めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

ヒロシマとフクシマを比べると

今日(8月6日)は原爆の日、広島に原爆が投下されてから70年が経ちました(1)。福島原発事故はチェルノブイリ事故とは比較されるようですが(2)、日本で起こったことで比較したいと思います。すると広島との比較してみたくなります。そこでヒロシマとフクシマを比べてみました。
 表―1 ヒロシマとフクシマの比較
広島と福島の比較

1.被ばく要因
 ヒロシマの被ばく要因はウランの核分裂反応によって生成された放射線のうち地上に到達した中性子線やガンマ線です(1)。原因が核分裂ですので、核分裂が終わったあとはわりと早い時間で消えたそうです(2)。また核分裂ですで広範囲には広がらななかったと思います。
 フクシマの被ばく要因は原発からばら撒かれた放射性物質です(4)。風にのってとばされるので広い範囲が汚染され、核分裂とは違い半減期でしか減らず、セシウム137は30年、ストロンチウム90は29年なので(5)、数十年は影響が残るかも知れません。

2.危険とされた時間
 投下後100時間以内に広島市内にはいった人も被ばく者として認定されるそうですう(6)。広島原爆で原爆投下後100時間を国は危険な時間と認定しているようです。福島ではい事故から4年経っても避難指示がだされたままです。安倍出戻り内閣は原発事故で放射線量が高くなり日中だけ立ち入りが許されている区域について、2017年3月までに避難指示を解除する目標を正式に決めました(6)。事故後6年です。ただし(=^・^=)は不安が残ると思います。また解除時期が決まっていない「避難地域」もあります(7)。ひょっとすると数十年におよぶかもしれませんが、表―1には数年と記載させていただきました。

3.影響範囲
 以下に航空機モニタリングの結果(8)と原爆被災地図を示します(9)。スケールは概ね合わせています。
福島にくらべれば極めて狭い広島の被災域
  ※(8)(9)で作成
 図-1 福島第一原発事故による放射能汚染と原爆被災地図

 福島第一原発事故の影響で、福島第一原発から250km程離れた群馬・長野県境でも放射線量の増加がみられました。そに先の長野、山梨および静岡でも出荷制限されているものがあります(10)。福島第一原発事故の影響は広範囲に広がっています。一方、図―2に示すゆに「原爆被災地図」は点のようえす。

4.被ばく者数
 被爆者健康手帳の所持者はピーク時の1981年3月末で37万2264人です。これを広島・長崎の被爆者とします。福島の被ばく者の定義は難しいですが、国や自治体が健康管理の対象にしている人数とします。福島県は県民健康管理調査を実施していますが、対象は全福島県民です(12)。2011年3月の福島県の人口2,024,401人なのでこれを被ばく者とします(13)。

5.犠牲者数
 広島の原爆犠牲者は37万人だそうです(14)。福島原発事故も犠牲者を計算するのは困難なので、一つの試算としてですが、以下の見積もりをします。
福島県を以下の通りに地位わけします。
汚染が酷い福島県県北地域
 ※1(15)を転載
 ※2 放射線量は2015年7月1日時点
 図―2 福島県の地域分け

以下に各年3-6月の県北地域の死者数を示します。
死者数が9%増えた県北地域
 ※(15)を転載
 図―4 県北地域の死者数の推移(各年3-6月)

  原発事故前年(2010年3-6月) 1,738人
  原発事故5年目(2015年3-6月)1,894人
で9%増で、偶然に起こる確率は0.96%で偶然とは思えません。以下に、偶然に起こる確率の計算結果をしめします。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果(県北地域)
 ※(15)を転載
有意差検定表(県北)

以下に各年3-6月の会津の死者数を示します。
死者数が増えていない会津
 ※(15)を転載
 図―5 会津の死者数の推移(各年3-6月)
  原発事故前年(2010年3-6月) 1,370人
  原発事故5年目(2015年3-6月)1,327人
で少し減っていますが、統計的な差はありません。
 そこで福島県県北地方の方の9%が原発事故の影響で早死にするとします。県北地方の人口は475,184人ですので(6)、9%は42,767 人です。あくまでも一つの試算です。

6.70年後は?
 今の広島市は政令指定都市であり、同県の県庁所在地である。中国・四国地方で第1位の人口を有する市です(17) 
 福島県の人口統計を見ていると20代前半の女性の福島脱出が続いています。
若い女性が逃げていく福島県

図表が小さいとご不満の方はこちら(ブログ図表)を参照ください。
 本文に記載いた通り、同じ被ばくでも福島と広島では状況が違います。福島では長崎・広島では見つからなかった生まれる赤ちゃんの男女の数の逆転(21)や自然死産の増加(22)も見つかっています。それでも福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの高村昇氏は広島・長崎のデータを元に「福島は安全」を主張しつづけ(23)、(=^・^=)の知る限り福島から学ぶ姿勢はなさそうです。これでは福島の方は不安になると思います。
 福島県須賀川市は福島のキュウリの大産地です。今がシーズンです(24)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(25)。でも福島県須賀川市のスーパーのチラシは福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―7 福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ

当然の結果です。(=^・^=)も福島県須賀川市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)広島市への原子爆弾投下 - Wikipedia
(2)チェルノブイリ事故との比較 - Wikipedia
(3)Q&A よくある質問 - 放射線影響研究所
(4)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(5)半減期 - Wikipedia
(6)被爆者健康手帳に関するトピックス:朝日新聞デジタル
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島避難区域は2年後に避難指示解除―大部分で100mSv以上被ばくする―
(8)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「第4次航空機モニタリング (平成23年10月22日~11月5日測定) 平成23年12月16日 」
(9)5.広島市・長崎市
(10)林野庁/きのこや山菜の出荷制限等の状況について
(11)被爆者に関するトピックス:朝日新聞デジタル
(12)県民健康調査について - 福島県ホームページ
(13)広島市 - 死者数について
(14)過去の結果(福島県の推計人口 福島県現住人口調査月報) - 福島県ホームページ
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島県県北地域の死者数は9%、会津は別(対2010年3-6月)
(16)福島県の推計人口(平成27年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(17)限界集落 - Wikipedia
(18)めげ猫「タマ」の日記 祝、福島県148周年!―でも未来は暗い―
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島県甲状線 ―悪性または悪性の疑いが127名―
(20)第3回「県民健康調査」検討委員会(平成23年7月24日開催) - 福島県ホームページ
(21)めげ猫「タマ」の日記 2015年も女の子が多く生まれる福島県川俣町
(22)めげ猫「タマ」の日記 2015年も女の子が多く生まれる福島県川俣町
(23)「放射線・放射性物質Q&A」アーカイブ | 東日本大震災 | 福島民報
(24)栽培関係 ~栽培方法~
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(26)ザ・ビッグ 須賀川店のチラシ・特売情報 [クックパッド] スーパーの情報とレシピで賢く節約!
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  1. 2015/08/06(木) 19:55:49|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

 福島駅前の本屋さんから原発関連の書籍が無くなったそうです。そういう考えの所の心配をするのは必要ないと思います。
自分達がどういう環境や境遇に置かれているのか考えるのを止めてしまう様な、又は忘れようとするような人々を擁護する必要はないと考えます。自分達に起こった事を率直に見つめなければ未来は無いと考えますので。
 逆に自分達が食べないようにしている食品を安く叩かれながら他へ売り歩くなんてのは、完全にエゴではないでしょうか。先ずは自分達で消費し、その残りを他へ持ってくるならば多少は理解できますが。
県庁はこのような行為を止めさせなければいけない立ち場だ、と思いますが如何でしょう?
  1. 2015/08/08(土) 01:36:40 |
  2. URL |
  3. 武尊43 #mWyI0ZzU
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

武尊43様
コメントありがとうございます。下名の考えは以下の通りです。
Q思いますが如何でしょう?
A最近の福島発の発信を見ると、福島原発事故を震災に置き換えるようになっている気がします。たとえば福島民報社のなでしこの準優勝を扱った社説(http://www.minpo.jp/news/detail/2015070723906)は
「4年前の初優勝は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から、わずか4カ月後だった。本紙は一面トップで報じた。同じ面で県産肉牛の出荷問題が扱われていた。震災・原発事故被害の相談窓口、雇用、金融支援、ボランティアなどの生活情報も紙面にあふれていた。」
と震災を上位においています。でも今の福島では震災より原発事故が上位です。福島民友社の今日(8月8日)のHPのトップ(http://www.minyu-net.com/)には11本のニュースが載っていますが、うち5本(福島第一で死人が出た、楢葉町の9月5日の避難指示解除が正式に決まった、会津の酒が風評被害の中でクランプり獲得、安倍の奥さんが内部被ばく検査を視察、漁協がサブドレインを認めた)が福島原発事故関連です。福島は震災より原発事故の影響がはるかにおおきのが現状です。福島の方には原発事故から逃げず向き合って欲しいと思います。それが「安全」で「安心」な未来に繋がると思います。

  1. 2015/08/08(土) 21:09:24 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

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