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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島の森林の放射線は57%減―半減期で計算すれば60%、福島第一は噴いている。

 福島県の森林の放射線量が2011年8月1日に比べ2015年3月1日時点で57%の減少とことです(1)。(=^・^=)なりに半減期で計算すると60%で、半減期で計算される減衰より3%低い値になっています。この分はどこからか供給されているはずです。
 福島県の森林の放射線量が2011年8月1日に比べ2015年3月1日時点で57%の減少とことです(1)。
半減期では60%になるはずなのに57%減と報じる福島の森林の放射線量の減少幅
 ※(2)を2015年5月29日にキャプチャー
  図―1 森林の放射線量が57%減ったと報じる福島の地方紙(福島民報)

 2011年7,8月時点のセシウム137の134に対する割合は1.1224倍でした。
 セシウム134と137の相関
 ※(3)を推計
  図―2 セシウム137の134に対する割合(2011年7.8月時点)

 仮にセシウム134が1平方メートル当たり11.7万ベクレルあるとすると、セシウム137の13.2万ベクレルになります。セシウム134が1平方メートル100万ベクレルあるとすると毎時5.4マイクロシーベルトの放射線量になります(4)。11.7万ベクレルですと毎時0.633マイクロシーベルトです(5.4×11.7÷100)。同じくセシウム137が1平方メートル当たり100万ベクレルある時の放射線量は2.1マイクロシーベルトなので(4)、13.2万ベクレルでは0.277シーベルト(2.1×13.2÷100)になります。合計すると毎時0.91マイクロシーベルトで2011年8月1日時点の福島の森林の平均の放射線量0.91になります(1)。
 放射線はゆっくりですが「半減期」によって徐々に減って行きます(3)。セシウム134は半減期約2.065年で半分になります(4)。2011年8月1日と2015年3月1日では1308日でこれは3.6年に相当しますが3.6年では14.86%になります(0.5(3.6÷2.065)。2011年8月1日時点のセシウム134が11.7万ベクレルであれば2015年3月1日時点では1.74万ベクレル(11.7×0.1486)で、放射線量は毎時0.094マイクロシーベルトになります。
 セシウム137の半減期は3.017年ですで同じく3.6年では92%(0.5(3.6÷3.017)になります。2011年8月1日時点のセシウム137が1平方キロメートル当たり13.2万ベクレルであれば、2015年3月1日は12.2ベクレルなり(13.2×0.92)、2015年3月1日時点では毎時0.277シーベルトになります。
 この二つを合計すると60%減の毎時0.35マイクロシーベトになります。ところが2015年3月1日時点の平均の放射線量は57%しか減っておらず毎時0.39マイクロシーベルトでした(1)。0.04シーベル会いません。この差を説明するには2011年8月以降も福島では放射性物質が降り注いでいることだと思います。
 以下に2013年11月と14年11月の放射線量の増減を示します。
広範囲で放射線量が増えた福島県
 ※(7)を転載
 図―3 2013,14年11月の放射線量の増減

 かなり広い範囲で放射線量が増加しています。
 南相馬市で2013年度産がどこからか飛んで来たセシウムで汚染される事故が起きました。結局は原因不明のまま調査を打ち切るそうです(8)。
南相馬のセシウム汚染米の原因は不明
  ※(9)をキャプチャー
 図―4 南相馬市の汚染米の原因は不明と報じる福島のローカルTV(FTV)

 これらの現象は「いまも福島第一から大規模な放射性物質漏れが続いている」とすれば容易に説明できます。

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 放射能の拡散が収まらい以上は福島産が厳格な管理が必要だと(=^・^=)は思います。でも福島県の検査は年々荒くなっています。福島県須賀川市は日本最大のキュウリの産地だそうです(10)。以下に福島県が実施した須賀川市産のキュウリの検査回数を示します。
激減する福島県須賀川市産のキュウリの検査数
 ※1(3)を集計
 ※2 2015年は5月厚労省発表分であり参考値
 図―5 福島県須賀川市産キュウリの検査回数

 これでは福島の方は不安だと思います。 もうすぐ6月です。福島はキュウリのシーズンが始まりました(11)。でも福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産はありません。
他県産はあっても福島市産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
※(12)を引用
 図―6 福島産キュウリが載っていない福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 
 当然の結果です。(=^・^=)も福島県須賀川市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)森林の空間線量減 セシウム自然減衰と同様 セシウム8割土壌に | 県内ニュース | 福島民報
(2)福島民報
(3)報道発表資料 |厚生労働省
(4)空間線量率の計算
(5)半減期 - Wikipedia
(6)セシウム - Wikipedia
(7)めげ猫「タマ」の日記 放射線量が上がった所がある福島県
(8)放射線物質基準超の原因不明 原町の平成25年産米 | 県内ニュース | 福島民報
(9)福島のニュース 福島テレビ(5月28日ひる放送) FTV8
(10)福島県 すかがわ岩瀬農業協同組合 (きゅうり)~「パリッと新鮮でおいしい 岩瀬きゅうり」~ 月報 野菜情報-産地紹介-2010年9月
(11)東京都 JA全農東京-月報 野菜情報−産地紹介−2014年5月
(12)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2015/05/29(金) 19:41:46|
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