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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島原発8m津波で建屋浸水予想 ―でもなにもしなかった―

 「福島県の沖合で巨大地震が発生し東京電力福島第1原発を高さ8メートルの津波が襲った場合、1~4号機の建屋が浸水するとの予測図を1999年に旧国土庁が作成していたことが(6月)24日、分かった」との報道がながれました(1)(2)。これでまた国や東電は最悪の場合には福島第一が津波に耐えられないことを知りながら、なんら対策を取らなかった「無責任」ぶりを明示する証拠が出てきたと思います。
 福島第一原発事故の原因について(=^・^=)は
  ①誰もが予想できない想定外の津波が襲い、事故になった(不可抗力)。
  ②十分に調査すれば津波が想定できたが、東電や国の注意力が不足して事故になった(過失)。
  ③津波が来る可能性を認識していたが、確率が低いと放置した(未必の故意)
のどれかだと思います。これについて(=^・^=)は「未必の故意」だと思っています。たとえば原子力規制委前委員長代理の島崎邦彦氏は(3)、2002年に福島沖の津波想定を実施しています(4)。
brg140919b.gif
※(5)を転載
図―1 「マグニチュード9」を想定した2002年の島崎元委員の資料

 これに対し2007年から東京電力 原子力・立地本部原子力設備管理部長を務めた吉田 昌郎(よしだ まさお)氏は(6)、政府事故調のヒアリングで
 「日本の地震学者、津波学者のだれがあそこにマグニチュード9がくるということを事前に言っていたんですか」
と証言してます(7)(8)。
 島崎邦彦氏は原子力規制委の退任会見で
「実際、あの最初の段階でそれ2002年の時にかなりの圧力が発表にかかったてことは事実ですし、その後、高名な地震学者お二人からご批判を受けましたけれど、そのお一人は(原子力)保安院の方で地震のトップをされている方、もう一人は(原子力)安全委員会でトップをされている方、だけど私、当時はそうゆうに二つでやっていることすら知らなかった。<略>その時、いろんか事を知っていて、もう一寸、社会の仕組みとかそうった事に注意を払っていたならば、あの、あの、津波による2万人近い犠牲者を出す前にもっと声を上げていたに違いないと思います。<略>声を大にすべき時であったにも関わらず、私はまさに人生最大の負け犬ぬなって、しっぽを巻いてそのまま黙ってしまったわけです。」
と述べています(9)(10)。
 また政府事故調のヒアリング記録には、原子力保安院の職員であった小林 勝氏が福島第一原発の津波を危惧したのに、上司から「余計なことは言うな」「関わるとクビに」等と言われてウヤムヤにしたとの証言もあります(7)(11)。
 どう見ても、福島第一原発に巨大津波が襲う可能性を想定しながらこれを放置したか思えません。さらに昨日(6月24日)に、たぶん共同電だと思いますが
 「福島県の沖合で巨大地震が発生し東京電力福島第1原発を高さ8メートルの津波が襲った場合、1~4号機の建屋が浸水するとの予測図を1999年に旧国土庁が作成していたことが(6月)24日、分かった」
との報道がながれました。以下に浸水予想図を示します。
1999年には予測されていた福島第一の浸水
 ※(12)とGoogle Mapで作成
 図―2 国土庁(当時)の1999年の津波浸水予測

 これについて神戸新聞は「 内閣府の担当者は『当時はシミュレーションの精度が粗く、この図をもって原発の被害を予測できるものではない。危険性を知り、詳細分析につなげてもらう意図だった』と話す。」との言い訳を載せていますが(12)、原発事故から10年以上も前の事なので10年以上も放置したことになります。
 福島県の地方紙の福島民報は6月12日の社説で
「(福島原発事故の)IAEA報告書で指摘された原因の一つに津波の問題がある。東電は福島県沖でマグニチュード8.3の地震が発生すれば、最大約15メートルの津波が第一原発に達すると試算していたが対策を取らなかった。原子力安全・保安院も迅速な対応を求めなかった。」
と論じています(13)。
 でも東電は
 「今回の津波を発生させた東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9の巨大地震であり、国内観測史上最大、世界観測史上4番目の規模の地震でした。岩手県沖から茨城県沖に至る南北約500km、東西約200kmにおいて、多数の領域が連動して活動したもので、最大の滑り量は50m以上と言われています。このような地震は、東京電力のみならず内閣府の中央防災会議や文部科学省に設置された地震調査研究推進本部においても検討されていなかったものです。」
と主張しています(14)。


<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 安倍出戻り総理は出戻る前の総理の時に
「今後も原子力の安全確保に万全をつくす」
と言っています(15)。でもなにもしなかったと思います。蛇足ですが安倍出戻り総理が出戻る前に「消えた年金問題」を起こしました(16)。出戻ったあとは(情報が)「漏れた年金問題」を起こしました(17)。
 福島産を避ける行為を「風評被害」と東電や安倍出戻り総理は非難しています(18)(19)。根拠のある福島第一原発の津波被災を正確でないとか言って無視を続け、福島原発事故を引き起こしたのはこの方達です。同じ人が「福島は安全」などと主張しても福島の方は不安になるだけだと思います。
 福島県白河市ではトマトの出荷が始まったそうです(20)。白河のトマトは引き締まったコクのあるそうです(21)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(22)。でも福島県白河市のスーパーのチラシには福島県産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県白河市のスーパーのチラシ
 ※(22)を引用
 図―3 福島産トマトが無い福島県白河市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県白河市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島原発8m津波で建屋浸水予想 | 国内外ニュース | 福島民報
(2)minyu-net ニュース
(3)島崎邦彦 - Wikipedia
(4)予測された日本海溝津波地震 想定されなかった津波被害
(5)めげ猫「タマ」の日記 原子力ムラは津波想定を低くしていた?―島崎委員退任会見―
(6)吉田昌郎 - Wikipedia
(7)政府事故調査委員会ヒアリング記録 - 内閣官房
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は吉田所長の自作自演?
(9)原子力規制委員会 委員退任会見 (平成26年9月18日)
(10)めげ猫「タマ」の日記 原子力ムラは津波想定を低くしていた?―島崎委員退任会見―
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は「未必の故意」?
(12)国は福島原発事故を予測? 99年に津波予測図作成 神戸新聞6月24日
(13)年金記録問題 - Wikipedia
(14)今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした|東京電力
(15)安倍晋三 - Wikipedia
(16)年金記録問題 - Wikipedia
(17)【年金情報流出】「消えた年金」問題再来!? 「漏れた年金」に政権懸念…派遣法改正案・マイナンバー法案に暗雲 - 産経ニュース
(18)PDF]風評被害対策について - 東京電力
(19)首相 風評被害払拭へ全力(2014年5月17日(土)掲載) - Yahoo!ニュース
(20)日本農業新聞:詳細 | JAしらかわ(白河農業協同組合)
(21)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(22)チラシ - ホーム
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  1. 2015/06/25(木) 19:40:44|
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