めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

日本原電は日本の寄生虫?

 日本原電の2014年度の決算が発表になりました。売上高1328億円です(1)。でも電気は全く発電していません。電気を作らない発電会社がこんな売上をできるのは(=^・^=)も支払う電気代に上乗せされているからです。(=^・^=)の財布に寄生しています。
発電しないのに電気代が入る日本原電
 ※(1)にて作成
 図―1 日本原電の売上高と発電量

日本原電は1957年に設立された原子力発電の専門会社で、日本の原子力発電のパイオニア的企業です(2)。その日本原電に破綻の危機が迫っています(3)。所有する3機の原子炉(4)全てが廃炉の危機にあります。
 ①東海第二発電所
  東海第二発電所は、日本最古の大型原子力発電所として1973年4月に着工(第1回工事計画認可)、同年6月に建設工事を開始し、1978年に営業運転を開始しました(5)。もうすぐ50歳です。現時点では「適合性審査」が行われていますが(6)、廃炉になるのではとの報道もあります(7)。仮に原子力規制委の「適合性審査」と合格しても、原発ぬ運転期間は最長で60年なので(8)、最大でも十年程度です。ペイするか微妙だとおもいます。もっとも適合性審査会合は2月を最後に開かれていません(6)。
 ②敦賀第一発電所
 敦賀発電所1号機は、日本最古の商業用軽水炉で1970年3月に営業運転を開始しました。2015年4月に廃炉が決まりました(9)。
 ③敦賀第二発電所
 原子力規制委の会合で、活断層が敷地の真下にあるの可能性が指摘され(10)、廃炉の可能性が高いと思います。
 このように日本原電の全ての原発は発電を再開する見込みがありません。それでも図―1に記載した通り、膨大な収入を得ています。どこからと言えば「基本料金」として今も電力各社が支払っています(11)。電力会社そんなお金はないので、(=^・^=)も支払う電気代です。日本原電は(=^・^=)の財布にも寄生する寄生虫?

<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
今月初め怒りたくなるニュースを見ました。日本原電の全額寄付で建設が進められてきた敦賀半島東側(福井県敦賀市)の市道西浦1号線(延長約3キロ)は31日、最大の難所で峠を抜ける手―沓区間の工事が終わり暫定供用が始まりまいた。地元の区長会長は「トンネルにより特に積雪時などは非常に便利になる」と一部供用開始を喜こんんだそうです(12)。発電もせず(=^・^=)の財布から電気代としてお金を巻き上げ、原発が立地する敦賀市(9)に道路を寄付する日本原電っておかしくないですか?。日本原電に再生の見込みがないので一刻も早く破綻処理をすべきです。でも安倍出戻り内閣はなにもしません。
 でもこれって日本の原子力産業全体にいえるかもしれません。関西電力は原子力発電のコストを2010年も、2030年時点の見積もりも1kWh当たり8.9円からとしています(13)。でも安全基準の強化により、原子力発電所は膨大な投資をせまられています(14)。福島第一原発事故の後始末には莫大な費用が必要です(15)。これも原子力の費用です。
 以下に日本の原発の発電量を示します。
日本の原発総発電量は7兆kwh
 ※(16)にて作成
 図―2 日本の発電所の発電量

 合計すると6兆9852億kWhになります。福島第一原発の後始末費用は既に15兆2373億円が確定しているので、1kWh当たりに直すと2.2円です(15兆2373億円÷6兆9852億kWh)。関西電力は原発の発電コストを1kWh当たり8.9円を主張しているので、原発事故の確定費用を上乗せすれば約25%アップです。これだけでも経済合理性が成立するか疑問です。
 原子力関係者には、原発の経済性を的確に評価し提示する責務があると思います。でも関西電力のように原発事故前(2010年)も事故後(2030年)も変わらい様な主張しています。
 原発でもう一つ重要なのは事故を起こした場合に多くの方に重大な影響を与えいることです。福島県の地方紙の福島民友は6月12日の社説で
「本紙の取材に(福島)県幹部は『(福島)県内で風評を払拭(ふっしょく)することが、県外で自信をもって売り込むことにつながる』と話している。」
と論じ(16)、今も多くの福島の方が福島産を正しく恐れ、避けている事実を報じています。福島県内のスーパーのチラシをネットで良く見るのですが、あまり福島産食品を見かけません。福島市ではサクランボの収穫が最盛期を迎えたそうです(18)。
収穫最盛期の福島市のサクランボ
 ※(18)で作成
 図―2 サクランボの収穫最盛期と報じる福島県のローカルTV(FCT)

 福島県は福島産サクランボは「安全」だと主張しています(19)。でも福島市のスーパーのチラシには福島産サクランボはありません。
他県産はあっても福島産サクランボが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―3 福島産サクランボが無い福島県福島市のスーパーのチラシ


 蛇足ですが、当然の結果と思います。(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)財務状況 | 日本原子力発電株式会社
(2)原電について | 日本原子力発電株式会社
(3)「活断層」評価 原電経営、一層厳しく 廃炉支援や海外に活路 産経ニュース-2015/03/25
(4)発電所情報 | 日本原子力発電株式会社
(5)東海第二発電所 | 日本原子力発電株式会社
(6)東海第二発電所 関連審査会合 | 原子力規制委員会
(7)法制度・規制:原子力発電所の取捨選択が進む、2015年7月までに廃炉を判断 - スマートジャパン
(8)原発20年延長可能に 政府方針、40年廃炉に例外  :日本経済新聞
(9)敦賀発電所 - Wikipedia
(10)敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 ピア・レビュー | 原子力規制委員会
(11)日本原電:収益源見えず、廃炉事業も不透明毎日新聞-2015/05/21
(12)日本原電全額寄付の市道一部開通 敦賀半島、原発事故時の避難道路に 原発 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト
(13)エネルギーのベストミックス[関西電力]
(14)原発再稼働、巨額の設備投資が必要  :日本経済新聞
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原総費用15兆2373億確定―でもまだまだ増える―
(16)電気事業60年の統計 - 電力データ | 電気事業連合会中の「0 総括⇒9 発電電力量⇒(1) 10電力会社別・発電電力量(1)10電力会社別」
(17)みんゆうNet -社説・福島民友新聞社-
(18)ニュース|福島中央テレビ
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(20)イトーヨーカドー 福島店
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  1. 2015/06/12(金) 19:45:23|
  2. -
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