福島の地方紙の福島民報が福島第一原発のトリチウムに発信していた(1)。どうも環境への排出を検討しているようです。(=^・^=)なりに総量を計算したら1万兆(1京ベクレル)ありました。大丈夫ですかね?
6月22日の福島民報の1面トップは福島第一原発に保管されたトリチウムについてでした。

※(2)を6月22日に引用
図―1 1面トップで福島第一原発のトリチウムについて伝える福島県の地方紙福島民報(6月22日朝刊)
トリチウムはいわば放射性の水素で福島第一原発では概ね「水」として存在しています。東京電力は飲んでも「安全」だとは主張していますが(3)、食べて安全とは主張していません。トリチウムは水素の1種なので(4)、水だけでなくお米や野菜にも取り込まれる可能性がありますが、この点を捉え「安全性」を疑問視する見方もあります(5)。報道によると汚染水から取り除けない放射性トリチウムを含む水の処分方法を国が検討しているとのことです(1)。どんな方法を検討しているかと言えば
①地層中に注入
②海洋放出
③水蒸気として大気に放出
④セメントで固めて地下に埋める
等です(6)。概ね環境中に放出する方法です。(=^・^=)は心配なので、東京電力が発表している汚染水量(7)と濃度(8)から、福島第一のトリチウムの総量を見積もってみました。そしたら1万兆ベクレルになりました。

※1(7)(8)を集計
※2 半減期は(4)にる。
※3 「京」は兆の1万倍(1万兆)または1×10
16 図―2 福島第一原発汚染水のトリチウム総量
福島第一や第二が原発事故前に出していたトリチウムは1年間で1~2兆ベクレルなので、5000から1万年分です(4)。こんなに沢山のトリチウムを放出して大丈夫ですかね(9)。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(
ブログ図表)を参照ください。福島民報はトリチウムについて
「環境中では水のような物質として存在している。半減期は約12年でベータ線という放射線を出す。同じ放射性物質のヨウ素が甲状腺に集積するのと異なり、トリチウムは特定の臓器に集積することはなく、水と同様に排出される。」と解説し(1)、お米や野菜の栄養素になることは記載していません。なんか「安全」と言えないものを「安全」と強弁している感じです。これでは福島の方は不安だと思います。
福島県南会津町は福島県最大のトマトの産地です(10)。6月に入り福島はトマトのシーズンです(11)(12)(13)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(14)。でも福島県南会津町のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。

※(15)を引用
図―3 福島産トマトが無い福島県南会津町のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
福島第一には循環している汚染水とタンクに入れっぱなしの汚染水があります。循環している汚染水のトリチウム量は濃度×量で計算できます。タンクに入れぱったしの汚染水は、タンクに入れられた時期の濃度×量×半減期による減衰で計算しています。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
【第一原発汚染水】トリチウム処分足踏み 政府来年度に検討会新設 | 東日本大震災 | 福島民報(2)
福島民報(3)
福島第一原子力発電所でのトリチウムについて 平成 ... - 東(4)
三重水素 - Wikipedia(5)
「福島第一原発のトリチウム汚染水」『科学』Vol.83, No.5(2013) (6)
トリチウム水タスクフォース(第12回)(METI/経済産業省)中の「資料1 トリチウム水の処分技術(PDF形式:1,169KB)」
(7)
プレスリリース|東京電力中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について 」
(8)
報道配布資料|東京電力中の「水処理設備の放射能濃度測定結果 」
(9)
めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全?(10)
めげ猫「タマ」の日記 日韓基本条約50年―条約無視の韓国を放置した安倍出戻り総理―(11)
とまと - みらいのベジタブル - JA伊達みらいのホームページ(12)
チェリートマト - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合(13)
日本農業新聞:詳細 | JAしらかわ(白河農業協同組合)(14)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(15)
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- 2015/06/24(水) 19:48:51|
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