチラシ
 ※(24)を抜粋
 図―3 福島産ブロッコリーが無い福島県福島市のスーパーのチラシ


 当然の結果です。(=^・^=)も福島県の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)ニュース|福島中央テレビ
(2)放射線 放射性物質 Q&A 「1ミリシーベルトにこだわらない」の意味は | 東日本大震災 | 福島民報
(3)福島第一原発事故による放射性物質の拡散 - Wikipedia
(4)避難指示解除準備区域(ヒナンシジカイジョジュンビクイキ)とは - コトバンク
(5)居住制限区域(キョジュウセイゲンクイキ)とは - コトバンク
(6)帰還困難区域(きたくこんなんくいき)とは - コトバンク
(7)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)福島県内の避難指示 再来年までに解除で調整 NHKニュース
(9)ダイジェスト動画|ゴジてれ Chu!|福島中央テレビ
(10)積算線量 - Wikipedia
(11)放射線の健康への影響は積算線量が決める
(12)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成26年9月1日~11月7日測定) 平成27年02月13日 (CSV)」
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域再編3年目―放射線量はこれからどうなる―
(14)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(15)ICRP: ICRP Publication 103
(16)衆議院議員 安倍晋三 公式サイト
(17)「本土が嫌だと言っているから沖縄に」知事、隔たり訴え | 沖縄タイムス+プラス
(18)平成27年1月1日 安倍内閣総理大臣 平成27年 年頭所感 | 平成27年 | 総理の演説・記者会見など | 記者会見 | 首相官邸ホームページ
(19)ブロッコリー:旬の野菜百科
(20)管内農畜産物 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(21)ブロッコリーの賞味期限(傷み具合)|食品の賞味期限
(22)春の畑を鮮やかな緑に染めるブロッコリー | ふくしま 新発売。
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/141KB]」
(24)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
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  1. 2015/05/15(金) 19:45:13|
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